説明

ガイダンス情報提供装置及びガイダンス情報提供システム

【課題】所望の機能を提供するカスタマイズ画面に確実にたどり着くことできるよう、MFPの利用者をガイドするガイダンス提供装置を提供する。
【解決手段】情報記憶部108は、複数のカスタマイズ画面の各々について、カスタマイズ画面から他のカスタマイズ画面への切換を示す切換情報を記憶している。経路生成部106は、切換情報を用いて、MFPの現カスタマイズ画面から所望機能のカスタマイズ画面に至る経路を生成し、経路上で現カスタマイズ画面から次カスタマイズ画面への切換を示す切換情報を取得し、ガイダンス生成部105は、取得した切換情報に基づいて、次カスタマイズ画面への切換えを示すガイダンス情報を生成し、通信部103は、ガイダンス情報を送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ、スキャナなどの機能を備える複合機に対して、その操作方法を示すガイダンス情報を提供する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
プリンタ、複写機、ファクシミリ、スキャナなどの機能を備える複合機(多機能周辺装置(Multifunction Peripheral)。以下、MFPと呼ぶ。)が普及している。
MFPは、その多機能化、高機能化及び利用者インタフェースの多様化のために、複合機の操作に不慣れな利用者にとっては、逆に操作性が低下することがある。このような問題を解決するため、複合機により提供される機能が使い易くなるように、利用者自身が操作画面をカスタマイズすることができる機能が提供されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−62828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、操作画面を利用者にとって使い易いものにするために、カスタマイズ機能が提供されたとしても、複合機の操作パネルのサイズは、例えばパーソナルコンピュータなどのディスプレィ画面のサイズと比較して小さく、利用者が自由に操作画面上に各種ボタンを表示したりすることには、限界がある。このため、上記のカスタマイズ機能が提供された場合であっても、複合機の操作に不慣れな利用者が容易に複合機の提供する機能を十分に活用できるとは限らない。このため、操作に不慣れな利用者が、所望の機能の操作画面にたどり着くために予想以上に時間や手間を要する場合や、所望の機能の操作画面にたどり着くことが自体が困難となる場合がある。
【0005】
このような問題点を解決するために、本発明は、操作に不慣れな利用者であっても、所望の機能を提供するカスタマイズ画面に容易にたどり着くことできるように、画像形成装置に対して操作方法を提供することができるガイダンス情報提供装置、ガイダンス情報提供システム、及び画像形成装置に対して操作方法を提供するためのコンピュータプログラムを記録している記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明は、利用者によりカスタマイズして登録された複数のカスタマイズ画面を含む操作用画面を操作パネル上で切り換えて表示可能な画像形成装置と、前記画像形成装置に対して、操作方法を示すガイダンス情報を提供するガイダンス情報提供装置とから構成されるガイダンス情報提供システムであって、前記ガイダンス情報提供装置は、前記操作パネルに表示されるべき複数のカスタマイズ画面の各々について、当該カスタマイズ画面の表示状態において受け付けた利用者の操作による他のカスタマイズ画面の表示への切換えを示す切換情報を記憶している記憶手段と、前記画像形成装置が有する機能のうち、利用者の所望機能を示す機能識別情報を取得する取得手段と、前記切換情報を用いて、現在表示中の現カスタマイズ画面から、前記機能識別情報により示される所望機能のカスタマイズ画面の表示までの間に、切り換えて表示すべき複数のカスタマイズ画面の表示順序を示す経路情報を生成する経路生成手段と、前記経路情報により示される表示順序に従って、現カスタマイズ画面の次に表示すべき次カスタマイズ画面への切換えを示す切換情報を、前記記憶手段に記憶されている切換情報から、選択する選択手段と、選択された切換情報を用いて、現カスタマイズ画面から次カスタマイズ画面に切り換えるための操作方法を示すガイダンス情報を生成するガイダンス生成手段と、生成した前記ガイダンス情報を前記画像形成装置に対し出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
この発明は、現カスタマイズ画面から、その次に表示されるべき次カスタマイズ画面へ切り換える場面について述べている。この発明によると、カスタマイズ画面から他のカスタマイズ画面への切換えを示す切換情報を用いて、現カスタマイズ画面から所望機能のカスタマイズ画面に至る経路情報を生成し、生成した経路情報による表示順序に従って、現カスタマイズ画面から次に表示すべき次カスタマイズ画面への切換えを示す切換情報を選択し、選択した切換情報を用いて現カスタマイズ画面から次カスタマイズ画面に切り換えるための操作方法を示すガイダンス情報を生成して出力するので、このガイダンス情報に従って、画像形成装置の利用者が操作をすれば、確実に所望の機能のカスタマイズ画面に至るまでの正しい1つのステップを踏むことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明に係る1の実施の形態としてのガイダンス提供システム10の構成を示す構成図である。
【図2】ガイダンス提供装置100の構成を示すブロック図である。
【図3】ガイダンス提供装置100が有するルートリスト300、ルート情報310、311及び312のデータ構造を示す。
【図4】MFP200aが有する主制御部210の構成を示すブロック図である。
【図5】標準的に設定された標準操作用画面における標準切換の一例を示す。
【図6】カスタマイズされたカスタマイズ操作用画面におけるカスタマイズ切換の一例を示す。
【図7】標準的に設定された操作用画面Aの一例を示す。
【図8】標準的に設定された操作用画面Bの一例を示す。
【図9】標準的に設定された操作用画面Cの一例を示す。
【図10】標準的に設定された操作用画面Dの一例を示す。
【図11】標準的に設定された操作用画面Eの一例を示す。
【図12】標準的に設定された操作用画面Fの一例を示す。
【図13】標準的に設定された操作用画面Gの一例を示す。
【図14】カスタマイズされた操作用画面A’の一例を示す。
【図15】カスタマイズされた操作用画面B’の一例を示す。
【図16】カスタマイズされた操作用画面D’の一例を示す。
【図17】カスタマイズされた操作用画面E’の一例を示す。
【図18】カスタマイズされた操作用画面F’の一例を示す。
【図19】カスタマイズされた操作用画面G’の一例を示す。
【図20】簡易ガイダンスの一例を示す。
【図21】詳細ガイダンスの一例を示す。
【図22】標準切換テーブル232のデータ構造を示す。
【図23】命令情報の一例を示す。
【図24】カスタマイズ切換テーブル233のデータ構造を示す。
【図25】MFP200aによる表示処理の概要の動作を示すフローチャートである。
【図26】MFP200aによるカスタマイズ画面の登録の動作を示すフローチャートである。
【図27】ガイダンス提供装置100及びMFP200aによるガイダンス処理の動作を示すフローチャートである。図28へ続く。
【図28】ガイダンス提供装置100及びMFP200aによるガイダンス処理の動作を示すフローチャートである。図27から続く。
【図29】MFP200aによるガイダンス処理の動作を示すフローチャートである。
【図30】MFP200aによる目的達成に向けたガイダンス処理の動作を示すフローチャートである。
【図31】ガイダンス提供装置100によるガイダンス生成処理の動作を示すフローチャートである。
【図32】経路生成部106によるルート探索の動作を示すフローチャートである。
【図33】ガイダンス処理部107による簡易・詳細ガイダンスの判定及び送信処理の動作を示すフローチャートである。
【図34】ガイダンス処理部107による簡易ガイダンスのMFPへの送信処理の動作を示すフローチャートである。
【図35】ガイダンス処理部107による詳細ガイダンスのMFPへの送信処理の動作を示すフローチャートである。
【図36】MFPにおける画面表示の処理の動作を示すフローチャートである。図37へ続く。
【図37】MFPにおける画面表示の処理の動作を示すフローチャートである。図36から続く。
【発明を実施するための形態】
【0009】
請求項1に記載の態様であるガイダンス情報提供システムは、利用者によりカスタマイズして登録された複数のカスタマイズ画面を含む操作用画面を操作パネル上で切り換えて表示可能な画像形成装置と、前記画像形成装置に対して、操作方法を示すガイダンス情報を提供するガイダンス情報提供装置とから構成される。前記ガイダンス情報提供装置は、前記操作パネルに表示されるべき複数のカスタマイズ画面の各々について、当該カスタマイズ画面の表示状態において受け付けた利用者の操作による他のカスタマイズ画面の表示への切換えを示す切換情報を記憶している記憶手段と、前記画像形成装置が有する機能のうち、利用者の所望機能を示す機能識別情報を取得する取得手段と、前記切換情報を用いて、現在表示中の現カスタマイズ画面から、前記機能識別情報により示される所望機能のカスタマイズ画面の表示までの間に、切り換えて表示すべき複数のカスタマイズ画面の表示順序を示す経路情報を生成する経路生成手段と、前記経路情報により示される表示順序に従って、現カスタマイズ画面の次に表示すべき次カスタマイズ画面への切換えを示す切換情報を、前記記憶手段に記憶されている切換情報から、選択する選択手段と、選択された切換情報を用いて、現カスタマイズ画面から次カスタマイズ画面に切り換えるための操作方法を示すガイダンス情報を生成するガイダンス生成手段と、生成した前記ガイダンス情報を前記画像形成装置に対し出力する出力手段とを備える。
