説明

ガラス容器のコーティング装置

【課題】必要とされる被膜性能に見合った膜厚のコーティングを一度に行うことができるようにする。
【解決手段】ディップ槽、ガラス容器を自転自在に把持して搬送する無端搬送コンベア、及び該コンベアのローラ部の外周面と接触してガラス容器を自転させる自転付与部を有するコーティング装置において、自転付与部に、回動可能なタイミングベルトと、該ベルトを回動させる駆動手段を設け、該ベルトの経路が自転付与部の上面をその長さ方向に移動する部分を有し、前記ローラ部の外周面が該ベルトと接触することでガラス容器を自転させるようにすることで、前記課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラスびんなどのガラス容器の外面に樹脂等のコーティング液を塗布するコーティング装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ガラスびんなどのガラス容器には、容器どうしが擦れ合ったときの擦り傷を防止するため、破壊強度を増強させるため、又は色付けやフロスト調の外観にするために樹脂コーティングが行われる。ガラス容器に樹脂コーティングを行う最も一般的方法は、スプレー方式や下記特許文献1〜3に示されるような、いわゆるディッピング方式である。これは、容器軸回りに自転自在にガラス容器を把持し、このガラス容器を搬送コンベアで搬送し、かつ、自転させながらディップ槽に浸漬し口部以外の容器全体にコーティング液を付着させるものである。コーティング液を付着させた後は、このガラス容器を搬送コンベアで搬送しながらコーティング液を乾燥させる。
【0003】
図6は、ディッピング方式のコーティング装置の説明図である。
無端搬送コンベア10にはピン継手14を介してガラス容器の口部を把持する把持部11が取り付けられている。把持部11の先端部12にはガラス容器Gの口部が嵌入し、ガラス容器Gが把持部11に把持される。先端部12はゴムなどの弾性体である。把持部11は、ローラ部13が自転付与部15の上を転がりながら(自転しながら)、例えば図の裏方向から表方向に、無端搬送コンベア10により移動する。自転付与部15は棒状をなし、ローラ部13が自転付与部15の上面に接触し、その摩擦力によりローラ部13が自転する。
【0004】
ディップ槽16には樹脂コーティングのコーティング液21が満たされている。コーティング液21は、オーバーフロー槽17にオーバーフローし、配管18で予備槽19に流れ込む。この際、コーティング液はフィルターFで濾過清浄化される。さらに、コーティング液は予備槽19からポンプPにより、配管20を経てディップ槽に送られる。このように、コーティング液21は常にディップ槽16と予備槽19を循環し、清浄化されている。
なお、このディップ槽は一例であって、これに限るものではない。
【0005】
ガラス容器Gは、口部を把持部11に保持され、自転しながらディップ槽16の中を移動していく。この際、容器Gの外面がコーティング液と接触し、コーティング液が付着する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特公昭58−28216号公報
【特許文献2】特開2000−281385号公報
【特許文献3】特開2001−48592号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ガラス容器外面のコーティング膜厚を所定の厚さにしたいという要請がある。例えば、ワンウェイガラスびんの場合、必要以上にコーティング液が付着するため被膜性能がオーバースペックになり結果的にコストアップの原因となっている。また、リターナブルガラスびんの場合、内容物を充填して販売された後、回収され、アルカリ洗浄を行い、再度内容物を充填して販売され、これが繰り返される。内容物の充填、販売、回収、アルカリ洗浄の1サイクルを1トリップというが、リターナブルガラスびんのコーティング被膜は、洗浄条件によって異なるが60トリップ以上の耐久性を要求されるびんの場合、これに耐えるには、最低30μm以上の膜厚としなければならない。
【0008】
従来、平均膜厚の制御は、コーティング液の粘度によって行われている。すなわち、平均膜厚は、コーティング液の粘度にほぼ比例するので、粘度を高くすれば平均膜厚が厚くなる。しかし、粘度を高くしすぎると、付着ムラができるなどの弊害があるため、粘度を高くするのにも限界があり、例えば、最低30μm以上の厚いコーティング膜厚を形成させるには一度にコーティングする方法では困難であるとされていた。
【0009】
本発明者は、平均膜厚の制御は、コーティング液の粘度の他に、コーティング時に回転する容器の外周の周速度によっても行うことができることを発見した。
すなわち、周速度を大きくするほど平均膜厚が厚くなる。
【0010】
従来のコーティング装置は、上記の構成であるから、コーティング時の容器の回転数及び周速度は、容器の搬送速度とローラ部の外径によって定まる。
