説明

ガスホース

【課題】アンテナの大きさに左右されることなく小型化された無線端末を容易に設置・固定できるようにする。
【解決手段】ガスホース1において、ガス流路をなす絶縁体の管の壁部に、導体からなる無線端末用のアンテナ11を形成し、無線端末2のアンテナ端子22とアンテナ11とを電気的に接続するためのアンテナ接続端子12を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスホースに関し、特にガス流量を計測して無線データ通信により管理装置へ通知する無線端末と併用されるガスホースに関する。
【背景技術】
【0002】
都市ガスやLPガスなどのガス供給設備では、ガス集中管理システムを利用して、ガス供給状態やガス流量などのガス供給情報を遠隔地で収集している。LPガスボンベや都市ガス配管から供給されたガスは、圧力調整器により減圧された後、ガス流量を計測するガスメータを介して利用者の建物内部の各種ガス器具へ供給される。ガス集中管理システムは、各利用者のガスメータに通信端末を接続し、ガス供給状態やガス流量などのガス供給情報を通信端末から管理センタの管理装置へ通知している。
【0003】
このようなガス集中管理システムで用いられる通信端末には、電話網などの有線ネットワークを介した有線データ通信を用いてガス供給情報を通知する有線端末と、PHS通信網などの無線ネットワークを介した無線データ通信を用いてガス供給情報を通知する無線端末がある。
このうち無線端末については、様々な無線ネットワークが利用可能となるとともに、通信端末技術の発展により端末自身の小型化おび低消費電力化が進められており、有線ネットワークからの回線への接続も不要なこともあって設置作業負担も少ない。したがって、設置・固定が容易な小型の無線端末の開発が進められている。
【0004】
【非特許文献1】www.ntt-tc.co.jp/lpgas/index.html,エヌ・ティ・ティ テレコン株式会社
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような従来技術では、無線端末の回路部は小型化できるため、ガスホースや圧力調整器などのガス流路に容易に設置・固定することができるものの、無線データ通信に用いるアンテナはその無線周波数に依存するため容易に小型化できず、無線端末の小型化による設置・固定の容易性を失うという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、アンテナの大きさに左右されることなく小型化された無線端末を容易に設置・固定できるガスホースを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このような目的を達成するために、本発明にかかるガスホースは、ガスの流路をなす絶縁体の管と、この管の壁部に形成された導体からなる無線端末用のアンテナと、無線端末のアンテナ端子とアンテナとを電気的に接続するためのアンテナ接続端子とを備えている。
【0007】
この際、アンテナとして、管の長手方向に形成された線形状の導体で実現してもよく、あるいは管の周方向に旋回するよう形成された螺旋形状の導体で実現してもよい。
また、アンテナを壁部の外周面に形成してもよく、あるいは壁部内に埋設してもよい。
【0008】
また、接地された外部導体部材とアンテナとを電気的に接続するための接地接続端子をさらに備えてもよい。
また、管に形成されてガスメータから出力された信号を無線端末へ入力する信号配線と、無線端末の信号端子と信号配線とを電気的に接続するための信号接続端子とをさらに備えてもよい。
また、管に形成されて無線端末に対して電源を供給する電源配線と、無線端末の電源端子と電源配線とを電気的に接続するための電源接続端子とをさらに備えてもよい。
【0009】
また、管に形成されて受信した電磁波から起電力を発生させる電源配線と、無線端末の電源端子と電源配線とを電気的に接続するための電源接続端子とをさらに備えてもよい。
また、管に形成されて無線端末に読み出される所定の電子情報を記憶する記憶部と、無線端末と記憶部とを接続する信号接続端子とをさらに備え、記憶部は、無線端末によるアンテナとの電気的接続の可否判断のための認証情報を電子情報として記憶するようにしてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ガス流路をなす絶縁体の管の壁部に、導体からなる無線端末用のアンテナを形成し、無線端末のアンテナ端子とアンテナとを電気的に接続するためのアンテナ接続端子を設けたので、ガス流路を管理装置へ無線データ通信により通知する小型化された無線端末のアンテナを別途設置する必要がなくなる。
