説明

キーパッド

【課題】液晶表示画面を備える第1筐体と入力操作部を備える第2筐体とをヒンジにて連結する電子機器の入力操作部に搭載されるキーパッドについて、液晶表示画面と入力操作部との間に確実に隙間を形成して、液晶表示画面を傷付け難くする技術を提供すること。
【解決手段】弾性シート13のキートップ15の外周位置に先端がキートップ15より突出する緩衝突起13aを設け、第2筐体に設けた仕切桟の無い操作開口を塞ぐようにその操作開口の外側口縁に外縁を固定するキーパッド11とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器に搭載される押釦スイッチ用のキーパッドに関し、特に折り畳み式装置に用いられるキーパッドに関する。
【背景技術】
【0002】
ノートパソコンや携帯電話機などの電子機器では、持ち運びの利便性から機器全体を小型化できる折り畳み構造が採用されている。この折り畳み構造では、押釦スイッチによる入力操作部を備える筐体と液晶表示画面を備える筐体とが、入力操作部と液晶表示画面とを対向するようにして重なるものが多い。具体的には、両筐体を開閉自在のヒンジで繋ぎ、不使用時に入力操作部と液晶表示画面とを対向させて閉じる構造である。
【0003】
このような折り畳み構造では、筐体を閉じる際に、液晶表示画面が入力操作部に衝突して傷が付かないよう、筐体の対向面側に両者の衝突を避けるための隙間を形成する突起を設けている。さらに筐体の対向面側には、筐体を閉じた時に突起と筐体の衝突による衝撃を吸収する緩衝部材が備えられている。例えば、特開2001−292209号公報(特許文献1)に開示されている折り畳み式の携帯電話機には、入力操作部の周囲の筐体部分に突起が設けられ、液晶表示画面の周囲の筐体部分には筐体を閉じた時にその突起と当接する緩衝部材が備えられている。
【0004】
また突起自体を緩衝部材で形成すれば、筐体を閉じた時に入力操作部と液晶表示画面との間に隙間を形成しつつ、突起と筐体の衝突による衝撃を突起が吸収できる。例えば、特開平11−275191号公報(特許文献2)、特開2003−264617号公報(特許文献3)、特開2003−308753号公報(特許文献4)、特開2006−115163号公報(特許文献5)開示されている折り畳み式の携帯電話機には、入力操作部に用いられている弾性シートに、液晶表示画面を備える筐体と当接する突起を一体に設けている。このようにすれば、特許文献1に記載の携帯電話機に比べて部品点数を削減することができ、携帯電話機の組立を簡単にすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001−292209号公報
【特許文献2】特開平11−275191号公報
【特許文献3】特開2003−264617号公報
【特許文献4】特開2003−308753号公報
【特許文献5】特開2006−115163号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献2〜特許文献5に記載の突起は、液晶表示画面を備える筐体と当接した際に緩衝部材として衝撃を吸収することができる。しかしながら、入力操作部に用いられている弾性シートは筐体の内部に配置されているため、突起がその筐体を貫通するように細長く形成されており、筐体と当接した際に、倒れ易く屈曲し易い。このため液晶表示画面と入力操作部との間に隙間を形成できずに両者が衝突して、液晶表示画面を傷付けてしまうおそれがある。
【0007】
以上のような従来技術を背景としてなされたのが本発明である。すなわち、本発明の目的は、液晶表示画面と入力操作部との間に確実に隙間を形成して、液晶表示画面を傷付け難くする技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成すべく本発明は以下のように構成される。
すなわち、液晶表示画面を備える第1筐体と入力操作部を備える第2筐体とをヒンジにて連結する電子機器の入力操作部に搭載され、ゴム状弾性体でなる弾性シートの操作面側にその弾性シートより耐摩耗性に優れる表面シートを積層するベースシートを備えており、入力操作時に押圧される押圧操作部を有するキーパッドであって、弾性シートの操作面側における押圧操作部の外周位置に先端が押圧操作部より突出する緩衝突起を設け、第2筐体に設けた仕切桟の無い操作開口を塞ぐようにベースシートの外縁がその操作開口の外側口縁に固定されるキーパッドを提供する。
【0009】
本発明では、ベースシートが弾性シートの操作面側にその弾性シートより耐摩耗性に優れる表面シートを積層して構成されている。このため繰り返される押圧操作に対して摩耗し難くすることができ、十分な強度や耐久性を発揮することができる。
