説明

キャパシタ型蓄電池

【課題】単位体積あたりの容量が大きいキャパシタ型の蓄電池を提供する。
【解決手段】本発明に係るキャパシタ型蓄電池は、絶縁シート10と、絶縁シート10の上面に設けられた上部導電膜12と、絶縁シート10の下面に設けられた下部導電膜11と、上部導電膜12に接続された上部接続端子21と、下部導電膜11に接続された下部接続端子22とを具備する。平面的なレイアウトにおいて、上部接続端子21は下部接続端子22と重なる位置に配置され、少なくとも一方の端部1aを除いた部分の平面形状が長方形であり、長手方向において、上部接続端子21及び下部接続端子22から他方の端1bまでの長さl=nλ/2である。ただしn=整数、λ=絶縁シート10中における入力周波数での電磁波の波長。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キャパシタ型の蓄電池に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の蓄電池は電解質を用いるものが大半である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
蓄電池に電解質を用いる場合、充電に時間を要する。また、電解質の劣化が生じるため、蓄電池の寿命が短い。また、高出力電圧を実現するためには、複数の蓄電池を直列に接続する必要があった。これに対し、キャパシタを蓄電池として使用した場合、充電時間が短く、寿命が長く、かつ高出力電圧を実現できる。しかし、キャパシタを蓄電池として使用する場合、その単位体積あたりの容量を大きくする必要がある。
【0004】
本発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、単位体積あたりの容量が大きいキャパシタ型の蓄電池を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明に係るキャパシタ型蓄電池は、絶縁シートと、
前記絶縁シートの上面に設けられた上部導電膜と、
前記絶縁シートの下面に設けられた下部導電膜と、
前記上部導電膜に接続された上部接続端子と、
前記下部導電膜に接続された下部接続端子と、
を具備し、
平面的なレイアウトにおいて、前記上部接続端子は前記下部接続端子と重なる位置に配置され、
平面形状が略長方形であり、長手方向において、前記上部接続端子及び前記下部接続端子から一端までの長さl=nλ/2である。ただしn=整数、λ=前記絶縁シート中における入力周波数での電磁波の波長。
【0006】
前記絶縁シートは、例えば絶縁性の基材中に導電粉体を分散させたものである。前記導電粉体の平均粒径は、例えば20〜10000nmである。前記導電粉体は、例えば金属粉体である。この場合、前記金属粉体は、例えば、Fe、Al、Ni、Ag,Mg、Cuからなる群から選ばれた少なくとも一つ、または前記群から選ばれた少なくとも2つからなる合金を含む。
【0007】
前記上部接続端子及び前記下部接続端子は、例えば前記上部導電膜及び下部導電膜の他端に接続している。この場合、平面形状において、前記上部導電膜及び下部導電膜は、前記他端が前記長方形の部分と比較して短辺方向の幅が狭くなっているのが好ましい。そして前記他端近傍において、前記長手方向の辺が前記長方形の延伸方向に対して30°以下の角度で斜めになっているのが好ましい。
【0008】
長手方向に沿ってロール状に巻かれているのが好ましい。また平面形状において短辺方向の幅がλ/20以下であるのが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、単位体積あたりの容量が大きいキャパシタ型の蓄電池を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1(A)は本発明の第1の実施形態に係るキャパシタ型の蓄電池の側面図であり、図1(B)は蓄電池の端部の平面図である。この蓄電池は、蓄電シート1をロール状に巻き取ったものであるが、図1(B)は説明の為、蓄電シート1をロール状に巻き取る前の状態を示している。蓄電シート1は、絶縁シート10の下面に導電膜11を形成し、上面に導電膜12を形成したものである。導電膜12上には絶縁スペーサー膜13が形成されており、蓄電シート1は、絶縁スペーサー膜13をスペーサーとしてロール状に巻き取られている。導電膜11,12は、例えばAl又はMgにより形成されている。
