説明

クレーンのジブ支持方法及び装置

【課題】暴風時、複数台のクレーンを設置周辺の状況に影響されずに安定配置させることができ、転倒等を確実に防止し得るクレーンのジブ支持方法及び装置を提供する。
【解決手段】マスト2に旋回体4が旋回自在に配置され且つ該旋回体4上にジブ5が起伏自在に取り付けられたクライミングクレーン1をビル等の構築物12上に複数台配置している場合に、前記旋回体4に他のクライミングクレーン1のジブ5を支持可能な受台13を設け、暴風時、前記クライミングクレーン1のジブ5を、他のクライミングクレーン1の受台13に相互に支持せしめる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クレーンのジブ支持方法及び装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、ビル等の構築物を建設する際にはクライミングクレーンやタワークレーン等のクレーンが用いられている。
【0003】
図7は従来のクライミングクレーンの一例を示す概略図であって、クライミングクレーン1は、上方へブロック2aを順次継ぎ足し可能なマスト2の頂部に、昇降ユニット3を介して旋回体4を旋回自在に配置し、該旋回体4上にジブ5を起伏自在に取り付け、前記旋回体4に、後方へ延びるカウンタフレーム6を一体に設け、該カウンタフレーム6上に、吊荷用フック7を吊り下げるワイヤロープ8を巻上げ下げするための巻上装置9と、ジブ5の起伏用のワイヤロープ10を巻上げ下げするための起伏装置11とを設置してなる構成を有している。尚、図7中、12は前記マスト2が立設されるビル等の構築物である。
【0004】
ところで、前記クライミングクレーン1では、ジブ5は比較的長いので、暴風時に側面から風を受けた場合、大きな力が働くと共に、長いジブ5の先端が自由端となっているので、構造的に不安定となっており、このような事情より、クライミングクレーン1は、暴風により大きな被害を受ける可能性がある。
【0005】
そこで、クライミングクレーン1には暴風対策を施す必要があるが、主な対策としては次の二つの手段がある。
【0006】
第一の手段は、旋回体4を自由に旋回できるようにする、いわゆる旋回フリーである。こうしておけば、ジブ5は風に吹かれてその先端は自ずと風下に向き、風見鶏の如く背後から風を受ける形となるので、風を受ける面積が小さくなり、受ける力を最小限に抑えることができる。
【0007】
第二の手段は、自由端となっているジブ5の先端を、ビル等の構築物12の所要箇所に固定することであり、このようにすれば、ジブ5の自由端が固定されるので、固定しない場合よりは構造的に安定し、風に対する剛性を高めることが可能となる。
【0008】
尚、クレーンの暴風対策に関連する一般的技術水準を示すものとしては、例えば、特許文献1、2がある。
【特許文献1】特開2006−248636号公報
【特許文献2】特開2006−264952号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、前述した第一の手段のように旋回体4を旋回フリーとすることは、クライミングクレーン1が複数台隣接して配置されている場合には対応できず、クライミングクレーン1が一台の場合に限られるという制約があった。
【0010】
又、前述した第二の手段のようにジブ5の自由端を固定することは、ビル等の構築物12にジブ5の自由端の固定に適した箇所がない場合には、第一の手段と同様に対応が困難となり、クライミングクレーン1が設置されている周辺の状況に大きく左右されるという欠点を有していた。
【0011】
本発明は、斯かる実情に鑑み、暴風時、複数台のクレーンを設置周辺の状況に影響されずに安定配置させることができ、転倒等を確実に防止し得るクレーンのジブ支持方法及び装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、マストに旋回体が旋回自在に配置され且つ該旋回体上にジブが起伏自在に取り付けられたクレーンを構築物上に複数台配置してなるクレーンのジブ支持方法であって、
暴風時、前記クレーンのジブを、他のクレーンの旋回体から張り出す受台に相互に支持せしめることを特徴とするクレーンのジブ支持方法にかかるものである。
