説明

カメラ制御装置、撮影方向制御方法、カメラ装置

【課題】
本発明は、カメラ装置の撮影方向を制御するためのモータ、ギア(歯車)、駆動ベルト、及びこれらの固定用部材を不要とし、静穏性、軽量性、耐久性を高めたカメラ制御装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
開示のカメラ制御装置の一形態は、電圧を印加することで変位を生じる圧電体と該圧電体上に設置する棒状のシャフトとを含むアクチュエータが2つと、回転可能に設置される2つの円形部材を含み、該2つの円形部材で2つの前記シャフトを挟み込む回転部と、前記圧電体に交流電圧を印加する電源部と、を備え、前記円形部材と直結されるカメラ装置の撮影方向を、該円形部材の回転方向に、該円形部材の回転角の大きさに応じて変化させる回転制御手段を有することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラの撮影方向を制御する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
監視カメラなどのカメラ装置は、無線通信又は有線通信(例えば、制御線)を介した遠隔制御により撮影方向を変化させることができる。そして、カメラ装置は、カメラ装置の向き自体を水平方向及び高さ方向にそれぞれ変化させることで、その撮影方向を変化させる。そして、カメラ装置の向きを変化させるためにカメラ装置はモータを備え、モータの回転力をギア(歯車)や駆動ベルトを介してカメラ装置に伝達する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−079395号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記技術においては、カメラ装置の撮影方向を制御する場合、モータ、ギア(歯車)、及び駆動ベルト等は必須の構成要件であり、これらモータ、ギア、駆動ベルト、及びこれらの固定用部材の重量によりカメラ装置の重量が大きくなると言う問題点がある。カメラ装置の重量が大きい場合、当該カメラ装置の設置用部品が大きくなり、設置作業に手間が掛かるという問題が発生する。
【0005】
また、モータ、ギア、及び駆動ベルトによる駆動音や、これら耐久部品の交換の手間が発生するという問題点もある。
【0006】
さらには、モータを駆動する際に、該モータから電磁波が発生するため、カメラ装置の設置場所が制限されるという問題点もある。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑み、カメラ装置の撮影方向を制御するためのモータ、ギア(歯車)、駆動ベルト、及びこれらの固定用部材を不要とし、静穏性、軽量性、耐久性を高めたカメラ制御装置、撮影方向制御方法、及びカメラ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
開示のカメラ制御装置の一形態は、電圧を印加することで変位を生じる圧電体と該圧電体上に設置する棒状のシャフトとを含むアクチュエータが2つと、回転可能に設置される2つの円形部材を含み、該2つの円形部材で2つの前記シャフトを挟み込む回転部と、前記圧電体に交流電圧を印加する電源部と、を備え、前記円形部材と直結されるカメラ装置の撮影方向を、該円形部材の回転方向に、該円形部材の回転角の大きさに応じて変化させる回転制御手段を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
開示のカメラ制御装置は、カメラ装置の撮影方向を制御するためのモータ、ギア(歯車)、駆動ベルト、及びこれらの固定用部材を不要とし、静穏性、軽量性、耐久性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本実施の形態に係るカメラ装置の概要を説明する図である。
【図2】本実施の形態に係るカメラ装置の機能ブロック図である。
【図3】本実施の形態に係る圧電体の動作を説明する図である。
【図4】本実施の形態に係る圧電体の動作を説明する図である。
【図5】本実施の形態に係るアクチュエータの構成例を説明する図である。
【図6】本実施の形態に係る回転部の構成例を説明する図である(正面図)。
【図7】本実施の形態に係る回転部の構成例を説明する図である(側面図)。
【図8】本実施の形態に係る回転部の動作を説明する図である。
【図9】本実施の形態に係る回転部の動作を説明する図である(高さ方向の回転を説明する図)。
【図10】本実施の形態に係る回転部の動作を説明する図である(水平方向の回転を説明する図)。
【図11】本実施の形態に係るカメラ装置による処理例のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1を用いて、本実施の形態に係るカメラ装置300の概略を説明する。図1は、カメラ装置300の概略を説明する図である。図1で示すように、カメラ装置300は、被写体を撮影する撮影部190を備え、撮影部190が回転することにより、カメラ装置300の撮影方向は変化する。つまり、カメラ装置300の撮影方向は、撮影部190自身が水平方向(パン)及び高さ方向(チルト)に向きを変えることによって変化する。
【0012】