また、弾性シートの操作面側に設けた緩衝突起の先端は押圧操作部より突出している。このため第1筐体と第2筐体を液晶表示画面と入力操作部とが対向するように閉じた際に、第1筐体に対して入力操作部より先に緩衝突起を当接させることができ、液晶表示画面と入力操作部との間に隙間を形成することができる。よって液晶表示画面と入力操作部とを衝突し難くすることができ、液晶表示画面を傷付け難くすることができる。さらに第1筐体に対して緩衝突起が衝突することで、その衝突による衝撃を緩衝突起が吸収することができ、衝撃による液晶表示画面の故障を発生し難くすることができる。そしてこの緩衝突起を弾性シートに設けているため、部品点数を少なくすることができ、電子機器の組立を簡単にすることができる。
さらに、ベースシートの外縁が第2筐体に設けた仕切桟の無い操作開口を塞ぐようにその操作開口の外側口縁に固定されている。このため緩衝突起の先端は第2筐体を貫通することなく押圧操作部より突出していればよく、緩衝突起の高さを低くすることができ、緩衝突起の先端が第1筐体と衝突した際に、緩衝突起を倒れ難く屈曲し難くすることができる。この緩衝突起によれば液晶表示画面と入力操作部との間に確実に隙間を形成することができ、液晶表示画面を傷付け難くすることができる。
【0010】
緩衝突起が、基端から先端へ向かって徐々に細くなる傾斜面を有するものとすることができる。このように緩衝突起の基端側を広げれば、緩衝突起の先端が第1筐体と衝突した際に、緩衝突起を倒れ難く屈曲し難くすることができ、液晶表示画面と入力操作部との間に確実に隙間を形成することができる。
【0011】
緩衝突起が、押圧操作部を囲む環形状に設けられているものとすることができる。このようにすれば、第1筐体と第2筐体を閉じた際に、第1筐体と環形状の緩衝突起とによって押圧操作部を密封することができ、不使用時において防塵、水密などの機能を発揮することができる。
【0012】
弾性シートの操作面とは反対の裏面に、第2筐体に内蔵される回路基板と接触して緩衝突起を回路基板上で支持できる支持部を設けることができる。このようにすれば、緩衝突起の先端が第1筐体と衝突した際に、支持部が弾性シートと回路基板との間を詰めて緩衝突起を裏面側に沈み難くすることができ、液晶表示画面と入力操作部との間に確実に隙間を形成することができる。
【0013】
緩衝突起の先端側については、2つの構成とすることができる。
1つ目は、表面シートが、緩衝突起を被覆するものとすることができる。このようにすれば、緩衝突起を摩耗し難くすることができ、緩衝突起の耐久性を高めることができる。さらに表面シートが緩衝突起の変形を拘束することができ、緩衝突起の先端が第1筐体と衝突した際に、緩衝突起を倒れ難く屈曲し難くすることができる。よって繰り返される折り畳みの開閉に対しても液晶表示画面と入力操作部との間に確実に隙間を形成することができる。
【0014】
表面シートが緩衝突起を被覆する前記キーパッドについては、緩衝突起の先端側を覆う表面シートの表面を凹凸面とすることができる。このようにすれば、第1筐体と第2筐体を閉じた際に、第1筐体と緩衝突起との接触面積を小さくすることができ、第1筐体に対して緩衝突起の接触跡を付き難くすることができる。
【0015】
2つ目は、表面シートに透孔が設けられ、緩衝突起が該透孔内に貫入して先端側を露出しているものとすることができる。このようにすれば、第1筐体と第2筐体を閉じた際に、第1筐体と緩衝突起とが直接衝突するため、衝撃音を小さくすることができる。
【0016】
以上のような前記キーパッドについては、弾性シートを撓み難くする補強部材をさらに備えるものとすることができる。このようにすれば、補強部材の剛性によってベースシートを撓み難くすることができ、確実な押圧操作を行うことができる。さらにこのように補強部材で剛性を高めたキーパッドは、操作開口に仕切桟の無い筐体に装着しても、繰り返される押圧操作に対して高い強度を持つことができ、高耐久性の入力操作部を実現することができる。
【0017】
補強部材については、金属または樹脂からなる枠形状とすることができる。補強部材を金属または樹脂で形成すれば、剛性が高くベースシートを撓み難くすることができる。そして枠形状の開口部分に押圧操作部を整合すれば、押圧操作の際に押圧操作部が補強部材の剛性を受け難くすることができ、押圧操作性を悪化し難くすることができる。
【0018】
補強部材を備える前記キーパッドについては、補強部材が弾性シートと表面シートとの間に備えられており、この補強部材に設けられ緩衝突起が貫入している開口の口縁が、その緩衝突起の側面に設けた係合溝と係合するものとすることができる。このようにすれば、補強部材の開口と弾性シートの緩衝突起との係合によって、補強部材と弾性シートとを脱離し難くすることができ、筐体に装着し易いキーパッドを実現することができる。
【0019】
補強部材を備える前記キーパッドについては、補強部材を弾性シートの内部に埋設することができる。このようにすれば、補強部材と弾性シートとの脱離を防止することができ、筐体に装着し易いキーパッドを実現することができる。
【0020】
