説明

キナーゼ阻害剤としての5,6−ビシクロヘテロアリール含有尿素化合物




本発明は、式IまたはIIの5,6−ビシクロヘテロアリール含有尿素化合物およびVEGFR2、c−Met、PDGFRβ、c−Kit、CSF1R、またはEphA2などのタンパク質キナーゼによって仲介される状態を標的とするためのその使用を提供する。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
タンパク質キナーゼは、500をはるかに超えるタンパク質を包含する、ヒト酵素の最大のファミリーを構成する。キナーゼは、限定するものではないが、細胞の増殖、生存、運動性、形態形成、血管形成などをはじめとする、細胞における多くの基本的な生物学的過程において重要な役割を果たすことが分かっている。さらに、多くのキナーゼは、癌、自己免疫および炎症性疾患、眼疾患、ならびに心血管疾患などのいくつかの病理学的状況に関与および関係することが分かった。一般に、キナーゼは、下流タンパク質が活性化され、それにより、シグナルが、ある段階から次の段階へとシグナル伝達カスケードを伝わっていくことができるように、シグナル伝達経路内の下流タンパク質をリン酸化することによって、細胞から細胞へのまたは細胞内のシグナルを伝達する。これらのシグナル伝達経路は、通常の生理的条件において細胞内でうまく調節されている。それらは、細胞内および細胞外環境の変化に応答して適切に活性化され、そして中断される。しかしながら、多くの病理学的状況では、1以上のシグナル伝達経路が過度に活発になり、疾患の発生および進行に関与することが示されることが多い。したがって、病理学的過程に関与するシグナル伝達経路の破壊をもたらす化学的または生物学的薬剤によって、疾患状況においてキナーゼ機能を阻止すれば、疾患の進行を中断または軽減することができ、したがって、関連患者に臨床的利益をもたらすことができるであろう。多くの疾患関連キナーゼの中で、受容体チロシンキナーゼc−Met(HGF/SF受容体)、VEGFR2(KDR、Flk1)、PDGFRβおよびc−Kitは十分に特徴付けられており、癌、自己免疫および炎症性疾患、ならびに眼疾患などの疾患を治療する療法の有効な標的と考えられている。例えば、Carmeliet,P.,Nature,2005,438(非特許文献1):932−936(非特許文献1);Ferrara,N.et al,Nature,2005,438:967−974(非特許文献2);Comoglio,P.M.et al.,Nature Reviews:Drug Discovery,2008,7:504−516(非特許文献3)を参照されたい。
【0002】
既存の血管からの新しい血管の形成である血管形成は、癌、慢性炎症、糖尿病性網膜症、乾癬、関節リウマチ、および黄斑変性をはじめとする、多くの病理学的状況において重大な役割を果たす。抗血管形成療法は、固形腫瘍および無調節な血管新生と関連する他の疾患の治療のための重要なアプローチである。癌の治療に対してベバシズマブ、ソラフェニブ、およびスニチニブなどの血管形成阻害薬が次々に承認されていることを考慮すると、抗血管形成療法の臨床的利益は次第に明らかになってくる。例えば、Atkins,M.et al.,Discovery,2006,5:279−280(非特許文献4);Wilhelm,S.et al.,Nature Reviews:Drug Discovery,2006,5:835−844(非特許文献5)を参照されたい。
【0003】
血管形成の過程は、複数の血管形成メディエーターの協調的作用および様々な細胞型の関与を必要とする。重要な血管形成メディエーターが同定されており、これには、内皮細胞表面に発現したそのコグネートな受容体(それぞれ、VEGFR、FGFRならびにTie1およびTie2)に結合するVEGF、FGF、ならびにアンジオポイエチン1および2(Ang1およびAng2)、ならびにVEGFを産生する間質細胞表面に発現したその受容体(PDGFRα)または周皮細胞および平滑筋細胞表面に発現したその受容体(PDGFRβ)に結合する血小板由来増殖因子(PDGF)が含まれる。VEGF、FGF、PDGF、VEGFR、FGFR、PDGFR、Tie1、およびTie2をはじめとする分子は、生理的状況と臨床的状況の両方において血管形成を調節するよう並行して機能する複数の異なるシグナル伝達経路の重要な構成要素である。これらの分子の中で、VEGFR2によって仲介されるシグナル伝達経路は、腫瘍血管形成において最も重要な役割を果たす。
【0004】
VEGFおよびFGFなどの単一の血管形成経路構成要素に対するいくつかのモノクローナル抗体(mAb)が血管形成を阻止するために開発され、前臨床および臨床研究において腫瘍増殖の速度を落とすことが示されている。しかしながら、線形経路に対して、経路の単一の構成要素を標的とするのは、経路の複数の構成要素を同時に阻止するよりも効果が低い。したがって、より効率的な血管形成阻害を達成するためには、多重低分子キナーゼ阻害剤の開発が望ましい。VEGFR2およびPDGFRβは、ソラフェニブとスニチニブの両方によって標的とされるので、両方の薬物の使用で示される臨床的利益は、癌などの疾患の治療における有効な標的としてのVEGFR2および/またはPDGFRβキナーゼの妥当性を明確に立証する。例えば、Atkins,M.et al.,上記(非特許文献4);Wilhelm,S.et al.,上記(非特許文献5)を参照されたい。
【0005】
KIT、CD−117、幹細胞因子受容体、または肥満細胞増殖因子受容体としても知られるc−Kit癌原遺伝子は、受容体チロシンキナーゼであり、かつスプリットキナーゼドメインサブファミリーのメンバーである。その天然リガンドである幹細胞因子(SCF)によるc−Kitの活性化は、受容体二量体化とチロシン残基Tyr567およびTyr719における自己リン酸化とを促進する。例えば、Chian R.et al,Blood,2001,98:1365−1373(非特許文献6)を参照されたい。c−Kitを介するシグナル伝達は、増殖、生存、接着、および走化性をはじめとする、細胞の形質転換および分化において重要な役割を果たす。例えば、Linnekin D.,Int.J.Biochem.Cell Biol,1999,31:1053−1074(非特許文献7)を参照されたい。c−Kit発現は、例えば、小細胞肺癌(SCLC)、消化管間質腫瘍(GIST)、結腸直腸癌などの、広範な種類のヒト悪性腫瘍において報告されている。CML、GIST、および他の癌を治療するために、癌治療における十分に立証された標的として、グリーベック(登録商標)などのc−Kit阻害が用いられている。
【0006】
c−Metチロシンキナーゼは、その天然リガンドである肝細胞増殖因子/分散因子(HGF/SF)によって通常活性化される細胞表面受容体である。HGFが結合すると、c−Metタンパク質は自己リン酸化によって活性化され、その細胞質ドメインに下流エフェクターを動員する。結果として生じる多タンパク質シグナル伝達複合体は、次に、上皮細胞内でいくつかの下流の細胞内シグナル伝達事象を活性化し、限定するものではないが、増殖、生存、血管形成、創傷治癒、組織再生、分散、運動性および浸潤をはじめとする、広範な細胞応答を引き起こす。例えば、Comoglio,P.M.et al.,上記(非特許文献3);およびBenvenuti,S.and Comoglio,P.M.,J.Cellular Physiology,2007,213:316−325(非特許文献8)を参照されたい。
【0007】
多くの証拠から、c−Metは、癌治療における主要な分子標的の1つとして示唆されている。例えば、Knudsen,B.S.et al.,Current Opinion in Genetics & Development,2008,18:87−96(非特許文献9)を参照されたい。c−Metは、多くのタイプの癌においてゲノム上で増幅されているか、過剰発現されているか、突然変異しているか、または異常に活性化されていることが見出される癌原遺伝子として示唆されており、腫瘍の増殖、浸潤性および転移におけるその役割が示唆されている。さらに、c−Met活性化の亢進は、治療中に抗EGFR治療に対する抵抗性を発生させる固形腫瘍において見出されており、EGFRシグナル伝達経路に対するc−Met活性化の代償的役割が示唆されている(例えば、Smolen,G.A et al.,Proc.Natl Acad.Sci.USA,2006,103:2316−2321(非特許文献10);Lutterbach,B.et al.,Cancer Res.,2007,67:2081−2088(非特許文献11)を参照されたい)。したがって、c−Metシグナル伝達の阻害は、その増殖が完全にまたは部分的にc−Metによって誘発される固形腫瘍に対する潜在的に有効な治療戦略と考えられる(例えば、Smolen,G.A et al.,上記(非特許文献10)を参照されたい)。したがって、癌の治療のためのc−Metに対する低分子キナーゼ阻害剤を開発することが薬理学的に好ましい。
【0008】
研究により、抗血管形成療法は、腫瘍細胞の局所浸潤と遠位転移の増加を引き起こすため、腫瘍の悪性進行を誘発する可能性があると報告されている(例えば、Ebos,J.M.L.et al,Cancer Cell,2009,15:232−239(非特許文献12);Paez−Ribes,M.et al,Cancer Cell,2009,15:220−231(非特許文献13)を参照されたい)。この予想外ではあるが重要な発見により、腫瘍血管形成を中断させ、腫瘍増殖を停止させることができるだけでなく、腫瘍の浸潤および転移を同時に防ぐこともできる新世代の抗血管形成療法が求められている。c−Metが腫瘍の浸潤性および転移において果たす重要な役割のために、VEGF/VEGFR2シグナル伝達経路とc−Metシグナル伝達経路の同時阻害によって、現世代の抗血管形成療法よりも良好な臨床転帰が固形腫瘍治療においてもたらされることが強く想定される(例えば、Loges,S.et al.,Cancer Cell,2009,15:167−170(非特許文献14)を参照されたい)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0009】
【非特許文献1】Carmeliet,P.,Nature,2005,438:932−936
【非特許文献2】Ferrara,N.et al,Nature,2005,438:967−974
【非特許文献3】Comoglio,P.M.et al.,Nature Reviews:Drug Discovery,2008,7:504−516
【非特許文献4】Atkins,M.et al.,Discovery,2006,5:279−280
【非特許文献5】Wilhelm,S.et al.,Nature Reviews:Drug Discovery,2006,5:835−844
【非特許文献6】Chian R.et al,Blood,2001,98:1365−1373
【非特許文献7】Linnekin D.,Int.J.Biochem.Cell Biol,1999,31:1053−1074
【非特許文献8】Benvenuti,S.and Comoglio,P.M.,J.Cellular Physiology,2007,213:316−325
【非特許文献9】Knudsen,B.S.et al.,Current Opinion in Genetics & Development,2008,18:87−96
【非特許文献10】Smolen,G.A et al.,Proc.Natl Acad.Sci.USA,2006,103:2316−2321
【非特許文献11】Lutterbach,B.et al.,Cancer Res.,2007,67:2081−2088
【非特許文献12】Ebos,J.M.L.et al,Cancer Cell,2009,15:232−239
【非特許文献13】Paez−Ribes,M.et al,Cancer Cell,2009,15:220−231
【非特許文献14】Loges,S.et al.,Cancer Cell,2009,15:167−170
【非特許文献15】BERGE ET AL.,66 J.PHARM.SCI.1−19(1977)
【非特許文献16】Freireich et al.,Cancer Chemother.Rep.,50:219(1966)
【非特許文献17】Scientific Tables,Geigy Pharmaceuticals,Ardsley,New York,537(1970)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、1以上のタンパク質キナーゼ(例えば、VEGFR2とc−Metの両方)を標的とする低分子薬物を用いた2つの抗腫瘍治療メカニズムを組み合わせることによって解決法を提供し、それにより、現在入手可能な抗血管形成治療薬に優る予期せぬ臨床的利点を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、一般に、式IまたはIIの化合物、および腫瘍、関節リウマチ、自己免疫疾患、急性炎症、腎炎、糖尿病性網膜炎、乾癬、または黄斑変性などの、1以上のタンパク質キナーゼ(例えば、VEGFR2もしくはc−MetもしくはPDGFRβもしくはc−KitもしくはCSF1R、もしくはEphA2、またはそれらの組合せのいずれか)によって仲介される状態の治療のためにこれらの化合物を使用する方法を提供する。
【0012】
一態様では、本発明は、式IまたはIIの化合物、それらの結晶形態、キレート、非共有結合複合体、プロドラッグ、立体異性体、溶媒和物、N−酸化物、薬学的に許容される塩、および混合物を提供する。
【化1】

式IまたはII中、
U、V、X、Y、およびZは、各々独立に、NまたはC−Rであり、
Lは、O、S(O)、N−R、または1以上の独立したR基で任意に置換されたアルキレンであり、
は、その各々が1以上の独立したQ基で任意に置換された、H、アルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)−アルキル、−C(=O)−アリール、または−C(=O)−ヘテロアリールであり、
L’は、その各々が1以上の独立したR基で任意に置換された、共有結合、−C(=O)−、−C(=O)−アルキレン、またはアルキレンであり、
Aは、
【化2】

であり、ここで、B、D、E、G、およびJは、各々独立に、NまたはC−Rであり、Aの5員環はLに接続されており、かつAの6員環は式IまたはII中の尿素基に接続されており、言い換えると、A1、A2、およびA3に示すようなAの中の固定された窒素は、リンカーLに接続されており
Arはアリールまたはヘテロアリールであり、かつ1以上の独立したR基で任意に置換されており、
、R、R、R、およびRは、各々独立に、その各々が1以上の独立したQ基で任意に置換された、H、ハロ、−CN、−CF、−NO、−NH、−OH、−OCF、−OCH、−COH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、またはヘテロアリールアルキルであり、
およびQは、各々独立に、その各々が部分的にまたは完全にハロゲン化され得る、1以上の独立したH、ハロ、−CN、−OH、−NH、−NO、オキソ、−CF、−OCF、−COH、−S(O)H、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアリール、または−O−アルキルでその各々が任意に置換された、H、ハロ、−CN、−CF、−OCF、−NO、オキソ、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアリール、−OR、−S(O)、−NR10、−SONR10、−C(O)R11、−C(O)NR10、−C(O)OR12、−OC(O)R13、−NRC(O)R11、−NRS(O)14、−NR15C(O)NR10、−NR15S(O)NR10または−NR15S(O)NR10であり、
、R、R11、R12、R13、R14、またはR15は、各々独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアリールであり、
およびR10は、各々独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクロアリールであるか、または−NR10中にあるとき、RおよびR10は、それらが結合している窒素原子とともに、3〜12員の飽和または不飽和環を形成し、ここで、該環は、各々独立に、O、N、またはS(O)である1以上のヘテロ原子を任意に含み、かつ
nは、0、1、または2である。
【0013】
いくつかの実施形態では、X、Y、Z、V、およびUは、各々独立に、C−Rであり、そのため、式IaまたはIIa
【化3】

