説明

キュベットのキャッチング装置

【課題】 キュベットの有無やキュベットの把持状態の良否を判別することが可能なキュベットのキャッチング装置を提供すること。
【解決手段】 キャッチング装置12は、第1アーム20と、この第1アーム20に対して回動自在に設けられ、第1アーム20との間において所定の位置でキュベットを把持可能な第2アーム21と、この第2アーム21を回動させる駆動機構22と、キャッチング動作時に回動する第2アーム21の位置を検出するフォトセンサ32とを有する。そのため、フォトセンサ32により検出された第2アーム21の位置に基づいて、キュベット10の把持状態の良否や、キュベットラックのキュベット10の有無を判別することが可能になる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生化学分析装置において検体や試薬が収納されるキュベットをキャッチする装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、血液、尿などの検体を成分分析する装置として、生化学分析装置が用いられている。この生化学分析装置は、検体と試薬とをキュベットに注入した後に反応槽で反応させ、反応液の吸光度を測定するなどして、成分分析を行うように構成されている。
【0003】
ところで、このような生化学分析装置には、検体や試薬が注入されたキュベットをキュベットラックから反応槽へ移動させたり、分析終了後のキュベットを排出したりするために、キュベットを搬送するキュベット搬送装置が設けられている。一般的なキュベット搬送装置は、キュベットを所定の位置に移送するために、キュベットの上端部をアームで把持(キャッチ)して持ち上げる、キャッチング装置を備えている(例えば、特許文献1参照)。また、このようなキャッチング装置には、キュベットがアームにキャッチされたかどうかを検出するために、アームにキュベットを検出する反射型のフォトセンサ等の検出手段が設けられているものがある。
【0004】
【特許文献1】特開平8−101209号公報(図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述のような、検出手段を有する従来のキャッチング装置では、キャッチング動作後に、アームにキュベットがキャッチされているか否かしか検出できない。そのため、キュベットが所定の正しい位置からややずれた位置でキャッチされている場合であってもキュベットが検出されてしまうこともあり、その場合には、アームに正しくキャッチされていないキュベットが搬送中に落下する虞がある。
【0006】
また、キャッチング動作後にキュベットが検出されなかった場合に、その原因が、キュベットラック等の所定の収容場所にキャッチされるべきキュベットがなかったか、あるいは、キュベットを正しくキャッチできなかったために失敗したのか、の何れであるかまで判別することもできない。尚、キュベットラック等にキュベットの有無を判別するセンサを設けることによりその判別が可能にはなるが、この場合には、複数のキュベットを収容する複数の収容場所のそれぞれに対してセンサを設ける必要があるため、かなりのコストアップになってしまう。
【0007】
本発明の目的は、アームの位置を検出することにより、キュベットの有無やキュベットの把持状態の良否を判別することが可能なキュベットのキャッチング装置を提供することである。
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
【0008】
第1の発明のキュベットのキャッチング装置は、生化学分析装置において検体及び試薬が収納されるキュベットを搬送するために、このキュベットをキャッチする装置であって、第1アームと、この第1アームに対して回動自在に設けられ、第1アームとの間において所定の位置で前記キュベットを把持可能な第2アームと、この第2アームを回動させる駆動手段と、キャッチング動作時に回動する前記第2アームの位置を検出する検出手段とを有することを特徴とするものである。
【0009】