容器の無端搬送コンベアによる搬送速度をV(m/s)、ローラ部の外径をD(m)、ローラ部の回転数(=容器の回転数)をR(回/s)、容器の外径をd(m)、容器外周面の周速度(m/s)をXとすると、次のようになる。
R=V/πD
X=Vd/D
【0011】
容器の周速度Xを大きくし、平均膜厚を厚くするためには、容器の搬送速度Vを速くすればよい。しかし、ディップ槽でコーティングしている容器の搬送速度を速くすると、ディップ槽内のコーティング液が波立ち、コーティングの膜厚ムラが多くなったり、コーティング被膜に泡が混入したり、コーティング部と非コーティング部の境目が不規則になる等の弊害が起こる。また、ローラ部の外径Dを小さくすることによっても平均膜厚が厚くなるが、所望のコーティング膜厚によって異なる外径のローラ部に取り替えるのは現実的でない。
したがって、従来のコーティング装置によって、膜厚を薄くしたり、厚くしたりするコーティングを一度に行うのは困難であった。
【0012】
また、所定の粘度で調合したコーティング液によるコーティング膜厚が、所望の膜厚と若干異なっている場合、コーティング作業を中止して、再度コーティング液の粘度を調整する必要があり、所望のコーティング膜厚を得るために煩雑な手間を必要とする。
【0013】
本発明は、必要とされる被膜性能に見合った膜厚のコーティングを一度に行うことができ、また、コーティング液の粘度を再調整することなく、コーティング膜厚を容易に制御することができるコーティング装置を開発することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明は、コーティング液を溜めるディップ槽と、
該ディップ槽の一辺に沿って設けられ、ガラス容器の軸周りに自転自在に該容器を把持する把持部を有する無端搬送コンベアと、
前記無端搬送コンベアに沿って設けられ、移動中の前記把持部のローラ部の外周面と接触することで、摩擦により前記ローラ部乃至ガラス容器を自転させる自転付与部を有し、
ガラス容器を自転させながらディップ槽に沿って移動させてガラス容器外面にコーティング液を塗布するコーティング装置において、
前記自転付与部が、回動可能なタイミングベルトと、該タイミングベルトを回動させる駆動手段を有し、
前記タイミングベルトの経路が前記自転付与部の上面をその長さ方向に移動する部分を有し、
前記ローラ部の外周面が前記タイミングベルトと接触することで、摩擦により前記ローラ部乃至ガラス容器を自転させるものであり、前記タイミングベルトの回動速度を変化させることでガラス容器の回転速度が変化することを特徴とするガラス容器のコーティング装置である。(請求項1)
【0015】
本発明において、ローラ部の回転は、タイミングベルトに接することで付与されるので、容器の無端搬送コンベアによる搬送速度をV(m/s)、タイミングベルトの移動速度をv(m/s)、ローラ部の外径をD(m)、ローラ部の回転数(=容器の回転数)をR(回/s)、容器の外径をd(m)、容器外周面の周速度をXとすると、次のようになる。
R=(V+v)/πD
X=(V+v)d/D
ただし、無端搬送コンベアによる搬送方向と、自転付与部上面におけるタイミングベルトの移動方向は逆方向とする。
【0016】
コーティング被膜の平均膜厚は、周速度Xを速くすれば厚くなり、遅くすれば薄くなるので、タイミングベルトの移動速度vを調整することで、平均膜厚を自由にコントロールすることができる。
速くすることで、最低30μm以上の非常に厚いコーティング被膜も一度に形成することが可能となる。また、液粘度を低くし、タイミングベルトの移動速度vを遅くする(又は逆方向に移動させてvをマイナスにする)ことで10μmくらいの薄膜コーティングも可能となる。
【0017】
本発明において、自転付与部の上面に磁石を設け、該磁石により前記ローラ部を吸引するように構成することができる。(請求項2)
ディップ槽内を搬送されている容器は、浮力により浮き上る傾向がある。容器が浮力を受けると、ローラ部とタイミングベルトの接触が不十分になり、ローラ部の回転(容器の回転)が遅くなり、また、コーティング部と非コーティング部の境目が不規則になるおそれがある。
自転付与部の上面に磁石を設け、磁石の磁力によりローラ部を吸引するように構成すると、容器が浮力により浮き上がるのを防ぐことができる。
【0018】
本発明において、自転付与部を、ガラス容器の搬送方向と平行な方向を軸に角度調整可能に構成することができる。(請求項3)
ガラス容器の大きさ(太さ)や、コーティング部位の違いにより、コーティング時におけるガラス容器の水平面に対する角度(すなわちローラ部の水平面に対する角度)が異なってくるが、このように構成することで、ローラ部の角度に合わせて自転付与部の角度を調整し、ローラ部とタイミングベルトを確実に接触させることができる。
【0019】