の化合物が得られ、ここで、R基は、同じものまたは異なるものであり得る。
【0014】
いくつかの実施形態では、各々のRはHであり、かつL’は共有結合である。
【0015】
いくつかの実施形態では、YはNであり、かつX、Z、V、およびUは、各々独立に、C−Rであり、そのため、式IbまたはIIb
【化4】

の化合物が得られ、ここで、R基は、同じものまたは異なるものであり得る。
【0016】
いくつかの実施形態では、各々のRはHであり、かつL’は共有結合である。
【0017】
いくつかの実施形態では、ZはNであり、かつX、Y、V、およびUは、各々独立に、C−Rであり、そのため、式IcまたはIIc
【化5】

の化合物が得られ、ここで、R基は、同じものまたは異なるものであり得る。
【0018】
いくつかの実施形態では、各々のRはHであり、かつL’は共有結合である。
【0019】
いくつかの実施形態では、化合物は式Iの化合物であり、XはNであり、かつY、Z、およびVは、各々独立に、C−Rであり、そのため、式Id
【化6】

の化合物が得られ、ここで、R基は、同じものまたは異なるものであり得る。
【0020】
いくつかの実施形態では、各々のRはHであり、かつL’は共有結合である。
【0021】
いくつかの実施形態では、化合物は式Iの化合物であり、XおよびZは各々Nであり、かつYおよびVは、各々独立に、C−Rであり、そのため、式Ie
【化7】

の化合物が得られ、ここで、R基は、同じものまたは異なるものであり得る。
【0022】
いくつかの実施形態では、各々のRはHであり、かつL’は共有結合である。
【0023】
いくつかの実施形態では、Lは、1以上の独立したR基で任意に置換されたアルキレンである。
【0024】
いくつかの実施形態では、Lは、アルキレン(例えば、メチレン、エチレン、プロピレン、またはi−プロピレン)である。
【0025】
いくつかの実施形態では、L’は共有結合である。
【0026】
いくつかの実施形態では、Arはフェニルまたはインドリニルであり、かつ各々独立に、ハロ、アルコキシ、アルキル、ハロアルコキシ、シアノ、オキソ、または任意に置換されたヘテロシクロアルキルである1以上の基で任意に置換されている。
【0027】
いくつかの実施形態では、Aは、(下に示すような)A1−a、A1−b、A1−c、A1−d、A1−e、A1−f、A1−g、A1−h、A1−i、A2−a、A2−b、A3−a、A3−b、A3−c、A3−d、またはA3−e
【化8】

であり、かつ1以上の独立したR基で任意に置換されている。
【0028】
いくつかの実施形態では、Aは、A1−a、A1−b、A1−d、A1−e、A1−g、A2−a、A2−b、A3−a、またはA3−cであり、かつ1以上の独立したR基で任意に置換されている。
【0029】
いくつかの実施形態では、Aは、A1−a、A1−b、A1−d、A1−g、A2−a、またはA2−bであり、かつ1以上の独立したR基で任意に置換されている。
【0030】
いくつかの実施形態では、AはA1−aまたはA2−aであり、かつ1以上の独立したR基で任意に置換されている。
【0031】
いくつかの実施形態では、Aは、任意の置換基を持たないA1−aまたはA2−aである。
【0032】
いくつかの実施形態では、化合物は、以下の構造の化合物である:
【化9】

