UPnPネットワークで非正常的に終了した被制御装置の終了メッセージを伝送するための方法及び装置
【課題】 UPnPネットワークで非正常的に終了した被制御装置の終了メッセージを伝送するための方法及び装置を提供する。
【解決手段】 UPnPで定義されたDISCOVERYメッセージ及びEVENTメッセージに新たなフィールドを追加し、このようなメッセージの交換を通じて被制御装置が少なくても一つのコントロールポイントによって監視されるように設定し、被制御装置が非正常終了した場合、これを監視したコントロールポイントがRenewalメッセージに対する応答如何を通じて非正常終了如何を判断した後、byebyeメッセージを伝送せずに非正常的に終了した被制御装置の代わりに、ネットワークにbyebyeメッセージをマルチキャストすることによって、ネットワークに過負荷を発生させるか、または既存のUPnPデバイスとの互換性問題を起こさず、ネットワークにある全てのコントロールポイントが速かに非正常終了した被制御装置の終了事実を通知されうる。
【解決手段】 UPnPで定義されたDISCOVERYメッセージ及びEVENTメッセージに新たなフィールドを追加し、このようなメッセージの交換を通じて被制御装置が少なくても一つのコントロールポイントによって監視されるように設定し、被制御装置が非正常終了した場合、これを監視したコントロールポイントがRenewalメッセージに対する応答如何を通じて非正常終了如何を判断した後、byebyeメッセージを伝送せずに非正常的に終了した被制御装置の代わりに、ネットワークにbyebyeメッセージをマルチキャストすることによって、ネットワークに過負荷を発生させるか、または既存のUPnPデバイスとの互換性問題を起こさず、ネットワークにある全てのコントロールポイントが速かに非正常終了した被制御装置の終了事実を通知されうる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、UPnPネットワークにおけるbyebyeメッセージの伝送方法に係り、さらに詳細には、非正常的に終了した被制御装置の代わりにbyebyeメッセージを伝送する方法及びそのための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
UPnP(ユニヴァーサル プラグ アンド プレイ)ネットワークは、IP基盤のホームネットワークに連結されて制御される機器であるホームデバイス(以下、被制御装置と称す)と被制御装置を制御するコントロールポイントとで構成される。コントロールポイントは、UPnP規格で定義しているディスカバリー過程を通じてネットワークに存在する被制御装置を発見するが、SSDP(シンプル サービス ディスカバリー プロトコル)notifyメッセージを利用することもあり、M−Searchメッセージを利用することもある。以下、それぞれについて説明する。
【0003】
図1は、コントロールポイントがSSDP notifyメッセージを通じて被制御装置を発見する方法を説明するための図である。被制御装置110は、自身がネットワークに連結されていることを知らせるためのSSDP notifyメッセージ141をマルチキャストチャンネル140を通じてコントロールポイント120,130に伝送する。SSDP notifyメッセージには、被制御装置110のディスクリプションファイルの位置情報LOCATION、NT(Notification Type)、サーバ情報SERVER、UUID値USNが含まれ、CACHE−CONTROL値を通じて自身がネットワークに有効な時間を知らせうる。すなわち、CACHE−CONTROL値が1800秒となっている場合、SSDP notifyメッセージ141を再伝送せずとも、1800秒間コントロールポイント120,130は、被制御装置110がネットワークに連結されて正常的に動作すると見なす。
【0004】
図2Aないし図2Bは、コントロールポイント120がM−Searchメッセージを通じて被制御装置を発見する方法を説明するための図である。
【0005】
コントロールポイント120,130がマルチキャストチャンネル150を通じて被制御装置110を探すためにM−Searchメッセージ151を伝送すれば、被制御装置110は、これに対する応答メッセージをユニキャストチャンネル160を通じて伝送する。応答メッセージを受信したコントロールポイント120,130は、自身が管理しているデバイスリストに発見した被制御装置110を追加する。幾つかの被制御装置は、応答メッセージ161に含まれたUSN値で区分する。このとき、応答メッセージには、SSDP notifyメッセージと同様に、CACHE−CONTROL値が含まれていて被制御装置110の有効時間が指定される。すなわち、被制御装置110は、CACHE−CONTROL時間が過ぎる前に、自身が生きているということを表すnotifyメッセージ141を伝送せねばならず、この時間内にnotifyメッセージ141を送らない場合、コントロールポイント120,130は、被制御装置110がネットワークで消えたと認識する。
【0006】
このような場合以外にも、図3に示したように、被制御装置110が終了する時にマルチキャストチャンネル170を通じてbyebyeメッセージを送れば、コントロールポイント120,130は、被制御装置110がネットワークで脱退したと認識する。
【0007】
このように、従来UPnP規格で定義したUPnPディスカバリー方式を適用する場合、コントロールポイント120,130は、被制御装置110の非正常的な終了を感知できない。このとき、非正常的な終了とは、被制御装置110がByeByeメッセージ171を伝送せずに終了することを意味し、被制御装置110のシステム崩壊またはネットワークケーブルのアンプラグなどを例と挙げられる。
【0008】
このような場合、コントロールポイント120,130は、CACHE−CONTROL時間の間には被制御装置110を有効なデバイスと認識する。すなわち、被制御装置110が既にネットワークから消えたにも拘わらず、コントロールポイントのアプリケーションに被制御装置110が正常動作していると知らせる。これにより、コントロールポイントアプリケーションでは既に存在していないデバイスに対する制御を試みる問題が発生する。特に、UPnP AV技術を利用してホームAVシステムの標準を推進しているDLNA(デジタル リビング ネットワーク アライアンス)規格では、CACHE−CONTROL時間を1800に推奨していて、ほとんどの会社のUPnPデバイスは、この値によると予想され、この場合、コントロールポイント120,130は、最大1800秒間被制御装置110の終了を感知できなくなる。
【0009】
また、これを解決するためにコントロールポイント120,130が自身が管理している被制御装置110に対して周期的にM−Searchメッセージ151を伝送してチェックすれば、ネットワークに過負荷が発生する恐れがあり、非正常的な終了の感知のために規格で定めていない新たなメッセージを定義すれば、既存のUPnP規格によるデバイスと互換が難しいという問題がある。
【特許文献1】韓国特許公開第10−2005−0055134号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明が解決しようとする課題は、UPnPネットワークの被制御装置が終了メッセージを伝送せずに非正常的に終了した場合、最小限のメッセージを使用して既存のUPnPデバイスと衝突を起こさず、非正常的に終了した被制御装置の代わりにbyebyeメッセージを伝送可能にする方法及びそのための装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記課題を達成するための本発明は、UPnPネットワークに被制御装置の終了を知らせる方法において、(a)前記ネットワークの被制御装置のうち少なくとも何れか一つを前記ネットワークに終了を知らせずに終了したか否かに対して監視する対象として決定するステップと、(b)前記監視対象として決定された被制御装置の終了如何をイベントメッセージを利用して周期的に判断するステップと、(c)前記判断結果に基づいて選択的に前記被制御装置が終了したというのを前記被制御装置の代わりに前記ネットワークに知らせるステップとを含む。
【0012】
ここで、前記(a)ステップは、(a1)監視許可を要請するメッセージをイベント登録要請メッセージのヘッダに含めて少なくとも一つ以上の被制御装置に伝送するステップと、(a2)前記被制御装置のうち前記イベント登録要請メッセージに対する応答メッセージのヘッダに監視を許可するメッセージを挿入して伝送した被制御装置を監視対象として決定するステップとを含む。
【0013】
ここで、前記(a1)ステップは、ディスカバリーメッセージを通じて前記監視許可を要請するメッセージを解釈できると認知された被制御装置にのみ前記イベント登録要請メッセージを伝送し、前記イベント登録要請メッセージを受信する被制御装置が前記監視を許可するか否かの決定に参照できるように、既に監視している被制御装置の数についての情報を前記イベント登録要請メッセージのヘッダに挿入して伝送することが望ましい。
【0014】
また、前記(b)ステップは、(b1)登録更新メッセージを周期的に前記被制御装置に伝送するステップと、(b2)前記登録更新メッセージに対する応答がなければ、前記被制御装置が終了メッセージを伝送せずに終了したと判断するステップと、を含み、前記(c)ステップでは、前記判断結果、前記被制御装置が終了メッセージを伝送せずに終了した場合、前記被制御装置の代わりに終了メッセージを前記ネットワークにマルチキャストする。
【0015】
また、本発明は、前記byebyeメッセージの伝送方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0016】
また、本発明は、UPnPネットワークで被制御装置の終了を知らせる装置において、前記ネットワークの被制御装置のうち少なくとも何れか一つを前記ネットワークに終了を知らせずに終了したか否かに対して監視する対象として決定する監視決定部と、前記監視対象として決定された被制御装置の終了如何をイベントメッセージを利用して周期的に判断する監視部と、前記監視部の判断結果に基づいて、選択的に前記被制御装置が終了したということを前記ネットワークに知らせる処理部とを備える。
【0017】
前記監視決定部は、監視許可を要請するメッセージをイベント登録要請メッセージのヘッダに含めて少なくとも一つ以上の被制御装置に伝送する伝送部と、前記被制御装置のうち前記イベント登録要請メッセージに対する応答メッセージのヘッダに監視を許可するメッセージを挿入して伝送した被制御装置を監視する対象として決定する決定部と、を備えるが、前記伝送部は、ディスカバリーメッセージを通じて前記監視許可を要請するメッセージを解釈できると認知された被制御装置にのみ前記イベント登録要請メッセージを伝送し、前記イベント登録要請メッセージを受信する被制御装置が前記監視を許可するか否かの決定に参照できるように、前記監視部が既に監視している被制御装置の数についての情報を前記イベント登録要請メッセージのヘッダに挿入して伝送することが望ましい。
【0018】
ここで、前記監視部は、登録更新メッセージを周期的に前記被制御装置に伝送する伝送部と、前記登録更新メッセージに対する応答がなければ、前記被制御装置が終了メッセージを伝送せずに終了したと判断する判断部とを備え、前記処理部は、前記判断部での判断結果、前記被制御装置が終了メッセージを伝送せずに終了した場合、前記被制御装置の代わりに終了メッセージを前記ネットワークにマルチキャストする。
【0019】
また、本発明は、UPnPネットワークで被制御装置が終了メッセージの伝送を代行するコントロールポイントを決定する方法であって、(a)イベント登録要請メッセージを利用して少なくとも一つのコントロールポイントを選択するステップと、(b)前記選択されたコントロールポイントから周期的に伝送される登録更新メッセージを利用して前記選択に対する更新如何を決定するステップと、を含み、前記選択されたコントロールポイントは、前記被制御装置が終了メッセージを伝送せずに終了した場合、前記被制御装置の代わりに終了メッセージを前記ネットワークにマルチキャストする。
【0020】
また、本発明は、前記byebyeメッセージの伝送を代行するコントロールポイントの決定方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0021】
また、本発明は、UPnPネットワークの被制御装置において、イベント登録要請メッセージを利用して少なくとも一つのコントロールポイントを選択するCP(コントロールポイント)選択部と、前記CP選択部で選択されたコントロールポイントが周期的に伝送する登録更新メッセージを利用して前記選択の更新如何を決定する更新決定部と、を備え、前記選択されたコントロールポイントは、前記被制御装置が終了メッセージを伝送せずに終了した場合、前記被制御装置の代わりに終了メッセージを前記ネットワークにマルチキャストする。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、コントロールポイントがUPnP規格で定義されたメッセージを使用して被制御装置の非正常終了を監視することによって、ネットワークに過負荷を発生させるか、または既存のUPnPデバイスとの互換性問題を起こさず、ネットワークにある全てのコントロールポイントが速かに非正常終了された被制御装置の終了事実を通知されうる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、添付した図面を参照して本発明をさらに詳細に説明する。
【0024】
本発明の一実施形態によれば、被制御装置は、Subscriptionメッセージを通じて自身の非正常終了を監視するコントロールポイントを選択し、非正常終了時に、コントロールポイントは、Renewalメッセージを通じて自身が監視する被制御装置の非正常終了を感知してbyebyeメッセージを伝送する。このような過程を行うために、本発明では、SSDP notifyメッセージ、M−Searchメッセージ、Search responseメッセージなどのディスカバリーメッセージとSubscription requestメッセージ、Subscription responseメッセージ、Renewalメッセージ及びRenewal responseメッセージなどのイベントメッセージに対して追加ヘッダを定義した。
【0025】
