説明

エラストマー基材用可撓性放射コーティング

可撓性基材用の放射コーティング、好ましくはエラストマーまたは金属に接着したエラストマーが開示される。コーティング組成物は、組み合わせの部分(a)および(b)から形成され、部分(a)は官能基含有ポリマーまたはコポリマーの有機溶液または水性分散体と、熱伝導性充填材とを含み、部分(b)は、例えばポリイソシアネート、カルボジイミドまたはアミノ樹脂のような液状硬化成分を含む。コーティング化合物は、基材が加硫される前または後のいずれにおいても基板に付与することができる。コーティングは周囲温度で硬化することができ、高温で長期間の使用にわたって熱散逸を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
周囲温度で硬化可能な2部式液状コーティング組成物であって、
一方の部に、
(a)0℃未満のTgを示し、活性水素含有硬化剤に反応性の官能基をその中に含むか、または当該官能基が活性水素保有基である可撓性フィルム形成性ポリマーであって、当該ポリマーが10%未満のエチレン性不飽和を含む、可撓性フィルム形成性ポリマー
を含み、かつ、
当該2部の他方の部に、活性水素含有基および架橋基を含む硬化成分、または当該硬化剤が活性水素と反応性の基および架橋基を含む硬化成分のいずれかと、担体液体と、(a)フィルム形成性エラストマー100重量部当たり10〜100部の、2〜10μMの平均粒径を有する熱伝導性金属粒子または(b)20〜150重量部の、20〜60ミクロンの平均粒径を有する熱伝導性粒子とを含む、組成物。
【請求項2】
前記フィルム形成剤が、約20,000〜200,000の分子量を有する水素化されたランダムまたはブロックジエンコポリマーである、請求項1記載のコーティング。
【請求項3】
前記フィルム形成性ポリマーがカルボキシル化HNBRである、請求項1記載のコーティング。
【請求項4】
前記フィルム形成性ポリマーが官能基化アクリル酸系ゴムである、請求項1記載のコーティング。
【請求項5】
前記フィルム形成剤が、エチレン性不飽和モノマーおよびα,β−不飽和カルボン酸から誘導される、請求項1記載のコーティング。
【請求項6】
前記フィルム形成性ポリマー上の官能基が、スルホン酸、スルホン酸誘導体、クロロスルホン酸、ビニルエーテル、ビニルエステル、第一級アミン、第二級アミン、第三級アミン、モノカルボン酸、ジカルボン酸、部分または全部がエステル誘導体化されたモノカルボン酸、部分または全部がエステル誘導体化されたジカルボン酸、ジカルボン酸の無水物、ジカルボン酸の環状イミド、それらのアイオノマー誘導体、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1記載のコーティング。
【請求項7】
前記フィルム形成剤が、メチロール官能基を含む水素化ジエンエラストマーである、請求項1記載のコーティング。
【請求項8】
前記フィルム形成剤が、フェノール性メチロール官能基を含む水素化ジエンエラストマーである、請求項6記載のコーティング。
【請求項9】
前記フィルム形成剤が、アミン官能基化HNBRとジアリールカーボネートとの熱分解反応生成物である、請求項1記載のコーティング。
【請求項10】
前記フィルム形成剤が、エチレン、C−Cアルキルアクリレートおよびカルボン酸モノマー単位のターポリマーである、請求項5記載のコーティング。
【請求項11】
前記フィルム形成剤が、少なくとも30モル%のエチレンおよび10〜約70モル%のモノエチルマレエートを含む、請求項5記載のコーティング。
【請求項12】
前記フィルム形成剤が、エラストマーから誘導されたカルボキシル化ブロックコポリマーであって、水素化スチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマーおよび水素化スチレン−イソプレン−スチレンブロックコポリマーからなる群から選択される、請求項1記載のコーティング。
【請求項13】
フィルム形成性エラストマーが、ポリα−オレフィン−アクリル酸エステル−アクリル酸カルボキシレートターポリマーである、請求項1記載のコーティング。
【請求項14】
前記フィルム形成剤が、ヒドロキシル基を含む水素化ニトリルブタジエンポリマーである、請求項1記載のコーティング。