このキャッチング装置は、キュベットラック等の所定の収容場所に収容されたキュベットを別の場所に搬送する際に、駆動手段により第2アームを第1アームに対して回動させて、キュベットを第1アームと第2アームとにより所定の位置で把持(キャッチ)するものである。ところで、このキャッチング動作時には、キュベットの有無や把持状態などによって第2アームは異なった位置(又は動作)をとる。即ち、キュベットが所定の正しい位置で把持された場合と、この所定の正しい位置に対してずれた状態で把持された場合とでは、把持状態における第2アームの位置が異なる。また、結果的にキュベットがキャッチされなかった場合に、キュベットラック等の収容場所にキュベットがある状態でキャッチング動作が行われたときと、キャッチされるべきキュベットが収容場所にない状態でキャッチング動作が行われて、第2アームがキュベットに接触せずに空振りしたときとでは、第2アームの動作は異なってくる。そこで、本発明のキャッチング装置においては、キャッチング動作時における第2アームの位置が検出手段により検出されるようになっている。そのため、検出された第2アームの位置に基づいて、キュベットの把持状態の良否や、収容場所のキュベットの有無を判別することが可能になる。
【0010】
第2の発明のキュベットのキャッチング装置は、前記第1の発明において、前記検出手段は、透過型のフォトセンサであり、前記第2アームには、前記フォトセンサの発光素子からの光を透過するスリットを有するとともにこのスリット以外の部分において前記光を遮断する遮光板が、第2アームと一体的に回動するように設けられ、キャッチング動作時に、前記第2アームが前記所定の位置にある前記キュベットを把持する第1の位置まで回動したときに、前記光が前記遮光板のスリットを通過することを特徴とするものである。
【0011】
この構成によれば、第2アームが、キュベットを所定の位置で把持する第1の位置まで回動したときに、フォトセンサの発光素子からの光がスリットを通過して受光素子に到達するため、キュベットが正しく把持されているか否かを判別することができる。また、検出手段が透過型のフォトセンサであるため、従来用いられている反射型のフォトセンサと比べて、外乱光に起因する誤検出が抑えられる。
【0012】
第3の発明のキュベットのキャッチング装置は、前記第2の発明において、キャッチング動作時に、前記第2アームが、前記第1の位置から、この第1の位置よりもさらに進んだ第2の位置まで回動したときには、前記光が前記遮光板に遮断されることを特徴とするものである。
【0013】
この構成によれば、キュベットラック等の所定の収容場所にキャッチされるべきキュベットがないために、第2アームが空振りして第1の位置からさらに第2の位置まで回動したときには、発光素子からの光が瞬間的にスリットを通過した後にすぐに遮光板により遮断されるため、キュベットがキャッチされなかったときに、収容場所にキュベットがあったのかどうかを容易に判別することができる。
【0014】
第4の発明のキュベットのキャッチング装置は、前記第1〜第3の何れかの発明において、前記第1アーム及び前記第2アームは、前記キュベットが前記所定の位置にあるときに前記キュベットに係合する係合部をそれぞれ有することを特徴とするものである。この構成によれば、キュベットが所定の位置にあるときに、第1アーム及び第2アームの係合部がキュベットにそれぞれ係合して、キュベットが正しく把持される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施形態の生化学分析装置1は、血漿、血清、尿等を検体としてコレステロール値等を検査する目的で使用される。この生化学分析装置1は、試薬と検体とを反応槽で反応させ、その反応液の吸光度を測定し、得られたデータからコレステロール値等を取得するように構成されている。
【0016】
まず、生化学分析装置1の全体構成を図1を参照して説明する。生化学分析装置1は、箱形の装置本体2と、この装置本体2上でキュベット10に試薬又は検体を注入するノズル3と、複数のキュベット10を収容するキュベットラック4と、キュベットラック4からキュベット10を1つずつ取り出して搬送するキュベット搬送装置5と、装置本体2内に収納されて、キュベット搬送装置5により搬送されたキュベット10内の試薬と検体とを反応させて検体の成分分析を行う分析部6などを備えている。
【0017】
ノズル3は、試薬が入った複数の試薬ボトルを収納する試薬庫(図示省略)と、血漿、血清、尿等の検体が入った複数の検体管を収納する検体庫(図示省略)のそれぞれに1つずつ対応して設けられている。各ノズル3は、上下動可能で且つ鉛直軸まわりに回動可能なアーム7の先端に下向きに突出するように取り付けられている。そして、各ノズル3は、対応するアーム7が回転することにより、試薬庫又は検体庫と、キュベットラック4に収納されたキュベット10との間で往復可能となっており、試薬ボトルの試薬、又は、検体管の検体を吸引して、キュベット10へ吐出することが可能に構成されている。
