説明

クリーニング特徴を持つディファレンシャルトランスミッション

【課題】回転するギヤ及び一連のリミテッドスリップクラッチプレートに、加圧した潤滑剤を供給する閉鎖型のリミテッドスリップディファレンシャルトランスミッションを提供する。
【解決手段】クラッチプレートは、加圧された制御流体の作用により係合する。スプールバルブを持つバルブアッセンブリが係合圧力に応答し、加圧された流体の一部をクラッチプレートからサンプチャンバ及びトランスミッションに排出し、これにより、クラッチプレートに溜まった屑をパージできる。スプールバルブは、バルブの中間移動中にしか流体を通さないように構成されており、これにより、トランスミッション及びリミテッドスリップクラッチ用の潤滑流体からの圧力損失を最小にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はトランスミッションアッセンブリに関し、更に詳細にはディファレンシャルトランスミッションアッセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
ディファレンシャルトランスミッションは1930年代初頭から存在し、スリップしているホイールから加えられたトルクを、トラクションを持つホイールに伝達できるリミテッドスリップ特徴が設けられている。この種のトランスミッションは、ピニオンギヤから入力を受け取るキャリヤを有し、車輛の両側のホイールに連結されたシャフトに取り付けられた太陽ギヤと噛み合う遊星ギヤに対して駆動を提供する。リミテッドスリップ特徴には、シャフトの純粋なディファレンシャル移動を、異なるホイールに対して遅延する特徴が含まれる。
【0003】
従来、このようなトランスミッションの潤滑は、跳ね掛け式潤滑システムとして周知のシステムによって行われてきた。このシステムでは、アッセンブリの下半分が潤滑剤に浸漬してあり、ギヤの動きによって潤滑剤を上方にギヤアッセンブリ内に送り、潤滑を行った。この特定の種類の潤滑は、簡単であるけれども、ギヤが潤滑剤を通って移動する抵抗のため、寄生損を発生するという欠点があった。更に、遠心力により、支承されるべき表面から潤滑剤が外方に放出され、潜在的故障モードを生じる。
【0004】
この種の問題点を無くそうとする試みにおいて、潤滑剤を加圧し、密封されたジャーナル及び他の回転部品用構成要素に供給するいわゆるドライサンプトランスミッションが使用されてきた。密封された構成により、加圧された潤滑剤はベアリング表面を通過し、通常の漏洩通路を通ってサンプに送られ、ここで潤滑剤を再加圧し、支承面に送出する。
【0005】
リミテッドスリップ特徴をこのようなトランスミッションで使用する場合、通常は、ディファレンシャルのケース及び出力シャフトの一方に交互に連結された一連のクラッチ面の形態をとる。閉鎖システムのディファレンシャルでは、このようなプレート用のチャンバは、潤滑剤用ポケットを形成する。このように、クラッチの係合及び係合解除によって発生するデブリ(debris)即ち屑がポケットに集まり、これによりトランスミッションの長期に亘る耐久性に悪影響が及ぼされる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従って、当該技術分野において、上述の情況において材料のパージを行う、上述の種類のトランスミッションが必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、一形態では、トランスミッションの回転部品及び相互係合部品用の密封された被加圧システムを持つリミテッドスリップディファレンシャルトランスミッションの潤滑剤ポケットから汚染物をパージするための装置を含む。本装置は、前記トランスミッションの制御特徴に応じて第1及び第2の位置間で変位可能なバルブエレメントである。通路が、トランスミッションに、潤滑剤ポケットと前記トランスミッションのサンプとの間に形成されている。バルブエレメントは通路内に配置されており、前記バルブエレメントが前記第1及び第2の位置間で変位するとき、前記潤滑剤ポケットから前記サンプまでの流れを可能にするように形成されている。
【0008】
別の形態では、本発明は、主軸線を中心として回転するように支承されたケースを持つトランスミッションディファレンシャルを含む。第1及び第2の回転自在の出力シャフトが、ケースによって受け入れられており、前記主軸線を中心として支承されており、第1及び第2の斜歯太陽ギヤがこれらの出力シャフトに夫々取り付けられている。複数の斜歯遊星ギヤの各々が、ケースに、第1及び第2の斜歯太陽ギヤと噛み合い係合するように回転自在に取り付けられている。ディファレンシャル作用を制限するため、ケースと一方の太陽ギヤとの間で選択的に係合できるデバイスが設けられている。ケース、ギヤ、及び選択的に係合可能なデバイスを支承するため、加圧された潤滑剤を供給するためのシステムが設けられている。