説明

VoIPゲートウェイ装置

【課題】必要に応じて、自動で子機VoIPゲートウェイ装置の電源をONまたは待機状態とすることで、消費電力の削減を行なう。
【解決手段】VoIPゲートウェイ装置をカスケード接続し、電源制御は専用線を用いて、親機から子機1台を制御する。子機が複数台ある場合は、親機から電源制御される子機が、他の子機の電源制御を専用線を用いて行なう。VoIPゲートウェイ装置は自身の処理している回線数を自装置にて監視し、未使用回線数に余裕がなくなると、出力用電源制御ポートから信号を出力し、子機の電源をONする。また、子機側は親機からの待機状態遷移信号を受け取り、自身の処理している回線がなくなった際、自動で待機状態へ遷移する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カスケード接続可能であるVoIP(Voice over Internet Protocol)ゲートウェイに関するものであり、特に、ゲートウェイの子機の省電力運転に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、大規模拠点において、VoIPゲートウェイ装置を複数台用いてカスケード接続し、収容する内線数を容易に増やす事は可能であった。その場合、カスケード接続されているVoIPゲートウェイは全ての電源をON状態にして使用していた(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−289184号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、VoIPゲートウェイ装置を複数台使用し回線数を増やす構成であれば、親機側の回線数に余裕がある場合、子機側は使用される事はないため、子機側は余計な電力を消費していた。例えばVoIPゲートウェイ装置を企業が用いる場合、営業時間外は発信、着信共にチャネル数は減少するため、空き回線数が増え、無駄に電力を消費していた。
【0005】
本発明の目的は、VoIPゲートウェイ装置がカスケード接続により複数台接続されている場合、子機の電源を制御することで、省電力化を実現するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のVoIPゲートウェイ装置は、VoIPゲートウェイのカスケード接続の接続形態を利用し、また、VoIPゲートウェイ自身が現在の使用している回線数を認識することで、親機自身が収容できる回線数に余裕が無い場合に子機の電源をON状態にし、収容できる回線数を増やし、逆に、親機の収容できる回線数に余裕がある場合は子機を待機状態に遷移させる制御を行う。そのために、本発明のVoIPゲートウェイ装置は、カスケード接続機能を備え、LANポート、WANポート、入力用電源制御ポート、出力用電源制御ポートとを持ち、LANポートに、カスケード接続用のVoIPゲートウェイが接続されたことが認識できるよう、MACアドレスにて、子機VoIPゲートウェイを認識する機能とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、子機を使用しない場合、待機状態にしておくことができるため、無駄な電力を省くことができる。また、子機については待機状態の時間が長くなるため、装置寿命が長くなる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明によるシステム構成例である。
【図2】図1の接続拡大図である。
【図3】本発明のVOIPゲートウェイ装置の内部ブロック図である。
【図4】カスケード接続のためのMACアドレス認識のシーケンスである。
【図5】装置内部電源制御回路214における信号aの出力判定のフローチャートである。
【図6】子機と親機における入力電源制御用信号bの決定の比較を示す。
【図7】装置内部電源制御回路214における出力電源制御用信号cの決定のフローチャートである。
