説明

WLANに関するVHT周波数再利用を実現する方法および装置

装置および方法が、超高スループット(VHT)ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)周波数再利用情報レポートを提供し、周波数再利用情報レポートに基づいて動作パラメータを調節する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願はワイヤレス通信に関する。
【背景技術】
【0002】
関連出願の相互参照
本願は、参照によりその内容が本明細書に組み込まれる、共に2009年11月13日出願の米国特許仮出願第61/261085号明細書および第61/261151号明細書の特典を主張する。
【0003】
IEEE 802.11規格の最も初期のバージョンは、データ転送速度1Mbpsを実現した。後続の補正、すなわちIEEE 802.11bでは、物理層データ転送速度11Mbpsが実現された。それぞれ2.4GHzおよび5GHz帯に関する補正であるIEEE 802.11gおよびIEEE 802.11aでの直交周波数分割多重方式(OFDM)の導入で、サポートされるデータ転送速度が、物理(PHY)層で54Mbpsに向上した。IEEE 802.11n補正により、サポートされるデータ転送速度が、MAC層の上部で100Mbpsに向上した。
【0004】
MAC層の上部で100Mbps超の超高スループット(VHT)を有するワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)が設計されている。VHT WLANはまた、マルチユーザ多入力多出力(MU−MIMO)技法、新しいコーディング機能、新しい省電力機能などの機能をも含む。MU−MIMO技術は、同一の周波数上で複数のWTRUへの同時送信を可能にし、さらに同一の周波数上で複数のWTRUからの同時受信を可能にする。VHTパケット伝送およびレガシーパケット伝送に関する新しいVHT保護機能も必要となる。密に配置されたVHT APを伴うシナリオでは、近隣BSSからの高い干渉のために重複基本サービスセット(OBSS)管理が必要である。テレビジョンホワイトスペース(TVWS)シナリオでは、独立して動作するネットワーク/デバイス(さらには、無線技術において異なるネットワーク/デバイス)が、同一の共通TVWS周波数スペクトル内に共存し、動作すると予想される。これらは、VHT WLANで必要とされる新しい特徴および機能のサンプルに過ぎない。
【0005】
いくつかの近隣VHT AP/BSSでは、20MHz帯域幅ではなく80MHz帯域幅で動作すること(すなわち、重複BSSすなわちOBSS)は、WLANに対するスペクトル割振りが限定されることを考えると、利用可能な80MHzチャネルが非常に少なくなることになる。その結果、大きい帯域幅チャネル(例えば40MHzおよび80MHz)が、近隣VHT APによって極めて近接して再利用され、干渉が高まる。このことにより、APに極めて近接するWTRUだけが良好な通信リンクを亨受するので、カバレッジが低下することがある。さらにこのことにより、BSSでAPから離れたWTRUの受ける通信リンクが不十分なものとなり、または全くカバレッジがないという不公平問題が生じる。さらに、AP当たりのスループットおよびユーザ容量も低下することになる。
【0006】
このことはVHT OBSS問題と呼ばれる。さらに、独立して動作するネットワーク/デバイス(さらには、無線技術において異なるネットワーク/デバイス)が同一の共通TVWS周波数スペクトル内に共存し、動作すると予想されるテレビジョンホワイトスペース(TVWS)シナリオでは、ネットワーク間の干渉のために、VHT OBSS問題で見られるのと同様の問題が生じる。
【発明の概要】
【0007】
ワイヤレス通信で使用するための方法が、超高スループット(VHT)ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)周波数再利用情報レポートを提供すること、および周波数再利用情報レポートに基づいて動作パラメータを調節することを含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
添付の図面と共に例として与えられる以下の説明から、より詳細な理解を得ることができる。
【0009】
【図1A】1つまたは複数の開示される実施形態を実装することのできる例示的通信システムのシステム図である。
【図1B】図1Aに示す通信システム内で使用することのできる例示的ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)のシステム図である。
【図1C】図1Aに示す通信システム内で使用することのできる例示的無線アクセスネットワークおよび例示的コアネットワークのシステム図である。
【図2】典型的な管理アクションフレームのフレームボディフォーマットの一例である。
【図3】IEのフォーマットの一例である。
【図4】VHT Frequency Reuse Request IEフォーマットの一例である。
【図5】VHT Frequency Reuse Report IEフォーマットの一例である。
【図6】VHT Frequency Reuse Requestアクションフレームボディの一例である。
【図7】VHT Frequency Reuse Reportアクションフレームボディの一例である。
【図8】APによって使用される近隣BSSのVHT Frequency Reuse Information Reportの一例である。
【図9】VHTチャネルスキャン要求Information Elementフォーマットの一例の図である。
【図10】Very High Throughput Channel Scan Request Actionフレームボディの一例の図である。
【図11】Very High Throughputチャネルスキャンレポート情報要素の一例の図である。
【図12】Very High Throughput Channel Scan Request Actionフレーム要素の一例の図である。
【図13】Very High Throughputチャネルスキャン情報レポーティングの一例の図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下で参照するとき、「ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)」という用語は、限定はしないが、ユーザ機器(UE)、移動局、固定またはモバイルサブスクライバユニット、ページャ、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、コンピュータ、またはワイヤレス環境で動作することのできる任意の他のタイプのユーザデバイスを含む。以下で参照するとき、「基地局」という用語は、限定はしないが、evolved Node−B、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ワイヤレス環境で動作することのできる任意の他のタイプのインターフェーシングデバイスを含む。
【0011】
スペクトル内のチャネルをスキャンするのに使用される典型的な受信機機能は、Energy Detect(ED)機構、Carrier Sense(CS)機構、およびClear Channel Assessment(CCA)機構である。ED/CS/CCA受信電力機構のいくつかの典型的な定義は以下の通りである。ED機構は、所与のしきい値レベルより上の着信信号のエネルギーを検出した場合は「真」を示し、そうでない場合は「偽」を示す。CS機構は、着信信号のプリアンブルを検出し、それにロックオンする場合は「真」を示し、そうでない場合は「偽」を示す。CCAは、チャネル/媒体が「ビジー」であるか、それとも「アイドル」であるかを判定する機構である。CCA機構は、CS機構またはED機構のどちらかが「真」を示す場合に、チャネルが「ビジー」であると判定することができる。CCA機構は、CS機構とED機構が共に「偽」を示す場合、またはED機構が指定の期間に「真」を示し、CS機構が「偽」を示す場合に、チャネルが「アイドル」であると判定することができる。EDおよびCSの表示は物理層のみで利用可能である。CCAは、物理層およびメディアアクセス制御(MAC)層で利用可能である。
【0012】
インフラストラクチャ議論
図1Aは、1つまたは複数の開示される実施形態を実装することのできる例示的通信システム100の図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャストなどのコンテンツを複数のワイヤレスユーザに提供する多元接続システムでよい。通信システム100は、複数のワイヤレスユーザが、ワイヤレス帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じてそのようなコンテンツにアクセスすることを可能にすることができる。例えば、通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)などの1つまたは複数のチャネルアクセス方法を利用することができる。
【0013】
