説明

N末端修飾GLP−1受容体モジュレーター

本発明は、天然GLP−1ペプチドと同様またはより優れた生物活性を有し、したがってGLP活性と関連する疾患または障害の治療または予防に有用な、新規なヒトグルカゴン様ペプチド−1(GLP−1)受容体モジュレーターを提供する。本発明の化合物は、II型糖尿病患者のインスリン分泌を刺激し得るが、他の有益なインスリン分泌反応をも生じ得る化学修飾されたペプチドを含む。これら本発明の合成ペプチドGLP−1受容体モジュレーターは、タンパク質切断に対する安定性の増加を示し、経口または非経口投与のための理想的な治療薬の候補である。本発明のペプチドは、糖尿病の有効性モデルにおいて、望ましい薬物動態的性質および望ましい効力を示す。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
Xaa−Xaa−Xaa−Xaa−Xaa−Xaa−Xaa−Xaa−Xaa−Xaa10−Xaa11
式I
の配列を含む単離ポリペプチドであって、
式中、
Xaaは、ヒスチジンまたはチアゾリルアラニンなどの、イミダゾールまたはチアゾール環を含む天然もしくは非天然アミノ酸であり、前記アミノ酸の炭素原子のいずれかは、水素、または1個もしくは複数のアルキル基、または1個もしくは複数のハロ基によって所望により置換されていてもよく、前記アミノ酸の遊離アミノ基は、ヒドロキシル基またはアルコキシ基によって所望により置換されていてもよく、または水素、アルキル、アシル、ベンゾイル、アルキルオキシカルボニル、メチルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、ヘテロシクリルオキシカルボニル、ヘテロアリールアルキルオキシカルボニル、アルキルカルバモイル、アリールカルバモイル、アラルキルカルバモイル、ヘテロシクリルスルホニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アリールアルキルスルホニル、ヘテロアリールアルキルスルホニルもしくはヘテロアリールスルホニルによって所望により置換されていてもよく、ここで
Xaaが、ヒスチジンまたはチアゾリルアラニンの脱アミノ酸(炭素原子のいずれかは、アルキル、ハロ、またはヒドロキシル基によって所望により置換されていてもよい)であるように、Xaaのアミノ基は所望により存在していなくてもよく;
Xaaは、α−アミノ−イソ酪酸(Aib)、(L)−アラニン、(D)−アラニン、N−メチル−L−アラニン、N−メチル−D−アラニン、(L)−プロリン、(S)−α−メチル−プロリン[α−Me−Pro]、(L)−アゼチジン(Azt)、(S)−α−メチル−アゼチジン(α−Me−Azt)、(L)−バリン、および(R)−または(S)−イソバリンからなる群から選択される天然もしくは非天然アミノ酸であり、ここで前記アミノ酸の炭素原子は、1個もしくは複数のアルキル基またはハロ基によって所望により置換されていてもよく;
Xaaは、カルボン酸を含むアミノ酸側鎖を含有する天然もしくは非天然アミノ酸、例えばアスパラギン酸またはグルタミン酸であり、ここで前記アミノ酸の炭素原子のいずれかは、1個もしくは複数のアルキル基またはハロ基によって所望により置換されていてもよく;
Xaaは、グリシンであり;
Xaaは、(L)−スレオニン、(L)−アロ−スレオニン、(L)−セリン、(L)−ノルバリン、(L)−ノルロイシンからなる群から選択される天然もしくは非天然アミノ酸であり、ここで前記アミノ酸の炭素原子のいずれかは、1個もしくは複数のアルキル基またはハロ基によって所望により置換されていてもよく;
Xaaは、二置換されたα炭素を含む天然もしくは非天然アミノ酸であり、前記アミノ酸側鎖の1つは、芳香族環または芳香族複素環であり、例えばα−メチル−フェニルアラニン、α−メチル−2−フルオロフェニルアラニン、およびα−メチル−2,6−ジフルオロフェニルアラニンであり、ここで
前記アミノ酸の炭素原子のいずれかは、1個もしくは複数のアルキル基によって所望により置換されていてもよく、および前記アミノ酸の炭素原子のいずれかは、1個もしくは複数のハロ基によって所望により置換されていてもよく;
Xaaは、ヒドロキシル基によって置換されているアミノ酸側鎖を含む天然もしくは非天然アミノ酸、例えばL−スレオニンまたはL−アロ−スレオニンであり、ここで前記アミノ酸の炭素原子のいずれかは、1個もしくは複数のアルキルまたはハロ基によって所望により置換されていてもよく;
Xaaは、L−セリン、L−ヒスチジンおよびL−アスパラギンからなる群から選択される天然もしくは非天然アミノ酸であり、ここで前記アミノ酸の炭素原子の1個もしくは複数は、1個もしくは複数のアルキル基またはハロ基によって所望により置換されていてもよく;
Xaaは、カルボン酸を含むアミノ酸側鎖を含有する天然もしくは非天然アミノ酸、例えばL−アスパラギン酸またはL−グルタミン酸であり、ここで前記アミノ酸の炭素原子の1個もしくは複数は、1個もしくは複数のアルキルまたはハロ基によって所望により置換されていてもよく;
Xaa10は、式II、III、またはIV:
【化1】

の天然もしくは非天然アミノ酸であり;
上式中、R、RおよびRは、水素、アルキル、メチル、エチル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロゲン、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、シアノ、アミノ、アミノアルキル、カルボキシル、カルボキシアルキル、アルコキシ、メトキシ、アリールオキシ、カルボキサミド、置換カルボキサミド、アルキルエステル、アリールエステル、アルキルスルホニル、およびアリールスルホニルからなる群からそれぞれ選択され;
そして
、X、X、X、およびXは、それぞれCまたはN(ただし、X、X、X、X、およびXの少なくとも1個は、Nである)であり;
Xaa11は、式IIa、IIIa、またはIVa:
【化2】