本発明において、タイミングベルトの経路にベルト切れ検知手段を設けることができる。(請求項4)
ベルト切れ検知手段からの検知信号を警報器や無端搬送コンベアに出力し、タイミングベルトが切れた場合に、警報器で知らせたり、コンベアを停止させることで不良コーティングの容器を確実に排除できる。
【0020】
本発明において、ディップ槽に、該槽をガラス容器の搬送方向と直交する水平方向、及び上下方向に移動させる槽移動手段を設けることができる。(請求項5)
これにより、コーティングを行う容器の大きさ(太さ)やコーティング部位により、ディップ槽の高さや位置を容易に調整することができる。槽移動手段は、前記特許文献2に開示されているような、周知のものを使用できる。
【発明の効果】
【0021】
本発明のコーティング装置は、ローラ部が回動可能なタイミングベルトに接触して回転するので、タイミングベルトの回動速度を調整することで、容器の回転周速度を調整し、コーティングの平均膜厚を調整できるから、コーティング液の粘度を再調整することなく、コーティングの平均膜厚を容易に調整することができる。
また、タイミングベルトの回動速度を自在に変化させることで、従来不可能だった薄いコーティング被膜や厚いコーティング被膜を一度に形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】実施例のコーティング装置の一部切断側面図である。
【図2】自転付与部の正面図である。
【図3】自転付与部の平面図である。
【図4】実施例のコーティング装置の一部切断側面図である。
【図5】周速度と平均膜厚の関係の説明図である。
【図6】従来のコーティング容器の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0023】
以下、実施例を表した図面に基づいて、本発明の実施例を説明する。
図1,4は実施例のコーティング装置の一部切断側面図、図2は自転付与部の1正面図、図3は自転付与部1の平面図である。
【0024】
本発明の特徴は、自転付与部1にあり、例えば図6に示す従来の自転付与部15を本発明のものに交換することで、本発明のコーティング装置を得ることができる。その他の無端搬送コンベア10、把持部11、ディップ槽16などは従来のものを用いることができる。
【0025】
図1,4において、従来と同様に、無端搬送コンベア10にはピン継手14を介してガラス容器Gの口部を把持する把持部11が取り付けられている。把持部11の先端部12にはガラス容器Gの口部が嵌入し、ガラス容器Gが把持部11に把持される。先端部12はゴムなどの弾性体である。把持部11は、ローラ部13が自転付与部1のタイミングベルト2上を転がりながら(自転しながら)、例えば図の表方向から裏方向に、無端搬送コンベア10により移動する。ローラ部13は円筒状の吸磁性金属の外周面にゴムを被覆したものである。
【0026】
自転付与部1の本体は縦板部1aと、その上端に一体形成された横板部1bからなり、縦板部1aの長さ方向の両端下部は、枢着部9により無端搬送コンベアのフレーム22に設けたブラケット22aに枢着されている。
自転付与部の取り付けは、無端搬送コンベアのフレームに限らず、ディップ槽のフレームに取り付けたり、専用のフレームを作成してこれに取り付けるなど、自由である。
【0027】
自転付与部1の縦板部1aの正面側には、駆動プーリ3、受動プーリ4が設けられ、駆動プーリ3、受動プーリ4及び横板部1bの上面を巡るようにタイミングベルト2が掛け廻されている。駆動プーリ3は、駆動手段であるモータ6により回転し、これによりタイミングベルト2が回動し、受動プーリ4が回転する。タイミングベルトの回動速度は、回動速度制御手段によりコントロールされる。すなわち、モータは附属のコントローラ(図示せず)によりその回転速度を変化させることができ、これによりタイミングベルトの回動速度v(=ガラス容器の移動速度v)を調整することができる。回動速度制御手段を周知の変速機とすることもできる。
タイミングベルト2の経路は、自転付与部2の横板部2b上面をその長さ方向に移動する部分を有し、当該部分においてローラ部13の外周面がタイミングベルトに接触し、摩擦力によりローラ部13が自転し、したがってガラス容器Gが自転する。
【0028】
自転付与部1の横板部1b上面には、タイミングベルト2に沿って、6枚の板状の磁石6がビスによって取り付けられている。磁石はローラ部13を吸引し、容器の浮力が作用してもローラ部がタイミングベルト2に確実に接触するようになっている。
【0029】
タイミングベルト2の経路の任意の位置に、ベルト切れ検知手段8が設けられている。この場合のベルト切れ検知手段は、タイミングベルトの回動で車輪が回転し、車輪の回転によりパルスを出力するタイプのもので、ベルト切れのときはパルスが出力されなくなり、ベルト切れを検知することができる。ベルト切れ検知手段はたの任意の方式のもの(例えば発光器と受光器からなる遮光タイプのものなど)を使用できる。
