説明

アクチュエータ

【課題】エアゾール内容物の噴射後に生じるアフタードローを確実に防止可能とするアクチュエータを、簡易な構成にて得る。
【解決手段】噴射筒6を設けたアクチュエータ本体1に、この噴射筒6の噴射路16と連通口24を介して連通するとともにステム3と連通する連通路13,17を形成し、上記噴射筒6には、この噴射筒6の内周面に密接しながら手動操作により噴射路16内を摺動可能とする中軸21を挿通配置し、この中軸21を噴射筒6の基端側に摺動させることにより、上記連通口24及び噴射路16を開放してエアゾール内容物を吐出可能とするとともに、上記中軸21を噴射筒6の先端側に摺動させることにより、この中軸21によって上記連通口24及び噴射路16を閉止するとともに噴射路16内のエアゾール内容物を噴射筒6の外方に押出可能とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアゾール容器のステムに接続するとともに、エアゾール内容物のアフタードローを防止可能とするアクチュエータに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、噴射によって泡状に吐出するフォーム剤や後発泡剤等のエアゾール内容物が一般的に広く使用されているが、このようなエアゾール内容物を用いた場合には、使用者が所望の量のエアゾール内容物を噴射した後、アクチュエータ内に残留したエアゾール内容物が発泡して噴射口から外部に流出する、いわゆるアフタードローが生じやすいものとなっていた。
【0003】
このようなアフタードローが生じた場合には、噴射口に付着したエアゾール内容物が飛散したり滴下するなどして周囲を汚染するおそれがあることから、噴射後には噴射口に付着したエアゾール内容物をその都度拭き取る必要があった。また、このような拭き取りを行わない場合には、噴射口に付着したエアゾール内容物が外気との接触により変質し、噴射口の内部や外周において固化したり劣化した状態で残留する事態が生じ、衛生面での問題が生じるとともに、使用者に不快感を与える等の問題が生じやすいものであった。
【0004】
そこで、特許文献1に示す如く、上記アフタードローの防止を目的としたアクチュエータが公知となっている。特許文献1に示すアクチュエータは、ステムと連通する噴射筒を設けるとともに、この噴射筒の先端に、噴射筒の内径よりも径大な内径のノズルを接続している。そして、このノズルの噴射口に、上記噴射筒に挿通配置した弁部材の先端外周をスプリングの付勢力によって当接させることにより、上記弁部材によって噴射口を閉止可能なものとしている。そして、上記アクチュエータを押圧することにより、上記弁部材が上記スプリングの付勢力に抗して噴射口とは反対側に摺動し、これにより噴射口が開放してエアゾール内容物を噴射可能としたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−329985号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載のアクチュエータは上記の如く、ノズルの噴射口に弁部材の先端側を当接させることによりエアゾール内容物の噴射口を閉止可能なものとしているが、上記スプリングの付勢力の低下や製造時の誤差などによって噴射口と弁部材の外周との間に少しでも隙間が生じた場合には、特にフォーム剤や後発泡剤などのエアゾール内容物を使用した場合には、アクチュエータ内に残留したエアゾール内容物が発泡して隙間から外部に漏れ出す事態が生じやすいものとなる。そのため、ノズル開口部と弁部材の外周との間を確実に閉止してアフタードローを防止するためには高度な工作精度が要求されるものとなり、製造に手間や費用がかかるものとなっていた。また、ノズル内には広い空間が形成されるため、この広い空間内にエアゾール内容物が噴射されることなく残留しやすいものとなる。そして、ノズル内に残留したエアゾール内容物は時間とともに変質する可能性があり、次回の噴射時にこの残留エアゾール内容物が、新たなエアゾール内容物とともに噴射されるものとなり、衛生上の問題が生じやすいものとなっていた。