の天然もしくは非天然アミノ酸であり;
上式中、前記アミノ酸のC末端カルボニル炭素は窒素に結合して、カルボキサミド(NH)、アルキルカルボキサミド(NHR)、またはジアルキルカルボキサミド(NR)を形成し;
およびRのそれぞれは、アルキルまたはアリールアルキル基であり;
3a、R4aおよびR6aは、水素、アルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロゲン、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、シアノ、アミノ、アミノアルキル、カルボキシル、カルボキシアルキル、アルコキシ、メトキシ、アリールオキシ、カルボキサミド、置換カルボキサミド、アルキルエステル、アリールエステル、アルキルスルホニル、およびアリールスルホニルからなる群からそれぞれ選択され;
は、水素、メチル、およびエチルからなる群から選択され;
、X、X、X、およびXは、それぞれCまたはN(ただし、X、X、X、X、およびXの少なくとも1個は、Nである)であり;そして
Xaa10が、式IIのアミノ酸である場合は、Xaa11は、式IIaのアミノ酸ではない、
単離ポリペプチド。
【請求項2】
Xaa10は、式IIの天然もしくは非天然アミノ酸である、請求項1に記載の単離ポリペプチド。
【請求項3】
Xaa10は、式IIIの天然もしくは非天然アミノ酸である、請求項1に記載の単離ポリペプチド。
【請求項4】
Xaa11は、式IVaの天然もしくは非天然アミノ酸である、請求項1に記載の単離ポリペプチド。
【請求項5】
前記Xaaは、L−His、D−His、L−N−メチル−His、D−N−メチル−His、L−4−チアゾリルAla、D−4−チアゾリルAla、デス−アミノ−His、デス−アミノ−チアゾリルAla、3−(1H−イミダゾール−4−イル)−2−メチルプロパノイル、(S)−3−(1H−イミダゾール−4−イル)−2−ヒドロキシプロパノイル(L−β−イミダゾールラクチル)からなる群から選択され、そして
末端アミノ基が存在する場合は、前記末端アミノ基は、水素、アルキル、ジアルキル、アシル、ベンゾイル、アルキルオキシカルボニル、メチルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、ヘテロシクリルオキシカルボニル、ヘテロアリールアルキルオキシカルボニル、アルキルカルバモイル、アリールカルバモイル、アラルキルカルバモイル、ヘテロシクリルスルホニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アリールアルキルスルホニル、ヘテロアリールアルキルスルホニルまたはヘテロアリールスルホニルによって所望により置換されていてもよい、請求項1に記載の単離ポリペプチド。
【請求項6】
前記Xaaは、L−Ala、D−Ala、N−メチル−L−Ala、N−メチル−D−Ala、L−Pro、(S)−α−メチル−L−Pro(α−Me−Pro)、(L)−アゼチジン(Azt)、(S)−α−メチル−アゼチジン(α−Me−Azt)およびα−アミノイソ酪酸(Aib)からなる群から選択される、請求項1に記載の単離ポリペプチド。
【請求項7】
前記Xaaは、L−Glu、L−Asp、およびL−Glaからなる群から選択される、請求項1に記載の単離ポリペプチド。
【請求項8】
前記XaaはGlyである、請求項1に記載の単離ポリペプチド。
【請求項9】
前記Xaaは、L−Thr、L−NIe、L−Nva、L−AocおよびL−アロ−Thrからなる群から選択される、請求項1に記載の単離ポリペプチド。
【請求項10】
前記Xaaは、L−α−Me−Phe、L−α−Et−Phe、L−α−Me−2−フルオロ−Phe、L−α−Me−3−フルオロ−Phe、L−α−Me−2,3−ジ−フルオロ−Phe、L−α−Me−2,6−ジ−フルオロ−Phe、およびL−α−Me−Phe(ペンタ−フルオロ)からなる群から選択される、請求項1に記載の単離ポリペプチド。
【請求項11】
前記Xaaは、L−ThrまたはL−アロ−スレオニンである、請求項1に記載の単離ポリペプチド。
【請求項12】
前記Xaaは、L−Ser、L−His、およびL−Asnからなる群から選択される、請求項1に記載の単離ポリペプチド。
【請求項13】
前記Xaaは、L−Aspである、請求項1に記載の単離ポリペプチド。
【請求項14】
Xaa10は、式VI:
【化3】

(式中、Rは、アルキルおよびハロゲンからなる群から選択され、そして
は、ヒドロキシルおよびメトキシからなる群から選択される)
によってさらに定義される、式IIの天然もしくは非天然アミノ酸である、
請求項1に記載の単離ポリペプチド。
【請求項15】
式IIの前記天然もしくは非天然アミノ酸は、4−[(4’−メトキシ−2’−エチル)−フェニル]フェニルアラニン、4−[(4’−エトキシ−2’−エチル)フェニル]フェニルアラニン、4−[(4’−メトキシ−2’−メチル)フェニル]フェニルアラニン、4−[(4’−エトキシ−2’−メチル)フェニル]フェニルアラニン、4−(2’−エチルフェニル)フェニルアラニン、4−(2’−メチルフェニル)フェニルアラニン、4−[(3’,5’−ジメチル)フェニル]フェニルアラニン、4−[(3’,4’−ジメトキシ)フェニル]フェニルアラニン、および4−[(2’−エチル−4’−ヒドロキシ)−フェニル]フェニルアラニンからなる群から選択される、請求項2に記載の単離ポリペプチド。
【請求項16】
Xaa11は、式VIa:
【化4】