これにより、無線周波数に依存するアンテナの大きさに左右されることなく小型化された無線端末を容易に設置・固定できるとともに、無線端末で使用する無線周波数を任意に選択できガス集中管理システム全体の自由度が大きくなる。また、第三者が無線端末を取り外して盗み、ガスメータ以外の通信用途に不正使用しようとしても、アンテナが切り離されるため無線データ通信が行えず不正使用することができない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1および図2を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるガスホースについて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるガスホースの構成を示す外観図である。図2は、本発明の第1の実施の形態にかかるガスホースと無線端末との接続関係を示す回路図である。
【0012】
このガスホース1は、都市ガスやLPガスなどのガス供給設備で、ガス供給源からガス器具へガスを供給するガス流路として用いられる。また、ガス供給状態やガス流量などのガス供給情報を収集し、無線データ通信により管理センタの管理装置へ通知するガス集中管理システムの無線端末2が併設される。
【0013】
本実施の形態は、無線端末が併設されるガスホースがガスの流路をなす絶縁体の管からなることに着目し、ガスホースの管壁部に導体からなる無線端末用のアンテナを形成するとともに、無線端末2のアンテナ端子とアンテナとを電気的に接続するためのアンテナ接続端子を設けたものである。
【0014】
次に、図1および図2を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるガスホースについて詳細に説明する。
LPガスのガス供給設備では、ガスボンベ3に充填されているガスは、圧力調整器4やガスホース1からなる流路を介してガスメータ5へ供給され、ガスメータ5から各種ガス器具6へ供給される。この際、圧力調整器4は、ガスボンベ3内に高圧で充填されているガスを減圧する。ガスメータ5は、ガス器具6へ供給されるガスのガス流量5Aを計測して電気信号により無線端末2へ出力する。
【0015】
無線端末2は、ガス供給設備の流路、例えばガスホース1や圧力調整器4に設置される小型の通信端末であり、ガス供給状態やガス流量5Aなどのガス供給情報を収集し、無線データ通信により管理センタの管理装置へ通知する。
ガスホース1は、主にガスの流路をなす絶縁体の管から構成されており、その管壁部に導体からなる無線端末2用のアンテナ11(ダイポールアンテナ)が設けられている。アンテナ11には、無線端末2のアンテナ端子22とアンテナ11とを電気的に接続するためのアンテナ接続端子12が設けられている。ガスホース1の端部には金属配管、圧力調整器4あるいはガスメータ5と接続するための金属の配管継手7が取り付けられている。
【0016】
これにより、無線端末2を小型化して、ガスホースや圧力調整器などのガス流路に設置・固定した場合でも、ガスホース1にアンテナ11を形成したので、アンテナの大きさに左右されることなく小型化された無線端末を容易に設置・固定できる。特に、無線データ通信に用いるアンテナについてはその無線周波数に依存するが、ガスホース1は、通常、無線データ通信に用いられる無線周波数のアンテナ長を十分カバーしうる長さを有している。したがって、無線端末で使用する無線周波数を任意に選択できガス集中管理システム全体の自由度が大きくなる。また、第三者が無線端末2を取り外して盗み、ガスメータ5以外の通信用途に不正使用しようとしても、アンテナ11が切り離されるため無線データ通信が行えず不正使用することができない。
【0017】
次に、図3および図4を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるガスホースの具体的使用例について説明する。図3は、ガスホースに対する無線端末の取付例を示す説明図である。図4は、ガスホースに対する無線端末の取付例を示す断面図である。
図4に示すように、このガスホース1では、管壁部1Aの外周面に、管の長手方向に形成された線形状の導体からなるアンテナ11が形成されており、アンテナ11には無線端末のアンテナ端子22とアンテナ11とを電気的に接続するためのアンテナ接続端子12が設けられている。
【0018】
一方、無線端末2は、ゴムやプラスチックなどの樹脂を用いて形成したリング部材20からなる支持部内に埋設されており、ガスホース1の外周部に嵌着するよう取り付けられる。取付の際、ガスホース1の一端をリング部材20の穴へ差し込んで固定するだけでよく、設置が極めて容易で取り外しにくくすることができる。
無線端末2には、アンテナ端子22が設けられており、ガスホース1に対してリング部材20を嵌着させることにより、アンテナ端子22とアンテナ接続端子12とが当接して電気的に接続される。
【0019】
図5は、ガスホースに対する無線端末の他の取付例を示す断面図である。アンテナ11は、図5に示すように、ガスホース1の管壁部1A内部に埋設してもよい。この場合も、無線端末2をガスホース1へ取り付けることにより、アンテナ端子22とアンテナ接続端子12とが当接して電気的に接続される。なお、無線端末2の形状は、図4に示すようなリング形状に限定されるものではなく、図5に示すように、ガスホース1の外周面に貼り付けられるタイプ、あるいは拘束されるタイプであってもよい。
【0020】