そして、本実施の形態に係るカメラ制御装置100は、アクチュエータ110を利用して円形部材150を回転させ、円形部材150の回転に応じて撮影部190を回転させる。カメラ装置300は2つのカメラ制御装置100を備え、うち1つは水平方向の変化に対応し、もう一つは高さ方向の変化に対応するものである。つまり、カメラ装置300は、各カメラ制御装置100の備える円形部材150の回転を制御することによって、その撮影方向を自在に変化させることができる。
【0013】
(本実施の形態に係るカメラ装置300の動作原理)
図2を用いて、本実施の形態に係るカメラ装置300の動作原理を説明する。ここで、図2は、カメラ装置300の機能ブロック図である。図2で示すように、カメラ装置300は、カメラ制御装置100、撮影部190、画像処理部200、通信部210、記録媒体インタフェース220を有する。そして、カメラ装置300は、有線通信回線又は無線通信回線を介して、画像記録装置230と接続し、記録媒体インタフェース220を介して、外部記録メディア240と接続する。
【0014】
撮影部190は、撮像デバイスを利用して、被写体が発した光又は被写体で反射した光から、当該被写体の画像情報を取得する。撮像デバイスとは、例えば、CCDイメージセンサ(Charge Coupled Device Image Sensor)である。
【0015】
画像処理部200は、撮影部190により取得された画像情報にデータ圧縮等の画像処理を施し、元データに比べデータサイズの小さい画像情報を生成する。データ圧縮とは、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)−2規格、MPEG−4規格、又はH.264規格などに基づき、動画像をデータ圧縮する処理である。また、画像圧縮部200は、画像データの圧縮処理に利用するため、画像データを所定期間一時的に保存・保持し、古くなった画像データから順次消去する。
【0016】
通信部210は、画像処理部200によりデータ圧縮が施された画像情報(以下、圧縮画像情報という。)を画像記録装置230に送信する。その際、通信部210は、有線通信回線又は無線通信回線を通じて、画像記録装置230に、圧縮画像情報を送信する。ここで、有線通信回線とは、インターネットやLAN(Local Area Network)などである。また、無線通信は、Bluetooth(登録商標)規格による通信やWi−Fi(登録商標)規格による通信など通信規格は限定しない。無線通信回線により圧縮画像情報を送信すれば、映像線及び制御線が不要となり、カメラ装置300の設置場所変更工事が容易となる。
【0017】
記録媒体インタフェース220は、カメラ装置300と外部記録メディア190とのインタフェースである。そして、画像処理部200は、記録媒体インタフェース220を介して、圧縮画像情報を外部記録メディア240に記録・保存する。ここで、外部記録メディア240とは、SDカード、USBメモリなど、取り外し可能な記録メディアである。
【0018】
画像記録装置230は、通信部210により送信された圧縮画像情報を受信する。そして、画像記録装置230は、受信された圧縮画像情報を記録・保存する。また、画像記録装置230がユーザ端末である場合、当該ユーザ端末は、記録・保存した圧縮画像情報について、検索、再生及び編集等を行うアプリケーションソフトウェアを備える。
【0019】
一方、カメラ制御装置100は、アクチュエータ110、回転部140、電源部160、回転制御手段170、挟力調整手段180を有する。また、アクチュエータ110は、圧電体120、シャフト130を有し、回転部140は、円形部材150を有する。
【0020】
図3及び図4を用いて、圧電体120を説明する。図3で示すように、圧電体120は、2つの圧電セラミックスで弾性部材を挟み込む構成である。ただし、圧電体120を構成する圧電セラミックスは、1層であっても2層以上の複数層であっても良く、各圧電セラミックスの間には弾性素材を挟み込む構成とする。圧電セラミックスとは、電圧を印加すると変位を生じる素子であり、例えば、ジルコン酸チタン酸鉛などを主成分とするセラミックスである。また、各圧電セラミックスの間に弾性部材を挟み込むのは、圧電体120の反発力、つまり、アクチュエータ110のトルクを増すためであり、弾性部材には、例えば、ベリリウム銅などを使用する。
【0021】
そして、図3に示す圧電体120に電圧を印加すると、図4で示すように圧電体120は変位を生じる。ここで、図3及び図4では、円形の圧電体120を図示しているが、圧電体120は、楕円、多角形等円形以外の形状であっても良い。
【0022】
今度は、図5を用いて、アクチュエータ110について説明する。図5で示すように、アクチュエータ110は、圧電体120の上に棒状のシャフト130を設置し、圧電体120には電源部160を接続して構成する。圧電体120に電圧を印加すると、圧電体120は図4で示すように変位し、圧電体120への電圧印加を止めると、圧電体120は図3で示すように元の形状に戻る。従って、電源部160から圧電体120に対し所定周波数の交流電圧を印加すると、圧電体120は所定周波数で振動することとなり、それに伴いシャフト130も所定周波数で振動する。
【0023】
なお、カメラ制御装置100は、2つのアクチュエータ110を備え、カメラ装置300は、2つのカメラ制御装置100を備えるため、4つのアクチュエータを備える。