(式中、R3aは、メチル、エチルおよびフルオロからなる群から選択され、そして
は、水素およびメチルからなる群から選択される)
によってさらに定義される、式IVaの天然もしくは非天然アミノ酸である、
請求項1に記載の単離ポリペプチド。
【請求項17】
Xaa11は、式VIIa:
【化5】

(式中、R3aは、メトキシであり、そして
は、水素およびメチルからなる群から選択される)
によってさらに定義される、式IVaの天然もしくは非天然アミノ酸である、
請求項1に記載の単離ポリペプチド。
【請求項18】
式IIIの前記天然もしくは非天然アミノ酸は、4−[2’−(4’−メトキシ−6’−エチル)ピリジル]フェニルアラニン、4−[2’−(4’−メトキシ−6’−メチル)ピリジル]−4−フェニルアラニン、4−[2’−(6’−エチル)ピリジル]フェニルアラニン、4−[2’−(6’−メチル)ピリジル]フェニルアラニン、4−[2’−(3’,5’−ジメチル)ピリジル]フェニルアラニン、4−[2’−(4’−メトキシ−6’−エチル)ピリジル]フェニルアラニン、4−[3’−(4’−メトキシ−6’−メチル)ピリジル]フェニルアラニン、4−[3’−(2’−エチル)ピリジル]フェニルアラニン、および4−[3’(6’−メチル)ピリジル)フェニルアラニンからなる群から選択される、請求項3に記載の単離ポリペプチド。
【請求項19】
前記Xaa10は、前記式IVの天然もしくは非天然アミノ酸である、請求項1に記載の単離ポリペプチド。
【請求項20】
式IVの前記天然もしくは非天然アミノ酸は、4−[(4’−メトキシ−2’−エチル)フェニル]−3−ピリジルアラニン、4−[(4’−メトキシ−2’−メチル)フェニル]−3−ピリジルアラニン、4−(2’−エチルフェニル)−3−ピリジルアラニン、4−(2’−メチルフェニル)−3−ピリジルアラニン、4−[(3’,5’−ジメチル)フェニル]−3−ピリジルアラニンおよび4−[(2’−エチル−4’−ヒドロキシ)フェニル]−3−ピリジルアラニンからなる群から選択される、請求項19に記載の単離ポリペプチド。
【請求項21】
前記Xaa11は、前記式IIaの天然もしくは非天然アミノ酸である、請求項1に記載の単離ポリペプチド。
【請求項22】
式IIaの前記天然もしくは非天然アミノ酸は、4−(2’−メチルフェニル)フェニルアラニン、4−(2’−フルオロフェニル)フェニルアラニン、4−(2’−クロロフェニル)フェニルアラニン、4−[(3’,4’−ジメトキシ)フェニル]フェニルアラニン、および4−[(3’,5’−ジメチル)フェニル]フェニルアラニンからなる群から選択され、ここで、
前記アミノ酸のC末端カルボニル炭素は窒素に結合して、カルボキサミド(NH)、アルキルカルボキサミド(NHR)またはジアルキルカルボキサミド(NR)(式中、RおよびRのそれぞれは、アルキルまたはアリールアルキル基である)を形成し、
は、水素およびメチルからなる群から選択される、
請求項21に記載の単離ポリペプチド。
【請求項23】
前記Xaa11は、前記式IIIaの天然もしくは非天然アミノ酸である、請求項1に記載の単離ポリペプチド。
【請求項24】
式IIIaの前記天然もしくは非天然アミノ酸は、4−[(6’−メチル)−2’−ピリジル]フェニルアラニン、4−[(6’−メチル)−3’−ピリジル]フェニルアラニン、4−[(6’−エチル)−2’−ピリジル)]フェニルアラニン、および4−[(6’−エチル)−3’−ピリジル)]フェニルアラニンからなる群から選択され、そして
前記アミノ酸のC末端カルボニル炭素は窒素に結合して、カルボキサミド(NH)、アルキルカルボキサミド(NHR)またはジアルキルカルボキサミド(NR)(式中、RおよびRのそれぞれは、アルキルまたはアリールアルキル基である)を形成し、
は、水素およびメチルからなる群から選択される、
請求項23に記載の単離ポリペプチド。
【請求項25】
式IVaの前記天然もしくは非天然アミノ酸は、4−(2’−メチルフェニル)−3−ピリジルアラニン、4−(2’−フルオロフェニル)−3−ピリジルアラニン、4−[(3’,5’−ジメチル)フェニル]−3−ピリジルアラニン、4−(4’−トリフルオロメチルフェニル)−3−ピリジルアラニン、および4−(2’−エチルフェニル)−3−ピリジルアラニンからなる群から選択される、請求項4に記載の単離ポリペプチド。
【請求項26】
Xaaは、L−His、D−His、L−N−メチル−His、D−N−メチル−His、L−α−メチル−His、D−α−メチル−His、L−4−チアゾリルアラニン、D−4−チアゾリルアラニン、デス−アミノ−His、デス−アミノ−チアゾリルアラニン、3−(1H−イミダゾール−4−イル)−2−メチルプロパノイル、(S)−3−(1H−イミダゾール−4−イル)−2−ヒドロキシプロパノイル(L−β−イミダゾールラクチル)および、(R)および(S)−3−(1H−イミダゾール−4−イル)−2−メトキシプロパノイルからなる群から選択されるアミノ酸であり、
末端アミノ基が存在する場合は、前記末端アミノ基は、水素、アルキル、アシル、ベンゾイル、アルキルオキシカルボニル(例えば、メチルオキシカルボニル)、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、ヘテロシクリルオキシカルボニル、ヘテロアリールアルキルオキシカルボニル、アルキルカルバモイル、アリールカルバモイル、アラルキルカルバモイル、ヘテロシクリルスルホニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アリールアルキルスルホニル、ヘテロアリールアルキルスルホニルまたはヘテロアリールスルホニルによって所望により置換されていてもよく;