【0013】
前述のクレーンのジブ支持方法を用いると、暴風時、従来のように旋回体を旋回フリーとしたり、ジブの自由端を構築物に固定したりせずに、複数台のクレーンが相互に支え合うように安定して配置される形となり、転倒等の心配がなくなる。
【0014】
前記クレーンのジブ支持方法においては、前記クレーンが、上方へブロックを順次継ぎ足し可能なマストの頂部に昇降ユニットを介して前記旋回体を旋回自在に配置したクライミングクレーンである場合に特に有効となる。
【0015】
前記クレーンをクライミングクレーンとした場合、前記ブロックの本数が少なくてマストがあまり高くなく、該マストの強度が暴風に対して充分に余裕のあるときは問題ないが、前記ブロックの本数が多くてマストが高く、該マストの強度が暴風に対して不足するとき、前記マストが円形断面を有する丸マストである場合には、該マストに対し前記旋回体を昇降ユニットにより下方へクライミングダウンさせ、該旋回体をマストの高さ方向中間位置に配設した状態で、前記クライミングクレーンのジブの相互支持を行うことが好ましい。このようにすると、前記マストが円形断面を有する丸マストである場合、旋回体はマストの高さ方向中間位置においても旋回可能で、ジブの位置を他のクライミングクレーンの受台の位置に合わせて移動させることができるため、前記マストの強度を暴風に対して充分に余裕を持たせた上で、クライミングクレーンのジブを、他のクライミングクレーンの旋回体から張り出す受台に相互に支持せしめることが可能となる。
【0016】
又、前記マストが矩形断面を有する角マストである場合には、該マストに対し前記旋回体を昇降ユニットにより下方へクライミングダウンさせつつ、上部のブロックを所要本数取り外し、該短縮させたマストの頂部に前記旋回体を配設した状態で、前記クライミングクレーンのジブの相互支持を行うことが好ましい。このようにすると、前記マストが矩形断面を有する角マストである場合、旋回体はマストの高さ方向中間位置においては旋回できないが、マストの頂部では旋回可能で、ジブの位置を他のクライミングクレーンの受台の位置に合わせて移動させることができるため、前記マストの強度を暴風に対して充分に余裕を持たせた上で、クライミングクレーンのジブを、他のクライミングクレーンの旋回体から張り出す受台に相互に支持せしめることが可能となる。
【0017】
一方、本発明は、マストに旋回体が旋回自在に配置され且つ該旋回体上にジブが起伏自在に取り付けられたクレーンを構築物上に複数台配置してなるクレーンのジブ支持装置であって、
前記旋回体に、暴風時に他のクレーンのジブを支持可能な受台を設けたことを特徴とするクレーンのジブ支持装置にかかるものである。
【0018】
前述のクレーンのジブ支持装置の如く構成すると、暴風時、従来のように旋回体を旋回フリーとしたり、ジブの自由端を構築物に固定したりせずに、複数台のクレーンが相互に支え合うように安定して配置される形となり、転倒等の心配がなくなる。
【0019】
前記クレーンのジブ支持装置においては、前記受台を、
前記他のクレーンのジブを支持可能な展開位置と格納位置との間で水平回動自在となるよう前記旋回体に取り付けられた受台フレームと、
該受台フレームの上部に設けられ且つ前記他のクレーンのジブの幅に応じて間隔調節可能な幅調節手段と
から構成することができ、このようにすると、暴風時には、前記受台の受台フレームを展開位置に水平回動させた状態で、幅調節手段により他のクレーンのジブの幅に応じて受台フレームの上部における間隔調節を行い、該受台フレームに他のクレーンのジブを支持せしめることが可能となる一方、通常運転時には、前記受台の受台フレームを格納位置に水平回動させることにより、該受台フレームの張り出し量を少なくし、他のクライミングクレーンや構築物との干渉を避け、運転を効率良く行うことが可能となる。
【0020】
前記クレーンのジブ支持装置においては、前記幅調節手段を、
前記他のクレーンのジブの両幅端部を挟持するように配設され且つ少なくとも一方が前記他のクレーンのジブの幅方向へ移動自在となるよう前記受台フレームの上部に取り付けられる受部材
によって構成することができる。
【0021】
