説明

インターホン副親機およびインターホンシステム

【課題】インターホン親機とセンサ装置とが通信可能な最大距離より離れていてもセンサ装置から無線により送信された出力信号をインターホン親機で受信することができるようにする。
【解決手段】インターホン副親機3は、信号線Lsを介してインターホン子器2に接続されたインターホン親機1との間に無線により伝送路を形成している。センサ装置8,9は異常の発生を検知するとインターホン親機1に対し出力信号を無線により送信し、インターホン親機1は当該出力信号を受けて異常の発生を報知する。インターホン副親機3は、センサ装置8,9から送信された出力信号を無線送受信部36で受信するとともに、受信した当該出力信号を無線送受信部36からインターホン親機1に対して送信することにより、センサ装置8,9からインターホン親機1に送信される出力信号を中継する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターホン副親機およびインターホンシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、宅内に設置されたインターホン親機(以下、「親機」という)と、宅外に設置されたインターホン子器(以下、「子器」という)とを信号線により接続することによって親機と子器との間で通話可能とし、かつ、親機とは別に宅内にインターホン副親機(以下、「副親機」という)を設置し、親機と副親機との間に伝送路を形成することにより、親機を介して副親機と子器との間でも通話可能としたインターホンシステムが普及している。
【0003】
さらに、近年では、宅内に設置され、住宅のセキュリティ用のセンサ装置からの出力を受けて異常の発生を報知する住宅情報盤に上記インターホンシステムの親機としての機能を設け(たとえば特許文献1参照)、当該住宅情報盤を前記親機として用いることが考えられている。セキュリティ用のセンサ装置は設置場所が様々であるから、仮に、複数台のセンサ装置と親機とを全て信号線により接続すると、多数の配線接続を行わなければならず、施工が大掛かりで面倒なうえに、一旦配線施工を行ってしまうと、模様替えなどのために簡単にレイアウトを変更することができなくなるという問題を生じる。そこで、特許文献1に記載の発明では、これらの問題を回避するために、センサ装置が異常の発生を検知すると出力信号を無線により送信し、親機においてこの出力信号を受信する構成を採用している。
【特許文献1】特開平4−81998号公報(第2頁)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述したセンサ装置においては、電源線の接続が不要であってかつセンサ装置自体を小型化できるように、容量の小さい電池を電源としているものが多く、この種のセンサ装置では出力信号の送信出力は比較的小さい。したがって、親機とセンサ装置とが通信可能な最大距離より離れていると、センサ装置からの出力信号を親機で受信できないことがある。
【0005】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであって、インターホン親機とセンサ装置とが通信可能な最大距離より離れていてもセンサ装置から無線により送信された出力信号をインターホン親機で受信することができるようにするインターホン副親機およびインターホンシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の発明は、インターホン子器と、異常の発生を検知すると出力信号を無線により送信するセンサ装置と、インターホン子器との間で通話可能であってかつセンサ装置からの出力信号を受けて異常の発生を報知するインターホン親機とを備えたインターホンシステムに用いられ、インターホン親機との間に伝送路が形成されることによりインターホン親機を介してインターホン子器との間で通話可能に構成されており、センサ装置からの前記出力信号を受信する受信部と、受信した前記出力信号をインターホン親機に対して送信する送信部とを備えることを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、センサ装置から無線により送信された出力信号は、インターホン副親機の受信部で受信され、インターホン副親機の送信部からインターホン親機に対して送信されることになる。