図6は、本発明の第1の実施の形態にかかるガスホースの他の構成を示す外観図である。ガスホース1のアンテナ11の形状については、図1に示すような、管の長手方向に形成された線形状に限定されるものではなく、図6に示すような、管の周方向に旋回するよう形成された螺旋形状の導体から形成してもよい。これにより、短いガスホース1でも、より長いアンテナ(ヘリカルアンテナ)11を形成できる。
【0021】
[第2の実施の形態]
次に、図7および図8を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。図7は、本発明の第2の実施の形態にかかるガスホースの構成を示す外観図である。図8は、本発明の第2の実施の形態にかかるガスホースと無線端末との接続関係を示す回路図である。
本実施の形態は、ガスホース1に形成したアンテナ11に接地接続端子13を設け、アンテナ11を接地して用いるようにしたものである(クランドプレーンアンテナ)。通常、アンテナが接地されている場合、使用する無線周波数に対するアンテナ長を短くすることができる。
【0022】
図7に示すように、ガスホース1の配管継手(金属)7に接地された金属のガス配管7Aが接続されている場合、配管継手7と接地接続端子13と配線14により電気的に接続すればよい。これにより、アンテナ11を容易に接地することができる。
【0023】
次に、図9を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかるガスホースの具体的使用例について説明する。図9は、ガスホースに対する無線端末の取付例を示す説明図である。
図9に示すように、図3の無線端末2をガスホース1の外周部に嵌着するよう取り付けた場合、前述と同様にして、アンテナ端子22とアンテナ接続端子12とが当接して電気的に接続される。
【0024】
この際、図7に示すように、ガスホース1の外周部に沿って配線14を設け、配管継手7と接地接続端子13とを電気的に接続してもよいが、接地接続端子13を無線端末2のリング部材20の外周面まで貫通させ、リング部材20の外周面で接地接続端子13と配管継手7とを配線14により電気的に接続してもよい。この際、接地接続端子13をリング部材20の外周面に形成し、この接地接続端子13とアンテナ接続端子12あるいはアンテナ端子22とを電気的に接続してもよい。
【0025】
次に、図10を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかるガスホースの他の具体的使用例について説明する。図10は、ガスホースに対する無線端末の他の取付例を示す説明図である。
図9では、接地接続端子13を配管継手7へ接続する場合について説明したが、配管継手7に代えてガスボンベ3へ接続してもよい。通常、ガスボンベ3は、接地された状態で配置されており、その金属部分と接地接続端子13とを取付金具14Aで電気的に接続すればよい。特に、基地局の方向がわかれば、ガスボンベ3を固定台としてアンテナ11の向きを偏波の向きに合わせることができ、無線端末2の送受信感度を向上させることができる。
【0026】
[第3の実施の形態]
次に、図11を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかるガスホースについて説明する。図11は、本発明の第3の実施の形態にかかるガスホースの構成を示す外観図である。
第1の実施の形態では、ガスホース1にアンテナ11のみを形成した場合について説明した。本実施の形態にかかるガスホース1は、アンテナ11に加え、無線端末2に対してガスメータ5の出力を伝達するための信号配線15を設けたものである。
信号配線15は、アンテナ11と同様に、ガスホース1の管壁部の外表面あるいは管壁部内に、管の長手方向に形成された線形状の導体からなり、一端に信号接続端子16が設けられている。
【0027】
したがって、ガスホース1に対してリング部材20を嵌着させることにより、無線端末2の信号端子21と信号接続端子16とが当接して電気的に接続される。これにより、信号配線15の他端をガスメータ5と接続することにより、ガスメータ5で計測したガス流量5Aなどのガス供給情報が無線端末2へ入力される。
このように、アンテナ11に加えて、信号配線15と信号接続端子16をガスホース1に形成したので、別個の配線を必要とすることなく、無線端末2とガスメータ5とを容易に接続することができる。
【0028】
[第4の実施の形態]
次に、図12および図13を参照して、本発明の第4の実施の形態にかかるガスホースについて説明する。図12は、本発明の第4の実施の形態にかかるガスホースの構成を示す外観図である。図13は、本発明の第4の実施の形態にかかるガスホースと無線端末との接続関係を示す回路図である。
第1の実施の形態では、ガスホース1にアンテナ11のみを形成した場合について説明した。本実施の形態にかかるガスホース1は、アンテナ11に加え、無線端末2に対して電源を供給するための電源配線17を設けたものである。
【0029】
この際、電源配線17は、アンテナ11と同様に、ガスホース1の管壁部の外表面あるいは管壁部内に、管の長手方向に形成された線形状の導体からなり、一端に電源接続端子18が設けられている。