UPnP規格では、前記メッセージに新たなヘッダが追加される場合、これを解釈する装置が追加されたヘッダを理解できない場合に無視するように明示している。したがって、前記メッセージにヘッダを追加させても既存の装置と通信するのに衝突を起こさない。すなわち、本発明によれば、本発明によって追加されたヘッダを処理できる被制御装置が非正常的に終了する場合、追加されたヘッダを処理できるコントロールポイントはもとより、追加されたヘッダを処理できない既存のコントロールポイントもこれを速かに感知できる。
【0026】
図4は、本発明の一実施形態によるSSDP notifyメッセージの構造を示す図である。図示したように、本発明の一実施形態によるSSDP notifyメッセージには、既存のSSDP notifyメッセージに新たなFAST−DISCOVERYヘッダ511が追加される。以下では、FAST−DISCOVERYヘッダを処理できるデバイスをAdvancedで、既存のデバイスをLegacyで表現する。FAST−DISCOVERYヘッダ511は、SERVERという値を含んでSSDP notifyメッセージを伝送した被制御装置がAdvanced装置200であるということを知らせ、<MANAGE>または<UNMANAGED>の値を通じてSSDP notifyメッセージを伝送した被制御装置が現在非正常終了に対してAdvancedコントロールポイント300によって監視されているか否かを知らせる。すなわち、SSDP notifyメッセージ510を受けたAdvancedコントロールポイント300は、<FAST−DISCOVERY>ヘッダ511を通じてメッセージを伝送した装置がAdvanced被制御装置200ということが分かるだけでなく、他のAdvancedコントロールポイント300によって監視されているか否かも分かる。このようなメッセージを受信した既存のコントロールポイント400は、<FAST−DISCOVERY>ヘッダ511がUPnP規格に定義されていないので、これを無視する。
【0027】
図5A及び図5Bは、本発明の一実施形態によるM−Searchメッセージ及びそれに対する応答メッセージの構造を示す図である。
【0028】
まず、図5Aを参照するに、本発明によるM−Searchメッセージも既存のM−Searchメッセージに<FAST−DISCOVERY>ヘッダ521を追加したものであって、Advancedコントロールポイント300によって伝送される。<FAST−DISCOVERY>ヘッダ521は、<CLIENT>という値を含んでM−Searchメッセージを伝送したコントロールポイント300がAdvancedデバイスであるということを表示する。
【0029】
同様に、図5Bに示されたSearch応答メッセージは、既存のSearch応答メッセージに<FAST−DISCOVERY>ヘッダ531を追加したものであって、Advanced被制御装置300がM−Searchメッセージ520を伝送したAdvanced UPnP CP 300に自身がAdvancedデバイス200ということを知らせ、また<SERVER>値を通じて他のAdvanced制御ポイントによって監視されているか否かを知らせる。
【0030】
Search応答メッセージ530を受信したAdvancedコントロールポイント300は、<FAST−DISCOVERY>ヘッダ531を解釈して該被制御装置が他のAdvancedコントロールポイントによって非正常終了に対する監視を受けているか否かを確認できる。
【0031】
図6A及び図6Bは、本発明の一実施形態によるイベント登録要請メッセージ及びそれに対する応答メッセージの構造を示す図である。
【0032】
図6Aに示したように、本発明によるイベント登録要請メッセージは、既存のイベント登録要請メッセージに<FAST−DISCOVERY>ヘッダ541を追加したものであって、Advancedコントロールポイント300は、Advanced被制御装置200にイベントに対するSubscriptionを要請する場合、<FAST−DISCOVERY>ヘッダ541を通じて自身が監視しているAdvanced被制御装置200の数を知らせ、被制御装置は、それを自身の非正常終了を監視するコントロールポイントを選択する時に参照できる。
【0033】
すなわち、被制御装置200は、<number of managing server>の値が最も小さいAdvancedコントロールポイント300を選択して自身の非正常終了を監視させることによって、Advanced被制御装置200の非正常終了を監視する作業が特定のAdvancedコントロールポイントに偏重される問題を解決できる。
【0034】
既存の被制御装置が伝送する登録要請応答メッセージに<FAST−DISCOVERY>ヘッダ551を追加したメッセージであって、Advancedコントロールポイント300のイベント登録要請メッセージ520または登録更新メッセージ560に対する応答を送る時に使われる。Advanced被制御装置200は、<FAST−DISCOVERY>ヘッダ551を通じてAdvancedコントロールポイント300に自身の非正常終了を監視するか否かを知らせる。
【0035】
<FAST−DISCOVERY>ヘッダ551は、<ACCEPT>及び<DENY>のうち一つを有する。自身の非正常終了を監視するように許容する場合、<ACCEPT>値を有し、それを許容しない場合、<DENY>値を有する。これは、数個のAdvancedコントロールポイント300に対して特定のAdvancedコントロールポイント300にのみAdvanced被制御装置200の非正常終了を監視させるためであり、それを決定する基準は、<FAST−DISCOVERY>ヘッダ541,561の<number of managing server>値を利用できる。
【0036】
図6Bに示したように、本発明による登録要請応答メッセージ550には、既存の登録要請応答メッセージに<FAST−DISCOVERY>ヘッダ551が追加され、このヘッダにイベント登録要請に対する許可または拒絶を表示する。登録要請応答メッセージ550を受信したAdvancedコントロールポイント300は、<FAST−DISCOVERY>ヘッダ551を解釈して、<ACCEPT>である場合、以後に該被制御装置200の非正常終了を監視し続け、Advanced被制御装置200がByeByeメッセージ171なしに非正常終了する場合、その代わりにByeByeメッセージ171を他のコントロールポイントに伝送する。<FAST−DISCOVERY>ヘッダ551が<DENY>である場合には、Advanced被制御装置200の非正常終了を監視しない。
【0037】
図7は、本発明の一実施形態による登録更新メッセージの構造を示す図である。
【0038】
図示したように、本発明による登録更新メッセージは、既存の登録更新メッセージに<FAST−DISCOVERY>ヘッダ561を追加したものであって、Advancedコントロールポイント300がAdvanced被制御装置200にイベント登録に対して更新する時に使われる。このとき、<FAST−DISCOVERY>ヘッダ561には、Advancedコントロールポイント300が監視しているAdvanced被制御装置300の数についての情報が挿入されており、Advanced被制御装置200は、それを自身の非正常終了を監視するAdvancedコントロールポイントを選択するのに参照できる。
【0039】
図8は、本発明の一実施形態による被制御装置が自身のイベントを登録したコントロールポイントについての情報を管理するための表を示す図である。
【0040】
この表580は、Legacy被制御装置が保存している情報であって、コントロールポイントにSubscriptionを許容する時に提供するuuid値であるsid項目、イベントメッセージを伝送するtarget位置を表すcallback項目、コントロールポイントが登録更新メッセージを伝送する周期を表すTimeOut項目581を含み、本発明によるAdvanced被制御装置のみが保存する情報であって、Advancedコントロールポイントが非正常終了を監視している被制御装置の数を表す<Number of Server>項目582、自身の非正常終了を監視しているAdvancedコントロールポイントを表示するためのManage項目583を含んでいる。
【0041】
<Number of Server>項目582で、Legacyコントロールポイントは−1を有し、Advancedコントロールポイント300は、自身が非正常終了を管理しているAdvanced被制御装置の数を有する。前述したように、Advanced被制御装置200は、この項目の値を参照して自身を監視するAdvancedコントロールポイント300を選択できる。本実施形態では、コントロールポイント3のManage項目583が1となっているので、この被制御装置は、コントロールポイント3を通じて自身を監視するように設定した状態であるということが分かる。もし、コントロールポイント3が終了すれば、望ましくは、この被制御装置は、<Number of Server>項目582の値が最も小さいコントロールポイント2を、自身を監視するAdvancedコントロールポイントとして選択してコントロールポイント2のManage項目583を1と設定する。
【0042】
一方、TimeOut項目581を通じて、この被制御装置は、Advancedコントロールポイントの非正常終了を感知できる。例えば、現在、この被制御装置を監視しているコントロールポイント3がTimeOut値である3秒が過ぎても登録更新メッセージを伝送しない場合、この被制御装置は、コントロールポイント2が非正常終了したと判断して新たなAdvancedコントロールポイントを探すためにSSDP notifyメッセージ510を伝送する。
【0043】
図9は、本発明の一実施形態によるコントロールポイントで被制御装置の情報を管理するための表である。
【0044】
この表590は、Legacyコントロールポイントが管理する項目としては、被制御装置のuuid項目、CACHE−CONTROL項目、Subscriptionの有効時間を表すSubscription TimeOut項目を含み、本発明によるAdvancedコントロールポイントのみを含む項目としては、Advanced被制御装置であることを表す<Advanced CD>項目591と、Advanced被制御装置のうちこのコントロールポイントが非正常終了を監視しているか否かを表示するManage項目592とがある。このコントロールポイントは、Manage項目592に1の値が設定されたAdvanced被制御装置が非正常終了されたということを感知する場合、ByeByeメッセージ171を通じてネットワーク内の全てのコントロールポイントに該被制御装置の終了を知らせる。
【0045】
図10は、本発明の一実施形態によるbyebyeメッセージの伝送方法を示す概念図である。図示したように、Advanced被制御装置200が非正常的に終了すれば、これを監視していたAdvancedコントロールポイント300は、被制御装置200の代わりにAdvancedであるか否かに関係なく、ネットワーク内の全てのコントロールポイント310,410にbyebyeメッセージを伝送する。
【0046】
図11は、本発明の一実施形態によって被制御装置がUPnPネットワークに追加される場合、コントロールポイントを選択する過程を説明するためのフローチャートである。
【0047】
Advanced被制御装置200は、ネットワークに追加される場合、マルチキャストチャンネルを通じてネットワークに存在する全てのコントロールポイント(Advancedコントロールポイント及びLegacyコントロールポイントを何れも含む)にnotifyメッセージ1111,1112,1113,1114を伝送する。このとき、notifyメッセージには、Advanced被制御装置を表すための<FAST−DISCOVERY>ヘッダを含み、まだAdvancedコントロールポイントを選択していないため、<SERVER>値は、<UNMANAGED>と設定する。
【0048】
notifyメッセージを受信した全てのコントロールポイントは、Advanced被制御装置200にイベント登録要請メッセージを伝送するが、このとき、Advancedコントロールポイントは、自身が監視しているAdvanced被制御装置の数を<FAST−DISCOVERY>ヘッダに挿入して伝送する。このとき、Advanced被制御装置200は、<FAST−DISCOVERY>ヘッダの存在自体を監視許可を要請するメッセージと解釈する。
【0049】
本実施形態では、第一のAdvancedコントロールポイント310は1個、第二のAdvancedコントロールポイント320は2個、第三のAdvancedコントロールポイント330は0個の被制御装置の非正常終了を監視していると仮定する。
【0050】
第一のAdvancedコントロールポイント310は、現在、1個のAdvanced被制御装置の非正常終了を監視しているので、イベント登録要請メッセージ1121の<FAST−DISCOVERY>ヘッダに<1>を入れて伝送する。このとき、Advanced被制御装置200は、自身を管理しているAdvancedコントロールポイントが存在していないため、該コントロールポイント310に監視要請を許容する意味で登録要請応答メッセージ1122の<FAST−DISCOVERY>ヘッダに<ACCEPT>を挿入して伝送する。その後、第一のコントロールポイント310は、該被制御装置200の非正常終了を監視する。
【0051】
第二のAdvancedコントロールポイント320は、現在、2個のAdvanced被制御装置の非正常終了を監視しているので、イベント登録要請メッセージ1131の<FAST−DISCOVERY>ヘッダに<2>を入れて伝送する。このメッセージを受信した被制御装置200は、コントロールポイント320が伝送した<FAST−DISCOVERY>ヘッダの値が第一のコントロールポイント310の値より大きいため、登録要請応答メッセージ1132の<FAST−DISCOVERY>ヘッダに<DENY>値を入れて伝送する。このメッセージを受信したコントロールポイント320は、該被制御装置200の非正常終了に対してそれ以上関心を有さない。
【0052】
第三のAdvancedコントロールポイント330は、現在、監視しているAdvanced被制御装置がないので、イベント登録要請メッセージ1141の<FAST−DISCOVERY>ヘッダに<0>を入れて伝送する。このメッセージ1132を受信した被制御装置200は、第三のコントロールポイント330が監視している被制御装置の数が、現在自身を監視しているコントロールポイント310が監視する被制御装置の数より少ないため、第三のコントロールポイント330に伝送する登録要請応答メッセージ1142の<FAST−DISCOVERY>ヘッダに<ACCEPT>値を挿入する。このメッセージ1142を受信した第三のコントロールポイント330は、該被制御装置200の非正常終了を監視する。
