説明

エレベータの呼び登録装置

タッチパネルディスプレイと、タッチパネルディスプレイからの操作をエレベータ制御装置に登録する処理演算部とを備え、処理演算部は、利用者のタッチパネルへの接触位置を検知すると共に、タッチパネルへの接触開始に同期して時間を刻み、刻まれた時間を計測し、予め決められた第一の時限と計測された時間とを比較し、計測された時間が第一の時限を超えた後、検知された接触位置に係わる音声案内を行うエレベータの呼び登録装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
この発明は、エレベータの呼び登録装置に関し、特に、視覚障害者に対して音声案内を行うエレベータの呼び登録装置に関する。
【背景技術】
従来のこの種のエレベータの呼び登録装置として、自動運転方式のエレベータにおいて、呼び登録装置に視覚障害者が操作できるように点字で表した点字板を装備し、点字板に人体が接触したことを感知するセンサを取付、その感知信号により、触れた点字銘板の点字内容を音声案内装置により音声で放送案内するものがあった(例えば、特開平9−110319号公報参照。)。
また、エレベータ内またはホール側に操作盤が設けられ、該操作盤にエレベータ操作を指示する操作ボタンが設けられ、視覚障害者を認識してエレベータの運転を視覚障害者の運転モードにするエレベータ運転制御装置であって、前記操作ボタンの配置されるフェースプレート部に対する触手状態を検知したときに、該フェースプレート部に対する触手以外に、他の触手状態の、例えばタッチセンサへの検知があったときに、一定時間内に操作ボタン押圧動作があったことを条件として視覚障害者の認識を行い、押圧動作がなかったことを条件として認識判定リセットするものがあった(例えば、特開2001−2331号公報参照。)。
しかし、最近のエレベータの呼び登録装置は、案内内容を充実するために、タッチパネルディスプレイを備えている。例えば、エレベータの各乗場に設けられ、利用者の歩行速度または白い杖などを検出するセンサと、このセンサの検出結果にもとづいて利用者に老人または視覚障害者等の弱者が含まれているか否かを判定する弱者判定手段と、この弱者判定手段による弱者検出時に、かご内におけるアナウンス音量を上げると共に、アナウンス内容を切り換えるアナウンス指令手段と、弱者判定手段による弱者検出時に、かご内におけるタッチパネル操作手段の視認性及び操作性を向上させるタッチパネル制御手段とを備えたものである。また、タッチパネル操作手段の視認性向上のために、表示サイズの拡大またはコントラストの増大を図り、タッチパネル操作手段の操作性向上のために、ボタンサイズを大きくして押しやすくしたものであり、アナウンス内容の切換は、操作案内を木目細かく行なうようにしたものがあった(例えば、特開2002−53273号公報参照。)。
しかし従来のタッチパネルディスプレイを備えたエレベータの呼び登録装置は、視覚障害者の検出のために弱者判定手段を備えているが、白い杖などの検出に際して、白い杖に似通ったものを誤って検出したり、混雑時検出ができなかったりして、健常者の使用の場合にも音声案内が無用に流れるという問題があった。
また、すばやくなぞった場合および接触を頻繁に繰り返えした場合、連続して複数の制御内容の音声案内され、操作している領域を利用者が間違って認識する、およびエレベータの乗り場周囲の騒音が大きくなるという問題があった。
この発明の目的は、特別に視覚障害者を検出するための弱者判定手段を設けずに、視覚障害者の利用の際、正確な音声案内を行うことによって、呼び登録を行うことのできるエレベータの呼び登録装置を提供することにある。
【発明の開示】
この発明は、接触位置に応じて呼び登録を行うためのタッチパネルディスプレイと、タッチパネルディスプレイでの操作に基づきエレベータ制御装置に呼び登録を行う処理演算部とを備え、処理演算部は、タッチパネルディスプレイへの接触位置を検知する位置情報検知部と、タッチパネルディスプレイへの接触開始からの時間をカウントする第一の時限タイマ部を有するタイマ部と、第一の時限タイマ部のカウント値と予め決められた時限とを比較する時間計測比較部と、タッチパネルディスプレイへの接触時間が時限経過後に検知された接触位置に係わる音声案内を行わせる音声案内部と、タッチパネルディスプレイへの接触時間が時限より短いとき、検知された接触位置に対応する呼び登録をエレベータ制御装置に対して行い、接触時間が時限より長いとき、音声案内を行った後、検知された接触位置に対応する呼び登録をエレベータ制御装置に対して行う呼び登録部とを有することを特徴とするエレベータの呼び登録装置である。
【図面の簡単な説明】
図1は、この発明によるエレベータの呼び登録装置の一例の全体構成図である。
図2は、図1の処理演算部の構成図である。
図3は、この発明の実施の形態1によるエレベータの呼び登録装置の動作手順のフローチャートである。
図4は、この発明の実施の形態2によるエレベータの呼び登録装置の動作手順のフローチャートである。