以上のような前記キーパッドについては、弾性シートが透光性を有しており、緩衝突起が第2筐体に内蔵される内部光源によって照光する照光機能を有するものとすることができる。このようにすれば、押圧操作部以外の部分も照光させることができ、新たなデザインを実現することができる。
【0021】
以上のような前記キーパッドについては、表面シートの裏面に装飾層を設けることができる。このようにすれば、押圧操作部や緩衝突起を加飾することができる。そして装飾層は表面シートの裏面に設けられているため、押圧操作の際に摩耗することがなく、加飾の耐久性を高めることができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明のキーパッドによれば、繰り返される押圧操作に対してベースシートを摩耗し難くすることができ、十分な強度や耐久性を発揮することができる。
また、第1筐体と第2筐体を閉じた際に、第1筐体に対して入力操作部より先に緩衝突起を当接させることができ、緩衝突起により液晶表示画面と入力操作部との間に隙間を形成することができる。このため液晶表示画面と入力操作部とを衝突し難くすることができ、液晶表示画面を傷付け難くすることができる。さらに第1筐体と緩衝突起との衝突による衝撃を緩衝突起が吸収することができ、衝撃による液晶表示画面の故障を発生し難くすることができる。そして緩衝突起を弾性シートに設けているため、部品点数を少なくすることができ、電子機器の組立を簡単にすることができる。
さらに、緩衝突起の先端は第2筐体を貫通することなく押圧操作部より突出していればよく、緩衝突起の高さを低くすることができ、緩衝突起の先端が第1筐体と衝突した際に、緩衝突起を倒れ難く屈曲し難くすることができる。この緩衝突起によれば液晶表示画面と入力操作部との間に確実に隙間を形成することができ、液晶表示画面を傷付け難くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】第1実施形態のキーパッドを示す平面図。
【図2】図1のSA−SA線断面図。
【図3】図1のSB−SB線断面図。
【図4】第2実施形態のキーパッドを示す図2相当断面図。
【図5】第2実施形態のキーパッドを示す図3相当断面図。
【図6】第2実施形態のキーパッドに用いる補強部材を示す平面図。
【図7】第2実施形態のキーパッドにおける補強部材の変形例1を示す要部拡大平面図。
【図8】第2実施形態のキーパッドにおける補強部材の変形例2を示す要部拡大断面図。
【図9】第2実施形態のキーパッドにおける補強部材の変形例3を示す要部拡大断面図。
【図10】第1、第2実施形態のキーパッドに共通の変形例1を示す要部拡大断面図。
【図11】第1、第2実施形態のキーパッドに共通の変形例2を示す要部拡大断面図。
【図12】第1、第2実施形態のキーパッドに共通の変形例3を示す平面図。
【図13】図12のSC−SC線断面図。
【図14】第1、第2実施形態のキーパッドに共通の変形例4を示す図3相当断面図。
【図15】第1、第2実施形態のキーパッドに共通の変形例5を示す平面図。
【図16】図15のSD−SD線断面図。
【図17】図15のSE−SE線断面図。
【図18】第3実施形態のキーパッドを示す図2相当断面図。
【図19】第3実施形態のキーパッドを示す図3相当断面図。
【図20】第3実施形態のキーパッドに用いる表面シートを示す平面図。
【図21】第3実施形態におけるキーパッドの変形例に用いる表面シートを示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明について図面を参照してさらに詳しく説明する。なお、本実施形態では折り畳み式携帯電話機の押釦スイッチに用いるキーパッドを例に挙げて示す。また、各実施形態で共通する構成については同一の符号を付して重複説明を省略し、さらに共通する材質、作用、効果、製造方法などについても重複説明を省略する。
【0025】
第1実施形態〔図1〜図3〕
第1実施形態のキーパッド11を図1〜図3に示す。図1はキーパッド11の平面図であり、図2はキーパッド11のSA−SA線断面図、図3はキーパッド11のSB−SB線断面図である。本実施形態のキーパッド11は、表面シート12と弾性シート13とを積層するベースシート14と、「押圧操作部」としてのキートップ15と、を備えている。
【0026】
表面シート12は、後述する弾性シート13より耐摩耗性に優れベースシート14を強化する部材であり、ベースシート14の操作面側を形成している。この表面シート12には、弾性シート13の緩衝突起13aを被覆する被覆部12aが形成されている。
表面シート12の材質は、弾性シート13の弾性変形に追従して屈曲や伸縮が可能なものを使用する。例えば、樹脂フィルム、熱硬化性ゴム、熱可塑性エラストマーが挙げられる。なかでもウレタン系ゴムやウレタン系樹脂は、耐久性や耐摩耗性に優れることから好ましい。
【0027】
