説明

インジケータパネル

【課題】少なくとも1つの画面表示部3と少なくとも1つの表示灯13とを有するインジケータパネルで、前記少なくとも1つの画面表示部3と少なくとも1つの表示灯13とが、透明なプレート5によって観察者に対して被覆されており、前記透明なプレート5が、透明なプレートを通る光透過率を低下させるための手段を有している形式のものを改良して、低下された光透過率を有する透明なプレートをインジケータパネル内に配置することができるようにする。
【解決手段】透明なプレート5が、インジケータパネル20のケーシング2,14,15内に配置されている

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、少なくとも1つの画面表示部と少なくとも1つの表示灯とを有するインジケータパネル(指示計器)であって、前記少なくとも1つの画面表示部と少なくとも1つの表示灯とが、透明なプレートによって観察者に対して被覆されており、前記透明なプレートが、透明なプレートを通る光透過率を低下させるための手段を有している形式のものに関する。
【背景技術】
【0002】
ドイツ連邦共和国特許第19737726号明細書によれば、自動車のためのインジケータパネルが公知である。この公知のインジケータパネルはカバープレートを有していて、このカバープレートの光透過性は限定されている。これによって、インジケータパネル内に配置されたインジケータエレメントは、インジケータエレメントが背面照明されない場合に、カバープレートを通って少なくとも殆ど見えないようになっている。さらにまた、カバープレートに偏光フィルタを設けることも公知である。
【特許文献1】ドイツ連邦共和国特許第19737726号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の課題は、低下された光透過率を有する透明なプレートをインジケータパネル内に配置することができるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この課題を解決した本発明によれば、透明なプレートが、インジケータパネルのケーシング内に配置されている。
【発明の効果】
【0005】
このような構成によれば、低下された光透過率を有する透明なプレートをインジケータパネル内に配置することができるという利点が得られた。これによって、インジケータパネルの読み取り性が改善された。何故ならば、低下された光透過率を有する透明なカバープレートを使用するのに対して、反射がさらに低下されるからである。しかも、インジケータパネル内に別の指示エレメント、特に目盛プリント、文字表示又は指針計器を設けることができ、これらのインジケータパネルは、低い光透過率を有するカバープレートによってカバーされないので、構造又は輝度差を大きくすることによってインジケータパネルの読み取り性を低下させることなしに、これらのインジケータエレメントのために必要な照明を減少させることができる。インジケータパネル内で光透過率を低下させるための手段を有する透明なプレートによって、インジケータパネル内に暗い面が得られ、この暗い面を通して、運転者のために相応の指示が必要される場合だけ、場合によっては指示を見ることができるようになっている。従って、見やすく、ひいては運転者のために指示された情報を簡単に読み取ることができる。
【0006】
従属請求項に記載した手段によって、独立請求項に記載したインジケータパネルの有利な実施態様及び改良が可能である。透明なプレート上に偏光フィルタを設ければ、特に有利である。偏光フィルタは、入射した偏光されない光の少なくとも半分を吸収する。インジケータエレメントからの光が、透明なプレートの後ろで、偏光フィルタを通過できるように、偏光フィルタに調節されていれば、特に有利な効果が得られる。これは特に、液晶表示部(この液晶表示部自体が少なくとも1つの別の偏光フィルタを有している)によって与えられる光において有利である。液晶表示部から出射した光は予め優先方向で偏光されるか、又は液晶表示部における偏光フィルタを省いて、その代わりに、透明なプレート上に被着されるか又は透明なプレート内に取り付けられた偏光フィルタを設けてもよい。
【0007】
さらに、透明なプレートにおける妨害的な反射を阻止するために、反射を低下させるための手段を設ければ有利である。これによって、読み取り性は、反射の低下によってさらに改善される。
【0008】
観察者のためにできるだけ一様な外観が得られるようにするために、偏光フィルタ若しくは、反射を低下させるための手段が、透明なプレートに配置された画面表示部及び表示灯区画を覆うようにすれば、有利である。これによってインジケータパネルの読み取り性はできるだけ一様な外見によって改善される。
【0009】