【0053】
この場合、現在、Advanced被制御装置200の非正常終了を監視するAdvancedコントロールポイントは、二つ310,330が存在する。しかし、一つの被制御装置がただ一つのコントロールポイントによってのみ監視されることがネットワークのロード減少のために望ましいため、二つのうち<number of managing server>の値が少ない第三のコントロールポイント330を選択し、他のコントロールポイント310にはそれ以上監視しないように通報せねばならない。この過程は、以後に登録更新メッセージ1161,1171を処理する過程で行われる。すなわち、以後に第一のコントロールポイント310が伝送した登録更新メッセージに対する応答メッセージには、<FAST−DISCOVERY>ヘッダに<DENY>を挿入して伝送する。
【0054】
しかし、第三のAdvancedコントロールポイント330が伝送した登録更新メッセージ1171に対して、Advanced被制御装置200は、自身の非正常終了を監視し続けろという意味で登録更新応答メッセージ1172の<FAST−DISCOVERY>ヘッダに<ACCEPT>値を入れて伝送する。この過程が終われば、Advanced被制御装置200の非正常終了を監視するAdvancedコントロールポイントは、1個330となる。
【0055】
一方、Legacyコントロールポイント410のイベント登録要請過程は、既存のメッセージに<FAST−DISCOVERY>ヘッダを含まずに行えばよい(1151,1161)。
【0056】
図12は、本発明の一実施形態によってコントロールポイントがUPnPネットワークに追加される場合、非正常終了を監視する被制御装置を決定する過程を説明するためのフローチャートである。
【0057】
Advancedコントロールポイント300は、M−Searchメッセージ1211,1212,1213を通じて全ての被制御装置にM−Searchメッセージを伝送する。このとき、M−Searchメッセージに<FAST−DISCOVERY>ヘッダを追加して自身がAdvancedコントロールポイントであるということを知らせる。このメッセージを受信した被制御装置は、応答メッセージ1221,1231,1241を伝送する。Advancedコントロールポイント300は、Advanced被制御装置210,220から応答メッセージを受ければ、イベント登録要請メッセージ1222,1232を伝送する。このとき、コントロールポイント300は、イベント登録要請メッセージの<FAST−DISCOVERY>ヘッダを通じて現在自身が監視しているAdvanced被制御装置の数を知らせる。
【0058】
本実施形態では、Advancedコントロールポイント300が第一の被制御装置210及び第二の被制御装置220から許可を受けて2個のAdvanced被制御装置の非正常終了を監視したということが分かる。一方、Legacy被制御装置420との通信は、既存のUPnP規格で定義した通りに<FAST−DISCOVERY>ヘッダのないメッセージの交換によって正常的に行われうる。
【0059】
図13は、本発明の一実施形態によって被制御装置が非正常的に終了した場合、コントロールポイントが代わりにbyebyeメッセージを伝送する過程を説明するためのフローチャートである。
【0060】
Advanced被制御装置200がByeByeメッセージを伝送せずに非正常的に終了した場合(1311)、Advanced被制御装置200に対する非正常終了を監視したAdvancedコントロールポイント310がイベント登録に対するTimeOut時間が経過される前にAdvanced被制御装置200に登録更新メッセージ1321を伝送したにも拘わらず、Advanced被制御装置200から応答がなければ、該被制御装置200が非正常終了したと見なし(1322)、この事実を全てのコントロールポイント320,410に知らせるために、Advanced被制御装置200が伝送せねばならないByeByeメッセージ1331,1332の代わりに伝送する。
【0061】
図14は、本発明の一実施形態によってコントロールポイントが被制御装置にイベント登録解除メッセージを送った場合、被制御装置が他のコントロールポイントを選択する過程を説明するためのフローチャートである。
【0062】
Advanced被制御装置200の非正常終了を監視していたAdvancedコントロールポイント310がイベント登録解除メッセージ1411を伝送すれば、Advanced被制御装置200は、新たなAdvancedコントロールポイントを探すためにSSDP notifyメッセージ1431,1432を伝送する。このメッセージを受信した他のAdvancedコントロールポイント320は、イベント登録要請メッセージまたは登録更新メッセージ1441を通じて自身が監視することを要請し、Advanced被制御装置200は、これを許容するという意味で応答メッセージ1442の<FAST−DISCOVERY>ヘッダに<ACCEPT>値を挿入して伝送する。
【0063】
図15は、本発明の一実施形態によってコントロールポイントが非正常的に終了した場合、被制御装置が他のコントロールポイントを選択する過程を説明するためのフローチャートである。
【0064】
Advanced被制御装置200を監視したAdvancedコントロールポイント310がイベント登録解除メッセージを伝送せずに非正常終了される場合、Advanced被制御装置200は、イベント更新のためのTimeOut時間が経過するように自身を監視したコントロールポイント310から登録更新メッセージを受信できなくなる。この場合、Advanced被制御装置200は、自身を監視したAdvancedコントロールポイント310が非正常終了したと見なし(1523)、新たなAdvancedコントロールポイントを探す。
【0065】
図16は、本発明の一実施形態によるコントロールポイント及び被制御装置の構造を示す図である。図示したように、本発明の一実施形態によるコントロールポイント700は、検索部710、登録解除部720、監視決定部730、監視部740、処理部750を備えるが、監視決定部730は、伝送部731及び決定部732を備え、監視部740は、伝送部741及び判断部742を備える。
【0066】
まず、コントロールポイント700を参照すれば、検索部710は、被制御装置の検索部810とSSDP notifyメッセージ、M−SearchメッセージなどUPnP規格のDISCOVERYメッセージを交換する。但し、本発明によるDISCOVERYメッセージには、<FAST−DISCOVERY>ヘッドが含まれてAdvancedデバイスであるということを知らせる機能があることは前述した通りである。
【0067】
伝送部731は、監視許可を要請するメッセージをイベント登録要請メッセージの<FAST−DISCOVERY>ヘッダに含めて被制御装置に伝送するが、ネットワークのロードを減らすために、検索部710でディスカバリーメッセージを通じて前記監視許可を要請するメッセージを解釈できると認知された被制御装置にのみ<FAST−DISCOVERY>ヘッダが追加されたメッセージを伝送する。また、被制御装置800が監視を許可するか否かの決定に参照できるように、既に監視している被制御装置の数についての情報を<FAST−DISCOVERY>ヘッダに挿入して伝送する。
【0068】
決定部732は、イベント登録要請メッセージを受信した被制御装置のうち、応答メッセージの<FAST−DISCOVERY>ヘッダに監視を許可する<ACCEPT>メッセージを挿入して伝送した被制御装置を監視する対象として決定する。
【0069】
監視部740は、監視対象として決定された被制御装置の終了如何をイベントメッセージを利用して周期的に判断するが、伝送部740は、登録更新メッセージの<FAST−DISCOVERY>ヘッダにコントロールポイント700が現在監視しているコントロールポイントの数についての情報を挿入して周期的に被制御装置800に伝送する。
【0070】
判断部742は、被制御装置800から登録更新メッセージに対する応答がなければ、被制御装置800が終了メッセージを伝送せずに終了したと判断し、応答メッセージが受信されれば、被制御装置800がまだ終了していないと判断する。
【0071】
処理部750は、判断部742での判断結果、被制御装置800が終了メッセージを伝送せずに終了したと判断された場合、被制御装置800の代わりに終了メッセージをネットワークにマルチキャストし、被制御装置800が終了していないと判断された場合、応答メッセージを参照して被制御装置800に対する監視を続けるか否かを決定するが、応答メッセージの<FAST−DISCOVERY>ヘッダ値が<ACCEPT>であれば、次に伝送する更新登録メッセージにも<FAST−DISCOVERY>ヘッダを含めて監視に対する更新を再び要請し、<FAST−DISCOVERY>ヘッダ値が<DENY>であれば、次に伝送される登録更新メッセージには、<FAST−DISCOVERY>ヘッダを挿入させず、それ以上被制御装置800を監視しない。
【0072】
登録解除部720は、コントロールポイント700の終了につれて自身がイベントを登録した被制御装置800に登録解除メッセージを伝送する。
【0073】
一方、本発明の一実施形態による被制御装置800は、検索部810、CP選択部820、更新決定部830を備えるが、CP選択部820は、受信部821、選択部822及び伝送部823を備え、更新決定部830は、受信部831、決定部832及び伝送部833を備える。
【0074】
CP選択部820は、イベント登録要請メッセージを利用して被制御装置800の非正常終了を監視するコントロールポイント700を選択するが、選択されたコントロールポイント700から登録解除メッセージが受信されるか、または選択されたコントロールポイント700がTimeOut時間内に登録更新メッセージを伝送しなければ、自身を監視するコントロールポイントがネットワークで脱退したと判断して他のコントロールポイントを選択する。
【0075】
このようなCP選択部820は、コントロールポイント700からイベント登録要請メッセージを受信する受信部821、イベント登録要請メッセージの<FAST−DISCOVERY>ヘッダに含まれた情報を参照して、コントロールポイント700を自身の非正常終了を監視するコントロールポイントとして選択するか否かを決定する選択する選択部822及び選択如何に関するメッセージをイベント登録要請メッセージに対する応答メッセージの<FAST−DISCOVERY>ヘッダに挿入して伝送する伝送部823を備える。ここで、イベント登録要請メッセージの<FAST−DISCOVERY>ヘッダに含まれた情報は、コントロールポイント700が監視している被制御装置の数についての情報でありうるというのは前述した通りである。
【0076】
更新決定部830は、CP選択部820の選択部822によって選択されたコントロールポイント700が周期的に伝送する登録更新メッセージを利用してその選択に対する更新如何を決定し、選択されたコントロールポイント700から登録更新メッセージを受信する受信部821、登録更新メッセージの<FAST−DISCOVERY>ヘッダに含まれた情報を参照して選択されたコントロールポイントが自身の非正常終了を監視させ続けるか否かを決定する決定部832と、決定部832の決定に関するメッセージを登録更新メッセージに対する応答メッセージの<FAST−DISCOVERY>ヘッダに挿入して選択されたコントロールポイント700に伝送する伝送部830とを備える。
【0077】
ここで、登録更新メッセージの<FAST−DISCOVERY>ヘッダに含まれた情報は、イベント登録要請メッセージと同様に、選択されたコントロールポイント700が監視している被制御装置の数に関する情報でありうる。
【0078】
一方、前述した本発明の実施形態は、コンピュータで実行できるプログラムで作成可能であり、コンピュータで読み取り可能な記録媒体を利用して前記プログラムを動作させる汎用ディジタルコンピューターで具現されうる。
【0079】
前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、マグネチック記録媒体(例えば、ロム、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光学的判読媒体(例えば、CD−ROM、DVDなど)及びキャリアウェーブ(例えば、インターネットを通じた伝送)のような記録媒体を含む。
【0080】
以上、本発明についてその望ましい実施形態を中心に説明した。当業者は、本発明が本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形された形態で具現されうるということが理解できる。したがって、開示された実施形態は、限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮されねばならない。本発明の範囲は、前述した説明ではなく、特許請求の範囲に現れており、それと同等な範囲内にある全ての差異点は、本発明に含まれていると解釈されねばならない。
【産業上の利用可能性】
【0081】
本発明は、メッセージ伝送装置関連の技術分野に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0082】
【図1】コントロールポイントがSSDP notifyメッセージを通じて被制御装置を発見する方法を説明するための図である。
【図2A】コントロールポイントがM−Searchメッセージを通じて被制御装置を発見する方法を説明するための図である。
【図2B】コントロールポイントがM−Searchメッセージを通じて被制御装置を発見する方法を説明するための図である。
【図3】UPnPネットワークで被制御装置がbyebyeメッセージを通じてコントロールポイントに終了を知らせる方法を説明するための図である。
【図4】本発明の一実施形態によるSSDP notifyメッセージの構造を示す図である。
【図5A】本発明の一実施形態によるM−Searchメッセージの構造を示す図である。
【図5B】本発明の一実施形態によるM−Searchメッセージに対する応答メッセージの構造を示す図である。
【図6A】本発明の一実施形態によるSubscriptionメッセージの構造を示す図である。
