説明

イオンチャネルのモジュレーターとして有用なヘテロ環式類

本発明は、イオンチャネルの阻害剤として有用な化合物に関する。本発明はまた、本発明の化合物を含む製薬上許容される組成物および種々の障害の治療においてこの組成物を用いる方法を提供する。本発明の化合物および製薬上許容される組成物によって処置される疾患としては、急性、慢性、神経障害性もしくは炎症性疼痛、関節炎、片頭痛、群発頭痛、三叉神経痛、ヘルペス性神経痛、全身神経痛、てんかんもしくはてんかん状態、神経変性疾患、精神障害、例えば、不安神経症およびうつ病、ミオトニー、不整脈、運動障害、神経内分泌障害、運動失調、多発性硬化症、過敏性腸症候群、失禁、内臓痛、変形性関節症疼痛、帯状疱疹後神経痛、糖尿病性神経障害、神経根痛、坐骨神経痛、背痛、頭部もしくは頸部疼痛、激痛もしくは難治性疼痛、侵害受容性疼痛、突出痛、手術後疼痛または癌性疼痛が挙げられるが、これらに限定されない。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I
【化1−1】

の化合物またはその製薬上許容される塩であって、
式中、
【化1−2】

は一重結合または二重結合であり、
およびXは、各々独立に、=CR−、=N−、−O−、−S−または−NR−であり、
は、Rまたは孤立電子対であり、
ただし、X、XおよびN(X)は、介在する炭素原子とともに一緒になって、5員のヘテロアリール環を形成し、
Wは、ハロ、OR’、SR’、N(R’)、NRC(O)R’、S(O)N(R’)、OC(O)R’、OC(O)N(R’)、NR(S(O)R’、OP(O)(OR’)、OP(O)OR’、OP(O)(R’)、CHF、CHFまたはCFであり、
およびRは、窒素原子とともに一緒になって、窒素、硫黄または酸素から独立に選択される、0〜3個のさらなるヘテロ原子を有する、3〜12員の単環式または二環式飽和、部分不飽和または完全不飽和環を形成し、該環は、1以上の置換可能な環原子で、z個の−Rの独立した出現で場合により置換されていてもよく、zは0〜5であり、
yは0〜5であり、
、RおよびRの各出現は独立にQ−Rであり、ここで、Qは結合であるか、またはC〜Cアルキリデン鎖であり、Qの最大2個の隣接していないメチレン単位は、−NR−、−S−、−O−、−CS−、−CO−、−OCO−、−CO−、−COCO−、−CONR−、−NRCO−、−NRCO−、−SONR−、−NRSO−、−CONRNR−、−NRCONR−、−OCONR−、−NRNR−、−NRSONR−、−SO−、−SO−、−PO−、−PO−、−OP(O)(OR)−または−POR−によって場合により、独立に置換されていてもよく、Rの各出現は、−R’、ハロゲン、−NO、−CN、−OR’、−SR’、−N(R’)、−NR’COR’、−NR’CON(R’)、−NR’COR’、−COR’、−COR’、−OCOR’、−CON(R’)、−OCON(R’)、−SOR’、−SOR’、−SON(R’)、−NR’SOR’、−NR’SON(R’)、−COCOR’、−COCHCOR’、−OP(O)(OR’)、−P(O)(OR’)、−OP(O)OR’、−P(O)OR’、−PO(R’)または−OPO(R’)から独立に選択され、
Rの各出現は独立に、水素または場合により置換されていてもよいC1〜6脂肪族基であり、
R’の各出現は独立に、水素または場合により置換されていてもよいC1〜6脂肪族基、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜3個のヘテロ原子を有する、3〜8員の飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和単環式環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜5個のヘテロ原子を有する、8〜12員の飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和二環式環系であるか、あるいは、RおよびR’、Rの2個の出現またはR’の2個の出現は、それらが結合している原子とともに一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、場合により置換されていてもよい3〜12員の飽和、部分不飽和または完全不飽和単環式または二環式環を形成し、
ただし、
(i)XがSであり、Xが=CH−であり、Xが孤立電子対であり、Wが、Rおよびyと一緒になって、2,4−ジフルオロフェニルである場合は、RおよびRは一緒になって、場合により置換されていてもよい2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1−オン−2−イルではなく、
(ii)XがSであり、Xが=CH−であり、Xが孤立電子対であり、Wが、Rおよびyと一緒になって、2,4−ジクロロフェニルである場合は、RおよびRは一緒になって、場合により置換されていてもよい2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イルでも、場合により置換されていてもよい四環式環系でもなく、
(iii)XがSであり、Xが=CMe−であり、Xが孤立電子対であり、Wが、Rおよびyと一緒になって、2,4−ジメトキシフェニルである場合は、RおよびRは一緒になって、場合により置換されていてもよいピリダジン環と融合している場合により置換されていてもよいピロール−1−イル環ではなく、
(iv)XがSであり、Xが=CR−であり、Xが孤立電子対である場合は、RおよびRは一緒になって、場合により置換されていてもよいピロール−1−イルではなく、
(v)Xが=N−であり、XがOであり、Xが孤立電子対であり、Wがハロである場合は、RおよびRは一緒になって、1,4−ジアザビシクロ[3.2.2]ノナン−1−イルではなく、
(vi)XがSであり、Xが=CH−であり、Xが孤立電子対であり、Wが、Rおよびyと一緒になって、2−クロロフェニルである場合は、RおよびRは一緒になって、場合により置換されていてもよいイミダゾール−1−イルではなく、
(vii)Xが=N−であり、Xが=CH−であり、XがHであり、yが0であり、WがNHSOAr’であり、Ar’が場合により置換されていてもよいフェニルである場合は、RおよびRは一緒になって、2−ブタンアミド−ピロリジン−1−イルではなく、
(viii)Xが=N−であり、Xが=CH−または=C(Cl)−であり、XがHであり、WがNHSOAr’であり、Ar’が場合により置換されていてもよいフェニルまたはNHC(O)Rであり、Rが場合により置換されていてもよい脂肪族である場合は、RおよびRは一緒になって、3−[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ−モルホリン−4−イルでも2−(メトキシカルボニル)アミノ−4,5−ジクロロ−1H−イミダゾール−1−イルでもなく、
(ix)XがSであり、Xが=CH−であり、Xが孤立電子対であり、WがOHまたはOMeである場合は、RおよびRは一緒になって、3,4−ジヒドロ−2−(1H)−キノゾリン−3−オン−2−イルではなく、
(x)XがSであり、Xが=CH−であり、Xが孤立電子対であり、WがハロまたはOR’である場合は、RおよびRは一緒になって、場合により置換されていてもよい2−イミノ−チアゾリジン−4−オン−3−イルではなく、
(xi)XがSであり、Xが=CH−であり、Xが孤立電子対である場合は、RおよびRは一緒になって、場合により置換されていてもよいアゼチジン−2−オン−1−イルではなく、
(xii)XがSであり、Xが=CR−であり、Xが孤立電子対であり、WがOHまたはハロである場合は、RおよびRは一緒になって、場合により置換されていてもよい3,4−ジヒドロ−(3H)−キナゾリン−4−オン−3−イルではなく、
(xiii)XがSであり、Xが=CR−であり、Xが孤立電子対であり、Wがハロ、OMeまたはNHSOAr’であり、Ar’が場合により置換されていてもよいフェニルである場合は、RおよびRは一緒になって、場合により置換されていてもよい、チアゾリジン−4−オン−3−イル、2,4−ジオキソ−イミダゾリン−1−イル、4,5−ジヒドロ−5−オキソ−(1H)−イミダゾール−1−イルまたはアゼチジン−1−イルから選択される環ではなく、
(xiv)XがSであり、Xが=CH−であり、Xが孤立電子対であり、Wがハロである場合は、RおよびRは一緒になって、1,2,3,4−テトラヒドロ−(1H)−キナゾリン−2,4−ジオキソ−3−イルではなく、
(xv)Xが=N−であり、Xが=CR−であり、XがHである場合は、RおよびRは一緒になって、3,5−ジオキソ−1,2,4−トリアゾリジン−4−イルでも、2,5−ジオキソ−ピロリジン−1−イルでも2,5−ジオキソ−イミダゾリジン−1−イルでもない、
化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項2】
およびRが一緒になって、アゼチジニル環
【化2】