【0007】
そこで、本発明は上記の如き課題を解決しようとするものであって、衛生上の問題が生じることなく、エアゾール内容物の噴射後に生じるアフタードローを確実に防止可能とするアクチュエータを、簡易な構成にて得ようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上述の如き課題を解決するため、噴射筒を設けたアクチュエータ本体に、この噴射筒の噴射路と連通口を介して連通するとともにステムと連通する連通路を形成し、上記噴射筒には、この噴射筒の内周面に密接しながら手動操作により噴射路内を摺動可能とする中軸を挿通配置し、この中軸を噴射筒の基端側に摺動させることにより、上記連通口及び噴射路を開放してエアゾール内容物を吐出可能とするとともに、上記中軸を噴射筒の先端側に摺動させることにより、この中軸によって上記連通口及び噴射路を閉止するとともに噴射路内のエアゾール内容物を噴射筒の外方に押出可能としたものである。
【0009】
本発明は、上記の如く構成したものであるから、噴射終了した時点で手動操作によって中軸を噴射筒の先端側に摺動させることにより、この噴射筒によって連通口及び噴射路を閉止することができるとともに、噴射筒内に残留したエアゾール内容物を上記噴射筒によって強制的に外方に押し出すことができるものである。従って、噴射筒内においてエアゾール内容物が残留しないものとなるため、この残留物が次回の噴射時に新たなエアゾール内容物とともに噴出するような衛生上の問題が生じることがないとともに、噴射終了後にエアゾール内容物が発泡して噴射筒から外部に流出するアフタードローを確実に防ぐことが可能となる。
【0010】
また、中軸は、噴射筒内を摺動可能とする中軸本体と、この中軸本体の一端から両側に垂直方向に突出した一対の突出体とによりT字型に形成し、上記中軸本体を噴射筒内に挿入するとともに、上記一対の突出体を、アクチュエータ本体の両側に上記噴射路と平行に形成した一対の長穴に挿通配置し、この一対の突出体を手動操作により上記長穴に沿って摺動させることにより、上記中軸本体を噴射筒の軸方向に摺動可能としたものであっても良い。
【0011】
上記の如く、中軸をT字型に形成し、中軸本体の両側に設けた一対の突出体を長溝に沿って摺動させることにより、噴射筒内に挿通した中軸本体を、噴射筒の軸方向に沿って安定した状態で円滑に摺動させることができるものとなる。よって、噴射後に噴射筒内に残留したエアゾール内容物を、中軸本体によって確実に排除することが可能となる。
【発明の効果】
【0012】
本発明は上述の如く構成したものであって、噴射終了時に手動操作によって中軸を噴射筒の先端側に摺動させることにより、この噴射筒によって連通口及び噴射路を閉止することができるとともに、噴射筒内に残留したエアゾール内容物を中軸によって噴射筒の外方に押し出し、排除することができるものである。従って、本発明は上記の如き簡易な構成とするとともに、中軸を噴射筒の先端側に移動させるという簡易な操作によって、噴射口及び噴射路を閉止すると同時に、噴射筒内に残留していたエアゾール内容物を除去可能としたものであるから、衛生上の問題が生じることなく噴射後に生じるエアゾール内容物のアフタードローを確実に防ぐことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】実施例1において、噴射路及び連通口の開放状態を示す断面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】実施例1において、噴射路及び連通口の閉止状態を示す断面図。
【図4】実施例1において、噴射路及び連通口の開放状態を示す側面図。
【実施例1】
【0014】