【図6B】本発明の一実施形態によるSubscriptionメッセージに対する応答メッセージの構造を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態によるRenewalメッセージの構造を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態による被制御装置でコントロールポイントについての情報を管理するための表である。
【図9】本発明の一実施形態によるコントロールポイントで被制御装置の情報を管理するための表である。
【図10】本発明の一実施形態によるbyebyeメッセージ伝送方法を示す概念図である。
【図11】本発明の一実施形態によって被制御装置がUPnPネットワークに追加される場合、コントロールポイントを選択する過程を説明するためのフローチャートである。
【図12】本発明の一実施形態によってコントロールポイントがUPnPネットワークに追加される場合、非正常終了を監視する被制御装置を決定する過程を説明するためのフローチャートである。
【図13】本発明の一実施形態によって被制御装置が非正常的に終了した場合、コントロールポイントが代わりにbyebyeメッセージを伝送する過程を説明するためのフローチャートである。
【図14】本発明の一実施形態によってコントロールポイントが被制御装置にUnsubscriptionメッセージを伝送した場合、被制御装置が他のコントロールポイントを選択する過程を説明するためのフローチャートである。
【図15】本発明の一実施形態によってコントロールポイントが非正常的に終了した場合、被制御装置が他のコントロールポイントを選択する過程を説明するためのフローチャートである。
【図16】本発明の一実施形態によるコントロールポイント及び被制御装置の構造を示す図である。
【符号の説明】
【0083】
200 Advanced被制御装置
310,320 Advancedコントロールポイント
410 Legacyコントロールポイント
【技術分野】
【0001】
本発明は、UPnPネットワークにおけるbyebyeメッセージの伝送方法に係り、さらに詳細には、非正常的に終了した被制御装置の代わりにbyebyeメッセージを伝送する方法及びそのための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
UPnP(ユニヴァーサル プラグ アンド プレイ)ネットワークは、IP基盤のホームネットワークに連結されて制御される機器であるホームデバイス(以下、被制御装置と称す)と被制御装置を制御するコントロールポイントとで構成される。コントロールポイントは、UPnP規格で定義しているディスカバリー過程を通じてネットワークに存在する被制御装置を発見するが、SSDP(シンプル サービス ディスカバリー プロトコル)notifyメッセージを利用することもあり、M−Searchメッセージを利用することもある。以下、それぞれについて説明する。
【0003】
図1は、コントロールポイントがSSDP notifyメッセージを通じて被制御装置を発見する方法を説明するための図である。被制御装置110は、自身がネットワークに連結されていることを知らせるためのSSDP notifyメッセージ141をマルチキャストチャンネル140を通じてコントロールポイント120,130に伝送する。SSDP notifyメッセージには、被制御装置110のディスクリプションファイルの位置情報LOCATION、NT(Notification Type)、サーバ情報SERVER、UUID値USNが含まれ、CACHE−CONTROL値を通じて自身がネットワークに有効な時間を知らせうる。すなわち、CACHE−CONTROL値が1800秒となっている場合、SSDP notifyメッセージ141を再伝送せずとも、1800秒間コントロールポイント120,130は、被制御装置110がネットワークに連結されて正常的に動作すると見なす。
【0004】
図2Aないし図2Bは、コントロールポイント120がM−Searchメッセージを通じて被制御装置を発見する方法を説明するための図である。
【0005】
コントロールポイント120,130がマルチキャストチャンネル150を通じて被制御装置110を探すためにM−Searchメッセージ151を伝送すれば、被制御装置110は、これに対する応答メッセージをユニキャストチャンネル160を通じて伝送する。応答メッセージを受信したコントロールポイント120,130は、自身が管理しているデバイスリストに発見した被制御装置110を追加する。幾つかの被制御装置は、応答メッセージ161に含まれたUSN値で区分する。このとき、応答メッセージには、SSDP notifyメッセージと同様に、CACHE−CONTROL値が含まれていて被制御装置110の有効時間が指定される。すなわち、被制御装置110は、CACHE−CONTROL時間が過ぎる前に、自身が生きているということを表すnotifyメッセージ141を伝送せねばならず、この時間内にnotifyメッセージ141を送らない場合、コントロールポイント120,130は、被制御装置110がネットワークで消えたと認識する。
【0006】
このような場合以外にも、図3に示したように、被制御装置110が終了する時にマルチキャストチャンネル170を通じてbyebyeメッセージを送れば、コントロールポイント120,130は、被制御装置110がネットワークで脱退したと認識する。
【0007】
このように、従来UPnP規格で定義したUPnPディスカバリー方式を適用する場合、コントロールポイント120,130は、被制御装置110の非正常的な終了を感知できない。このとき、非正常的な終了とは、被制御装置110がByeByeメッセージ171を伝送せずに終了することを意味し、被制御装置110のシステム崩壊またはネットワークケーブルのアンプラグなどを例と挙げられる。
【0008】
このような場合、コントロールポイント120,130は、CACHE−CONTROL時間の間には被制御装置110を有効なデバイスと認識する。すなわち、被制御装置110が既にネットワークから消えたにも拘わらず、コントロールポイントのアプリケーションに被制御装置110が正常動作していると知らせる。これにより、コントロールポイントアプリケーションでは既に存在していないデバイスに対する制御を試みる問題が発生する。特に、UPnP AV技術を利用してホームAVシステムの標準を推進しているDLNA(デジタル リビング ネットワーク アライアンス)規格では、CACHE−CONTROL時間を1800に推奨していて、ほとんどの会社のUPnPデバイスは、この値によると予想され、この場合、コントロールポイント120,130は、最大1800秒間被制御装置110の終了を感知できなくなる。
【0009】
また、これを解決するためにコントロールポイント120,130が自身が管理している被制御装置110に対して周期的にM−Searchメッセージ151を伝送してチェックすれば、ネットワークに過負荷が発生する恐れがあり、非正常的な終了の感知のために規格で定めていない新たなメッセージを定義すれば、既存のUPnP規格によるデバイスと互換が難しいという問題がある。
【特許文献1】韓国特許公開第10−2005−0055134号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明が解決しようとする課題は、UPnPネットワークの被制御装置が終了メッセージを伝送せずに非正常的に終了した場合、最小限のメッセージを使用して既存のUPnPデバイスと衝突を起こさず、非正常的に終了した被制御装置の代わりにbyebyeメッセージを伝送可能にする方法及びそのための装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記課題を達成するための本発明は、UPnPネットワークに被制御装置の終了を知らせる方法において、(a)前記ネットワークの被制御装置のうち少なくとも何れか一つを前記ネットワークに終了を知らせずに終了したか否かに対して監視する対象として決定するステップと、(b)前記監視対象として決定された被制御装置の終了如何をイベントメッセージを利用して周期的に判断するステップと、(c)前記判断結果に基づいて選択的に前記被制御装置が終了したというのを前記被制御装置の代わりに前記ネットワークに知らせるステップとを含む。
【0012】
ここで、前記(a)ステップは、(a1)監視許可を要請するメッセージをイベント登録要請メッセージのヘッダに含めて少なくとも一つ以上の被制御装置に伝送するステップと、(a2)前記被制御装置のうち前記イベント登録要請メッセージに対する応答メッセージのヘッダに監視を許可するメッセージを挿入して伝送した被制御装置を監視対象として決定するステップとを含む。
【0013】
ここで、前記(a1)ステップは、ディスカバリーメッセージを通じて前記監視許可を要請するメッセージを解釈できると認知された被制御装置にのみ前記イベント登録要請メッセージを伝送し、前記イベント登録要請メッセージを受信する被制御装置が前記監視を許可するか否かの決定に参照できるように、既に監視している被制御装置の数についての情報を前記イベント登録要請メッセージのヘッダに挿入して伝送することが望ましい。
【0014】
また、前記(b)ステップは、(b1)登録更新メッセージを周期的に前記被制御装置に伝送するステップと、(b2)前記登録更新メッセージに対する応答がなければ、前記被制御装置が終了メッセージを伝送せずに終了したと判断するステップと、を含み、前記(c)ステップでは、前記判断結果、前記被制御装置が終了メッセージを伝送せずに終了した場合、前記被制御装置の代わりに終了メッセージを前記ネットワークにマルチキャストする。
【0015】
また、本発明は、前記byebyeメッセージの伝送方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0016】
また、本発明は、UPnPネットワークで被制御装置の終了を知らせる装置において、前記ネットワークの被制御装置のうち少なくとも何れか一つを前記ネットワークに終了を知らせずに終了したか否かに対して監視する対象として決定する監視決定部と、前記監視対象として決定された被制御装置の終了如何をイベントメッセージを利用して周期的に判断する監視部と、前記監視部の判断結果に基づいて、選択的に前記被制御装置が終了したということを前記ネットワークに知らせる処理部とを備える。
【0017】
前記監視決定部は、監視許可を要請するメッセージをイベント登録要請メッセージのヘッダに含めて少なくとも一つ以上の被制御装置に伝送する伝送部と、前記被制御装置のうち前記イベント登録要請メッセージに対する応答メッセージのヘッダに監視を許可するメッセージを挿入して伝送した被制御装置を監視する対象として決定する決定部と、を備えるが、前記伝送部は、ディスカバリーメッセージを通じて前記監視許可を要請するメッセージを解釈できると認知された被制御装置にのみ前記イベント登録要請メッセージを伝送し、前記イベント登録要請メッセージを受信する被制御装置が前記監視を許可するか否かの決定に参照できるように、前記監視部が既に監視している被制御装置の数についての情報を前記イベント登録要請メッセージのヘッダに挿入して伝送することが望ましい。
【0018】
ここで、前記監視部は、登録更新メッセージを周期的に前記被制御装置に伝送する伝送部と、前記登録更新メッセージに対する応答がなければ、前記被制御装置が終了メッセージを伝送せずに終了したと判断する判断部とを備え、前記処理部は、前記判断部での判断結果、前記被制御装置が終了メッセージを伝送せずに終了した場合、前記被制御装置の代わりに終了メッセージを前記ネットワークにマルチキャストする。
【0019】
また、本発明は、UPnPネットワークで被制御装置が終了メッセージの伝送を代行するコントロールポイントを決定する方法であって、(a)イベント登録要請メッセージを利用して少なくとも一つのコントロールポイントを選択するステップと、(b)前記選択されたコントロールポイントから周期的に伝送される登録更新メッセージを利用して前記選択に対する更新如何を決定するステップと、を含み、前記選択されたコントロールポイントは、前記被制御装置が終了メッセージを伝送せずに終了した場合、前記被制御装置の代わりに終了メッセージを前記ネットワークにマルチキャストする。
【0020】
また、本発明は、前記byebyeメッセージの伝送を代行するコントロールポイントの決定方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0021】
また、本発明は、UPnPネットワークの被制御装置において、イベント登録要請メッセージを利用して少なくとも一つのコントロールポイントを選択するCP(コントロールポイント)選択部と、前記CP選択部で選択されたコントロールポイントが周期的に伝送する登録更新メッセージを利用して前記選択の更新如何を決定する更新決定部と、を備え、前記選択されたコントロールポイントは、前記被制御装置が終了メッセージを伝送せずに終了した場合、前記被制御装置の代わりに終了メッセージを前記ネットワークにマルチキャストする。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、コントロールポイントがUPnP規格で定義されたメッセージを使用して被制御装置の非正常終了を監視することによって、ネットワークに過負荷を発生させるか、または既存のUPnPデバイスとの互換性問題を起こさず、ネットワークにある全てのコントロールポイントが速かに非正常終了された被制御装置の終了事実を通知されうる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、添付した図面を参照して本発明をさらに詳細に説明する。
【0024】
本発明の一実施形態によれば、被制御装置は、Subscriptionメッセージを通じて自身の非正常終了を監視するコントロールポイントを選択し、非正常終了時に、コントロールポイントは、Renewalメッセージを通じて自身が監視する被制御装置の非正常終了を感知してbyebyeメッセージを伝送する。このような過程を行うために、本発明では、SSDP notifyメッセージ、M−Searchメッセージ、Search responseメッセージなどのディスカバリーメッセージとSubscription requestメッセージ、Subscription responseメッセージ、Renewalメッセージ及びRenewal responseメッセージなどのイベントメッセージに対して追加ヘッダを定義した。