弾性シート13は、ベースシート14の弾性変形と形状復帰を可能とさせる部材であり、ベースシート14の操作面とは反対の裏面側を形成している。この弾性シート13には、操作面側におけるキートップ15群の外周位置に先端がキートップ15より突出する緩衝突起13aが設けられている。なお、緩衝突起13aの先端側を丸味形状とすれば、緩衝突起13aに当接する筐体を傷付け難くすることができる。
弾性シート13の材質は、弾性変形が可能なゴム状弾性体であり、熱硬化性ゴム、熱可塑性エラストマーなどを使用する。例えば、熱硬化性ゴムでは、シリコーンゴム、エチレンプロピレンゴムなどが挙げられ、熱可塑性エラストマーでは、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマーなどが挙げられる。ゴム弾性による形状復帰をするために圧縮永久歪みの小さい熱硬化性ゴムが好ましく、なかでも温度依存性が小さいシリコーンゴムが最も好ましい。
【0028】
キートップ15は、押圧操作部となる部材であり、ベースシート14の操作面側に固着している。
キートップ15の材質は、押圧力をベースシート14の裏面側へ伝えることができるものを使用する。例えば、硬質樹脂、ゴム状弾性体が挙げられる。
【0029】
以上のようなキーパッド11を装着する携帯電話機について説明する。
キーパッド11は、図外の液晶表示画面を備える第1筐体1に対して図外のヒンジで連結する第2筐体2に搭載されている。図3で示すように、第2筐体2に設けた仕切桟の無い操作開口2aを塞ぐようにベースシート15の外縁が、図外の粘着剤や接着剤などでその操作開口2aにおける外側口縁の段差部13bに固定されている。そして第1筐体1と第2筐体2を閉じると、第1筐体1が緩衝突起13aの先端に当接する。
【0030】
次に、キーパッド11の製造方法について一例を説明する。
先ず、弾性シート13の成形金型に表面シート12をインサートし、表面シート12と弾性シート13とを一体成形してベースシート14を形成する。この成形金型における表面シート12のインサート側のキャビティ面には、緩衝突起13a形成用の凹部が設けてある。そして緩衝突起13aが凹部で形成される際に、その凹部に沿って表面シート12が湾曲して緩衝突起13aを被覆する表面シート12の被覆部12aが同時に形成される。次に、ベースシート14を脱型し、表面シート12側にキートップ15を固着する。このようにして、キーパッド11を得ることができる。
なお、表面シート12をインサートする前に、予め表面シート12に被覆部12aを形成しておくこともできる。このようにすれば、被覆部12aの立体形状を形成し易くすることができ、緩衝突起13aを正確な形状に形成し易くすることができる。
【0031】
キーパッド11の作用、効果について説明する。
キーパッド11によれば、ベースシート14の操作面側を表面シート12が形成しているため、繰り返される押圧操作に対して摩耗し難くすることができ、十分な強度や耐久性を発揮することができる。
また、緩衝突起13aの先端がキートップ15より突出しているため、第1筐体1と第2筐体2を閉じた際に、第1筐体1に対してキートップ15より先に緩衝突起13aを当接させることができ、液晶表示画面とキートップ15との間に隙間を形成することができる。よって液晶表示画面とキートップ15とを衝突し難くすることができ、液晶表示画面を傷付け難くすることができる。さらに第1筐体1に対して緩衝突起13aが衝突することで、その衝突による衝撃を緩衝突起13aが吸収することができ、衝撃による液晶表示画面の故障を発生し難くすることができる。そしてこの緩衝突起13aを弾性シート13に設けているため、部品点数を少なくすることができ、携帯電話機の組立を簡単にすることができる。
さらに、ベースシート14の外縁が第2筐体2に設けた操作開口2aの段差部2bに固定されているため、筐体を貫通する従来の突起に比べて、緩衝突起13aの高さを低くすることができ、緩衝突起13aの先端が第1筐体1と衝突した際には緩衝突起13aを倒れ難く屈曲し難くすることができる。この緩衝突起13aによれば、液晶表示画面とキートップ15との間に確実に隙間を形成することができ、液晶表示画面を傷付け難くすることができる。
【0032】
表面シート12の被覆部12aが緩衝突起13aを被覆するため、緩衝突起13aを摩耗し難くすることができ、緩衝突起13aの耐久性を高めることができる。さらに表面シート12の被覆部12aが緩衝突起13aの変形を拘束することができ、緩衝突起13aの先端が第1筐体1と衝突した際に、緩衝突起13aを倒れ難く屈曲し難くすることができる。よって繰り返される折り畳みの開閉に対しても液晶表示画面とキートップ15との間に確実に隙間を形成することができる。
【0033】
第2実施形態〔図4〜図6〕
第2実施形態のキーパッド21を図4〜図6に示す。図4はキーパッド21の図2相当断面図であり、図5はキーパッド21の図3相当断面図、図6はキーパッド21に用いる補強部材26の平面図である。本実施形態のキーパッド21が第1実施形態のキーパッド11と異なるのは、弾性シート23の構成と、補強部材26を備える点である。その他の構成は、キーパッド11と同じである。