本発明の実施例1を図1〜4において説明すると、図1に示す如く(1)はエアゾール容器(2)のステム(3)に接続するアクチュエータ本体であって、このアクチュエータ本体(1)は、内側部材(4)、この内側部材(4)の内方に基端部(5)を組み付けた噴射筒(6)、及びこの噴射筒(6)と内側部材(4)を被覆する被覆部材(7)とにより構成したものである。このアクチュエータ本体(1)について以下に詳細に説明すると、まず、上記アクチュエータ本体(1)の内側部材(4)は、図1に示す如く、一側に、上方を断面直角に切り欠いた段部(8)を形成している。尚、本実施例における上下方向、及び左右方向は、図1を基準としたものである。
【0015】
そして、この内側部材(4)において、段部(8)の形成側とは反対側の他側には、断面コ字型の凹部(10)を水平方向に形成し、この凹部(10)に、以下に説明する噴射筒(6)の基端部(5)を挿入して固定配置している。また、この内側部材(4)の底面(11)中央にステム(3)の接続孔(12)を形成し、この接続孔(12)に、エアゾール容器(2)のステム(3)を挿入配置している。また、この接続孔(12)に連続して、第1連通路(13)を接続孔(12)から上記凹部(10)の底面まで貫通形成している。
【0016】
また、上記噴射筒(6)は、基端部(5)の外径を先端部(15)の外径よりも径大なものとするとともに、この基端部(5)の外径を内側部材(4)の凹部(10)の内径に対応させた大きさとしている。また、噴射筒(6)の内径を先端から基端まで一定径とし、この内径により形成される空間を噴射路(16)としている。そして、この噴射筒(6)の基端部(5)を内側部材(4)の凹部(10)に挿入して固定配置することにより、噴射路(16)が水平方向に配置されるとともに、先端部(15)が上記凹部(10)から外方に突出して位置するものとなる。
【0017】
また、上記噴射筒(6)の基端部(5)肉厚部分には、第2連通路(17)を形成している。この第2連通路(17)は、図1に示す如く、一端を内側部材(4)に形成した第1連通路(13)と連通するとともに、他端を噴射筒(6)の噴射路(16)に、この噴射路(16)に形成した連通口(24)を介して連通するよう形成している。尚、本実施例では上記第2連通路(17)と第1連通路(13)とにより、本発明における連通路を構成している。また、上記内側部材(4)において、凹部(10)と段部(8)との間に位置する隔壁(18)には、上記噴射路(16)と同径の挿通穴(20)を、噴射路(16)に連続して貫通形成している。
【0018】
そして、上記の如く凹部(10)に噴射筒(6)を配置した内側部材(4)に、図2に示す如くT字型の中軸(21)を組み付けている。この中軸(21)は、図2に示す如く、中軸本体(25)と、この中軸本体(25)の一端から両側に垂直方向に突出した一対の突出体(22)とによりT字型に形成したものである。そして、上記一対の突出体(22)の先端部分をそれぞれ肉厚に形成し、この肉厚部分を操作部(23)としている。そして、図2に示す如く、上記中軸本体(25)を内側部材(4)の挿通穴(20)及び噴射筒(6)の噴射路(16)に挿通配置するとともに、上記一対の突出体(22)の操作部(23)を、それぞれ内側部材(4)の段部(8)に配置している。
【0019】
また、中軸本体(25)は、図3に示す如く、その形成長さを噴射路(16)の先端から挿通穴(20)の基端までの長さとほぼ同じ長さとし、中軸本体(25)を挿通穴(20)及び噴射路(16)に挿通配置した際に、中軸本体(25)の先端が噴射筒(6)の先端まで摺動可能なものとしている。また、中軸本体(25)は、その外周面が噴射筒(6)の内周面と面接触しながら摺動するよう、外径を噴射筒(6)の内径に対応させたものとしている。上記の如く中軸本体(25)を形成することにより、図3に示す如く中軸本体(25)の外周面を噴射筒(6)の内周面に密接させながら噴射筒(6)の先端まで摺動させることが可能となる。従って、噴射後に噴射路(16)内に残留したエアゾール内容物を、中軸本体(25)によって確実に噴射路(16)の外方に押し出すことが可能となり、噴射筒(6)内の衛生状態を良好に保つことができる。
【0020】