【0025】
UPnP規格では、前記メッセージに新たなヘッダが追加される場合、これを解釈する装置が追加されたヘッダを理解できない場合に無視するように明示している。したがって、前記メッセージにヘッダを追加させても既存の装置と通信するのに衝突を起こさない。すなわち、本発明によれば、本発明によって追加されたヘッダを処理できる被制御装置が非正常的に終了する場合、追加されたヘッダを処理できるコントロールポイントはもとより、追加されたヘッダを処理できない既存のコントロールポイントもこれを速かに感知できる。
【0026】
図4は、本発明の一実施形態によるSSDP notifyメッセージの構造を示す図である。図示したように、本発明の一実施形態によるSSDP notifyメッセージには、既存のSSDP notifyメッセージに新たなFAST−DISCOVERYヘッダ511が追加される。以下では、FAST−DISCOVERYヘッダを処理できるデバイスをAdvancedで、既存のデバイスをLegacyで表現する。FAST−DISCOVERYヘッダ511は、SERVERという値を含んでSSDP notifyメッセージを伝送した被制御装置がAdvanced装置200であるということを知らせ、<MANAGE>または<UNMANAGED>の値を通じてSSDP notifyメッセージを伝送した被制御装置が現在非正常終了に対してAdvancedコントロールポイント300によって監視されているか否かを知らせる。すなわち、SSDP notifyメッセージ510を受けたAdvancedコントロールポイント300は、<FAST−DISCOVERY>ヘッダ511を通じてメッセージを伝送した装置がAdvanced被制御装置200ということが分かるだけでなく、他のAdvancedコントロールポイント300によって監視されているか否かも分かる。このようなメッセージを受信した既存のコントロールポイント400は、<FAST−DISCOVERY>ヘッダ511がUPnP規格に定義されていないので、これを無視する。
【0027】
図5A及び図5Bは、本発明の一実施形態によるM−Searchメッセージ及びそれに対する応答メッセージの構造を示す図である。
【0028】
まず、図5Aを参照するに、本発明によるM−Searchメッセージも既存のM−Searchメッセージに<FAST−DISCOVERY>ヘッダ521を追加したものであって、Advancedコントロールポイント300によって伝送される。<FAST−DISCOVERY>ヘッダ521は、<CLIENT>という値を含んでM−Searchメッセージを伝送したコントロールポイント300がAdvancedデバイスであるということを表示する。
【0029】
同様に、図5Bに示されたSearch応答メッセージは、既存のSearch応答メッセージに<FAST−DISCOVERY>ヘッダ531を追加したものであって、Advanced被制御装置300がM−Searchメッセージ520を伝送したAdvanced UPnP CP 300に自身がAdvancedデバイス200ということを知らせ、また<SERVER>値を通じて他のAdvanced制御ポイントによって監視されているか否かを知らせる。
【0030】
Search応答メッセージ530を受信したAdvancedコントロールポイント300は、<FAST−DISCOVERY>ヘッダ531を解釈して該被制御装置が他のAdvancedコントロールポイントによって非正常終了に対する監視を受けているか否かを確認できる。
【0031】
図6A及び図6Bは、本発明の一実施形態によるイベント登録要請メッセージ及びそれに対する応答メッセージの構造を示す図である。
【0032】
図6Aに示したように、本発明によるイベント登録要請メッセージは、既存のイベント登録要請メッセージに<FAST−DISCOVERY>ヘッダ541を追加したものであって、Advancedコントロールポイント300は、Advanced被制御装置200にイベントに対するSubscriptionを要請する場合、<FAST−DISCOVERY>ヘッダ541を通じて自身が監視しているAdvanced被制御装置200の数を知らせ、被制御装置は、それを自身の非正常終了を監視するコントロールポイントを選択する時に参照できる。
【0033】
すなわち、被制御装置200は、<number of managing server>の値が最も小さいAdvancedコントロールポイント300を選択して自身の非正常終了を監視させることによって、Advanced被制御装置200の非正常終了を監視する作業が特定のAdvancedコントロールポイントに偏重される問題を解決できる。
【0034】
既存の被制御装置が伝送する登録要請応答メッセージに<FAST−DISCOVERY>ヘッダ551を追加したメッセージであって、Advancedコントロールポイント300のイベント登録要請メッセージ520または登録更新メッセージ560に対する応答を送る時に使われる。Advanced被制御装置200は、<FAST−DISCOVERY>ヘッダ551を通じてAdvancedコントロールポイント300に自身の非正常終了を監視するか否かを知らせる。
【0035】
<FAST−DISCOVERY>ヘッダ551は、<ACCEPT>及び<DENY>のうち一つを有する。自身の非正常終了を監視するように許容する場合、<ACCEPT>値を有し、それを許容しない場合、<DENY>値を有する。これは、数個のAdvancedコントロールポイント300に対して特定のAdvancedコントロールポイント300にのみAdvanced被制御装置200の非正常終了を監視させるためであり、それを決定する基準は、<FAST−DISCOVERY>ヘッダ541,561の<number of managing server>値を利用できる。
【0036】
図6Bに示したように、本発明による登録要請応答メッセージ550には、既存の登録要請応答メッセージに<FAST−DISCOVERY>ヘッダ551が追加され、このヘッダにイベント登録要請に対する許可または拒絶を表示する。登録要請応答メッセージ550を受信したAdvancedコントロールポイント300は、<FAST−DISCOVERY>ヘッダ551を解釈して、<ACCEPT>である場合、以後に該被制御装置200の非正常終了を監視し続け、Advanced被制御装置200がByeByeメッセージ171なしに非正常終了する場合、その代わりにByeByeメッセージ171を他のコントロールポイントに伝送する。<FAST−DISCOVERY>ヘッダ551が<DENY>である場合には、Advanced被制御装置200の非正常終了を監視しない。
【0037】
図7は、本発明の一実施形態による登録更新メッセージの構造を示す図である。
【0038】
図示したように、本発明による登録更新メッセージは、既存の登録更新メッセージに<FAST−DISCOVERY>ヘッダ561を追加したものであって、Advancedコントロールポイント300がAdvanced被制御装置200にイベント登録に対して更新する時に使われる。このとき、<FAST−DISCOVERY>ヘッダ561には、Advancedコントロールポイント300が監視しているAdvanced被制御装置300の数についての情報が挿入されており、Advanced被制御装置200は、それを自身の非正常終了を監視するAdvancedコントロールポイントを選択するのに参照できる。
【0039】
図8は、本発明の一実施形態による被制御装置が自身のイベントを登録したコントロールポイントについての情報を管理するための表を示す図である。
【0040】
この表580は、Legacy被制御装置が保存している情報であって、コントロールポイントにSubscriptionを許容する時に提供するuuid値であるsid項目、イベントメッセージを伝送するtarget位置を表すcallback項目、コントロールポイントが登録更新メッセージを伝送する周期を表すTimeOut項目581を含み、本発明によるAdvanced被制御装置のみが保存する情報であって、Advancedコントロールポイントが非正常終了を監視している被制御装置の数を表す<Number of Server>項目582、自身の非正常終了を監視しているAdvancedコントロールポイントを表示するためのManage項目583を含んでいる。
【0041】
<Number of Server>項目582で、Legacyコントロールポイントは−1を有し、Advancedコントロールポイント300は、自身が非正常終了を管理しているAdvanced被制御装置の数を有する。前述したように、Advanced被制御装置200は、この項目の値を参照して自身を監視するAdvancedコントロールポイント300を選択できる。本実施形態では、コントロールポイント3のManage項目583が1となっているので、この被制御装置は、コントロールポイント3を通じて自身を監視するように設定した状態であるということが分かる。もし、コントロールポイント3が終了すれば、望ましくは、この被制御装置は、<Number of Server>項目582の値が最も小さいコントロールポイント2を、自身を監視するAdvancedコントロールポイントとして選択してコントロールポイント2のManage項目583を1と設定する。
【0042】
一方、TimeOut項目581を通じて、この被制御装置は、Advancedコントロールポイントの非正常終了を感知できる。例えば、現在、この被制御装置を監視しているコントロールポイント3がTimeOut値である3秒が過ぎても登録更新メッセージを伝送しない場合、この被制御装置は、コントロールポイント2が非正常終了したと判断して新たなAdvancedコントロールポイントを探すためにSSDP notifyメッセージ510を伝送する。
【0043】
図9は、本発明の一実施形態によるコントロールポイントで被制御装置の情報を管理するための表である。
【0044】
この表590は、Legacyコントロールポイントが管理する項目としては、被制御装置のuuid項目、CACHE−CONTROL項目、Subscriptionの有効時間を表すSubscription TimeOut項目を含み、本発明によるAdvancedコントロールポイントのみを含む項目としては、Advanced被制御装置であることを表す<Advanced CD>項目591と、Advanced被制御装置のうちこのコントロールポイントが非正常終了を監視しているか否かを表示するManage項目592とがある。このコントロールポイントは、Manage項目592に1の値が設定されたAdvanced被制御装置が非正常終了されたということを感知する場合、ByeByeメッセージ171を通じてネットワーク内の全てのコントロールポイントに該被制御装置の終了を知らせる。
【0045】
図10は、本発明の一実施形態によるbyebyeメッセージの伝送方法を示す概念図である。図示したように、Advanced被制御装置200が非正常的に終了すれば、これを監視していたAdvancedコントロールポイント300は、被制御装置200の代わりにAdvancedであるか否かに関係なく、ネットワーク内の全てのコントロールポイント310,410にbyebyeメッセージを伝送する。
【0046】
図11は、本発明の一実施形態によって被制御装置がUPnPネットワークに追加される場合、コントロールポイントを選択する過程を説明するためのフローチャートである。
【0047】
Advanced被制御装置200は、ネットワークに追加される場合、マルチキャストチャンネルを通じてネットワークに存在する全てのコントロールポイント(Advancedコントロールポイント及びLegacyコントロールポイントを何れも含む)にnotifyメッセージ1111,1112,1113,1114を伝送する。このとき、notifyメッセージには、Advanced被制御装置を表すための<FAST−DISCOVERY>ヘッダを含み、まだAdvancedコントロールポイントを選択していないため、<SERVER>値は、<UNMANAGED>と設定する。
【0048】
notifyメッセージを受信した全てのコントロールポイントは、Advanced被制御装置200にイベント登録要請メッセージを伝送するが、このとき、Advancedコントロールポイントは、自身が監視しているAdvanced被制御装置の数を<FAST−DISCOVERY>ヘッダに挿入して伝送する。このとき、Advanced被制御装置200は、<FAST−DISCOVERY>ヘッダの存在自体を監視許可を要請するメッセージと解釈する。
【0049】
本実施形態では、第一のAdvancedコントロールポイント310は1個、第二のAdvancedコントロールポイント320は2個、第三のAdvancedコントロールポイント330は0個の被制御装置の非正常終了を監視していると仮定する。
【0050】
第一のAdvancedコントロールポイント310は、現在、1個のAdvanced被制御装置の非正常終了を監視しているので、イベント登録要請メッセージ1121の<FAST−DISCOVERY>ヘッダに<1>を入れて伝送する。このとき、Advanced被制御装置200は、自身を管理しているAdvancedコントロールポイントが存在していないため、該コントロールポイント310に監視要請を許容する意味で登録要請応答メッセージ1122の<FAST−DISCOVERY>ヘッダに<ACCEPT>を挿入して伝送する。その後、第一のコントロールポイント310は、該被制御装置200の非正常終了を監視する。
【0051】
第二のAdvancedコントロールポイント320は、現在、2個のAdvanced被制御装置の非正常終了を監視しているので、イベント登録要請メッセージ1131の<FAST−DISCOVERY>ヘッダに<2>を入れて伝送する。このメッセージを受信した被制御装置200は、コントロールポイント320が伝送した<FAST−DISCOVERY>ヘッダの値が第一のコントロールポイント310の値より大きいため、登録要請応答メッセージ1132の<FAST−DISCOVERY>ヘッダに<DENY>値を入れて伝送する。このメッセージを受信したコントロールポイント320は、該被制御装置200の非正常終了に対してそれ以上関心を有さない。
【0052】