トランスミッションは、ケース、ギヤ、及び選択的に係合可能なデバイスをシールするように構成されている。トランスミッションは、選択的に係合可能なデバイスからサンプまで延びる通路を有する。バルブエレメントが通路内に配置されている。バルブエレメントは、選択的に係合可能なデバイスの係合及び係合解除に応じて第1及び第2の位置間で変位自在である。バルブエレメントは、第1及び第2の位置間で変位するとき、加圧された潤滑剤を選択的に係合可能なデバイスからサンプに流し、汚染物を選択的に係合可能なデバイスからパージできるように形成されている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は、本発明を使用したリミテッドスリップディファレンシャルトランスミッションの断面図である。
【図2】図2は、本発の制御システムの拡大部分断面図である。
【図3】図3は、図2に示すバルブアッセンブリの様々な作動段階での拡大断面図である。
【図4】図4は、図2に示すバルブアッセンブリの様々な作動段階での拡大断面図である。
【図5】図5は、図2に示すバルブアッセンブリの様々な作動段階での拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、ピニオンギヤ(図示せず)のトルク出力を一対の出力シャフト12及び14に伝達するのに用いられるディファレンシャルトランスミッション10を示す。トランスミッション10は、中央ハウジング16と、トランスミッション10のハウジングの部分を形成する一対の端プレート18及び20を有する。減速や制動等のトランスミッションの追加の特徴は、本発明の議論を簡単にするため、示してない。以下に説明するように、トランスミッション10は、回転端相互係合部分を潤滑するための閉鎖システムを有し、潤滑剤は、様々な構成要素を通って、重力によって、適当なフィルタを通って収集用サンプチャンバ22に流入し、出口24を介してポンプ(図示せず)に流入する。ポンプは、加圧された潤滑剤を、入口26を通して潤滑剤通路に提供する。
【0011】
キャリヤ38がベアリングアッセンブリ28及び30の夫々によって支承されている。一対のシャフト12及び14の端部が、斜歯太陽ギヤ32及び34に夫々固定されている。太陽ギヤ32及び34は、キャリヤ38に回転自在に支承された複数の斜歯遊星ギヤ36と互いに噛み合う。キャリヤ38は、ピニオンギヤ40用のマウントを提供する。このピニオンギヤ40は、ハウジング37を通って延び且つキャリヤ38に連結された適当なファスナ42によってピニオンギヤ(図示せず)と噛み合う。キャリヤ38、遊星ギヤ36、及び太陽ギヤ32及び34はディファレンシャル回転を提供し、その結果、シャフト12及び14は、トランスミッション10が取り付けられた車輛がコーナーを曲がるとき、異なる回転数で回転できる。
【0012】
トランスミッション10を農業用車輛やオフロード産業車輛に設置した場合には、トラクションをオンにしたとき、シャフト12及び14により動力が加えられるホイールのうちの一つ又はそれ以上が減速し、これにより、通常のディファレンシャルは、速度が最大のホイールに全ての動力を送るということが頻繁に生じる。この状態を最小にするため、リミテッドスリップディファレンシャルアッセンブリ44が使用される。
【0013】
リミテッドスリップディファレンシャルアッセンブリを図2に詳細に示す。ここでは、一連のディスク46及び48が互いに組み合っており、キャリヤ38及び一方の太陽ギヤ32に夫々固定されている。プレート46及び48は、作動情況によりリミテッドスリップ状態を発生する必要がある場合を除き、通常は、これらのプレートが互いに対して摺動する位置に保持される。キャリヤ38と太陽ギヤ32との間でのディスク46及び48の相対的回転を減少し、これによってディファレンシャル作用を小さくするため、金属製ダイヤフラム50がディスク46及び48のパックに押し付けられている。環状ダイヤフラム50は、多くの手段のうちの任意の一つの手段によって作動できるが、本明細書中に示すように、チャンバ52内の圧力によって作動され、ダイヤフラム50を図2に示すように右方に押圧し、ディスク46及び48を係合する。上述のように、トランスミッション10は閉鎖型であり、ベアリング28、30、ギヤ32、34、及び36、及びディスク46及び48への圧力が入口26を通して供給され、潤滑剤が一定に出る。これにより支承を行うことができ、噛み合っているギヤから熱を除去し、負荷が加わった状態で作動することによって生じる磨耗を減少する。ベアリング28及び30及びトランスミッション10の他のエレメントでは、潤滑剤がサンプ22へ流れるが、ディスク46及び48はポケット54内にあり、ここには、特にその外周のところに潤滑剤の通常の流れはない。
【0014】