【0010】
請求項2に記載の態様であるガイダンス情報提供システムにおいて、前記記憶手段が記憶している各切換情報は、当該切換情報に係る切り換え元のカスタマイズ画面に含まれ、処理内容を表した操作表示画像を示す操作表示情報を含み、前記画像形成装置の操作パネルにおいて、操作表示情報により示される操作表示画像に対する利用者の操作に伴い、一のカスタマイズ画面の表示が他のカスタマイズ画面の表示に切り換えられ、前記ガイダンス生成手段は、選択された切換情報の操作表示情報により示される操作表示画像を操作するよう利用者に薦める前記ガイダンス情報を生成する。
【0011】
この態様によると、所望の機能のカスタマイズ画面に至るまでの正しい1つのステップを踏むことができる適切なガイダンス情報を生成することができる。
請求項3に記載の態様であるガイダンス情報提供システムにおいて、前記経路生成手段は、前記機能識別情報により示される所望機能のカスタマイズ画面を基にして、前記経路情報を生成する。
【0012】
この態様によると、所望機能のカスタマイズ画面を基にすることにより、前記経路情報を確実に生成することができる。
請求項4に記載の態様であるガイダンス情報提供システムにおいて、前記経路生成手段は、前記機能識別情報により示される所望機能のカスタマイズ画面を起点とし、切り換え先のカスタマイズ画面から切り換え元のカスタマイズ画面への方向に、前記表示順序を示す経路情報を生成する。
【0013】
この態様によると、所望機能のカスタマイズ画面を起点とすることにより、前記経路情報を確実に生成することができる。
請求項5に記載の態様であるガイダンス情報提供システムにおいて、前記記憶手段が記憶している各切換情報は、当該切換情報に係る切り換え元のカスタマイズ画面を識別する切換元識別情報と、切り換え先のカスタマイズ画面を識別する切換先識別情報とを含み、前記経路生成手段は、目的のカスタマイズ画面を識別する目的識別情報を取得し、前記記憶手段が記憶している切換情報から、目的識別情報と同一の切換先識別情報を含む切換情報を選択し、選択した切換情報から切換元識別情報を抽出し、抽出した切換元識別情報と取得した目的識別情報とを前記経路情報の一部とする。
【0014】
この態様によると、目的のカスタマイズ画面を起点とすることにより、切換元のカスタマイズ画面を特定して、前記経路情報の一部を確実に生成することができる。
請求項6に記載の態様であるガイダンス情報提供システムにおいて、前記ガイダンス情報提供装置は、さらに、前記ガイダンス情報を出力した後に、前記画像形成装置から利用者の操作情報を受信する受信手段と、受信した操作情報が、前記ガイダンス情報に対応するか否かを判断する判断手段とを含み、前記ガイダンス情報に対応すると判断される場合に、前記経路生成手段は、生成した前記経路情報により示される表示順序に従って、さらに、前記次カスタマイズ画面の次に表示すべき第3カスタマイズ画面への切換えを示す切換情報を取得し、前記ガイダンス生成手段は、さらに、前記次カスタマイズ画面から第3カスタマイズ画面に切り換えるための操作方法を示す第2ガイダンス情報を生成し、前記出力手段は、さらに、前記第2ガイダンス情報を出力する。
【0015】
この態様は、次カスタマイズ画面から、さらにその次に表示されるべき第3カスタマイズ画面へ切り換える場面について述べている。この態様によると、操作者が第2ガイダンス情報に従って、操作をすれば、確実に所望の機能のカスタマイズ画面に至るまでの正しい1つのステップを踏むことができるという優れた効果を奏する。
請求項7に記載の態様であるガイダンス情報提供システムは、さらに、前記ガイダンス情報を出力した後に、前記画像形成装置から利用者の操作情報を受信する受信手段と、受信した操作情報が、前記ガイダンス情報に対応するか否かを判断する判断手段とを含み、前記ガイダンス情報に対応すると判断される場合に、前記経路生成手段は、前記経路情報により示される表示順序に従って、さらに、次カスタマイズ画面の次に表示すべき第3カスタマイズ画面に至る切換情報を取得し、取得した前記切換情報により示される第3カスタマイズ画面が、所望機能の操作を受け付けるカスタマイズ画面であるか否かを判断し、所望機能の操作を受け付けるカスタマイズ画面であると判断される場合に、前記ガイダンス生成手段は、さらに、所望機能の操作方法を示す第2ガイダンス情報を生成し、前記出力手段は、さらに、前記第2ガイダンス情報を出力する。
【0016】
この態様は、次カスタマイズ画面から、さらにその次に表示されるべき第3カスタマイズ画面への切換の場面であって、当該第3カスタマイズ画面が所望機能の操作を受け付けるカスタマイズ画面である場面について述べている。この態様によると、操作者が第2ガイダンス情報に従って、操作をすれば、所望の機能を実行できる。
請求項8に記載の態様であるガイダンス情報提供システムにおいて、前記ガイダンス生成手段は、前記第3カスタマイズ画面に含まれて表示され、処理内容を表した操作表示画像の操作方法を示す前記第2ガイダンス情報を生成する。
【0017】
この態様によると、第2ガイダンス情報は、所望の機能のカスタマイズ画面である第3カスタマイズ画面の各操作ボタンの操作方法を示すので、操作方法のガイダンスに従って、利用者は、所望の機能を確実に利用することができる。
請求項9に記載の態様であるガイダンス情報提供システムにおいて、所望機能の操作を受け付けるカスタマイズ画面でないと判断される場合に、前記ガイダンス生成手段は、さらに、第3カスタマイズ画面に切り換えるための操作方法を示す前記第2ガイダンス情報を生成する。
【0018】
この態様によると、第2ガイダンス情報は、所望の機能のカスタマイズ画面ではない第3カスタマイズ画面の操作方法を示すので、余計な情報を表示することなく、利用者が戸惑うことはない。
請求項10に記載の態様であるガイダンス情報提供システムにおいて、前記経路生成手段による前記経路情報の生成の前に、前記画像形成装置から、各カスタマイズ画面について、当該カスタマイズ画面の表示状態において受け付けた利用者の操作による他のカスタマイズ画面の表示への切換えを示す切換情報を受信する受信手段と、受信した前記切換情報を前記記憶手段に書き込む書込手段とを含む。
【0019】
この態様によると、各カスタマイズ画面が利用者の便宜のために特別に設定され、特別に設定された複数のカスタマイズ画面の各々について、当該カスタマイズ画面の表示状態において受け付けた利用者の操作による他のカスタマイズ画面の表示への切換えが利用者の便宜のために特別に設定され、利用者のカスタマイズによるカスタマイズ画面による切換情報を用いて、ガイダンス情報の出力ができる。
(実施の形態)
本発明に係る1の実施の形態としてのガイダンス提供システム10について説明する。
【0020】
1.ガイダンス提供システム10
ガイダンス提供システム10は、図1に示すように、ガイダンス提供装置100、MFP200a、200b及び200cから構成されている。ガイダンス提供装置100、MFP200a、200b及び200cは、グローバルネットワーク20を介して、相互に接続されている。
【0021】
ガイダンス提供装置100は、グローバルネットワーク20を介して、MFP200a、200b及び200cに対して、各MFPの操作方法を示すガイダンス情報などを送信する。各MFPは、利用者に対して操作のために必要な情報を提示するために、また利用者による操作を容易にするために、標準的に設定された標準操作用画面、又は利用者毎にカスタマイズされたカスタマイズ操作用画面を表示パネルに表示する。その際、各MFPは、ガイダンス提供装置100から受信したガイダンス情報を表示パネルにおいて表示する。各MFPの操作者は、表示されたガイダンス情報に従って、各MFPに対して操作を行う。
【0022】
ここで、ガイダンスとは、MFPの操作者に対して操作の指導をすること、特に、初心者に対して入門的説明を与えることを言う。
1.1 ガイダンス提供装置100
ガイダンス提供装置100は、図2に示すように、表示部101、入力部102、通信部103、制御部104、ガイダンス生成部105、経路生成部106、ガイダンス処理部107及び情報記憶部108から構成されている。
【0023】
ガイダンス提供装置100は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレィユニット、キーボードなどから構成されるコンピュータシステムである。前記RAM又は前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、ガイダンス提供装置100は、その機能を達成する。
(1)情報記憶部108
情報記憶部108は、図2に示すように、ルートリスト300、ルート情報310、311、312、利用者IDテーブル350、変換情報テーブル360及びその他の情報を保持するための領域を備えている。
【0024】
(利用者IDテーブル350)
利用者IDテーブル350は、1個以上の利用者IDを含んでいる。利用者IDは、各MFPの利用者を識別する識別子である。利用者IDテーブル350に含まれる利用者IDにより識別される利用者は、当該利用者が各MFPを利用する際に、ガイダンス提供装置100から各MFPに対するガイダンス情報の提供を許可される者である。
【0025】
(変換情報テーブル360)
変換情報テーブル360は、1個以上の利用者変換情報を記憶するための領域を含んでいる。各利用者変換情報は、利用者に対して登録されたカスタマイズ操作用画面に対応しており、各利用者変換情報は、利用者ID、変換情報、目的画面ID及び現在画面IDから構成される。利用者IDは、当該利用者を識別する識別子であり、変換情報は、後述する標準切換テーブル及びカスタマイズ切換テーブルを含み、目的画面IDは、当該利用者が最終的に表示することを所望する操作用画面を識別する識別子であり、現在画面IDは、現時点において、MFPに表示されている操作用画面を識別する識別子である。
【0026】