また有利には、透明なプレートは、インジケータパネルのケーシング内で文字盤と合致する平面内に配置されている。これによって、同様に、表示部の一様な印象及びひいては読み取り性が改善される。
【0010】
さらに、文字盤若しくは指針軸を受容するために、透明なプレートに開口を設ければ有利である。これによって、指針若しくは文字盤を表示部に設けることが可能である。この場合、場合によってはこれらの表示エレメントのために固有の照明装置が設けられる。文字盤若しくは指針は、透明なプレートが所属の正面手段によって背面照明(バックライト)されない場合でも、読み取ることができる。特別な文字盤を使用して、表示部の一様な印象を維持するために、文字盤と透明なプレートとの間の移行部を、適当な手段例えば管リング(Tubenring)によってライニングすれば有利である。
【0011】
また有利には、透明なプレートと文字盤の照明装置との間で光を分離させるための手段が設けられている。これによってまず、文字盤と透明なプレートとを互いに分離して別個に照明することができる。さらに、例えば文字盤の光透過率と透明なプレートの光透過率とが異なっている場合に、異なる照明手段によって照明することができ、これによって文字盤及び透明なプレートの同じ輝度によってインジケータパネルの一様な印象が得られる。
【0012】
また有利には、1つの表示灯区画のための文字表示若しくは記号表示を、透明なプレート内に設けられている。これによって、透明なプレートと表示灯区画の所属の照明手段との間のフィルム、シート又はこれと類似のものは省くことができる。
【0013】
さらに、ケーシングが透明なカバープレートを有しており、このカバープレートは、ケーシング内で透明なプレートを、意図的な若しくは予期せぬ接触又は汚れに対して保護する。しかも、特別な実施例では、カバープレート上に、反射を低下させるための別の手段を設けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の実施例が図面に示されていて、以下に詳しく説明されている。
【0015】
本発明の実施例
図1には、機械特に自動車の運転者に情報を与えるインジケータパネル(指示計器)20が示されている。本発明を以下に自動車のためのインジケータパネルの実施例について説明する。この場合、インジケータパネル20は、自動車の計器板において特に運転者の視野範囲内に配置されている。本発明によるインジケータパネル20は指針8を有しており、この指針8は、文字盤9に対する位置決めによって測定値を表示する。このインジケータは、例えば実際の走行速度を表示するために用いられる。このために文字盤9上に速度値がプリントされている。このプリントは、特に指針8が、この指針を包囲する、文字盤9の領域よりも高い光透過率を有するように構成されている。これによって指針は、バックライト時にその他の文字盤よりも明るく見える。またインジケータパネル20は画面表示部3を有しており、この画面表示部3は特に液晶表示部として構成されている。画面表示部3は特に、様々な形態の、可変の、有利にはカラーの画像情報を表示するために用いられる。図1に示した実施例では方向矢印24が示されており、この方向矢印24は、図1に示されていないナビゲーション装置の曲がり方向指示として用いられる。また画面表示部3には任意の警告記号又は、カメラで撮影された、車両周囲の画像を表示するようになっていてもよい。
【0016】
インジケータパネルは表示灯区画21,22,23を有している。図示の実施例では、中央の表示灯区画22だけ見えている。その他の表示灯区画21,23は、走行方向表示に関するものであって、非駆動状態ではインジケータパネル20の観察者にとって見えないようになっている。これは図1には破線の円によって示されている。この場合、表示灯区画21,23の領域は、観察者にとってこの表示灯区画21,23の周囲に応じて暗く見えるようになっている。運手者によるインジケータパネル20の通常の観察において、輪郭も、また表示灯区画21,23内に表示された記号も見えないようになっている。同様に画面表示部3は、非駆動状態では運転者にとって見えないようになっている。第1実施例では全表示面が作動状態で常にバックライトカラーで制御されるようになっているので、表示面は、インジケータパネル内においてその周囲から際だって(浮き出て)見えるようになっている。しかしながら特別な実施例では、表示しようとする記号以外の画像素子は、画面表示部3の作動状態においても、観察者にとってほとんど見えないように制御することができるようになっている。従って例えば矢印24が明るく表示され、これに対してその周囲の画素が暗く調節されるようになっている。従って例えば、矢印24を黄色で表示し、これに対して矢印24の周囲を黒に表示して、透明なプレート5によって覆うことによって、矢印24の周囲に応じた画面表示部3を表示することができる。
【0017】