また、上記の如く中軸本体(25)を噴射筒(6)の先端まで確実に摺動させることができるため、図3に示す如く、噴射路(16)を中軸本体(25)によって完全に閉止することができるとともに、噴射路(16)と第2連通路(17)とを連通する連通口(24)を中軸本体(25)によって確実に閉止することが可能となる。よって、噴射後にエアゾール内容物が連通口(24)を介して噴射路(16)に流出したり、噴射路(16)内に残留したエアゾール内容物が外方に流出したりする事態が発生することなく、エアゾール内容物のアフタードローを確実に防止することができる。
【0021】
そして、上記の如く噴射筒(6)及び中軸(21)を組み付けた内側部材(4)には、被覆部材(7)を被覆配置している。この被覆部材(7)は、その外形を略直方体とし、内側部材(4)の両側、噴射筒(6)の配置側である内側部材(4)の前方、及び、この前方とは反対側の後方をそれぞれ被覆している。そして、内側部材(4)の前方を被覆する前方壁(26)には、下端から上方に向けて逆U字型に切り欠いた前方切欠部(27)を形成し、この前方切欠部(27)から噴射筒(6)の先端部(15)を外方に挿通配置可能なものとしている。また、内側部材(4)の両側を被覆する一対の側壁(28)には、図4に示す如く、下端から上方に向けてコ字型に切り欠いた側方切欠部(30)を形成している。
【0022】
そして、上記の如く形成した被覆部材(7)を噴射筒(6)及び中軸(21)を組み付けた内側部材(4)に組み付けることにより、図2に示す如く、前方切欠部(27)から噴射筒(6)の先端部(15)が突出配置されるとともに、図4に示す如く、上記側方切欠部(30)と内側部材(4)の段部(8)とにより、略長方形の長穴(31)が水平方向に形成されるものとなる。これにより、上記長穴(31)に中軸(21)の突出体(22)が挿通配置されるとともに、図2に示す如くこの突出体(22)の操作部(23)が長穴(31)から外方に突出して位置するものとなる。このように操作部(23)が長穴(31)の外方に位置するものとなるため、被覆部材(7)の外方から操作部(23)を長穴(31)に沿って手動操作にて摺動させることにより、中軸(21)の中軸本体(25)を噴射路(16)に沿って摺動させることが可能となる。
【0023】
尚、上記の如く側方切欠部(30)と段部(8)とにより形成される長穴(31)は、図4における形成高さが操作部(23)の形成高さよりも若干大きいものとなるよう、予め段部(8)の形成高さ、及び側方切欠部(30)の切り欠き高さを調整しておく必要がある。また、この長穴(31)に挿通した中軸本体(25)が噴射筒(6)の先端から、連通口(24)を開放する位置まで摺動自在となるよう、図4における形成長さを予め調整しておく必要がある。
【0024】
上記の如く長穴(31)を形成することにより、この長穴(31)に沿って摺動する上記突出体(22)の操作部(23)が上下方向にぶれることなく摺動可能となるため、噴射筒(6)内に挿通した中軸本体(25)を噴射筒(6)の軸方向に沿って安定した状態で摺動させることができるものとなる。よって、噴射後に噴射筒(6)内に残留したエアゾール内容物を、中軸本体(25)によって確実に排除することが可能となる。
【0025】
また、図4に示す如く、上記長穴(31)を構成する内側部材(4)の段部(8)には、水平方向に下方係合溝(32)を形成するとともに、被覆部材(7)の側方切欠部(30)の上端には、水平方向に上方係合溝(33)を形成している。そして、この上方係合溝(33)と下方係合溝(32)に、突出体(22)の操作部(23)によって形成された図2に示す係合段部(34)をそれぞれ係合している。このように操作部(23)の係合段部(34)を下方係合溝(32)及び上方係合溝(33)にそれぞれ係合して中軸(21)を組み付けることにより、操作部(23)が水平方向にぶれることなく下方係合溝(32)及び上方係合溝(33)に沿って確実に摺動するものとなるため、中軸本体(25)を噴射筒(6)に沿って円滑に摺動させることができる。
【0026】