【0030】
自転付与部1には、角度調整手段7(この場合はシリンダ)が設けられ、シリンダが矢印C(図1)のように伸縮することで、自転付与部1の角度が、ガラス容器の搬送方法と平行な方向(枢着部9の軸方向)を軸として変化する。図1は縦板部1aが垂直な状態、図4はシリンダを伸ばして傾いている状態である。
角度調整手段により自転付与部1の角度を調整できるので、図4に示すように、ガラス容器Gを傾けてディッピングを行う際でも、ローラ部13を確実にタイミングベルト2に接触させ、ローラ部を自転させることができる。
角度調整手段は、実施例のシリンダに限らず、ラック・ピニオン機構を利用したものなど、周知のものを使用できる。
【0031】
ディップ槽16は、をガラス容器の搬送方向と直交する水平方向(図3のA方向)、及び上下方向(図4のB方向)に移動させる槽移動手段(図示せず)を有する。
槽移動手段によりディップ槽を移動可能とすることで、コーティングを行うガラス容器の大きさ(太さ)やコーティング部位に適合させてディップ槽を容易に移動させることができる。
【0032】
図6及び表1は、実施例のコーティング装置により、容器の周速度(m/s)と平均膜厚(μm)の関係を調べた結果を示している。容器は胴径(最大径)が72mmのワイン用ガラスびんを用いた。コーティング液の粘度が26.5[mPa・s]と、16.8[mPa・s]のそれぞれの場合において、周速度を変化させてコーティングを行い、各周速度におけるコーティング被膜の平均膜厚を測定した。
このように、容器の周速度が速くなるにしたがって平均膜厚が厚くなり、遅くなるにしたがって薄くなる。
また、コーティング液の粘度が高くなるにしたがって平均膜厚が厚くなるし、低くなるにしたがって薄くなる。
【0033】
【表1】

【0034】
本発明において、タイミングベルト全体に着目した場合、その動いている速度を「回動速度」と表現し、自転付与部の上面の直線部分に着目した場合、その動いている速度を「移動速度」と表現している。したがって、タイミングベルトの回動速度=移動速度=v である。
【符号の説明】
【0035】
1 自転付与部
2 タイミングベルト
3 駆動プーリ
4 受動プーリ
5 モータ
6 磁石
7 角度調整手段
8 ベルト切れ検知手段
9 枢着部
10 無端搬送コンベア
11 把持部
12 先端部
13 ローラ部
14 ピン継手
15 自転付与部
16 ディップ槽
17 オーバーフロー槽
18 配管
19 予備槽
20 配管
21 コーティング液
22 フレーム
G ガラス容器


【特許請求の範囲】
【請求項1】
コーティング液を溜めるディップ槽と、
該ディップ槽の一辺に沿って設けられ、ガラス容器の軸周りに自転自在に該容器を把持する把持部を有する無端搬送コンベアと、
前記無端搬送コンベアに沿って設けられ、移動中の前記把持部のローラ部の外周面と接触することで、摩擦により前記ローラ部乃至ガラス容器を自転させる自転付与部を有し、
ガラス容器を自転させながらディップ槽に沿って移動させてガラス容器外面にコーティング液を塗布するコーティング装置において、
前記自転付与部が、回動可能なタイミングベルトと、該タイミングベルトを回動させる駆動手段を有し、
前記タイミングベルトの経路が前記自転付与部の上面をその長さ方向に移動する部分を有し、
前記ローラ部の外周面が前記タイミングベルトと接触することで、摩擦により前記ローラ部乃至ガラス容器を自転させるものであり、前記タイミングベルトの回動速度を変化させることでガラス容器の回転速度が変化することを特徴とするガラス容器のコーティング装置。
【請求項2】
前記自転付与部の上面に磁石を設け、該磁石により前記ローラ部を吸引する請求項1に記載のガラス容器のコーティング装置。
【請求項3】
前記自転付与部が、ガラス容器の搬送方向と平行な方向を軸に角度調整可能である請求項1又は2に記載のガラス容器のコーティング装置。
【請求項4】
前記タイミングベルトの経路にベルト切れ検知手段を有する請求項1〜3のいずれかに記載のガラス容器のコーティング装置。
【請求項5】
前記ディップ槽が、該槽をガラス容器の搬送方向と直交する水平方向、及び上下方向に移動させる槽移動手段を有する請求項1〜4のいずれかに記載のガラス容器のコーティング装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図6】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−189210(P2010−189210A)
【公開日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−33387(P2009−33387)
【出願日】平成21年2月17日(2009.2.17)
【出願人】(000222222)東洋ガラス株式会社 (102)
【Fターム(参考)】