図1Aに示すように、通信システム100は、ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、無線アクセスネットワーク(RAN)104、コアネットワーク106、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、および他のネットワーク112を含むことができるが、開示される実施形態では、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素が企図されることを理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dのそれぞれは、ワイヤレス環境で動作および/または通信するように構成された任意のタイプのデバイスでよい。例として、WTRU102a、102b、102c、102dは、ワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成することができ、ユーザ機器(UE)、移動局、固定またはモバイルサブスクライバユニット、ページャ、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスセンサ、家庭用電子機器などを含むことができる。
【0014】
通信システム100はまた、基地局114aおよび基地局114bをも含むことができる。基地局114a、114bのそれぞれは、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つとワイヤレスにインターフェースして、コアネットワーク106、インターネット110、および/またはネットワーク112などの1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするように構成された任意のタイプのデバイスでよい。例として、基地局114a、114bは、BTS:base transceiver station)、Node−B、eNode B、Home Node−B、Home eNode B、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ワイヤレスルータなどでよい。基地局114a、114bをそれぞれ単一の要素として示すが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含むことができることを理解されよう。
【0015】
基地局114aはRAN104の一部でよく、RAN104は、他の基地局、および/または基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどのネットワーク要素(図示せず)をも含むことができる。セル(図示せず)と呼ばれることのある特定の地理的領域内のワイヤレス信号を送信および/または受信するように基地局114aおよび/または基地局114bを構成することができる。セルをさらにセルセクタに分割することができる。例えば、基地局114aに関連するセルを3つのセクタに分割することができる。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つのトランシーバを、すなわちセルの各セクタについて1つ含むことができる。別の実施形態では、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を利用することができ、したがってセルの各セクタについて複数のトランシーバを利用することができる。
【0016】
基地局114a、114bは、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数と通信することができ、エアインターフェース116は、任意の適切なワイヤレス通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)でよい。任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用してエアインターフェース116を確立することができる。
【0017】
より具体的には、上記のように、通信システム100は多元接続システムでよく、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAなどの1つまたは複数のチャネルアクセス方式を利用することができる。例えば、RAN104内の基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、広帯域CDMA(WCDMA)を使用してエアインターフェース116を確立することのできる、Universal Mobile Telecommuniations System(UMTS) Terrestrial Radio Access(UTRA)などの無線技術を実装することができる。WCDMAは、HSPA(High−Speed Packet Access)および/またはHSPA+(Evolved HSPA)などの通信プロトコルを含むことができる。HSPAは、HSDPA(High−Speed Downlink Packet Access)および/またはHSUPA(High−Speed Uplink Packet Access)を含むことができる。
【0018】
別の実施形態では、基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、LTE(Long Term Evolution)および/またはLTE−A(LTE−Advanced)を使用してエアインターフェース116を確立することのできる、E−UTRA(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access)などの無線技術を実装することができる。
【0019】
別の実施形態では、基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、IEEE 802.16(すなわち、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV−DO、IS−2000(Interim Standard 2000)、IS−95(Interim Standard 95)、IS−856(Interim Standard 856)、GSM(Global System for Mobile communications)、EDGE(Enhanced Data rates for GSM Evolution)、GERAN(GSM EDGE)などの無線技術を実装することができる。
【0020】
図1Aの基地局114bは、例えばワイヤレスルータ、Home Node B、Home eNode B、またはアクセスポイントでよく、会社、家庭、車両、キャンパスの場所などの局部的なエリア内のワイヤレス接続性を容易にする任意の適切なRATでよい。一実施形態では、基地局114b、およびWTRU102c、102dは、IEEE 802.11などの無線技術を実装して、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立することができる。別の実施形態では、基地局114b、およびWTRU102c、102dは、IEEE 802.15などの無線技術を実装して、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立することができる。さらに別の実施形態では、基地局114b、およびWTRU102c、102dは、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)を利用して、ピコセルまたはフェムトセルを確立することができる。図1Aに示すように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有することができる。したがって、基地局114bは、コアネットワーク106を介してインターネット110にアクセスする必要がないことがある。
【0021】
RAN104は、コアネットワーク106と通信することができ、コアネットワーク106は、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数に音声サービス、データサービス、アプリケーションサービス、および/またはVoIP(voice over internet protocol)サービスを提供するように構成された任意のタイプのネットワークでよい。例えば、コアネットワーク106は、呼出し制御、課金サービス、モバイル位置ベースのサービス、プリペイド呼出し、インターネット接続性、ビデオ配布などを提供することができ、かつ/またはユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を実施することができる。図1Aには図示していないが、RAN104および/またはコアネットワーク106が、RAN104と同一のRATまたは異なるRATを利用する他のRANと直接通信または間接通信をすることができることを理解されよう。例えば、E−UTRA無線技術を利用していることのあるRAN104に接続されることに加えて、コアネットワーク106は、GSM無線技術を利用する別のRAN(図示せず)とも通信することができる。
【0022】