Xaaは、L−Ala、D−Ala、N−メチル−L−Ala、N−メチル−D−Ala、L−Pro、(S)−α−メチル−プロリン[α−Me−Pro]、(L)−アゼチジン(Azt)、(S)−α−メチル−アゼチジン(α−Me−Azt)、およびアミノイソ酪酸(Aib)からなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xaaは、L−Glu、L−Asp、およびL−Glaからなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xaaは、Glyからなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xaaは、L−Thr、L−NIe、L−Nva、L−AocおよびL−アロ−Thrからなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xaaは、L−α−Me−Phe、L−α−Et−Phe、L−α−Me−2−フルオロ−Phe、L−α−Me−3−フルオロ−Phe、L−α−Me−2,3−ジ−フルオロ−Phe、L−α−Me−2,6−ジ−フルオロ−Phe、およびL−α−Me−Phe(ペンタ−フルオロ)からなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xaaは、L−ThrおよびL−アロ−スレオニンからなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xaaは、L−Ser、L−His、およびL−Asnからなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xaaは、L−Aspであり;
Xaa10は、式II、III、およびIVのアミノ酸からなる群から選択される天然もしくは非天然アミノ酸であり;
式IIは、4−[(4’−メトキシ−2’−エチル)フェニル]フェニルアラニン、4−[(2’−エチル−4’−ヒドロキシ)フェニル]フェニルアラニン、4−[(4’−エトキシ−2’−エチル)フェニル]フェニルアラニン、4−[(4’−メトキシ−2’−メチル)フェニル]フェニルアラニン、4−[(4’−エトキシ−2’−メチル)フェニル]フェニルアラニン、4−(2’−エチルフェニル)フェニルアラニン、4−(2’−メチルフェニル)フェニルアラニン、4−[(3’,5’−ジメチル)フェニル]フェニルアラニンおよび4−[(3’,4’−ジメトキシ)フェニル]フェニルアラニンからなる群から選択されるアミノ酸であり;
式IIIは、4−[2’−(4’−メトキシ−6’−エチル)ピリジル]フェニルアラニン、4−[2’−(4’−メトキシ−6’−メチル)ピリジル]−4−フェニルアラニン、4−[2’−(6’−エチル)ピリジル]フェニルアラニン、4−[2’−(6’−メチル)ピリジル]フェニルアラニン、4−[2’−(3’,5’−ジメチル)ピリジル]フェニルアラニン、4−[2’−(4’−メトキシ−6’−エチル)ピリジル]フェニルアラニン、4−[3’−(4’−メトキシ−6’−メチル)ピリジル]フェニルアラニン、4−[3’−(2’−エチル)ピリジル]フェニルアラニン、および4−[3’−(6’−メチル)ピリジル)フェニルアラニンからなる群から選択されるアミノ酸であり;
式IVは、4−[(4’−メトキシ−2’−エチル)フェニル]−3−ピリジルアラニン、4−[(4’−メトキシ−2’−メチル)フェニル]−3−ピリジルアラニン、4−(2’−エチルフェニル)−3−ピリジルアラニン、4−(2’−メチルフェニル)−3−ピリジルアラニン、および4−[(3’,5’−ジメチル)フェニル]−3−ピリジルアラニンからなる群から選択されるアミノ酸であり;ならびに、
Xaa11は、式IIa、IIIa、およびIVaのアミノ酸からなる群から選択される天然もしくは非天然アミノ酸であり;
式IIaは、4’−(2−メチルフェニル)フェニルアラニン、4’−(2’−フルオロフェニル)フェニルアラニン、および4−[(3’,5’−ジメチル)フェニル]フェニルアラニンからなる群から選択されるアミノ酸であり;
式IIIaは、4−(6’−メチル−2’−ピリジル)フェニルアラニン、4−(6’−メチル−2’−ピリジル)フェニルアラニン、4−(6’−エチル−2’−ピリジル)フェニルアラニン、および4−(6’−エチル−3’−ピリジル)フェニルアラニンからなる群から選択されるアミノ酸であり;
式IVaは、4−(2’−メチルフェニル)−3−ピリジルアラニン、4−(2’−フルオロフェニル−3−ピリジルアラニン、4−[(3’,5’−ジメチル)フェニル]−3−ピリジルアラニン、4−(4’−トリフルオロメチルフェニル)−3−ピリジルアラニン、および4−(2’−エチルフェニル)−3−ピリジルアラニンからなる群から選択されるアミノ酸であり;
前記C末端カルボニル炭素は窒素に結合して、カルボキサミド(NH)、アルキルカルボキサミド(NHR)、またはジアルキルカルボキサミド(NR)(式中、RおよびRのそれぞれは、アルキルまたはアリールアルキル基である)を形成し、
は、水素およびメチルからなる群から選択され、そして
Xaa10が式IIのアミノ酸である場合は、Xaa11は式IIaのアミノ酸ではない、
請求項1に記載の単離ポリペプチド。
【請求項27】
以下の群
【表1】