【0018】
キュベットラック4は装置本体2上に設けられ、このキュベットラック4には格子状に区切られた複数の収納部4aが設けられている。図2に示すように、各キュベット10は上下に長い略四角柱形状に形成され、その上端部の左右両側部にはそれぞれ凹部10aが形成されている。そして、キュベットラック4の複数の収納部4aに複数のキュベット10がそれぞれ挿入される。
【0019】
キュベット搬送装置5は、上下に延びるベース部材11と、このベース部材11に上下動可能に設けられたキャッチング装置12を備えており、図示しない駆動モータにより駆動されて装置本体2の上面に沿って水平移動可能に構成されている。そして、このキュベット搬送装置5は、キャッチング装置12をキュベットラック4のすぐ上まで下降させてから、このキャッチング装置12によりキュベットラック4のキュベット10を1つずつキャッチした後に、再びキャッチング装置12を上昇させて、装置本体2に設けられた搬入/搬出口2aから分析部6へキュベット10を搬送する。尚、キャッチング装置12については後ほど詳しく説明する。
【0020】
分析部6は、特に図示しないが、搬送されたキュベット10内の試薬と検体を反応させる反応部、反応液の吸光度を測定する測定部、及び、測定部での測定結果からコレステロール値等を演算する演算部などからなる。この分析部6において分析が終了したキュベット10は、キュベット搬送装置5により搬入/搬出口2aから取り出されて、ダストボックス8へ搬送される。
【0021】
次に、キュベット10をキャッチするキャッチング装置12について詳しく説明する。図2〜図4に示すように、キャッチング装置12は、第1アーム20と、この第1アーム20に対して回動自在に設けられた第2アーム21と、この第2アーム21を回動させる駆動機構22(駆動手段)とを備えている。
【0022】
第1アーム20は、キュベット搬送装置5のベース部材11にガイド軸25に沿ってスライド自在に取り付けられており、図示しない駆動モータにより上下に駆動される。下方へ延びる第1アーム20の先端部(下端部)には、キュベット10上端部の凹部10aに係合可能な、突出状の係合部20aが形成されている。
【0023】
第2アーム21は正面視で略逆L字状の形状を有し、その上部において第1アーム20に回動自在に枢支されている。この第2アーム21の先端部(下端部)は、第1アーム20の先端部と対向するように下方へ延びている。また、この第2アーム21の先端部にも、前述の第1アーム20と同じく、キュベット10の上端部の凹部10aに係合可能な、突出状の係合部21aが形成されている。そして、第2アーム21が、第1アーム20の先端部にその先端部が近づくように、図3の時計回りの方向に回動したときには、これら2つのアーム20,21の係合部20a,21aがそれぞれキュベット10上端部の凹部10aに係合し、2つのアーム20,21によりキュベット10が把持(キャッチ)される。
【0024】
駆動機構22は、第2アーム21に接触する円形のカム26と、このカム26を回転駆動するカム駆動モータ27とを有する。カム26は、第1アーム20に一体連結されたカム取付板28の裏側に、偏心した軸29を中心に回転自在に取り付けられている。また、このカム26の下端は、第2アーム21の上端から水平に張り出した鍔部21bの左側部分に接触している。従って、カム駆動モータ27によりカム26が回転駆動されると、図3、図4に示すように、このカム26に接触する第2アーム21も連動して回動することになる。
【0025】
ところで、キュベット10の凹部10aにアーム20,21の係合部20a,21aがそれぞれ係合して2つのアーム20,21によりキュベット10が正しく把持されているか、そうでないかで、第2アーム21の位置は異なっている。逆に言えば、把持状態における第2アーム21の位置を検出できれば、従来のようなキュベット10が単にキャッチされているか否かの判別だけでなく、キュベット10が正しい位置でキャッチされているか否かを判別することも可能となる。そこで、本実施形態のキャッチング装置12は、キャッチング動作時に回動する第2アーム21の位置を検出できるように構成されている。その構成について以下説明する。