コアネットワーク106は、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとしても働くことができる。PSTN108は、簡易電話サービス(POTS)を提供する回路交換電話網を含むことができる。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコル群中の伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、インターネットプロトコル(IP)などの共通通信プロトコルを使用する、相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスのグローバルシステムを含むことができる。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運用される有線またはワイヤレス通信ネットワークを含むことができる。例えば、ネットワーク112は、RAN104と同一のRATまたは異なるRATを利用することのできる、1つまたは複数のRANに接続された別のコアネットワークを含むことができる。
【0023】
通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dの一部またはすべては、マルチモード機能を含むことができ、すなわちWTRU102a、102b、102c、102dは、異なるワイヤレスリンクを介して異なるワイヤレスネットワークと通信する複数のトランシーバを含むことができる。例えば、図1Aに示すWTRU102cを、セルラベースの無線技術を利用することのできる基地局114a、およびIEEE 802無線技術を利用することのできる基地局114bと通信するように構成することができる。
【0024】
図1Bは、例示的WTRU102のシステム図である。図1Bに示すように、WTRU102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信素子122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、取外し不能メモリ106、取外し可能メモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、および他の周辺機器138を含むことができる。一実施形態に適合したままで、WTRU102が上記の要素の任意の部分組合せを含むことができることを理解されよう。
【0025】
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、状態機械などでよい。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入出力処理、および/またはWTRU102がワイヤレス環境内で動作することを可能にする任意の他の機能を実施することができる。プロセッサ118をトランシーバ120に結合することができ、トランシーバ120を送信/受信素子122に結合することができる。図1Bはプロセッサ118およびトランシーバ120を別々の構成要素として示すが、プロセッサ118およびトランシーバ120を電子パッケージまたはチップに共に一体化することができることを理解されよう。
【0026】
送信/受信素子122を、エアインターフェース116を介して基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信し、または基地局から信号を受信するように構成することができる。例えば、一実施形態では、送信/受信素子122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されたアンテナでよい。別の実施形態では、送信/受信素子122は、例えばIR信号、UV信号、可視光信号を送信および/または受信するように構成されたエミッタ/検出器でよい。さらに別の実施形態では、RF信号と光信号を共に送信および受信するように送信/受信素子122を構成することができる。ワイヤレス信号の任意の組合せを送信および/または受信するように送信/受信素子122を構成できることを理解されよう。
【0027】
さらに、図1Bでは送信/受信素子122を単一の素子として示すが、WTRU102は任意の数の送信/受信素子122を含むことができる。より具体的には、WTRU102はMIMO技術を利用することができる。したがって、一実施形態では、WTRU102は、エアインターフェース116を介してワイヤレス信号を送信および受信する2つ以上の送信/受信素子122(例えば、複数のアンテナ)を含むことができる。
【0028】
トランシーバ120を、送信/受信素子122によって送信すべき信号を変調し、送信/受信素子122によって受信される信号を復調するように構成することができる。上述のように、WTRU102はマルチモード機能を有することができる。したがって、トランシーバ120は、WTRU102が例えばUTRAやIEEE 802.11などの複数のRATを介して通信することを可能にする複数のトランシーバを含むことができる。
【0029】
スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニットまたは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)にWTRU102のプロセッサ118を結合し、それらからユーザ入力データを受け取ることができる。プロセッサ118はまた、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128にユーザデータを出力することもできる。さらに、プロセッサ118は、取外し不能メモリ106および/または取外し可能メモリ132などの任意のタイプの適切なメモリからの情報にアクセスし、メモリにデータを格納することができる。取外し不能メモリ106は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、ハードディスク、または任意の他のタイプのメモリ記憶デバイスを含むことができる。取外し可能メモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、SD(secure digital)メモリカードなどを含むことができる。別の実施形態では、プロセッサ118は、サーバやホームコンピュータ(図示せず)などのWTRU102上に物理的に位置していないメモリからの情報にアクセスし、メモリにデータを格納することができる。
【0030】
プロセッサ118は、電源134から電力を受けることができ、WTRU102内の他の構成要素への電力を配布および/または制御するように構成することができる。電源134は、WTRU102に電力供給する任意の適切なデバイスでよい。例えば、電源134は、1つまたは複数の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル金属水素化物(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含むことができる。
【0031】
プロセッサ118をGPSチップセット136にも結合することができ、WTRU102の現在位置に関する位置情報(例えば、経度および緯度)を提供するようにGPSチップセット136を構成することができる。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはその代わりに、WTRU102は、エアインターフェース116を介して基地局(例えば、基地局114a、114b)から位置情報を受信し、かつ/または2つ以上の近くの基地局から受信している信号のタイミングに基づいてWTRU102の位置を求めることができる。一実施形態に適合したままで、WTRU102が任意の適切な位置決定方法によって位置情報を取得できることを理解されよう。
【0032】
プロセッサ118はさらに、他の周辺機器138に結合することができ、他の周辺機器138は、追加の特徴、機能、および/または有線もしくはワイヤレス接続性を提供する1つまたは複数のソフトウェアおよび/またはハードウェアモジュールを含むことができる。例えば、周辺機器138は、加速度計、eコンパス、サテライトトランシーバ、デジタルカメラ(写真またはビデオ用)、USB(universal serial bus)ポート、バイブレーションデバイス、テレビジョントランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザなどを含むことができる。
【0033】
図1Cは、一実施形態によるRAN104のおよびコアネットワーク106のシステム図である。RAN104は、IEEE 802.16無線技術を利用して、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するアクセスサービスネットワーク(ASN)でよい。以下でさらに論じるが、WTRU102a、102b、102c、RAN104、コアネットワーク106の異なる機能エンティティ間の通信リンクを参照ポイント(reference point)と定義することができる。
【0034】