前記クレーンのジブ支持装置においては、前記クレーンが、上方へブロックを順次継ぎ足し可能なマストの頂部に昇降ユニットを介して前記旋回体を旋回自在に配置したクライミングクレーンである場合に特に有効となる。
【発明の効果】
【0022】
本発明のクレーンのジブ支持方法及び装置によれば、暴風時、複数台のクレーンを設置周辺の状況に影響されずに安定配置させることができ、転倒等を確実に防止し得るという優れた効果を奏し得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0024】
図1〜図6は本発明を実施する形態の一例であって、図中、図7と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図7に示す従来のものと同様であるが、本図示例の特徴とするところは、図1〜図6に示す如く、上方へブロック2aを順次継ぎ足し可能なマスト2の頂部に昇降ユニット3を介して旋回体4が旋回自在に配置され且つ該旋回体4上にジブ5が起伏自在に取り付けられたクライミングクレーン1をビル等の構築物12上に複数台(図4の例では二台、図5の例では三台、図6の例では四台)配置している場合に、前記旋回体4に、暴風時に他のクライミングクレーン1のジブ5を支持可能な受台13を設けた点にある。
【0025】
本図示例の場合、前記受台13は、前記他のクライミングクレーン1のジブ5を支持可能な展開位置A(又はB)と格納位置C(図3参照)との間で水平回動自在となるよう前記旋回体4の後方へ延びるカウンタフレーム6に取り付けられた受台フレーム14と、該受台フレーム14の上部に設けられ且つ前記他のクライミングクレーン1のジブ5の幅に応じて間隔W(図2参照)を調節可能な幅調節手段15とから構成してある。尚、前記受台フレーム14は、図2及び図3に示す如く、前記旋回体4のカウンタフレーム6に設けられた支持ブラケット16に対し鉛直方向へ延びるピン17を介して枢着し、図示していないロック機構(例えば、ロックピンを打ち込む等)により、前記展開位置A(又はB)と格納位置Cのいずれかの位置に固定できるようにしてあるが、必ずしもこのような構造に限定する必要はなく、例えば、前記受台13全体を前記旋回体4のカウンタフレーム6に対し完全に着脱自在としたり、或いは、前記受台フレーム14を前記旋回体4のカウンタフレーム6に対し水平方向へ延びるピンを介して枢着し、上下方向へ回動させるような構造とすることも可能である。
【0026】
前記幅調節手段15は、図2及び図3に示す如く、前記受台フレーム14の上部に、ゴムや合成樹脂等の緩衝材からなる一対の受部材18,19を前記他のクライミングクレーン1のジブ5の両幅端部を挟持するように配設し、一方の受部材18を固定とし、且つ他方の受部材19を、ボルト・ナット等の締結具20による締め付け位置調節により前記他のクライミングクレーン1のジブ5の幅方向へ移動自在としてなる構成を有している。勿論、前記受部材18,19の両方を前記他のクライミングクレーン1のジブ5の幅方向へ移動自在としても良い。
【0027】
尚、前記クライミングクレーン1のジブ5は、基本的に起伏用のワイヤロープ10(図1参照)によってその姿勢が維持されるようになっており、暴風時に該ジブ5を他のクライミングクレーン1の受台13に支持させる際にも、その荷重を完全には預けず、風による水平方向の変位のみを受台13の受部材18,19によって拘束するようになっているが、前記受台フレーム14の上面にも、前記受部材18,19と同様のゴムや合成樹脂等の緩衝材或いは木材等からなる枕木部材21を取り付けてある。
【0028】
次に、上記図示例の作用を説明する。
【0029】
前述の如く構成すると、暴風時には、前記受台13の受台フレーム14を展開位置A(又はB)に水平回動させ、図示していないロック機構により固定した状態で、他のクライミングクレーン1のジブ5の幅に応じて、幅調節手段15のボルト・ナット等の締結具20による締め付け位置調節により受部材19を移動させ、受台フレーム14の上部における受部材18,19の間隔Wの調節を行い、該受台フレーム14に他のクライミングクレーン1のジブ5を支持せしめることが可能となる。
【0030】
ここで、二台のクライミングクレーン1のジブ5を相互に支持する場合は、図4に示すようになり、三台のクライミングクレーン1のジブ5を相互に支持する場合は、図5に示すようになり、四台のクライミングクレーン1のジブ5を相互に支持する場合は、図6に示すようになる。