【図8】入力信号と出力信号との対応関係および電源状態をまとめた図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1に、本発明である親機による電源管理機能を有するVoIPゲートウェイ装置(以下ではVoIPゲートウェイ又はゲートウェイと略記する)のカスケード接続構成例を示す。網11に接続されている親機であるVoIPゲートウェイ装置12と子機である各VoIPゲートウェイ装置13−15,1Nとの間には、各子機13−15,1Nが親機12を介して網11との間で音声信号の授受を行うための通信線W1−W3,WNが接続されている。親機12から各子機13−15,1Nへは、電源制御用の通信線P1,P2,P3,P4,PNがカスケード接続されている。さらに、親機12及び各子機13−15,1Nのそれぞれには、交換機16を介して各電話17との間で音声信号の授受を行うための通信線V1−V4,VNが接続されている。
【0010】
以下では、カスケード接続において、親機12に近い子機を上位の子機又は上位のゲートウェイ装置と呼び、親機12から遠い子機を下位の子機又は上位のゲートウェイ装置と呼ぶ。例えば、子機14にとって、上位の子機は子機13であり、下位の子機は子機15である。
【0011】
本構成のようにVoIPゲートウェイ装置12−15,1Nを複数台カスケード接続することで収容チャネル数を増加するための制御を行うことができる。網11の契約チャネル数に対し、VoIPゲートウェイの収容できる回線数が少ない場合、本構成のようにカスケード接続し収容できる回線数を増やす場合がある。
【0012】
本構成では、網11との接続を契約した顧客に対応して親機であるVoIPゲートウェイ装置12が設けられており、親機が、自身および動作可能な子機に対してラウンドロビンで網11からの回線接続を決定している。そのため、本実施例では、親機では回線接続のための負荷が増える可能性があるが、ラウンドロビンの制御の容易さを優先して図1に示す構成としている。
【0013】
図2に、図1のカスケード接続の詳細図を示す。VoIPゲートウェイ装置12は親機であり、あらかじめ親機12に子機のMACアドレスを設定しておく事で、VoIPゲートウェイ装置13、14を子機として認識している(後述)。VoIPゲートウェイ装置12のWANポートは網11と接続されている。VoIPゲートウェイ装置12のLANポートは子機VoIPゲートウェイ装置13と14のWANポートと通信線W1、W2を介してそれぞれ接続されている。VoIPゲートウェイ装置12の音声インターフェースは交換機16と通信線V1を介して接続されている。VoIPゲートウェイ装置12の出力電源制御ポートはVoIPゲートウェイ装置13の入力用電源制御ポートと電源制御用の通信線P1を介して接続される。
【0014】
さらに、VoIPゲートウェイ装置13の音声インターフェースは交換機16と通信線V2を介して接続され、VoIPゲートウェイ装置14の音声インターフェースは交換機16と通信線V3を介して接続されている。VoIPゲートウェイ装置13の出力用電源制御ポートはVoIPゲートウェイ装置14の入力用電源制御ポートと電源制御用の通信線P2を介して接続される。交換機16は配下に電話機17を収容する。親機のVoIPゲートウェイ装置12は子機側の電源制御をするため、また、普段の回線処理を行なうため、常に内部の電源ON状態とする。子機のVoIPゲートウェイ装置13と14は入力用電源制御ポートの信号により、装置内部の電源をON状態にするかどうかの判断を自装置内部で行なう。
【0015】
図3に、本発明である電源管理機能を有するVoIPゲートウェイ装置の内部ブロック図を示す。図1に示したVoIPゲートウェイ装置の親機12と子機13−15,1Nは、いずれも図3に示す構成を有する。本機は、電源ON用スイッチ211、入力電源制御用ポート222、出力電源制御用ポート223、交換機とのインターフェース用に音声通信用ポート219、網11側とのインターフェースであるにWANポート221(子機では、親機のLANポートを介して網11と接続されている)、LAN端末、またはカスケード接続によって子機VoIPゲートウェイを接続するLANポート220とを備える。
【0016】