図1Cで示すように、RAN104は、基地局140a、140b、140c、およびASNゲートウェイ142を含むことができるが、RAN104は、一実施形態に適合したままで、任意の数の基地局およびASNゲートウェイを含むことができることを理解されよう。基地局140a、140b、140cをそれぞれ、RAN104内の特定のセル(図示せず)と関連付けることができ、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信する1つまたは複数のトランシーバをそれぞれ含むことができる。一実施形態では、基地局140a、140b、140cはMIMO技術を実装することができる。したがって、基地局140aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aにワイヤレス信号を送信し、WTRU102aからワイヤレス信号を受信することができる。基地局140a、140b、140cはまた、ハンドオフトリガリング、トンネル確立、無線リソース管理、トラフィック分類、サービス品質(QoS)ポリシー実施などのモビリティ管理機能をも提供することができる。ASNゲートウェイ142は、トラフィックアグリゲーションポイントとして働くことができ、ページング、加入者プロファイルのキャッシング、コアネットワーク106へのルーティングなどを担当することができる。
【0035】
WTRU102a、102b、102c、およびRAN104の間のエアインターフェース116を、IEEE 802.16仕様を実装するR1参照ポイントと定義することができる。さらに、WTRU102a、102b、102cのそれぞれは、コアネットワーク106と論理インターフェース(図示せず)を確立することができる。WTRU102a、102b、102cと、コアネットワーク106との間の論理インターフェースをR2参照ポイントと定義することができ、認証、許可、IPホスト構成管理、および/またはモビリティ管理のためにR2参照ポイントを使用することができる。
【0036】
基地局140a、140b、140cのそれぞれの間の通信リンクを、WTRUハンドオーバおよび基地局間のデータの転送を容易にするプロトコルを含むR8参照ポイントと定義することができる。基地局140a、140b、140c、およびASNゲートウェイ215の間の通信リンクをR6参照ポイントと定義することができる。R6参照ポイントは、WTRU102a、102b、100cのそれぞれに関連するモビリティイベントに基づいてモビリティ管理を容易にするプロトコルを含むことができる。
【0037】
図1Cに示すように、RAN104をコアネットワーク106に接続することができる。RAN104とコアネットワーク106との間の通信リンクを、例えばデータ転送およびモビリティ管理機能を容易にするプロトコルを含むR3参照ポイントと定義することができる。コアネットワーク106は、モバイルIPホームエージェント(MIP−HA)144、AAA(authentication,authorization,accounting)サーバ146、およびゲートウェイ148を含むことができる。上記の要素のそれぞれをコアネットワーク106の一部として示すが、これらの要素のいずれか1つを、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有および/または操作できることを理解されよう。
【0038】
MIP−HAはIPアドレス管理を担当することができ、WTRU102a、102b、102cが異なるASNおよび/または異なるコアネットワーク間でローミングすることを可能にすることができる。MIP−HA144は、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102c、およびIP使用可能デバイスの間の通信を容易にすることができる。AAAサーバ146は、ユーザ認証およびユーザサービスのサポートを担当することができる。ゲートウェイ148は、他のネットワークとの相互作用を容易にすることができる。例えば、ゲートウェイ148は、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102c、および従来型陸線通信デバイスの間の通信を容易にすることができる。さらに、ゲートウェイ148は、ネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができ、ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運用される他の有線またはワイヤレスネットワークを含むことができる。
【0039】
図1Cには図示していないが、RAN104を他のASNに接続することができ、コアネットワーク106を他のコアネットワークに接続できることを理解されよう。RAN104と他のASNとの間の通信リンクをR4参照ポイントと定義することができ、R4参照ポイントは、RAN104と他のASNとの間のWTRU102a、102b、102cのモビリティを調整するプロトコルを含むことができる。コアネットワーク106と他のコアネットワークとの間の通信リンクをR5参照ポイントと定義することができ、R5参照ポイントは、ホームコアネットワークと訪問先コアネットワークとの間の相互作用を容易にするプロトコルを含むことができる。
【0040】
フレーム構造
図2に、「k」個のフィールドがCategoryフィールドおよびActionフィールドの後に続く、Action Frameのフレームボディフォーマットの図を示す。Public Actionフレームは、Subtype Actionの管理フレームである。Categoryフィールドはパブリックに設定される。これによりBSS間通信およびAP−無関連WTRU通信(AP to un−associated WTRU communiation)が可能となる。ここで、「関連/無関連」とは、APとの間のWTRU「登録/無登録」ステータスを指す。例えば、パブリックアクションフレームでは、(1)送信側WTRU/APと受信側WTRU/APが異なるBSSと関連付けられることがあり、(2)送信側WTRUと受信側WTRUの一方または両方がBSSと関連付けられないことがある。
【0041】
CategoryフィールドおよびActionフィールドの後に続く管理Action FrameのFrameボディ内のフィールドはIEでよい。IE内の第1のフィールドは、IEに特有のIDを含むElement IDフィールドでよい。このフィールドの後に、IEの長さを含むLengthフィールドが続くことができる。Lengthフィールドの後に、IEに特有の可変数のフィールドが続くことができる。
【0042】
図3は、「n」個のフィールド206a〜206cがElement IDフィールド202およびLengthフィールド204の後に続く、IEのフォーマットの図である。
【0043】
VHT周波数再利用情報
VHT周波数再利用機構は、都市住宅エリア内のVHT WLANの密な配置でのVHT OBSS問題に対処することができる。VHT周波数再利用機構はまた、企業WLANにも適用可能となる。スペクトルを効率的に再利用するために、VHT周波数再利用をTVWSシナリオでも適用することができる。BSSがAPおよび1つまたは複数のWTRUを有するインフラストラクチャBSSにもVHT周波数再利用を適用することができる。Independent BSSまたはDirect Link SetupシナリオにもVHT周波数再利用を適用することができる。
【0044】
無線、Distribution System(DS)、またはバックホール有線/ワイヤレスネットワークを介して、近隣BSSのVHT周波数再利用情報をAP(あるいは、BSS、Independent BSS、またはDirect Link Setup内のWTRU)によって要求および受信することができる。VHT周波数再利用情報は、周波数使用量、帯域幅使用量、チャネルおよびチャネル帯域幅使用パターン、電力使用量、トラフィック負荷情報、共存ポリシー、ならびに規制情報を含むことができる。AP(あるいは、BSS、Independent BSS、またはDirect Link Setup内のWTRU)は、近隣BSSのVHT周波数再利用情報に基づいて、動作に関するAPのパラメータを調節することができる。
【0045】
一実施形態では、本明細書でVHT周波数再利用情報と呼ぶVHT周波数再利用に関する情報を近隣BSS間で要求およびレポートする機構を提案する。
【0046】
VHT周波数再利用情報要求は、1つまたは複数のビットを設定することにより、要求の単純な表示を含むことができ、要求する再利用情報のタイプなどの関連情報をも含むことができる。
【0047】
VHT周波数再利用情報要求を、AP間の任意の他のBSS間メッセージ伝送と共に含めることができる。
【0048】
VHT周波数再利用情報要求を、BSS、Independent BSS、またはDirect Link SetupシナリオでのWTRUによる任意の他のメッセージ伝送と共に含めることができる。
【0049】
図4を参照すると、VHT周波数再利用情報要求をVHT周波数再利用要求IEとしてフォーマットすることができる。VHT周波数再利用要求IEのElement ID 302は、新しく定義した値、具体的にはVHT周波数再利用要求IEについて新しく定義した値を有することができる。Lengthフィールド304は、Lengthフィールドに続いて、VHT周波数再利用要求IEの長さを含むことができる。Element IDフィールド302およびLengthフィールド304の後に続く、VHT周波数再利用要求IE内のフィールド306a〜306cは不要であることがあるが(例えば、すべての周波数再利用情報がレポートで予想される場合)、フィールド306a〜306cが含まれる場合、要求した再利用情報のタイプなどの関連情報を含むことができる。
【0050】