したがって、ガスホース1に対してリング部材20を嵌着させることにより、無線端末2の電源端子23と電源接続端子18とが当接して電気的に接続される。これにより、信号配線15の他端を電源装置8と接続することにより、動作電源が無線端末2へ供給される。
【0030】
このように、アンテナ11に加えて、電源配線17と電源接続端子18をガスホース1に形成したので、別個の配線を必要とすることなく、無線端末2に対して動作電源を容易に供給することができる。なお、無線端末2に電池を内蔵した場合は、このような電源配線は不要である。
【0031】
図14は、ガスホースに対する無線端末の他の取付例を示す説明図である。
無線端末2に対して外部から動作電源を供給する場合、電磁波を利用して動作電源を供給するようにしてもよい。すなわち、図14に示すように、ガス配管7Aを導波管として用い、ガス配管7Aを介して供給された電磁波7Bを、配管継手7と無線端末2との間に配置した電源変換部7Cで受信し、その電磁波7Bから動作電源を出力する。
【0032】
この際、ガスホース1の電源配線17を電源変換部7C側に形成し、電源接続端子18を介して無線端末2と接続する。これにより、無線端末2に対して電磁波7Bにより動作電源を容易に供給することができる。
【0033】
[第5の実施の形態]
次に、図15および図16を参照して、本発明の第5の実施の形態にかかるガスホースについて説明する。図15は、本発明の第5の実施の形態にかかるガスホースの構成を示す外観図である。図16は、本発明の第5の実施の形態にかかるガスホースと無線端末との接続関係を示す回路図である。
本実施の形態にかかるガスホース1は、アンテナ11に加え、無線端末に読み出される所定の電子情報を記憶するメモリ9を設けたものである。
【0034】
メモリ9は、アンテナ11と同様に、ガスホース1の管壁部の外表面あるいは管壁部内に形成された半導体回路からなり、一端に無線端末2と接続するためのメモリ接続端子9Aが設けられている。
予めメモリ9に固有の認証情報を電子情報として保存しておき、無線端末2に設けた認証手段により認証情報を、メモリ9からガスホース1のメモリ接続端子9Aおよび無線端末2のメモリ端子24を介して読み出してその正当性を確認し、認証成功の場合のみアンテナ11と電気的に接続して無線データ通信を行うことにより、無線端末2とアンテナ11との組合せを限定することができる。
【0035】
認証情報としては、個々のアンテナ11に割り振られた識別情報(ID)やアンテナ11の配置位置情報などが用いられる。認証情報については、無線端末2からメモリ9へ格納してもよい。例えば、無線端末2が基地局(図示せず)と通信して得た無線端末2自体の位置情報を無線端末2からメモリ9へ格納してもよい。この際、予め基地局から得た位置情報を無線端末2で記憶しておいてもよく、基地局との通信によりリアルタイムで得られた位置情報を用いてもよい。
【0036】
[第6の実施の形態]
次に、図17を参照して、本発明の第6の実施の形態にかかるガスホースについて説明する。図17は、本発明の第6の実施の形態にかかるガスホースの要部を示す説明図である。
第5の実施の形態では、ガスホース1にメモリ9を設けて無線端末2とアンテナ11との組合せを限定する場合について説明したが、本実施の形態にかかるガスホース1は、アンテナ11のアンテナ接続端子12に、無線端末2のアンテナ端子22と勘合する鍵形部材12Aを設け、その勘合可否に応じて無線端末2とアンテナ11との組合せを限定するものである。
【0037】
鍵形部材12Aは、先端に固有の凹凸を有し、アンテナ接続端子12の周辺に配置されている。一方、無線端末2のアンテナ端子22の周辺にも、先端に固有の凹凸を有する鍵形部材22Aが配置されており、両者の凹凸が勘合する場合にのみ、アンテナ接続端子12とアンテナ端子22とが電気的に接続される。これにより、極めてて簡単な構造で無線端末2とアンテナ11との組合せを限定することができる。なお、本実施の形態は、アンテナ接続端子12を例として説明したが、他の接続端子について適用してもよい。
【0038】
[実施の形態の拡張]
以上の各実施の形態において、ガスホース1に形成したアンテナ11、信号配線15、電源配線17などの導体については、銅やアルミなどの金属箔を用いて形成してもよく、金属ペーストを印刷してもよい。また、管壁部を内面ゴム層と外面ゴム層の2層から構成し、これら層間にアンテナ11を形成し、アンテナ接続端子12を管壁部の外表面に露出させればよい。また、無線端末2自体をさらに小型化できれば、管壁部に無線端末2を埋設してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるガスホースの構成を示す外観図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態にかかるガスホースと無線端末との接続関係を示す回路図である。
【図3】ガスホースに対する無線端末の取付例を示す説明図である。
【図4】ガスホースに対する無線端末の取付例を示す断面図である。