【0033】
いくつかの実施形態では、Arは、その各々が、各々独立に、ハロ、アルコキシ、アルキル、ハロアルコキシ、シアノ、オキソ、または任意に置換されたヘテロシクロアルキルである1以上の基で任意に置換された、フェニル、ナフチル、ピリジニル、ピリドニル、ピリミジニル、ピリダジニル、トリアジニル、イミダゾリル、チオフェニル、フリル、チアゾリル、オキサゾリル、トリアゾリル、キノリニル、イソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、インドリル、アザインドリル、インダゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾフリル、ベンゾチオフェニル、ベンゾトリアゾリル、2−オキシインドリル、またはインドリニルである。
【0034】
いくつかの実施形態では、化合物は、
1−フェニル−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2,5−ジメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメチル−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−[4−(5−オキソピロリジン−2−イル)フェニル]−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−フェニル−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2,5−ジメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメチル−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−[4−(5−オキソピロリジン−2−イル)フェニル]−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−フェニル−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2,5−ジメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメチル−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−[4−(5−オキソピロリジン−2−イル)フェニル]−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−フェニル−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2,5−ジメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメチル−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−[4−(5−オキソピロリジン−2−イル)フェニル]−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−クロロ−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−ブロモ−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−6−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−モルホリノメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メチル−3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メチル−3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メチル−3−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−クロロ−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−ブロモ−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−6−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−モルホリノメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メチル−3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メチル−3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メチル−3−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシ−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素
である。
【0035】
いくつかの他の実施形態では、化合物は、
1−フェニル−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2,5−ジメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−フェニル−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−ブロモ−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メチル−3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;または
1−(2−メトキシ−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素
である。
【0036】
いくつかの他の実施形態では、化合物は、
1−(2−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;または
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素
である。
【0037】
いくつかの他の実施形態では、化合物は、
1−(2−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;または
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素
である。
【0038】
いくつかの実施形態では、化合物は、
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;または
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素
である。
【0039】
いくつかの実施形態では、化合物は、
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;または
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素
である。
【0040】
いくつかの実施形態では、化合物は、
1−(2−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;または
1−(2−フルオロ−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素
である。
【0041】
いくつかの実施形態では、化合物は、
1−(2−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;または
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素
である。
【0042】
いくつかの実施形態では、化合物は、
1−(4−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;または
1−(4−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素
である。
【0043】
いくつかの実施形態では、化合物は、
1−(2−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;または
1−(4−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素
である。
【0044】
いくつかの実施形態では、化合物は、
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;または
1−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素
である。
【0045】
いくつかの実施形態では、化合物は、
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;または
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素
である。
【0046】
いくつかの実施形態では、化合物は、
1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;または
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素
である。
【0047】
いくつかの実施形態では、化合物は、
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;または
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素である。
【0048】
本発明の別の態様は、治療有効量の上記の化合物のいずれかと薬学的に許容される担体とを各々含む医薬組成物を提供する。医薬組成物は、意図される投与方法に好適な任意の形態、例えば、注射液、エアロゾル、クリーム、ゲル、カプセル、丸薬、錠剤、シロップ、点眼薬、または軟膏であることができる。
【0049】
上記の化合物は、1以上のタンパク質キナーゼ、例えば、c−Met、VEGFR2、PDGFRβ、c−Kit、CSF1R、およびEphA2に対する阻害効果を示す。
【0050】
したがって、本発明の別の態様は、異常なタンパク質キナーゼ活性(例えば、過剰発現したタンパク質キナーゼ)によって仲介される状態を有する患者を治療するための方法を提供する。本方法は、それを必要とする患者に治療有効量の上記の化合物または医薬組成物のいずれかを投与することを含む。化合物または医薬組成物は、好適な方法で、例えば、静脈内、皮下、経口、非経口、または局所に投与することができる。そのようなタンパク質キナーゼの例としては、VEGFR2、c−Met、RON、PDGFRα、PDGFRβ、c−Kit、CSF1R、EphA2、Alk、Tie−1、Tie−2、Flt3、FGFR1、FGFR2、FGFR3、FGFR4、EGFR、Ηer2、Abl、Aurora A、Aurora B、Aurora C、Src、Lck、IGF−1R、およびIRが挙げられる。そのような状態の例としては、癌、腫瘍、関節リウマチ、自己免疫疾患、急性炎症、腎炎、糖尿病性網膜炎、乾癬、および黄斑変性が挙げられる。腫瘍または癌は、例えば、骨癌(例えば、ユーイング肉腫、骨肉腫、軟骨肉腫、または整形外科関連の腫瘍)、脳およびCNS腫瘍(例えば、聴神経腫、脊髄腫瘍、脳腫瘍(brain tumor ring of hope))、乳癌、乳癌、結腸直腸癌(例えば、肛門癌)、内分泌腺癌(例えば、副腎皮質癌、膵癌(例えば、外分泌性膵癌などの膵癌)、下垂体性癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、胸腺癌、多発性内分泌腺腫瘍、または他の内分泌腺癌)、胃腸癌(例えば、胃癌、食道癌、小腸癌、胆嚢癌、肝癌、肝外胆管癌、または胃腸カルチノイド腫瘍)、尿生殖器癌(例えば、精巣癌、陰茎癌、または前立腺癌)、婦人科癌(例えば、子宮頸癌、卵巣癌、膣癌、子宮/子宮内膜癌、外陰部癌、妊娠性絨毛癌、卵管癌、または子宮肉腫)、頭頸部癌(口腔癌、唇癌、唾液腺癌、喉頭癌、下咽頭癌、中咽頭癌、鼻癌、鼻腔癌、または鼻咽頭癌)、白血病(例えば、急性リンパ球性白血病、急性骨髄性白血病、慢性リンパ球性白血病、慢性骨髄性白血病、有毛細胞白血病、急性前骨髄球性白血病、形質細胞白血病)、肺癌(例えば、腺癌、小細胞肺癌、または非小細胞肺癌)、リンパ腫(例えば、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫、エイズ関連リンパ腫)、眼癌(例えば、網膜芽腫または眼内黒色腫)、皮膚癌(例えば、黒色腫、非黒色腫皮膚癌またはメルケル細胞癌)、軟部組織肉腫(例えば、カポジ肉腫)、泌尿器系癌(例えば、腎臓癌、ウィルム腫瘍、膀胱癌、尿道癌、または移行上皮癌)、ならびに他のタイプのまたは関連する障害(例えば、組織球増殖症、中皮腫、転移性癌、カルチノイド腫瘍、神経線維腫症、生殖細胞腫瘍、線維形成性小円形細胞腫瘍、悪性横紋筋様腫瘍、類腱腫、血管拡張性失調症、ナイメーヘン破損症候群、ロートムント−トムソン症候群、リー−フラウメニ症候群、フォンヒッペル−リンダウ病、ベックウィス−ウィーデマン症候群、ダウン症候群、デニス−ドラシュ症候群、WAGR症候群、またはCIN頸部上皮内腫瘍)であることができる。
【0051】
本発明の化学的実体としては、式IまたはIIの化合物およびそれらの全ての薬学的に許容される形態が挙げられるが、これらに限定されない。本明細書に列挙されている化合物の薬学的に許容される形態としては、薬学的に許容される塩、溶媒和物、結晶形態(多形体およびクラスレートを含む)、キレート、非共有結合複合体、プロドラッグ、およびそれらの混合物が挙げられる。特定の実施形態では、本明細書に記載の化合物は、薬学的に許容される塩の形態である。したがって、「化学的実体(chemical entity)」および「化学的実体(chemical entities)」という用語は、薬学的に許容される塩、溶媒和物、結晶形態、キレート、非共有結合複合体、プロドラッグ、および混合物も包含する。
【0052】
上で述べたように、プロドラッグ、例えば、式IまたはIIの化合物のエステルまたはアミド誘導体もまた、化学的実体の範囲内に含まれる。「プロドラッグ」という用語は、患者に投与されたときに、例えば、プロドラッグの代謝プロセッシングによって、式IまたはIIの化合物になる任意の化合物を含む。プロドラッグの例としては、式IまたはIIの化合物中の官能基(例えば、アルコール基またはアミン基)のアセテート、フォルメート、およびベンゾエート誘導体ならびに同様の誘導体が挙げられるが、これらに限定されない。
【0053】
本明細書で使用するとき、「溶媒和物」という用語は、溶媒と化合物の相互作用によって形成される化学的実体を指す。好適な溶媒和物は、薬学的に許容される溶媒和物、例えば、一水和物およびヘミ水和物を含む、水和物である。
【0054】
本明細書で使用するとき、「キレート」という用語は、2つ(またはそれより多く)の点における化合物の金属イオンへの配位によって形成される化学的実体を指す。
【0055】
本明細書で使用するとき、「非共有結合複合体」という用語は、化合物と別の分子の相互作用によって形成される化学的実体を指し、その場合、この化合物とこの分子の間に共有結合は形成されない。例えば、複合体化は、ファンデルワールス相互作用、水素結合、および静電相互作用(イオン結合とも呼ばれる)によって生じ得る。
【0056】
「活性剤」という用語は、生物学的活性を有する化学的実体を示すために用いられる。特定の実施形態では、「活性剤」は、医薬としての有用性を有する化合物である。例えば、活性剤は、抗癌治療薬であってもよい。
【0057】
本明細書で使用するとき、単独でまたは(例えば、「シクロアルケニルアルキル」もしくは「ハロアルキルオキシ」に見られるような)より大きい部分の一部として用いられる「アルキル」という用語は、飽和脂肪族炭化水素基を指す。それは、1〜8個(例えば、1〜6個または1〜4個)の炭素原子を含有することができる。部分として、それは、−C2n+1と表記することができる。アルキル基は、直鎖状または分岐状であることができる。アルキル基の例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、n−ヘプチル、および2−エチルヘキシルが挙げられるが、これらに限定されない。アルキル基は、1以上の置換基で置換され得る(すなわち、任意に置換される)。
【0058】
本明細書で使用するとき、単独でまたは(例えば、「アリールアルキレンオキシ」もしくは「アリールハロアルキレンオキシ」に見られるような)より大きい部分の一部として用いられる「アルキレン」という用語は、2つの他の部分と2つの共有結合を形成する2つのラジカル点を有する飽和脂肪族炭化水素基を指す。それは、1〜8個(例えば、1〜6個または1〜4個)の炭素原子を含有することができる。部分として、それは、−C2n−と表記することができる。アルキレン基の例としては、メチレン(−CH−)、エチレン(−CHCH−)、およびプロピレン(−CHCHCH−)が挙げられるが、これらに限定されない。
【0059】
本明細書で使用するとき、単独でまたは(例えば、「アルキニルアルキル」もしくは「ハロアルキニルアルコキシ」に見られるような)より大きい部分の一部として用いられる「アルキニル」という用語は、少なくとも1つの三重結合を有する脂肪族炭化水素基を指す。それは、2〜8個(例えば、2〜6個または2〜4個)の炭素原子を含有することができる。アルキニル基は、直鎖状または分岐状であることができる。アルキニル基の例としては、プロパルギルおよびブチニルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0060】
本明細書で使用するとき、単独でまたは(例えば、「アルケニルアルキル」もしくは「アルケニルアルコキシ」)に見られるような)より大きい部分の一部として用いられる「アルケニル」という用語は、少なくとも1つの二重結合を有する脂肪族炭化水素基を指す。それは、2〜8個(例えば、2〜6個または2〜4個)の炭素原子を含有することができる。1つの二重結合を有するアルケニル基は、−C2n−1と表記することができ、または2つの二重結合の場合、−C2n−3と表記することができる。アルキル基と同様に、アルケニル基は、直鎖状または分岐状であることができる。アルケニル基の例としては、アリル、イソプレニル、2−ブテニル、および2−ヘキセニルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0061】
本明細書で使用するとき、単独でまたは(例えば、「シクロアルキルアルキル」もしくは「ハロシクロアルキルアルコキシ」に見られるような)より大きい部分の一部として用いられる「シクロアルキル」という用語は、飽和炭素環式単環式、二環式、または三環式(縮合または架橋またはらせん)環系を指す。それは、3〜12個(例えば、3〜10個、または5〜10個)の炭素原子を含有することができる。シクロアルキル基の例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、アダマンチル、ノルボルニル、クビル、オクタヒドロ−インデニル、デカヒドロ−ナフチル、ビシクロ[3.2.1]オクチル、ビシクロ[2.2.2]オクチル、ビシクロ[3.3.1]ノニル、ビシクロ[3.3.2.]デシル、ビシクロ[2.2.2]オクチル、アダマンチル、アザシクロアルキル、または((アミノカルボニル)シクロアルキル)シクロアルキルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0062】
本明細書で使用するとき、単独でまたは(例えば、「シクロアルケニルアルキル」もしくは「シアノシクロアルケニルアルコキシ」に見られるような)より大きい部分の一部として用いられる「シクロアルケニル」という用語は、1以上の二重結合を有する非芳香族炭素環式環系を指す。それは、3〜12個(例えば、3〜10個、または5〜10個)の炭素原子を含有することができる。シクロアルケニル基の例としては、シクロペンテニル、1,4−シクロヘキサ−ジ−エニル、シクロヘプテニル、シクロオクテニル、ヘキサヒドロ−インデニル、オクタヒドロ−ナフチル、シクロヘキセニル、シクロペンテニル、ビシクロ[2.2.2]オクテニル、またはビシクロ[3.3.1]ノネニルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0063】
本明細書で使用するとき、単独でまたは(例えば、「ヘテロシクロアルキルアルキル」もしくは「ヘテロシクロアルコキシ」に見られるような)より大きい部分の一部として用いられる「ヘテロシクロアルキル」という用語は、環原子の1つまたは複数がヘテロ原子(例えば、N、O、S、またはそれらの組合せ)である、3〜16員の単環式、二環式、または三環式(縮合または架橋またはらせん)飽和環構造を指す。ヘテロ原子に加えて、ヘテロシクロアルキルは、3〜15個の炭素原子(例えば、3〜12個または5〜10個)を含有することができる。ヘテロシクロアルキル基の例としては、ピペリジル、ピペラジル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフリル、1,4−ジオキソラニル、1,4−ジチアニル、1,3−ジオキソラニル、オキサゾリジル、イソキサゾリジル、モルホリニル、チオモルホリル、オクタヒドロベンゾフリル、オクタヒドロクロメニル、オクタヒドロチオクロメニル、オクタヒドロインドリル、オクタヒドロピリンジニル、デカヒドロキノリニル、オクタヒドロベンゾ[b]チオフェネイル、2−オキサ−ビシクロ[2.2.2]オクチル、1−アザ−ビシクロ[2.2.2]オクチル、3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクチル、および2,6−ジオキサ−トリシクロ[3.3.1.03,7]ノニルが挙げられるが、これらに限定されない。単環式ヘテロシクロアルキル基は、テトラヒドロイソキノリンなどのフェニル部分と縮合され得る。
【0064】
本明細書で使用するとき、単独でまたは(例えば、「アラルキル」、「アラルコキシ」、もしくは「ハロアリールオキシアルキル」に見られるような)より大きい部分の一部として用いられる「アリール」という用語は、単環式環系が芳香族(例えば、フェニル)であるか、または二環式もしくは三環式環系中の環の少なくとも1つが芳香族(例えば、フェニル)である、単環式(例えば、フェニル);二環式(例えば、インデニル、ナフタレニル、またはテトラヒドロナフチル);および三環式(例えば、フルオレニル、テトラヒドロフルオレニル、テトラヒドロアントラセニル、またはアントラセニル)環系を指す。二環式および三環式基の例としては、ベンゾ縮合2または3員炭素環式環が挙げられるが、これらに限定されない。例えば、ベンゾ縮合基としては、2以上のC4−8炭素環式部分と縮合したフェニルが挙げられる。
【0065】
本明細書で使用するとき、「ヘテロアリール」という用語は、5〜15個の環原子を有する単環式、二環式、または三環式環系を指し、ここで、これらの環原子の少なくとも1つは、ヘテロ原子(例えば、N、O、S、またはそれらの組合せ)であり、かつ単環式環系は芳香族であるか、または二環式もしくは三環式環系中の環の少なくとも1つは芳香族である。それは、例えば、5〜12個または8〜10個の環原子を含有することができる。ヘテロアリール基としては、2〜3個の環を有するベンゾ縮合環系が挙げられるが、これらに限定されない。例えば、ベンゾ縮合基としては、1個または2個の4〜8員ヘテロシクロアルキル部分と縮合したベンゾ(例えば、インドリジル、インドリル、イソインドリル、3H−インドリル、インドリニル、ベンゾ[b]フリル、ベンゾ[b]チオフェニル、キノリニル、またはイソキノリニル)が挙げられる。ヘテロアリールのいくつかの例は、ピリジル、1H−インダゾリル、フリル、ピロリル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、テトラゾリル、ベンゾフリル、イソキノリニル、ベンジチアゾリル、キサンテニル、チオキサンテニル、フェノチアジニル、ジヒドロインドリル、ベンゾ[1,3]ジオキソリル、ベンゾ[b]フリル、ベンゾ[b]チオフェニル、インダゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンズチアゾリル、プリル、キノリニル、キナゾリニル、フタラジル、キナゾリル、キノキサリル、イソキノリニル、4H−キノリジル、ベンゾ−1,2,5−チアジアゾリル、および1,8−ナフチリジルである。
【0066】
本明細書で使用するとき、「架橋二環式環系」という用語は、二環式ヘテロシクロアルキル環系または二環式シクロアルキル環系を指し、ここで、これらの環は、少なくとも2つの共通の原子を有する。架橋二環式環系の例としては、アダマンタニル、ノルボルナニル、ビシクロ[3.2.1]オクチル、ビシクロ[2.2.2]オクチル、ビシクロ[3.3.1]ノニル、ビシクロ[3.2.3]ノニル、2−オキサビシクロ[2.2.2]オクチル、1−アザビシクロ[2.2.2]オクチル、3−アザビシクロ[3.2.1]オクチル、および2,6−ジオキサトリシクロ[3.3.1.03,7]ノニルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0067】
本明細書で使用するとき、「ハロ」という用語は、フルオロ、クロロ、ブロモ、またはヨードを指す。
【0068】
本明細書で使用するとき、例えば、「1以上の独立したR基で任意に置換された」に見られるような「独立した」という用語は、置換基の数が2以上(例えば、2または3)であるとき、これらの複数の置換基が、同じものまたは異なるものであり得ることを意味する。
【0069】
本明細書で使用するとき、(例えば、「で任意に置換された」に見られるような)「任意に」という用語は、問題になっている部分が、置換されているかまたは置換されていないかのいずれかであること、および置換基が、化学的に実現可能である場合にのみ生じることを意味する。例えば、Hは置換基で置換され得ず、共有結合または−C(=O)−基は、置換基で置換され得ない。
【0070】
本明細書で使用するとき、「オキソ」基は、=Oを指す。
【0071】
本明細書で使用するとき、「カルボニル」基は、−C(O)−または−C(=O)−を指す。
【0072】
本明細書で使用するとき、「シアノ」基は、−CNを指す。
【0073】
本明細書で使用するとき、「尿素」基は、構造−NR−CO−NR(化合物中、末端に含まれる場合)または−NR−CO−NR−(化合物中、内部に含まれる場合)を指す。
【0074】
本明細書で使用するとき、「任意に」という用語が前にあるかないかを問わず、「置換された」という用語は、特定の置換基のラジカルによる、所与の構造中の水素ラジカルの置換を指す。具体的な置換基は、上で定義に、かつ下で化合物およびその実施例の説明に記載されている。特に指定しない限り、任意に置換された基は、その基の各々の置換可能な位置に置換基を有することができ、かつ任意の所与の構造中の2以上の位置を、特定の基から選択される2以上の置換基で置換することができる場合、置換基は、全ての位置において同じものまたは異なるもののいずれかであることができる。環置換基(例えば、ヘテロシクロアルキル)を別の環(例えば、シクロアルキル)に結合させて、スピロ二環式環系を形成させることができ、例えば、両方の環は、1つの共通の原子を共有する。当業者であれば認識するように、本発明によって想定される置換基の組合せは、安定なまたは化学的に実現可能な化合物の形成をもたらす組合せである。
【0075】
便宜上、また、一般に理解されているように、「任意に置換された」という用語は、好適な置換基で実際に置換することができる化学的実体にのみ適用され、化学的に置換することができない化学的実体には適用されない。したがって、それは、化学的に可能である場合にのみ有効である。例えば、「Rは、その各々が1以上の独立したQ基で任意に置換された、H、アルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)−アルキル、−C(=O)−アリール、または−C(=O)−ヘテロアリールである」の場合、「その各々が1以上の独立したQ基で任意に置換された」という語句は、文法的にはHに適用されるが、H(水素原子)は化学的に置換することができないので、この語句は、実際にはHには適用されない。別の例として、「L’は、その各々が1以上の独立したR基で任意に置換された、共有結合、−C(=O)−、−C(=O)−アルキレン、またはアルキレンである」の場合、「その各々が1以上の独立したR基で任意に置換された」という語句は、共有結合または−C(=O)−には適用されないが、それは、これら2つが、置換することが化学的に不可能であるからである。
【0076】
本明細書で使用するとき、「安定な」または「化学的に実現可能な」という用語は、その生成、検出、ならびに好ましくはその回収、精製、および本明細書に開示された1以上の目的のための使用を可能にする条件に供したときに、実質的に変化しない化合物を指す。いくつかの実施形態では、安定な化合物または化学的に実現可能な化合物は、少なくとも1週間、水分または他の化学的反応条件の非存在下にて、40℃以下の温度で維持したときに、実質的に変化しない化合物を指す。
【0077】
本明細書で使用するとき、例えば、「1以上の独立したハロ、アルコキシ、アルキル...シアノ、オキソ、または(or)任意に置換されたヘテロシクロアルキル」(強調は筆者による)に見られるような「または(or)」という用語は、「または(or)」または「および」を意味することができる。言い換えると、この筋書きでは、例えば、置換基(2以上の場合)は、2つのハロ基または1つのハロおよび1つのアルキルであることができる。別の例では、「VEGFR2または(or)c−Met」は、「VEGFR2」、「c−Met」、または「VEGFR2およびc−Met」を意味することができる。
【0078】
本明細書で使用するとき、「薬学的に許容される塩」という語句は、対象(例えば、ヒト患者、イヌ、またはネコなどの哺乳動物)における内用(または必要に応じて、局所使用)に安全かつ効果的であり、かつ所望の生物学的活性を有する本発明の化合物の塩を意味する。薬学的に許容される塩としては、本発明の化合物中に存在する酸性または塩基性基の塩が挙げられる。薬学的に許容される酸付加塩としては、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硝酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、リン酸塩、過リン酸塩、イソニコチン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、サリチル酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、パントテン酸塩、重酒石酸塩、アスコルビン酸塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、ゲンチシン酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、グルカル酸塩、サッカリン酸塩、ギ酸塩、安息香酸塩、グルタミン酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩およびパモ酸塩(すなわち、1,1’−メチレン−ビス−(2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸塩))が挙げられるが、これらに限定されない。本発明の特定の化合物は、様々なアミノ酸とともに薬学的に許容される塩を形成することができる。好適な塩基塩の例としては、アルミニウム、カルシウム、リチウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、亜鉛、およびジエタノールアミン塩が挙げられるが、これらに限定されない。薬学的に許容される塩に関する総説については、参照により本明細書に組み込まれる、BERGE ET AL.,66 J.PHARM.SCI.1−19(1977)(非特許文献15)を参照されたい。
【0079】
本明細書で使用するとき、治療される「対象」は、通常、「患者」、例えば、動物(例えば、ヒト、ネコ、またはイヌなどの哺乳動物)を指し、したがって、これと互換的に用いることができる。
【0080】
本明細書で使用するとき、「有効量」は、治療される患者に対して治療効果を付与するのに必要な量として定義され、通常、患者の年齢、表面積、体重、および状態に基づいて決定される。(体表面の平方メートル当たりのミリグラムに基づく)動物およびヒトについての投薬量の相互関係は、Freireich et al.,Cancer Chemother.Rep.,50:219(1966)(非特許文献16)によって記載されている。体表面積は、患者の身長および体重から大まかに決定することができる。例えば、Scientific Tables,Geigy Pharmaceuticals,Ardsley,New York,537(1970)(非特許文献17)を参照されたい。
【0081】
特に指定しない限り、本明細書で同定される全ての環式ラジカル部分は、その環原子のいずれかにおいて、本明細書に含まれる式のいずれかの中の別の部分に結合され得る。
【0082】
特に記述しない限り、本明細書で示される構造は、その構造の全ての異性体(例えば、エナンチオマー、ジアステレオマー、および幾何学的(または立体配座))形態、例えば、各々の不斉中心に対するRおよびS立体配置、(Z)および(E)二重結合異性体、ならびに(Z)および(E)立体配座異性体を含むことが意図される。それゆえ、本化合物の単一の立体化学的異性体ならびにエナンチオマー、ジアステレオマー、および幾何学的(または立体配座)混合物は、本発明の範囲内に含まれる。特に記述しない限り、本発明の化合物の全ての互変異性体形態は、本発明の範囲内に含まれる。
【0083】
本明細書で使用するとき、本発明の化合物の「治療有効量」という用語は、疾患の治療のためにヒトまたは非ヒト患者に投与したときに有効な量を指し、例えば、治療有効量は、キナーゼ阻害に応答する疾患または障害を治療するのに十分な量であり得る。治療有効量は、実験的に、例えば、化学的実体の血中濃度をアッセイすることによって、または理論的に、バイオアベイラビリティーを計算することによって確かめることができる。
【0084】
本明細書で使用するとき、「有意な」という用語は、p<0.05の場合に、スチューデントのT検定などの、仮説の標準的なパラメトリックまたはノンパラメトリック検定において統計的に有意である任意の検出可能な変化を指す。
【0085】
本明細書で使用するとき、「患者」または「対象(subject)」という用語は、治療、観察または実験の対象(object)となっているかまたはそのような対象(object)となることになっている動物、例えば、哺乳動物、例えば、ヒト、イヌ、またはネコを指す。本発明の方法は、ヒト治療と獣医学的用途の両方において有用であることができる。
【0086】
本明細書で使用するとき、「血管形成キナーゼ」という用語は、血管形成に関与するキナーゼを指す。その例としては、VEGFR2、PDGFRβ、およびc−Metが挙げられる。
【0087】
本明細書で使用するとき、「阻害」という用語は、化合物の非存在下でのキナーゼの活性と比べた、式IまたはIIの化合物の存在に対する直接的または間接的な応答としてのキナーゼ活性の低下を指す。この低下は、化合物とキナーゼとの直接的な相互作用によるものであってもよいし、または化合物とキナーゼ活性に影響を及ぼす1以上の他の因子との相互作用によるものであってもよい。例えば、化合物の存在は、例えば、キナーゼに直接結合することによって、(直接的にもしくは間接的に)別の因子にキナーゼ活性を低下させることによって、または細胞もしくは生物内に存在するキナーゼの量を(直接的にもしくは間接的に)低下させることによって、キナーゼ活性を低下させることができる。
【0088】
本明細書で使用するとき、「治療」または「治療すること」という用語は、患者における疾患の任意の治療を指し、これは、(a)疾患を予防すること、すなわち、疾患の臨床症状を発症させないこと;(b)疾患を阻害すること;(c)臨床症状の発症を遅延させることもしくは停止させること;または(d)疾患を軽減すること、すなわち、臨床症状の退行を引き起こすことを含む。
【0089】
本明細書で使用するとき、「キナーゼ阻害に応答する疾患または障害」という用語は、1以上のタンパク質キナーゼ、例えば、血管形成キナーゼの活性に、少なくとも一部は依存する病的状態を指す。キナーゼは、細胞の増殖、分化、および浸潤をはじめとする、種々の細胞活動のシグナル伝達経路に直接的にかまたは間接的にかのいずれかで関与する。キナーゼ阻害に応答する疾患としては、腫瘍増殖、固形腫瘍増殖を支持する血管形成、ならびに局所血管系の過剰増殖を特徴とする疾患(例えば、糖尿病性網膜症、黄斑変性、および炎症)が挙げられるが、これらに限定されない。
【0090】
本明細書で使用するとき、「血管形成の変化」という用語は、血管網または血管系の質の変化を指す。血管形成の変化は、多くのパラメータによって測定することができ、かつ例えば、新生血管構造の出現の遅延、新生血管構造の発達の緩徐化、新生血管構造の発生の低下、血管透過性の変化、血流の変化、血管形成依存的疾患効果の重症度の緩徐化または低下、血管系増殖の停止、または既往の血管系の退行によって評価することができる。
【発明を実施するための形態】
【0091】
本発明は、式IもしくはIIの化合物、または薬学的に許容されるその塩を提供する。
【化10】