第三のAdvancedコントロールポイント330は、現在、監視しているAdvanced被制御装置がないので、イベント登録要請メッセージ1141の<FAST−DISCOVERY>ヘッダに<0>を入れて伝送する。このメッセージ1132を受信した被制御装置200は、第三のコントロールポイント330が監視している被制御装置の数が、現在自身を監視しているコントロールポイント310が監視する被制御装置の数より少ないため、第三のコントロールポイント330に伝送する登録要請応答メッセージ1142の<FAST−DISCOVERY>ヘッダに<ACCEPT>値を挿入する。このメッセージ1142を受信した第三のコントロールポイント330は、該被制御装置200の非正常終了を監視する。
【0053】
この場合、現在、Advanced被制御装置200の非正常終了を監視するAdvancedコントロールポイントは、二つ310,330が存在する。しかし、一つの被制御装置がただ一つのコントロールポイントによってのみ監視されることがネットワークのロード減少のために望ましいため、二つのうち<number of managing server>の値が少ない第三のコントロールポイント330を選択し、他のコントロールポイント310にはそれ以上監視しないように通報せねばならない。この過程は、以後に登録更新メッセージ1161,1171を処理する過程で行われる。すなわち、以後に第一のコントロールポイント310が伝送した登録更新メッセージに対する応答メッセージには、<FAST−DISCOVERY>ヘッダに<DENY>を挿入して伝送する。
【0054】
しかし、第三のAdvancedコントロールポイント330が伝送した登録更新メッセージ1171に対して、Advanced被制御装置200は、自身の非正常終了を監視し続けろという意味で登録更新応答メッセージ1172の<FAST−DISCOVERY>ヘッダに<ACCEPT>値を入れて伝送する。この過程が終われば、Advanced被制御装置200の非正常終了を監視するAdvancedコントロールポイントは、1個330となる。
【0055】
一方、Legacyコントロールポイント410のイベント登録要請過程は、既存のメッセージに<FAST−DISCOVERY>ヘッダを含まずに行えばよい(1151,1161)。
【0056】
図12は、本発明の一実施形態によってコントロールポイントがUPnPネットワークに追加される場合、非正常終了を監視する被制御装置を決定する過程を説明するためのフローチャートである。
【0057】
Advancedコントロールポイント300は、M−Searchメッセージ1211,1212,1213を通じて全ての被制御装置にM−Searchメッセージを伝送する。このとき、M−Searchメッセージに<FAST−DISCOVERY>ヘッダを追加して自身がAdvancedコントロールポイントであるということを知らせる。このメッセージを受信した被制御装置は、応答メッセージ1221,1231,1241を伝送する。Advancedコントロールポイント300は、Advanced被制御装置210,220から応答メッセージを受ければ、イベント登録要請メッセージ1222,1232を伝送する。このとき、コントロールポイント300は、イベント登録要請メッセージの<FAST−DISCOVERY>ヘッダを通じて現在自身が監視しているAdvanced被制御装置の数を知らせる。
【0058】
本実施形態では、Advancedコントロールポイント300が第一の被制御装置210及び第二の被制御装置220から許可を受けて2個のAdvanced被制御装置の非正常終了を監視したということが分かる。一方、Legacy被制御装置420との通信は、既存のUPnP規格で定義した通りに<FAST−DISCOVERY>ヘッダのないメッセージの交換によって正常的に行われうる。
【0059】
図13は、本発明の一実施形態によって被制御装置が非正常的に終了した場合、コントロールポイントが代わりにbyebyeメッセージを伝送する過程を説明するためのフローチャートである。
【0060】
Advanced被制御装置200がByeByeメッセージを伝送せずに非正常的に終了した場合(1311)、Advanced被制御装置200に対する非正常終了を監視したAdvancedコントロールポイント310がイベント登録に対するTimeOut時間が経過される前にAdvanced被制御装置200に登録更新メッセージ1321を伝送したにも拘わらず、Advanced被制御装置200から応答がなければ、該被制御装置200が非正常終了したと見なし(1322)、この事実を全てのコントロールポイント320,410に知らせるために、Advanced被制御装置200が伝送せねばならないByeByeメッセージ1331,1332の代わりに伝送する。
【0061】
図14は、本発明の一実施形態によってコントロールポイントが被制御装置にイベント登録解除メッセージを送った場合、被制御装置が他のコントロールポイントを選択する過程を説明するためのフローチャートである。
【0062】
Advanced被制御装置200の非正常終了を監視していたAdvancedコントロールポイント310がイベント登録解除メッセージ1411を伝送すれば、Advanced被制御装置200は、新たなAdvancedコントロールポイントを探すためにSSDP notifyメッセージ1431,1432を伝送する。このメッセージを受信した他のAdvancedコントロールポイント320は、イベント登録要請メッセージまたは登録更新メッセージ1441を通じて自身が監視することを要請し、Advanced被制御装置200は、これを許容するという意味で応答メッセージ1442の<FAST−DISCOVERY>ヘッダに<ACCEPT>値を挿入して伝送する。
【0063】
図15は、本発明の一実施形態によってコントロールポイントが非正常的に終了した場合、被制御装置が他のコントロールポイントを選択する過程を説明するためのフローチャートである。
【0064】
Advanced被制御装置200を監視したAdvancedコントロールポイント310がイベント登録解除メッセージを伝送せずに非正常終了される場合、Advanced被制御装置200は、イベント更新のためのTimeOut時間が経過するように自身を監視したコントロールポイント310から登録更新メッセージを受信できなくなる。この場合、Advanced被制御装置200は、自身を監視したAdvancedコントロールポイント310が非正常終了したと見なし(1523)、新たなAdvancedコントロールポイントを探す。
【0065】
図16は、本発明の一実施形態によるコントロールポイント及び被制御装置の構造を示す図である。図示したように、本発明の一実施形態によるコントロールポイント700は、検索部710、登録解除部720、監視決定部730、監視部740、処理部750を備えるが、監視決定部730は、伝送部731及び決定部732を備え、監視部740は、伝送部741及び判断部742を備える。
【0066】
まず、コントロールポイント700を参照すれば、検索部710は、被制御装置の検索部810とSSDP notifyメッセージ、M−SearchメッセージなどUPnP規格のDISCOVERYメッセージを交換する。但し、本発明によるDISCOVERYメッセージには、<FAST−DISCOVERY>ヘッドが含まれてAdvancedデバイスであるということを知らせる機能があることは前述した通りである。
【0067】
伝送部731は、監視許可を要請するメッセージをイベント登録要請メッセージの<FAST−DISCOVERY>ヘッダに含めて被制御装置に伝送するが、ネットワークのロードを減らすために、検索部710でディスカバリーメッセージを通じて前記監視許可を要請するメッセージを解釈できると認知された被制御装置にのみ<FAST−DISCOVERY>ヘッダが追加されたメッセージを伝送する。また、被制御装置800が監視を許可するか否かの決定に参照できるように、既に監視している被制御装置の数についての情報を<FAST−DISCOVERY>ヘッダに挿入して伝送する。
【0068】
決定部732は、イベント登録要請メッセージを受信した被制御装置のうち、応答メッセージの<FAST−DISCOVERY>ヘッダに監視を許可する<ACCEPT>メッセージを挿入して伝送した被制御装置を監視する対象として決定する。
【0069】
監視部740は、監視対象として決定された被制御装置の終了如何をイベントメッセージを利用して周期的に判断するが、伝送部740は、登録更新メッセージの<FAST−DISCOVERY>ヘッダにコントロールポイント700が現在監視しているコントロールポイントの数についての情報を挿入して周期的に被制御装置800に伝送する。
【0070】
判断部742は、被制御装置800から登録更新メッセージに対する応答がなければ、被制御装置800が終了メッセージを伝送せずに終了したと判断し、応答メッセージが受信されれば、被制御装置800がまだ終了していないと判断する。
【0071】
処理部750は、判断部742での判断結果、被制御装置800が終了メッセージを伝送せずに終了したと判断された場合、被制御装置800の代わりに終了メッセージをネットワークにマルチキャストし、被制御装置800が終了していないと判断された場合、応答メッセージを参照して被制御装置800に対する監視を続けるか否かを決定するが、応答メッセージの<FAST−DISCOVERY>ヘッダ値が<ACCEPT>であれば、次に伝送する更新登録メッセージにも<FAST−DISCOVERY>ヘッダを含めて監視に対する更新を再び要請し、<FAST−DISCOVERY>ヘッダ値が<DENY>であれば、次に伝送される登録更新メッセージには、<FAST−DISCOVERY>ヘッダを挿入させず、それ以上被制御装置800を監視しない。
【0072】
登録解除部720は、コントロールポイント700の終了につれて自身がイベントを登録した被制御装置800に登録解除メッセージを伝送する。
【0073】
一方、本発明の一実施形態による被制御装置800は、検索部810、CP選択部820、更新決定部830を備えるが、CP選択部820は、受信部821、選択部822及び伝送部823を備え、更新決定部830は、受信部831、決定部832及び伝送部833を備える。
【0074】
CP選択部820は、イベント登録要請メッセージを利用して被制御装置800の非正常終了を監視するコントロールポイント700を選択するが、選択されたコントロールポイント700から登録解除メッセージが受信されるか、または選択されたコントロールポイント700がTimeOut時間内に登録更新メッセージを伝送しなければ、自身を監視するコントロールポイントがネットワークで脱退したと判断して他のコントロールポイントを選択する。
【0075】
このようなCP選択部820は、コントロールポイント700からイベント登録要請メッセージを受信する受信部821、イベント登録要請メッセージの<FAST−DISCOVERY>ヘッダに含まれた情報を参照して、コントロールポイント700を自身の非正常終了を監視するコントロールポイントとして選択するか否かを決定する選択する選択部822及び選択如何に関するメッセージをイベント登録要請メッセージに対する応答メッセージの<FAST−DISCOVERY>ヘッダに挿入して伝送する伝送部823を備える。ここで、イベント登録要請メッセージの<FAST−DISCOVERY>ヘッダに含まれた情報は、コントロールポイント700が監視している被制御装置の数についての情報でありうるというのは前述した通りである。
【0076】
更新決定部830は、CP選択部820の選択部822によって選択されたコントロールポイント700が周期的に伝送する登録更新メッセージを利用してその選択に対する更新如何を決定し、選択されたコントロールポイント700から登録更新メッセージを受信する受信部821、登録更新メッセージの<FAST−DISCOVERY>ヘッダに含まれた情報を参照して選択されたコントロールポイントが自身の非正常終了を監視させ続けるか否かを決定する決定部832と、決定部832の決定に関するメッセージを登録更新メッセージに対する応答メッセージの<FAST−DISCOVERY>ヘッダに挿入して選択されたコントロールポイント700に伝送する伝送部830とを備える。
【0077】
ここで、登録更新メッセージの<FAST−DISCOVERY>ヘッダに含まれた情報は、イベント登録要請メッセージと同様に、選択されたコントロールポイント700が監視している被制御装置の数に関する情報でありうる。
【0078】
一方、前述した本発明の実施形態は、コンピュータで実行できるプログラムで作成可能であり、コンピュータで読み取り可能な記録媒体を利用して前記プログラムを動作させる汎用ディジタルコンピューターで具現されうる。
【0079】
前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、マグネチック記録媒体(例えば、ロム、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光学的判読媒体(例えば、CD−ROM、DVDなど)及びキャリアウェーブ(例えば、インターネットを通じた伝送)のような記録媒体を含む。
【0080】
以上、本発明についてその望ましい実施形態を中心に説明した。当業者は、本発明が本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形された形態で具現されうるということが理解できる。したがって、開示された実施形態は、限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮されねばならない。本発明の範囲は、前述した説明ではなく、特許請求の範囲に現れており、それと同等な範囲内にある全ての差異点は、本発明に含まれていると解釈されねばならない。
【産業上の利用可能性】
【0081】
本発明は、メッセージ伝送装置関連の技術分野に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0082】
【図1】コントロールポイントがSSDP notifyメッセージを通じて被制御装置を発見する方法を説明するための図である。
【図2A】コントロールポイントがM−Searchメッセージを通じて被制御装置を発見する方法を説明するための図である。
【図2B】コントロールポイントがM−Searchメッセージを通じて被制御装置を発見する方法を説明するための図である。
【図3】UPnPネットワークで被制御装置がbyebyeメッセージを通じてコントロールポイントに終了を知らせる方法を説明するための図である。
【図4】本発明の一実施形態によるSSDP notifyメッセージの構造を示す図である。
【図5A】本発明の一実施形態によるM−Searchメッセージの構造を示す図である。
【図5B】本発明の一実施形態によるM−Searchメッセージに対する応答メッセージの構造を示す図である。