【0034】
弾性シート23には弾性シート13と同様に、操作面側におけるキートップ15群の外周位置に先端がキートップ15より突出する緩衝突起23aが設けられている。弾性シート13と異なるのは、後述する補強部材26の開口26aを埋める凸部23bが形成されている点である。
【0035】
補強部材26は、表面シート12や弾性シート23を備えるベースシート24を撓み難くする部材であり、表面シート12と弾性シート23とに挟持されている。そしてこの補強部材26は、表面シート12と同等の外形で複数の開口26aを有する枠形状に形成されている。これら開口26aの大きさは、図6で示すように、キートップ15や弾性シート23に設けた緩衝突起23aの投影領域と略同等である。このようにキートップ15が設けられる位置に開口26aを整合すれば、押圧操作の際に弾性シート23を弾性変形し易くすることができる。緩衝突起23aの位置に開口26aを整合すれば、後述するように弾性シート23を成形する際に緩衝突起23aと表面シート12の被覆部12aを同時に形成することができる。
補強部材26の材質は、ベースシート24の形状を支持して撓みを抑えることができる剛性のあるものを使用する。例えば、金属、樹脂などが挙げられる。金属としては、鉄、アルミニウム、銅などの単一材、若しくはそれを含む合金類が挙げられる。樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂などが挙げられる。
なお、補強部材26の形状としては、板形状のほか、網目構造、織布構造、不織布構造なども用いることができる。また、キーパッドの構造によって補強部材も平坦な形状だけでなく、凹凸を設けた形状とすることも可能である。
【0036】
次に、キーパッド21の製造方法について一例を説明する。先ず、弾性シート23の成形金型に表面シート12と開口26aを形成した補強部材26を順次インサートし、表面シート12と補強部材26と弾性シート23とを一体成形してベースシート24を形成する。この時、緩衝突起23aの形成と同時に表面シート12の被覆部12aが形成される。次に、ベースシート24を脱型し、表面シート12側にキートップ15を固着する。このようにして、キーパッド21を得ることができる。
【0037】
キーパッド21の作用、効果について説明する。キーパッド21によれば、補強部材26の剛性によってベースシート24を撓み難くすることができ、確実な押圧操作を行うことができる。さらにこのように補強部材26で剛性を高めたキーパッド21は、操作開口2aに仕切桟の無い第2筐体2に装着しても、繰り返される押圧操作に対して高い強度を持つことができ、高耐久性のキーパッド21を実現することができる。
【0038】
補強部材26を金属または樹脂で形成すれば、剛性が高くベースシート24を撓み難くすることができる。そして開口26aにキートップ15を整合するため、押圧操作の際にキートップ15の押下に対して補強部材26の剛性を受け難くすることができ、押圧操作性を悪化し難くすることができる。
【0039】
第2実施形態のキーパッド21については、補強部材26による変形例を挙げることができる。
【0040】
補強部材による変形例1〔図7〕
補強部材26の変形例1では、図7で示すように、緩衝突起23aと整合する開口26aに架橋部26bを設けることができる。
このようにすれば、架橋部26bが凸部23b内を貫通し、弾性シート23と補強部材26を脱離し難くすることができる。
【0041】
補強部材による変形例2〔図8〕
補強部材26の変形例2では、図8で示すように、補強部材26を弾性シート23の内部に埋設することができる。
このようにすれば、補強部材26と弾性シート23との脱離を防止することができ、第2筐体2に装着し易いキーパッド21を実現することができる。
また、変形例1と組み合わせて、架橋部26bを設けた補強部材26も弾性シート23の内部に埋設することができる。
【0042】
補強部材による変形例3〔図9〕
補強部材26の変形例3では、図9の要部拡大図で示すように、補強部材26に設けられている開口26aの口縁を、その弾性シート23における緩衝突起23aの側面に設けた係合溝23cに係合させることができる。
このようにすれば、補強部材26の開口26aと弾性シート23の係合溝23cとの係合によって、補強部材26と弾性シート23とを脱離し難くすることができ、第2筐体2に装着し易いキーパッド21を実現することができる。
【0043】
次に、第1、第2実施形態に共通する変形例を説明する。なお、図面では第1実施形態のキーパッド11の変形例について記載する。
【0044】
第1、第2実施形態に共通する変形例1〔図10〕