(ルートリスト300)
ルートリスト300は、図3に示すように、1個以上のルート集計情報を含んで構成されている。各ルート集計情報は、MFPにおける現在画面から目的画面に到達するまでに、表示すべき操作用画面のルート(経路)に対応しており、ルートID、切換数、操作数、合計及び順位を含んでいる。
【0027】
ここで、ルートIDは、後述するルート情報を識別する識別子である。
切換数は、当該ルートの始点から終点までをたどる場合に、切り換えて表示されるべき操作用画面の数を示す。言い換えると、切換数は、現操作用画面が表示されている状態から、目的操作用画面にたどり着くまでにおいて、操作用画面が何回切り換えられて表示されるかを示す。例えば、現操作用画面が表示されている状態で、次に、操作用画面Yが表示され、次に、操作用画面Zが表示され、さらに、その次に目的操作用画面が表示される場合には、切換回数は、3回である。
【0028】
操作数は、当該ルートの始点から終点までをたどる場合に、表示される操作用画面において、利用者が行う操作の合計数を示す。言い換えると、操作数は、現操作用画面が表示されている状態から、目的操作用画面にたどり着くまでにおいて、利用者による操作が何回行われるかを示す。
合計は、切換数と操作数の合計値を示す。
【0029】
順位は、ルートリスト300に含まれる全てのルート情報について、それぞれに含まれる合計の値に応じ、合計の値が小さい方から大きい方への順に、高い順位付けをして得られる順位値である。
(ルート情報310、311、312)
ルート情報310は、現操作用画面から目的操作用画面にたどり着くまでのルートにおいて、現操作用画面及び目的操作用画面を含め、表示されるべき複数の操作用画面を識別する複数の画面IDを含む。このとき、ルート情報310に含まれる複数の画面IDは、ルート情報310において、ルート上の現操作用画面から目的操作用画面への順序に従って配置される。つまり、ルート情報310に含まれる複数個の画面IDを、その配置の先頭から末尾に向かってたどれば、現操作用画面の画面IDから目的操作用画面の画面IDにたどり着く。
【0030】
このように、ルート情報310は、操作パネルに現在表示されている現操作用画面から、利用者の所望機能を操作するための目的操作用画面の表示までの間に、表示すべき複数の操作用画面の画面ID及びその表示順序を示す経路情報である。
図3に示すように、ルート情報310は、画面ID「010」、「011」、「012」及び「013」を、この順序で含んでいる。つまり、ルート情報310は、画面ID「010」により示される操作用画面は、現操作用画面であり、画面ID「013」により示される操作用画面は、利用者の所望機能の操作用画面であり、このルートにおける途中で、画面ID「011」及び「012」により識別される操作用画面が、この順序で表示されることを示している。
【0031】
(2)表示部101、入力部102、通信部103、経路生成部106、制御部104、ガイダンス生成部105、経路生成部106及びガイダンス処理部107
入力部102は、ガイダンス提供装置100の操作者の入力操作を受け付け、受け付けた入力操作を操作情報として制御部104へ出力する。
表示部101は、制御部104の制御により、各種の情報を表示する。
【0032】
通信部103は、グローバルネットワーク20を介して、MFP200a、200b及び200cとの間で、情報の送受信を行う。
経路生成部106は、後述する標準切換テーブル又はカスタマイズ切換テーブルの切換情報を用いて、現在表示中の現操作用画面から、利用者が使用を所望する機能が表示されるべき操作用画面の表示までの間に、切り換えて表示すべき複数の操作用画面の表示順序を示す経路情報を生成する。つまり、利用者が使用を所望する機能を識別する機能識別情報により示される所望機能の操作用画面を起点とし、切り換え先の操作用画面から切り換え元の操作用画面への方向に、前記表示順序を示す経路情報を生成する
制御部104は、表示部101、入力部102、通信部103、ガイダンス生成部105、経路生成部106及びガイダンス処理部107を制御する。また、制御部104は、前記経路情報により示される表示順序に従って、現操作用画面の次に表示すべき次操作用画面への切換えを示す切換情報を、標準切換テーブル又はカスタマイズ切換テーブルから、選択する。
【0033】
ガイダンス生成部105は、選択された切換情報を用いて、現操作用画面から次操作用画面に切り換えるための操作方法を示すガイダンス情報を生成する。
ガイダンス処理部107は、簡易ガイダンス及び詳細ガイダンスを生成する。
1.2 MFP200a、200b及び200c
MFP200aは、1台でプリンタ、スキャナー、コピー機、FAXなどの機能を兼ねる複合機であり、主制御部210を備える画像形成装置である。なお、MFP200b及び200cは、MFP200aと同じ構成を有しているので、これらの説明を省略する。
【0034】
主制御部210は、図4に示すように、通信部211、入力表示制御部212、表示部213、入力部214及び情報記憶部215から構成されている。主制御部210は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ディスプレィユニット、通信ユニットなどから構成されるコンピュータシステムである。前記RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、主制御部210は、その機能を達成する。
【0035】
(1)通信部211、入力表示制御部212、表示部213及び入力部214
通信部211は、グローバルネットワーク20を介して、ガイダンス提供装置100との間で、情報の送受信を行う。
入力部214は、MFP200aが備える表示パネルにおいて、MFP200aの操作者から各種の入力操作を受け付け、受け付けた入力操作を操作情報として、入力表示制御部212へ出力する。
【0036】
表示部213は、表示パネルにおいて、MFP200aの各種の操作を受け付けるための操作用画面を表示する。
入力表示制御部212は、表示部213に対する操作用画面の表示制御をするとともに、通信部211、入力部214及び情報記憶部215を制御する。
次に、表示部213により表示される各操作用画面について説明する。
【0037】
(標準画面とカスタマイズ画面)
表示部213は、入力表示制御部212の制御により、複数の種類の操作用画面を切り換えて表示する。利用者は、1の操作用画面の表示を他の操作用画面の表示へ切り換え、さらに、他の操作用画面の表示へ切り換えるように操作する。MFP200aは、このような操作用画面の1回以上の表示の切換えを経て、目的の操作用画面を表示し、表示した操作用画面において所望機能の操作を受け付け、スキャナー、コピー、FAXなどのMFP200aの機能を駆動させる。
【0038】
操作用画面には、2種類ある。第1の種類の操作用画面は、MFP200aの製造者により標準的に装備されたものであり、標準画面と呼ぶ。第2の種類の操作用画面は、MFP200aの利用者によりカスタマイズされたものであり、カスタマイズ画面と呼ぶ。言い換えると、カスタマイズ画面は、各操作用画面が利用者の便宜のために特別に設定されたものである。
【0039】
(標準切換とカスタマイズ切換)
また、1の操作用画面の表示から他の操作用画面の表示への切換方法についても、2種類ある。第1の種類の切換方法は、MFP200aの製造者により標準的に装備されたものであり、標準切換と呼ぶ。第2の種類の切換方法は、MFP200aの利用者によりカスタマイズされたものであり、カスタマイズ切換と呼ぶ。
【0040】
このように、カスタマイズ画面は、各操作用画面が利用者の便宜のために特別に設定されたものであり、カスタマイズ切換は、特別に設定された複数の操作用画面の各々について、当該操作用画面の表示状態において受け付けた利用者の操作による他の操作用画面の表示への切換えが利用者の便宜のために特別に設定されたものである。
標準画面における標準切換の一例を図5に示す。この図に示すように、MFP200aの表示部213に表示される標準画面の一例として、7種類の操作用画面501、502、・・・、507が存在する。入力表示制御部212は、操作用画面501が表示されている状態において、利用者による操作により、操作用画面502を表示するように表示部213を制御する。ここで、例えば操作用画面501の表示から操作用画面502の表示に代わることを操作用画面の切換えと呼ぶ。また、入力表示制御部212は、操作用画面502が表示されている状態において、利用者による操作により、操作用画面503を表示するように表示部213を制御する。さらに、入力表示制御部212は、操作用画面503が表示されている状態において、利用者による操作により、操作用画面504、505、506及び507の何れかを表示するように表示部213を制御する。
【0041】
次に、カスタマイズ画面におけるカスタマイズ切換の一例を図6に示す。
この図に示すように、MFP200aの表示部213に表示されるカスタマイズ画面の一例として、6種類の操作用画面511、512、514、515、516及び517が存在する。標準画面の操作用画面501は、カスタマイズ画面の操作用画面511に相当する。同様に、標準画面の操作用画面502、504、505、506及び507は、カスタマイズ画面の操作用画面512、514、515、516及び517に相当する。
【0042】
入力表示制御部212は、操作用画面511が表示されている状態において、利用者による操作により、操作用画面514を表示するように表示部213を制御する。次に、入力表示制御部212は、操作用画面514が表示されている状態において、利用者による操作により、操作用画面515を表示するように表示部213を制御する。以降、利用者による操作により、操作用画面516、517、512、511を、この順序で表示するように制御する。このように、図6においては、利用者の操作により、操作用画面511、514、515、516、517、512の順に切り換わり、次に、操作用画面511へ戻る。なお、図5の操作用画面503に相当する操作用画面513は、ここでは、使用されない。