【0026】
図2〜図4に示すように、カム取付板28の上端部にはセンサ取付板30が固定されており、このセンサ取付板30には、対向配置された発光素子及び受光素子をそれぞれ有する、左右2つの透過型フォトセンサ31,32が、所定距離空けて取り付けられている。ここで、カム取付板28は第1アーム20に一体連結されていることから、2つのフォトセンサ31,32は第1アーム20に対して固定的に設けられていることになる。一方、第2アーム21の後部には上方へ延びる遮光板33が設けられ、この遮光板33は第2アーム21と一体的に回動するようになっている。また、この遮光板33は、その上端部にスリット33aを有し、2つのフォトセンサ31,32の発光素子と受光素子との間を通過して、スリット33a以外の部分において発光素子からの光を遮断するように設けられている。
【0027】
2つのフォトセンサ31,32のうち、左側のフォトセンサ31は第2アーム21の待機状態を検出するセンサである。図3に示すように、フォトセンサ31は、第2アーム21が、キャッチング動作前の待機位置にあるときにのみ、遮光板33の左上の角部により発光素子からの光が遮断されて、遮光板33が検出されるように配置されている。そして、図4に示すように、第2アーム21が回動したときには、遮光板33により光が遮断されなくなり、遮光板33が検出されなくなる。
【0028】
右側のフォトセンサ32は、キャッチング動作時における第2アーム21の位置を検出するセンサである。図3に示すように、第2アーム21が待機位置にあるときには、発光素子32aからの光は遮光板33により遮断されて受光素子32bに届かない(OFF状態)。この状態から、図4に示すように、カム26により駆動されて第2アーム21が時計回りに回動し、2つのアーム20,21の係合部20a,21aがキュベット10の凹部10aに係合する把持位置(第1の位置)に第2アーム21が到達したときには、2つのアーム20,21によりキュベット10が正常に把持されることになるが、このとき、スリット33aが発光素子32aと受光素子32bの間に到達して、発光素子32aからの光はスリット33aを通過して受光素子32bに到達する(ON状態)。
【0029】
一方、図5に示すように、キュベット10が、アーム20,21の間の正しい把持位置(図4の位置)よりも下方にずれた位置で把持されてしまい、キュベット10の凹部10aに2つのアーム20,21の係合部20a,21aが係合していない場合には、第2アーム21は凹部10aよりも上側の凹んでいない部分に当接するために、第2アーム21の位置は、図4に示す把持位置よりも位相が少し遅れた位置(反時計回りの方向に少しずれた位置)となる。この状態では、キュベット10が正常に把持されている場合に対してスリット33aの位置も反時計回りの方向にずれるため、発光素子32aからの光が遮光板33に遮断されることになり、フォトセンサ32はOFFになる。
従って、フォトセンサ32がONであるときに、キュベット10が、2つのアーム20,21の間の所定の正しい位置で把持されていると判別できる。
【0030】
さらに、この構成によれば、キュベット10をキャッチできなかったときに、キュベットラック4の各収納部4a(図1参照)のキュベット10の有無を判別することも可能になる。収納部4aにキャッチされるべきキュベット10がない状態で、キャッチング動作が行われると、図6に示すように、2つのアーム20,21の間にキュベット10がないために第2アーム21は空振りし、図4の把持位置(第1の位置)から、この把持位置よりもさらに時計回りの方向に進んだ位置(第2の位置)まで回動してしまう。この動作中においては、第2アーム21が把持位置に到達したときに、フォトセンサ32の発光素子32aからの光が瞬間的にスリット33aを通過してONになるが、第2アーム21がさらに時計回りの方向に回動してスリット33aの位置がずれるために、発光素子32aからの光はすぐに遮光板33に遮断されるようになり、フォトセンサ32はOFFとなる。
【0031】
一方、キュベットラック4の収納部4aにキュベット10がある場合には、第2アーム21はキュベット10に当接して、一旦それ以上回動しない状態となるため、その後キャッチに失敗したとしても、フォトセンサ32がONになった後にすぐにOFFになることはない。
従って、フォトセンサ32が瞬間的にONになった後にすぐにOFFになったときには、キュベットラック4にキュベット10がないために、キュベット10をキャッチできなかったと判別できる。