VHT周波数再利用情報レポートは、以下のうちの1つまたは複数に関する情報を含むことができる。1)使用するチャネル数/識別、チャネル帯域幅、チャネルおよびチャネル帯域幅使用パターンなどの周波数情報(例えば、APが20/40MHz帯域幅伝送位相の間で時間を分割するPhase Coexistence Operation)、2)使用するチャネルおよびチャネル帯域幅での送信電力、3)使用するチャネルおよびチャネル帯域幅上のトラフィック負荷、4)WTRU(例えば、APに近いWTRU、またはAPとの間で良好な品質の無線リンクを有するWTRU)の近接度を求めるのに使用するしきい値、パラメータ、および基準、5)チャネルおよびチャネル帯域幅および送信/受信電力に関する任意の関連規制情報および規則、6)チャネルおよびチャネル帯域幅に関するED/CS/CCA機能に関するパラメータ、ならびに7)共存(例えば、BSS間、システム間、またはTVWS)に関するパラメータ、規則、ポリシー、機構、および規制情報。
【0051】
AP間の任意の他のBSS間メッセージ伝送と共にVHT周波数再利用情報レポートを含めることができる。
【0052】
VHT周波数再利用情報レポートを、BSS、Independent BSS、またはDirect Link SetupシナリオでのWTRUによる任意の他のメッセージ伝送と共に含めることができる。
【0053】
VHT周波数再利用情報レポートをAP/WTRUによってブロードキャストまたはユニキャストすることができる。
【0054】
図5を参照すると、VHT周波数再利用情報レポートをVHT周波数再利用レポートIEとしてフォーマットすることができる。VHT周波数再利用レポートIEのElement ID 402は、新しく定義した値、具体的にはVHT周波数再利用要求IEについて新しく定義した値を有することができる。Lengthフィールド404は、Lengthフィールド404に続いて、VHT周波数再利用レポートIEの長さを含むことができる。Element IDフィールド402およびLengthフィールド404の後に続く、VHT周波数再利用レポートIE内のフィールド406a〜406cは、VHT周波数再利用情報レポートの一部またはすべてを含むことができる。
【0055】
図5では、「n」個のフィールド406a〜406cがある。Lengthフィールド404の後に続く、VHT周波数再利用レポートIEのフィールドに対するVHT周波数再利用情報レポートのマッピングはフレキシブルである。いくつかの異なるマッピングが可能である。
【0056】
VHT周波数再利用情報要求/レポートまたはVHT周波数再利用要求/レポートIEをAPによって既存のデータ/制御/管理フレーム、ならびにビーコン、アクションフレーム、およびパブリックアクションフレーム内に含めることができる。
【0057】
VHT周波数再利用情報要求/レポートまたはVHT周波数再利用要求/レポートIEを、アクションフレームおよびパブリックアクションフレームのように、WTRUによって既存のデータ/制御/管理フレーム内に含めることができる。
【0058】
VHT周波数再利用情報要求/レポートまたはVHT周波数再利用要求/レポートIEを、AP/WTRUにより、BSS、Distribution System(DS)、またはAPおよび他のネットワークを接続する任意のバックホール有線/ワイヤレスネットワークによって使用される周波数を介して送信される任意の既存または新しいパケット内に含めることができる。
【0059】
VHT周波数再利用情報要求/レポートまたはVHT周波数再利用要求/レポートIEを、AP/WTRUにより、任意の周波数/チャネルを介して、特にBSS間通信またはシステム間共存通信のために予約することのできるいくつかの周波数/チャネル上で送信される任意の新しいまたは既存のパケット内に含めることができる。
【0060】
別の実施形態では、VHT周波数再利用情報要求またはVHT周波数再利用要求IEを、AP/WTRUにより、本明細書で「VHT周波数再利用要求」アクションフレームと呼ぶ新しいパブリックアクションフレーム内に含めることができる。「VHT周波数再利用要求」アクションフレームのフレームボディを図6に示す。
【0061】
図6を参照すると、CategoryフィールドをPublic Categoryを表す値に設定することができる。Actionフィールドは、VHT Frequency Reuse Requestを表す値に設定される。Dialog Tokenフィールドは、要求側WTRU/APによって選ばれる値に設定され、Action Report/ResponseフレームをAction Requestフレームと突き合わせるために使用される。図6のFrequency Reuse Information Requestフィールドは、VHT Frequency Reuse Information RequestまたはVHT Frequency Reuse Information Request IEを含む。
【0062】
あるいは、図6のFrequency Reuse Information Requestフィールドを複数のFrequency Reuse Information Requestフィールドで置き換え、これらのフィールドをVHT Frequency Reuse Information要求にマッピングすることもできる。いくつかの異なるマッピングが可能であることがある。
【0063】
Categoryフィールドを、Spectrum Management、保持時間(HT)、Radio Measurement、Vendor Specific、Wireless Network Managementなどの任意の他の既存のActionフィールドカテゴリを表す値に、VHT周波数再利用要求アクションフレームがこうしたカテゴリまたは目的のために使用されるときに設定することができる。
【0064】
Categoryフィールドを、VHTなどの任意の新しいActionフィールドカテゴリを表す値に、VHT周波数再利用要求アクションフレームがこうしたカテゴリまたは目的のために使用されるときに設定することができる。
【0065】
好ましい実施形態では、VHT周波数再利用情報レポートまたはVHT周波数再利用レポートIEを、AP/WTRUにより、本明細書で「VHT周波数再利用レポート」アクションフレームと呼ぶ新しいパブリックアクションフレーム内に含めることができる。「VHT周波数再利用レポート」アクションフレームのフレームボディを図7に示す。
【0066】
図7を参照すると、Categoryフィールドを、Public Categoryを表す値に設定することができる。Actionフィールドを、VHT Frequency Reuse Reportを表す値に設定することができる。Dialog Tokenフィールドは、対応する受信したVHT Frequency Reuse Requestフレーム内に含まれる値に設定される。このフィールドは、Action Report/ResponseフレームをAction Requestフレームと突き合わせるために使用される。
【0067】
「VHT周波数再利用レポート」アクションフレームが非送信請求モードで(すなわち、合致する要求アクションフレームなしに)送られる場合、Dialog Tokenフィールドを、その目的のために定義した特定の値に設定することができる。Dialog Tokenフィールドの後に続く、「k」個のFrequency Reuse Information Report FieldはVHT周波数再利用情報レポートを含み、「k」は、ただ1つのFrequency Reuse Information Report Fieldとなる値1を取ることができる。
【0068】
VHT周波数再利用情報レポートに対するFrequency Reuse Information Report Field(複数可)のマッピングはフレキシブルでよく、任意の適切なマッピングを選ぶことができる。いくつかの異なるマッピングが可能である。例えば、VHT周波数再利用情報レポートをVHT周波数再利用レポートIEとしてフォーマットすることができ、「VHT周波数再利用レポート」アクションフレーム内のDialog Tokenフィールドに続いて、VHT周波数再利用レポートIEをフィールドとして含めることができる。
【0069】
「VHT周波数再利用レポート」アクションフレームがブロードキャストまたは受信機のグループのためのものである場合、「VHT周波数再利用レポート」アクションフレームをそれぞれブロードキャストまたはグループ宛先アドレスと共に送ることができる。「VHT周波数再利用レポート」アクションフレームが単一のAP/WTRUのためのものである場合、「VHT周波数再利用レポート」アクションフレームをユニキャスト宛先アドレスと共に送ることができる。
【0070】
Categoryフィールドを、Spectrum Management、HT、Radio Measurement、Vendor Specific、Wireless Network Managemenなどの任意の他の既存Actionフィールドカテゴリを表す値に、VHT周波数再利用レポートアクションフレームがこうしたカテゴリまたは目的のために使用されるときに設定することができる。
【0071】
Categoryフィールドを、VHTなどの任意の新しいActionフィールドカテゴリを表す値に、VHT周波数再利用レポートアクションフレームがこうしたカテゴリまたは目的のために使用されるときに設定することができる。
【0072】