を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
およびRが一緒になって、ピロリジニル環
【化3】

を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
およびRが一緒になって、ピペリジニル環
【化4】

を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
およびRが一緒になって、ピペラジニル環
【化5】

を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
およびRが一緒になって、モルホリニル環
【化6】

を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
およびRが一緒になって、チオモルホリニル環
【化7】

を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
およびRが一緒になって、アゼパニル環
【化8】

を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
およびRが一緒になって、アゾカニル環
【化9】

を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
およびRが一緒になって、以下に示される環(ii)または(jj)
【化10】

を形成する、請求項1に記載の化合物であって、ここで
は−N−、−CH−NH−または−CH−CH−NH−であり、
およびnは各々独立に0〜3であり、ただし、m+nは2〜6であり、
は0〜2であり、
zは0〜4であり、
各RXXは水素、C1〜6脂肪族基、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜3個のヘテロ原子を有する、3〜8員の飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和単環式環または、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜5個のヘテロ原子を有する、8〜12員の飽和、部分不飽和または完全不飽和二環式環系であり、RXXはw個の−R11の独立した出現で場合により置換されていてもよく、wは0〜3であり、
ただし、両RXXが同時に水素ではなく、
YYは水素、−COR’、−COR’、−CON(R’)、−SOR’、−SOR’、−SON(R’)、−COCOR’、−COCHCOR’、−P(O)(OR’)、−P(O)OR’または−PO(R’)であり、
11の各出現は独立にQ−Rであり、ここで、Qは結合であるか、またはC〜Cアルキリデン鎖であり、Qの最大2個の隣接していないメチレン単位は、−NR−、−S−、−O−、−CS−、−CO−、−OCO−、−CO−、−COCO−、−CONR−、−NRCO−、−NRCO−、−SONR−、−NRSO−、−CONRNR−、−NRCONR−、−OCONR−、−NRNR−、−NRSONR−、−SO−、−SO−、−PO−、−PO−、−OP(O)(OR)−または−POR−によって場合により、独立に置換されていてもよく、Rの各出現は、−R’、ハロゲン、=O、=NR’、−NO、−CN、−OR’、−SR’、−N(R’)、−NR’COR’、−NR’CON(R’)、−NR’COR’、−COR’、−COR’、−OCOR’、−CON(R’)、−OCON(R’)、−SOR’、−SOR’、−SON(R’)、−NR’SOR’、−NR’SON(R’)、−COCOR’、−COCHCOR’、−OP(O)(OR’)、−P(O)(OR’)、−OP(O)OR’、−P(O)OR’、−PO(R’)または−OPO(R’)から独立に選択され、
Rの各出現は独立に、水素または最大3個の置換基を有するC1〜6脂肪族基であり、R’の各出現は独立に、水素またはC1〜6脂肪族基、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜3個のヘテロ原子を有する、3〜8員の飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和単環式環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜5個のヘテロ原子を有する、8〜12員の飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和二環式環系であり、ここで、R’は最大4個の置換基を有するか、あるいはRおよびR、Rの2個の出現またはR’の2個の出現は、それらが結合している原子とともに一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、場合により置換されていてもよい3〜12員の飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和単環式もしくは二環式環を形成する、
化合物。
【請求項11】
一方のRXXが水素であり、もう一方のRXXが水素ではない、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
両RXXが水素ではない、請求項10に記載の化合物。
【請求項13】
が0である、請求項10に記載の化合物。
【請求項14】
が1である、請求項10に記載の化合物。
【請求項15】
が2である、請求項10に記載の化合物。
【請求項16】
およびnが各々1である、請求項10に記載の化合物。
【請求項17】
およびnが各々2である、請求項10に記載の化合物。
【請求項18】
およびnが各々3である、請求項10に記載の化合物。
【請求項19】
XXがC1〜6脂肪族基であり、RXXがw個の−R11の独立した出現で場合により置換されていてもよく、wが0〜3である、請求項10〜18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項20】
XXが、w個の−R11の独立した出現で場合により置換されていてもよいC1〜C6アルキル基であり、wが0〜3である、請求項10〜19のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項21】
XXがC1〜C6アルキル基である、請求項10〜20のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項22】
XXが、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜3個のヘテロ原子を有する、3〜8員の飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和単環式環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜5個のヘテロ原子を有する、8〜12員の飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和二環式環系であり、RXXがw個の−R11の独立した出現で場合により置換されていてもよく、wが0〜3である、請求項10に記載の化合物。
【請求項23】
XXが、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜3個のヘテロ原子を有する、3〜8員の飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和単環式環であり、RXXがw個の−R11の独立した出現で場合により置換されていてもよく、wが0〜3である、請求項10に記載の化合物。
【請求項24】
XXが、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜5個のヘテロ原子を有する、8〜12員の飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和二環式環系であり、RXXがw個の−R11の独立した出現で場合により置換されていてもよく、wが0〜3である、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
YYが、水素、−COR’、−COR’、−CON(R’)、−SOR’、−SOR’、−SON(R’)、−COCOR’、−COCHCOR’、−P(O)(OR’)、−P(O)OR’または−PO(R’)である、請求項10〜24のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項26】
YYが水素である、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
YYが−COR’、−COR’、−CON(R’)、−SOR’、−SOR’、−SON(R’)、−COCOR’、−COCHCOR’、−P(O)(OR’)、−P(O)OR’または−PO(R’)である、請求項25に記載の化合物。
【請求項28】
Rが水素である、請求項10〜27のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項29】
RがC1〜C6アルキルである、請求項10〜27のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項30】
Rが、メチル、エチル、プロピルまたはブチルである、請求項10〜27のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項31】
YYが水素であり、一方のRXXが水素であり、もう一方のRXXがC1〜C6アルキルである、請求項10に記載の化合物。
【請求項32】
が0であり、RYYが水素であり、一方のRXXが水素であり、もう一方のRXXがC1〜C6アルキルである、請求項10に記載の化合物。
【請求項33】
YYが水素であり、一方のRXXが水素であり、もう一方のRXXがC1〜C6アルキルである、請求項10に記載の化合物。
【請求項34】
が0であり、RYYが水素であり、一方のRXXが水素であり、もう一方のRXXがC1〜C6アルキルである、請求項10に記載の化合物。
【請求項35】
およびRが一緒になって、以下に示される環
【化11】