【0043】
(標準画面及びカスタマイズ画面の一例)
標準画面の一例として、図7〜13に、それぞれ、操作用画面601〜607を示す。例えば、操作用画面601には、操作すべき表示パネル上の位置を示すとともに、利用者の操作に伴ってMFP200aにおいてなされる処理の内容を表した操作表示画像「OK」、「田中」、「鈴木」、「山田」などが表示されている。操作用画面601が表示されている状態において、利用者により、操作表示画像「田中」に対して操作されると、操作用画面601において、操作表示画像「田中」が反転表示され、「田中」が選択された状態となる。また。操作用画面601が表示されている状態において、利用者により、操作表示画像「OK」に対して操作されると、次に、操作用画面602が表示される。操作用画面602には、操作表示画像「保存先」、「文書名」、「読込設定」、・・・が表示されている。操作用画面602が表示されている状態において、操作表示画像「読込設定」に対して操作されると、次に、操作用画面603が表示される。操作用画面603〜607においても、同様に、複数の操作表示画像が表示され、利用者により、各操作表示画像に対して操作されると、操作表示画像に対応する処理がなされる。操作用画面601〜607における操作用画面の表示の切換えは、図5に示す標準画面における標準切換の方法に従って、なされる。
【0044】
カスタマイズ画面の一例として、図14〜19に、操作用画面611〜616を示す。操作用画面611には、操作表示画像「田中」、「鈴木」、「山田」、「Box取込」、「Box印刷」などが表示されている。操作用画面611が表示されている状態において、利用者により「Box取込」に対して操作されると、次に、操作用画面613が表示される。また、操作用画面613が表示されている状態において、操作表示画像「次へ」が操作されると、操作用画面614が表示される。操作用画面611〜616における操作用画面の表示の切換えは、図6に示すカスタマイズ画面におけるカスタマイズ切換の方法に従って、なされる。
【0045】
(簡易ガイダンス及び詳細ガイダンスの一例)
表示部213は、入力表示制御部212の制御により、各操作用画面上において、さらに、簡易ガイダンス又は詳細ガイダンスを表示する。簡易ガイダンスとは、現在表示されている現カスタマイズ画面から、次に表示される次カスタマイズ画面に切り換えるための操作方法を利用者に提示することを言い、また、詳細ガイダンスとは、現在表示されている現カスタマイズ画面に含まれて表示され、処理内容を表した操作表示画像の操作方法を利用者に提示するとともに、次に表示される次カスタマイズ画面に切り換えるための操作方法を提示することを言う。
【0046】
ここでは、簡易ガイダンスにより提示される内容及び詳細ガイダンスにより提示される内容がガイダンス情報である。つまり、簡易ガイダンスについてのガイダンス情報は、現在表示されている現カスタマイズ画面から、次に表示される次カスタマイズ画面に切り換えるための操作方法を示し、詳細ガイダンスについてのガイダンス情報は、現在表示されている現カスタマイズ画面に含まれて表示され、処理内容を表した操作表示画像の操作方法を示すとともに、次に表示される次カスタマイズ画面に切り換えるための操作方法を示す。
【0047】
次に、簡易ガイダンス及び詳細ガイダンスの一例について、説明する。
図20に、簡易ガイダンスの一例を示す。この図に示すように、簡易ガイダンスの画面620が操作用画面618の上に重ねて表示される。簡易ガイダンスの画面620は、ガイダンス情報「次へ を押してください」を含む。簡易ガイダンスの画面620に従うことで、利用者は、操作用画面618が表示されている状態において、操作表示画像「次へ」に対して操作する。
【0048】
また、図21に、詳細ガイダンスの一例を示す。この図に示すように、詳細ガイダンスの画面622が操作用画面619の上に重ねて表示される。詳細ガイダンスの画面622は、ガイダンス情報「<カラー設定> オートカラー・フルカラー・グレー・白黒から選んで 次へ を押してください」を含む。詳細ガイダンスの画面622に従うことで、利用者は、操作用画面619において、「オートカラー」、「フルカラー」、「グレー」及び「白黒」のうちから1個の操作表示画像に対して操作し、続いて、操作表示画像「次へ」に対して操作する。
【0049】
(2)情報記憶部215
情報記憶部215は、図4に示すように、利用者テーブル231、標準切換テーブル232、カスタマイズ切換テーブル233、234、・・・、現操作画面の画面ID、画面モード、その他の情報を記憶するための領域を備えている。
(利用者テーブル231)
利用者テーブル231は、図4に示すように、複数の利用者情報を含んで構成されている。各利用者情報は、MFP200aの利用者に対応している。各利用者情報は、利用者ID、又は利用者ID及びカスタマイズ切換テーブルIDを含む。利用者IDは、利用者を識別する識別子である。カスタマイズ切換テーブルIDは、カスタマイズ切換テーブルを識別する識別子である。利用者がカスタマイズ切換テーブルをMFP200aに登録していない場合には、利用者情報は、利用者IDのみを含む。また、利用者がカスタマイズ切換テーブルを登録している場合には、利用者情報は、利用者ID及びカスタマイズ切換テーブルIDを含む。
【0050】
(標準切換テーブル232)
標準切換テーブル232は、一例として、図22に示すように、標準画面である操作用画面A〜Gのそれぞれに表示されるべき1個以上の操作表示画像を定義するとともに、各操作表示画像により示される操作を受け付けることによって切り換えられて表示されるべき切換先の操作用画面を定義し、また、各操作表示画像により示される操作を受け付けることにより実行されるべきMFP200aの機能を定義している。標準切換テーブル232は、操作パネルに表示されるべき複数の操作用画面の各々について、当該操作用画面の表示状態において受け付けた利用者の操作による他の操作用画面の表示への切換えを示す切換情報を含んでいる。
【0051】
標準切換テーブル232は、1個の操作表示行情報232aと、複数の機能行情報232b〜232hを含んで構成されている。操作表示行情報232aは、複数の操作表示情報を含んでおり、各操作表示情報は、操作表示画像として表示されるべき表示内容を示している。また、各機能行情報は、画面名称、画面ID及び1個以上の命令情報を含んでいる。ここで、画面名称及び画面IDは、切換元の画面を示す名称及び識別子である。また、各機能行情報に含まれる命令情報は、操作表示行情報に含まれる複数の操作表示情報のいずれかに対応している。
【0052】
命令情報は、一例として、図23に示すように、命令と命令内容とから構成される。命令の一例は、「画面切換」であり、この場合の命令内容の一例は、「切換先の画面ID」である。また、命令の他の一例は、「スキャン実行」であり、この場合に命令内容は、存在しない。
各機能行情報に含まれている画面ID及び各命令情報に含まれる切換先の画面IDは、画面の切換情報を構成している。ここで、各機能行情報に含まれている画面IDは、切り換え元の操作用画面を識別する切換元識別情報であり、切換先の画面IDは、切り換え先の操作用画面を識別する切換先識別情報である。
【0053】
各操作表示情報により示されている操作表示画像について、利用者の操作が受け付けられたときに、当該操作表示画像に対応する命令情報により示される命令が実行される。
操作表示行情報232aに含まれる複数の操作表示情報は、一例として、図22に示すように、「OK」、「中止」、「保存先」、「文書名」、・・・、「応用」である。また、機能行情報232bに含まれる画面名称及び画面IDは、一例として、図22に示すように、「A」及び「010」であり、機能行情報232bに含まれる複数の命令情報は、「画面切換 B」、「−」、「−」、「−」・・・である。なお、図22において、簡略化のために、「画面切換 B」を単に「B」と表示している。また、「−」は、命令情報が存在しないことを示す。
【0054】
標準切換テーブル232は、例えば、操作用画面Aにおいて、操作表示画像「OK」が含まれ、操作用画面Aが表示されている状態において、操作表示画像「OK」に対して利用者による操作がされると、次に、操作用画面Bが表示されることを示している。また、操作用画面Bにおいて、操作表示画像「中止」、「保存先」、「文書名」、「読込設定」、「原稿設定」、「読込」が含まれ、操作用画面Bが表示されている状態において、それぞれの操作表示画像に対する操作がされると、それぞれ、操作用画面A、操作用画面A、その他の操作用画面、操作用画面C、その他の操作用画面が表示されることを示している。また、操作用画面Bにおいて、操作表示画像「読込」に対して操作がされると、スキャンが実行される。その他の操作用画面C〜Gについても同様である。
【0055】
(カスタマイズ切換テーブル233、234、・・・)
カスタマイズ切換テーブル233は、一例として、図24に示すように、カスタマイズ画面である操作用画面A’〜G’のそれぞれに含まれて表示されるべき1個以上の操作表示画像を定義するとともに、各操作表示画像により示される操作を受け付けることによって切り換えられて表示されるべき切換先の操作用画面を定義し、さらに、各操作表示画像により示される操作を受け付けることにより実行されるべきMFP200aの機能を定義している。カスタマイズ切換テーブル233は、操作パネルに表示されるべき複数の操作用画面の各々について、当該操作用画面の表示状態において受け付けた利用者の操作による他の操作用画面の表示への切換えを示す切換情報を含んでいる。
【0056】