式IまたはII中
U、V、X、Y、およびZは、各々独立に、NまたはC−Rであり、
Lは、O、S(O)、N−R、または1以上の独立したR基で任意に置換されたアルキレンであり、
は、その各々が1以上の独立したQ基で任意に置換された、H、アルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)−アルキル、−C(=O)−アリール、または−C(=O)−ヘテロアリールであり、
L’は、共有結合、−C(=O)−、−C(=O)−アルキレン、またはアルキレンであり、かつ1以上の独立したR基で任意に置換されており、
Aは、
【化11】

であり、ここで、B、D、E、G、およびJは、各々独立に、NまたはC−Rであり、Aの5員環はLに接続されており、かつAの6員環は式IまたはII中の尿素基に接続されており、
Arは、その各々が1以上の独立したR基で任意に置換されたアリールまたはヘテロアリールであり、
、R、R、R、およびRは、各々独立に、その各々が1以上の独立したQ基で任意に置換された、H、ハロ、−CN、−CF、−NO、−NH、−OH、−OCF、−OCH、−COH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、またはヘテロアリールアルキルであり、
およびQは、各々独立に、その各々が部分的にもしくは完全にハロゲン化され得る、1以上の独立したH、ハロ、−CN、−OH、−NH、−NO、オキソ、−CF、−OCF、−COH、−S(O)H、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、もしくはヘテロシクロアリール、または部分的にもしくは完全にハロゲン化され得る−O−アルキルでその各々が任意に置換された、H、ハロ、−CN、−CF、−OCF、−NO、オキソ、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアリール、−OR、−S(O)、−NR10、−SONR10、−C(O)R11、−C(O)NR10、−C(O)OR12、−OC(O)R13、−NRC(O)R11、−NRS(O)14、−NR15C(O)NR10、−NR15S(O)NR10または−NR15S(O)NR10であり、
、R、R11、R12、R13、R14、またはR15は、各々独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアリールであり、
およびR10は、各々独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクロアリールであるか、または−NR10中にあるとき、RおよびR10は、それらが結合している窒素原子とともに、3〜12員の飽和または不飽和環を形成し、ここで、該環状は、各々独立に、O、N、またはS(O)である、1以上のヘテロ原子を任意に含み、かつ
nは、0、1、または2である。
【0092】
一般的合成スキーム
本発明の化合物は、市販のまたは既知の出発材料から既知の方法によって合成してもよい。これらの化合物を生成する例示的な合成経路は、以下に示すスキームに提示されているが、その場合、置換基は、特に注記しない限り、本明細書で定義されたようなものである。これらの一般的スキームは、説明のためのものであるに過ぎないのであって、限定するものではなく、かつそれらは、以下に明確に示されている変数とは異なる変数を含む他の化合物の調製に適用することができる。
【0093】
以下の略語を用いる:
NMR=核磁気共鳴
TMS=テトラメチルシラン
DCM=ジクロロメタン
THF=テトラヒドロフラン
EtOAc=酢酸エチル
MeCN=アセトニトリル
DMSO=ジメチルスルホキシド
Boc=t−ブチルオキシカルボニル
DMF=N,N−ジメチルホルムアミド
DME=ジメチルエーテル
TFA=トリフルオロ酢酸
CDCl=重水素化クロロホルム
DMSO−d=重水素化ジメチルスルホキシド
TLC=薄層クロマトグラフィー
HPLC=高速液体クロマトグラフィー
Min=分
h=時間
d=日
RTまたはrt=室温
=保持時間
L=リットル
mL=ミリリットル
mmolまたはmM=ミリモル
g=グラム
mg=ミリグラム
LG=離脱基
PG=保護基。
【0094】
スキーム1:
【化12】

中間体4は、上に示したスキーム1に従って、市販の7−アザインドール(1)から数工程で調製することができる。具体的には、4−クロロ−7−アザインドール(2)を、m−クロロペルオキシ安息香酸(mCPBA)または過酸化水素または他のペルオキシ酸などの酸化剤による出発材料1の酸化と、その後のPOClまたはSOClによる処理によって得た。次に、化合物2を、Pd触媒シアン化、塩基または酸による加水分解、エステル化、および還元によってアルコール3に変換した。化合物3中のヒドロキシル基を、SOCl、CBr+PPh、PBr、MeSOCl、TfO、TsClなどと反応させることによって、Cl、Br、I、MeSO、TfO、およびTsOなどの離脱基(LG)と置換した。アザインドリル環上のアミノ基(NH)を、一般に用いられる窒素保護基(PG)、例えば、BocまたはCbzまたは他のカルバメート、PhSOまたは他のオルガノスルホニル、p−メトキシベンジル(PMB)、メトキシメチル(MOM)、[β−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル(SEM)などで保護した。
【0095】
スキーム2:
【化13】

中間体7は、市販の7−アザインドール(1)から3工程で容易に調製することができる。MeNHおよびホルムアルデヒドで処理すると、化合物1がアミン5に変換され、これを、窒素保護基(PG)、例えば、BocまたはCbzまたは他のカルバメート、PhSOまたは他のオルガノスルホニル、p−メトキシベンジル(PMB)、メトキシメチル(MOM)、[β−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル(SEM)などで保護して、化合物6を得た。化合物6を、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、またはi−ブチルクロロフォルメートなどのクロロフォルメートと反応させることによって、塩化物7に変換した。
【0096】
スキーム3:
【化14】

中間体11は、スキーム3に示したように市販の7−アザインドール(1)から4工程で調製することができる。DMFおよびPOClで処理すると、化合物1がアルデヒド8に変換され、これをBoc基で保護して、化合物9を得た。次に、化合物9をNaBHで一級アルコール10に還元した。このアルコール10を四塩化炭素/トリフェニルホスフィンまたは四臭化炭素/トリフェニルホスフィンで処理することにより、対応する塩化物または臭化物の化合物11が得られた。
【0097】
スキーム4:
【化15】

スキーム4は、式IまたはIIの例示的な化合物の合成を示す。スキーム1〜3によって調製された中間体A−1またはA−2を、塩基性条件下で市販の単環式または二環式アリールまたはヘテロアリールニトロ化合物と反応させて、化合物C−1またはC−2を生成した。接触水素化(一般に用いられる触媒はPdもしくはPt系である)、Fe/HClもしくはZn/HOAc、またはSnClによるニトロ基の還元によって、アミンD−1またはD−2が得られた。これを、イソシアネートE−1またはホスゲンもしくはトリホスゲンもしくはカルボニルジイミダゾールによって仲介されるアミンE−2と反応させて、酸性または塩基性条件下での保護基(PG)の除去後に、尿素生成物IまたはIIを生成した。例えば、4−ニトロインドール(12)を、NaHの存在下、塩化物13でアルキル化し、その後、Bocで保護すると、化合物14が得られた。14のニトロ基をPd/C接触水素化によってアミノ基に還元すると、アミン15が生成された。化合物15を、アリールイソシアネートとすぐに反応させ、尿素生成物を生成した。これをHCl処理で脱保護すると、最終生成物16が形成された。同じ反応シーケンスに従って、尿素20を4−ニトロインドール(12)および塩化物17から生成した。
【0098】
スキーム5:
【化16】

スキーム5は、式IまたはIIの化合物を合成するための別の方法を示す。市販の4−ニトロインドールFを4−アミノインドールGに還元した。これを、イソシアネートE−1またはホスゲンもしくはトリホスゲンもしくはカルボニルジイミダゾールによって仲介されるアミンE−2と反応させて、尿素生成物Hを生成した。NaBHCN+AcOHで処理すると、Hが化合物Iに変換された。スキーム1〜3で調製された中間体A−1またはA−2でIをアルキル化することによって、化合物J−1またはJ−2が得られた。これは、酸性または塩基性条件下での保護基(PG)の除去後に、生成物IまたはIIに変換することができる。例えば、4−ニトロインドール(12)の水素化によってアミン21が得られた。これを、イソシアネート22と反応させて、尿素23を生成した。化合物23をインドリニル化合物24に還元した。これを17でうまくアルキル化して、化合物25を生成させた。化合物25を、HClで脱保護して標的化合物26を形成させたか、またはDDQで酸化して27にし、27から、Boc基の除去後に、標的化合物28を得た。
【0099】
一般的な実験方法および分析方法
特に注記しない限り、材料/試薬は全て商業的供給業者から入手し、さらに精製することなく用いた。NMRスペクトルは、TMSまたは残存溶媒ピークを内部標準として用いて周囲温度でBrukerまたはVarianの300または400MHz装置にて記録した。線の位置または多重線はppm(δ)で示し、カップリング定数(J)はヘルツ(Hz)単位での絶対値として示す。H NMRスペクトルにおける多重度は、s(一重線)、d(二重線)、t(三重線)、q(四重線)、quint(五重線)、m(多重線)、m(中心のある多重線)、brまたはbroad(広がった)と略している。質量スペクトル(MS)は、ESI法で測定した。反応は、シリカゲル60 F−254(0.2mm)上での薄層クロマトグラフィー(TLC)によってモニタリングし、UV光を用いて可視化した。フラッシュクロマトグラフィーは、シリカゲル(400〜230メッシュ)を用いて実施した。
【0100】
調製I:2−メトキシ−5−クロロフェニルイソシアネート(Int−4)
【化17】

2−メトキシ−5−クロロ安息香酸(Int−1、18.7g、100mmol)の無水ジクロロメタン(120mL)懸濁液に、窒素下で、塩化チオニル(25mL、130mmol)を滴加した。反応混合物を2時間還流させた後、透明な溶液が形成された。余分な塩化チオニルおよび溶媒を蒸発させると、固体生成物Int−2が得られた。これを精製せずに次の工程で直接用いた。
【0101】
酸塩化物Int−2のアセトン(100mL)溶液に、窒素下で、アジ化ナトリウム(7.8g、120mmol)および50mLの水を添加した。室温で2時間撹拌した後、さらに50mLの水を添加した。混合物を濾過し、濾過ケーキを水で洗浄し、乾燥させると、アジ化アシルInt−3が白色の固体として得られた。これを精製せずに次の工程で直接用いた。
【0102】
前の工程から得られたアジ化アシルInt−3を無水トルエン(100mL)に溶解させた。得られた溶液を、油浴にて110℃で予め加熱した空の丸底フラスコに、ゆっくりと添加した。窒素の発生が観察され、これは、添加して約1時間後に止んだ。次に、反応混合物を室温に冷却し、溶媒を減圧下で除去すると、帯黄色の固体残渣が得られた。これを石油エーテルから再結晶化させると、所望の生成物Int−4が白色の結晶(3工程で10.3g、56%)として得られた。これは、静置すると帯黄色に変わった。
MS(ESI):m/z 238.0(100)[M+MeOH+Na,35Cl],240.0(33)[M+MeOH+Na,37Cl]
【0103】
調製II:1−(t−ブチルオキシカルボニル)−4−クロロメチル−7−アザインドール(Int−11)
【化18】