を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項36】
XXがC1〜C6アルキルである、請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
XXがメチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチルまたはt−ブチルである、請求項35に記載の化合物。
【請求項38】
およびRが一緒になって以下に示される環(kk)
【化12】

を形成する、請求項1に記載の化合物であって、ここで、
は−N−またはCHであり、
およびnは各々独立に0〜3であり、ただし、m+nは2〜6であり、
は0〜2であり、ただし、GがNである場合は、pは0ではなく、
は0または1であり、
zは0〜4であり、
Spは結合であるか、またはC1〜C6アルキリデンリンカーであり、最大2個のメチレン単位は−O−、−S−、−CO−、−CS−、−COCO−、−CONR’−、−CONR’NR’−、−CO−、−OCO−、−NR’CO−、−NR’CONR’−、−OCONR’−、−NR’NR’、−NR’NR’CO−、−NR’CO−、−SO、−SO−、−NR’−、−SONR’−、NR’SO−または−NR’SONR’−によって場合により、独立に置換されていてもよく、
環Bは、O、SまたはNから選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、4〜8員の飽和、部分不飽和または芳香族、単環式複素環式環であり、環Bは、w個の−R12の独立した出現で場合により置換されていてもよく、wは0〜4であり、
12の各出現は独立にQ−Rであり、Qは結合であるか、またはC〜Cアルキリデン鎖であり、Qの最大2個の隣接していないメチレン単位は、−NR−、−S−、−O−、−CS−、−CO−、−OCO−、−CO−、−COCO−、−CONR−、−NRCO−、−NRCO−、−SONR−、−NRSO−、−CONRNR−、−NRCONR−、−OCONR−、−NRNR−、−NRSONR−、−SO−、−SO−、−PO−、−PO−、−OP(O)(OR)−または−POR−によって場合により、独立に置換されていてもよく、Rの各出現は、−R’、ハロゲン、=O、=NR’、−NO、−CN、−OR’、−SR’、−N(R’)、−NR’COR’、−NR’CON(R’)、−NR’COR’、−COR’、−COR’、−OCOR’、−CON(R’)、−OCON(R’)、−SOR’、−SOR’、−SON(R’)、−NR’SOR’、−NR’SON(R’)、−COCOR’、−COCHCOR’、−OP(O)(OR’)、−P(O)(OR’)、−OP(O)OR’、−P(O)OR’、−PO(R’)または−OPO(R’)から独立に選択され、
Rの各出現は独立に、水素または最大3個の置換基を有するC1〜6脂肪族基であり、R’の各出現は独立に、水素またはC1〜6脂肪族基、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜3個のヘテロ原子を有する、3〜8員の飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和単環式環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜5個のヘテロ原子を有する、8〜12員の飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和二環式環系であり、R’は最大4個の置換基を有するか、あるいは、RおよびR’、Rの2個の出現またはR’の2個の出現は、それらが結合している原子とともに一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、場合により置換されていてもよい3〜12員の飽和、部分不飽和または完全不飽和単環式または二環式環を形成する、
化合物。
【請求項39】
がNである、請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
がCHである、請求項38に記載の化合物。
【請求項41】
が0である、請求項38〜40のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項42】
が1である、請求項38〜40のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項43】
が2である、請求項38〜40のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項44】
が0である、請求項38〜43のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項45】
が1である、請求項38〜43のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項46】
が1であり、qが1である、請求項38に記載の化合物。
【請求項47】
がCHであり、pが0であり、qが1である、請求項38に記載の化合物。
【請求項48】
およびnが各々1である、請求項38に記載の化合物。
【請求項49】
およびnが各々2である、請求項38〜48のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項50】
Spが−O−、−S−または−NR’−から選択される、請求項38〜49のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項51】
Spが−O−である、請求項38〜50のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項52】
Spが−NR’−である、請求項38〜50のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項53】
Spが−NH−である、請求項38〜50のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項54】
環Bが、O、SまたはNから選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、4〜8員の飽和、部分不飽和、または芳香族、単環式複素環式環であり、環Bがw個の−R12の独立した出現で場合により置換されていてもよく、wが0〜4である、請求項38〜53のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項55】
環Bが、O、SまたはNから選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、4〜8員の飽和単環式複素環式環であり、環Bがw個の−R12の独立した出現で場合により置換されていてもよく、wが0〜4である、請求項38〜54のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項56】
環Bが、O、SまたはNから選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、5〜6員の飽和単環式複素環式環であり、環Bがw個の−R12の独立した出現で場合により置換されていてもよく、wが0〜4である、請求項38〜55のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項57】
が0である、請求項38〜56のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項58】
環Bがテトラヒドロフラニルである、請求項38〜57のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項59】
Spが結合、Oまたは−O−CH−であり、pが1であり、Rが水素であり、nおよびmが両方同時に1または2である、請求項38に記載の化合物。
【請求項60】
Rが水素である、請求項38〜59のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項61】
RがC1〜C6アルキルである、請求項38〜59のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項62】
Rがメチル、エチル、プロピルまたはブチルである、請求項61に記載の化合物。
【請求項63】
およびRが一緒になって、式(kk−i)または式(kk−ii)
【化13】