すなわち、インターホン親機とセンサ装置とが通信可能な最大距離以上離れていても、センサ装置からの出力信号はインターホン副親機で中継されることによってインターホン親機で受信できるようになる。なお、センサ装置からの出力信号を中継する中継用装置をインターホン副親機と別途に設けることも考えられるが、請求項1の構成は、中継用装置をインターホン副親機と別途に設ける場合に比較して、中継用装置の分のケースが不要であり安価に製造できる点、中継用装置の分の設置スペースが不要であり設置スペースの省スペース化につながる点などで優れている。また、インターホン親機とインターホン副親機とのそれぞれに無線送受信部を設け両者間の伝送路を無線により形成している場合には、インターホン副親機の無線送受信部を、センサ装置からの出力信号を受信する受信部および出力信号を送信する送信部として兼用することができるので、インターホン副親機に送信部および受信部を無線送受信部と別途に設ける必要はなく、インターホン親機およびインターホン副親機間の伝送路と別途に送信部および受信部を設ける場合に比べてインターホン副親機の構成を簡略化できる。
【0008】
請求項2の発明は、インターホン子器と、異常の発生を検知すると出力信号を無線により送信するセンサ装置と、インターホン子器との間で通話可能であってかつセンサ装置からの出力信号を受けて異常の発生を報知するインターホン親機と、インターホン親機との間に伝送路が形成されることによりインターホン親機を介してインターホン子器との間で通話可能に構成されたインターホン副親機とを備え、インターホン副親機が、センサ装置からの前記出力信号を受信する受信部と、受信した前記出力信号をインターホン親機に対して送信する送信部とを備えることを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、請求項1の発明と同様の効果を奏する。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、インターホン親機とセンサ装置とが通信可能な最大距離以上離れていても、センサ装置からの出力信号がインターホン副親機で中継されることによって、当該出力信号をインターホン親機で受信できるようになるという利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本実施形態では、図2に示すように、宅内に設置されたインターホン親機(以下、「親機」という)1と、宅外に設置されたインターホン子器(以下、「子器」という)2との間を信号線Lsにより接続し、かつ、親機1とは別に宅内にインターホン副親機(以下、「副親機」という)3を設置し、親機1と副親機3との間に伝送路を形成した構成を有するインターホンシステムを例示する。ここでは、親機1は1階の台所A内に設置されており、副親機3は2階の居室C内に設置されている。親機1および副親機3の各々には後述する無線送受信部が設けられており、親機1と副親機3との間には無線による伝送路が形成される。すなわち、親機1と副親機3との間においては信号線Lsによる接続を不要としてある。
【0012】
このインターホンシステムでは、親機1と子器2との間で通話を行うことや、親機1を介して副親機3と子器1との間で通話を行うことや、親機1と副親機3との間で内線通話を行うことが可能である。すなわち、副親機3を設けた場合には子器2からの呼び出しに親機1と副親機3とのいずれでも応答することができ、たとえば、子器2からの呼び出しがあったときに使用者(家人など)が親機1の近くにいなくても、使用者の近くに副親機3があれば副親機3を用いて子器2からの呼び出しに応答することができ、使用者は親機1の近くまで移動する必要がないので、使用者が親機1の近くまで移動するのに時間がかかる比較的広い住宅においては特に、副親機3を採用することが望ましい。本実施形態では、このように比較的広い住宅にインターホンシステムを設置した例を示す。
【0013】
さらに、親機1および副親機3はそれぞれ表示部を備えており、来訪者を撮像するカメラ(図示せず)が設けられた子器2と通信することによって、子器2のカメラで撮像された画像を親機1および副親機3の表示部でそれぞれ表示することができる。さらに、図2の親機1には、子器2からの呼出時の呼出音などを親機1とは別の場所から出力させるための増幅スピーカ4と、屋外照明と連動するように屋外照明に組み合わされたセンサ付の屋外カメラ5(図2では2台)と、電気錠6を施開錠操作する電気錠操作器7とがそれぞれ信号線Lsを介して接続されており、親機1は、屋外カメラ5に設けたセンサの出力に応じて屋外カメラ5で撮像された画像を表示部に表示する機能、および後述する操作釦の操作に応じて電気錠6を開閉させる機能を有している。