7−アザインドール(Int−5、23.6g、200mmol)のDME/ヘプタン(1:2、300mL)溶液に、3−クロロペルオキシ安息香酸(85wt%、44.7g、220mmol)を少しずつ添加した。スラリーを室温で3時間撹拌した。沈殿を濾過により回収し、ヘプタン(100mL)で洗浄した。乾燥させた後、51.9gの7−アザインドールN−オキシド3−クロロベンゾエートが得られた(51.9g、89%)。mp 140〜143℃。
【0104】
7−アザインドールN−オキシド3−クロロベンゾエート(51.9g、178mmol)に、オキシ塩化リン(200mL)を室温で添加した。この溶液を撹拌しながら85〜90℃で一晩加熱した。オキシ塩化リンを減圧下で留去した。水を添加し、混合物を50%水酸化ナトリウム水溶液でpH9に塩基性化した。スラリーを室温まで冷却させておき、濾過した。回収された固体を、水(200mL)に懸濁し、撹拌し、濾過し、乾燥させると、生成物Int−6(21.7g、80%)が得られた。
H NMR(400MHz,CDCl)δ11.40(brs,1H),8.24(d,J=5.2Hz,1H),7.43(d,J=3.6Hz,1H),7.15(d,J=5.2Hz,1H),6.63(d,J=3.6Hz,1H)。
【0105】
4−クロロ−7−アザインドール(Int−6、18.2g、119mmol)のジメチルアセトアミド(100mL)懸濁液を脱気し、次に、窒素を充填した。この懸濁液に、亜鉛粉末(720mg、11mmol)、ジフェニルホスフィノフェロセン(2.1g、3.8mmol)、シアン化亜鉛(8.2g、69.8mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(1.74g、1.9mmol)を室温で添加した。混合物を窒素下にて120℃で2時間加熱した。室温に冷却した後、水(300mL)を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液、ブラインで順次洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮すると、粗生成物が得られた。これをフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製すると、Int−7(12.3g、収率:70%)が得られた。
MS(ESI):m/z 144.1[M+H]
【0106】
Int−7(11.5g、80mmol)、水酸化ナトリウム(32g、800mmol)、水(100mL)、およびエチルアルコール(100mL)の混合物を加熱還流した。6時間後、反応混合物を室温に冷却し、中和し、濃塩酸で酸性化した。固体を濾過により回収すると、7−アザインドール−4−カルボン酸(10.4g、80%)が得られた。これを精製せずに次の工程で直接用いた。
【0107】
7−アザインドール−4−カルボン酸(10.4g、64mmol)、塩化チオニル(17.8g、150mmol)、およびエチルアルコール(150mL)の混合物を加熱還流した。(TLCによって)反応が終了した後、混合物を濃縮し、炭酸カリウム水溶液でpH9に塩基性化し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮乾固した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製すると、Int−8(11.0g、90%)が得られた。
H NMR(400MHz,CDCl)δ10.51(brs,1H),8.45(d,J=4.4Hz,1H),7.75(d,J=4.4Hz,1H),7.54(s,1H),7.08(d,J=2.0Hz,1H),4.50(q,J=7.2Hz,2H),1.49(t,J=7.2Hz,3H)。
【0108】
Int−8(9.5g、50mmol)のTHF(150mL)溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(3.8g、100mmol)および塩化カルシウム(11.1g、100mmol)を添加し、混合物を6時間加熱還流した。(TLCによって)反応が終了した後、メタノールおよび水を添加し、得られた混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮すると、Int−9(5.0g、67%)が得られた。
H NMR(400MHz,DMSO−d)δ11.84(brs,1H),8.22(d,J=5.6Hz,1H),7.51(t,J=2.8Hz,1H),7.31(d,J=6.4Hz,1H),6.74(q,J=1.6Hz,1H),5.65(t,J=6.0Hz,1H),4.92(d,J=5.2Hz,2H)。
【0109】
DCM(100mL)中のInt−9(4.4g、30mmol)および塩化チオニル(11.9g、100mmol)の混合物を室温で一晩撹拌した。次に、混合物を濃縮し、炭酸カリウム水溶液でpH9に塩基性化し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮乾固した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製すると、Int−10(4.3g、87%)が得られた。
MS(ESI):m/z 167.0(100)[M+H,35Cl],169.0(33)[M+H,37Cl]
【0110】
丸底フラスコに、Int−10(4.2g、25mmol)、(Boc)O(10.9g、50mmol)、および4−ジメチルアミノピリジン(触媒量)、トリエチルアミン(75mmol)およびDCM(80mL)を投入した。混合物を室温で6時間撹拌した後、濃縮乾固した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製すると、Int−11(6.1g、91%)が得られた。
【0111】
調製III:1−(t−ブチルオキシカルボニル)−3−クロロメチル−7−アザインドール(Int−14)
【化19】

イソプロピルアルコール(100mL)を、7−アザインドール(Int−5、8.3g、70mmol)、ジメチルアミン塩酸塩(5.7g、70mmol)、およびホルムアルデヒド(38%水溶液、5.5g、70mmol)の混合物に添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した後、2時間還流させた。得られた懸濁液を真空中で蒸発乾固し、水(50mL)および濃塩酸(5mL)を添加し、水層を酢酸エチルで抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮すると、生成物Int−12が得られた。これを精製せずに次の工程で直接用いた。
H NMR(400MHz,DMSO−d)δ11.44(s,1H),8.18,8.17(dd,J=4.8,1.2Hz,1H),7.98,7.96(dd,J=7.6,1.6Hz,1H),7.32(d,J=2.8Hz,1H),7.03,7.01(dd,J=8.0,4.8Hz,1H),3.51(s,2H),2.12(s,6H)。
【0112】
丸底フラスコに、前の工程からのInt−12、(Boc)O(30g、140mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(触媒量)、トリエチルアミン(210mmol)およびDCM(80mL)を投入した。混合物を室温で一晩撹拌し、濃縮乾固し、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製すると、生成物Int−13(2工程で12.7g、66%)が得られた。
【0113】
窒素雰囲気下で、イソブチルクロロフォルメート(6.8g、50mmol)を、トルエン(100mL)中のInt−13(12.4g、45mmol)に添加し、反応混合物を一晩撹拌した。水を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製すると、生成物Int−14(1.6g、12%収率)が得られた。
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.55(d,J=4.4Hz,1H),8.01(d,J=7.2Hz,1H),7.69(s,1H),7.27−7.24(m,1H),4.76(s,2H),1.67(s,9H)。
【0114】
調製IV:1−(t−ブチルオキシカルボニル)−3−クロロメチル−7−アザインドール(Int−14)
【化20】

三つ口フラスコにジメチルホルムアミド(33mL、425mmol)を投入し、氷−塩浴中で冷却した。オキシ塩化リン(35mL、340mmol)を撹拌しながら0.5時間かけて添加した。さらに10分間の後、フラスコ内の温度が10℃よりも高くならないようにしながら、7−アザインドール(Int−5、10.8g、91mmol)を添加した。次に、得られた混合物を80℃で48時間撹拌した。室温に冷却した後、砕いた氷を添加すると、透明な、サクランボ赤色の水溶液が生じた。これを水酸化ナトリウムで中和した。混合物を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製すると、生成物Int−15(6.6g、50%)が得られた。
【0115】
丸底フラスコに、Int−15(6.6g、45mmol)、(Boc)O(10.7g、50mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(55mg、0.45mmol)、トリエチルアミン(13g、130mmol)、およびDCM(50mL)を投入した。混合物を室温で一晩撹拌し、濃縮乾固し、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製すると、生成物Int−16(9.8g、89%)が得られた。
【0116】
メタノール(50mL)中の1−(tert−ブチルオキシカルボニル)−3−ホルミル−7−アザインドール(Int−16、9.8g、40mmol)および水素化ホウ素ナトリウム(1.7g、44mmol)の混合物を室温で4時間撹拌した。TLCにより、反応が終了していることが示された。水を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を水、ブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製すると、アルコールInt−17(8.4g、85%)が得られた。
【0117】
無水DMF(35mL)中の1−(tert−ブチルオキシカルボニル)−3−(ヒドロキシメチル)−7−アザインドール(Int−17、8.4g、34mmol)、トリフェニルホスフィン(9.9g、37mmol)、無水CCl(50mL)の混合物を室温で48時間撹拌した。溶媒を除去し、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製すると、塩化物Int−14(3.45g、38%)が得られた。
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.55(d,J=4.4Hz,1H),8.01(d,J=7.2Hz,1H),7.69(s,1H),7.27−7.24(m,1H),4.76(s,2H),1.67(s,9H)。
【実施例】
【0118】
実施例1:1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
丸底フラスコに、4−ニトロインドール(4.8g、30mmol)、パラジウム炭素(10%、480mg)、およびTHF(50mL)を投入し、混合物を1水素雰囲気下で一晩撹拌した。TLCにより、反応が終了していることが示された。触媒を濾過除去し、濾液を濃縮すると、4−アミノ−1H−インドールが得られた。これを精製せずに次の工程で直接用いた。
【0119】
5−クロロ−2−メトキシフェニルイソシアネート(Int−4、5.5g、30mmol)のDCM(20mL)溶液を、工程AからのDCM(30mL)中の4−アミノ−1H−インドールに滴加し、得られた混合物を一晩撹拌した後、濾過すると、粗生成物1−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−(1H−インドール−4−イル)尿素(6.6g、70%)が得られた。これを精製せずに次の工程で直接用いた。
【0120】
酢酸(50mL)中の1−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−(1H−インドール−4−イル)尿素(6.3g、20mmol)の混合物にNaBHCN(1.9g、30mmol)を少しずつ添加し、得られた混合物を室温で1時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣を水で希釈し、NaHCOで中和し、EtOAcで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させると、粗1−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−(2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル)尿素(6.3g、100%)が得られた。これを精製せずに次の工程で直接用いた。
H NMR(300MHz,DMSO−d)δ8.72(s,1H),8.65(s,1H),8.22(d,J=1.8Hz,1H),7.14(d,J=6.3Hz,1H),7.03−6.94(m,2H),6.83(t,J=6.0Hz,1H),6.20(d,J=5.7Hz,1H),5.47(s,1H),3.88(s,3H),3.44−3.40(m,2H),2.86(t,J=6.3Hz,2H)。
【0121】
1−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−(2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル)尿素(2.2g、7mmol)、炭酸カリウム(1.16g、8.4mmol)、およびDMF(30mL)の混合物に、1−(t−ブチルオキシカルボニル)−4−クロロメチル−7−アザインドール(Int−11、2.2g、8.4mmol)を少しずつ添加して、(TLCによって)反応が終了するまで、混合物を80℃で撹拌した。次に、水を添加し、混合物をEtOAcで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製すると、生成物(1.9g、50%)が得られた。
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.49(d,J=4.8Hz,1H),8.29(d,J=2.4Hz,1H),7.65(d,J=4.0Hz,1H),7.43(s,1H),7.22(d,J=5.2Hz,1H),7.12(t,J=8.0Hz,2H),6.91(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),6.86(d,J=8.4Hz,1H),6.74(d,J=8.8Hz,1H),6.64(d,J=4.0Hz,1H),6.36(d,J=8.0Hz,1H),6.32(s,1H),4.51(s,2H),3.78(s,3H),3.40(t,J=8.4Hz,2H),2.98(t,J=8.0Hz,2H),1.67(s,9H)。
【0122】
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−{1−[1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル}尿素(500mg、0.92mmol)をメタノール溶液中の25%HClに添加した。得られた反応混合物を室温で一晩撹拌した後、濃縮すると、生成物1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩(412mg、93%)が得られた。
H NMR(400MHz,DMSO−d):δ12.67(s,1H),8.77(s,1H),8.71(s,1H),8.39(d,J=6.0Hz,1H),8.22(d,J=2.4Hz,1H),7.70(t,J=2.4Hz,1H),7.42(d,J=6.0Hz,1H),7.23(d,J=8.0Hz,1H),7.03−6.90(m,4H),6.26(d,J=8.0Hz,1H),4.72(s,2H),3.88(s,3H),3.42(t,J=8.4Hz,2H),2.95(t,J=8.4Hz,2H)。MS(ESI):m/z 448.4(100)[M+H,35Cl],450.3(33)[M+H,37Cl]
【0123】
実施例2a:1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
(実施例1からの)1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−{1−[1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル}尿素(1.64g、3mmol)のアセトン(20mL)溶液に、DDQ(6mmol)を少しずつ添加し、混合物を室温で一晩撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製すると、生成物(1.05g、64%)が得られた。
H NMR(400MHz,CDCl):δ8.49(d,J=5.2Hz,1H),8.33(s,1H),7.65(s,1H),7.56(s,1H),7.50(d,J=8.0Hz,1H),7.31(t,J=6.8Hz,2H),7.26−7.25(m,1H),7.14(s,1H),7.09(t,J=6.0Hz,1H),6.91(d,J=8.8Hz,1H),6.71−6.68(m,2H),6.57(s,1H),5.41(s,2H),3.64(s,3H),1.67(s,9H)。
【0124】
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−{1−[1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル]−1H−インドール−4−イル}尿素(500mg、0.92mmol)をメタノール溶液中の25%HClに添加した。混合物を一晩撹拌した後、濃縮すると、生成物1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩(400mg、90%)が得られた。
H NMR(400MHz,DMSO−d):δ12.08(s,1H),9.23(s,1H),8.79(s,1H),8.28(d,J=2.8Hz,1H),8.19(d,J=5.2Hz,1H),7.70(dd,J=6.0,2.0Hz,1H),7.54(s,1H),7.50(d,J=3.2Hz,1H),7.05−6.96(m,4H),6.79(d,J=3.2Hz,1H),6.73(d,J=5.6Hz,1H),6.47(t,J=2.0Hz,1H),5.80(s,2H),3.91(s,3H)。MS(ESI):m/z 446.2(100)[M+H,35Cl],448.3(33)[M+H,37Cl]
【0125】
実施例2b:1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
表題化合物は、以下の方法に従っても調製された。具体的には、水素化ナトリウム(144mg、6mmol)を4−ニトロインドール(973mg、6mmol)のTHF溶液に添加し、得られた混合物を4時間撹拌した。次に、1−(t−ブチルオキシカルボニル)−4−クロロメチル−7−アザインドール(Int−11、1.5g、5.5mmol)を添加した。(TLCによって)反応が終了した後、混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチした。有機層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製すると、4−[(4−ニトロ−1H−インドール−1−イル)メチル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(254mg、16%)が得られた。
H NMR(400MHz,CDCl):δ10.00(brs,1H),8.26(d,J=4.8,1H),8.20(d,J=8.0,1H),7.59(d,J=8.0Hz,1H),7.51(d,J=1.2,1H),7.41(d,J=1.6,1H),7.40(d,J=1.6,1H),7.29(t,J=8.0,1H),6.70(d,J=4.0,1H),6.33(d,J=1.6,1H),5.76(s,2H)。
【0126】
丸底フラスコに、4−[(4−ニトロ−1H−インドール−1−イル)メチル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(526mg、1.8mmol)、BocO(786mg、3.6mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(触媒量)およびDCM(30mL)を投入した。混合物を一晩撹拌し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製すると、生成物4−[(4−ニトロ−1H−インドール−1−イル)メチル]−1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(516mg、73%)が得られた。
H NMR(400MHz,CDCl):δ8.38(d,J=4.8,1H),8.10(d,J=8.4,1H),7.59(d,J=4.0,1H),7.43(d,J=8.0Hz,1H),7.39(d,J=3.2,1H),7.31(d,J=3.2,1H),7.17(t,J=8.0,1H),6.70(d,J=5.2,1H),6.14(d,J=4.0,1H),5.62(s,2H),1.61(s,9H)。
【0127】
丸底フラスコの中に、4−[(4−ニトロ−1H−インドール−1−イル)メチル]−1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(500mg、1.3mmol)、パラジウム炭素(50mg、10%)、およびTHF(30mL)を添加した。混合物を水素雰囲気下で2時間撹拌した後、濾過し、濃縮すると、4−[(4−アミノ−1H−インドール−1−イル)メチル]−1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(450mg)が得られた。
【0128】
4−[(4−アミノ−1H−インドール−1−イル)メチル]−1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(450mg)のDCM溶液に、5−クロロ−2−メトキシフェニルイソシアネート(Int−4、275mg、1.5mmol)を添加した。混合物を一晩撹拌した後、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製すると、所望の生成物1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−{1−[1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル]−1H−インドール−4−イル}尿素(2工程で540mg、80%)が得られた。
H NMR(400MHz,CDCl):δ8.40(d,J=1.6,1H),8.34(s,J=4.2,1H),7.91(s,1H),7.76(s,1H),7.63(d,J=4.0,1H),7.46(d,J=7.6,1H),7.12(t,J=8.0,1H),7.03(d,J=3.2,1H),6.96(J=8.4,1H),6.90,6.87(dd,J=8.8,2.8,1H),6.68−6.64(m,3H),6.27(d,J=4.4,1H),5.51(s,2H),3.60(s,3H),1.66(s,9H)。
【0129】
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−{1−[1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル]−1H−インドール−4−イル}尿素(500mg、0.92mmol)をメタノール溶液中の25%HClに添加した。混合物を一晩撹拌した後、濃縮すると、生成物1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩(400mg、90%)が得られた。
H NMR(400MHz,DMSO−d):δ12.08(s,1H),9.23(s,1H),8.79(s,1H),8.28(d,J=2.8Hz,1H),8.19(d,J=5.2Hz,1H),7.70(dd,J=6.0,2.0Hz,1H),7.54(s,1H),7.50(d,J=3.2Hz,1H),7.05−6.96(m,4H),6.79(d,J=3.2Hz,1H),6.73(d,J=5.6Hz,1H),6.47(t,J=2.0Hz,1H),5.80(s,2H),3.91(s,3H)。
【0130】
実施例3:1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
水素化ナトリウム(144mg、6mmol)を4−ニトロインドール(973mg、6mmol)のTHF溶液に添加し、得られた混合物を4時間撹拌した。次に、1−(t−ブチルオキシカルボニル)−3−クロロメチル−7−アザインドール(Int−14、1.5g、5.5mmol)を添加した。(TLCによって)終了した後、反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチした。有機層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮乾固した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製すると、3−[(4−ニトロ−1H−インドール−1−イル)メチル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(547mg、34%)が得られた。
H NMR(400MHz,CDCl):δ9.54(brs,1H),8.34(brs,1H),8.16(d,J=7.6,1H),7.76(d,J=8.4Hz,1H),7.65(d,J=8.4,1H),7.41(d,J=3.6,1H),7.3l(s,1H),7.29(d,J=9.6,2H),7.08(t,J=6.4,1H),5.57(s,2H)。
【0131】
丸底フラスコに、3−[(4−ニトロ−1H−インドール−1−イル)メチル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(526mg、1.8mmol)、BocO(786mg、3.6mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(触媒量)、トリエチルアミン(5.4mmol)およびDCM(30mL)を投入した。混合物を一晩撹拌し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製すると、生成物3−[(4−ニトロ−1H−インドール−1−イル)メチル]−1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(516mg、73%)が得られた。
H NMR(400MHz,CDCl):δ8.51(d,J=4.0,1H),8.17(d,J=8.0,1H),7.74(d,J=8.4Hz,1H),7.63(s,1H),7.45(d,J=6.8,1H),7.39(d,J=2.8,1H),7.32−7.29(m,2H),7.10(dd,J=6.8,2.8,1H),5.49(s,2H),1.67(s,9H)。
【0132】
丸底フラスコに、3−[(4−ニトロ−1H−インドール−1−イル)メチル]−1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(510mg、1.3mmol)、Pd/C(50mg、10%)およびTHF(30mL)を投入した。次に、混合物を水素雰囲気下で2時間撹拌し、濾過し、減圧下で濃縮すると、3−[(4−アミノ−1H−インドール−1−イル)メチル]−1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(470mg)が得られた。
【0133】
前の工程からの3−[(4−アミノ−1H−インドール−1−イル)メチル]−1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンおよび5−クロロ−2−メトキシフェニルイソシアネート(Int−14、275mg、1.5mmol)のトルエン溶液を一晩撹拌した。反応混合物を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーで精製すると、生成物1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−{1−[1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル]−1H−インドール−4−イル}尿素(2工程で518mg、73%)が得られた。
H NMR(400MHz,CDCl):δ8.49(d,J=5.2,1H),8.33(s,1H),7.65(s,1H),7.56(s,1H),7.50(d,J=8.0,1H),7.31(t,J=6.8,2H),7.26−7.25(m,1H),7.14(s,1H),7.09(t,J=6.0,1H),6.91(d,J=8.8,1H),6.71−6.68(m,2H),6.57(s,1H),5.41(s,2H),3.64(s,3H),1.67(s,9H)。
【0134】
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−{1−[1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル]−1H−インドール−4−イル}尿素(500mg、0.92mmol)に塩化水素メタノール溶液(25%)を添加し、得られた混合物を一晩撹拌した後、濃縮すると、生成物1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩(412mg、93%)が得られた。
MS(ESI):m/z 446.4(100)[M+Η,35Cl],448.3(33)[M+Η,37Cl]
【0135】
一般的手順1:
【化21】