の環を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項64】
環Bが、O、SまたはNから選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、5〜6員の飽和単環式複素環式環であり、環Bがw個の−R12の独立した出現で場合により置換されていてもよく、wが0〜4である、請求項63に記載の化合物。
【請求項65】
Rが水素である、請求項63〜64のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項66】
Rが水素であり、環Bがテトラヒドロフラニルである、請求項65に記載の化合物。
【請求項67】
Spが結合、−O−または−O−CH−である、請求項63〜66のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項68】
およびRが一緒になって以下の環(II)
【化14】

を形成する、請求項1に記載の化合物であって、ここで、
およびnは各々独立に0〜3であり、ただし、m+nは2〜6であり、
zは0〜4であり、
Spは−O−、−S−、−NR’−またはC1〜C6アルキリデンリンカーであり、最大2個のメチレン単位は、−O−、−S−、−CO−、−CS−、−COCO−、−CONR’−、−CONR’NR’−、−CO−、−OCO−、−NR’CO−、−NR’CONR’−、−OCONR’−、−NR’NR’、−NR’NR’CO−、−NR’CO−、−SO、−SO−、−NR’−、−SONR’−、NR’SO−または−NR’SONR’−によって場合により、独立に置換されていてもよく、ただし、Spは炭素以外の原子を介して該カルボニル基と結合しており、
環Bは、O、SまたはNから選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、4〜8員の飽和、部分不飽和または芳香族単環式複素環式環であり、環Bは、w個の−R13の独立した出現で場合により置換されていてもよく、wは0〜4であり、
13の各出現は独立にQ−Rであり、Qは結合であるか、またはC〜Cアルキリデン鎖であり、Qの最大2個の隣接していないメチレン単位は、−NR−、−S−、−O−、−CS−、−CO−、−OCO−、−CO−、−COCO−、−CONR−、−NRCO−、−NRCO−、−SONR−、−NRSO−、−CONRNR−、−NRCONR−、−OCONR−、−NRNR−、−NRSONR−、−SO−、−SO−、−PO−、−PO−、−OP(O)(OR)−または−POR−によって場合により、独立に置換されていてもよく、Rの各出現は、−R’、ハロゲン、=O、=NR’、−NO、−CN、−OR’、−SR’、−N(R’)、−NR’COR’、−NR’CON(R’)、−NR’COR’、−COR’、−COR’、−OCOR’、−CON(R’)、−OCON(R’)、−SOR’、−SOR’、−SON(R’)、−NR’SOR’、−NR’SON(R’)、−COCOR’、−COCHCOR’、−OP(O)(OR’)、−P(O)(OR’)、−OP(O)OR’、−P(O)OR’、−PO(R’)または−OPO(R’)であり、
Rの各出現は独立に、水素または最大3個の置換基を有するC1〜6脂肪族基であり、R’の各出現は独立に、水素またはC1〜6脂肪族基、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜3個のヘテロ原子を有する、3〜8員の飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和単環式環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜5個のヘテロ原子を有する、8〜12員の飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和二環式環系であり、ここで、R’は最大4個の置換基を有するか、あるいはRおよびR、Rの2個の出現またはR’の2個の出現は、それらが結合している原子とともに一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、場合により置換されていてもよい3〜12員の飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和単環式もしくは二環式環を形成する、
化合物。
【請求項69】
Spが−O−、−S−または−NR’−から選択される、請求項68に記載の化合物。
【請求項70】
Spが−O−である、請求項68〜69のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項71】
Spが−O−CH−である、請求項68に記載の化合物。
【請求項72】
Spが−NR’−である、請求項69に記載の化合物。
【請求項73】
Spが−NH−である、請求項69に記載の化合物。
【請求項74】
Spが−NH−CH−である、請求項68に記載の化合物。
【請求項75】
およびnが各々1である、請求項68〜74のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項76】
およびnが2である、請求項75に記載の化合物。
【請求項77】
環Bが、O、SまたはNから選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、4〜8員の飽和、部分不飽和または芳香族単環式複素環式環であり、環Bが、w個の−R13の独立した出現で場合により置換されていてもよく、wが0〜4である、請求項68〜76のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項78】
環Bが、O、SまたはNから選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、4〜8員の飽和単環式複素環式環であり、環Bが、w個の−R13の独立した出現で場合により置換されていてもよく、wが0〜4である、請求項77に記載の化合物。
【請求項79】
環Bが、O、SまたはNから選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、5〜6員の飽和単環式複素環式環であり、環Bがw個の−R13の独立した出現で場合により置換されていてもよく、wが0〜4である、請求項68〜76のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項80】
が0である、請求項68〜79のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項81】
環Bがテトラヒドロフラニルである、請求項68〜80のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項82】
Spが結合、Oまたは−O−CH−であり、Rが水素であり、nおよびmが双方とも同時に1または2である、請求項68に記載の化合物。
【請求項83】
Rが水素である、請求項68〜83のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項84】
RがC1〜C6アルキルである、請求項68〜83のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項85】
Rがメチル、エチル、プロピルまたはブチルを含む、請求項84に記載の化合物。
【請求項86】
zが0である、請求項68〜85のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項87】
環Bが、O、SまたはNから選択される1〜2個のヘテロ原子を有する、5〜6員の飽和単環式複素環式環であり、環Bがw個の−R13の独立した出現で場合により置換されていてもよく、wが0〜4である、請求項68〜76のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項88】
およびRが一緒になって、以下の環(mm)
【化15】

