説明

mTOR阻害剤としてのピリドピリミジン、ピラゾピリミジンおよびピリミドピリミジン誘導体

癌の処置に適している式(I)の化合物を提供する。
【化1】



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

(式中、X、XおよびXの一つまたは二つは、Nであり、そして他はCHであり;
は、ハロ、ORO1、SRS1、NRN1N2、NRN7aC(=O)RC1、NRN7bSOS2a、置換されていてもよいC5−20ヘテロアリール基、または置換されていてもよいC5−20アリール基より選択され、ここにおいて、
O1およびRS1は、H、置換されていてもよいC5−20アリール基、置換されていてもよいC5−20ヘテロアリール基、または置換されていてもよいC1−7アルキル基より選択され;
N1およびRN2は、独立して、H、置換されていてもよいC1−7アルキル基、置換されていてもよいC5−20ヘテロアリール基、置換されていてもよいC5−20アリール基より選択され、またはRN1およびRN2は、それらが結合している窒素と一緒に、3〜8個の環原子を含有する複素環式環を形成し;
C1は、H、置換されていてもよいC5−20アリール基、置換されていてもよいC5−20ヘテロアリール基、置換されていてもよいC1−7アルキル基、またはNRN8N9より選択され、ここにおいて、
N8およびRN9は、独立して、H、置換されていてもよいC1−7アルキル基、置換されていてもよいC5−20ヘテロアリール基、置換されていてもよいC5−20アリール基より選択され、またはRN8およびRN9は、それらが結合している窒素と一緒に、3〜8個の環原子を含有する複素環式環を形成し;
S2aは、H、置換されていてもよいC5−20アリール基、置換されていてもよいC5−20ヘテロアリール基、または置換されていてもよいC1−7アルキル基より選択され;
N7aおよびRN7bは、HおよびC1−4アルキル基より選択され;
N3およびRN4は、それらが結合している窒素と一緒に、3〜8個の環原子を含有する複素環式環を形成し;
は、H、ハロ、ORO2、SRS2b、NRN5N6、置換されていてもよいC5−20ヘテロアリール基、および置換されていてもよいC5−20アリール基より選択され、ここにおいて、
O2およびRS2bは、H、置換されていてもよいC5−20アリール基、置換されていてもよいC5−20ヘテロアリール基、または置換されていてもよいC1−7アルキル基より選択され;
N5およびRN6は、独立して、H、置換されていてもよいC1−7アルキル基、置換されていてもよいC5−20ヘテロアリール基、および置換されていてもよいC5−20アリール基より選択され、またはRN5およびRN6は、それらが結合している窒素と一緒に、3〜8個の環原子を含有する複素環式環を形成し;
但し、Rが未置換のモルホリノであり、RN3およびRN4が、それらが結合している窒素原子と一緒に、未置換のモルホリノを形成し、Rが未置換のフェニルであり、そしてXがCHである場合、XはNではないし且つXはCHではない、またはXはCHではないし且つXはNではない、そして
が未置換のピペリジニルであり、RN3およびRN4が、それらが結合している窒素原子と一緒に、未置換のピペリジニルを形成し、Rが未置換のフェニルであり、そしてXがCHである場合、XはCHではないし且つXはNではないという条件付きである)
を有する化合物;またはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項2】
、XおよびXの一つだけが、Nである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
がNである、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
が、置換されていてもよいC5−20アリール基、ORO1、NRN1N2、NRN7aC(=O)RC1およびNRN7bSOS2aより選択される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項5】
が、置換されていてもよいフェニル基である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項6】
が、ORO1であり、そしてRO1が、置換されていてもよいC1−7アルキル基である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
が、NRN1N2であり、そしてRN2が、Hである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項8】
が、フェニル基であって、クロロ、ヒドロキシル、メチル、メトキシ、エトキシ、i−プロポキシ、ベンジルオキシおよびヒドロキシメチルより選択される1個またはそれを超える基で置換されていてもよいものである、請求項5に記載の化合物。
【請求項9】
が、4−クロロフェニル、4−メチルフェニル、4−メトキシフェニル、3−ヒドロキシメチル−4−メトキシフェニル、3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシフェニル、4−ヒドロキシフェニル、3−ヒドロキシフェニルまたは3−ヒドロキシメチルフェニル基である、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
N1が、C3−7シクロアルキルである、請求項7に記載の化合物。
【請求項11】
N1が、C5−6アリールである、請求項7に記載の化合物。
【請求項12】
が、NRN7aC(=O)RC1であり、そしてRN7aが、好ましくは、Hである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項13】
C1が、置換されていてもよいC5−20アリール基、C3−20ヘテロシクリル、C1−7アルキルおよびNRN8N9より選択され、ここにおいて、RN8が、水素であり、そしてRN9が、C1−7アルキルである、請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
が、NRN7bSOS2aであり、そしてRN7bが、Hである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項15】
S2aが、C1−7アルキルである、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
式I(A):
【化2】