カスタマイズ切換テーブル233は、標準切換テーブル232と同様の構成を有しており、1個の操作表示行情報233aと、複数の機能行情報233b〜233hを含んで構成されている。操作表示行情報233aは、複数の操作表示情報を含んでおり、各操作表示情報は、操作表示画像として表示されるべき表示内容を示している。また、各機能行情報は、画面名称、画面ID及び複数の命令情報を含んでいる。ここで、画面名称、画面IDは、切換元の画面を示す名称及び識別子である。また、各機能行情報に含まれる命令情報は、操作表示行情報に含まれる複数の操作表示情報の何れかに対応している。命令情報については、上述した通りである。
【0057】
各機能行情報に含まれている画面ID及び各命令情報に含まれる切換先の画面IDは、画面の切換情報を構成している。ここで、各機能行情報に含まれている画面IDは、切り換え元の操作用画面を識別する切換元識別情報であり、切換先の画面IDは、切り換え先の操作用画面を識別する切換先識別情報である。
操作表示行情報233aに含まれる複数の操作表示情報は、一例として、図24に示すように、「OK」、「中止」、「保存先」、「文書名」、・・・、「戻る」である。また、機能行情報233eに含まれる画面名称及び画面IDは、一例として、図24に示すように、「D’」及び「023」であり、機能行情報233eに含まれる複数の命令情報は、「−」、「−」、「−」・・・、「画面切換 E’」、「画面切換 A’」である。ここでも、簡略化のために、「画面切換 E’」を単に「E’」などと表示している。また、「−」は、命令情報が存在しないことを示す。
【0058】
カスタマイズ切換テーブル233は、例えば、操作用画面A’において、操作表示画像「Box取込」及び「Box印刷」が含まれて表示され、操作表示画像「Box取込」に対する利用者による操作がされると、次に、操作用画面D’が表示されることを示している。また、操作用画面D’において、操作表示画像「次へ」及び「戻る」が含まれて表示され、それぞれの操作表示画像に対する操作がされると、操作用画面E’及び操作用画面A’が表示されることを示している。また、操作用画面B’において、操作表示画像「読込」に対する操作がされると、スキャンが実行される。その他の操作用画面についても同様である。
【0059】
カスタマイズ切換テーブル234、・・・は、カスタマイズ切換テーブル233と同様の構造を有しているので、説明を省略する。
(現操作画面の画面ID)
現操作画面の画面IDは、MFP200aの表示部213が現在表示している現操作画面を識別する識別子である。
【0060】
(画面モード)
画面モードは、MFP200aが利用者の操作により、標準的に設定された標準操作用画面を表示するように設定されているか、又は利用者毎にカスタマイズされたカスタマイズ操作用画面を表示するように設定されているかを示す。
2.ガイダンス提供システム10の動作
ここでは、ガイダンス提供システム10の動作について、説明する。
【0061】
(1)MFP200aによる表示処理の概要の動作
MFP200aによる表示処理の概要の動作について、図25に示すフローチャートを用いて説明する。
入力表示制御部212は、入力部214により、利用者から利用者IDの入力を受け付け(ステップS101)、次に、利用者の操作を受け付け(ステップS102)、受け付けた利用者の操作が「カスタマイズ画面登録」であるなら、カスタマイズ画面登録処理をし(ステップS104)、受け付けた利用者の操作が「カスタマイズ画面表示による操作」であるなら、ガイダンス処理をし(ステップS105)、受け付けた利用者の操作が、その他の操作であるなら、その他の処理をする(ステップS106)。次に、ステップS102へ戻って処理を繰り返す。
【0062】
(2)MFP200aによるカスタマイズ画面の登録の動作
MFP200aによるカスタマイズ画面の登録の動作について、図26に示すフローチャートを用いて説明する。
入力表示制御部212は、入力部214により、利用者からカスタマイズ切換テーブルIDの入力を受け付け(ステップS121)、各カスタマイズ画面の設定を受け付ける(ステップS122)。カスタマイズ画面の設定が終了していなければ(ステップS123でNo)、ステップS122へ戻って処理を繰り返す。終了すれば(ステップS123でYes)、次に、設定を受け付けたカスタマイズ画面を用いて、カスタマイズ切換テーブルを生成し(ステップS124)、生成したカスタマイズ切換テーブルをカスタマイズ切換テーブルIDとともに、情報記憶部215へ書き込む(ステップS125)。
【0063】
(3)ガイダンス提供装置100及びMFP200aによるガイダンス処理
ガイダンス提供装置100及びMFP200aによるガイダンス処理の動作について、図27〜図28に示すフローチャートを用いて説明する。
入力表示制御部212は、表示部213に対して、ガイダンス表示を行うか否かを利用者に問い合わせるメッセージを表示するように制御し、入力部214により利用者から、ガイダンス表示を行うか又は行わないかを示す指示を受け取る。ガイダンス表示を行わないことを示す指示を受け取った場合に(ステップS141)、入力表示制御部212は、ガイダンス表示が無い場合の表示処理を行う(ステップS161)。
【0064】
ガイダンス表示を行うことを示す指示を受け取った場合に(ステップS141)、入力表示制御部212は、ガイダンスの開始の要求を示すガイダンス開始要求と、利用者から受け付けた利用者IDとを、通信部211及びグローバルネットワーク20を介して、ガイダンス提供装置100へ送信する(ステップS142)。
制御部104は、MFP200aから、グローバルネットワーク20及び通信部103を介して、ガイダンス開始要求及び利用者IDを受信する(ステップS142)。ガイダンス開始要求及び利用者IDを受信すると、制御部104は、受信した利用者IDが、情報記憶部108に記憶されている利用者IDテーブル350に存在するか否かを判断する(ステップS143)。存在する場合には(ステップS144でYes)、ガイダンスの開始の許可を示すガイダンス開始許可を、通信部103及びグローバルネットワーク20を介して、MFP200aへ送信する(ステップS146)。存在しない場合には(ステップS144でNo)、ガイダンスの開始の不許可を示すガイダンス不許可を、通信部103及びグローバルネットワーク20を介して、MFP200aへ送信する(ステップS145)。
【0065】
入力表示制御部212は、ガイダンス提供装置100から、グローバルネットワーク20及び通信部211を介して、ガイダンス不許可又はガイダンス開始許可を受信し(ステップS145、S146)、ガイダンス不許可を受信した場合(ステップS147でNo)、エラー処理を行う(ステップS162)。
ガイダンス開始許可を受信した場合(ステップS147でYes)、入力表示制御部212は、利用者が所望する目的操作用画面の指定を促すガイダンス初期画面を表示するように、表示部213を制御し(ステップS148)、利用者から入力部214を介して、目的操作用画面のIDの指定を受け付けなかった場合(ステップS149)、その他の処理を行う(ステップS163)。利用者から入力部214を介して、MFP200aが有する機能のうち、利用者の所望機能を示す機能識別情報を取得し、取得した機能識別情報により示される機能を操作するための目的操作用画面のIDの指定を受け付けた場合(ステップS149)、入力表示制御部212は、受け付けた利用者IDに対応するカスタマイズ切換テーブルIDを、利用者テーブル231から抽出し、抽出したカスタマイズ切換テーブルIDにより識別されるカスタマイズ切換テーブルを情報記憶部215から読み出し、標準切換テーブル232を情報記憶部215から読み出し、読み出したカスタマイズ切換テーブル及び読み出した標準切換テーブル232を含む変換情報を生成する(ステップS150)。次に、入力表示制御部212は、現在、表示部213に表示されている操作用画面である現操作画面の画面IDを取得し、変換情報、目的操作用画面の画面ID及び現操作画面の画面IDを、通信部211及びグローバルネットワーク20を介して、ガイダンス提供装置100へ送信する(ステップS151)。
【0066】
制御部104は、MFP200aから、グローバルネットワーク20及び通信部103を介して、変換情報、目的操作用画面の画面ID(言い換えると、目的の操作用画面を識別する目的識別情報)及び現操作画面の画面IDを受信し(ステップS151)、利用者ID、受信した変換情報、目的操作用画面の画面ID及び現操作用画面の画面IDを対応付けて、情報記憶部108の変換情報テーブル360へ書き込む(ステップS152)。
【0067】
次に、ガイダンス生成部105及び経路生成部106は、ガイダンス生成処理を行い(ステップS171)、ガイダンス生成部105は、生成したガイダンス情報を、通信部103及びグローバルネットワーク20を介して、MFP200aへ送信する(ステップS172)。
次に、入力表示制御部212は、ガイダンス提供装置100から、グローバルネットワーク20及び通信部211を介して、ガイダンス情報を受信し(ステップS172)、受信したガイダンス情報を表示するように、表示部213を制御し(ステップS173)、利用者による操作により入力部214を介して操作情報を取得し(ステップS174)、取得した操作情報を、通信部211及びグローバルネットワーク20を介して、ガイダンス提供装置100へ送信する(ステップS175)。
【0068】
制御部104は、MFP200aから、グローバルネットワーク20及び通信部103を介して、操作情報を受信し(ステップS175)、受信した操作情報がガイダンスの提供の終了を示す情報か否かを判断し、終了を示す情報でないと判断する場合には(ステップS176でNo)、ステップS171へ戻って処理を繰り返す。
終了を示す情報であると判断する場合には(ステップS176でYes)、制御部104は、MFP200aへ通信部103及びグローバルネットワーク20を介して、ガイダンスの終了を示すガイダンス終了指示を送信する(ステップS177)。
【0069】
入力表示制御部212は、ガイダンス提供装置100から、グローバルネットワーク20及び通信部211を介して、ガイダンス終了指示を受信し(ステップS177)、ガイダンス終了を示すガイダンス終了画面を表示するように、表示部213を制御する(ステップS178)。