を形成する、請求項1に記載の化合物であって、ここで、
およびnは各々独立に0〜3であり、ただし、m+nは2〜6であり、
は1〜2であり、
YZは、w個の−R14の独立した出現で場合により置換されていてもよいC1〜脂肪族基であり、wは0〜3であり、
14の各出現は独立にQ−Rであり、Qは結合であるか、またはC〜Cアルキリデン鎖であり、Qの最大2個の隣接していないメチレン単位は、−NR−、−S−、−O−、−CS−、−CO−、−OCO−、−CO−、−COCO−、−CONR−、−NRCO−、−NRCO−、−SONR−、−NRSO−、−CONRNR−、−NRCONR−、−OCONR−、−NRNR−、−NRSONR−、−SO−、−SO−、−PO−、−PO−、−OP(O)(OR)−または−POR−によって場合により、独立に置換されていてもよく、Rの各出現は、−R’、ハロゲン、=O、=NR’、−NO、−CN、−OR’、−SR’、−N(R’)、−NR’COR’、−NR’CON(R’)、−NR’COR’、−COR’、−COR’、−OCOR’、−CON(R’)、−OCON(R’)、−SOR’、−SOR’、−SON(R’)、−NR’SOR’、−NR’SON(R’)、−COCOR’、−COCHCOR’、−OP(O)(OR’)、−P(O)(OR’)、−OP(O)OR’、−P(O)OR’、−PO(R’)または−OPO(R’)から独立に選択され、
Rの各出現は独立に、水素または最大3個の置換基を有するC1〜6脂肪族基であり、R’の各出現は独立に、水素またはC1〜6脂肪族基、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜3個のヘテロ原子を有する、3〜8員の飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和単環式環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜5個のヘテロ原子を有する、8〜12員の飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和二環式環系であり、ここで、R’は最大4個の置換基を有するか、あるいはRおよびR、Rの2個の出現またはR’の2個の出現は、それらが結合している原子とともに一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、場合により置換されていてもよい3〜12員の飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和単環式もしくは二環式環を形成する、
化合物。
【請求項89】
が1である、請求項88に記載の化合物。
【請求項90】
が2である、請求項89に記載の化合物。
【請求項91】
およびnが各々1である、請求項87〜90のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項92】
およびnが各々2である、請求項87〜90のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項93】
およびnが各々3である、請求項87〜90のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項94】
YZが、w個の−R14の独立した出現で場合により置換されていてもよいC1〜C6アルキルであり、wが0〜3である、請求項88〜93のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項95】
YZが、w個の−R14の独立した出現で場合により置換されていてもよいC1〜C4アルキルであり、wが0〜3である、請求項94に記載の化合物。
【請求項96】
がC1〜C6アルキル基である、請求項94に記載の化合物。
【請求項97】
Rが水素である、請求項87〜96のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項98】
RがC1〜C6アルキルである、請求項87〜96のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項99】
メチル、エチル、プロピルまたはブチルである、請求項98に記載の化合物。
【請求項100】
およびRが一緒になって以下の環(nn)
【化16】

を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項101】
が−N−である、請求項100に記載の化合物。
【請求項102】
が−CH−NH−である、請求項100に記載の化合物。
【請求項103】
が−CH−CH−NH−である、請求項100に記載の化合物。
【請求項104】
YYが水素であり、一方のRXXが水素であり、もう一方のRXXがC1〜C6アルキルである、請求項100〜103のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項105】
が0であり、RYYが水素であり、一方のRXXが水素であり、もう一方のRXXがC1〜C6アルキルである、請求項100〜104のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項106】
およびRが一緒になって、以下の環(pp)
【化17】