(式中、X、XおよびXの一つまたは二つは、Nであり、そして他はCHであり;
N3およびRN4は、それらが結合している窒素と一緒に、3〜8個の環原子を含有する複素環式環を形成し;
は、H、ハロ、ORO2、SRS2b、NRN5N6、置換されていてもよいC5−20ヘテロアリール基、および置換されていてもよいC5−20アリール基より選択され、ここにおいて、
O2およびRS2bは、H、置換されていてもよいC5−20アリール基、置換されていてもよいC5−20 ヘテロアリール基、または置換されていてもよいC1−7アルキル基より選択され;
N5およびRN6は、独立して、H、置換されていてもよいC1−7アルキル基、置換されていてもよいC5−20ヘテロアリール基、および置換されていてもよいC5−20アリール基より選択され、またはRN5およびRN6は、それらが結合している窒素と一緒に、3〜8個の環原子を含有する複素環式環を形成し;
O3は、水素または置換されていてもよいC1−6アルキル基より選択され;そして
N10は、C(=O)RC2、C(=S)RC3、SOS3、置換されていてもよいC5−20ヘテロアリール基、置換されていてもよいC5−20アリール基、または置換されていてもよいC1−10アルキル基より選択され、ここにおいて、
C2およびRC3は、H、置換されていてもよいC5−20アリール基、置換されていてもよいC5−20ヘテロアリール基、置換されていてもよいC1−7アルキル基、またはNRN11N12より選択され、ここにおいて、
N11およびRN12は、独立して、H、置換されていてもよいC1−7アルキル基、置換されていてもよいC5−20ヘテロアリール基、置換されていてもよいC5−20アリール基より選択され、またはRN11およびRN12は、それらが結合している窒素と一緒に、3〜8個の環原子を含有する複素環式環を形成し;そして
S3は、H、置換されていてもよいC5−20アリール基、置換されていてもよいC5−20ヘテロアリール基、または置換されていてもよいC1−7アルキル基より選択される)
を有する化合物;またはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項17】
、XおよびXの一つだけが、Nである、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
がNである、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
N10が、C(=S)RC3、置換されていてもよいC5−20 ヘテロアリール基、置換されていてもよいC5−20アリール基、および置換されていてもよいC1−10アルキル基より選択される、請求項16、請求項17または請求項18のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項20】
N10が、C(=S)RC3であり、そしてここにおいて、RC3は、NRN11N12であり、ここにおいて、RN11およびRN12は、それらが結合している窒素と一緒に、3〜8個の環原子を含有する複素環式環を形成する、請求項16〜19のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項21】
N10が、置換されていてもよいC5−6ヘテロアリール基である、請求項16〜19のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項22】
N10が、置換されていてもよいピラゾール基であり、ここにおいて、任意の置換基は、ハロ、ヒドロキシル、C1−7アルキルおよびC1−7アルコキシより選択される、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
N10が、置換されていてもよいC5−6アリール基である、請求項16〜19のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項24】
N10が、置換されていてもよいフェニル基であり、ここにおいて、任意の置換基は、好ましくは、ハロ、ヒドロキシル、C1−7アルキルおよびC1−7アルコキシより選択される、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
N10が、置換されていてもよいC1−6アルキルであり、ここにおいて、任意の置換基は、好ましくは、ハロ、ヒドロキシル、C1−7アルキル、エーテル、例えば、C1−7アルコキシ、チオエーテル、例えば、C1−7アルキルチオ、C5−20アリール、C3−20ヘテロシクリル、C5−20ヘテロアリール、シアノ、エステル、例えば、−C(=O)OR(式中、Rは、C1−7アルキルである)、およびアミノ、例えば、C1−7アルキルアミノ、ジ−C1−7アルキルアミノおよびC1−7アルコキシカルボニルアミノより選択される、請求項16〜19のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項26】
O3が、置換されていてもよいC1−6アルキル基である、請求項16〜25のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項27】
O3が、未置換のC1−3アルキル基である、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
O3が、メチル基である、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
N3およびRN4が、それらが結合している窒素と一緒に、5〜7個の環原子を含有する、置換されていてもよい複素環式環を形成する、請求項1〜28のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項30】
N3およびRN4が、それらが結合している窒素と一緒に、モルホリノ基を形成する、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
が、NRN5N6であり、ここにおいて、RN5およびRN6が、それらが結合している窒素と一緒に、3〜8個の環原子を含有する、置換されていてもよい複素環式環を形成する、請求項1〜30のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項32】
が、置換されていてもよいモルホリノ、チオモルホリノ、ピペリジニル、ピペラジニル、ホモピペラジニルおよびピロリジニルより選択される、請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
が、
【化3】