【表2】

【表3】

【表4】

【表5】

からなる群から選択される、請求項1に記載の単離ポリペプチド。
【請求項28】
以下の群:
【表6】

【表7】

からなる群から選択される、単離ポリペプチド。
【請求項29】
該単離ポリペプチドは、式:
【化6】

を含む、単離ポリペプチド。
【請求項30】
式Iの単離ポリペプチドまたは配列番号1〜157および159〜179のペプチドのいずれかを含むポリペプチド、ならびに医薬的に許容される担体を含む、医薬組成物。
【請求項31】
式Iの単離ポリペプチドまたは配列番号1〜157および159〜179のペプチドのいずれかを含むポリペプチド、ならびに糖尿病薬、抗肥満薬、降圧剤、抗アテローム硬化剤および脂質低下剤からなる群から選択される少なくとも1種類の治療剤を含む、医薬的な組合せ。
【請求項32】
前記糖尿病薬は、ビグアナイド、スルホニル尿素、グルコシダーゼ阻害剤、PPARγアゴニスト、PPARα/γデュアルアゴニスト、aP2阻害剤、DPP4阻害剤、インスリン増感剤、グルカゴン様ペプチド−l(GLP−l)、インスリン、SGLT−2阻害剤、GPR119モジュレーター、およびメグリチニドからなる群から選択される少なくとも1種類の薬物である、請求項31に記載の組合せ。
【請求項33】
前記糖尿病薬は、メトホルミン、グリブリド、グリメピリド、グリピリド、グリピジド、クロルプロパミド、グリクラジド、アカルボース、ミグリトール、ピオグリタゾン、トログリタゾン、ロシグリタゾン、インスリン、ファルグリタザル、イサグリタゾン、レグリタザル、バラグリタゾン、CAS RN:335149−08−1、(Z)−1,4−ビス{4−[(3,5−ジオキソ−1,2,4−オキサジアゾリジン−2−イル)メチル]フェノキシ}ブタ−2−エン、リボグリタゾン、ラファエグロン、レパグリニド、ナテグリニド、(S)−2−ベンジル−4−オキソ−4−(シス−ペルヒドロイソインドール−2−イル)酪酸カルシウム塩、テサグリタザール、L−フェニルアラニン、N−[(1Z)−1−メチル−3−オキソ−3−フェニル−1−プロペニル]−4−[3−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)プロピル]、ベンズアミド、5−[(2,4−ジオキソ−5−チアゾリジニル)メチル]−2−メトキシ−N−[[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]、エキセナチド、8−37−グルカゴン様ペプチドI(ヒト)、N−[3−(1H−イミダゾール−4−イル)−1−オキソプロピル]−26−L−アルギニン−34−[N6−(1−オキソオクチル)−L−リシン]、8−36−グルカゴン関連ペプチド1(オクトドン デグー)、N−[3−(1H−イミダゾール−4−イル)−1−オキソプロピル]−26−L−アルギニン−34−[N6−(1−オキソオクチル)−L−リシン]−36a、およびビルダグリプチンからなる群から選択される少なくとも1種類の薬物である、請求項32に記載の組合せ。
【請求項34】
前記抗肥満薬は、CB−1アンタゴニストもしくはインバースアゴニスト、Y2受容体アゴニスト、Y4受容体アゴニスト、ベータ3アドレナリンアゴニスト、リパーゼ阻害剤、セロトニン再取り込み阻害剤、ドーパミン再取り込み阻害剤、セロトニンおよびドーパミン再取り込み阻害剤、甲状腺受容体β化合物、ならびに食欲抑制剤からなる群から選択される少なくとも1種類の薬物である、請求項31に記載の組合せ。
【請求項35】
前記抗肥満薬は、リモナバン、MK−0364、SLV−319、オルリスタット、セチリスタット、ラファブレゴン、ベンゼンスルホンアミド、N−[4−[2−[[(2S)−3−[(6−アミノ−3−ピリジニル)オキシ]−2−ヒドロキシプロピル]アミノ]エチル]フェニル]−4−(1−メチルエチル)、ベンゼンスルホンアミド、N−[4−[2−[[3−[(6−アミノ−3−ピリジニル)オキシ]−2−ヒドロキシプロピル]アミノ]エチル]フェニル]−4−(1−メチルエチル)−(S)CAS RN:335149−25−2、シブトラミン、トピラマート、アキソキン、デキサンフェタミン、フェンテルミン、フェニルプロパノールアミンおよびマジンドールからなる群から選択される少なくとも1種類の薬物である、請求項34に記載の組合せ。
【請求項36】
前記脂質低下薬は、MTP阻害剤、コレステロールエステル転送タンパク、HMG CoA還元酵素阻害剤、スクアレンシンテターゼ阻害剤、フィブル酸誘導体、LDL受容体活性のアップレギュレーター、リポキシゲナーゼ阻害剤、またはACAT阻害剤からなる群から選択される少なくとも1種類の薬物である、請求項31に記載の組合せ。
【請求項37】
前記脂質低下薬は、プラバスタチン、ロバスタチン、シンバスタチン、アトルバスタチン、セリバスタチン、フルバスタチン、ニスバスタチン、ビサスタチン、フェノフィブラート、ゲンフィブロジル、クロフィブラート、アバシミブ、アセトアミド、N−[2,6−ビス(1−メチルエチル)フェニル]−2−(テトラデシルチオ)−、1(3H)−イソベンゾフラノン、3−(13−ヒドロキシ−10−オキソテトラデシル)−5,7−ジメトキシ、トルセトラピブ、および/または(3α、4α、5α)−4−(2−プロペニルコレスタン−3−オール)からなる群から選択される少なくとも1種類の薬物である、請求項36に記載の組合せ。