VHT周波数再利用情報要求/レポート、VHT周波数再利用要求/レポートIE、またはVHT周波数再利用要求/レポートアクションフレーム(パブリックアクションフレーム)を、WTRU/APにより、使用するBSS周波数上で、周波数スペクトル上のチャネルをスキャンすることによって受信することができる。
【0073】
APは、VHT周波数再利用情報レポートについてスペクトル中のチャネルを監視するようにWTRUに要求することができる。
【0074】
WTRUは、そのBSSに関する、APによって受信されたVHT周波数再利用情報レポートを送信請求式または非送信請求式に転送することができる。
【0075】
VHT周波数再利用情報を、WTRU/APにより、Distribution System(DS)、またはAPおよび他のネットワークを接続する任意のバックホール有線/ワイヤレスネットワーク上で受信することができる。
【0076】
図8に別の実施形態を示す。AP500(または、BSS、Independent BSS、もしくはDirect Link Setup内のWTRU)が、近隣BSS510、520のVHT周波数再利用情報レポート512、522を使用して、以下のうちの1つまたは複数に関するその動作パラメータを調節することができる(504)。1)使用するチャネル数/識別、チャネル帯域幅、チャネルおよびチャネル帯域幅使用パターン(例えば、APが20/40MHz帯域幅伝送位相の間で時間を分割する11n Phase Coexistence Operation)、2)使用するチャネルおよびチャネル帯域幅での送信電力、3)使用するチャネルおよびチャネル帯域幅上のトラフィック負荷、4)WTRU(例えば、APに近いWTRU、またはAPとの間で良好な品質の無線リンクを有するWTRU)の近接度を求めるのに使用するしきい値、パラメータ、および基準、5)チャネルおよびチャネル帯域幅および送信/受信電力に関する任意の関連規制情報および規則、6)チャネルおよびチャネル帯域幅に関するED/CS/CCA機能に関するパラメータ、7)WTRUとの通信のためのチャネルおよびチャネル帯域幅の選択、8)WTRUと通信するときの有向ビームの適用、9)WTRUと通信するときのアンテナ選択の適用、10)WTRUと通信するときの送信ビーム形成の適用、11)WTRUと通信するときの受信ビーム形成の適用、12)WTRUと通信するときの送信電力調節の適用、13)チャネルおよびチャネル帯域幅に関するED/CS/CCA機能に関するパラメータに対する他のWTRU/APの推薦、ならびに14)共存(例えば、BSS間、システム間、またはTVWS)に関するパラメータ、規則、ポリシー、機構、および規制情報。
【0077】
別の実施形態では、AP(または、BSS、Independent BSS、もしくはDirect Link Setup内のWTRU)が、近隣BSSのVHT周波数再利用情報レポートに加えて、WTRU/APから受信したVHTチャネルスキャン情報レポートを使用して、上記で列挙したもののうちの1つまたは複数に関するその動作パラメータを調節することができる。
【0078】
他の実施形態も可能である。フレーム/メッセージフォーマット内の新しく追加するフィールドの順序を単に変更することによっていくつかの変形形態を生成することができる。提案する新しいフィールドのうちの一部だけを使用することによって他の変形形態も可能である。
【0079】
本明細書の教示を、データリンク層、メディアアクセス制御層、またはネットワーク層で、複数のWTRUとの間のアクセスポイントを有するネットワークとして、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、またはソフトウェアとして実装することができる。この教示は、802.11ベースのWLANシステム、または無線リソース管理(RRM)および無線リソースコントローラ(RRC)を使用するOFDM/MIMOを開示するが、既存のものと今後のものの両方の、他のタイプのワイヤレスシステムに適用することができる。
【0080】
VHTスキャン要求情報
図9に、VHT Channel Scan Request IEの一例の図を示す。Actionサブタイプ管理フレームやAction No Acknowledgmentサブタイプ管理フレームなどの管理フレームを、Spectrum Managementやサービス品質などの拡張管理アクションのために使用することができる。説明を簡単にするために、本明細書では管理フレームを「Action Frame」や「管理Action Frame」と呼ぶことがある。管理ActionフレームのFrame Bodyは、Action Categoryフィールドで始まることができ、その後に、Setup Request、Setup Response、TeardownなどのActionフレームのタイプを特定することのできるActionフィールドが続く。Actionフィールドの後には、Action Frameタイプに基づいて他のフィールドが続くことができ、これらのフィールドのうちの1つまたは複数はInformation Element(IE)でよい。図9に示すように、VHT Channel Scan要求フォーマットに関するフレームボディは、CategoryおよびActionフィールドの後に続くk個の606a〜606cフィールドを含むことができる。
【0081】
例えば、802.11 Public Actionフレームなどの、CategoryフィールドをPublicに設定したサブタイプActionの管理フレームを、BSS間通信およびAP−無関連STA通信のために使用することができる。例えば、パブリックアクションフレームでは、送信側STAまたはAPおよび受信側STAまたはAPを、異なるBSSと関連付けることができる。さらに、送信側WTRUと受信側WTRUの一方または両方がBSSに関連付けられないことがある。
【0082】
BSS、Independent BSS、またはDirectLink構成内のAPまたはSTAなどのWTRUが、特定のWTRUにVHTチャネルスキャン要求を送ることができ、またはブロードキャストでVHTチャネルスキャン表示を送ることができる。説明を簡単にするために、以下では、ターゲットとする要求またはブロードキャスト表示をVHTチャネルスキャン要求と呼ぶことがある。VHTチャネルスキャン要求に応答して、スペクトル中のチャネルをスキャンすることによってVHTチャネルスキャンレポート情報を生成することができる。
【0083】
VHTチャネルスキャン要求は、スキャンするチャネルおよびチャネル帯域幅に関連する情報、干渉電力しきい値、測定時間パラメータ、チャネルおよびチャネル帯域幅に関するED、CS、またはCCA機能に関するパラメータ、チャネル、チャネル帯域幅、および送信/受信電力に関する規制情報および規則、あるいは能動スキャンや受動スキャンなどの使用する測定モードを含むことができる。
【0084】
図9に、VHTチャネルスキャン要求IEの一例の図を示す。VHTチャネルスキャン要求IEのElement ID 602は、VHTチャネルスキャン要求IEを表す値を含むことができる。Lengthフィールド604は、Lengthフィールドの後に続いて、VHTチャネルスキャン要求IEの長さを含むことができる。Element IDフィールドおよびLengthフィールドの後に続く、VHTチャネルスキャン要求IE内のフィールド606a〜606cは、VHTチャネルスキャン要求情報の一部またはすべてを含むことができる。例えば、図9に、「n」個のVHTチャネルスキャン要求情報フィールドを示す。Lengthフィールドの後に続くVHTチャネルスキャン要求IEのフィールドに対するVHTチャネルスキャン要求情報のマッピングはフレキシブルでよい。様々なマッピングを実装できることを当業者は理解することができる。
【0085】
VHTチャネルスキャン要求を、新しいフレームや既存のフレームなどのデータまたは制御フレーム内に含めることができる。VHTチャネルスキャン要求を、ビーコン、関連付け、再関連付け、プローブ応答などの、アクション、パブリックアクション、または管理フレーム内に含めることもできる。
【0086】
図10に、VHT Channel Scan Request Actionフレームの一例の図を示す。Categoryフィールドを、VHT Channelスキャンを表す値に設定することができる。Actionフィールドを、VHTまたはVHTチャネルスキャン要求を表す値に設定することができる。Dialog Tokenフィールドを、要求側WTRUによって選ばれる値に設定することができ、Action ReportまたはResponseフレームをAction Requestフレームと突き合わせるのに使用することができる。Channel Scan Information Requestフィールドは、VHT Channel Scan Informatin Request情報、またはVHT Channel Scan Request IEを含むことができる。あるいは、Channel Scan Information Requestフィールドを、VHT Channel Scan要求情報にマッピングすることのできる複数のChannel Scan Information Requestフィールドで置き換えることもできる。
【0087】