【0014】
また、親機1は、背景技術において説明した親機と同様に、異常の発生を検知すると出力信号を無線により送信するセキュリティ用のセンサ装置8,9からの出力信号を受信し、かつ出力信号の内容に基づいて異常の発生を報知する機能を有している。本実施形態では、防犯のために、1階の台所Aの勝手口付近における屋外側に取り付けられ、勝手口付近における人の存在の有無を監視するセンサ装置(ここでは人体より放射される熱線の光量の変化を検知する熱線センサを有した熱線式の人感センサ)8と、2階の副親機3を設けた居室Cのクレセント錠に取り付けられ、クレンセント錠の施開錠状態を監視するセンサ装置(クレセントセンサ)9とをインターホンシステムを構成するセンサ装置8,9として採用している。ただし、これらのセンサ装置8,9は一例に過ぎず、たとえば火災感知器やガス漏れ感知器などの防災用のセンサ装置を採用することもできる。
【0015】
これらのセンサ装置8,9はいずれも電池を電源としており、センサ装置8,9を設置するための配線作業は不要である。各センサ装置8,9には固有のIDがそれぞれ設定されており、親機1はこのIDを認識することによりセンサ装置8,9を識別する。そのため、採用するセンサ装置8,9のIDは使用者の操作によって予め親機1に登録される。
【0016】
親機1は、センサ装置8,9からの出力信号を受けて音や光で使用者(家人など)に異常の発生を報知したり、あるいは、電話回線に接続されていれば電話回線を通して外部に異常の発生を報知したりすることができる。また、使用者が外出する際に、表示部に各センサ装置8,9の検知結果を表示させることによって、クレセント錠の施錠忘れなどを使用者に報知することもできる。
【0017】
ところで、本実施形態では、一方のセンサ装置8と親機1とは互いに通信可能な距離に配置されており、他方のセンサ装置9と親機1とにおいては互いに通信可能な最大距離より離れて配置されていると仮定する。すなわち、センサ装置8からの出力信号を親機1で直接受信することはできるが、センサ装置9からの出力信号を親機1で直接受信することはできない。
【0018】
そこで、親機1に対して送信されたセンサ装置9からの出力信号を中継する機能を副親機3に設けることによって、副親機3を介してセンサ装置9からの出力信号を親機1で受信できるようにしてある。親機1においては、副親機3で中継された出力信号であっても、副親機3を通さずにセンサ装置9から直接受信した出力信号と同等に扱うことができる。具体的に説明すると、センサ装置9から無線により送信された出力信号を受信する受信部と、受信した出力信号を送信する送信部とを副親機3に設けることにより、センサ装置9からの出力信号の到達距離を延長している。ここにおいて、本実施形態の副親機3には上述したように親機1との間に無線による伝送路を形成する無線送受信部を設けてあるので、この無線送受信部を、センサ装置9の出力信号を受信する受信部および当該出力信号を送信する送信部として兼用する。
【0019】
以下では、各センサ装置8,9と親機1と副親機3とのそれぞれの構成について図1を参照して説明する。なお、親機1および副親機3にはそれぞれ商用電源に接続された電源部が設けられるが、図1では電源部を省略する。
【0020】
一方のセンサ装置8は、人体の存在を検知する検知部10と、検知部10の出力を受けて出力信号を生成する信号処理部11と、信号処理部11から出力信号を受けて当該出力信号を無線により送信する無線送信部12およびアンテナ13とを備える。
【0021】
他方のセンサ装置9は、クレセント錠の解錠を検知する検知部14と、検知部14の出力を受けて出力信号を生成する信号処理部15と、信号処理部15から出力信号を受けて当該出力信号を無線により送信する無線送信部16およびアンテナ17とを備える。
【0022】