図2には、インジケータパネル20を断面して横から見た図が示されている。インジケータパネル20は、リヤパネル2と管体15とカバープレート14とから成るケーシングを有している。リヤパネル2と管体15とが、有利な形式で不透明なプラスチックより製作されているのに対して、カバープレート14は、例えばPMMA(ポリメチルメタクリレート;Polymethylmetaclrylate)等の透明なプラスチックより成っている。この場合、カバープレート14は有利には、光が可視領域内で完全に透過するように構成されている。この場合、ケーシングは、インジケータパネル20が透明なカバープレート14と共に運転者の見る方向に位置するように、車両の計器板内に嵌め込まれている。この場合、運転者からは透明なカバープレート14しか見えないのに対して、管体15の外側及びリヤパネル2は、図2には示されていない、自動車の計器板の受容部によって受容される。ケーシング内にはさらにプリント基板4が設けられており、このプリント基板4を介してインジケータパネル内で表示エレメントの電気的な接触が行われる。プリント基板4の後ろ側に、指針軸16を介して指針8を制御するためのステップモータが設けられている。さらに、画面表示部3例えば液晶表示部がプリント基板4上に配置されている。さらにプリント基板4上に照明エレメント13,17が設けられている。
【0018】
有利にはプリント基板に対して平行に透明なプレート5がケーシング内に配置されている。この場合、透明なプレート5は有利な形式でプリント基板4に対して平行に整列されている。透明なプレート5は、カバープレート14とプリント基板4との間に位置している。透明なプレート5とプリント基板4との間に支持エレメント12が形成されており、この支持エレメント12は有利な形式でプラスチック材料より構成されている。支持エレメント12は有利な形式で白に着色されており、それによって反射器として用いられる。支持エレメント12は透明なプレート5を支持している。透明なプレート5は、有利な形式で着色された光を通すプラスチックより成っている。着色は有利な形式で、灰色若しくは黒の色粒子によって行われる。透明なプレート5は、有利には射出成形法で形成され、この射出成形法において、色粒子がプラスチック材料例えば同様にPMMA内に予め混入されている。この場合、有利には可視範囲の波長内では色位置のずれが生じないような形式の色粒子が使用される。透明なプレート5の光透過率は、例えば20%〜60%の間であってよい。有利には、30%の光透過率が選択される。灰色(グレー)に着色する代わりに、透明なプレート5を例えば暗い緑、褐色又は青の色調に着色してもよい。
【0019】
図示の実施例では、透明なプレート5の、プリント基板4とは反対側に偏光フィルタ6が貼り合わされている。この場合偏光フィルタが使用され、この偏光フィルタは一般的な形式で液晶表示部に嵌め込まれている。偏光フィルタ6は、拡散する光のための約45%〜55%の光透過率を有していて、偏光する光のために約80%〜85%の光透過率を有している。これによって、透明なプレート5及び偏光フィルタ6を通過する光のために、効果的な全透過率が得られ、非偏光フィルタのために15%、偏光フィルタ6の優先方向において偏光される光のために25%、また透明なプレート5の光透過率において約30%の光透過率が得られる。
【0020】
透明なプレートは、光沢のある表面を有していてもよいし、また艶消しの表面を有して構成されていてもよい。艶消しの表面を有して構成された場合、表面における反射は避けられる。特別な実施例では、カバープレート14に向いた側の、透明なプレート5の表面に、又は偏光フィルタの表面に反射防止層が施される。
【0021】
反射防止層は反射率を、0.5%より小さい反射率が得られる程度に、できるだけ低下させる。例えば干渉フィルタを施すことによって、公知の反射低下が行われる。相応の反射防止層は、例えばスパッタリング又は蒸着等のPVD法(Physical Vapor Deposition;物理蒸着)、或いはCVD法(Chemical Vapor Deposition;化学蒸着)によって、透明なプレート5上に被着される。さらに、例えば透明なプレート5の表面に虫食い構造体(Mottenaugenstruktur)を被着してもよい。
【0022】
図示の実施例では透明はプレート5が平らな面として示されている。別の実施例では透明なプレート5が例えば射出成形法で製造されてもよいし、また湾曲した表面として製造されてもよい。この場合、プリント基板の位置は例えば、フレキシブルな導体部材によって互いに結合された個別のプリント基板エレメントによって、湾曲した構造部に合わされる。別の実施例では透明なプレート5は、例えばポリエチレン又はポリカーボネートより成る着色されたプラスチックシートより形成される。
【0023】