【図5】ガスホースに対する無線端末の他の取付例を示す断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態にかかるガスホースの他の構成を示す外観図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態にかかるガスホースの構成を示す外観図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態にかかるガスホースと無線端末との接続関係を示す回路図である。
【図9】ガスホースに対する無線端末の取付例を示す説明図である。
【図10】ガスホースに対する無線端末の他の取付例を示す説明図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態にかかるガスホースの構成を示す外観図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態にかかるガスホースの構成を示す外観図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態にかかるガスホースと無線端末との接続関係を示す回路図である。
【図14】ガスホースに対する無線端末の他の取付例を示す説明図である。
【図15】本発明の第5の実施の形態にかかるガスホースの構成を示す外観図である。
【図16】本発明の第5の実施の形態にかかるガスホースと無線端末との接続関係を示す回路図である。
【図17】本発明の第6の実施の形態にかかるガスホースの腰部を示す説明図である。
【符号の説明】
【0040】
1…ガスホース、1A…壁部、11…アンテナ、12…アンテナ接続端子、12A…鍵形部材、13…接地接続端子、14…配線、14A…取付金具、15…信号配線、16…信号接続端子、17…電源配線、18…電源接続端子、2…無線端末、20…リング部材、21…信号端子、22…アンテナ端子、22A…鍵形部材、23…電源端子、24…メモリ端子、3…ガスボンベ、4…圧力調整器、5…ガスメータ、6…ガス器具、7…配管継手、7A…配管、7B…電磁波、7C…電源変換部、8…電源装置、9…メモリ、9A…メモリ接続端子。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガスの流路をなす絶縁体の管と、この管の壁部に形成された導体からなる無線端末用のアンテナと、前記無線端末のアンテナ端子と前記アンテナとを電気的に接続するためのアンテナ接続端子とを備えることを特徴とするガスホース。
【請求項2】
請求項1に記載のガスホースにおいて、
前記アンテナは、前記管の長手方向に形成された線形状の導体からなることを特徴とするガスホース。
【請求項3】
請求項1に記載のガスホースにおいて、
前記アンテナは、前記管の周方向に旋回するよう形成された螺旋形状の導体からなることを特徴とするガスホース。
【請求項4】
請求項1に記載のガスホースにおいて、
前記アンテナは、前記壁部の外周面に形成されていることを特徴とするガスホース。
【請求項5】
請求項1に記載のガスホースにおいて、
前記アンテナは、前記壁部内に埋設されていることを特徴とするガスホース。
【請求項6】
請求項1に記載のガスホースにおいて、
接地された外部導体部材と前記アンテナとを電気的に接続するための接地接続端子をさらに備えることを特徴とするガスホース。
【請求項7】
請求項1に記載のガスホースにおいて、
前記管に形成されてガスメータから出力された信号を前記無線端末へ入力する信号配線と、前記無線端末の信号端子と前記信号配線とを電気的に接続するための信号接続端子とをさらに備えることを特徴とするガスホース。
【請求項8】
請求項1に記載のガスホースにおいて、
前記管に形成されて前記無線端末に対して電源を供給する電源配線と、前記無線端末の電源端子と前記電源配線とを電気的に接続するための電源接続端子とをさらに備えることを特徴とするガスホース。
【請求項9】
請求項1に記載のガスホースにおいて、
前記管に形成されて受信した電磁波から起電力を発生させる電源配線と、前記無線端末の電源端子と前記電源配線とを電気的に接続するための電源接続端子とをさらに備えることを特徴とするガスホース。
【請求項10】
請求項1に記載のガスホースにおいて、
前記管に形成されて前記無線端末に読み出される所定の電子情報を記憶する記憶部と、前記無線端末と前記記憶部とを接続する信号接続端子とをさらに備え、前記記憶部は、前記無線端末による前記アンテナとの電気的接続の可否判断のための認証情報を前記電子情報として記憶することを特徴とするガスホース。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2007−139702(P2007−139702A)
【公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−336976(P2005−336976)
【出願日】平成17年11月22日(2005.11.22)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】