親機1は、センサ装置8,9からの出力信号の内容に基づいて異常の発生を報知する機能の他、子器2や副親機3から呼び出されたときに呼出音を生成する機能および通話路を形成する機能、さらにエコーやハウリングを抑制する機能などを有した信号処理部18を備え、信号処理部18に、呼出音の出力や通話に用いるスピーカ19およびマイクロホン20と上記表示部21とが音声信号処理部22と表示処理部23とのそれぞれを介して接続されるとともに、操作釦24が接続された構成を有する。また、信号処理部18には、子器2に接続された信号線Lsに接続され子器2との間で信号を送受信する伝送処理部25、および増幅スピーカ4に接続された信号線Lsに接続され増幅スピーカ4に信号を送信する伝送処理部26も接続されている。さらに、信号処理部18には上述した無線送受信部27およびアンテナ28が接続されており、ここではこの無線送受信部27およびアンテナ28を副親機3との通信と、各センサ装置8,9からの出力信号の受信とに共用している。
【0023】
なお、図1では省略しているが、屋外カメラ5や電気錠操作器7も増設スピーカ4と同様に伝送処理部26に接続される。さらに、操作釦24は、図3に示すように表示部21が設けられた前面側に5個設けられている。ここで、操作釦24aは子器2や副親機3との間に通話路を形成するときに操作する通話釦、操作釦24bは電気錠6を施解錠するときに操作する施解錠釦、操作釦24c,24dはそれぞれ副親機3を呼び出すときに操作する内線呼出釦、操作釦24eは子器2のカメラで撮像された画像を表示させるときに操作するモニタ釦である。
【0024】
一方、副親機3は、子器2や増設スピーカ4などを接続する伝送処理部25,26がない点を除いて親機1と同様の構成要素を有している。すなわち、副親機3は、信号処理部29を備え、信号処理部29に、スピーカ30およびマイクロホン31と表示部32とが音声信号処理部33と表示処理部34とのそれぞれを介して接続されるとともに、操作釦35が接続された構成を有する。さらに、信号処理部29には無線送受信部36およびアンテナ37が接続されている。ここにおいて、副親機3の無線送受信部36およびアンテナ37は、親機1との通信と、センサ装置9からの出力信号の中継とに共用される。具体的に説明すると、副親機3は、センサ装置9から無線により送信された出力信号を無線送受信部36で受信し、受信した出力信号を信号処理部29において増幅し無線送受信部36を通して無線により送信する。
【0025】
上述した構成によれば、センサ装置9と親機1とが互いに通信可能な最大距離より離れておりセンサ装置9からの出力信号を親機1で直接受信することができない位置関係にあっても、当該出力信号が届く範囲内に副親機3が設置されていれば、副親機3において当該出力信号を中継することにより当該出力信号の到達距離を延長し、親機1で当該出力信号を受信することができることになる。しかも、副親機3において親機1との通信に用いる無線送受信部36およびアンテナ37を出力信号の送受信に兼用することにより出力信号を中継する機能を実現しているから、親機1および副親機3間の伝送路と別途に出力信号を副親機3で中継するための伝送路を形成する場合に比べて、副親機3の構成を簡略化することができる。
【0026】
ところで、本実施形態ではセンサ装置8から送信された出力信号については親機1で直接受信することができるので、センサ装置8からの出力信号を副親機3で中継する必要はないが、図3に示すように、副親機3においてセンサ装置8からの出力信号を中継させることも可能である。さらに、副親機3において両方のセンサ装置8,9からの出力信号をそれぞれ中継させることも可能である。ただし、副親機3が無線送受信部36で受信した全ての信号を無線送受信部36から送信する構成では、中継する必要のない信号まで中継してしまうことになるので、出力信号の中継を行わせるセンサ装置8,9を予め副親機3に登録し、副親機3においては登録されたセンサ装置8,9の出力信号のみを中継させることが望ましい。さらに、親機1においてセンサ装置8,9から直接受信した出力信号とセンサ装置8,9から副親機3を介して受信した出力信号とが混信しないように、副親機3では出力信号を受信してから所定の遅延時間経過後に出力信号を送信する構成とすることが望ましい。
【0027】