【0011】
蓄電シート1の一方の端部1aでは導電膜11、12が露出している。この露出している部分に、導電膜11,12に交流の電圧を与えるための端子21、22がそれぞれ接続されている。平面的なレイアウトにおいて、端子21,22は略同じ位置に配置されている。蓄電シート1は端部1aを除いて長方形であり、長方形の長辺方向に巻き取られている。端部1aの端は、図1(B)に示すように蓄電シート1の長方形の部分と比較して短辺方向の幅が狭い。そして端部1aは、端から離れるに従って幅が徐々に広がっている。図1(B)に示す例において、端部1aの長手方向の辺は直線であり、θ≦30°である。すなわち端部1aの長手方向の辺は、蓄電シート1の長方形部分の延伸方向に対して30°以下の角度で斜めになっている。このようにすると、後述する定在波にサイドローブのような雑音が混ざり難くなる。端部1aの長さは、例えば50mm以下である。
【0012】
端子21,22間には周波数ωの交流電力が入力される。周波数ωでの絶縁シート10における電磁波の波長をλとした場合、蓄電シート1は、端子21,22から端部1bまでの長さlがnλ/2(nは整数)である。このため、入力された交流電圧は蓄電シート1内で共振状態となる。なお、蓄電シート1の長方形部分の幅wは、好ましくはλ/20以下、さらに好ましくはλ/160以下である。また、蓄電シート1の特性インピーダンスZ0は、1Ω以下、好ましくは1×10−3Ω以下である。また交流電力の周波数ωは、好ましくは1MHz以下である。
【0013】
図2(A)及び(B)は絶縁シート10の構造を説明する為の断面図である。複数の導電粉体14が内部に分散された絶縁物15をシート状に加工することにより、絶縁シート10が形成されている。絶縁物15は、例えばPPC(ポリエステルポリカーボネート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリイミド、ポリスチレンなどの有機であってもよいし、ほう珪酸ガラスやソーダライムガラスなどの無機であってもよい。絶縁物15が有機の場合、蓄電シート1をロール状にしやすい。一方、絶縁物15が無機の場合、蓄電シート1の耐電圧が高くなる。
【0014】
絶縁シート10において、導電粉体14の含有率は、例えば40〜80容量%である。導電粉体14の形状は、図2(A)に示すように粒子状(略球形、略楕円球を含む)であっても良いし、図2(B)に示すように鱗片状(シート片状)であっても良い。導電粉体14が粒子状である場合、導電粉体14の長径の平均値は、例えば20〜10000nm、好ましくは20〜1000nmである。また導電粉体14が鱗片状である場合、その大きさは例えば150メッシュ〜300メッシュである。導電粉体14は例えば金属である。具体的には導電粉体14は、Fe、Al、Ni、Ag,Mg、Cuからなる群から選ばれた少なくとも一つ、またはこの群から選ばれた少なくとも2つの合金である。
なお、絶縁スペーサー膜13も絶縁シート10と同様の構造を有している。
【0015】
上記した構造を有する蓄電池において、端子21,22に所定の電位差を与えると、導電膜11、絶縁シート10、及び導電膜12の積層構造がキャパシタとして機能するため、蓄電池に電荷が蓄積される。端子21,22の電位差すなわち蓄電池の動作電圧の上限値は、絶縁シート10の厚み方向の絶縁物15の累積厚さとその絶縁耐圧で定まる。
【0016】
また、絶縁シート10を大面積にした場合、絶縁シート10に欠陥が生じる可能性が高くなるが、端子21,22の電位差を大きくすると、欠陥が存在する部分で放電が生じる。この放電により、欠陥を有する部分上に位置する導電膜11または12が蒸発するため、欠陥を有する部分が蓄電池の動作に影響を与えないようにすることができる。