【発明を実施するための最良の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明のエレベータの呼び登録装置の全体構成図である。図2は、図1の処理演算部の構成図である。図3は、この発明の実施の形態1によるエレベータの呼び登録装置の動作手順のフローチャートである。
各呼び登録装置1においてタッチパネルディスプレイ6は、利用者が操作を行うタッチパネル2とこれのパネル画面を表示するディスプレイ3、そしてこれらの制御するタッチパネル制御部4およびディスプレイ制御部5からなる。通信部10は、通信路26を介してエレベータ制御装置18へ呼び登録等の通信を行う。音声案内制御部11は、スピーカ25により音声案内を行う。
制御部7は、これらのタッチパネルディスプレイ6、通信部10および音声案内制御部11を制御し、タッチパネルディスプレイ6の表示制御とともにこれらの入力に従って音声案内およびエレベータかごの呼び登録を行う処理演算部8および記憶部9を備えている。
処理演算部8は、利用者のタッチパネル2への接触位置を検知する位置情報検知部12と、利用者のタッチパネル2への接触開始に同期して時間をカウントする第一の時限タイマ部13および利用者のタッチパネル2への接触終了に同期して時間をカウントする第二の時限タイマ部14とを有するタイマ部15と、第一の時限タイマ部13または第二の時限タイマ部14のカウント値と予め決められた時限を比較する時間計測比較部16と、検知された接触位置に対応して音声案内を音声案内制御部11に行わせる音声案内部17と、検知された接触位置に対応する呼び登録を通信部10によりエレベータ制御装置18に行う呼び登録部19とを備えている。
記憶部9は、ディスプレイ3で表示する図形の情報を格納する表示情報格納部20、音声案内制御部11で使用する音声情報を格納する音声情報格納部21、処理演算部8のプログラム格納用メモリ部22および作業用メモリ部23を有するメモリ部24とを備えている。
音声案内部17は、音声情報格納部21から音声情報を読み出し、音声案内制御部11を制御して、スピーカ25で放送案内する。また、呼び登録部19は、位置情報検知部12で検知された接触位置情報に基づき、通信部10を経由してエレベータのかごの呼びをエレベータ制御装置18へ登録する。
尚、記憶部9は、ハードディスクドライブ、不揮発性メモリまたは随時書込み保持動作の必要なメモリなどどのような記憶装置または記憶素子であっても構わないし、そのいくつかを同じ記憶装置または素子として構成しても構わない。
処理演算部8は、プログラム格納用メモリ部22に格納されたプログラムに基づき作業用メモリ部23を使用しながら動作する。また、タイマ部15は、ソフトウエアで構成しても、ハードウエアで構成しても構わない。
処理演算部8は、表示情報格納部20からディスプレイ3に表示する表示情報を取り出し、ディスプレイ制御部5に送る。表示情報は、表示座標および表示内容を含む。ディスプレイ制御部5は、その表示情報に基づき、ディスプレイ3の表示座標に対応する領域に表示内容を表示する。タッチパネル2は、ディスプレイ3の利用者に対して表側に配置されており、ディスプレイ3の表示座標とタッチパネル2の接触座標とは一致している。利用者は、ディスプレイ3に表示された希望の操作、例えば行き先階の登録に関した階数などの表示内容のうち、所望の表示内容が表示されている領域に対応するタッチパネル2の領域に接触することにより、呼び登録装置1に希望する操作内容を入力できる。タッチパネル制御部4は、利用者がタッチパネル2に触れると、タッチパネル2に接触されたことおよび触れられたタッチパネル2の接触座標を処理演算部8に送る。また、タッチパネル制御部4は、利用者の接触終了の情報も処理演算部8に送る。処理演算部8は、接触座標とディスプレイ3に表示している情報の表示座標とを比較し、利用者が選択した操作内容がなにかを判定し、必要に応じて、スピーカ25を通して音声案内を行い、また、エレベータ制御装置18に登録する。音声案内部11は、表示座標および接触座標に対応する音声情報を音声情報格納部21より読み出し、音声案内制御部11でスピーカ25により放送案内させる。
作業用メモリ部23は、第一の時限、第二の時限および第三の時限としてそれぞれ500ミリ秒、2秒および100ミリ秒が記憶されている。これら時限は、説明のために代表的な値を設定しているが、必ずしもこの値に限らない。
呼び登録装置1は、乗場およびかご内にそれぞれひとつ以上設置され、それぞれはエレベータ制御装置18と通信路26で接続され、利用者が操作することにより、操作に対応する制御を、通信路26を介してエレベータ制御装置18に通知する。
エレベータ制御装置18は、入力された操作、例えば呼び登録を従って、配車を行う。
次に、図1のエレベータの呼び登録装置の動作について説明する。ステップ(以下、Sと称す。)101で、タッチパネル制御部4は、利用者のタッチパネル2への接触の有無を検出する。接触が有ったとき、演算処理部8に接触のあったことを送信し、S102へ進み、無いときはS101へ戻る。