以上により、ガイダンス提供装置100及びMFP200aによるガイダンス処理を終了する。
【0070】
(4)MFP200aによるガイダンス処理
MFP200aによるガイダンス処理の動作について、図29に示すフローチャートを用いて説明する。なお、ここでは、図27〜図28に示す各ステップのうち、MFP200aを主体とするガイダンス処理について説明する。
入力表示制御部212は、表示部213に対して、ガイダンス表示を行うか否かを利用者に問い合わせるメッセージを表示するように制御し、入力部214により利用者から、ガイダンス表示を行うか又は行わないかを示す指示を受け取る。ガイダンス表示を行わないことを示す指示を受け取った場合に(ステップS200)、入力表示制御部212は、ガイダンス表示が無い場合の表示処理を行う(ステップS208)。
【0071】
ガイダンス表示を行うことを示す指示を受け取った場合に(ステップS200)、入力表示制御部212は、ガイダンスの開始の要求を示すガイダンス開始要求と、受け付けた利用者IDとをガイダンス提供装置100へ送信する(ステップS201)。
次に、入力表示制御部212は、ガイダンス提供装置100からガイダンス開始許可又はガイダンス不許可を受信する(ステップS202)。
【0072】
次に、ガイダンス不許可を受信した場合(ステップS203でNo)、入力表示制御部212は、エラー処理を行い(ステップS207)、その後、ガイダンス処理を終了する。
ガイダンス開始許可を受信した場合(ステップS203でYes)、入力表示制御部212は、ガイダンスモードを開始し、利用者が所望する目的操作用画面の指定を促すガイダンス初期画面を表示するように、表示部213を制御し、利用者から入力部214を介して、目的操作用画面のIDの指定を受け付けなかった場合(ステップS204でNo)、その他の処理を行い(ステップS206)、ガイダンスモードを終了し、ガイダンス処理を終了する。
【0073】
利用者から入力部214を介して、目的操作用画面のIDの指定を受け付けた場合(ステップS204でYes)、入力表示制御部212は、目的達成に向けたガイダンス処理を行い(ステップS205)、次に、ガイダンスモードを終了し、ガイダンス処理を終了する。
(5)MFP200aによる目的達成に向けたガイダンス処理
MFP200aによる目的達成に向けたガイダンス処理の動作について、図30に示すフローチャートを用いて説明する。なお、ここでは、図29に示すステップS205のさらに詳細を示している。
【0074】
入力表示制御部212は、変換情報を取得し(ステップS220)、変換情報、現操作用画面の画面ID及び目的操作用画面の画面IDをガイダンス提供装置100へ送信する(ステップS221)。次に、入力表示制御部212は、ガイダンス提供装置100からの情報の受信を待つ(ステップS222)。
入力表示制御部212は、ガイダンス提供装置100からのガイダンス情報を受信すると、受信したガイダンス情報を表示するように、表示部213を制御する(ステップS223)。
【0075】
次に、入力表示制御部212は、利用者からの入力部214を介して操作を待ち(ステップS224)、利用者の操作情報を受け付けると(ステップS225)、受け付けた操作情報をガイダンス提供装置100へ送信する(ステップS226)。
次に、入力表示制御部212は、ガイダンス提供装置100からの情報を待ち(ステップS227)、ガイダンス提供装置100からガイダンス情報を受信した場合(ステップS228でYes)、ステップS223へ戻って処理を繰り返す。
【0076】
ガイダンス提供装置100からのガイダンス情報の受信ではなく(ステップS228でNo)、ガイダンス提供装置100からガイダンス終了指示を受信した場合(ステップS229でYes)、入力表示制御部212は、ガイダンス終了画面を表示するように表示部213を制御し(ステップS230)、目的達成に向けたガイダンスを終了する。
ガイダンス提供装置100からのガイダンス情報の受信ではなく(ステップS228でNo)、ガイダンス提供装置100からのガイダンス終了指示の受信でもない場合(ステップS229でNo)、入力表示制御部212は、その他の処理をする。
【0077】
(6)ガイダンス提供装置100によるガイダンス生成処理
ガイダンス提供装置100によるガイダンス生成処理の動作について、図31に示すフローチャートを用いて説明する。
制御部104は、MFP200aから、グローバルネットワーク20及び通信部103を介して、変換情報、目的操作用画面の画面ID及び現操作用画面の画面IDを受信し(ステップS250)、受信した変換情報、目的操作用画面の画面ID及び現操作用画面の画面IDを対応付けて、情報記憶部108の変換情報テーブル360へ書き込む(ステップS251)。
【0078】
次に、経路生成部106は、後述するルートの探索処理を行い(ステップS252)、ガイダンス処理部107は、後述する簡易・詳細ガイダンスの判定及び送信処理を行う(ステップS253)。
次に、制御部104は、MFP200aから操作情報を受け取り(ステップS254)、操作情報が簡易ガイダンスへの切換操作を示すか、詳細ガイダンスへの切換操作を示すか、又は他の操作を示すかを判断し(ステップS255)、操作情報が簡易ガイダンスへの切換操作を示すか、又は詳細ガイダンスへの切換操作を示す場合に(ステップS255でYes)、ガイダンス処理部107は、後述する簡易・詳細ガイダンスの切換処理を行い(ステップS256)、次にステップS254へ戻って処理を繰り返す。操作情報が他の操作を示す場合に(ステップS255でNo)、制御部104は、操作情報がガイダンス終了操作を示すか否かを判断し(ステップS257)、操作情報がガイダンス終了操作を示す場合(ステップS257でYes)、MFP200aへガイダンス終了指示を送信し(ステップS258)、ガイダンス提供装置100によるガイダンス生成処理を終了する。
【0079】
操作情報がガイダンス終了操作以外の操作を示す場合(ステップS257でNo)、制御部104は、操作情報と変換情報テーブル360内の対応する変換情報を用いて、変換情報テーブル360内の対応する現操作用画面の画面IDを更新する(ステップS259)。具体的には、変換情報テーブル360内の対象である利用者IDに対応する変換情報に含まれるカスタマイズ切換テーブルから、現操作用画面の画面IDと同一の画面IDを含む機能行情報を抽出し、抽出した機能行情報から、操作情報により示される操作表示情報に対応する命令情報を抽出し、抽出した命令情報から命令内容を抽出する。命令内容には、画面IDが含まれる。命令内容に含まれる画面IDにより識別される操作用画面が次に表示されるべきものである。次に、命令内容に含まれる画面IDを変換情報テーブル360内の対応する現操作用画面の画面IDに上書きする。
【0080】
次に、操作情報がガイダンス情報により示される内容に一致しているか否かを判断し(ステップS260)、一致していると判断する場合に(ステップS260でYes)、ステップS253へ戻って処理を繰り返す。この場合は、ガイダンス情報により示されるガイダンス通りに、利用者が操作をしたと判断できるので、ルートの探索を再度行う必要はない。一致していないと判断する場合に(ステップS260でNo)、ステップS252へ戻って処理を繰り返す。この場合は、ガイダンス情報により示されるガイダンス通りに、利用者が操作をしなかったと判断できるので、ルートの探索を再度行う。
【0081】
(7)経路生成部106によるルート探索
経路生成部106によるルート探索の動作について、図32に示すフローチャートを用いて説明する。
経路生成部106は、変換情報に含まれるカスタマイズ切換テーブルを用いて、現操作用画面から目的操作用画面にたどり着くためのルートを探索し、発見された1本以上のルートを示すルートリストを生成する。ルートリストは、上述したように、1個以上のルート集計情報を含む。1個以上のルート集計情報は、上記の発見された1本以上のルートに対応している(ステップS281)。
【0082】
次に、経路生成部106は、ルートリスト中にルート集計情報が含まれるか否かを判断し(ステップS282)、ルート集計情報が含まれない場合には(ステップS282でNo)、エラー処理を行う(ステップS284)。
ルート集計情報が含まれる場合には(ステップS282でYes)、経路生成部106は、ルートリスト300に含まれるルート集計情報のうち、最適なルート集計情報を選択する。具体的には、ルートリスト300に含まれるルート集計情報のうち、最も高い順位を含むルート集計情報を選択する(ステップS283)。具体的に、図3に示すルートリスト300を一例として説明すると、ルートリスト300に含まれる3個のルート集計情報は、それぞれ、順位「1」、「3」及び「2」を含むので、これらの順位のうち、最も高い順位である順位「1」を含むルート集計情報を選択する。
【0083】
次に、経路生成部106は、選択したルート集計情報からルートIDを抽出し、抽出したルートIDにより識別されるルート情報を情報記憶部108から読み出す(ステップS285)。
(ルートの検索の例)
図32のステップS281における現操作用画面から目的操作用画面にたどり着くためのルートの検索は、具体的には、次のようにして行う。ここでは、図24に示すカスタマイズ切換テーブル233を例として用いて説明する。
【0084】
(ステップ1)経路生成部106は、最初に、目的操作用画面の画面IDを、ルート情報に書き込む。
(ステップ2)経路生成部106は、目的操作用画面の画面IDを、起点画面IDとして記憶する。
(ステップ3)次に、経路生成部106は、カスタマイズ切換テーブル233から、起点画面IDと同一の画面IDを命令内容として含む命令情報を検索し、起点画面IDと同一の画面IDを含む命令情報を発見できたら、当該命令情報を含む機能行情報をカスタマイズ切換テーブル233から抽出し、抽出した機能行情報から画面IDを抽出する。次に、抽出した画面IDを、ルート情報に既に含まれる画面IDの次に書き込む。また、抽出した画面IDを、起点画面IDとして記憶する。