【図6A】本発明の一実施形態によるSubscriptionメッセージの構造を示す図である。
【図6B】本発明の一実施形態によるSubscriptionメッセージに対する応答メッセージの構造を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態によるRenewalメッセージの構造を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態による被制御装置でコントロールポイントについての情報を管理するための表である。
【図9】本発明の一実施形態によるコントロールポイントで被制御装置の情報を管理するための表である。
【図10】本発明の一実施形態によるbyebyeメッセージ伝送方法を示す概念図である。
【図11】本発明の一実施形態によって被制御装置がUPnPネットワークに追加される場合、コントロールポイントを選択する過程を説明するためのフローチャートである。
【図12】本発明の一実施形態によってコントロールポイントがUPnPネットワークに追加される場合、非正常終了を監視する被制御装置を決定する過程を説明するためのフローチャートである。
【図13】本発明の一実施形態によって被制御装置が非正常的に終了した場合、コントロールポイントが代わりにbyebyeメッセージを伝送する過程を説明するためのフローチャートである。
【図14】本発明の一実施形態によってコントロールポイントが被制御装置にUnsubscriptionメッセージを伝送した場合、被制御装置が他のコントロールポイントを選択する過程を説明するためのフローチャートである。
【図15】本発明の一実施形態によってコントロールポイントが非正常的に終了した場合、被制御装置が他のコントロールポイントを選択する過程を説明するためのフローチャートである。
【図16】本発明の一実施形態によるコントロールポイント及び被制御装置の構造を示す図である。
【符号の説明】
【0083】
200 Advanced被制御装置
310,320 Advancedコントロールポイント
410 Legacyコントロールポイント
【特許請求の範囲】
【請求項1】
UPnPネットワークに被制御装置の終了を知らせる方法において、
(a)前記ネットワークの被制御装置のうち少なくとも何れか一つを前記ネットワークに終了を知らせずに終了したか否かに対して監視する対象として決定するステップと、
(b)前記監視対象として決定された被制御装置の終了如何をイベントメッセージを利用して周期的に判断するステップと、
(c)前記判断結果に基づいて選択的に前記決定された被制御装置が終了したというのを前記決定された被制御装置の代わりに前記ネットワークに知らせるステップとを含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記(a)ステップは、
(a1)監視許可を要請するメッセージをイベント登録要請メッセージのヘッダに含んで少なくとも一つ以上の被制御装置に伝送するステップと、
(a2)前記被制御装置のうち前記イベント登録要請メッセージに対する応答メッセージのヘッダに監視を許可するメッセージを挿入して伝送した被制御装置を監視対象として決定するステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記(a1)ステップは、
ディスカバリーメッセージを通じて前記監視許可を要請するメッセージを解析できると認知された被制御装置にのみ前記イベント登録要請メッセージを伝送することを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記(a1)ステップは、
前記イベント登録要請メッセージを受信する被制御装置が前記監視を許可するか否かを決定するのに参照できるように、既に監視している被制御装置の数についての情報を前記イベント登録要請メッセージのヘッダに挿入して伝送することを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記(b)ステップは、
(b1)登録更新メッセージを周期的に前記決定された被制御装置に伝送するステップと、
(b2)前記登録更新メッセージに対する応答がなければ、前記決定された被制御装置が終了メッセージを伝送せずに終了したと判断するステップとを含み、
前記(c)ステップは、
前記判断結果、前記被制御装置が終了メッセージを伝送せずに終了した場合、前記被制御装置の代わりに終了メッセージを前記ネットワークにマルチキャストすることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記(b)ステップは、
(b1)登録更新メッセージのヘッダに前記監視に対する更新を要請するメッセージを挿入して周期的に前記決定された被制御装置に伝送するステップと、
(b2)前記登録更新メッセージに対する応答メッセージが受信されれば、前記決定された被制御装置が終了していないと判断するステップとを含み、
前記(c)ステップは、
前記判断結果、前記被制御装置が終了していない場合、前記応答メッセージを参照して前記被制御装置に対する監視を続けるか否かを決定することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記(c)ステップは、
前記応答メッセージのヘッダに前記監視に対する更新を許可するメッセージが挿入されていれば、次の登録更新メッセージのヘッダに前記監視に対する更新を要請するメッセージを挿入して伝送し、拒絶メッセージが挿入されていれば、次の登録更新メッセージに前記監視に対する更新を要請するメッセージを挿入せずに伝送することを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記(b1)ステップは、
前記決定された被制御装置が前記監視を許可するか否かを決定するのに参照できるように、前記登録更新メッセージのヘッダに既に監視している被制御装置の数についての情報を挿入して伝送することを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項9】
請求項1ないし8のうち何れか一項に記載の方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項10】
UPnPネットワークに被制御装置の終了を知らせる装置において、
前記ネットワークの被制御装置のうち少なくとも何れか一つを前記ネットワークに終了を知らせずに終了したか否かを監視する対象として決定する監視決定部と、
前記監視対象として決定された被制御装置の終了如何を、イベントメッセージを利用して周期的に判断する監視部と、
前記監視部の判断結果に基づいて、選択的に前記決定された被制御装置が終了したということを前記ネットワークに知らせる処理部とを備えることを特徴とする装置。
【請求項11】
前記監視決定部は、
監視許可を要請するメッセージをイベント登録要請メッセージのヘッダに含めて少なくとも一つ以上の被制御装置に伝送する伝送部と、
前記被制御装置のうち前記イベント登録要請メッセージに対する応答メッセージのヘッダに監視を許可するメッセージを挿入して、伝送した被制御装置を監視する対象として決定する決定部とを備えることを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記伝送部は、ディスカバリーメッセージを通じて前記監視許可を要請するメッセージを解釈できると認知された被制御装置にのみ前記イベント登録要請メッセージを伝送することを特徴とする請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記伝送部は、前記イベント登録要請メッセージを受信する被制御装置が前記監視を許可するか否かを決定するのに参照できるように、前記監視部が既に監視している被制御装置の数についての情報を前記イベント登録要請メッセージのヘッダに挿入して伝送することを特徴とする請求項11に記載の装置。
【請求項14】
前記監視部は、
登録更新メッセージを周期的に前記監視対象として決定された被制御装置に伝送する伝送部と、
前記登録更新メッセージに対する応答がなければ、前記決定された被制御装置が終了メッセージを伝送せずに終了したと判断する判断部とを備え、
前記処理部は、前記判断部での判断結果、前記決定された被制御装置が終了メッセージを伝送せずに終了した場合、前記被制御装置の代わりに終了メッセージを前記ネットワークにマルチキャストすることを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項15】
前記監視部は、
登録更新メッセージのヘッダに前記監視に対する更新を要請するメッセージを挿入して前記監視対象として決定された被制御装置に周期的に伝送する伝送部と、
前記登録更新メッセージに対する応答メッセージが受信されれば、前記決定された被制御装置が終了していないと判断する判断部とを備え、
前記処理部は、前記判断部での判断結果、前記決定された被制御装置が終了していない場合、前記応答メッセージを参照して前記被制御装置に対する監視を続けるか否かを決定することを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項16】
前記処理部は、
前記応答メッセージのヘッダに前記監視に対する更新を許可するメッセージが挿入されていれば、前記伝送部が次の登録更新メッセージのヘッダに前記監視に対する更新を要請するメッセージを挿入して伝送させ、拒絶メッセージが挿入されていれば、前記伝送部が次の登録更新メッセージに前記監視に対する更新を要請するメッセージを挿入せずに伝送させることを特徴とする請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記伝送部は、
前記決定された被制御装置が前記監視を許可するか否かを決定するのに参照できるように、前記登録更新メッセージのヘッダに前記コントロールポイントが既に監視している被制御装置の数についての情報を挿入して伝送することを特徴とする請求項15に記載の装置。
【請求項18】
UPnPネットワークで被制御装置が終了メッセージの伝送を代行するコントロールポイントを決定する方法であって、
(a)イベント登録要請メッセージを利用して少なくとも一つのコントロールポイントを選択するステップと、
(b)前記選択されたコントロールポイントから周期的に伝送される登録更新メッセージを利用して前記選択に対する更新如何を決定するステップと、を含み、
前記選択されたコントロールポイントは、前記被制御装置が終了メッセージを伝送せずに終了した場合、前記被制御装置の代わりに終了メッセージを前記ネットワークにマルチキャストすることを特徴とする方法。
【請求項19】
(c)前記選択されたコントロールポイントから登録解除メッセージが受信されるか、または前記登録更新メッセージが受信された後、所定時間内に次の登録更新メッセージが受信されていなければ、前記(a)ステップを行って、前記選択されたコントロールポイントではない他のコントロールポイントを選択するステップをさらに含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記(a)ステップは、
(a1)少なくとも一つ以上のイベント登録要請メッセージを受信するステップと、
(a2)前記受信されたイベント登録要請メッセージのヘッダに含まれた情報を参照して終了メッセージの伝送を代行するコントロールポイントを選択するステップと、
(a3)前記選択如何についてのメッセージを前記イベント登録要請メッセージに対する応答メッセージのヘッダに挿入して伝送するステップと、を含み、
前記情報は、前記イベント登録要請メッセージを伝送したコントロールポイントが終了メッセージの伝送を代行している被制御装置の数についての情報であることを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記(b)ステップは、
(b1)前記選択されたコントロールポイントから前記登録更新メッセージを受信するステップと、
(b2)前記受信された登録更新メッセージのヘッダに含まれた情報を参照して、前記選択されたコントロールポイントが前記代行を行い続けるか否かを決定するステップと、
(b3)前記決定に関するメッセージを前記登録更新メッセージに対する応答メッセージのヘッダに挿入して前記選択されたコントロールポイントに伝送するステップとを含み、
前記情報は、前記選択されたコントロールポイントが終了メッセージの伝送を代行している被制御装置の数についての情報であることを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項22】
請求項1ないし18のうち何れか一項に記載の方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項23】
イベント登録要請メッセージを利用して少なくとも一つのコントロールポイントを選択するCP選択部と、
前記CP選択部で選択されたコントロールポイントが周期的に伝送する登録更新メッセージを利用して前記選択の更新如何を決定する更新決定部と、を備え、
前記選択されたコントロールポイントは、前記被制御装置が終了メッセージを伝送せずに終了した場合、前記被制御装置の代わりに終了メッセージを前記ネットワークにマルチキャストすることを特徴とするUPnPネットワークの被制御装置。
【請求項24】
前記CP選択部は、前記選択されたコントロールポイントから登録解除メッセージが受信されるか、または前記登録更新メッセージが受信された後、所定時間内に次の登録更新メッセージが受信されなければ、前記選択されたコントロールポイントではない他のコントロールポイントを終了メッセージの伝送を代行するコントロールポイントとして選択することを特徴とする請求項23に記載の装置。
【請求項25】
前記CP選択部は、
少なくとも一つ以上のイベント登録要請メッセージを受信する受信部と、
前記受信されたイベント登録要請メッセージのヘッダに含まれた情報を参照して前記終了メッセージの伝送を代行するコントロールポイントを選択する選択部と、
前記選択如何に関するメッセージを前記イベント登録要請メッセージに対する応答メッセージのヘッダに挿入して伝送する伝送部とを備え、
前記情報は、前記イベント登録要請メッセージを伝送したコントロールポイントが終了メッセージの伝送を代行している被制御装置の数についての情報であることを特徴とする請求項23に記載の装置。
【請求項26】
前記更新決定部は、
前記選択されたコントロールポイントから前記登録更新メッセージを受信する受信部と、