S102で、演算処理部8は、タッチパネル制御部4から送られた接触の有ったことに同期して、タイマ部15の第一の時限タイマ部13で時間をカウントを開始する。
S103で、位置情報検知部12は、タッチパネル2の接触された領域の接触座標を検知し、接触座標情報を求める。
S104で、時間計測比較部16は、接触が継続しているか判断する。接触が継続しているときは、S105へ進み、接触が中断しているときは、S114へ進む。
S105では、時間計測比較部16は、第一の時限タイマ部13の時間のカウント値を求め、この求まった時間を計測時間Aとし、計測時間Aが作業用メモリ部23から読み出した第一の時限500ミリ秒以上かどうか判断する。500ミリ秒以上のとき、S106へ進み、500ミリ秒以下のとき、S104へ戻る。S105で、時間計測比較部16は、500ミリ秒以上接触が継続しているとき、利用者は、視覚障害者と判断する。健常者の通常の操作では、利用者が接触している時間は高々300ミリ秒程度である。
S106で、音声案内部17は、接触されているタッチパネル2の領域の接触座標に対応する操作内容に関連した音声情報を音声情報格納部21から読み出し、音声案内制御部11を介してスピーカ25で音声案内を行う。
S107で、時間計測比較部16は、接触が継続しているか判断する。接触が継続しているときは、S108へ進み、接触が中断しているときは、S111へ進む。
S108では、時間計測比較部16は、第一の時限タイマ部13のカウント値を求め、この求まった時間を計測時間Bとし、計測時間Bが作業用メモリ部23から読み出した第二の時限2秒以上かどうか判断する。2秒以上のとき、S109へ進み、2秒以下のとき、S107へ戻る。通常の行先階の名称、例えば、「4階」などを音声案内するものであれば、概ね1秒程度で終了するから、2秒以上接触されているとき、利用者はさらに詳しい案内を期待していると判断する。
S109では、音声案内部17は、接触されているタッチパネル2の接触座標に対応する操作内容に関連したさらに詳しい音声情報を音声情報格納部21から読み出し、スピーカ25で音声案内を行う。例えば、行先階の案内(「子供服売り場」、「食堂階」など)である。
S110では、呼び登録部19は、利用者の行き先階などの情報を通信路26を経由してエレベータ制御装置18に送り、呼び登録を完了する。
一方、S104で接触検出がなくなったとき、S114へ進み、S114で、タイマ部15は、第二の時限タイマ部14で時間をカウント開始する。
S115で、時間計測比較部16は、第二の時限タイマ部14のカウント値を求め、この求まった時間を計測時間Cとし、計測時間Cが作業用メモリ部23から読み出した第三の時限100ミリ秒を超えているかどうか判断する。100ミリ秒を超えているとき、S110へ進み、100ミリ秒以下のとき、S116へ進む。
S116で、タッチパネル制御部4は、タッチパネル2への利用者の接触を検出する。接触を検出したとき、その接触があったことを処理演算部8へ送り、S104へ戻る。一方、接触が検出されなかったらS115へ戻る。S114からS116では、意図せず触れるのをやめてしまった場合または誤って指がタッチパネル2から外れた場合などを想定したものであり、100ミリ秒以内に再度触れた場合、制御を行わずに操作を継続する。
また、S106で音声案内を行った後、接触検出が無くなったとき、S111で第二の時限タイマ部14をONにする。
S112では、時間計測比較部16は、第二の時限タイマ部14の時間のカウント値を求め、この求まった時間を計測時間Dとし、計測時間Dが作業用メモリ部23から読み出した第三の時限100ミリ秒を超えているかどうか判断する。
100ミリ秒を超えているとき、S110へ進み、100ミリ秒以下のとき、S113へ進む。
S113では、タッチパネル制御部4は、タッチパネル2への利用者の接触を検出する。接触を検出したとき、その情報を処理演算部8へ送って、S107へ戻る。一方、接触が検出されなかったらS112へ戻る。S111からS113では、意図せず触れるのをやめてしまった場合または誤って指がタッチパネル2から外れた場合などを想定したものであり、100ミリ秒以内に再度触れた場合、制御を行わずに操作を継続する。
このようなエレベータの呼び登録装置は、視覚障害者の操作をその操作に関わる時間で判断し、音声案内および詳細音声案内を行ってスムーズにサービスができる。
また、利用者が視覚障害者と判断したときだけ音声案内を行うので、健常者が使用した場合には音声案内が流れない。
また、触れたり、触れるのをやめたりしても、所定の時間が経過しないと音声案内がながれない。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2のエレベータの呼び登録装置の動作手順のフローチャートである。図4は、図3に位置情報の更新が追加されたことである。
図3のステップ(以下Sと称す。)101乃至S105は、図4のS201乃至S205と、S107乃至S108は、S208乃至S209と、S110はS212と、S111乃至S116は、S213乃至S218とそれぞれ同じである。