【請求項15】
前記フィルム形成剤が、水素化ヒドロキシルブタジエンと、カルボキシ変性塩素化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、ポリエピクロロヒドリン、ポリエチレン−アクリル酸、SBR、SBS、NBR、SIBS、EPDM、EPM、ポリアクリレート、ハロゲン化ポリイソブチレンおよびポリプロピレンオキシドからなる群から選択されるフィルム形成剤との混合物であり、当該混合物中の不飽和度の全割合が全体で10%以下である、請求項1記載のコーティング。
【請求項16】
前記フィルム形成剤が、炭化水素ポリマーをオゾン化条件下で処理してオゾン化飽和炭化水素ポリマーを形成し、次いで当該オゾン化飽和炭化水素ポリマーを還元することにより配合されたヒドロキシル基を含む、請求項1記載のコーティング。
【請求項17】
前記フィルム形成剤が、飽和炭化水素ポリマーをオゾン化条件下で処理してオゾン化飽和炭化水素ポリマーを形成し、次いで当該オゾン化飽和炭化水素ポリマーを還元することにより配合されたカルボキシル基を含む、請求項1記載のコーティング。
【請求項18】
前記フィルム形成性ポリマーが、2つ以上のα−モノオレフィン、ならびにカルボキシル基、無水物基、エポキシ基、リン酸基、スルホン酸基、スルフェナート基、スルフィナート基、ヒドロキシ基、エポキシ基、イソシアネート基、アミン基およびオキサゾリン基からなる群から選択される官能基が配合された非共役ジエンコモノマーを含む、請求項1記載のコーティング。
【請求項19】
前記フィルム形成剤が、クロロ末端ポリイソブチレンを脱塩化水素、ヒドロホウ素化および酸化することによりヒドロキシ基をカチオン重合イソブチレンの末端部分に導入することによって製造されたヒドロキシ末端ポリイソブチレンを含む、請求項1記載のコーティング。
【請求項20】
前記硬化剤が、周囲温度で液状の、10〜50%の反応性NCO基を含むポリイソシアネートである、請求項1記載のコーティング。
【請求項21】
前記硬化剤が前記2つの部中に存在し、かつ、多官能性エチレン性不飽和化合物、酸化剤および還元剤を含む還元−酸化硬化系を含む、請求項1記載のコーティング。
【請求項22】
前記フィルム形成剤が、酸または無水物基で変性された塩素化ポリオレフィンを含む、請求項1記載のコーティング。
【請求項23】
成型エラストマー物品をコーティングする方法であって、
当該物品が、必要に応じて、成形された金属物品に貼られており、
当該方法が、溶媒ベースの、金属顔料を充填した、室温硬化性のエラストマーフィルム形成性コーティングを当該成形エラストマー物品の表面に噴霧、浸漬または刷毛塗りすることを含み、
当該コーティングが、硬化剤;少なくとも10重量%の熱伝導性粒子;ならびに0℃未満のTgを示し、かつその中に活性水素含有硬化剤と反応性の官能基を含むか、または当該官能基が活性水素含有基であるフィルム形成性ポリマーであって、当該ポリマーが10%未満のエチレン性不飽和を含む、フィルム形成性ポリマーを含む、方法。
【請求項24】
前記エラストマー物品が、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ポリブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、ポリイソブチレン−イソプレンゴム、ポリクロロプレンおよび低アクリロニトリル含量(<35%)ニトリル−ブタジエンゴムからなる群から選択されるエラストマーを含む、請求項23記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2006−502290(P2006−502290A)
【公表日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−543464(P2004−543464)
【出願日】平成15年10月7日(2003.10.7)
【国際出願番号】PCT/US2003/031746
【国際公開番号】WO2004/033573
【国際公開日】平成16年4月22日(2004.4.22)
【出願人】(505127617)ロード コーポレイション (15)
【Fターム(参考)】