例えば、VHT Channel Scan RequestアクションフレームがPublic Actionフレームとして使用される場合、Categoryフィールドを、Publicカテゴリを表す値に設定することができる。パブリックアクションフレームとしてのVHT Channel Scan Requestアクションフレームは、例えば、異なるBSSに関連するWTRUまたはBSSに関連しないWTRUでこのフレームを受信すべきであるときに使用することができる。
【0088】
Categoryフィールドを、別のアクションフィールドカテゴリ、例えば、Spectrum Management、HT、Radio Measurement、Vendor Specific、Wireless Network Managementなどの既存の802.11 Actionフィールドカテゴリを表す値に設定することができる。例えば、VHT Channel Scan Requestアクションフレームがこうしたカテゴリまたは目的のために使用されるときである。
【0089】
VHTチャネルスキャンレポート情報は、VHTチャネルおよびチャネル帯域幅上の干渉電力に関する情報、チャネルおよびチャネル帯域幅上の信号対雑音比、指定のしきい値を超える干渉電力、チャネルおよびチャネル帯域幅に関するED、CS、またはCCA機能からの表示、チャネルおよびチャネル帯域幅上の認識されるBSS識別、あるいはチャネルまたはチャネル帯域幅および送信/受信電力に関する規制情報または規則を含むことができる。
【0090】
図11に、VHT ChannelスキャンレポートIEの一例の図を示す。VHTチャネルスキャンレポート情報をVHTチャネルスキャンレポートIEとしてフォーマットすることができる。VHTチャネルスキャンレポートIEのElement ID 702は、VHTチャネルスキャンレポートIEを表す値を含むことができる。Lengthフィールド704は、Lengthフィールド704の後に続いて、VHTチャネルスキャンレポートIEの長さを含むことができる。Element IDフィールド702およびLengthフィールド704の後に続く、VHTチャネルスキャンレポートIE内のフィールド706a〜706cは、VHTチャネルスキャンレポート情報の一部またはすべてを含むことができる。例えば、図11に示すように、IEは「n」個の情報フィールドを含むことができる。様々なマッピングを実装することができる。Lengthフィールドの後に続くVHTチャネルスキャンレポートIEのフィールドに対するVHTチャネルスキャンレポート情報のマッピングはフレキシブルでよい。
【0091】
WTRUは、新しいフレームや既存のフレームなどのデータまたは制御フレームで、WTRUに対する特定の要求に応答するなど、送信請求式に、または非送信請求式に、例えばブロードキャストメッセージ内に含まれ、または示されるスキャンパラメータに基づいて、VHTチャネルスキャンレポート情報またはVHTチャネルスキャンレポートIEを送ることができる。
【0092】
WTRUはまた、新しいフレームや既存のフレームなどの管理、アクション、パブリックアクションフレームで、WTRUに対する特定の要求に応答するなど、送信請求式に、または非送信請求式に、例えばブロードキャストメッセージ内に含まれ、または示されるスキャンパラメータに基づいて、VHTチャネルスキャンレポート情報またはVHTチャネルスキャンレポートIEを送ることもできる。
【0093】
図12に、VHT Channel Scan Report Action Frameのフレームボディの一例の図を示す。VHT Channel Scan Report Action FrameはVHTチャネルスキャンレポート情報を含むことができる。Categoryフィールドは、VHTまたはVHT Channelスキャンを表す値を含むことができる。Actionフィールドは、VHTチャネルスキャンレポートを表す値を含むことができる。Dialog Tokenフィールドは、対応する受信したVHT Channel Scan Request Actionフレーム内に含まれる値を含むことができる。非送信請求モードでは、Dialog Tokenフィールドは、その目的で定義された特定の値を含むことができる。Channel Scan Information Reportフィールドは、VHT Channel Scanレポート情報またはVHT Channel Scan Report IEを含むことができる。あるいは、Channel Scan Information Reportフィールドを、VHT Channel Scanレポート情報にマッピングすることのできる複数のChannel Scan Information Reportフィールドで置き換えることができる。本明細書に記載の実施形態の範囲を超えることなく様々なマッピングを実装できることを当業者は理解することができる。
【0094】
例えば、VHT Channel Scan ReportアクションフレームがPublic Actionフレームとして使用される場合、CategoryフィールドはPublicカテゴリを表す値を含むことができる。例えば、異なるBSSに関連するAPでフレームを受信すべきであるとき、VHT Channel Scan Reportアクションフレームをパブリックアクションフレームとして使用することができる。
【0095】
Categoryフィールドは、既存の802.11Actionフィールドカテゴリなどの別のActionフィールドカテゴリ、例えばSpectrum Management、HT、Radio Measurement、Vendor Specific、またはWireless Network Managementを表す値を、VHT Channel Scan Reportアクションフレームがこうしたカテゴリまたは目的のために使用されるときなどに含むことができる。
【0096】
図13に、VHTチャネルスキャン情報レポート使用の一例の図を示す。WTRU800は、他のWTRU810、820から受信したVHTチャネルスキャン情報レポート812、822を使用して、使用するチャネル数または識別、チャネル帯域幅、APが20/40MHz帯域幅伝送位相の間で時間を分割するPhase Coexistence Operationなどのチャネルおよびチャネル帯域幅使用パターンに関するその動作パラメータを調節することができる。受信したレポートを使用して、使用するチャネルおよびチャネル帯域幅での送信電力、または使用するチャネルおよびチャネル帯域幅上のトラフィック負荷を調節することができる(804)。レポートを使用して、APとの間で良好な品質の無線リンクを有するWTRUなどの近いWTRUを求める際に使用するしきい値、パラメータ、および基準を調節することができる。レポートを使用して、チャネルおよびチャネル帯域幅および送信/受信電力に関する規制情報および規則を調節することができる。受信したレポートを使用して、チャネルまたはチャネル帯域幅に関するED、CS、またはCCA機能に関するパラメータを調節することができる。
【0097】
受信したレポートを使用して、WTRUと通信するときに、チャネルまたはチャネル帯域幅の選択、有向ビームの適用、アンテナ選択の適用、送信ビーム形成の適用、受信ビーム形成の適用、または送信電力調節の適用を調節することもできる。受信したレポートを使用して、チャネルまたはチャネル帯域幅に関するED、CS、またはCCA機能に関するパラメータに対する他のWTRUの推薦を調節することができる。受信したレポートを使用して、共存、例えばBSS間、システム間、またはTVWSに関するパラメータ、規則、ポリシー、機構、または規制情報について調節することができる。
【0098】
WTRUは、WTRUから受信したVHTチャネルスキャン情報レポートに加えて、近隣BSSのVHT周波数再利用情報レポートを使用して、その動作パラメータを調節することができる。
【0099】
実施形態
1.ワイヤレス通信で使用するための方法であって、超高スループット(VHT)ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)周波数再利用情報レポートを提供すること、および周波数再利用情報レポートに基づいて動作パラメータを調節することを含む方法。
【0100】
2.VHT周波数再利用が基本サービスセット(BSS)に提供され、BSSがアクセスポイント(AP)および複数のワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)を含む実施形態1の方法。
【0101】
3.VHT周波数再利用情報が基本サービスセット(BSS)に基づく先の実施形態の方法。
【0102】
4.動作パラメータがチャネル識別を含む先の実施形態の方法。
【0103】
5.動作パラメータがチャネル帯域幅を含む先の実施形態の方法。
【0104】
6.動作パラメータがチャネル使用パターンを含む先の実施形態の方法。
【0105】
7.動作パラメータがチャネル帯域幅使用パターンを含む先の実施形態の方法。
【0106】
8.周波数再利用情報レポートが信号伝送電力を含む先の実施形態の方法。
【0107】
9.周波数再利用情報レポートがトラフィック負荷を含む先の実施形態の方法。
【0108】
10.周波数再利用情報レポートがWTRUによってブロードキャストされる先の実施形態の方法。
【0109】
11.周波数再利用情報レポートがアクセスポイントによってブロードキャストされる先の実施形態の方法。
【0110】
12.周波数再利用情報レポートがビーコン内に含まれる先の実施形態の方法。
【0111】