本発明によれば、チャンバ54から潤滑流体をパージするためのシステムの全体に参照番号56が付してある。参照番号56を付したシステムを、特に図3、図4、及び図5に示す。システム56は、ハウジング37に設けられた半径方向外方に延びる通路58を含み、この通路は、環状溝60及びチャンバ54の外周まで延びる環状通路62に連結されている。スプールバルブ64が、環状溝60及び環状通路62と交差するボア65内で変位自在である。スプールバルブ64は、ハウジング37に螺着した適当なキャップねじ66によってボア65内に保持されている。キャップねじ66は、O−リング68によってハウジングに対してシールされている。スプールバルブ64は、バルブアッセンブリをキャップねじ66に押し付けるばね72を受け入れる内部凹所70を備えている。適当な保持エレメント74がボア64内に位置決めされており、ばね72に対して衝合体を提供する。バルブエレメント64は開口部76を有する。この開口部は、バルブが図3に示す位置と図5に示す位置との中間の位置にあるときに溝60と整合し、加圧された潤滑剤を通路62からバルブ64の内部70及び溝60を通して半径方向外方に延びる通路58に出すように位置決めされている。この位置を図4に詳細に示す。図4は、外部への流路が形成された状態を示す。
【0015】
バルブエレメント64を、加圧潤滑剤をパージできる位置まで、スプールバルブ64の端部78に作用する圧力によって変位する。この圧力は、チャンバ52に連結された通路80によってスプールバルブ64の端部78に伝達され、これによりディスク46及び48を作動し、相対的なスリップを最小にする。ディスクパックを作動するための液圧を提供するように示してあるけれども、バルブの移動により加圧流体を流すことができる。この他の形態の作動を用いることにより同じ結果を得ることができるということは、当業者には明らかであろう。
【0016】
作動では、トランスミッション10は純粋なディファレンシャルトランスミッションとして作動する。その場合、クラッチプレート46及び48は互いに対してスリップし、バルブエレメントは図3に示す位置にある。適当な制御機構により、圧力をチャンバ52に加え、環状ダイヤフラム50を移動し、クラッチ46及び48を係合し、ディファレンシャルのスリップを制限する。これが行われたとき、通路80内の圧力が面78の端部に加わり、バルブエレメント64を図5に示す位置まで押圧する。図3の位置と図5の位置との間での移行時に、バルブエレメント64の開口部76が溝60と整合し、かくして通路58を通して加圧流体を半径方向外方に、そして最終的にはサンプ22まで流すことができる。これにより、チャンバ54の半径方向外側部分に捕捉された溜まった屑をパージでき、及び適当にフィルタ作用を加えることにより汚染物を除去できる。バルブが中間位置でしか通路と整合しないため、この作用による圧力の損失が大幅に低減し、そのため、潤滑及び冷却を行うための適当な圧力が常にトランスミッション内に維持される。更に、回転する部品37を汚染物が通過するため、チャンバ54からの除去を遠心力が補助する。
【0017】
好ましい実施例を説明したが、添付の特許請求の範囲に定義した本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更を行うことができるということは明らかになるであろう。
【符号の説明】
【0018】
10 トランスミッション
12、14 シャフト
22 サンプ
26 入口
28、30 ベアリング
32、34 太陽ギヤ
36 遊星ギヤ
37 ハウジング
38 キャリヤ
44 リミテッドスリップディファレンシャルアッセンブリ
46、48 ディスク
50 金属製環状ダイヤフラム
52 チャンバ
54 ポケット
56 潤滑流体パージシステム
57 ハウジング
58 通路
60 環状溝
62 環状通路
64 スプールバルブ
65 ボア
66 キャップねじ
68 O−リング
70 内部凹所
72 ばね
74 保持エレメント
76 開口部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トランスミッションの回転部品及び相互係合部品用の密封された被加圧システムを持つリミテッドスリップディファレンシャルトランスミッションの潤滑剤ポケットから汚染物をパージするための装置において、
前記トランスミッションの制御特徴に応じて第1及び第2の位置間で変位可能なバルブエレメントと、
前記トランスミッションに、前記潤滑剤ポケットと前記トランスミッションのサンプとの間に形成された通路とを含み、前記バルブエレメントは前記通路内に配置されており、前記バルブエレメントが前記第1及び第2の位置間で変位するとき、前記潤滑剤ポケットから前記サンプまでの流れを可能にするように形成されている、装置。
【請求項2】
請求項1に記載の装置において、
前記相互係合部品は前記潤滑剤ポケット内にある、装置。
【請求項3】
請求項2に記載の装置において、
前記相互係合部品は前記ディファレンシャルトランスミッションのリミテッドスリップ特徴を形成する、装置。
【請求項4】
請求項1に記載の装置において、
前記バルブエレメントはスプールバルブであり、前記通路は前記バルブを通して前記第1及び第2の位置間に連結されている、装置。