を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項107】
YYが水素であり、一方のRXXが水素であり、もう一方のRXXがC1〜C6アルキルである、請求項106に記載の化合物。
【請求項108】
が0であり、RYYが水素であり、一方のRXXが水素であり、もう一方のRXXがC1〜C6アルキルである、請求項100〜107のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項109】
WがOR’である、請求項1〜108のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項110】
WがOHである、請求項109に記載の化合物。
【請求項111】
WがSR’である、請求項1〜108のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項112】
WがSHである、請求項111に記載の化合物。
【請求項113】
WがN(R’)である、請求項1〜108のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項114】
WがNHR’である、請求項113に記載の化合物。
【請求項115】
WがNHである、請求項114に記載の化合物。
【請求項116】
WがCHFまたはCHFである、請求項1〜108のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項117】
WがCHFである、請求項116に記載の化合物。
【請求項118】
WがCHFである、請求項116に記載の化合物。
【請求項119】
zが0〜5である、請求項1〜118のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項120】
zが1〜3である、請求項119に記載の化合物。
【請求項121】
zが1〜2である、請求項120に記載の化合物。
【請求項122】
zが1である、請求項121に記載の化合物。
【請求項123】
が独立に、ハロゲン、CN、NO、−N(R’)、−CHN(R’)、−OR’、−CHOR’、−SR’、−CHSR’、−COOR’、−NRCOR’、−CON(R’)、−OCON(R’)、COR’、−NHCOOR’、−SOR’、−SON(R’)または場合により置換されていてもよい、C〜C脂肪族、アリール、ヘテロアリール、シクロ脂肪族、ヘテロシクロ脂肪族、アリールC〜Cアルキル、ヘテロアリールC〜Cアルキル、シクロ脂肪族C〜Cアルキルもしくはヘテロシクロ脂肪族C〜Cアルキルから選択される基である、請求項1〜122のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項124】
が独立に、Cl、Br、F、CF、CH、−CHCH、CN、−COOH、−N(CH、−N(Et)、−N(iPr)、−O(CHOCH、−CONH、−COOCH、−OH、−CHOH、−NHCOCH、−SONH、−SO(CHCH、−SOCH(CH、−SON(CH、−SOCHCH、−C(O)OCHCH(CH、−C(O)NHCHCH(CH、−NHCOOCH、−C(O)C(CH、−COO(CHCH、−C(O)NHCH(CH、−C(O)CHCH、または場合により置換されていてもよい、−ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、C1−4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、−CHシクロヘキシル、ピリジル、−CHピリジルもしくは−CHチアゾリルから選択される基である、請求項123に記載の化合物。
【請求項125】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいアゼチジン−1−イル(aa)であり、zが1または2であり、Rの少なくとも1個の出現が−NRSOR’、−NRCOOR’または−NRCOR’である、請求項1に記載の化合物。
【請求項126】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいアゼチジン−1−イル(aa)であり、zが1であり、Rが−NRSOR’である、請求項125に記載の化合物。
【請求項127】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいアゼチジン−1−イル(aa)であり、zが1であり、Rが−NRCOOR’である、請求項125に記載の化合物。
【請求項128】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいアゼチジン−1−イル(aa)であり、zが1であり、Rが−NRCOR’である、請求項125に記載の化合物。
【請求項129】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいピロリジン−1−イル(bb)であり、zが1または2であり、RがCl、Br、F、CF、CH、−CHCH、−OR’または−CHOR’である、請求項125に記載の化合物。
【請求項130】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいピペリジン−1−イル(cc)であり、zが1または2であり、Rの少なくとも1個の出現がCl、Br、F、CF、CH、−CHCH、−OR’、または−CHOR’、−NRSOR’、−NRCOOR’または−OCON(R’)である、請求項125に記載の化合物。
【請求項131】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいピペリジン−1−イル(cc)であり、zが1であり、RがF、CF、CH、−CHCH、−OR’または−CHOR’である、請求項125に記載の化合物。
【請求項132】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいピペリジン−1−イル(cc)であり、zが1であり、Rが−NRSOR’である、請求項125に記載の化合物。
【請求項133】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいピペリジン−1−イル(cc)であり、zが1であり、Rが−NRCOOR’である、請求項125に記載の化合物。
【請求項134】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいピペラジン−1−イル(dd)であり、zが1または2であり、Rの少なくとも1個の出現が−SOR’、−CON(R’)、−SON(R’)、−COR’または−COOR’である、請求項1に記載の化合物。
【請求項135】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいピペラジン−1−イル(dd)であり、zが1であり、Rが−SOR’である、請求項134に記載の化合物。
【請求項136】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいピペラジン−1−イル(dd)であり、zが1であり、Rが−COOR’である、請求項134に記載の化合物。
【請求項137】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいピペラジン−1−イル(dd)であり、zが1であり、Rが−CON(R’)である、請求項134に記載の化合物。
【請求項138】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいピペラジン−1−イル(dd)であり、zが1であり、Rが−SON(R’)である、請求項134に記載の化合物。
【請求項139】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいピペラジン−1−イル(dd)であり、zが1であり、Rが−COR’である、請求項134に記載の化合物。
【請求項140】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいモルホリン−1−イル(ee)またはチオモルホリン−1−イル(ff)であり、zが1または2であり、Rの少なくとも1個の出現が−SOR’、−CON(R’)、−SON(R’)、−COR’または−COOR’である、請求項1に記載の化合物。
【請求項141】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいモルホリン−1−イル(ee)またはチオモルホリン−1−イル(ff)であり、zが1であり、Rが−SOR’である、請求項140に記載の化合物。
【請求項142】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいモルホリン−1−イル(ee)またはチオモルホリン−1−イル(ff)であり、zが1であり、Rが−COOR’である、請求項140に記載の化合物。
【請求項143】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいモルホリン−1−イル(ee)またはチオモルホリン−1−イル(ff)であり、zが1であり、Rが−CON(R’)である、請求項140に記載の化合物。