VoIPゲートウェイは、手動で電源スイッチ211をON状態にすることで、装置に電源が給電され、回路213の専用電源212が装置内部電源制御回路213等に電力を供給する。装置内部電源制御回路213は、信号aによって電源生成回路214が電源を生成するか否かを制御する。装置内部のVoIPゲートウェイ装置としてのメイン回路は電源生成回路214による電源で動作する。電源生成回路214が電源を生成すると、VoIPゲートウェイ装置としてのメイン回路である、音声/IP変換部215、使用回線数を把握し回路213に伝達する中央処理装置216、パケット交換を行なうレイヤ2スイッチ217、及びログの保存、装置設定、MACアドレスの記憶などをする記憶部218が動作し、VoIPゲートウェイとして機能する。
【0017】
図4に、MACアドレスを用いて子機を認識するためのシーケンス図を示す。子機の内部電源がON(31)されると、親機にIPアドレスを要求する(DHCP)(32)。親機は子機から受信した情報に含まれるMACアドレスが、あらかじめ設定してあるMACアドレスであるかを判定し(33)、該当MACアドレスであればIPアドレスに加え、VoIPゲートウェイ装置子機として使用するための番号情報を子機に返信する(34)。ここで、カスケード接続させる子機のMACアドレスは、PCからVoIPゲートウェイ装置の親機にログインし、設定を変更することができる。また、子機から受信した情報は図3の記憶部218に保存される。
(実施例1)
信号aが”Hi”であるとき、装置内部の電源が生成されることとする。装置内部電源制御回路213が自身のVoIPゲートウェイ装置の電源をONとすると判断した時、電源生成回路214が電源を生成するための信号aとして”Hi”を出力し、その後VoIPゲートウェイ装置として機能をはじめる。
【0018】
信号aの”Hi”/ ”Low”は入力用電源制御信号bと、自装置で処理している回線数により決定される。図5に信号aの出力を決定するための論理判定をフローチャートで示す(S1)。入力用電源制御信号bが”Hi”である場合(S2)、信号aは”Hi”(電源生成信号)となる(S3)。入力用電源制御信号bが”Low”である場合(S2)は、自装置で処理している回線数により信号aを決定する。自装置で1チャネル以上回線を処理している場合(S4)、信号aを”Hi”(電源生成信号)とし(S5)、自装置で回線を未処理の場合は信号aを”Low”(電源断信号)とする(S6)。上記判定により、電源を生成するための信号aが決定される(S7)。
【0019】
入力用電源制御信号bを図6を用いて説明する。入力用電源制御信号bは、当該ゲートウェイが子機の場合、親機(又は上位の子機)の出力用電源制御ポート223と接続されるため、親機(又は上位の子機)の出力用電源制御信号cと同じとなる。同様に、出力用電源制御信号cは、下位の子機への入力用電源制御信号bと同じになる。親機の場合、未接続によりゲートウェイ内部の回路により入力用電源制御信号bは”Hi”に固定される。したがって、親機の信号aはS2により、常に”Hi”となり、VoIPゲートウェイとして機能する。
【0020】
図7に、出力用電源制御信号cを決定するための論理判定をフローチャートで示す(S8)。出力用電源制御信号cは下位の子機である接続先のVoIPゲートウェイ装置の電源を制御するための信号であり、自装置の処理している回線数により決定される。処理する回線数により、上下2つのしきい値を設け、上のしきい値を第一の閾値、下のしきい値を第二の閾値と表現することとする。第一の閾値以上の回線を処理している場合、回線数に余裕無しと判断し、第二の閾値未満の回線しか処理していない場合、回線数に余裕有りと判断する。
【0021】
自装置が第一の閾値以上の回線を処理している場合(S9)、信号cを”Hi”にする(S10)。信号cが”Hi”であれば、接続先のVoIPゲートウェイ装置の信号bも”Hi”であるため、信号aが”Hi”となり電源生成回路214の電源がONとなる。
【0022】
自装置が第一の閾値未満の回線処理数であり(S9)、さらに第二の閾値未満の回線処理数である場合(S11)、信号cを”Low”にする(S12)。しかし、信号cが”Low”であっても、接続先のVoIPゲートウェイ装置は必ずしも電源生成回路214の電源が落ちる訳ではない。図5に示すように、接続先のVoIPゲートウェイ装置は入力用電源制御信号bが”Low”であるが、接続先で処理している回線が有る場合(S4)、aが”Hi”となる(S5)。これは、親機側の使用回線数に余裕がなく、子機側の電源をONにし、子機で処理している回線が終了する前に親機の回線数に余裕ができた場合でも、子機側の通話を維持するために必要な論理である。
