説明

オンラインテストにおけるコンテンツ認証管理システム

【課題】 オンラインテストにおける、公正なテストの実施のために、ユーザーが自分に出題された問題コンテンツだけにアクセスできるようにして、それ以外の問題コンテンツにはアクセス出来ないようにする認証システムを構築する。
【解決手段】 オンラインテストにて登録ユーザーに問題を出題する際、ユーザー情報を持つユーザーテーブルと問題の情報を持つテストテーブルを出題テーブルに関連付けて、その情報に従って登録ユーザーに対する出題処理と問題コンテンツのアクセス制御を行う電子計算機の処理方法

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子情報技術を適用してテストを行なうオンラインテストの技術分野に属する。特に、ネットワークで繋がれた電子計算機でテストにおける問題コンテンツの認証制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
オンラインテストとは、教材や学習を目的としたeラーニングとは異なり、ネットワーク上の目的のユーザーにテストを実施してその結果を人材の採用、人事評価等に生かすための技術分野である。eラーニングと共通する部分も多くあるが、大きく異なる点として、eラーニングの対象が組織であるのに対して、オンラインテストはその対象が個人であること、そして、テストを受験する前にテストや問題に関する情報をテスト受験者に知られないようにする必要があることが挙げられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
オンラインテストにおける、公正なテストの実施のために、ユーザーが自分に出題されたテストだけにアクセスできるようにして、それ以外のテストにはアクセス出来ないようにする認証システムを構築する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
1)図1のように、データベース(以後DB)にユーザーのデータを管理するユーザーテーブルを用意する。
2)図2のテストサーバーは1)で作成したユーザーテーブルに登録したユーザーしかアクセス出来ないようにする。
3)また、DBに図1のように問題の内容を管理するテストテーブルを用意する。
4)図2にあるテスト出題者である管理者が、図1のユーザーテーブルの中からテストを出題するユーザー(図2のクライアント達)を選ぶ。
5)テストを出題するユーザー(図2のクライアント達)に出題するテストの問題を図1の問題テーブルの中から選ぶ
6)出題テーブルを作り、そこに4)、5)の中で選んだユーザーと問題を図2の出題テーブルの情報を持たせて二つのテーブルを関連づける。
7)図2にあるテストサーバーから、図2のクライアント達にテストサーバーへサーバーへアクセスするためのユーザー認証情報を送信する。
8)図2のクライアント達が7)で送信されたユーザー認証情報を元にテストサーバーにアクセスした際に6)で作成した出題テーブルに従って問題を出題する。
【発明の効果】
【0005】
この発明により、ユーザーごとのテスト問題のコンテンツの認証を非常に簡単に実現することが出来る。このことにより同一の認証情報を持つユーザーが同じテストを複数受けた場合にも対応することが可能となる。また、同じ出題テーブルに登録された複数のユーザーをグループとしてまとめてテスト結果を比較することも簡単に実現出来る。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】 本発明のデータを関連付ける方法を表す図
【図2】 本発明のテストの出題方法を表す図
【発明を実施するための形態】
【0007】
テストサーバーをデータベースを有したアプリケーションサーバーで実現する。
データベース上にユーザー認証データを格納するユーザーテーブルと問題コンテンツを格納するテーブルを作成し、そこにデータを格納して行く。問題を出題する際は、別途、出題テーブルを用いてそこに問題を受けるユーザーと出題する問題の情報を持たせて関連付けさせる。
そして、問題を受けるユーザーに認証情報を送信してテストサーバーにアクセスしてもらう。アクセスした際に出題する問題の情報を出題テーブルからユーザー情報を元に呼び出してテストを受けられるようにする。そして、出題テーブルにない問題以外にはアクセス出来ないようにする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
オンラインテストにて登録ユーザーに問題を出題する際、ユーザー情報を持つユーザーテーブルと問題の情報を持つテストテーブルを出題テーブルに関連付けて、その情報に従って登録ユーザーに対する出題処理と問題コンテンツのアクセス制御を行う電子計算機の処理方法

【図1】
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【図2】
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