【0017】
なお、蓄電シート1を図1のようにロール状に巻き取った状態において、相対的に上に位置する蓄電シート1の導電膜11と下に位置する蓄電シート1の導電膜12の相互間には、絶縁シート10と同じ構造を持つ絶縁スペーサー膜13が配置されている。このため、導電膜11,12相互間の絶縁は確保され、かつこの相互間も容量素子として機能する。
【0018】
次に、図1及び図2に示した蓄電池の製造方法の一例について説明する。まず、ポリイミドやポリスチレンなどのワニス(絶縁物15)の中に導電粉体14を分散し、このワニスをシート状に加工する。これにより、絶縁シート10及び絶縁スペーサー膜13が形成される。絶縁シート10及び絶縁スペーサー膜13の厚みは、好ましくは5〜100μmである。次いで絶縁シート10の表裏面をスパッタなどの方法で導電膜11,12を形成する。導電膜11,12の厚みは、好ましくは0.5〜10μmである。なお、導電膜11,12はラミネート積層法、化学的気相法又は液相法により形成されても良い。
【0019】
次いで、絶縁膜12上に絶縁スペーサー膜13を配置する。次いで、蓄電シート1をロール状に巻き取り、その後、導電膜11,12に端子21、22を超音波はんだ等の方法で応力が加わりにくい構造で接続する。
【0020】
次に、蓄電シート1の容量が高い理由を説明する。後述するように蓄電シート1の特性インピーダンスZは小さい為、端部1aから入力されて長辺方向を伝送する電圧Vは、下記(1)式で示される。
=V×Z/Z…(1)
ただし、Z:蓄電シート1の入力インピーダンス、V:交流の入力電圧
【0021】
一方、上記したように、蓄電シート1は、端子21,22から端部1bまでの長さlがnλ/2(nは整数)である。このため、入力された交流電力は蓄電シート1の中で共振状態となり、蓄電シート1の端部1bで全反射して戻ってくる。戻ってきた交流電力は、入力端である端部1aでインピーダンス不整合反射(反射率:(Z−Z)/(Z+Z))を起こし、継続して入力された交流電力と合成される。この合成及び反射を繰り返すことにより、長辺方向を伝送する電圧Vは、一定時間後に入力電圧Vに到達する。
【0022】
そして、入力された交流電力は蓄電シート1内で共振状態となるため、入力された交流電力量Uがそのまま蓄電される。交流電力量Uは下記(2)式で求められる。
U==1/2t×V/Z…(2)
ただしt:真空中で電磁波が長さlを通過するのに必要な時間。
このため、蓄電シート1に蓄積される電力量を求める為には、蓄電シート1の特性インピーダンスZoを求める必要がある。
【0023】
蓄電シート1の特性インピーダンスZoは、下記(3)式で近似することができる。
=d/w×√(μμω)/εεω)…(3)
ただし、d=絶縁シート10の厚さ、w=蓄電シート1の幅、μ:真空中の透磁率、μω:周波数ωにおける蓄電シート1の比透磁率、ε:真空中の誘電率、εω:周波数ωにおける蓄電シート1の誘電率。
このため、蓄電シート1の特性インピーダンスZoを求めるためには、μω及びεωを求める必要がある。
【0024】
Droudeの誘電関数式及び磁率関数式によれば、εω及びμωは以下の(4)式〜(7)式で表される。
εω=1−(ωep/ω)…(4)
ωep≡(n)/(εm)…(5)
μω=1−(ωmp/ω)…(6)
μmp≡(nχ)/(μm)…(7)
ただし、n:蓄電シート1の自由電子の密度、n:蓄電シート1の不対電子の密度、e:電子の電荷、m:電子の質量、χ:不対電子のスピン磁率。
【0025】
ここで、図3に示すように、絶縁物15中に半径1000nmのFeの球状粒子からなる導電粉体14が1個/125μmの密度で均等に分散されている場合を考える。
【0026】
Feが1原子あたり一つの自由電子を保有している場合、鉄の自由電子の密度は8.4×1022個/cm3となる。そして鉄の表面における自由電子密度はその2/3乗、すなわち1.9×1015個/cm2となる。ただし、表面吸着原子に自由電子がトラップされるため、表面の自由電子密度はこの値より低くなる。このトラップによる自由電子の減少率が10-10であると仮定した場合、鉄の表面における自由電子の密度は1.9×105個/cm2になる。