【0023】
しかし、図5のステップS4で、自装置で処理している回線がなく、通話を維持する必要がない場合、信号aが”Low”となって、電源生成回路214の電源がOFFとなり(S6)、自装置は待機状態になる。
【0024】
自装置が第一の閾値未満の回線を処理しており(S9)、さらに第二の閾値より多くの回線を処理をしている場合(S11)、信号cはその時の状態を保つ。余裕無しと、余裕有りの間にしきい値の違いを設けることで、親機の使用回線数の変動で子機が電源ONと待機状態を頻繁に繰り返してしまうリスクを軽減することができる。
【0025】
ステップS12では、接続先のVoIPゲートウェイ装置の入力用電源制御信号bが”Low”であって、かつ、処理中の回線の数が少ない場合に、新たな回線の処理を抑止するようにしないと、電源をOFFにできる待機状態が実現しにくくなることが考えられる。本実施例のステップS12では、入力用電源制御信号bが”Low”であって、かつ、処理中の回線の数が第二の閾値未満である場合に、装置内部電源制御回路213は、網11あるいは交換機16からの新たな回線の接続要求の受付を制限する制御を行い、処理中の回線の数が0になったら電源をOFFにできる待機状態を実現するための準備を行う。入力用電源制御信号bが”Low”であることは、上位のゲートウェイ装置も処理中の回線の数が少ないことを示している。
【0026】
以上に示した図5および図7の処理に基づいて、入力信号と出力信号との対応関係および電源状態をまとめたものを図8に示す。左の表は図5の処理に基づいて、入力信号bと電源のON/OFFの動作の対応を示しており、右の図は、処理中の回線の数と出力信号cとの対応関係を示している。2つの表を結ぶ破線の矢印は、入力信号と出力信号との対応関係を示している。特に、右の表で、処理中の回線の数が第二の閾値未満であって、かつ、入力信号bが”Low”である場合、さらに、新たな回線の接続要求の受付を制限する制御が行われる。
(実施例2)
第一の閾値と第二の閾値は、MACアドレスの設定方法と同様に、PCにて各VoIPゲートウェイ装置にログインし、任意に設定できる。例えば、大規模拠点等で、親機の使用回線数がすぐに余裕が無くなる場合、第一の閾値を低めに設定しておくことで、子機を早めに立ち上げておく事が有効と考えられる。これは、子機に電源ONさせる信号を送出してから、実際に子機がVoIPゲートウェイとして動作するまでのセットアップ時間があるためである。逆に、小規模拠点等で、使用回線数の増減があまりない場合、第一の閾値は比較的高めに設定することで、省電力化を実現できる。ここで、第一の閾値は第二の閾値より高い値を設定しなければならない。
(実施例3)
本発明において、子機を複数台用いた場合の動作について図1を用いて説明する。図1のように親機12に対し、子機13、14、15、・・・1Nで構成を組む場合、親機12は子機全てのマックアドレスを記憶部218に設定し、複数のVoIPゲートウェイ装置のカスケード接続であると認識させる。この構成の場合、親機VoIPゲートウェイ装置12のLANポートは子機VoIPゲートウェイ装置13〜1NのWANポートとカスケード接続される。親機のVoIPゲートウェイ装置12に内蔵されるLANポートが子機VoIPゲートウェイ装置13〜1Nに対して足りない場合はスイッチングハブを用いる事で解決できる。一般的にカスケード接続はこのように回線数を増やす。
【0027】
電源制御について説明を行なう。親機12が電源を制御する子機は1台(子機13)のみである。子機14は上位の子機13からの電源制御信号を受ける。この構成によれば、子機を複数台接続する場合でも、子機同士でチェーンを組むため、配線が容易である。
【0028】
また、電源制御に関して、実施例1での信号a、b、cの出力決定方法で問題は無い。例えば、子機14の回線数に余裕が無く下位の子機15の電源が立ち上がり、この後、親機12の使用回線数に余裕が生じ、子機13は、処理している回線が0となり自動的に待機状態に遷移したとする。子機13は待機状態であるため、信号c”Low”を出力するが、子機14は使用回線数が0ではないため、使用回線数が0になるまで待機状態に遷移することはない。このように、親機12から直接制御されない子機でも回線使用中であれば、確実に動作を維持する。網側からのみの着信の場合、電源制御の関係で親機12からチェーンが組まれた順番に回線が使用されるが、交換機16配下の電話17からの発信の場合で交換機で制御等が無い場合、音声インターフェースのリンクが確立しているVoIPゲートウェイ装置をランダムに選択し、網側との通信を始めるため、上記のようなケースも頻繁に起こり得る。