【0085】
(ステップ4)経路生成部106は、抽出した画面IDが、現操作用画面の画面IDであるか否かを判断する。
(ステップ4−1)現操作用画面の画面IDである場合には、ルート情報に含まれる複数の画面IDの配置順序を逆に入れ替える。つまり、ルート情報において、末尾から先頭に向けて配置された複数の画面を、先頭から末尾に向けて配置するように、入れ替える。次に、処理を終了する。
【0086】
(ステップ4−2)現操作用画面の画面IDでない場合には、ステップ3へ戻って処理を繰り返す。
以上により、一つのルートを検出して、1個のルート情報を生成することができる。
ステップ3において、カスタマイズ切換テーブル233から、目的操作用画面の画面IDと同一の画面IDを命令内容として含む命令情報が、2個維以上発見される場合には、ここで、ルートが枝分かれするように、複数のルートを生成すればよい。
【0087】
図24に示すカスタマイズ切換テーブル233を用いた一例を以下に示す。
ここでは、操作用画面F’が目的操作用画面であるとする。
経路生成部106は、操作用画面F’の画面IDをルート情報に書き込む。
次に、経路生成部106は、操作用画面F’への切り換えが可能な操作用画面を検出する。図24のカスタマイズ切換テーブル233によると、操作用画面E’において、操作表示画像「次へ」により目的操作用画面F’へ切換可能であるので、操作用画面E’の画面IDを抽出し、抽出した操作用画面E’の画面IDをルート情報に書き込む。
【0088】
次に、操作用画面E’を目的操作用画面として、同様の検索を行う。図24のカスタマイズ切換テーブル233によると、操作用画面D’において、操作表示画像「次へ」により目的操作用画面E’へ遷移可能であるので、操作用画面D’の画面IDを抽出し、抽出した操作用画面D’の画面IDをルート情報に書き込む。
次に、操作用画面D’を目的操作用画面として、同様の検索を行う。図24のカスタマイズ切換テーブル233によると、操作用画面A’において、操作表示画像「Box取込」により目的操作用画面D’へ切換可能であるので、操作用画面A’の画面IDを抽出し、抽出した操作用画面A’の画面IDをルート情報に書き込む。
【0089】
次に、経路生成部106は、ルート情報に書き込まれた複数の画面IDの配置順序を入れ替える。
このようにして、経路生成部106は、操作用画面A’の画面ID、操作用画面D’の画面ID、操作用画面E’の画面ID及び操作用画面F’の画面IDを、この順序で配置したルート情報を生成する。
【0090】
(8)ガイダンス処理部107による簡易・詳細ガイダンスの判定及び送信処理
ガイダンス処理部107による簡易ガイダンス及び詳細ガイダンスの判定、並びに簡易ガイダンス及び詳細ガイダンスの送信処理の動作について、図33に示すフローチャートを用いて説明する。
ガイダンス処理部107は、現操作用画面の画面IDが目的操作用画面の画面IDと一致するか否かを判断し(ステップS301)、現操作用画面の画面IDが目的操作用画面の画面IDと一致する場合(ステップS301でYes)、詳細ガイダンスのMFP200aへの送信処理を行う(ステップS303)。現操作用画面の画面IDが目的操作用画面の画面IDと一致しない場合(ステップS301でNo)、簡易ガイダンスのMFP200aへの送信処理を行う(ステップS302)。
【0091】
次に、ガイダンス処理部107による簡易ガイダンスのMFP200aへの送信処理の動作について、図34に示すフローチャートを用いて説明する。
ガイダンス処理部107は、変換情報内の対応するカスタマイズ切換テーブルと、ルート情報とから、次の操作用画面へ切り換えるための操作方法を取得する(ステップS321)。次に、取得した操作方法を含むガイダンス情報を生成し(ステップS322)、生成したガイダンス情報をMFP200aへ送信する(ステップS323)。
【0092】
次に、ガイダンス処理部107による詳細ガイダンスのMFPへの送信処理の動作について、図35に示すフローチャートを用いて説明する。
ガイダンス処理部107は、変換情報内の対応するカスタマイズ切換テーブルと、ルート情報とから、次の操作用画面へ切り換えるための操作方法を取得する(ステップS341)。次に、現操作用画面に対応する標準画面の生成の基になる標準画面情報から、現操作用画面の詳細説明を取得する(ステップS342)。標準画面情報は、標準画面に表示すべき詳細説明を含んでいる。次に、取得した操作方法及び取得した詳細説明を含むガイダンス情報を生成し(ステップS343)、生成したガイダンス情報をMFP200aへ送信する(ステップS344)。
【0093】
(9)MFP200aにおける画面表示の処理
MFP200aにおける画面表示の処理の動作について、図36〜図37に示すフローチャートを用いて説明する。
入力部214は、利用者の操作を受け付け、受け付けた操作を示す操作情報を入力表示制御部212へ出力する(ステップS361)。
【0094】
次に、入力表示制御部212は、情報記憶部215から現操作用画面の画面IDを読み出し(ステップS362)、画面モードが、「カスタマイズ画面」を示すか、又は「標準画面」を示すかを判断し(ステップS363)、画面モードが「カスタマイズ画面」を示す場合にはカスタマイズ切換テーブルを選択し(ステップS365)、画面モードが「標準画面」を示す場合には標準切換テーブルを選択する(ステップS364)。
【0095】
次に、入力表示制御部212は、選択した切換テーブルから、現操作用画面の画面IDを含む機能行情報を選択し(ステップS366)、選択した機能行情報から、操作情報に対応する命令情報を抽出し(ステップS367)、命令情報に含まれる命令の内容を判断し(ステップS368)、命令情報に含まれる命令が「画面切換」であれば(ステップS368)、命令情報から画面IDを抽出し(ステップS369)、抽出した画面IDに対応する操作用画面を生成し(ステップS370)、抽出した画面IDを現操作用画面の画面IDとして記憶し(ステップS371)、生成した操作用画面を表示するように表示部213を制御する(ステップS372)。次に、ステップS361へ戻って処理を繰り返す。
【0096】
命令情報に含まれる命令がその他の命令であれば(ステップS368)、入力表示制御部212は、指定された命令を実行し(ステップS373)、次に、ステップS361へ戻って処理を繰り返す。
3.その他の変形例
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
【0097】
(1)上記の実施の形態のガイダンス提供システム10は、ガイダンス提供装置100、MFP200a、200b及び200cから構成されている。しかし、この実施の形態には、限定されない。
ガイダンス提供システム(図示していない)は、さらに、サーバ装置(図示していない)を含むとしてもよい。つまり、ガイダンス提供システムは、ガイダンス提供装置100、サーバ装置、MFP200a、200b及び200cから構成されるとしてもよい。サーバ装置は、ローカルネットワークを介して、MFP200a、200b及び200cに接続されており、ガイダンス提供装置100とサーバ装置とは、グローバルネットワーク20を介して接続されている。
【0098】
ガイダンス提供装置100は、グローバルネットワーク20及びサーバ装置を介して、MFP200a、200b及び200cに対して、各MFPの操作に係るガイダンス情報などを出力し、各MFPは、受信したガイダンス情報などを表示パネルにおいて表示する。各MFPの操作者は、表示されたガイダンス情報などに従って、各MFPに対して操作を行う。
【0099】
サーバ装置は、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、通信ユニットなどから構成されるコンピュータシステムである。前記RAM又は前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、サーバ装置は、その機能を達成する。サーバ装置は、ガイダンス提供装置100とMFP200aとの間を中継する中継装置である。また、ガイダンス提供装置100とMFP200bとの間、及びガイダンス提供装置100とMFP200cとの間も中継する。
【0100】
(2)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。ここで、コンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
【0101】
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD―ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray Disc)、半導体メモリなど、に記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号であるとしてもよい。
【0102】
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
【0103】
また、前記プログラム又は前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、又は前記プログラム又は前記デジタル信号を前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(3)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
【符号の説明】
【0104】
10 ガイダンス提供システム
20 グローバルネットワーク
100 ガイダンス提供装置
101 表示部
102 入力部
103 通信部
104 制御部
105 ガイダンス生成部
106 経路生成部
107 ガイダンス処理部