【0027】
導電粒子の半径は1μm=1×10-5cmであるが、その表面積は4π(1×10-5)2=12.6×10-10cm2となるため、1粒子あたりの自由電子量は2.39×10-4個となる。絶縁物15中の導電粉体14の密度は1個/125μmであるため、絶縁シート10中の自由電子の密度n=1.9×1017個/m3になる。
【0028】
電子の質量m=9.11×10-31kg、電子の電荷量e=1.6×10-19C、真空中の誘電率ε0=8.85×10-12F/mである。これらの値と、n=1.9×1017個/m3を式(5)に代入すると、ωep2=1.9×1017×(1.6×10-19)2/(8.85×10-12×9.1×10-31)=0.038×1022、ωep=1.9×1010/sとなる。このように、ωepはマイクロ波領域の周波数となる。
【0029】
ここで、ω=60Hz(商用周波数)とすると、式(4)により、εω=1-(1.9×1010)2/(2π×60)2=1-2.54×1015=-2.54×1015となり、εr<-107レベルのマイナスで大きな値である。理論的に大きな値が実現できるが、ここで工業化することを考え、さらに5桁ほどの劣化を考え、εω=-1010とする。
【0030】
一方、μωを−10と仮定する。この値は、以下の理由により妥当である。鉄の表面における自由電子密度は、上記したように1.9×1015個/cm2である。これらのうち、不対電子の発生確率を10-15とすると、鉄の表面における不対電子の密度nは1.9個/cm2になる。そして、磁束量子χ=2.07×10-10[Wb]、真空中の透磁率μ0=1.25×10-6[N/A-2]のため、式(7)により、ωmp2=1.9×1010×(2.07×10-15)2/(1.25×10-6×9.1×10-31)=7.16×1016/s2、ωep=2.67×108/sという高周波数となる。
【0031】
ここで、ω=60Hz(商用周波数)とすると、μω=1-(2.67×108)2/(2π×60)2=1-5.02×1011 =-5.02×1011が得られる。このことから、μω=-10としても、この値が十分可能な値であることが分かる。
【0032】
εω=-1010である場合、周波数60Hzでの蓄電シート1における電磁波の波長λ=3×108/√-10×-1010=15.8mとなる。このため、蓄電シート1の最小長さλ0.5=7.9mになる。
【0033】
そしてw=λ/40=0.395m、d=100μm=0.1×10−3mとして、これらの値、μω=-10、及びεω=-1010を式(7)に代入することにより、Z0=3.95×10-3√377×10-9=2.425×10-9Ωが得られる。伝送時間t=0.5/60Hz=8.3msのため、商用電圧100Vとすると、式(2)より、U=1.7×1010[J]( [Ws])=4.7×106[Wh]が得られる。乗用自動車の60リッターガソリンが500kWhのエネルギのため、その一桁も大きいエネルギ蓄積量となる。
【0034】
なお、上記した計算例では商用電圧を用いたが、絶縁シート10の厚みd=100μmとしたため、無機物及び有機物のいずれを絶縁シート10の基材となる絶縁物15として使用した場合でも耐電圧1000Vは十分可能である。従って、蓄電シート1は安定であり、かつ高信頼度を有する。
【0035】
以上、本実施形態によれば、蓄電シート1は、端子21,22から端部1bまでの長さlがnλ/2(nは整数)である。このため、入力された交流電力は蓄電シート1の中で共振状態となり、入力された交流電力量Uがそのまま蓄電される。従って、単位体積あたりの容量が大きくなる。
【0036】
また、絶縁シート10として、絶縁物15中に導電粉体14を分散させたものを用いている為、蓄電シート1の特性インピーダンスZ0は小さくなる。従って、蓄電シート1の単位体積あたりの容量はさらに大きくなる。
【0037】