【0032】
尚、第2アーム21の位置を検出するセンサ32は透過型のフォトセンサであるので、従来から用いられている反射型フォトセンサと比べて、外乱光の影響を受けにくく、誤検出が抑えられるという利点がある。
【0033】
以上説明したキャッチング装置12においては、キャッチング動作時における第2アーム21の位置がフォトセンサ32により検出される。そのため、検出された第2アーム21の位置に基づいてキュベット10の把持状態の良否を判別できることから、キュベット10が不十分な状態で把持されたまま搬送されることがなく、搬送中にキュベット10が落下したりする虞がない。また、キュベット10がキャッチされなかったときには、第2アーム21の位置の変化(動作)に基づいて、キュベットラック4におけるキュベット10の有無を判別することも可能になる。
【0034】
尚、本発明を適用可能な形態は前述した実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、第2アームの位置を検出するセンサとしては、透過型フォトセンサ以外にも、反射型フォトセンサや近接センサなど他の種類のセンサを採用することができる。また、キュベットの形状も角柱状のものに限られることはなく、例えば、円柱状のキュベットをキャッチするキャッチング装置に本発明を適用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の実施形態に係る生化学分析装置の一部拡大斜視図である。
【図2】キュベット搬送装置の要部斜視図である。
【図3】キャッチング装置(待機状態)の正面図である。
【図4】キャッチング装置(把持状態)の正面図である。
【図5】キャッチング装置(不十分な把持状態)の正面図である。
【図6】キャッチング装置(キュベットが無いためキャッチできない状態)の正面図である。
【符号の説明】
【0036】
1 生化学分析装置
10 キュベット
12 キャッチング装置
20 第1アーム
20a 係合部
21 第2アーム
21a 係合部
22 駆動機構
32 フォトセンサ
33a スリット
33 遮光板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生化学分析装置において検体及び試薬が収納されるキュベットを搬送するために、このキュベットをキャッチする装置であって、
第1アームと、
この第1アームに対して回動自在に設けられ、第1アームとの間において所定の位置で前記キュベットを把持可能な第2アームと、
この第2アームを回動させる駆動手段と、
キャッチング動作時に回動する前記第2アームの位置を検出する検出手段と、
を有することを特徴とするキュベットのキャッチング装置。
【請求項2】
前記検出手段は、透過型のフォトセンサであり、
前記第2アームには、前記フォトセンサの発光素子からの光を透過するスリットを有するとともにこのスリット以外の部分において前記光を遮断する遮光板が、第2アームと一体的に回動するように設けられ、
キャッチング動作時に、前記第2アームが前記所定の位置にある前記キュベットを把持する第1の位置まで回動したときに、前記光が前記遮光板のスリットを通過することを特徴とする請求項1に記載のキュベットのキャッチング装置。
【請求項3】
キャッチング動作時に、前記第2アームが、前記第1の位置から、この第1の位置よりもさらに進んだ第2の位置まで回動したときには、前記光が前記遮光板に遮断されることを特徴とする請求項2に記載のキュベットのキャッチング装置。
【請求項4】
前記第1アーム及び前記第2アームは、前記キュベットが前記所定の位置にあるときに前記キュベットに係合する係合部をそれぞれ有することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のキュベットのキャッチング装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−24779(P2007−24779A)
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−210314(P2005−210314)
【出願日】平成17年7月20日(2005.7.20)
【出願人】(000166247)古野電気株式会社 (441)
【Fターム(参考)】