【請求項38】
治療を必要としている哺乳動物に式Iの単離ポリペプチドまたは配列番号1〜179のペプチドのいずれかを含むペプチドの治療有効量を投与することを含む、糖尿病、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症、創傷治癒、インスリン抵抗性、高血糖症、高インスリン血症、X症候群、糖尿病性合併症、遊離脂肪酸もしくはグリセロールの血中濃度上昇、高脂血症、肥満症、高トリグリセリド血症、アテローム性動脈硬化症または高血圧の進行もしくは発症を治療しまたは遅延させるための方法。
【請求項39】
糖尿病薬、抗肥満薬、降圧剤、抗アテローム硬化剤および脂質低下剤からなる群から選択される、1種もしくは複数の治療剤の治療有効量を、同時にまたは順次に投与することをさらに含む、請求項38に記載の治療または遅延させるための方法。
【請求項40】
抗糖尿病薬は、ビグアニド、スルホニル尿素、グルコシダーゼ阻害剤、PPARγアゴニスト、PPARα/γ二重アゴニスト、aP2阻害剤、DPP4阻害剤、インスリン感受性改善薬、グルカゴン様ペプチド(GLP−l)、インスリン、SGLT−2阻害剤、GPR119モジュレーター、およびメグリチナイドからなる群から選ばれる少なくとも1つの薬物であり、該抗糖尿病薬は更にメトホルミン、グリブリド、グリメピリド、グリピリド、グリピジド、クロルプロパミド、グリクラジド、アカルボース、ミグリトール、ピオグリタゾン、トログリタゾン、ロシグリタゾン、インスリン、ファルグリタザル、イサグリタゾン、レグリタザル、バラグリタゾン、CAS RN:335149-08-1、(Z)−1,4−ビス{4−[(3,5−ジオキソ−1,2,4−オキサジアゾリジン−2−イル)メチル]フェノキシ}ブタ−2−エン、リボグリタゾン、ラファエグロン、レパグリニド、ナテグリニド、(S)−2−ベンジル−4−オキソ−4−(シス−ペルヒドロイソインドール−2−イル)酪酸カルシウム塩、テサグリタザル、L−フェニルアラニン、N−[(1Z)−1−メチル−3−オキソ−3−フェニル−1−プロピル]−4−[3−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)プロピル]、ベンズアミド、5−[(2,4−ジオキソ−5−チアゾリジニル)メチル]−2−メトキシ−N−[[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]、エキセナチド、8−37−グルカゴン様ペプチドI(ヒト)、N−[3−(1H−イミダゾール−4−イル)−1−オキソプロピル]−26−L−アルギニン−34−[N6−(1−オキソオクチル)−L−リシン]、8−36−グルカゴン関連ペプチド1(オクトドンデグー)、N−[3−(1H−イミダゾール−4−イル)−1−オキソプロピル]−26−L−アルギニン−34−[N6−(1−オキソオクチル)−L−リシン]−36a、およびビルダグリプチンからなる群から選ばれる少なくとも1つの薬物として定義され;
抗肥満薬は、CB−1アンタゴニストまたはインバースアゴニスト、Y2受容体アゴニスト、Y4受容体アゴニスト、ベータ3アドレナリン作動性アゴニスト、リパーゼ阻害剤、セロトニン再取り込み阻害剤、ドーパミン再取り込み阻害剤、セロトニンおよびドーパミン再取り込み阻害剤、甲状腺受容体ベータ化合物、および食欲低下薬からなる群から選ばれる少なくとも1つの薬物であり、該抗肥満薬は更にリモナバント、MK−0364、SLV−319、オルリスタット、セチリスタット、ラファブレゴン、ベンゼンスルホンアミド、N−[4−[2−[[(2S)−3−[(6−アミノ−3−ピリジニル)オキシ]−2−ヒドロキシプロピル]アミノ]エチル]フェニル]−4−(1−メチルエチル)、ベンゼンスルホンアミド、N−[4−[2−[[3−[(6−アミノ−3−ピリジニル)オキシ]−2−ヒドロキシプロピル]アミノ]エチル]フェニル]−4−(1−メチルエチル)−(S) CAS RN:335149-25-2、シブトラミン、トピラメート、アクソカイン、デキサンフェタミン、フェンテルミン、フェニルプロパノールアミンおよびマジンドールからなる群から選ばれる少なくとも1つの薬物として定義され;
脂質低下薬は、MTP阻害剤、コレステリルエステル転送タンパク質、HMG−CoA還元酵素阻害剤、スクアレン合成酵素阻害剤、フィブリン酸誘導体、LDL受容体活性の上昇調節薬、リポキシゲナーゼ阻害剤、およびACAT阻害剤からなる群から選ばれる少なくとも1つの薬物であり、該脂質低下薬は更に、プラバスタチン、ロバスタチン、シンバスタチン、アトルバスタチン、セリバスタチン、フルバスタチン、ニスバスタチン、ビサスタチン、フェノフィブラート、ゲムフィブロジル、クロフィブラート、アバシマイブ、アセトアミド、N−[2,6−ビス(1−メチルエチル)フェニル]−2−(テトラデシルチオ)−,1(3H)−イソベンゾフラノン、3−(13−ヒドロキシ−10−オキソテトラデシル)−5,7−ジメトキシ,トルセトラピブおよび(3アルファ,4アルファ,5アルファ)−4−(2−プロピルコレスタン−3−オール)からなる群から選ばれる少なくとも1つの薬物として定義される、
請求項39記載の方法。
【請求項41】
下記の構造式:
【化7】