【請求項144】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいモルホリン−1−イル(ee)またはチオモルホリン−1−イル(ff)であり、zが1であり、Rが−SON(R’)である、請求項140に記載の化合物。
【請求項145】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいモルホリン−1−イル(ee)またはチオモルホリン−1−イル(ff)であり、zが1であり、Rが−COR’である、請求項140に記載の化合物。
【請求項146】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいアゼパン−1−イル(gg)であり、zが1または2であり、Rの少なくとも1個の出現が−SOR’、−CON(R’)、−SON(R’)、−COR’または−COOR’である、請求項1に記載の化合物。
【請求項147】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいアゼパン−1−イル(gg)であり、zが1であり、Rが−SOR’である、請求項146に記載の化合物。
【請求項148】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいアゼパン−1−イル(gg)であり、zが1であり、Rが−COOR’である、請求項146に記載の化合物。
【請求項149】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいアゼパン−1−イル(gg)であり、zが1であり、Rが−CON(R’)である、請求項146に記載の化合物。
【請求項150】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいアゼパン−1−イル(gg)であり、zが1であり、Rが−SON(R’)である、請求項146に記載の化合物。
【請求項151】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいアゼパン−1−イル(gg)であり、zが1であり、Rが−COR’である、請求項146に記載の化合物。
【請求項152】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいアゾカン−1−イル(hh)であり、zが1または2であり、Rの少なくとも1個の出現が−SOR’、−CON(R’)、−SON(R’)、−COR’または−COOR’である、請求項1に記載の化合物。
【請求項153】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいアゾカン−1−イル(hh)であり、zが1であり、Rが−SOR’である、請求項152に記載の化合物。
【請求項154】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいアゾカン−1−イル(hh)であり、zが1であり、Rが−COOR’である、請求項152に記載の化合物。
【請求項155】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいアゾカン−1−イル(hh)であり、zが1であり、Rが−CON(R’)である、請求項152に記載の化合物。
【請求項156】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいアゾカン−1−イル(hh)であり、zが1であり、Rが−SON(R’)である、請求項152に記載の化合物。
【請求項157】
およびRが一緒になって、場合により置換されていてもよいアゾカン−1−イル(hh)であり、zが1であり、Rが−COR’である、請求項152に記載の化合物。
【請求項158】
yが0〜5である、請求項124〜157のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項159】
yが0である、請求項158に記載の化合物。
【請求項160】
yが1〜3である、請求項158に記載の化合物。
【請求項161】
yが1〜2である、請求項160に記載の化合物。
【請求項162】
yが1である、請求項161に記載の化合物。
【請求項163】
が独立に、ハロゲン、CN、NO、−N(R’)、−CHN(R’)、−OR’、−CHOR’、−SR’、−CHSR’、−NRCOR’、−CON(R’)、−S(O)N(R’)、−OCOR’、−COR’、−COR’、−OCON(R’)、−NR’SOR’、−OP(O)(OR’)、−P(O)(OR’)、−OP(O)OR’、−P(O)OR’、−PO(R’)、−OPO(R’)または場合により置換されていてもよい、C1〜脂肪族、アリール、ヘテロアリール、シクロ脂肪族、ヘテロシクロ脂肪族、アリールC〜Cアルキル、ヘテロアリールC〜Cアルキル、シクロ脂肪族C〜Cアルキルもしくはヘテロシクロ脂肪族C〜Cアルキルから選択される基である、請求項124〜162のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項164】
が独立に、Cl、Br、F、CF、Me、Et、CN、−COOH、−NH、−N(CH、−N(Et)、−N(iPr)、−O(CHOCH、−CONH、−COOCH、−OH、−OCH、−OCHCH、−CHOH、−NHCOCH、−SONH、−SONHC(CH、−OCOC(CH、−OCOCHC(CH、−O(CHN(CH、4−CH−ピペラジン−1−イル、OCOCH(CH、OCO(シクロペンチル)、−COCH、場合により置換されていてもよいフェノキシまたは場合により置換されていてもよいベンジルオキシである、請求項163に記載の化合物。
【請求項165】
がFである、請求項164に記載の化合物。
【請求項166】
がOR’である、請求項163に記載の化合物。
【請求項167】
がOHである、請求項166に記載の化合物。
【請求項168】
WがOHである、請求項165に記載の化合物。
【請求項169】
が水素である、請求項168に記載の化合物。
【請求項170】
がX−Rである、請求項168に記載の化合物。
【請求項171】
XがC1〜C6アルキリデンである、請求項170に記載の化合物。
【請求項172】
XがC1〜C4アルキリデンである、請求項170に記載の化合物。
【請求項173】
Xが−CH−である、請求項170に記載の化合物。
【請求項174】
が独立に、−R’、−OR’、−SR’、−N(R’)、−NR’COR’、−NR’CON(R’)、−NR’COR’、−COR’、−COR’、−OCOR’、−CON(R’)、−OCON(R’)、−SOR’、−SOR’、−SON(R’)、−NR’SOR’、−NR’SON(R’)、−COCOR’、−COCHCOR’、−OP(O)(OR’)、−P(O)(OR’)、−OP(O)OR’、−P(O)OR’、−PO(R’)または−OPO(R’)から選択される、請求項170に記載の化合物。
【請求項175】
がR’である、請求項174に記載の化合物。
【請求項176】
が水素である、請求項170に記載の化合物。
【請求項177】
が各々、ハロゲン、CN、NO、−N(R’)、−CHN(R’)、−OR’、−CHOR’、−SR’、−CHSR’、−COOR’、−NRCOR’、−CON(R’)、−OCON(R’)、COR’、−NHCOOR’、−SOR’、−SON(R’)または場合により置換されていてもよい、C1〜脂肪族、アリール、ヘテロアリール、シクロ脂肪族、ヘテロシクロ脂肪族、アリールC〜Cアルキル、ヘテロアリールC〜Cアルキル、シクロ脂肪族C〜Cアルキルもしくはヘテロシクロ脂肪族C〜Cアルキルから選択される基である、請求項170に記載の化合物。
【請求項178】
の各出現が、Cl、Br、F、CF、−OCF、Me、Et、CN、−COOH、−NH、−N(CH、−N(Et)、−N(iPr)、−O(CHOCH、−CONH、−COOCH、−OH、−OCH、−OCHCH、−CHOH、−NHCOCH、−NHCOCH(CH、−SONH、−CONH(シクロプロピル)、−CONHCH、−CONHCHCHまたは場合により置換されていてもよい、−ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルもしくはベンジルオキシから選択される基である、請求項177に記載の化合物。
【請求項179】
の各出現が独立に、ハロゲン、CN、場合より置換されていてもよいC〜Cアルキル、OR’、N(R’)、CON(R’)またはNRCOR’である、請求項177に記載の化合物。
【請求項180】
各Rが独立に、−Cl、−CH、−CHCH、−F、−CF、−OCF、−CONHCH、−CONHCHCH、−CONH(シクロプロピル)、−OCH、−NH、−OCHCHまたは−CNである、請求項179に記載の化合物。
【請求項181】
が、−Cl、−CH、−CHCH、−F、−CF、−OCF、−CONHCH、−CONHCHCH、−CONH(シクロプロピル)、−OCH、−NH、−OCHCHまたは−CNから選択される、請求項180に記載の化合物。
【請求項182】
が−Cl、−CH、−CHCH、−F、−CF、−OCF、−OCHまたは−OCHCHから選択される、請求項181に記載の化合物。
【請求項183】
が−CON(R’)または−NRCOR’である、請求項170に記載の化合物。
【請求項184】
、XおよびXが一緒になって、以下
【化18】