キーパッド11,21では、弾性シート13,23における緩衝突起13a,23aの基端側を、ベースシート14,24のシート面に対して略垂直に立ち上げるように形成したが、共通する変形例1のキーパッド31は、図10の要部拡大図で示すように、弾性シート33における緩衝突起33aを基端から先端へ向かって徐々に細くなる傾斜面で立ち上げるものとすることができる。表面シート32の被覆部32aも傾斜面を有している。
このようにすれば、緩衝突起33aの先端が第1筐体1と衝突した際に、緩衝突起33aを倒れ難く屈曲し難くすることができ、液晶表示画面とキートップ15との間に確実に隙間を形成することができる。
【0045】
第1、第2実施形態に共通する変形例2〔図11〕
キーパッド11,21では、弾性シート13,23における緩衝突起13a,23aの先端を丸味形状に形成したが、共通する変形例2のキーパッド41は、図11の要部拡大図で示すように、弾性シート43における緩衝突起43aの先端及びその先端を覆う表面シート42の被覆部42aを凹凸面とすることができる。
このようにすれば、第1筐体1と第2筐体2を閉じた際に、第1筐体1と緩衝突起43aを覆う被覆部42aとの接触面積を小さくすることができ、第1筐体1に対して緩衝突起43aの接触跡を付き難くすることができる。
【0046】
第1、第2実施形態に共通する変形例3〔図12,図13〕
キーパッド11,21では、弾性シート13,23の緩衝突起13a,23aをキートップ15群の外周位置の一箇所に設けたが、共通する変形例3のキーパッド51は、図12,図13で示すように、弾性シート53の緩衝突起53aとその緩衝突起53aを覆う表面シート52の被覆部52aをキートップ15群を囲む環形状に設けることができる。
このようにすれば、第1筐体1と第2筐体2を閉じた際に、第1筐体1と環形状の緩衝突起53aとによってキートップ15を密封することができ、不使用時において防塵、水密などの機能を発揮することができる。
【0047】
第1、第2実施形態に共通する変形例4〔図14〕
キーパッド11,21では、弾性シート13,23の裏面を平坦面に形成したが、共通する変形例4のキーパッド61は、図14で示すように、弾性シート63の裏面に、第2筐体2に内蔵される回路基板3と接触して緩衝突起63aを回路基板3上で支持できる支持部63cを設けることができる。
このようにすれば、緩衝突起63aの先端が第1筐体1と衝突した際に、支持部63cが弾性シート63と回路基板3との間を詰めて緩衝突起63aを裏面側に沈み難くすることができ、液晶表示画面とキートップ15との間に確実に隙間を形成することができる。
なお、変形例4のキーパッド61については、変形例1〜変形例3のキーパッド31,41,51とも組み合わせることができる。
【0048】
第1、第2実施形態に共通する変形例5〔図15〜図17〕
キーパッド11,21では、表面シート12の平坦面を操作面側に表出したが、共通する変形例5のキーパッド71は、図15〜図17で示すように、表面シート12の平坦面にトップカバー77が積層されている。トップカバー77は表面シート12と同等の外形で複数の開口77aを有する枠形状に形成されている。これら開口77aの大きさは、図15で示すように、キートップ15や緩衝突起13aを被覆する被覆部12aの投影領域と略同等である。
このトップカバー77は表面シート12に固着しているが、例えば、キートップ15が貫入する開口77aの周囲部分を固着しなければ、キートップ15を押下した際に弾性シート13がトップカバー77によって拘束されず、弾性的な押圧操作をし易くすることができる。また、緩衝突起13aが貫入する開口77aの周囲部分を固着すれば、トップカバー77が緩衝突起13aを周囲から支持して、緩衝突起13aの倒れこみや横ずれを妨げることができる。
なお、変形例5のキーパッド71については、変形例1〜変形例4のキーパッド31,41,51,61とも組み合わせることができる。
【0049】
第3実施形態〔図18〜図20〕
第3実施形態のキーパッド81を図18〜図20に示す。図18はキーパッド81の図2相当断面図であり、図19はキーパッド81の図3相当断面図、図20はキーパッド81に用いる表面シート82の平面図である。本実施形態のキーパッド81が第1実施形態のキーパッド11と異なるのは、表面シート82の構成である。その他の構成は、キーパッド11と同じである。
【0050】
表面シート82は表面シート12と同様に、弾性シート83と積層してベースシート84の操作面側を形成している。表面シート12と異なるのは、緩衝突起83aを覆う被覆部が無く透孔82bが設けられ、緩衝突起83aがその透孔82b内に貫入して先端側を表面シート82から露出している点である。
【0051】
次に、キーパッド81の製造方法について一例を説明する。先ず、弾性シート83の成形金型に透孔82bを形成した表面シート82をインサートし、表面シート82と弾性シート83とを一体成形してベースシート84を形成する。この時、緩衝突起83aは表面シート82の透孔82bに貫入して形成される。次に、ベースシート84を脱型し、表面シート82側にキートップ15を固着する。このようにして、キーパッド81を得ることができる。