である、請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
実施例1a、1b、1d、1e、1f、1g、1i、1k、1l、1m、1n、1o、1p、1q、1bb、1bc、1bd、1be、1bf、1bg、1bh、1bi、1bj、1br、8a、8b、8c、8d、8e、8f、8g、8h、8i、8j、8k、8l、8m、8n、8o、8t、8u、8aa、8ab、8ac、8ad、8ae、8af、8ag、8ah、8ai、8aj、8ak、8al、8am、8an、8ao、8ap、8aq、8ar、8as、8at、8au、8av、8aw、8ax、8ay、8az、8ba、8bb、8bc、8bd、8be、8bg、9a、9b、9c、9d、9e、9f、9g、9h、9i、9j、9k、9l、9m、9nおよび9aeのいずれかより選択される化合物、またはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項35】
請求項1〜34のいずれか1項に記載の化合物および薬学的に許容しうる担体または希釈剤を含む医薬組成物。
【請求項36】
ヒトまたは動物体の処置方法に用いるための、請求項1〜34のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項37】
mTORの阻害によって改善される疾患を処置するための薬剤の製造において条件を伴わない、請求項1〜34のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項38】
薬剤として用いるための、請求項1〜34のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩。
【請求項39】
ヒトなどの温血動物のmTOR阻害作用の生成に用いるための薬剤の製造における、請求項1〜34のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩の使用。
【請求項40】
ヒトなどの温血動物の抗癌作用の生成に用いるための薬剤の製造における、請求項1〜34のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩の使用。
【請求項41】
黒色腫、乳頭状甲状腺腫瘍、胆管癌、結腸癌、卵巣癌、肺癌、白血病、リンパ性悪性疾患、肝臓、腎臓、膀胱、前立腺、乳房および膵臓の癌腫および肉腫、および皮膚、結腸、甲状腺、肺および卵巣の原発性および再発性の充実性腫瘍の処置に用いるための薬剤の製造における、請求項1〜34のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩の使用。
【請求項42】
ヒトなどの温血動物のmTOR阻害作用の生成における、請求項1〜34のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩の使用。
【請求項43】
ヒトなどの温血動物の抗癌作用の生成における、請求項1〜34のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩の使用。
【請求項44】
黒色腫、乳頭状甲状腺腫瘍、胆管癌、結腸癌、卵巣癌、肺癌、白血病、リンパ性悪性疾患、肝臓、腎臓、膀胱、前立腺、乳房および膵臓の癌腫および肉腫、および皮膚、結腸、甲状腺、肺および卵巣の原発性および再発性の充実性腫瘍の処置における、請求項1〜34のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩の使用。
【請求項45】
mTOR阻害作用を生じる処置を必要としているヒトなどの温血動物にmTOR阻害作用を生じる方法であって、該動物に、有効量の請求項1〜34のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩を投与することを含む方法。
【請求項46】
抗癌作用を生じる処置を必要としているヒトなどの温血動物に抗癌作用を生じる方法であって、該動物に、有効量の請求項1〜34のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩を投与することを含む方法。
【請求項47】
黒色腫、乳頭状甲状腺腫瘍、胆管癌、結腸癌、卵巣癌、肺癌、白血病、リンパ性悪性疾患、肝臓、腎臓、膀胱、前立腺、乳房および膵臓の癌腫および肉腫、および皮膚、結腸、甲状腺、肺および卵巣の原発性および再発性の充実性腫瘍の処置を必要としているヒトなどの温血動物のこれらを処置する方法であって、該動物に、有効量の請求項1〜34のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩を投与することを含む方法。
【請求項48】
ヒトなどの温血動物のmTOR阻害作用の生成に用いるための医薬組成物であって、請求項1〜34のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩を、薬学的に許容しうる希釈剤または担体と一緒に含む医薬組成物。
【請求項49】
ヒトなどの温血動物の抗癌作用の生成に用いるための医薬組成物であって、請求項1〜34のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩を、薬学的に許容しうる希釈剤または担体と一緒に含む医薬組成物。
【請求項50】
ヒトなどの温血動物の黒色腫、乳頭状甲状腺腫瘍、胆管癌、結腸癌、卵巣癌、肺癌、白血病、リンパ性悪性疾患、肝臓、腎臓、膀胱、前立腺、乳房および膵臓の癌腫および肉腫、および皮膚、結腸、甲状腺、肺および卵巣の原発性および再発性の充実性腫瘍の処置に用いるための医薬組成物であって、請求項1〜34のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容しうる塩を、薬学的に許容しうる希釈剤または担体と一緒に含む医薬組成物。
【請求項51】
式1の化合物の製造方法であって、式2:
【化4】