から選択される環を形成する、請求項1〜183のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項185】
、XおよびXが一緒になって、以下
【化19】

から選択される環を形成する、請求項1〜183のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項186】
、XおよびXが一緒になって、以下
【化20】

から選択される環を形成する、請求項1〜183のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項187】
、XおよびXが一緒になって、以下
【化21】

から選択される環を形成する、請求項1〜183のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項188】
、XおよびXが一緒になって、以下
【化22】

から選択される環を形成する、請求項1〜183のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項189】
が水素である、請求項184〜188のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項190】
前記化合物が表1から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項191】
請求項1〜190のいずれか一項に記載の化合物と、製薬上許容されるアジュバントまたは担体とを含む薬剤組成物。
【請求項192】
急性、慢性、神経障害性もしくは炎症性疼痛、関節炎、片頭痛、群発頭痛、三叉神経痛、ヘルペス性神経痛、全身神経痛、てんかんもしくはてんかん状態、神経変性疾患、精神障害、例えば、不安神経症およびうつ病、ミオトニー、不整脈、運動障害、神経内分泌障害、運動失調、多発性硬化症、過敏性腸症候群、失禁、内臓痛、変形性関節症痛、帯状疱疹後神経痛、糖尿病性神経障害、神経根痛、坐骨神経痛、背痛、頭部もしくは頸部疼痛、激痛もしくは難治性疼痛、侵害受容性疼痛、突出痛、手術後疼痛または癌性疼痛から選択される疾患、障害あるいは状態を治療するか、またはそれらの重症度を減少させる方法であって、患者に、請求項191に記載の組成物の有効量を投与する工程を含む方法。
【請求項193】
前記疾患、状態または障害が、電位依存性ナトリウムチャネルの活性化または機能亢進と関係している、請求項191に記載の方法。
【請求項194】
前記疾患、状態または障害が、急性、慢性、神経障害性または炎症性疼痛である、請求項193に記載の方法。
【請求項195】
前記疾患、状態または障害が、神経根痛、坐骨神経痛、背痛、頭痛または頸痛である、請求項193に記載の方法。
【請求項196】
前記疾患、状態または障害が、激痛または難治性疼痛、急性疼痛、手術後疼痛、背痛または癌性疼痛である、請求項193に記載の方法。
【請求項197】
前記疾患が大腿骨癌性疼痛、非悪性慢性骨痛、慢性関節リウマチ、変形性関節症、脊柱管狭窄症、神経障害性腰痛、神経障害性腰痛、筋筋膜痛症候群、線維筋痛症、顎関節痛、慢性内臓痛、例えば、腹部、膵臓、IBS疼痛、慢性頭痛、片頭痛、緊張性頭痛、例えば、群発頭痛、慢性神経障害性疼痛、例えば、帯状疱疹後神経痛、糖尿病性神経障害、HIV関連神経障害、三叉神経痛、シャルコー−マリートゥース神経障害、遺伝性感覚性ニューロパシー、末梢神経損傷、有痛性神経腫、異所性近位および遠位分泌、神経根症、化学療法誘発性神経障害性疼痛、放射線療法誘発性神経障害性疼痛、乳房切除後疼痛、中枢痛、脊髄損傷疼痛、卒中後痛、視床痛、複合性局所疼痛症候群、幻痛、難治性疼痛、急性疼痛、急性手術後疼痛、急性筋骨格疼痛、関節痛、機械的な腰痛、頸痛、腱炎、損傷/運動痛、急性内臓痛、例えば、腹痛、腎盂腎炎、虫垂炎、胆嚢炎、腸閉塞、ヘルニアなど、胸痛、例えば、心臓痛、骨盤痛、腎疝痛、急性産科痛、例えば、陣痛、帝王切開痛、急性炎症性、熱傷および外傷痛、急性間欠的疼痛、例えば、子宮内膜症、急性帯状疱疹痛、鎌形赤血球貧血、急性膵炎、突出痛、口腔顔面痛、例えば、副鼻腔炎痛、歯痛、多発性硬化症(MS)疼痛、うつ病における疼痛、らい病の疼痛、ベーチェット病の疼痛、有痛性脂肪症、静脈炎痛、ギランバレーの疼痛、痛む脚と動く足趾症候群、ハグランド症候群、先端紅痛症の疼痛、ファブリー病の疼痛、膀胱および泌尿生殖器疾患、例えば、尿失禁、機能亢進膀胱、有痛性膀胱症候群、間質性膀胱炎(IC)または前立腺炎から選択される、請求項193に記載の方法。

【公表番号】特表2008−542377(P2008−542377A)
【公表日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−514718(P2008−514718)
【出願日】平成18年5月26日(2006.5.26)
【国際出願番号】PCT/US2006/020521
【国際公開番号】WO2006/130493
【国際公開日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【出願人】(598032106)バーテックス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (414)
【氏名又は名称原語表記】VERTEX PHARMACEUTICALS INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】130 Waverly Street, Camridge, Massachusetts 02139−4242, U.S.A.
【出願人】(507393263)
【出願人】(507393274)
【Fターム(参考)】