【0052】
キーパッド81の作用、効果について説明する。キーパッド81によれば、緩衝突起83aが表面シート82の透孔82b内に貫入して先端側を露出しているため、第1筐体1と第2筐体2を閉じた際に、第1筐体1と緩衝突起83aとが直接衝突するため、表面シートを介して衝突した時よりも衝撃音を小さくすることができる。
【0053】
第3実施形態の変形例
キーパッド81においても、キーパッド21のように補強部材26を備えることができ(図4〜図6参照)、さらに補強部材26の各変形例と組み合わせることも可能である。
さらに、キーパッド11,21と同様の変形例を構成できる。例えば、緩衝突起を基端から先端へ向かって徐々に細くなる傾斜面で立ち上げるものとすることができる(図10参照)。緩衝突起の先端を凹凸面とすることができる(図11参照)。緩衝突起をキートップ群を囲む環形状に設けることができる(図12,13参照)。弾性シートに緩衝突起を回路基板上で支持できる支持部を設けることができる(図14参照)。但し、緩衝突起を環形状に設ける場合は図21で示すように表面シート82に対して緩衝突起に沿う複数の透孔82bを形成する。
これら各変形例は、前述と同様の作用、効果を発揮する。
【0054】
各実施形態及び各変形例に共通する変形例
キーパッド11,21,31,41,51,61,71,81には、以下の共通する変形例を構成できる。
【0055】
第1の構成は、表面シート12,32,42,62,82の裏面に装飾層を設けることができる。
このようにすれば、キートップ15や緩衝突起13a,23a,33a,43a,53a,63a,83aを加飾することができる。そして装飾層は表面シート12,32,42,62,82の裏面に設けられているため、押圧操作の際に摩耗することがなく、加飾の耐久性を高めることができる。
【0056】
第2の構成は、表面シート12,32,42,62,82や弾性シート13,23,33,43,53,63,83を透光性の材料で形成すれば、第2筐体に内蔵される内部光源によって緩衝突起13a,23a,33a,43a,53a,63a,83aを照光することができる。
このようにすれば、キートップ15以外の部分も照光させることができ、新たなデザインを実現することができる。
【0057】
第3の構成は、キートップ15を無くしてフラットな押圧操作部とすることができる。
このようにすれば、緩衝突起を低く形成することができ、薄型のキーパッドを実現することができる。
【実施例】
【0058】
以下に、実施例を挙げて本発明を詳細に説明する。
【0059】
試料1
表面シート(12)として厚さ0.05mmのポリエステル系ウレタンフィルムを用い、裏面に塗料を印刷して装飾層を形成した。弾性シート(13)にシリコーンゴムを用い、金型内で表面シート(12)と弾性シート(13)を一体化してベースシート(14)を成形した。この時、金型内に設けたキャビティ形状に沿って表面シート(12)が軟化して、緩衝突起(13a)と共に被覆部(12a)が同時に形成された。ベースシート(14)を脱型して、表面シート(12)の操作面側にポリカーボネート樹脂からなるキートップ(15)を接着剤で所望の位置に固着した。このようにしてキーパッド(11)の試料1を得た。
【0060】
試料2
試料1と同様に、厚さ0.05mmのポリエステル系ウレタンフィルムの表面シート(12)と、シリコーンゴムでなる弾性シート(13)を一体化してベースシート(14)を成形した。ベースシート(14)を脱型して、表面シート(12)の操作面側に、厚さ0.25mmのポリカーボネート樹脂フィルムでなるトップカバー(77)、およびポリカーボネート樹脂からなるキートップ(15)を接着剤で所望の位置に固着した。このようにしてキーパッド(11)の変形例である試料2を得た。
【0061】
試料3
表面シート(12)として厚さ0.1mmのポリエーテル系ウレタンフィルムを用い、裏面に塗料を印刷して装飾層を形成し、この表面シート(12)を凹凸成形して被覆部(12a)を形成した。また開口(26a)を形成した枠形状であるステンレス鋼板を補強部材(26)とした。この補強部材(26)は緩衝突起(23a)と整合する開口(26a)の大きさを、緩衝突起(23a)の投影領域よりやや小さく形成してある。弾性シート(23)にシリコーンゴムを用い、金型内に被覆部(12a)を形成した表面シート(12)と開口(26a)を形成した補強部材(26)とを順次インサートし、金型内で表面シート(12)と補強部材(26)と弾性シート(23)とを一体化してベースシート(24)を成形した。この時、中空の被覆部(12a)に充填するようにして緩衝突起(23a)が形成され、そして補強部材(26)における開口(26a)の口縁が、緩衝突起(23a)の側面に設けた係合溝(23b)と係合する。ベースシート(24)を脱型して、表面シート(12)の操作面側にポリカーボネート樹脂からなるキートップ(15)を接着剤で所望の位置に固着した。このようにしてキーパッド(21)の変形例である試料3を得た。