図4は、本発明の第2の実施形態に係る蓄電池の構成を説明するための平面図である。本図において蓄電シート1はロール状に巻き取られていないが、実際に使用する際にはロール状に巻き取られる。本実施形態に係る蓄電池は、一組の端子21,22に2つの蓄電シート1を接続した構成である。本図に示す例において、2つの蓄電シート1は同一の直線上に配置されているが、これに限定されない。平面的なレイアウトにおいて、端子21,22は略同じ位置に配置されている。2つの蓄電シート1は、端子21,22から端部1bまでの長さlが、それぞれnλ/2、mλ/2(n,mは整数)である。なお、n=mであってもよい。2つの蓄電シート1は、端子21,22の間の部分で繋がっていても良いが、分離していても良い。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0038】
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】(A)は第1の実施形態に係るキャパシタ型の蓄電池の側面図、(B)は蓄電池の端部の平面図。
【図2】(A)及び(B)は絶縁シート10の構造を説明する為の断面図。
【図3】絶縁シート10中に導電粉体14が分散している様子を示す模式図。
【図4】第2の実施形態に係る蓄電池の構成を説明するための平面図。
【符号の説明】
【0040】
1…蓄電シート、1a,1b…端部、10…絶縁シート、11,12…導電膜、13…絶縁スペーサ−膜、14…導電粉体、15…絶縁物、21,22…端子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
絶縁シートと、
前記絶縁シートの上面に設けられた上部導電膜と、
前記絶縁シートの下面に設けられた下部導電膜と、
前記上部導電膜に接続された上部接続端子と、
前記下部導電膜に接続された下部接続端子と、
を具備し、
平面的なレイアウトにおいて、前記上部接続端子は前記下部接続端子と重なる位置に配置され、
平面形状が略長方形であり、長手方向において、前記上部接続端子及び前記下部接続端子から一端までの長さl=nλ/2である、キャパシタ型蓄電池。
ただしn=整数、λ=前記絶縁シート中における入力周波数での電磁波の波長。
【請求項2】
前記絶縁シートは、絶縁性の基材中に導電粉体を分散させたものである請求項1に記載のキャパシタ型蓄電池。
【請求項3】
前記導電粉体の平均粒径が20〜10000nmである請求項2に記載のキャパシタ型蓄電池。
【請求項4】
前記導電粉体は金属粉体である請求項2又は3に記載のキャパシタ型蓄電池。
【請求項5】
前記金属粉体は、Fe、Al、Ni、Ag,Mg、Cuからなる群から選ばれた少なくとも一つ、または前記群から選ばれた少なくとも2つからなる合金を含む請求項4に記載のキャパシタ型蓄電池。
【請求項6】
前記上部接続端子及び前記下部接続端子は、前記上部導電膜及び下部導電膜の他端に接続している請求項1〜5のいずれか一項に記載のキャパシタ型蓄電池。
【請求項7】
平面形状において、
前記上部導電膜及び下部導電膜は、前記他端が前記長方形の部分と比較して短辺方向の幅が狭く、
前記他端近傍において、前記長手方向の辺が前記長方形の延伸方向に対して30°以下の角度で斜めになっている請求項6に記載のキャパシタ型蓄電池。
【請求項8】
長手方向に沿ってロール状に巻かれている請求項1〜7のいずれか一項に記載のキャパシタ型蓄電池。
【請求項9】
平面形状において短辺方向の幅がλ/20以下である請求項1〜8のいずれか一項に記載のキャパシタ型蓄電池。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2009−130102(P2009−130102A)
【公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−302976(P2007−302976)
【出願日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【出願人】(800000080)タマティーエルオー株式会社 (255)
【Fターム(参考)】