13.周波数再利用情報レポートが管理アクションフレームまたはパブリックアクションフレーム内に含まれる先の実施形態の方法。
【0112】
14.超高スループット(VHT)ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)周波数再利用情報レポートを受信すること、および周波数再利用情報レポートに基づいて動作パラメータを調節することを含むワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)。
【0113】
15.VHT周波数再利用情報が基本サービスセット(BSS)に基づく先の実施形態のWTRU。
【0114】
16.動作パラメータがチャネル識別を含む先の実施形態の方法。
【0115】
17.動作パラメータがチャネル帯域幅を含む先の実施形態の方法。
【0116】
18.動作パラメータがチャネル使用パターンを含む先の実施形態の方法。
【0117】
19.動作パラメータがチャネル帯域幅使用パターンを含む先の実施形態の方法。
【0118】
20.周波数再利用情報レポートが信号伝送電力を含む先の実施形態の方法。
【0119】
21.ワイヤレス通信で使用するための方法であって、超高スループット(VHT)ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)チャネルスキャニングを実施することを含む方法。
【0120】
22.ワイヤレス通信で使用するための方法であって、超高スループット(VHT)チャネルスキャン要求を使用してVHTワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)チャネルスキャニングを実施することを含む方法。
【0121】
本明細書で説明した実施形態は例示的なものであること、および他の変形形態を実施できることは明らかなはずである。例えば、フレームまたはメッセージフォーマットでフィールドの順序を変更することができ、または本明細書で説明したフィールドのサブセットを使用することができる。
【0122】
特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、またはソフトウェアとして、複数のWTRUを有する基地局を有するネットワークで、データリンク層、メディアアクセス制御層、またはネットワーク層でチャネルスキャニングを実施することができる。
【0123】
特徴および要素を特定の組合せで上記で説明したが、各特徴または要素を単独で、または他の特徴および要素との任意の組合せで使用できることを当業者は理解されよう。さらに、コンピュータまたはプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで、本明細書で説明した方法を実装することができる。コンピュータ可読媒体の例には、電子信号(有線またはワイヤレス接続を介して伝送される)およびコンピュータ可読記憶媒体が含まれる。コンピュータ可読記憶媒体の例には、限定はしないが、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスクや取外し可能ディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、およびCD−ROMディスクやDVD(digital versatile disk)などの光媒体が含まれる。ソフトウェアに関連してプロセッサを使用して、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータで使用するための無線周波数トランシーバを実装することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス通信で使用するための方法であって、
超高スループット(VHT)ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)周波数再利用情報レポートを提供するステップと、
前記周波数再利用情報レポートに基づいて動作パラメータを調節するステップと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記VHT周波数再利用が基本サービスセット(BSS)に提供され、前記BSSはアクセスポイント(AP)および複数のワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記VHT周波数再利用情報は基本サービスセット(BSS)に基づくことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記動作パラメータはチャネル識別を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記動作パラメータはチャネル帯域幅を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記動作パラメータはチャネル使用パターンを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記動作パラメータはチャネル帯域幅使用パターンを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記周波数再利用情報レポートは信号伝送電力を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記周波数再利用情報レポートはトラフィック負荷を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記周波数再利用情報レポートがWTRUによってブロードキャストされることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記周波数再利用情報レポートがアクセスポイントによってブロードキャストされることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記周波数再利用情報レポートがビーコン内に含まれることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記周波数再利用情報レポートが管理アクションフレームまたはパブリックアクションフレーム内に含まれることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項14】
超高スループット(VHT)ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)周波数再利用情報レポートを受信すること、および
前記周波数再利用情報レポートに基づいて動作パラメータを調節すること
を含むことを特徴とするワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)。
【請求項15】
前記VHT周波数再利用情報は基本サービスセット(BSS)に基づくことを特徴とする請求項14に記載のWTRU。
【請求項16】
前記動作パラメータはチャネル識別を含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記動作パラメータはチャネル帯域幅を含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記動作パラメータはチャネル使用パターンを含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項19】
前記動作パラメータはチャネル帯域幅使用パターンを含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項20】
前記周波数再利用情報レポートは信号伝送電力を含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項21】
ワイヤレス通信で使用するための方法であって、
超高スループット(VHT)ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)チャネルスキャニングを実施するステップ
を含むことを特徴とする方法。
【請求項22】
ワイヤレス通信で使用するための方法であって、
超高スループット(VHT)チャネルスキャン要求を使用してVHTワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)チャネルスキャニングを実施するステップ
を含むことを特徴とする方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公表番号】特表2013−511219(P2013−511219A)
【公表日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−539032(P2012−539032)
【出願日】平成22年11月12日(2010.11.12)
【国際出願番号】PCT/US2010/056600
【国際公開番号】WO2011/060310
【国際公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
2.GSM
【出願人】(510030995)インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド (229)
【Fターム(参考)】