【0062】
試料4
表面シート(82)として厚さ0.05mmのポリエステル系ウレタンフィルムを用い、裏面に塗料を印刷して装飾層を形成した。緩衝突起(83a)を設ける位置には透孔(82b)を形成した。また開口(26a)を形成した枠形状であるアルミニウム板を補強部材(26)とした。弾性シート(83)にシリコーンゴムを用い、金型内に透孔(82b)を形成した表面シート(82)と開口(26a)を形成した補強部材(26)とを順次インサートし、金型内で表面シート(82)と補強部材(26)と弾性シート(83)とを一体化してベースシート(84)を成形した。この時、表面シート(82)の透孔(82b)に貫入して、緩衝突起(83a)が形成された。ベースシート(84)を脱型して、表面シート(82)の操作面側にポリカーボネート樹脂からなるキートップ(15)を接着剤で所望の位置に固着した。このようにしてキーパッド(81)の変形例である試料4を得た。
【符号の説明】
【0063】
1 第1筐体
2 第2筐体
2a 操作開口
2b 段差部
3 回路基板
11 キーパッド(第1実施形態)
12 表面シート
12a 被覆部
13 弾性シート
13a 緩衝突起
14 ベースシート
15 キートップ
21 キーパッド(第2実施形態)
23 弾性シート
23a 緩衝突起
23b 凸部
23c 係合溝
24 ベースシート
26 補強部材
26a 開口
26b 架橋部
31 キーパッド(第1、第2実施形態に共通する変形例1)
32 表面シート
32a 被覆部
33 弾性シート
33a 緩衝突起
41 キーパッド(第1、第2実施形態に共通する変形例2)
42 表面シート
42a 被覆部
43 弾性シート
43a 緩衝突起
51 キーパッド(第1、第2実施形態に共通する変形例3)
52 表面シート
52a 被覆部
53 弾性シート
53a 緩衝突起
61 キーパッド(第1、第2実施形態に共通する変形例4)
63 弾性シート
63a 緩衝突起
63c 支持部
71 キーパッド(第1、第2実施形態に共通する変形例5)
77 トップカバー
77a 開口
81 キーパッド(第3実施形態)
82 表面シート
82b 透孔
83 弾性シート
83a 緩衝突起
84 ベースシート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液晶表示画面を備える第1筐体と入力操作部を備える第2筐体とをヒンジにて連結する電子機器の入力操作部に搭載され、ゴム状弾性体でなる弾性シートの操作面側にその弾性シートより耐摩耗性に優れる表面シートを積層するベースシートを備えており、入力操作時に押圧される押圧操作部を有するキーパッドであって、
弾性シートの操作面側における押圧操作部の外周位置に先端が押圧操作部より突出する緩衝突起を設け、
第2筐体に設けた仕切桟の無い操作開口を塞ぐようにベースシートの外縁がその操作開口の外側口縁に固定されるキーパッド。
【請求項2】
緩衝突起が、基端から先端へ向かって徐々に細くなる傾斜面を有する請求項1記載のキーパッド。
【請求項3】
緩衝突起が、押圧操作部を囲む環形状に設けられている請求項1または請求項2記載のキーパッド。
【請求項4】
弾性シートの操作面とは反対の裏面に、第2筐体に内蔵される回路基板と接触して緩衝突起を回路基板上で支持できる支持部を設ける請求項1〜請求項3何れか1項記載のキーパッド。
【請求項5】
表面シートが、緩衝突起を被覆する請求項1〜請求項4何れか1項記載のキーパッド。
【請求項6】
緩衝突起の先端側を覆う表面シートの表面が、凹凸面である請求項5記載のキーパッド。
【請求項7】
表面シートに透孔が設けられ、緩衝突起が該透孔内に貫入して先端側を露出している請求項1〜請求項4何れか1項記載のキーパッド。
【請求項8】
ベースシートを撓み難くする補強部材をさらに備える請求項1〜請求項7何れか1項記載のキーパッド。
【請求項9】
補強部材が弾性シートと表面シートとの間に備えられており、
この補強部材に設けられ緩衝突起が貫入している開口の口縁が、その緩衝突起の側面に設けた係合溝と係合する請求項8記載のキーパッド。
【請求項10】
弾性シートが透光性を有しており、緩衝突起が第2筐体に内蔵される内部光源によって照光する照光機能を有する請求項1〜請求項9何れか1項記載のキーパッド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公開番号】特開2011−109545(P2011−109545A)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−264427(P2009−264427)
【出願日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【出願人】(000237020)ポリマテック株式会社 (234)
【Fターム(参考)】