一般的手順1の下で、フェニルクロロフォルメート(1mmol)をアリールアミン(1mmol)およびNaHCO(1mmol)のDCM溶液に添加した。(TLCによって)反応が終了した後、反応混合物を減圧下で濃縮乾固すると、フェニルアリールカルバメートが得られた。これを精製せずに次の工程で直接用いた。
【0136】
MeCN(30mL)中のフェニルアリールカルバメート、EtN(3mmol)、および3−[(4−アミノ−1H−インドール−1−イル)メチル]−1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(1mmol)の混合物を(TLCによって)反応が終了するまで80℃で撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製すると、尿素生成物が得られた。
【0137】
以下の調製物および実施例は、一般的手順1または実施例3を調製するための手順に従って合成された。
【0138】
実施例4:1−フェニル−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 382.7[M+Η]
【0139】
実施例4A:1−フェニル−3−{1−[1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル]−1H−インドール−4−イル}尿素
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.38(dd,J=4.8,1.6Hz,1H),8.22(s,1H),7.78(s,1H),7.65(s,1H),7.56−7.53(m,2H),7.42(dd,J=8.0,1.2Hz,1H),7.34(d,J=2.0Hz,1H),7.24(s,1H),7.15−7.14(m,2H),7.04(t,J=8.0Hz,1H),6.99(dd,J=8.0,4.8Hz,1H),6.89−6.87(m,1H),6.79(d,J=3.2Hz,1H),6.09(d,J=2.8Hz,1H),5.27(s,2H),1.63(s,9H)。
【0140】
実施例5:1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 400.7[M+H]
【0141】
実施例6:1−(3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 400.7[M+H]
【0142】
実施例7:1−(4−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 400.7[M+H]
【0143】
実施例8:1−(2−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 416.7(100)[M+H,35Cl],418.6(33)[M+H,37Cl]
【0144】
実施例8A:1−(2−クロロフェニル)−3−{1−[1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル]−1H−インドール−4−イル}尿素
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.41(d,J=5.2Hz,1H),8.25(d,J=8.4Hz,1H),7.56(s,1H),7.48(s,1H),7.38(dd,J=8.4,1.2Hz,1H),7.30(d,J=7.6Hz,1H),7.25(d,J=8.4Hz,1H),7.20−7.14(m,3H),7.06−6.98(m,3H),6.86(t,J=8.0Hz,1H),6.50(d,J=2.8Hz,1H),5.34(s,2H),1.59(s,9H)。
【0145】
実施例9:1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 416.7(100)[M+H,35Cl],418.6(33)[M+H,37Cl]
【0146】
実施例10:1−(4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 416.7(100)[M+H,35Cl],418.7(33)[M+H,37Cl]
【0147】
実施例11:1−(2−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 460.6(98)[M+H,79Br],462.6(100)[M+H,81Br]
【0148】
実施例12:1−(3−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 460.6(98)[M+H,79Br],462.6(100)[M+H,81Br]
【0149】
実施例12A.1−(3−ブロモフェニル)−3−{1−[1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル]−1H−インドール−4−イル}尿素
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.44(d,J=4.8Hz,1H),7.67(s,1H),7.60(s,1H),7.51(s,1H),7.48(dd,J=8.0,1.2Hz,1H),7.40−7.34(m,2H),7.29−7.21(m,2H),7.14−7.04(m,4H),6.99(d,J=3.2Hz,1H),6.34(d,J=2.0Hz,1H),5.38(s,2H),1.67(s,9H)。
【0150】
実施例13:1−(4−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 460.6(98)[M+H,79Br],462.6(100)[M+H,81Br]
【0151】
実施例14:1−(2−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
H NMR(400MHz,DMSO−d)δ11.51(s,1H),8.71(s,1H),8.11−8.10(m,2H),7.79−7.76(m,2H),7.59(d,J=7.6Hz,1H),7.55(d,J=2.4Hz,1H),7.43(d,J=3.2Hz,1H),7.24(d,J=8.4Hz,1H),7.11−7.07(m,2H),6.99−6.86(m,3H),6.53(d,J=2.8Hz,1H),5.43(s,2H),2.20(s,3H)。MS(ESI):m/z 396.5[M+H]
【0152】
実施例15:1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 396.7[M+H]
【0153】
実施例16:1−(4−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 396.7[M+H]
【0154】
実施例17:1−(2−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 412.7[M+H]
【0155】
実施例18:1−(3−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 412.7[M+H]
【0156】
実施例18A:1−(3−メトキシフェニル)−3−{1−[1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル]−1H−インドール−4−イル}尿素
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.43(d,J=4.8Hz,1H),8.34(s,1H),8.08(s,1H),7.77(d,J=8.0Hz,1H),7.59(s,1H),7.44(dd,J=7.6,1.6Hz,1H),7.29(t,J=1.6Hz,1H),7.16(t,J=8.0Hz,1H),7.13−7.09(m,2H),7.03(dd,J=8.0,4.8Hz,1H),6.99(d,J=3.6Hz,1H),6.85(dd,J=8.0,0.8Hz,1H),6.54(d,J=3.2Hz,1H),6.50(dd,J=4.8Hz,1H),5.33(s,2H),3.75(s,3H),1.62(s,9H)。
【0157】
実施例19:1−(4−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 412.7[M+H]
【0158】
実施例20:1−(2−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 466.3[M+H]
【0159】
実施例21:1−(3−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 466.3[M+H]
【0160】
実施例22:1−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 466.3[M+H]
【0161】
実施例22A:1−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−3−{1−[1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル]−1H−インドール−4−イル}尿素
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.42(dd,J=4.8,1.2Hz,1H),8.05(s,1H),7.89(s,1H),7.65(s,1H),7.49−7.44(m,2H),7.36(s,1H),7.34(s,1H),7.22−7.16(m,2H),7.04−7.01(m,3H),6.89(d,J=3.2Hz,1H),6.21(d,J=3.6Hz,1H),5.31(s,2H),1.64(s,9H)。
【0162】
実施例23:1−(2−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 450.4[M+H]
【0163】
実施例24:1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 450.4[M+Η]
【0164】
実施例25:1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 450.4[M+Η]
【0165】
実施例26:1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 407.7[M+H]
【0166】
実施例27:1−(4−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 407.7[M+H]
【0167】
実施例28:1−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 434.4(100)[M+H,35Cl],436.4(33)[M+H,37Cl]
【0168】
実施例29:1−(2−フルオロ−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 434.4(100)[M+H,35Cl],436.4(33)[M+H,37Cl]
【0169】
実施例30:1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 478.3(98)[M+H,79Br],480.3(100)[M+H,81Br]
【0170】
実施例31:1−(2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 430.5[M+H]
【0171】
実施例31A:1−(2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素
H NMR(400MHz,DMSO−d):δ11.67(s,1H),8.92−8.91(m,2H),8.16(dd,J=4.4,1.2Hz,1H),7.89−7.85(m,2H),7.69(d,J=7.2Hz,1H),7.64(d,J=1.8Hz,1H),7.52(d,J=3.2Hz,1H),7.34(d,J=8.0Hz,1H),7.15(dd,J=11.2,9.2Hz,1H),7.05(t,J=8.0Hz,1H),6.99(dd,J=8.0,4.8Hz,1H),6.56(d,J=3.2Hz,1H),6.51(td,J=9.2,3.6Hz,1H),5.50(s,2H),3.78(s,3H),3.71(s,3H)。
【0172】
実施例32:1−(2,5−ジメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 442.5[M+H]
【0173】
実施例32A:1−(2,5−ジメトキシフェニル)−3−{1−[1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル]−1H−インドール−4−イル}尿素
H NMR(400MHz,CDCl):δ8.48(dd,J=8.4,1.2Hz,1H),7.96(d,J=3.2Hz,1H),7.64(s,1H),7.57(s,1H),7.47(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),7.37(d,J=7.2Hz,1H),7.30−7.24(m,2H),7.12(d,J=3.2Hz,1H),7.08(dd,J=8.0,4.4Hz,1H),6.80(s,1H),6.72(d,J=8.8Hz,1H),6.55(d,J=3.6Hz,1H),6.50(dd,J=8.8,3.6Hz,1H),5.40(s,2H),3.78(s,3H),3.61(s,3H),1.67(s,9H)。
【0174】
一般的手順2:
【化22】