(式中、Pは、水素またはフルオレニルメチルオキシカルボニル(Fmoc)またはt−ブチルオキシカルボニル(t−Boc)であり、R3aは、メチル、エチルおよびフルオロからなる群から選択され、Rは、水素およびメチルからなる群から選択される)
を含む、化合物。
【請求項42】
下記の構造式:
【化8】

(式中、Pは、水素またはフルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)またはt−ブチルオキシカルボニル(t−Boc)であり、R3aは、メトキシであり、Rは、水素およびメチルからなる群から選択される)
を含む、化合物。
【請求項43】
XaaはL−ヒスチジンであり、およびXaaのアミノ基は置換されておらず;
Xaaは、下記の式:
【化9】

からなる群から選択され;
Xaaは、L−グルタミン酸またはL−ヒスチジンであり;
Xaaは、グリシンであり;
Xaaは、L−スレオニンであり;
Xaaは、下記の式:
【化10】

からなる群から選択され;
Xaaは、L−スレオニンであり;
Xaaは、下記の式:
【化11】

からなる群から選択され;
Xaaは、L−アスパラギン酸であり;
Xaa10は、式IIの天然もしくは非天然アミノ酸であり、式IIの前記天然もしくは非天然アミノ酸は、下記の式:
【化12】

からなる群から選択され;
Xaa11は、式IVaの天然もしくは非天然アミノ酸であり、式IVaの前記天然もしくは非天然アミノ酸は、下記の式:
【化13】

からなる群から選択され;そして、
およびRは、水素およびメチルからなる群から選択される、
請求項1に記載の単離ポリペプチド。
【請求項44】
Xaaは、下記の群:
【化14】

から選択され;
Xaaは、下記の群:
【化15】

から選択され;
Xaaは、L−グルタミン酸またはL−ヒスチジンであり;
Xaaはグリシンであり;
XaaはL−スレオニンであり;
Xaaは、下記の群:
【化16】

から選択され;
Xaaは、L−スレオニンであり;
Xaaは、下記の群:
【化17】

から選択され;
Xaaは、L−アスパラギン酸であり;
Xaa10は、式IIの天然もしくは非天然アミノ酸であり、式IIの前記天然もしくは非天然アミノ酸は、下記の群:
【化18】

から選択され;
Xaa11は、式IVaの天然もしくは非天然アミノ酸であり、式IVaの前記天然もしくは非天然アミノ酸は、下記の群:
【化19】

から選択され;
およびRは、水素およびメチルからなる群から選択される、
請求項1に記載の単離ポリペプチド。
【請求項45】
Xaaは、
【化20】

であり;
は、
【化21】

からなる群から選択され;
Xaaは、
【化22】

からなる群から選択され;
Xaaは、L−グルタミン酸またはL−ヒスチジンであり;
Xaaは、グリシンであり;
Xaaは、L−スレオニンであり;
Xaaは、
【化23】

からなる群から選択され;
Xaaは、L−スレオニンであり;
Xaaは、
【化24】

からなる群から選択され;
Xaaは、L−アスパラギン酸であり、
Xaa10は、式IIの天然もしくは非天然アミノ酸であり、式IIの前記天然もしくは非天然アミノ酸は、
【化25】

からなる群から選択され;
Xaa11は、式IVaの天然もしくは非天然アミノ酸であり、式IVaの前記天然もしくは非天然アミノ酸は、
【化26】

からなる群から選択され;そして、
およびRは、水素およびメチルからなる群から選択される、
請求項1に記載の単離ポリペプチド。
【請求項46】
Xaaは、
【化27】

(式中、Rは、水素およびメチルからなる群から選択される)
であり;
Xaaは、
【化28】

からなる群
から選択され;
Xaaは、L−グルタミン酸またはL−ヒスチジンであり;
Xaaは、グリシンであり;
Xaaは、L−スレオニンであり;
Xaaは、
【化29】

からなる群から選択され;
Xaaは、L−スレオニンであり;
Xaaは、
【化30】

からなる群から選択され;
Xaaは、L−アスパラギン酸であり;
Xaa10は、式IIの天然もしくは非天然アミノ酸であり、式IIの前記天然もしくは非天然アミノ酸は、下記の群:
【化31】