【0024】
次に、図6及び図7を用いて、回転部140について説明する。回転部140は、2つの円形部材150を備え、これら円形部材150で2つのシャフト130を挟み込む。ここで、図6で示すように、2つのシャフト130は、並行で、かつ、円形部材150外周の接線方向に沿って、かつ、円形部材150の中心から対称となるように配置される。これらシャフト130、円形部材150を側面から見ると、図7で示すようになる。
【0025】
また、円形部材150によってシャフト130を挟み込む力は、挟力調整手段180によって調整される。挟力調整手段180は、図6及び図7で示すように、例えば、円形部材150の中心に設置するネジ状の部材であり、この部材を回転させることにより円形部材150がシャフト130を挟み込む力の強弱を調節する。
【0026】
ここで、回転部140が備える回転部材150が回転する原理について説明する。圧電体120に電圧を印加すると、圧電体120の変位に伴いシャフト130も変位する。そこで、円形部材150がシャフト130を挟み込む力を適当に調整した場合、シャフト130が変位するとシャフト130−円形部材150間の摩擦力によって、円形部材150はシャフト130の変位方向に回転する。そして、シャフト130が元の位置に戻る場合、円形部材150は、シャフト130と共に元の位置には戻らず、現在の位置に留まる。これは、シャフト130−円形部材150間の摩擦力に比し、円形部材150の慣性力が勝る場合に生じる。つまり、シャフト130−円形部材150間の摩擦力と円形部材150の慣性力が、上記の関係となるように、挟力調整手段180によって調整する。
【0027】
そして、先に説明したように、電源部160から圧電体120に対し所定周波数の交流電圧を印加すると、シャフト130は所定周波数で振動し、円形部材150はシャフト130の変位方向に回転する。回転部140は、2つのシャフト130を挟み込んでいるため、何れか一方の圧電体120に交流電圧を印加することによって、一方のシャフト130を振動させ、円形部材150を何れか一方向に回転させることができる。
【0028】
また、円形部材150の回転量は、圧電体120に交流電圧を印加する時間に従って制御することができる。つまり、円形部材150の回転量を大きくしたい場合、電圧印加の時間を長くし、円形部材150の回転量を小さくしたい場合、電圧印加の時間を短くする。さらに、印加交流電圧の周波数によって、円形部材150の回転速度を制御することができる。例えば、円形部材150を高速で回転させたい場合、相対的に高い周波数(例えば、33−45kHz)の電圧を印加し、低速で回転させたい場合、相対的に低い周波数(例えば、25kHz)の電圧を印加する。
【0029】
そして、図8で示すように、回転部140の回転部材150は、ギア(歯車)や駆動ベルトを介さず、撮影部190に直結する。また、回転部140は、撮影部190を水平方向に回転させるために1つ、撮影部190を高さ方向に回転させるために1つ、合計2箇所に配置される。従って、回転部140の各回転部材150が回転した分だけ撮影部190は回転し、撮影部190の撮影方向は、アクチュエータ110(圧電体120)に対して印加する交流電圧の周波数及び印加する時間によって制御される。図9では、撮影部190を高さ方向に回転させるための回転部140(回転部材150)の詳細を示し、図10では、撮影部190を水平方向に回転させるための回転部140(回転部材150)の詳細を示す。
【0030】
(本実施の形態に係るカメラ装置による処理例)
図11を用いて、本実施の形態に係るカメラ装置300による処理例を説明する。図11は、カメラ装置300が撮影方向を変化させた後、被写体を撮影し、撮影した画像情報を外部の画像記録装置230に転送する処理に関するフローチャートである。
【0031】
S10で回転制御手段170が、ユーザの指示又は所定のプログラムによる指示に基づき、圧電体120に所定周波数の交流電圧を印加する。ここで、交流電圧が印加される圧電体120は、上記指示に基づき、撮影部190を水平方向に回転させるためのアクチュエータ110から一つ、撮影部190を高さ方向に回転させるためのアクチュエータ110から一つが選択される。
【0032】
また、印加電圧の大きさは予め定められているが(例えば、25V)、印加電圧の周波数や電圧の印加時間については、上記指示に基づき設定される。つまり、上記指示に基づいて、撮影部190の回転速度は、例えば、高速制御モードにするか低速制御モードにするかの選択がされ、撮影部190の回転時間は、例えば、指示入力のある期間継続するか予め設定される所定時間継続するかの選択がされる。
【0033】
S20で圧電体120が、交流電圧の印加に伴い所定周波数で振動すると共に、当該圧電体120上に設置されたシャフト130も所定周波数で振動する。S30で回転部140の回転部材150が、シャフト130の振動に伴い回転する。そして、S40で撮影部190が、回転部材150の回転に伴い、水平方向及び高さ方向に回転して、撮影方向を変化させる。
【0034】
S50で撮影部190が、撮像デバイスを利用して、被写体が発した光又は被写体で反射した光から、当該被写体の画像情報を取得し、画像処理部200が、撮影部190により取得された画像情報にデータ圧縮等の画像処理を施し、元データに比べデータサイズの小さい画像情報を生成する。