一般的手順2の下で、フェニルクロロフォルメート(1mmol)をアリールアミン(1mmol)およびNaHCO(1mmol)のDCM溶液に添加した。(TLCによって)反応が終了した後、反応混合物を減圧下で濃縮乾固すると、フェニルアリールカルバメートが得られた。これを精製せずに次の工程で直接用いた。
【0175】
MeCN(30mL)中のフェニルアリールカルバメート、EtN(3mmol)、および4−アミノ−1H−インドール(1mmol)の混合物を(TLCによって)反応が終了するまで80℃で撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製すると、1−アリール−3−(1H−インドール−4−イル)尿素が得られた。これをインドリニル中間体に還元した。実施例1および2を調製するための手順に従って、Int−11でアルキル化し、その後、DDQで酸化し、Bocを除去すると、最終生成物が得られた。
【0176】
以下の化合物は、一般的手順2ならびに実施例1および2に従って合成された。
【0177】
実施例33:1−フェニル−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 382.7[M+H]
【0178】
実施例34:1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 400.7[M+H]
【0179】
実施例35:1−(3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 400.7[M+H]
【0180】
実施例35A:1−(3−フルオロフェニル)−3−{1−[1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル}尿素
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.45(d,J=4.8Hz,1H),8.29(d,J=4.8Hz,1H),7.64(d,J=4.4Hz,1H),7.38(d,J=3.6Hz,1H),7.22−7.18(m,2H),7.14(d,J=4.8Hz,1H),7.10(t,J=8.0Hz,1H),7.05(d,J=8.4Hz,1H),6.74(d,J=9.6Hz,1H),6.62−6.61(m,2H),6.34(d,J=8.4Hz,1H),4.48(s,2H),3.31(t,J=8.0Hz,2H),2.84(t,J=8.0Hz,2H),1.67(s,9H)。
【0181】
実施例36:1−(4−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 400.7[M+H]
【0182】
実施例37:1−(2−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 416.7(100)[M+H,35Cl],418.6(33)[M+H,37Cl]
【0183】
実施例38:1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 416.7(100)[M+H,35Cl],418.5(33)[M+H,37Cl]
【0184】
実施例39:1−(4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 416.7(100)[M+H,35Cl],418.6(33)[M+H,37Cl]
【0185】
実施例40:1−(2−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 460.6(98)[M+H,79Br],462.7(100)[M+H,81Br]
【0186】
実施例41:1−(3−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 460.6(98)[M+H,79Br],462.7(100)[M+H,81Br]
【0187】
実施例42:1−(4−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 460.6(98)[M+H,79Br],462.6(100)[M+H,81Br]
【0188】
実施例42A:1−(4−ブロモフェニル)−3−{1−[1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル]−1H−インドール−4−イル}尿素
H NMR(400MHz,CDCl):δ8.61(s,1H),8.19(s,1H),8.05(d,J=5.2Hz,1H),7.49(d,J=8.0Hz,1H),7.34(d,J=4.4Hz,1H),7.16(s,1H),7.07−7.05(m,3H),6.88(d,J=2.8Hz,1H),6.76(t,J=8.0Hz,1H),6.54(d,J=8.4Hz,1H),6.51(d,J=5.2Hz,1H),6.47(d,J=2.8Hz,1H),6.04(d,J=4.0Hz,1H),5.36(s,2H),1.35(s,9H)。
【0189】
実施例43:1−(2−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 396.5[M+H]
【0190】
実施例44:1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 396.7[M+H]
【0191】
実施例45:1−(4−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 396.7[M+H]
【0192】
実施例46:1−(2−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 412.7[M+H]
【0193】
実施例47:1−(3−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 412.7[M+H]
【0194】
実施例48:1−(2−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 466.5[M+H]
【0195】
実施例49:1−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 466.5[M+H]
【0196】
実施例49A:1−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−3−{1−[1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル}尿素
H NMR(400MHz,CDCl):δ8.39(d,J=4.8Hz,1H),8.00(s,1H),7.62(d,J=4.0Hz,1H),7.44(s,1H),7.42(s,1H),7.16(d,J=4.8Hz,1H),7.10−7.06(m,4H),6.99(s,1H),6.60(d,J=4.4Hz,1H),6.30(t,J=4.4Hz,1H),4.41(s,2H),3.12(t,J=8.0Hz,2H),2.53(t,J=8.0Hz,2H),1.65(s,9H)。
【0197】
実施例50:1−(2−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 450.4[M+H]
【0198】
実施例51:1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 450.4[M+H]
【0199】
実施例52:1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 450.4[M+H]
【0200】
実施例52A:1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−{1−[1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル]−1H−インドール−4−イル}尿素
H NMR(400MHz,CDCl):δ8.37(d,J=4.8Hz,1H),7.62(d,J=4.0Hz,1H),7.55(s,1H),7.50(s,4H),7.35(d,J=7.6Hz,1H),7.18−7.14(m,2H),7.08−7.04(m,2H),6.74(d,J=5.6Hz,1H),6.48(d,J=3.2Hz,1H),6.24(d,J=4.4Hz,1H),5.56(s,2H),1.65(s,9H)。
【0201】
実施例53:1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 407.7[M+H]
【0202】
実施例53A:1−(3−シアノフェニル)−3−{1−[1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル}尿素
H NMR(400MHz,CDCl):δ8.42(d,J=5.2Hz,1H),8.02(bs,1H),7.83(s,1H),7.78(d,J=8.8Hz,1H),7.65(d,J=4.4Hz,1H),7.38(t,J=8.0Hz,1H),7.31(d,J=8.0Hz,1H),7.19(d,J=4.8Hz,1H),7.16−7.09(m,2H),6.63(s,1H),6.62(d,J=4.0Hz,1H),6.39(d,J=7.6Hz,1H),4.46(s,2H),3.09(t,J=8.0Hz,2H),2.37(t,J=8.0Hz,2H),1.66(s,9H)。
【0203】
実施例54:1−(4−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 407.7[M+H]
【0204】
実施例55:1−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 434.4(100)[M+H,35Cl],436.4(33)[M+H,37Cl]
【0205】
実施例56:1−(2−フルオロ−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 434.4(100)[M+H,35Cl],436.4(33)[M+H,37Cl]
【0206】
実施例57:1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 478.3(98)[M+H,79Br],480.3(100)[M+H,81Br]
【0207】
実施例57A:1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−{1−[1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル}尿素
H NMR(400MHz,CDCl):δ8.48−8.45(m,2H),7.65(d,J=4.4Hz,1H),7.24(d,J=2.8Hz,1H),7.20(d,J=4.8Hz,1H),7.12(t,J=8.0Hz,1H),7.08(td,J=4.4,2.8Hz,1H),6.92(d,J=4.8Hz,1H),6.89(d,J=8.8Hz,1H),6.63(d,J=4.4Hz,1H),6.57(s,1H),6.37(d,J=7.6Hz,1H),4.50(s,2H),3.35(t,J=8.0Hz,2H),2.89(t,J=8.4Hz,2H),1.67(s,9H)。
【0208】
実施例58:1−(2−ブロモ−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 474.3(98)[M+H,79Br],476.3(100)[M+H,81Br]
【0209】
実施例58A:1−(2−ブロモ−5−メチルフェニル)−3−{1−[1−(t−ブチルオキシカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル}尿素
H NMR(400MHz,CDCl):δ8.47(d,J=5.6Hz,1H),8.08(s,1H),7.64(d,J=3.2Hz,1H),7.34(d,J=8.4Hz,1H),7.20−7.18(m,2H),7.13(t,J=8.0Hz,1H),6.81(d,J=8.0Hz,1H),6.73(d,J=8.4Hz,1H),6.62(d,J=4.4Hz,1H),6.39(d,J=8.0Hz,1H),6.26(s,1H),4.50(s,2H),3.41(t,J=8.0Hz,2H),3.00(t,J=8.4Hz,2H),2.32(s,3H),1.67(s,9H)。
【0210】
実施例59:1−(2−メチル−3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素塩酸塩
MS(ESI):m/z 414.5[M+H]
【0211】
実施例60:c−Kit、CSF−1R、およびEPHA2の生化学的アッセイ
標準的な競合結合アッセイを用いて、意図したキナーゼと意図しないキナーゼの両方をインビトロで競合させると、本発明の化合物の能力を試験することができる。
【0212】
多数のヒトキナーゼに対して化合物をスクリーニングするために、活性部位依存的結合技術を用いた競合結合アッセイが、KINOMEscanサービス(Ambit Biosciences,San Diego,CaL,USA)によって実施された。3つの構成要素−DNAタグ化キナーゼ、固相化リガンド、および被験化合物を、このアッセイで組み合わせた。固相化リガンドと競合する被験化合物の能力を、DNAタグのDNAの定量的PCRによって測定した。
【0213】
本発明のいくつかの化合物をこの結合アッセイによって100nMの濃度でスクリーニングし、結果を「%Ctrl」として報告した。より低い数字は、このマトリックスにおけるより強い「ヒット」を示す。実施例44および56についての低い数字の結果を以下の表にまとめる。
【0214】
【表1】

【0215】
実施例61:PDGFRβの細胞ベースのアッセイ
PDGFRβキナーゼ活性についての標準的な細胞ベースのアッセイを用いて、本発明の化合物を試験し、PDGFRβアンタゴニストを同定することができる。
【0216】
具体的には、試験すべき化合物をまずDMSOに溶解させて10mMの濃度にし、−20℃で保存した。細胞内のPDGFRβの活性は、リガンドによって誘導されるその細胞内ドメインのリン酸化レベルに依存する。細胞内でPDGFRβを発現させるために、全長PDGFRβ配列をPC−DNA3.1ベクターにクローニングした。次に、プラスミドをCHO細胞にトランスフェクトした。トランスフェクションの48時間後、トランスフェクトされたCHO細胞におけるPDGFRβの発現を通常のウェスタンブロッティングで確認した。
【0217】
本発明の化合物をスクリーニングするために、ELISAキット(R&D Systems,Minneapolis,MN,USA)を用いた。スクリーニングの前日に、全長PDGFRβプラスミドをトランスフェクトしたCHO細胞を、血清の非存在下、DMEM培地中で増殖させた。スクリーニングの当日に、様々な濃度の化合物(0.5nM〜500nM)をDMEM培地中に添加した。2時間後、20%のFBS(胎仔ウシ血清)を培地中に添加して、ホスホ−PDGFRβの発現を刺激した。約5×10個のトランスフェクトされたCHO細胞からの細胞ライセートを96ウェルプレート中で抗ホスホ−PDGFRβまたは抗トータルPDGFRβ抗体と反応させ、検出抗体の存在下、ホスホ−PDGFRβまたはトータルPDGFRβをストレプトアビジン−HRP(R&D Systems)、次いで、化学発光検出を用いて検出した。
【0218】
このように試験された化合物は、概して、増殖因子によって誘導されたまたは構成的に活性化されたPDGFRβリン酸化に対して強力な阻害効果を示した。これらの化合物の中には、100nM以下のIC50を示すものが見られ、また、10nM以下などの、さらに低いIC50を示す化合物もあった。したがって、本発明の化合物は、血管形成が原因で生じる疾患の治療で用いることができる。
【0219】
100nMの濃度の化合物の存在下で残存したPDGFRβキナーゼ活性のパーセンテージを、各々の試験した化合物について以下の表に記載する。表中、Aは、残存するキナーゼ活性のパーセンテージが70%未満であることを示し、Bは、このパーセンテージが70%以上であることを示す。
【0220】
【表2】

【0221】
実施例62:VEGFR2の細胞ベースのアッセイ
VEGFR2キナーゼ活性についての標準的な細胞ベースのアッセイを用いて、本発明の化合物を試験し、VEGFR2アンタゴニストを同定することができる。
【0222】
具体的には、試験すべき化合物をまずDMSOに溶解させて10mMの濃度にし、−20℃で保存した。細胞内のVEGFR2の活性は、リガンドによって誘導されるその細胞内ドメインでのリン酸化レベルに依存する。細胞内でVEGFR2を発現させるために、全長VEGFR2配列をPC−DNA3.1ベクターにクローニングし、次に、プラスミドをCHO細胞にトランスフェクトした。48時間後、トランスフェクトされたCHO細胞におけるVEGFR2の発現を通常のウェスタンブロッティングで確認した。
【0223】
本発明の化合物をスクリーニングするために、ELISAキット(R&D Systems)を用いた。スクリーニングの前日に、全長VEGFR2プラスミドをトランスフェクトしたCHO細胞を、血清の非存在下、DMEM培地中で増殖させた。スクリーニングの当日に、様々な濃度の化合物(0.5nM〜500nM)をDMEM培地中に添加した。2時間後、20%のFBS(胎仔ウシ血清)を培地中に添加して、ホスホ−VEGFR2の発現を刺激した。約5×10個のトランスフェクトされたCHO細胞からの細胞ライセートを、96ウェルプレート中で抗ホスホ−VEGFR2または抗トータルVEGFR2抗体と反応させた。検出抗体の存在下、ホスホ−VEGFR2またはトータルVEGFR2をストレプトアビジン−HRP(R&D Systems)、次いで、化学発光検出を用いて検出した。
【0224】
このように試験された化合物は、概して、増殖因子によって誘導されたまたは構成的に活性化されたVEGFR2リン酸化に対して強力な阻害効果を示した。これらの化合物の中には、100nM以下のIC50を示すものが見られ、また、10nM以下などの、さらに低いIC50を示す化合物もあった。したがって、本発明の化合物は、血管形成が原因で生じる疾患の治療で用いることができる。
【0225】
100nMの濃度の化合物の存在下で残存したVEGFR2キナーゼ活性のパーセンテージを、各々の試験した化合物について以下の表に記載する。表中、Aは、残存するキナーゼ活性のパーセンテージが70%未満であることを示し、Bは、このパーセンテージが70%以上であることを示す。
【0226】
【表3】