図示の実施例では、透明なプレートは画面表示部3、表示灯区画21,22,23、並びにインジケータパネルの背景全体に亘って延在している。しかしながら別の実施例では、インジケータパネルの一部だけを透明なプレートで覆うことも可能である。この場合、本発明による形式で、画面表示部と少なくとも1つの別の表示灯区画との間の関係は、2つの区画が、低下された光透過率を有する透明なプレートによって一緒に覆われるようにする必要がある。
【0024】
支持エレメント12は、相応のインジケータパネル20の表示エレメントのために相応のライトウェル(Lichtschacht)を形成するように構成されている。従って例えば、中央の表示灯区画22を照明するための光源13がライトウェル内に配置されている。この場合、光源13は有利には発光ダイオードとして構成されている。この場合、支持エレメント12は、円筒形の中空室19を形成し、この中空室19内に光源13の光が放射されるように、構成されている。光源13が非駆動状態にある場合、透明なプレート5は表示灯区画22の領域内で一様な暗い面として見える。光源13が駆動せしめられると、光源13から放射される光は、まず、記号プレート11を通過する。この記号プレート5は、光源13と透明なプレート5との間に設けられていて、有利には透明なプレート5上に載っているか又は貼り合わされている。特別な実施例では、記号は、透明なプレート5の、光源13に直接向いた側にプリントされていてもよい。光は記号プレート11及び透明なプレート5並びに偏光フィルタ6を通るが、この場合、光源13から放射された光は特に偏光されないので、この光は、観察者が見えるようになっていて、ひいては表示灯区画22がインジケータパネル20内に現れる。相応の照明手段が、隣接する表示灯区画21,23のために設けられており、この表示灯区画21,23は、図2には示されていない。光源13の色は、所望の色に適合させられるか、若しくは、白の光源が使用され、この場合、色の印象は、有利な形式でカラーに構成されている適当な記号区画によって発生する。別の実施例において、記号プレート11と偏光フィルタとは、透明なプレート5上の配置に関連して交換することもできる。
【0025】
プリント基板4上にはさらに画面表示部3が配置されており、この画面表示部3は有利な形式で液晶表示部として構成されている。画面表示部3並びにその他の表示エレメントの電子制御については、図2に示されていないが、有利な形式でプリント基板4上に配置された切換回路を介して行われる。画面表示部3から放射される光も、透明なプレート5並びに偏光フィルタ6を通過する。この場合、偏光フィルタ6は、本発明の第1実施例において、液晶表示部として構成された画面表示部3の検光子の整列に適合されている。別の実施例では、この検光子は省くことができ、この場合、偏光フィルタ6は、検光子の課題を引き受ける。別の実施例では、特に画面表示部3が偏光効果に基づく画像形成部を有していない場合、偏光フィルタ6も省かれている。
【0026】
図示の実施例では、透明なプレート5は円形の開口を有しており、この開口内に支持エレメント12が係合する。支持エレメント12は、円形に構成されたライトガイド10を包囲している。ライトガイド10の、プリント基板4とは反対側に文字盤9が載っている。文字盤9は、有利には暗いプラスチック材料として構成されていて、この場合、文字(数字)を表示するための明るい領域が文字盤9内に取り付けられている。文字盤は、有利な形式で、透明なプレート5の表面と同じ平面内に位置しているか、又は構成に応じて偏光フィルタ6の表面とオン材平面内に位置している。ライトガイド10は開口25を有しており、この開口25を通って、指針軸16がステップモータ1から指針8まで貫通して延びている。プリント基板4上に光源7特に発光ダイオードが設けられており、この発光ダイオードは、光を、ライトガイド10若しくは指針8の方向に放射させる。ライトガイド10の、プリント基板4に向いた側に、光結合構造体18、特にマイクロプリズム装置又はライトガイド10の粗面構造が設けられている。光源10から放射された光は、ライトガイド10によって指針8及び文字盤9の方向に偏光される。この場合、文字盤9と透明なプレート5若しくは偏光フィルタ6の表面との間の移行領域は、有利な実施例では、リング7によってライニングされており、このリング7は、特にこのリング7が設けられていなければ文字盤9と透明なプレート5との間で見えているはずの、支持エレメント12の領域を覆っている。文字盤9の着色は、文字表示及び透明なプレート5は除いて、照明されていない状態で、一人の観察者が2つの面のために同じ色の印象を得るような色合いを有している。有利にはカバーリング7も、カバーリングとその周囲との間に、文字盤9の目盛プリント及び目盛付けを除いて、色の差が生じないように構成されている。この場合、支持エレメント12は、光が透明なプレートに向かって光源17及びライトガイド10の領域から出射するのを阻止するように、構成されている。光源7から生ぜしめられた光は、文字盤9だけを通って、若しくは指針8の方向に向かって出射するだけなので、文字盤9及び指針8が照明される。