【符号の説明】
【0029】
11:網
12、13,14、15、1N:VoIPゲートウェイ装置
16:交換機
17:電話機
213:装置内部電源制御回路
214:電源生成回路
222:入力用電源制御ポート
223:出力用電源制御ポート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
配下に複数の電話機を収容する交換機とネットワークとの間にあって、それぞれが専用線を介してカスケード接続されたVoIPゲートウェイ装置は、
前記交換機と前記ネットワークとの間の通信を制御する通信制御手段と、
前記専用線からの信号に基づいて、前記通信制御手段の電源回路のON/OFF制御を行う電源制御手段を有し、
前記電源制御手段は、第1の条件に応じて、前記通信制御手段の電源回路を所定の状態に設定し、さらに、第2の条件に応じて、前記専用線を介して下位の前記ゲートウェイ装置に対して所定の信号を出力することを特徴とするVoIPゲートウェイ装置。
【請求項2】
前記第1の条件において、前記専用線を介して上位の前記ゲートウェイ装置から入力された信号がHiである場合、あるいは、前記専用線を介して上位の前記ゲートウェイ装置から入力された信号がLowであって処理中の回線がある場合では前記電源回路をON状態に設定し、前記専用線を介して上位の前記ゲートウェイ装置から入力された信号がLowであって処理中の回線がない場合では前記電源回路をOFF状態に設定することを特徴とする請求項1記載のVoIPゲートウェイ装置。
【請求項3】
前記第2の条件において、処理中の回線の数が第1の閾値以上であれば、前記専用線を介して下位の前記ゲートウェイ装置に対してHiの信号を出力し、処理中の回線の数が第2の閾値以下、あるいは0であれば、前記専用線を介して下位の前記ゲートウェイ装置に対してLowの信号を出力することを特徴とする請求項1記載のVoIPゲートウェイ装置。
【請求項4】
処理中の回線の数が前記第1の閾値よりも小さく、かつ、前記第2の閾値よりも大きい場合、前記専用線を介して下位の前記ゲートウェイ装置に対出力する信号を変更しないことを特徴とする請求項3記載のVoIPゲートウェイ装置。
【請求項5】
処理中の回線の数が前記第2の閾値よりも小さく、かつ、前記専用線を介して上位の前記ゲートウェイ装置から入力された信号がLowである場合、前記ネットワーク、あるいは前記交換機からの新規の回線接続の要求を制限することを特徴とする請求項3記載のVoIPゲートウェイ装置。
【請求項6】
複数台を用いたカスケード接続ができるVoIPゲートウェイ装置において、VoIPゲートウェイ自身が処理できる回線数を自ら監視する手段、当該装置が自身で処理できる回線数に余裕がなくなってきたと判断した場合、待機状態である前記当該装置よりも下位に接続された子機の電源をONする信号を出力する手段を有することを特徴とするVoIPゲートウェイ装置。
【請求項7】
前記当該装置は、前記子機が前記当該装置の制御によって電源がONされた後、前記当該装置の処理できる回線数に余裕ができた場合、前記子機を待機状態へ遷移させる信号を出力する手段を有し、前記子機は、前記信号を検知し、さらに自身で処理している回線が無い場合、待機状態へ遷移する手段を有することを特徴とする請求項6記載のVoIPゲートウェイ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−65022(P2012−65022A)
【公開日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−205639(P2010−205639)
【出願日】平成22年9月14日(2010.9.14)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】