【0227】
実施例63:c−Metの細胞ベースのアッセイ
c−Metキナーゼ活性についての標準的な細胞ベースのアッセイの手順を用いて、本発明の化合物をこのキナーゼに対するその阻害効果について試験し、c−Metアンタゴニストを同定することができる。
【0228】
具体的には、試験すべき化合物をまずDMSOに溶解させて10mMの濃度にし、−20℃で保存した。細胞内のc−Metの活性は、そのリガンドである肝細胞増殖因子(HGF)によって誘導されるその細胞内ドメインでのリン酸化レベルに依存する。細胞をホスホ−c−Metを生成するように誘導するために、傍分泌HGF依存性NSCLC(非小細胞肺癌)A549細胞を、10%FBSを含むDMEM中で増殖させた。
【0229】
本発明の化合物をc−Metキナーゼに対するその阻害効果についてスクリーニングするために、ELISAキット(R&D Systems)を用いた。スクリーニング手順の前日に、A549細胞を、血清の非存在下、DMEM中で増殖させた。スクリーニング手順の当日に、様々な濃度の化合物(0.5nM〜500nM)を培養培地中に添加した。2時間後、20%のFBS(胎仔ウシ血清)を培地中に添加して、ホスホ−c−Metの発現を刺激した。20分後、約5×10個のA549細胞からの細胞ライセートを、96ウェルプレート中で抗ホスホ−c−Metまたは抗トータルc−Met抗体と反応させた。検出抗体の存在下、ホスホ−c−Metまたはトータルc−Metを、ストレプトアビジン−HRP(R&D Systems)、次いで、化学発光検出を用いて検出することができる。
【0230】
このように試験された化合物は、概して、増殖因子によって誘導されたまたは構成的に活性化されたc−Metリン酸化に対して強力な阻害効果を示した。これらの化合物の中には、100nM以下のIC50を示すものが見られ、また、10nM以下のIC50でさらにより効果的な化合物もあった。そのようなキナーゼ阻害活性は、血管形成、浸潤性増殖、上皮間葉転換(EMT)、および細胞移動と関連する疾患(例えば、癌)の治療において有益である。
【0231】
100nMの濃度の化合物の存在下で残存するc−Metキナーゼ活性のパーセンテージを、各々の試験した化合物について以下の表に記載する。表中、Aは、残存するキナーゼ活性のパーセンテージが70%未満であることを示し、Bは、このパーセンテージが70%以上であることを示す。
【0232】
【表4】

【0233】
本発明のいくつかの他の化合物は、VEGFR2とc−Metの両方、またはVEGFR2とPDGFRβとc−Met、またはVEGFR2とc−Metとc−Kit、またはVEGFR2、c−Met、RON、PDGFRα、PDGFRβ、c−Kit、CSF1R、EphA2、Alk、Tie−1、Tie−2、Flt3、FGFR1、FGFR2、FGFR3、FGFR4、EGFR、Her2、Abl、Aurora A、Aurora B、Aurora C、Src、Lck、IGF−1R、もしくはIR受容体チロシンキナーゼの中からのキナーゼのいくつかの他の組合せに対する良好な阻害活性を有する。いくつかの受容体チロシンキナーゼ(これらは、特定の臨床的適応症の治療において有効性を示しているいくつかの薬物の標的である)に対するそのような多重阻害活性は、癌、関節リウマチ、動脈再狭窄、自己免疫疾患、急性炎症、急性および慢性腎症、糖尿病性網膜症、乾癬、ならびに黄斑変性をはじめとする、血管形成、浸潤性増殖、上皮間葉転換(EMT)、および細胞移動と関連する疾患の治療において極めて興味深い。
【0234】
実施例64:抗腫瘍効力のインビボ試験
4〜6週齢の雌(nu/nu)Balb/c無胸腺マウスに、MDA−MB−231ヒト乳癌細胞、A549ヒト非小細胞肺癌細胞、U87−MGヒト膠芽腫細胞、PC−3ヒト前立腺癌細胞、HT−29ヒト大腸癌、BEL−7404ヒト肝細胞癌、またはMKN−45ヒト胃癌細胞(ATCC、100μlのDMEM培地に懸濁した5×10個の細胞)を皮下(s.c.)注射した。s.c.移植した腫瘍細胞から増殖した腫瘍塊が200〜400mmの体積中央値に達した後、処置を開始した。腫瘍体積中央値が全ての群間でほぼ等しくなるような少ないサンプルでの効力試験のために、マウスを各群3匹の群に無作為化した。多数のサンプルでの効率試験のために、マウスを各群13匹または14匹の群に無作為化した。各群を、強制経口投与により、12.5、25、50または100mg/kgの用量で1日1回、化合物(PEG400と0.01N HClの2:1混合物(v/v)に溶解したもの)または化合物なし(ビヒクルのみ、PEG400と0.01N HClの2:1混合物(v/v))のいずれかで処置した。腫瘍体積を、処置の開始から週に少なくとも2回、キャリパー測定によって評価した。腫瘍体積は、式1/2×L×W(L:腫瘍の長軸の長さ、W:腫瘍の短軸の長さ)を用いて算出した。処置は、少なくとも2週間または腫瘍体積が約2500mmもしくはそれより大きいサイズに達するまで適用した。マウスは、実験後、人道的に屠殺した。
【0235】
腫瘍増殖の軽減における化合物の効力は、腫瘍増殖阻害(TGI)という指標によって評価した。所与の処置期間でのTGIは、以下の式:
【数1】

に従って、群平均腫瘍体積を用いて算出した。
【0236】
インビボ抗腫瘍効力試験における本発明の化合物のTGIを、各々の試験した化合物について以下の表に記載する。表中、Bは、本発明の化合物のTGIが0%〜50%であることを示し、Aは、TGIが50%以上であることを表す。
【0237】
以下の表は、被験化合物の効力研究の結果をまとめたものである。
【0238】
【表5a】

【0239】
【表5b】

【0240】
他の実施形態
本発明は、その詳細な説明とともに記載されているが、前述の説明は、例示を目的とするのであって、添付の特許請求の範囲の範囲によって定義される本発明の範囲を限定することを目的とするものではないことが理解されるべきである。他の態様、利点、および修正は、以下の特許請求の範囲の範囲内に含まれる。本明細書で参照される全ての刊行物は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式IもしくはIIの化合物、または薬学的に許容されるその塩であって、
【化1】

式中:
U、V、X、Y、およびZは、各々独立に、NまたはC−Rであり、
Lは、O、S(O)、N−R、または1以上の独立したR基で任意に置換されたアルキレンであり、
は、その各々が1以上の独立したQ基で任意に置換された、H、アルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)−アルキル、−C(=O)−アリール、または−C(=O)−ヘテロアリールであり、
L’は、その各々が1以上の独立したR基で任意に置換された、共有結合、−C(=O)−、−C(=O)−アルキレン、またはアルキレンであり、
Aは、
【化2】

であり、ここで、B、D、E、G、およびJは、各々独立に、NまたはC−Rであり、Aの5員環はLに接続されており、かつAの6員環は式IまたはII中の尿素基に接続されており、
Arはアリールまたはヘテロアリールであり、かつ1以上の独立したR基で任意に置換されており、
、R、R、R、およびRは、各々独立に、その各々が1以上の独立したQ基で任意に置換された、H、ハロ、−CN、−CF、−NO、−NH、−OH、−OCF、−OCH、−COH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、またはヘテロアリールアルキルであり、
およびQは、各々独立に、その各々が部分的にまたは完全にハロゲン化され得る、1以上の独立したH、ハロ、−CN、−OH、−NH、−NO、オキソ、−CF、−OCF、−COH、−S(O)H、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアリール、または−O−アルキルでその各々が任意に置換された、H、ハロ、−CN、−CF、−OCF、−NO、オキソ、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアリール、−OR、−S(O)、−NR10、−SONR10、−C(O)R11、−C(O)NR10、−C(O)OR12、−OC(O)R13、−NRC(O)R11、−NRS(O)14、−NR15C(O)NR10、−NR15S(O)NR10または−NR15S(O)NR10であり、
、R、R11、R12、R13、R14、またはR15は、各々独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアリールであり、
およびR10は、各々独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクロアリールであるか、または−NR10中にあるとき、RおよびR10は、それらが結合している窒素原子とともに、3〜12員の飽和または不飽和環を形成し、ここで、該環は、各々独立に、O、N、またはS(O)である1以上のヘテロ原子を任意に含み、かつ
nは、0、1、または2である、化合物、または薬学的に許容されるその塩。
【請求項2】
X、Y、Z、V、およびUは、各々独立に、C−Rであり、そのため、式IaまたはIIa
【化3】

の化合物が得られ、ここで、R基は、同じものまたは異なるものであり得る、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
各々のRはHであり、かつL’は共有結合である、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
YはNであり、かつX、Z、V、およびUは、各々独立に、C−Rであり、そのため、式IbまたはIIb
【化4】

の化合物が得られ、ここで、R基は、同じものまたは異なるものであり得る、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
各々のRはHであり、かつL’は共有結合である、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
ZはNであり、かつX、Y、V、およびUは、各々独立に、C−Rであり、そのため、式IcまたはIIc
【化5】

の化合物が得られ、ここで、R基は、同じものまたは異なるものであり得る、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
各々のRはHであり、かつL’は共有結合である、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
前記化合物は式Iの化合物であり、XはNであり、かつY、Z、およびVは、各々独立に、C−Rであり、そのため、式Id
【化6】

の化合物が得られ、ここで、R基は、同じものまたは異なるものであり得る、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
各々のRはHであり、かつL’は共有結合である、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
前記化合物は式Iの化合物であり、XおよびZは各々Nであり、かつYおよびVは、各々独立に、C−Rであり、そのため、式Ie
【化7】

の化合物が得られ、ここで、R基は、同じものまたは異なるものであり得る、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
各々のRはHであり、かつL’は共有結合である、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
Lは、1以上の独立したR基で任意に置換されたアルキレンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
Lはアルキレンである、請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
Lは、メチレン、エチレン、プロピレン、またはi−プロピレンである、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
L’は共有結合である、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
L’は共有結合である、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
Arは、その各々が、各々独立に、ハロ、アルコキシ、アルキル、ハロアルコキシ、シアノ、オキソ、または任意に置換されたヘテロシクロアルキルである1以上の基で任意に置換された、フェニル、ナフチル、ピリジニル、ピリドニル、ピリミジニル、ピリダジニル、トリアジニル、イミダゾリル、チオフェニル、フリル、チアゾリル、オキサゾリル、トリアゾリル、キノリニル、イソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、インドリル、アザインドリル、インダゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾフリル、ベンゾチオフェニル、ベンゾトリアゾリル、2−オキシインドリル、またはインドリニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
L’は共有結合である、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
Lはアルキレンである、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
Lは、メチレン、エチレン、プロピレン、またはi−プロピレンである、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
Aは、その各々が1以上の独立したR基で任意に置換されたA1−a、A1−b、A1−c、A1−d、A1−e、A1−f、A1−g、A1−h、A1−i、A2−a、A2−b、A3−a、A3−b、A3−c、A3−d、またはA3−e
【化8】

である、請求項19に記載の化合物。
【請求項22】
Aは、その各々が1以上の独立したR基で任意に置換されたA1−a、A1−b、A1−d、A1−e、A1−g、A2−a、A2−b、A3−a、またはA3−cである、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
Aは、その各々が1以上の独立したR基で任意に置換されたA1−a、A1−b、A1−d、A1−g、A2−a、またはA2−bである、請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
Aは、その各々が1以上の独立したR基で任意に置換されたA1−aまたはA2−aである、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
Aは、A1−aまたはA2−aである、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
Aは、その各々が1以上の独立したR基で任意に置換されたA1−a、A1−b、A1−c、A1−d、A1−e、A1−f、A1−g、A1−h、A1−i、A2−a、A2−b、A3−a、A3−b、A3−c、A3−d、またはA3−eである、請求項1に記載の化合物。
【請求項27】
Aは、その各々が1以上の独立したR基で任意に置換されたA1−a、A1−b、A1−d、A1−e、A1−g、A2−a、A2−b、A3−a、またはA3−cである、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
Aは、その各々が1以上の独立したR基で任意に置換されたA1−a、A1−b、A1−d、A1−g、A2−a、またはA2−bである、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
Aは、その各々が1以上の独立したR基で任意に置換されたA1−aまたはA2−aである、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
Aは、A1−aまたはA2−aである、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
前記化合物は、
【化9】


である、請求項1に記載の化合物。
【請求項32】
Arは、各々独立に、フルオロ、ブロモ、クロロ、シアノ、メチル、トリフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、もしくはオキソピロリジニルである1つもしくは2つもしくは3つもしくは4つの基で任意に置換されたフェニルであるか、またはArは、各々独立に、フルオロ、ブロモ、クロロ、シアノ、メチル、トリフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、もしくはオキソである1つもしくは2つもしくは3つもしくは4つの基で任意に置換されたインドリニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項33】
前記化合物は、
1−フェニル−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2,5−ジメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメチル−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−[4−(5−オキソピロリジン−2−イル)フェニル]−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−フェニル−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2,5−ジメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメチル−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−[4−(5−オキソピロリジン−2−イル)フェニル]−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−フェニル−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2,5−ジメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメチル−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−[4−(5−オキソピロリジン−2−イル)フェニル]−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−フェニル−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2,5−ジメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメチル−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−[4−(5−オキソピロリジン−2−イル)フェニル]−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−クロロ−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−ブロモ−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−6−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−モルホリノメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メチル−3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メチル−3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メチル−3−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−クロロ−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−ブロモ−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−6−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−モルホリノメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メチル−3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メチル−3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メチル−3−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシ−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項34】
前記化合物は、
1−フェニル−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2,5−ジメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−フェニル−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−ブロモ−5−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メチル−3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−トリフルオロメトキシフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;または
1−(2−メトキシ−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−4−イル]尿素
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項35】
前記化合物は、
1−(2−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(4−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−メチルフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−フルオロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(3−シアノフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;
1−(2−メトキシル−5−クロロフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素;または
1−(2−フルオロ−5−ブロモフェニル)−3−[1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−1H−インドール−4−イル]尿素
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項36】
治療有効量の請求項1〜35のいずれかに記載の化合物と薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
【請求項37】
タンパク質キナーゼによって仲介される状態を有する患者を治療するための方法であって、治療有効量の請求項1〜35のいずれかに記載の化合物または請求項36に記載の医薬組成物を前記患者に投与することを含む、方法。
【請求項38】
前記タンパク質キナーゼは、VEGFR2、c−Met、RON、PDGFRα、PDGFRβ、c−Kit、CSF1R、EphA2、Alk、Tie−1、Tie−2、Flt3、FGFR1、FGFR2、FGFR3、FGFR4、EGFR、Ηer2、Abl、Aurora A、Aurora B、Aurora C、Src、Lck、IGF−1R、またはIRである、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記状態は、腫瘍、関節リウマチ、自己免疫疾患、急性炎症、腎炎、糖尿病性網膜炎、乾癬、または黄斑変性である、請求項37に記載の方法。

【公表番号】特表2013−502444(P2013−502444A)
【公表日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−525875(P2012−525875)
【出願日】平成22年8月20日(2010.8.20)
【国際出願番号】PCT/CN2010/076199
【国際公開番号】WO2011/023081
【国際公開日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【出願人】(512022930)アスセピオン ファーマスーティカル、インコーポレイテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】ASCEPION PHARMACEUTICALS,INC.
【住所又は居所原語表記】BioBay Building A3,Suite 102,218 Xinghu St.,Suzhou Industrial Park,Suzhou,Jiangsu 215123 China
【Fターム(参考)】