【0035】
続いて、通信部210が、画像処理部200によりデータ圧縮が施された圧縮画像情報を画像記録装置230に送信し、画像記録装置230が、通信部210により送信された圧縮画像情報を受信・記録・保存する。また、画像処理部200が、記録媒体インタフェース220を介して、圧縮画像情報をSDカード、USBメモリなどの外部記録メディア240に記録・保存する形態でも良い。
【0036】
上記のように、カメラ制御装置100を備えるカメラ装置300は、その撮影方向の制御に、モータ、ギア(歯車)、及び駆動ベルトなどの部品・部材を要さないため、軽量化を図ることができる。カメラ装置300の軽量化を図ることによって、カメラ装置300の取り付け、取り外しの作業負担を軽減することができる。
【0037】
また、カメラ装置300は、撮影方向制御用のモータが不要であるため、電磁波を発することが無く、医療設備の近辺など使用場所の制限が無い。
【0038】
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲において、種々の変形・変更が可能である。
【符号の説明】
【0039】
100 カメラ制御装置
110 アクチュエータ
120 圧電体
130 シャフト
140 回転部
150 円形部材
160 電源部
170 回転制御手段170
180 挟力調整部
190 撮影部
200 画像処理部
210 通信部
220 記録媒体インタフェース
230 画像記録装置
240 外部記録メディア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電圧を印加することで変位を生じる圧電体と該圧電体上に設置する棒状のシャフトとを含むアクチュエータが2つと、
回転可能に設置される2つの円形部材を含み、該2つの円形部材で2つの前記シャフトを挟み込む回転部と、
前記圧電体に交流電圧を印加する電源部と、を備え、
前記円形部材と直結されるカメラ装置の撮影方向を、該円形部材の回転方向に、該円形部材の回転角の大きさに応じて変化させる回転制御手段を有することを特徴とするカメラ制御装置。
【請求項2】
前記2つのシャフトそれぞれは、並行で、かつ、前記円形部材外周の接線方向に沿って、かつ、該円形部材の中心について対称となる位置で挟み込まれることを特徴とする請求項1に記載のカメラ制御装置。
【請求項3】
前記2つのシャフトを挟み込む力を調整する挟力調整手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ制御装置。
【請求項4】
前記圧電体は、複数の圧電体で構成され、該各圧電体間には弾性部材が挟み込まれ、該各圧電体には、前記電源部により同じ電圧が印加されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一にカメラ制御装置。
【請求項5】
前記回転制御手段は、前記交流電圧の周波数と該交流電圧が印加される時間とに応じて、前記円形部材の回転角の大きさを制御することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一にカメラ制御装置。
【請求項6】
電圧を印加することで変位を生じる圧電体と該圧電体上に設置する棒状のシャフトとを含むアクチュエータが2つと、
回転可能に設置される2つの円形部材を含み、該2つの円形部材で2つの前記シャフトを挟み込む回転部と、
前記圧電体に交流電圧を印加する電源部と、を備えるカメラ制御装置の撮影方向制御方法であって、
回転制御手段が、前記円形部材と直結されるカメラ装置の撮影方向を、該円形部材の回転方向に、該円形部材の回転角の大きさに応じて変化させるステップを有することを特徴とする撮影方向制御方法。
【請求項7】
前記2つのシャフトそれぞれは、並行で、かつ、前記円形部材外周の接線方向に沿って、かつ、該円形部材の中心について対称となる位置で挟み込まれることを特徴とする請求項6に記載の撮影方向制御方法。
【請求項8】
挟力調整手段が、前記2つのシャフトを挟み込む力を調整するステップを有することを特徴とする請求項6又は7に記載の撮影方向制御方法。
【請求項9】
前記圧電体は、複数の圧電体で構成され、該各圧電体間には弾性部材が挟み込まれ、該各圧電体には、前記電源部により同じ電圧が印加されることを特徴とする請求項6乃至8の何れか一に撮影方向制御方法。
【請求項10】
前記回転制御手段は、前記交流電圧の周波数と該交流電圧が印加される時間とに応じて、前記円形部材の回転角の大きさを制御することを特徴とする請求項6乃至9の何れか一に撮影方向制御方法。
【請求項11】
請求項1乃至5の何れか一に記載のカメラ制御装置を含み、該カメラ制御装置による制御によって、撮影方向を変化させるカメラ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2010−283614(P2010−283614A)
【公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−135399(P2009−135399)
【出願日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【出願人】(398050696)セキュリオン・二四株式会社 (8)
【Fターム(参考)】