また、親機1および副親機3間の通信と、親機1およびセンサ装置8,9間の通信とでは異なる周波数帯域を使用する。たとえば、親機1および副親機3間の通信には2.4GHz帯を利用したIEEE802.11b方式の無線LANを使用し、親機1およびセンサ装置8,9間ではCH1=426.7625MHz(あるいは426.025MHz)、CH2=426.7875MHz(あるいは426.050MHz)、CH3=426.8125MHz(あるいは426.075MHz)、CH4=426.8375MHz(あるいは426.100MHz)の4種類の周波数から択一的に選択して使用する。ただし、副親機3を出力信号の中継に用いるときには副親機3から親機1に対して出力信号を送信することになるので、親機1および副親機3間の通信であっても親機1およびセンサ装置8,9間の通信に使用されるものと同じ周波数(上記CH1〜4から択一的に選択される周波数)を使用することになる。
【0028】
なお、本実施形態では、親機1と副親機3との間の伝送路を無線により形成する構成を例示しているが、図4に示すように、親機1と副親機3とが信号線Lsによって接続された構成に本発明を採用することもできる。すなわち、親機1と副親機3との間が有線接続されていても、上述したようにセンサ装置8,9からの出力信号を副親機3で中継させることが可能である。図4に示すインターホンシステムは、図1に示した構成において、親機1と副親機3との無線送受信部27,36およびアンテナ28,37を出力信号の受信専用の無線受信部27’,36’およびアンテナ28’,37’に代え、かつ、親機1の伝送処理部26に信号線Lsを介して接続された伝送処理部38を副親機3に設けたものである。図4の副親機3は、センサ装置9から無線により送信された出力信号を無線受信部36’およびアンテナ37’で受信し、受信した出力信号を信号線Lsを介して親機1に送信する。さらに、すべてのセンサ装置8,9からの出力信号を副親機3において中継させる場合には、親機1の無線受信部27’およびアンテナ28’を省略してもよい。
【0029】
また、本実施形態では、センサ装置8,9からの出力信号を無線で受信する機能を親機1に設けているが、この構成に限らず、センサ装置8,9からの出力信号を無線で受信する機能がない親機を用いてもよい。この場合には、センサ装置8,9からの出力信号を無線で受信するワイヤレス受信器を親機に有線接続することによりインターホンシステムを構築する。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】同上の設置状態を示す説明図である。
【図3】同上の動作を示す説明図である。
【図4】同上の他の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0031】
1 インターホン親機
2 インターホン子器
3 インターホン副親機
8,9 センサ装置
36 無線送受信部(受信部、送信部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インターホン子器と、異常の発生を検知すると出力信号を無線により送信するセンサ装置と、インターホン子器との間で通話可能であってかつセンサ装置からの出力信号を受けて異常の発生を報知するインターホン親機とを備えたインターホンシステムに用いられ、インターホン親機との間に伝送路が形成されることによりインターホン親機を介してインターホン子器との間で通話可能に構成されており、センサ装置からの前記出力信号を受信する受信部と、受信した前記出力信号をインターホン親機に対して送信する送信部とを備えることを特徴とするインターホン副親機。
【請求項2】
インターホン子器と、異常の発生を検知すると出力信号を無線により送信するセンサ装置と、インターホン子器との間で通話可能であってかつセンサ装置からの出力信号を受けて異常の発生を報知するインターホン親機と、インターホン親機との間に伝送路が形成されることによりインターホン親機を介してインターホン子器との間で通話可能に構成されたインターホン副親機とを備え、インターホン副親機は、センサ装置からの前記出力信号を受信する受信部と、受信した前記出力信号をインターホン親機に対して送信する送信部とを備えることを特徴とするインターホンシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−60587(P2007−60587A)
【公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−246803(P2005−246803)
【出願日】平成17年8月26日(2005.8.26)
【出願人】(000005832)松下電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】