前記登録更新メッセージのヘッダに含まれた情報を参照して前記選択されたコントロールポイントが前記代行を行い続けるか否かを決定する決定部と、
前記決定に関するメッセージを前記登録更新メッセージに対する応答メッセージのヘッダに挿入して前記選択されたコントロールポイントに伝送する伝送部と、を備え、
前記情報は、前記選択されたコントロールポイントが終了メッセージの伝送を代行している被制御装置の数についての情報であることを特徴とする請求項23に記載の装置。
【請求項1】
UPnPネットワークに被制御装置の終了を知らせる方法において、
(a)前記ネットワークの被制御装置のうち少なくとも何れか一つを前記ネットワークに終了を知らせずに終了したか否かに対して監視する対象として決定するステップと、
(b)前記監視対象として決定された被制御装置の終了如何をイベントメッセージを利用して周期的に判断するステップと、
(c)前記判断結果に基づいて選択的に前記決定された被制御装置が終了したというのを前記決定された被制御装置の代わりに前記ネットワークに知らせるステップとを含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記(a)ステップは、
(a1)監視許可を要請するメッセージをイベント登録要請メッセージのヘッダに含んで少なくとも一つ以上の被制御装置に伝送するステップと、
(a2)前記被制御装置のうち前記イベント登録要請メッセージに対する応答メッセージのヘッダに監視を許可するメッセージを挿入して伝送した被制御装置を監視対象として決定するステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記(a1)ステップは、
ディスカバリーメッセージを通じて前記監視許可を要請するメッセージを解析できると認知された被制御装置にのみ前記イベント登録要請メッセージを伝送することを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記(a1)ステップは、
前記イベント登録要請メッセージを受信する被制御装置が前記監視を許可するか否かを決定するのに参照できるように、既に監視している被制御装置の数についての情報を前記イベント登録要請メッセージのヘッダに挿入して伝送することを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記(b)ステップは、
(b1)登録更新メッセージを周期的に前記決定された被制御装置に伝送するステップと、
(b2)前記登録更新メッセージに対する応答がなければ、前記決定された被制御装置が終了メッセージを伝送せずに終了したと判断するステップとを含み、
前記(c)ステップは、
前記判断結果、前記被制御装置が終了メッセージを伝送せずに終了した場合、前記被制御装置の代わりに終了メッセージを前記ネットワークにマルチキャストすることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記(b)ステップは、
(b1)登録更新メッセージのヘッダに前記監視に対する更新を要請するメッセージを挿入して周期的に前記決定された被制御装置に伝送するステップと、
(b2)前記登録更新メッセージに対する応答メッセージが受信されれば、前記決定された被制御装置が終了していないと判断するステップとを含み、
前記(c)ステップは、
前記判断結果、前記被制御装置が終了していない場合、前記応答メッセージを参照して前記被制御装置に対する監視を続けるか否かを決定することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記(c)ステップは、
前記応答メッセージのヘッダに前記監視に対する更新を許可するメッセージが挿入されていれば、次の登録更新メッセージのヘッダに前記監視に対する更新を要請するメッセージを挿入して伝送し、拒絶メッセージが挿入されていれば、次の登録更新メッセージに前記監視に対する更新を要請するメッセージを挿入せずに伝送することを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記(b1)ステップは、
前記決定された被制御装置が前記監視を許可するか否かを決定するのに参照できるように、前記登録更新メッセージのヘッダに既に監視している被制御装置の数についての情報を挿入して伝送することを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項9】
請求項1ないし8のうち何れか一項に記載の方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項10】
UPnPネットワークに被制御装置の終了を知らせる装置において、
前記ネットワークの被制御装置のうち少なくとも何れか一つを前記ネットワークに終了を知らせずに終了したか否かを監視する対象として決定する監視決定部と、
前記監視対象として決定された被制御装置の終了如何を、イベントメッセージを利用して周期的に判断する監視部と、
前記監視部の判断結果に基づいて、選択的に前記決定された被制御装置が終了したということを前記ネットワークに知らせる処理部とを備えることを特徴とする装置。
【請求項11】
前記監視決定部は、
監視許可を要請するメッセージをイベント登録要請メッセージのヘッダに含めて少なくとも一つ以上の被制御装置に伝送する伝送部と、
前記被制御装置のうち前記イベント登録要請メッセージに対する応答メッセージのヘッダに監視を許可するメッセージを挿入して、伝送した被制御装置を監視する対象として決定する決定部とを備えることを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記伝送部は、ディスカバリーメッセージを通じて前記監視許可を要請するメッセージを解釈できると認知された被制御装置にのみ前記イベント登録要請メッセージを伝送することを特徴とする請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記伝送部は、前記イベント登録要請メッセージを受信する被制御装置が前記監視を許可するか否かを決定するのに参照できるように、前記監視部が既に監視している被制御装置の数についての情報を前記イベント登録要請メッセージのヘッダに挿入して伝送することを特徴とする請求項11に記載の装置。
【請求項14】
前記監視部は、
登録更新メッセージを周期的に前記監視対象として決定された被制御装置に伝送する伝送部と、
前記登録更新メッセージに対する応答がなければ、前記決定された被制御装置が終了メッセージを伝送せずに終了したと判断する判断部とを備え、
前記処理部は、前記判断部での判断結果、前記決定された被制御装置が終了メッセージを伝送せずに終了した場合、前記被制御装置の代わりに終了メッセージを前記ネットワークにマルチキャストすることを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項15】
前記監視部は、
登録更新メッセージのヘッダに前記監視に対する更新を要請するメッセージを挿入して前記監視対象として決定された被制御装置に周期的に伝送する伝送部と、
前記登録更新メッセージに対する応答メッセージが受信されれば、前記決定された被制御装置が終了していないと判断する判断部とを備え、
前記処理部は、前記判断部での判断結果、前記決定された被制御装置が終了していない場合、前記応答メッセージを参照して前記被制御装置に対する監視を続けるか否かを決定することを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項16】
前記処理部は、
前記応答メッセージのヘッダに前記監視に対する更新を許可するメッセージが挿入されていれば、前記伝送部が次の登録更新メッセージのヘッダに前記監視に対する更新を要請するメッセージを挿入して伝送させ、拒絶メッセージが挿入されていれば、前記伝送部が次の登録更新メッセージに前記監視に対する更新を要請するメッセージを挿入せずに伝送させることを特徴とする請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記伝送部は、
前記決定された被制御装置が前記監視を許可するか否かを決定するのに参照できるように、前記登録更新メッセージのヘッダに前記コントロールポイントが既に監視している被制御装置の数についての情報を挿入して伝送することを特徴とする請求項15に記載の装置。
【請求項18】
UPnPネットワークで被制御装置が終了メッセージの伝送を代行するコントロールポイントを決定する方法であって、
(a)イベント登録要請メッセージを利用して少なくとも一つのコントロールポイントを選択するステップと、
(b)前記選択されたコントロールポイントから周期的に伝送される登録更新メッセージを利用して前記選択に対する更新如何を決定するステップと、を含み、
前記選択されたコントロールポイントは、前記被制御装置が終了メッセージを伝送せずに終了した場合、前記被制御装置の代わりに終了メッセージを前記ネットワークにマルチキャストすることを特徴とする方法。
【請求項19】
(c)前記選択されたコントロールポイントから登録解除メッセージが受信されるか、または前記登録更新メッセージが受信された後、所定時間内に次の登録更新メッセージが受信されていなければ、前記(a)ステップを行って、前記選択されたコントロールポイントではない他のコントロールポイントを選択するステップをさらに含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記(a)ステップは、
(a1)少なくとも一つ以上のイベント登録要請メッセージを受信するステップと、
(a2)前記受信されたイベント登録要請メッセージのヘッダに含まれた情報を参照して終了メッセージの伝送を代行するコントロールポイントを選択するステップと、
(a3)前記選択如何についてのメッセージを前記イベント登録要請メッセージに対する応答メッセージのヘッダに挿入して伝送するステップと、を含み、
前記情報は、前記イベント登録要請メッセージを伝送したコントロールポイントが終了メッセージの伝送を代行している被制御装置の数についての情報であることを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記(b)ステップは、
(b1)前記選択されたコントロールポイントから前記登録更新メッセージを受信するステップと、
(b2)前記受信された登録更新メッセージのヘッダに含まれた情報を参照して、前記選択されたコントロールポイントが前記代行を行い続けるか否かを決定するステップと、
(b3)前記決定に関するメッセージを前記登録更新メッセージに対する応答メッセージのヘッダに挿入して前記選択されたコントロールポイントに伝送するステップとを含み、
前記情報は、前記選択されたコントロールポイントが終了メッセージの伝送を代行している被制御装置の数についての情報であることを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項22】
請求項1ないし18のうち何れか一項に記載の方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項23】
イベント登録要請メッセージを利用して少なくとも一つのコントロールポイントを選択するCP選択部と、
前記CP選択部で選択されたコントロールポイントが周期的に伝送する登録更新メッセージを利用して前記選択の更新如何を決定する更新決定部と、を備え、
前記選択されたコントロールポイントは、前記被制御装置が終了メッセージを伝送せずに終了した場合、前記被制御装置の代わりに終了メッセージを前記ネットワークにマルチキャストすることを特徴とするUPnPネットワークの被制御装置。
【請求項24】
前記CP選択部は、前記選択されたコントロールポイントから登録解除メッセージが受信されるか、または前記登録更新メッセージが受信された後、所定時間内に次の登録更新メッセージが受信されなければ、前記選択されたコントロールポイントではない他のコントロールポイントを終了メッセージの伝送を代行するコントロールポイントとして選択することを特徴とする請求項23に記載の装置。
【請求項25】
前記CP選択部は、
少なくとも一つ以上のイベント登録要請メッセージを受信する受信部と、
前記受信されたイベント登録要請メッセージのヘッダに含まれた情報を参照して前記終了メッセージの伝送を代行するコントロールポイントを選択する選択部と、
前記選択如何に関するメッセージを前記イベント登録要請メッセージに対する応答メッセージのヘッダに挿入して伝送する伝送部とを備え、
前記情報は、前記イベント登録要請メッセージを伝送したコントロールポイントが終了メッセージの伝送を代行している被制御装置の数についての情報であることを特徴とする請求項23に記載の装置。
【請求項26】
前記更新決定部は、
前記選択されたコントロールポイントから前記登録更新メッセージを受信する受信部と、
前記登録更新メッセージのヘッダに含まれた情報を参照して前記選択されたコントロールポイントが前記代行を行い続けるか否かを決定する決定部と、
前記決定に関するメッセージを前記登録更新メッセージに対する応答メッセージのヘッダに挿入して前記選択されたコントロールポイントに伝送する伝送部と、を備え、
前記情報は、前記選択されたコントロールポイントが終了メッセージの伝送を代行している被制御装置の数についての情報であることを特徴とする請求項23に記載の装置。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図6A】
【図6B】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図6A】
【図6B】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公開番号】特開2007−110733(P2007−110733A)
【公開日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−280545(P2006−280545)
【出願日】平成18年10月13日(2006.10.13)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年10月13日(2006.10.13)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【Fターム(参考)】
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