から選択され;
Xaa11は、式IVaの天然もしくは非天然アミノ酸であり、式IVaの前記天然もしくは非天然アミノ酸は、下記の群:
【化32】

から選択され;そして、
およびRは、水素およびメチルからなる群から選択される、
請求項1に記載の単離ポリペプチド。
【請求項47】
配列Thr−Ser−Asp−Bip(2−Et−4−OH)−ピリジルアラニン(配列番号:177)を含有するポリペプチドであって、GLP−1受容体と結合しそして活性化する、該ポリペプチド。
【請求項48】
該ポリペプチドは更にプロリンを含む、請求項47記載のポリペプチド。
【請求項49】
該プロリンは該アミノ末端残基から2番目の残基であり、そしてアルファメチルプロリンである、請求項48記載のポリペプチド。
【請求項50】
該ピリジルアラニンは4−(2−メチルフェニル)−3−ピリジルアラニンである、請求項47記載のポリペプチド。
【請求項51】
該ポリペプチドは更にアミノ末端カルバメートを含む、請求項47記載のポリペプチド。
【請求項52】
該Thr−Ser−Asp−Bip(2−Et−4−OH)−ピリジルアラニン残基は該ポリペプチドのそれぞれ7番目、8番目、9番目および10番目の位置に存在し、そして2位はアルファメチルプロリンを含む、請求項47記載のポリペプチド。
【請求項53】
該ポリペプチドは配列番号:158を含有するペプチドである、請求項47記載のポリペプチド。
【請求項54】
配列番号:158を含有するポリペプチド。
【請求項55】
配列番号:158の単離ポリペプチドおよび医薬的に許容する担体を含有する、医薬組成物。
【請求項56】
配列番号:158の単離ポリペプチド、および抗糖尿病薬、抗肥満薬、降圧薬、抗アテローム硬化症薬、および脂質低下薬からなる群から選ばれる少なくとも1つの治療薬を含有する、医薬的な組み合わせ。
【請求項57】
抗糖尿病薬は、ビグアニド、スルホニル尿素、グルコシダーゼ阻害剤、PPARγアゴニスト、PPARα/γ二重アゴニスト、aP2阻害剤、DPP4阻害剤、インスリン感受性改善薬、グルカゴン様ペプチド(GLP−l)、インスリン、SGLT−2阻害剤、GPR119モジュレーター、およびメグリチナイドからなる群から選ばれる少なくとも1つの薬物である、請求項56記載の組み合わせ。
【請求項58】
抗糖尿病薬は、メトホルミン、グリブリド、グリメピリド、グリピリド、グリピジド、クロルプロパミド、グリクラジド、アカルボース、ミグリトール、ピオグリタゾン、トログリタゾン、ロシグリタゾン、インスリン、ファルグリタザル、イサグリタゾン、レグリタザル、バラグリタゾン、CAS RN:335149-08-1、(Z)−1,4−ビス{4−[(3,5−ジオキソ−1,2,4−オキサジアゾリジン−2−イル)メチル]フェノキシ}ブタ−2−エン、リボグリタゾン、ラファエグロン、レパグリニド、ナテグリニド、(S)−2−ベンジル−4−オキソ−4−(シス−ペルヒドロイソインドール−2−イル)酪酸カルシウム塩、テサグリタザル、L−フェニルアラニン、N−[(1Z)−1−メチル−3−オキソ−3−フェニル−1−プロピル]−4−[3−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)プロピル]、ベンズアミド、5−[(2,4−ジオキソ−5−チアゾリジニル)メチル]−2−メトキシ−N−[[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]、エキセナチド、8−37−グルカゴン様ペプチドI(ヒト)、N−[3−(1H−イミダゾール−4−イル)−1−オキソプロピル]−26−L−アルギニン−34−[N6−(1−オキソオクチル)−L−リシン]、8−36−グルカゴン関連ペプチド1(オクトドンデグー)、N−[3−(1H−イミダゾール−4−イル)−1−オキソプロピル]−26−L−アルギニン−34−[N6−(1−オキソオクチル)−L−リシン]−36a、およびビルダグリプチンからなる群から選ばれる少なくとも1つの薬物である、請求項57記載の組み合わせ。
【請求項59】
抗肥満薬は、CB−1アンタゴニストまたはインバースアゴニスト、Y2受容体アゴニスト、Y4受容体アゴニスト、ベータ3アドレナリン作動性アゴニスト、リパーゼ阻害剤、セロトニン再取り込み阻害剤、ドーパミン再取り込み阻害剤、セロトニンおよびドーパミン再取り込み阻害剤、甲状腺受容体ベータ化合物、および食欲低下薬からなる群から選ばれる少なくとも1個の薬物である、請求項56記載の組み合わせ。
【請求項60】
抗肥満薬は、リモナバント、MK−0364、SLV−319、オルリスタット、セチリスタット、ラファブレゴン、ベンゼンスルホンアミド、N−[4−[2−[[(2S)−3−[(6−アミノ−3−ピリジニル)オキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル]アミノ]エチル]フェニル]−4−(1−メチルエチル)、ベンゼンスルホンアミド、N−[4−[2−[[3−[(6−アミノ−3−ピリジニル)オキシ]−2−ヒドロキシ−プロピル]アミノ]エチル]フェニル]−4−(1−メチルエチル)−(S) CAS RN:335149-25-2、シブトラミン、トピラメート、アクソカイン、デキサンフェタミン、フェンテルミン、フェニルプロパノールアミン、およびマジンドールからなる群から選ばれる少なくとも1個の薬物である、請求項59記載の組み合わせ。
【請求項61】
脂質低下薬は、MTP阻害剤、コレステリルエステル転送タンパク質、HMG−CoA還元酵素阻害剤、スクアレン合成酵素阻害剤、フィブリン酸誘導体、LDL受容体活性の上昇調節薬、リポキシゲナーゼ阻害剤、およびACAT阻害剤からなる群から選ばれる少なくとも1個の薬物である、請求項56記載の組み合わせ。
【請求項62】
脂質低下薬は、プラバスタチン、ロバスタチン、シンバスタチン、アトルバスタチン、セリバスタチン、フルバスタチン、ニスバスタチン、ビサスタチン、フェノフィブラート、ゲムフィブロジル、クロフィブラート、アバシマイブ、アセトアミド、N−[2,6−ビス(1−メチルエチル)フェニル]−2−(テトラデシルチオ)−,1(3H)−イソベンゾフラノン、3−(13−ヒドロキシ−10−オキソテトラデシル)−5,7−ジメトキシ、トルセトラピブ、および(3アルファ,4アルファ,5アルファ)−4−(2−プロペニルコレスタン−3−オール)からなる群から選ばれる少なくとも1個の薬物である、請求項61記載の組み合わせ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公表番号】特表2009−538360(P2009−538360A)
【公表日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−513397(P2009−513397)
【出願日】平成19年5月25日(2007.5.25)
【国際出願番号】PCT/US2007/069703
【国際公開番号】WO2007/140284
【国際公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【出願人】(391015708)ブリストル−マイヤーズ スクイブ カンパニー (494)
【氏名又は名称原語表記】BRISTOL−MYERS SQUIBB COMPANY
【Fターム(参考)】