【請求項5】
請求項4に記載の装置において、
前記バルブエレメントは、前記通路が前記サンプに連結されていない所定の位置にばね負荷されている、装置。
【請求項6】
請求項5に記載の装置において、
前記相互係合部品は圧力により作動されて係合し、前記圧力は前記ばねに作用する、装置。
【請求項7】
請求項1に記載の装置において、
前記通路及びバルブは、前記トランスミッションの回転部品に位置決めされており、これによって、遠心力による前記潤滑剤のパージを高める、装置。
【請求項8】
請求項7に記載の装置において、
前記回転部品は前記トランスミッションのケースである、装置。
【請求項9】
請求項8に記載の装置において、
前記相互係合部品は、潤滑剤に浸漬した隣接した一連のクラッチである、装置。
【請求項10】
請求項9に記載の装置において、
前記相互係合クラッチは流体圧力によって作動され、係合する、装置。
【請求項11】
トランスミッションディファレンシャルにおいて、
主軸線を中心として回転するように支承されたケースと、
前記ケースによって受け入れられ、前記主軸線を中心として支承され、第1及び第2の斜歯太陽ギヤが夫々取り付けられた第1及び第2の回転自在の出力シャフトと、
前記第1及び第2の斜歯太陽ギヤと噛み合い係合するように前記ケースに各々回転自在に取り付けられた複数の斜歯遊星ギヤと、
ディファレンシャル作用を制限するため、前記ケースと一方の前記太陽ギヤとの間で選択的に係合できるデバイスと、
前記ケース、ギヤ、及び前記選択的に係合可能なデバイスを支承するため、加圧された潤滑剤を供給するためのシステムであって、前記トランスミッションは、前記ケース、ギヤ、及び前記選択的に係合可能なデバイスをシールするように構成されている、システムとを含み、
前記トランスミッションは、前記ケース及びギヤから潤滑剤を受け取るためのサンプチャンバを有し、
前記トランスミッションは、前記選択的に係合可能なデバイスから前記サンプまで延びる通路を有し、更に、
前記通路内に配置されており、前記選択的に係合可能なデバイスの係合及び係合解除に応じて第1及び第2の位置間で変位自在のバルブエレメントであって、前記バルブエレメントが第1及び第2の位置間で変位するとき、加圧された潤滑剤を前記選択的に係合可能なデバイスから前記サンプに流し、汚染物を前記選択的に係合可能なデバイスからパージできるように形成されているバルブエレメントを含む、トランスミッション。
【請求項12】
請求項11に記載のトランスミッションにおいて、
前記バルブエレメントは、前記第1及び第2の位置間で変位自在のスプールバルブを含む、トランスミッション。
【請求項13】
請求項12に記載のトランスミッションにおいて、
前記スプールバルブは、前記二つの位置の一方に押し付けられている、トランスミッション。
【請求項14】
請求項11に記載のトランスミッションにおいて、
前記選択的に係合可能なデバイスは圧力作動式であり、前記スプールバルブは、ばねによって前記位置の一方に押し付けられており、前記圧力は前記ばねの作用に抗して前記スプールバルブに作用する、トランスミッション。
【請求項15】
請求項11に記載のトランスミッションにおいて、
前記通路及び前記バルブは前記ケースに位置決めされており、これによって、前記選択的に係合可能なデバイスからの潤滑剤のパージを遠心力が補助する、トランスミッション。
【請求項16】
請求項15に記載のトランスミッションにおいて、
前記選択的に係合可能なデバイスは、前記ケース及び前記出力シャフトの一方に選択的に相互連結される複数のクラッチを含み、前記クラッチは、加圧された潤滑剤に浸漬されている、トランスミッション。
【請求項17】
請求項16に記載のトランスミッションにおいて、
前記クラッチは流体圧力によって作動され、係合し、前記バルブは前記作動圧力に応答する、トランスミッション。
【請求項18】
請求項17に記載のトランスミッションにおいて、
前記バルブエレメントは中空であり、前記バルブが前記第1及び第2の位置の中間の位置にあるとき、前記クラッチからの前記通路を前記サンプに連結するポートを有する、トランスミッション。
【請求項19】
請求項18に記載のトランスミッションにおいて、
前記バルブエレメントは前記位置の一方にばね負荷されており、圧力に応答して前記位置の他方まで変位する、トランスミッション。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−162383(P2009−162383A)
【公開日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2009−1255(P2009−1255)
【出願日】平成21年1月7日(2009.1.7)
【出願人】(591005165)ディーア・アンド・カンパニー (109)
【氏名又は名称原語表記】DEERE AND COMPANY
【Fターム(参考)】