上記の如く構成したものにおいて、エアゾール内容物の噴射及び噴射後に噴射路(16)に残留したエアゾール内容物の押出方法について以下に説明する。まず、エアゾール内容物の噴射時には、手動操作により、図4に示す如く中軸(21)の操作部(23)を長穴(31)に沿って噴射筒(6)の配置側とは反対側に摺動させる。これにより、図1に示す如く噴射路(16)内の中軸本体(25)が噴射筒(6)の基端部(5)側に摺動する。
【0027】
そのため、図2に示す如く噴射路(16)が開放するとともに、連通口(24)が開放されるものとなる。このような状態において、アクチュエータ本体(1)を下方に押圧することにより、ステム(3)が下方に移動してエアゾール容器(2)内のバルブ機構(35)が開弁し、エアゾール容器(2)内に収納したエアゾール内容物がステム(3)から吐出する。そして、吐出したエアゾール内容物は、第1連通路(13)、第2連通路(17)、及び連通口(24)を介して噴射路(16)から外方に噴射される。
【0028】
そして、所望の量のエアゾール内容物を噴射した後、アクチュエータ本体(1)の押圧を解除することにより、エアゾール容器(2)内のバルブ機構(35)が閉弁し、ステム(3)からのエアゾール内容物の吐出が停止する。そして、手動操作によって中軸(21)の操作部(23)を長穴(31)に沿って噴射筒(6)側に摺動させることにより、図3に示す如く中軸本体(25)を噴射筒(6)の先端まで摺動させる。これにより、中軸本体(25)によって噴射後に噴射路(16)内に残留していたエアゾール内容物が噴射路(16)の外方に押し出されるとともに、中軸本体(25)によって噴射路(16)及び連通口(24)が完全に閉止される。
【0029】
従って、噴射時に発泡するフォーム剤や後発泡剤のようなエアゾール内容物を使用した場合であっても、噴射路(16)に残留したエアゾール内容物が外方に流出したりする事態が生じないものとなる。よって、上記の如き簡易な構成により、噴射筒(6)内に残留したエアゾール内容物が次回の噴射時に新たなエアゾール内容物とともに噴射されるという衛生上の問題が生じることなく、噴射後のアフタードローを確実に防止することが可能となる。
【符号の説明】
【0030】
1 アクチュエータ本体
3 ステム
6 噴射筒
13 第1連通路
16 噴射路
17 第2連通路
21 中軸
22 突出体
24 連通口
25 中軸本体
31 長穴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
噴射筒を設けたアクチュエータ本体に、この噴射筒の噴射路と連通口を介して連通するとともにステムと連通する連通路を形成し、上記噴射筒には、この噴射筒の内周面に密接しながら手動操作により噴射路内を摺動可能とする中軸を挿通配置し、この中軸を噴射筒の基端側に摺動させることにより、上記連通口及び噴射路を開放してエアゾール内容物を吐出可能とするとともに、上記中軸を噴射筒の先端側に摺動させることにより、この中軸によって上記連通口及び噴射路を閉止するとともに噴射路内のエアゾール内容物を噴射筒の外方に押出可能としたことを特徴とするアクチュエータ。
【請求項2】
中軸は、噴射筒内を摺動可能とする中軸本体と、この中軸本体の一端から両側に垂直方向に突出した一対の突出体とによりT字型に形成し、上記中軸本体を噴射筒内に挿入するとともに、上記一対の突出体を、アクチュエータ本体の両側に上記噴射路と平行に形成した一対の長穴に挿通配置し、この一対の突出体を手動操作により上記長穴に沿って摺動させることにより、上記中軸本体を噴射筒の軸方向に摺動可能としたことを特徴とする請求項1のアクチュエータ。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2011−162227(P2011−162227A)
【公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−26306(P2010−26306)
【出願日】平成22年2月9日(2010.2.9)
【出願人】(000222129)東洋エアゾール工業株式会社 (77)
【Fターム(参考)】