次に、図3と異なっている図4のステップだけ説明する。S206で、位置情報検知部12は、接触開始から第一の時限500ミリ秒以上経過後利用者が接触しているタッチパネル2の領域の接触座標を検知して、S202で検知した接触座標情報を更新する。
S207では、音声案内部17は、更新された接触座標情報に基づき、その領域に対応する操作内容に関連した音声情報を音声情報格納部21から読み出し、スピーカ25で音声案内を行う。
また、S210では、位置情報検知部12は、接触開始から第二の時限2秒以上経過後、利用者が接触しているタッチパネル2の領域の接触座標を検知して、S206で更新した接触座標情報を更新する。
S211では、音声案内部17は、更新された接触座標情報に基づき、その領域に対応する操作内容に関連した詳細な音声情報を音声情報格納部21から読み出し、スピーカ25で詳細な音声案内を行う。
このようなエレベータの呼び登録装置は、利用者が操作を完了した時点の位置情報を更新するので、操作している領域を利用者が間違って認識することがない。
【産業上の利用の可能性】
この発明のエレベータの呼び登録装置は、タッチパネルディスプレイを備えているので、健常者に多様な操作内容を案内できると同時に視覚障害者に対しても音声案内を通じて適切な操作内容を案内できる。
また、音声案内に係わる騒音が小さいので、居室に面した場所にも乗り場を設置できる。
【図1】

【図2】

【図3】

【図4】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
接触位置に応じて呼び登録を行うためのタッチパネルディスプレイと、
上記タッチパネルディスプレイでの操作に基づきエレベータ制御装置に呼び登録を行う処理演算部とを備え、
上記処理演算部は、
上記タッチパネルディスプレイへの接触位置を検知する位置情報検知部と、
上記タッチパネルディスプレイへの接触開始からの時間をカウントする第一の時限タイマ部を有するタイマ部と、
上記第一の時限タイマ部のカウント値と予め決められた時限とを比較する時間計測比較部と、
上記タッチパネルディスプレイへの接触時間が上記時限経過後に上記検知された接触位置に係わる音声案内を行わせる音声案内部と、
上記タッチパネルディスプレイへの接触時間が上記時限より短いとき、上記検知された接触位置に対応する呼び登録をエレベータ制御装置に対して行い、上記接触時間が上記時限より長いとき、上記音声案内を行った後、上記検知された接触位置に対応する呼び登録をエレベータ制御装置に対して行う呼び登録部とを有することを特徴とするエレベータの呼び登録装置。
【請求項2】
上記時間計測比較部は、上記第一の時限タイマ部のカウント値と予め決められた第一の時限および上記第一の時限より長い予め決められた第二の時限とをそれぞれ比較し、
上記音声案内部は、
上記接触開始から上記第一の時限経過後音声案内を行わせ、その後上記接触開始から上記第二の時限経過後詳細な音声案内を行わせることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの呼び登録装置。
【請求項3】
上記タイマ部は、さらに上記タッチパネルディスプレイへの接触終了からの時間をカウントする第二の時限タイマ部を有し、
上記時間計測比較部は、上記第二の時限タイマ部のカウント値と予め決められた第三の時限とを比較し、上記接触終了から上記第三の時限以内に接触が再開されたとき上記タッチパネルディスプレイへの接触が継続していると判断することを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータの呼び登録装置。
【請求項4】
上記時間計測比較部は、上記接触開始から上記時限経過後、上記接触されたタッチパネルディスプレイの接触位置を検知して接触位置を更新し、
上記音声案内部は、上記更新された接触位置に係わる操作の音声案内を行うことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの呼び登録装置。
【請求項5】
上記時間計測比較部は、接触開始から上記第二の時限経過後、上記接触されたタッチパネルディスプレイの接触位置を検知して接触位置を更新し、
上記音声案内部は、上記更新された接触位置に係わる操作の詳細な音声案内を行うことを特徴とする請求項2に記載のエレベータの呼び登録装置。

【国際公開番号】WO2004/089800
【国際公開日】平成16年10月21日(2004.10.21)
【発行日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−566478(P2004−566478)
【国際出願番号】PCT/JP2003/004184
【国際出願日】平成15年4月1日(2003.4.1)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】