108 情報記憶部
200a MFP
200b MFP
200c MFP
210 主制御部
211 通信部
212 入力表示制御部
213 表示部
214 入力部
215 情報記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者によりカスタマイズして登録された複数のカスタマイズ画面を含む操作用画面を操作パネル上で切り換えて表示可能な画像形成装置と、前記画像形成装置に対して、操作方法を示すガイダンス情報を提供するガイダンス情報提供装置とから構成されるガイダンス情報提供システムであって、
前記ガイダンス情報提供装置は、
前記操作パネルに表示されるべき複数のカスタマイズ画面の各々について、当該カスタマイズ画面の表示状態において受け付けた利用者の操作による他のカスタマイズ画面の表示への切換えを示す切換情報を記憶している記憶手段と、
前記画像形成装置が有する機能のうち、利用者の所望機能を示す機能識別情報を取得する取得手段と、
前記切換情報を用いて、現在表示中の現カスタマイズ画面から、前記機能識別情報により示される所望機能のカスタマイズ画面の表示までの間に、切り換えて表示すべき複数のカスタマイズ画面の表示順序を示す経路情報を生成する経路生成手段と、
前記経路情報により示される表示順序に従って、現カスタマイズ画面の次に表示すべき次カスタマイズ画面への切換えを示す切換情報を、前記記憶手段に記憶されている切換情報から、選択する選択手段と、
選択された切換情報を用いて、現カスタマイズ画面から次カスタマイズ画面に切り換えるための操作方法を示すガイダンス情報を生成するガイダンス生成手段と、
生成した前記ガイダンス情報を前記画像形成装置に対し出力する出力手段と
を備えることを特徴とするガイダンス情報提供システム。
【請求項2】
前記記憶手段が記憶している各切換情報は、当該切換情報に係る切り換え元のカスタマイズ画面に含まれ、処理内容を表した操作表示画像を示す操作表示情報を含み、
前記画像形成装置の操作パネルにおいて、操作表示情報により示される操作表示画像に対する利用者の操作に伴い、一のカスタマイズ画面の表示が他のカスタマイズ画面の表示に切り換えられ、
前記ガイダンス生成手段は、選択された切換情報の操作表示情報により示される操作表示画像を操作するよう利用者に薦める前記ガイダンス情報を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載のガイダンス情報提供システム。
【請求項3】
前記経路生成手段は、前記機能識別情報により示される所望機能のカスタマイズ画面を基にして、前記経路情報を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載のガイダンス情報提供システム。
【請求項4】
前記経路生成手段は、前記機能識別情報により示される所望機能のカスタマイズ画面を起点とし、切り換え先のカスタマイズ画面から切り換え元のカスタマイズ画面への方向に、前記表示順序を示す経路情報を生成する
ことを特徴とする請求項3に記載のガイダンス情報提供システム。
【請求項5】
前記記憶手段が記憶している各切換情報は、当該切換情報に係る切り換え元のカスタマイズ画面を識別する切換元識別情報と、切り換え先のカスタマイズ画面を識別する切換先識別情報とを含み、
前記経路生成手段は、目的のカスタマイズ画面を識別する目的識別情報を取得し、前記記憶手段が記憶している切換情報から、目的識別情報と同一の切換先識別情報を含む切換情報を選択し、選択した切換情報から切換元識別情報を抽出し、抽出した切換元識別情報と取得した目的識別情報とを前記経路情報の一部とする
ことを特徴とする請求項4に記載のガイダンス情報提供システム。
【請求項6】
前記ガイダンス情報提供装置は、さらに、
前記ガイダンス情報を出力した後に、前記画像形成装置から利用者の操作情報を受信する受信手段と、
受信した操作情報が、前記ガイダンス情報に対応するか否かを判断する判断手段とを含み、
前記ガイダンス情報に対応すると判断される場合に、前記経路生成手段は、生成した前記経路情報により示される表示順序に従って、さらに、前記次カスタマイズ画面の次に表示すべき第3カスタマイズ画面への切換えを示す切換情報を取得し、
前記ガイダンス生成手段は、さらに、前記次カスタマイズ画面から第3カスタマイズ画面に切り換えるための操作方法を示す第2ガイダンス情報を生成し、
前記出力手段は、さらに、前記第2ガイダンス情報を出力する
ことを特徴とする請求項1に記載のガイダンス情報提供システム。
【請求項7】
前記ガイダンス情報提供装置は、さらに、
前記ガイダンス情報を出力した後に、前記画像形成装置から利用者の操作情報を受信する受信手段と、
受信した操作情報が、前記ガイダンス情報に対応するか否かを判断する判断手段とを含み、
前記ガイダンス情報に対応すると判断される場合に、前記経路生成手段は、前記経路情報により示される表示順序に従って、さらに、次カスタマイズ画面の次に表示すべき第3カスタマイズ画面に至る切換情報を取得し、取得した前記切換情報により示される第3カスタマイズ画面が、所望機能の操作を受け付けるカスタマイズ画面であるか否かを判断し、
所望機能の操作を受け付けるカスタマイズ画面であると判断される場合に、前記ガイダンス生成手段は、さらに、所望機能の操作方法を示す第2ガイダンス情報を生成し、
前記出力手段は、さらに、前記第2ガイダンス情報を出力する
ことを特徴とする請求項1に記載のガイダンス情報提供システム。
【請求項8】
前記ガイダンス生成手段は、前記第3カスタマイズ画面に含まれて表示され、処理内容を表した操作表示画像の操作方法を示す前記第2ガイダンス情報を生成する
ことを特徴とする請求項7に記載のガイダンス情報提供システム。
【請求項9】
所望機能の操作を受け付けるカスタマイズ画面でないと判断される場合に、前記ガイダンス生成手段は、さらに、第3カスタマイズ画面に切り換えるための操作方法を示す前記第2ガイダンス情報を生成する
ことを特徴とする請求項7に記載のガイダンス情報提供システム。
【請求項10】
前記経路生成手段による前記経路情報の生成の前に、前記画像形成装置から、各カスタマイズ画面について、当該カスタマイズ画面の表示状態において受け付けた利用者の操作による他のカスタマイズ画面の表示への切換えを示す切換情報を受信する受信手段と、
受信した前記切換情報を前記記憶手段に書き込む書込手段と
を含むことを特徴とする請求項1に記載のガイダンス情報提供システム。
【請求項11】
利用者によりカスタマイズして登録された複数のカスタマイズ画面を含む操作用画面を操作パネル上で切り換えて表示可能な画像形成装置に対して、操作方法を示すガイダンス情報を提供するガイダンス情報提供装置であって、
前記操作パネルに表示されるべき複数のカスタマイズ画面の各々について、当該カスタマイズ画面の表示状態において受け付けた利用者の操作による他のカスタマイズ画面の表示への切換えを示す切換情報を記憶している記憶手段と、
前記画像形成装置が有する機能のうち、利用者の所望機能を示す機能識別情報を取得する取得手段と、
前記切換情報を用いて、現在表示中の現カスタマイズ画面から、前記機能識別情報により示される所望機能のカスタマイズ画面の表示までの間に、切り換えて表示すべき複数のカスタマイズ画面の表示順序を示す経路情報を生成する経路生成手段と、
前記経路情報により示される表示順序に従って、現カスタマイズ画面の次に表示すべき次カスタマイズ画面への切換えを示す切換情報を、前記記憶手段に記憶されている切換情報から、選択する選択手段と、
選択された切換情報を用いて、現カスタマイズ画面から次カスタマイズ画面に切り換えるための操作方法を示すガイダンス情報を生成するガイダンス生成手段と、
生成した前記ガイダンス情報を前記画像形成装置に対し出力する出力手段と
を備えることを特徴とするガイダンス情報提供装置。
【請求項12】
利用者によりカスタマイズして登録された複数のカスタマイズ画面を含む操作用画面を操作パネル上で切り換えて表示可能な画像形成装置に対して、操作方法を示すガイダンス情報を提供するガイダンス情報提供装置において用いられるガイダンス情報提供のためのコンピュータプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記コンピュータは、前記操作パネルに表示されるべき複数のカスタマイズ画面の各々について、当該カスタマイズ画面の表示状態において受け付けた利用者の操作による他のカスタマイズ画面の表示への切換えを示す切換情報を記憶している記憶手段を備え、
前記コンピュータに、
前記画像形成装置が有する機能のうち、利用者の所望機能を示す機能識別情報を取得する取得ステップと、
前記切換情報を用いて、現在表示中の現カスタマイズ画面から、前記機能識別情報により示される所望機能のカスタマイズ画面の表示までの間に、切り換えて表示すべき複数のカスタマイズ画面の表示順序を示す経路情報を生成する経路生成ステップと、
前記経路情報により示される表示順序に従って、現カスタマイズ画面の次に表示すべき次カスタマイズ画面への切換えを示す切換情報を、前記記憶手段に記憶されている切換情報から、選択する選択ステップと、
選択された切換情報を用いて、現カスタマイズ画面から次カスタマイズ画面に切り換えるための操作方法を示すガイダンス情報を生成するガイダンス生成ステップと、
生成した前記ガイダンス情報を前記画像形成装置に対し出力する出力ステップと
を実行させるためのコンピュータプログラムを記録している記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【公開番号】特開2011−3068(P2011−3068A)
【公開日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−146477(P2009−146477)
【出願日】平成21年6月19日(2009.6.19)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】