【0027】
別の有利な実施例では、文字盤は、透明なプレート5上に被着されているので、指針8だけが相応の光源17によって照明され、この場合、指針は透明なプレート5の領域上でもガイドされる。別の実施例では、指針計器が完全に省かれ、指針計器のための相応の開口を設ける必要なしに、透明なプレート5が表示部の背景の全体を表すようになっている表示部も可能である。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明によるインジケータパネルの1実施例を運転者側から見た概略図である。
【図2】本発明によるインジケータパネルの1実施例の側面図である。
【符号の説明】
【0029】
1 ステップモータ、 2 リヤパネル、 3 画面表示部、 4 プリント基板、 5 透明なプレート、 6 偏光フィルタ、 7 リング、 8 指針、 9 文字盤、 10 ライトガイド、 11 記号プレート、 12 支持エレメント、 13 光源、照明エレメント、 14 カバープレート、 15 管体、 16 指針軸、 17 光源、照明エレメント、 18 光結合構造体、 19 中空体、 20 インジケータパネル、 21,22,23 表示灯区画、 24 方向矢印

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの画面表示部(3)と少なくとも1つの表示灯(13)とを有するインジケータパネルであって、前記少なくとも1つの画面表示部(3)と少なくとも1つの表示灯(13)とが、透明なプレート(5)によって観察者に対して被覆されており、前記透明なプレート(5)が、この透明なプレートを通る光透過率を低下させるための手段を有している形式のものにおいて、
前記透明なプレート(5)が、インジケータパネル(20)のケーシング(2,14,15)内に配置されていることを特徴とする、インジケータパネル。
【請求項2】
偏光フィルタ(6)が、透明なプレート(5)上に被着されているか、又は透明なプレート(5)内に取り付けられている、請求項1記載のインジケータパネル。
【請求項3】
偏光フィルタ(6)上に、又は透明なプレート(5)上に、反射を低下させるための手段が配置されている、請求項1又は2記載のインジケータパネル。
【請求項4】
前記偏光フィルタ(6)及び/又は反射を低下させるための前記手段が、透明なプレート(5)の、観察者とは反対側に配置された画面表示部(3)及び表示灯(13)を覆っている、請求項1から3までのいずれか1項記載のインジケータパネル。
【請求項5】
前記透明なプレート(5)が、インジケータパネル(1,14,15)のケーシング内で、文字盤(9)が存在する平面内に配置されている、請求項1から4までのいずれか1項記載のインジケータパネル。
【請求項6】
前記透明なプレート(5)が、この透明なプレート(5)の、観察者に向いた側で指針(8)を動かす指針軸(16)を受容するための、かつ/又は文字盤(9,10)を受容するための開口を有している、請求項1から5までのいずれか1項記載のインジケータパネル。
【請求項7】
前記透明なプレート(5)と文字盤(9)の照明装置(10,17)との間の移行部を覆うための手段(7)が設けられている、請求項6記載のインジケータパネル。
【請求項8】
インジケータパネルが、透明なプレート(5)と文字盤(9)の照明装置(10,17)との間で光りを分離させるための手段(12)を有している、請求項5から7までのいずれか1項記載のインジケータパネル。
【請求項9】
前記透明なプレート(5)が、少なくとも1つの表示灯区画(21,22,23)のための文字表示及び/又は記号表示を有している、請求項1から8までのいずれか1項記載のインジケータパネル。
【請求項10】
ケーシング(2,14,15)が透明なカバープレート(14)を備えている、請求項1から9までのいずれか1項記載のインジケータパネル。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2008−9432(P2008−9432A)
【公開日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−167971(P2007−167971)
【出願日】平成19年6月26日(2007.6.26)
【出願人】(390023711)ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング (2,908)
【氏名又は名称原語表記】ROBERT BOSCH GMBH
【住所又は居所原語表記】Stuttgart, Germany
【Fターム(参考)】