(式中、Rは、NRN3N4であり、ここにおいて、RN3およびRN4は、それらが結合している窒素と一緒に、3〜8個の環原子を含有する複素環式環を形成し;
は、H、ハロ、ORO2、SRS2b、NRN5N6、置換されていてもよいC5−20ヘテロアリール基、および置換されていてもよいC5−20アリール基より選択され、ここにおいて、
O2およびRS2bは、H、置換されていてもよいC5−20アリール基、置換されていてもよいC5−20ヘテロアリール基、または置換されていてもよいC1−7アルキル基より選択され、そして
N5およびRN6は、独立して、H、置換されていてもよいC1−7アルキル基、置換されていてもよいC5−20ヘテロアリール基、および置換されていてもよいC5−20アリール基より選択され、またはRN5およびRN6は、それらが結合している窒素と一緒に、3〜8個の環原子を含有する複素環式環を形成する)
を有する化合物からの、
(e)Rが、NRN1N2である場合、式2の化合物と、RHとの反応;または
(f)Rが、置換されていてもよいC3−20ヘテロシクリル基またはC5−20アリール基である場合、式2の化合物と、RB(OAlk)(式中、Alkは、各々独立して、C1−7アルキルである、またはそれらが結合している酸素と一緒に、C5−7ヘテロシクリル基を形成する)との反応、または
(g)Rが、アミド基、尿素基またはスルホンアミド基である場合、式2の化合物と、アンモニアとの反応後、得られた第一級アミンと、適当な酸塩化物、イソシアネートまたはスルホニルクロリドとの反応、または
(h)Rが、ORO1またはSRS1である場合、適当なアルコールまたはチオール溶媒中における塩基の存在下の式1の化合物の反応による、
前記式1の化合物の製造方法。
【請求項52】
式I(A)の化合物の製造方法であって、式1a:
【化5】

[式中、Rは、NRN3N4であり、そして
は、
【化6】

(式中、Lvは、ハロゲンなどの脱離基、例えば、塩素、またはOSOR基であり、ここにおいて、Rは、メチルなどのアルキルまたはアリールである)
である]
を有する化合物と、RN10NHとを反応させることを含む方法。
【請求項53】
式1の化合物の製造方法であって、式2A:
【化7】

(式中、Rは、NRN3N4であり、ここにおいて、RN3およびRN4は、それらが結合している窒素と一緒に、3〜8個の環原子を含有する複素環式環を形成し;そして
は、ハロ、ORO1、SRS1、NRN1N2、NRN7aC(=O)RC1、NRN7bSOS2a、置換されていてもよいC5−20ヘテロアリール基、または置換されていてもよいC5−20アリール基より選択され、ここにおいて、
O1およびRS1は、H、置換されていてもよいC5−20アリール基、置換されていてもよいC5−20ヘテロアリール基、または置換されていてもよいC1−7アルキル基より選択され;
N1およびRN2は、独立して、H、置換されていてもよいC1−7アルキル基、置換されていてもよいC5−20ヘテロアリール基、置換されていてもよいC5−20アリール基より選択され、またはRN1およびRN2は、それらが結合している窒素と一緒に、3〜8個の環原子を含有する複素環式環を形成し;
C1は、H、置換されていてもよいC5−20アリール基、置換されていてもよいC5−20ヘテロアリール基、置換されていてもよいC1−7アルキル基、またはNRN8N9より選択され、ここにおいて、
N8およびRN9は、独立して、H、置換されていてもよいC1−7アルキル基、置換されていてもよいC5−20ヘテロアリール基、置換されていてもよいC5−20アリール基より選択され、またはRN8およびRN9は、それらが結合している窒素と一緒に、3〜8個の環原子を含有する複素環式環を形成し;
S2aは、H、置換されていてもよいC5−20アリール基、置換されていてもよいC5−20ヘテロアリール基、または置換されていてもよいC1−7アルキル基より選択され;そして
N7aおよびRN7bは、HおよびC1−4アルキル基より選択される)
を有する化合物からの、
(d)Rが、NRN5N6である場合、式2Aの化合物と、RHとを反応させること、または
(e)Rが、置換されていてもよいC3−20ヘテロシクリル基またはC5−20アリール基である場合、式2Aの化合物と、RB(OAlk)(式中、Alkは、各々独立して、C1−7アルキルである、またはそれらが結合している酸素と一緒に、C5−7ヘテロシクリル基を形成する)とを反応させることによる、または
(f)Rが、ORO2またはSRS2bである場合、適当なアルコールまたはチオール溶媒中において塩基の存在下で式2Aの化合物を反応させること、
を含む前記式1の化合物の製造方法。

【公表番号】特表2009−516727(P2009−516727A)
【公表日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−541809(P2008−541809)
【出願日】平成18年11月20日(2006.11.20)
【国際出願番号】PCT/GB2006/004327
【国際公開番号】WO2007/060404
【国際公開日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【出願人】(503160629)クドス ファーマシューティカルズ リミテッド (23)
【Fターム(参考)】