【0031】
この結果、従来のように旋回体4を旋回フリーとしたり、ジブ5の自由端を構築物12に固定したりせずに、複数台のクライミングクレーン1が相互に支え合うように安定して配置される形となり、転倒等の心配がなくなる。
【0032】
更に、前記クライミングクレーン1の場合、前記ブロック2aの本数が少なくてマスト2があまり高くなく、該マスト2の強度が暴風に対して充分に余裕のあるときは問題ないが、前記ブロック2aの本数が多くてマスト2が高く、該マスト2の強度が暴風に対して不足するとき、前記マスト2が円形断面を有する丸マストである場合には、該マスト2に対し前記旋回体4を昇降ユニット3により下方へクライミングダウンさせ、該旋回体4をマスト2の高さ方向中間位置に配設した状態で、前記クライミングクレーン1のジブ5の相互支持を行うことが好ましい。このようにすると、前記マスト2が円形断面を有する丸マストである場合、旋回体4はマスト2の高さ方向中間位置においても旋回可能で、ジブ5の位置を他のクライミングクレーン1の受台13の位置に合わせて移動させることができるため、前記マスト2の強度を暴風に対して充分に余裕を持たせた上で、クライミングクレーン1のジブ5を、他のクライミングクレーン1の旋回体4のカウンタフレーム6から張り出す受台13に相互に支持せしめることが可能となる。
【0033】
又、前記マスト2が矩形断面を有する角マストである場合には、該マスト2に対し前記旋回体4を昇降ユニット3により下方へクライミングダウンさせつつ、上部のブロック2aを所要本数取り外し、該短縮させたマスト2の頂部に前記旋回体4を配設した状態で、前記クライミングクレーン1のジブ5の相互支持を行うことが好ましい。このようにすると、前記マスト2が矩形断面を有する角マストである場合、旋回体4はマスト2の高さ方向中間位置においては旋回できないが、マスト2の頂部では旋回可能で、ジブ5の位置を他のクライミングクレーン1の受台13の位置に合わせて移動させることができるため、前記マスト2の強度を暴風に対して充分に余裕を持たせた上で、クライミングクレーン1のジブ5を、他のクライミングクレーン1の旋回体4のカウンタフレーム6から張り出す受台13に相互に支持せしめることが可能となる。
【0034】
一方、通常運転時には、前記受台13の受台フレーム14を格納位置Cに水平回動させ、図示していないロック機構で固定することにより、該受台フレーム14の張り出し量を少なくし、他のクライミングクレーン1や構築物12との干渉を避け、運転を効率良く行うことが可能となる。
【0035】
こうして、暴風時、複数台のクライミングクレーン1を設置周辺の状況に影響されずに安定配置させることができ、転倒等を確実に防止し得る。
【0036】
尚、本発明のクレーンのジブ支持方法及び装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、クライミングクレーンに限らずタワークレーン等のようにジブを有するクレーンであればどのようなクレーンにも適用可能なこと等、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す全体概略図である。
【図2】本発明を実施する形態の一例における受台を示す側面図である。
【図3】本発明を実施する形態の一例における受台を示す平面図である。
【図4】本発明を実施する形態の一例において二台のクライミングクレーンのジブを相互に支持した状態を示す平面図である。
【図5】本発明を実施する形態の一例において三台のクライミングクレーンのジブを相互に支持した状態を示す平面図である。
【図6】本発明を実施する形態の一例において四台のクライミングクレーンのジブを相互に支持した状態を示す平面図である。
【図7】従来のクライミングクレーンの一例を示す全体概略図である。
【符号の説明】
【0038】
1 クライミングクレーン(クレーン)
2 マスト
2a ブロック
3 昇降ユニット
4 旋回体
5 ジブ
6 カウンタフレーム
12 構築物
13 受台
14 受台フレーム
15 幅調節手段
16 支持ブラケット
17 ピン
18 受部材
19 受部材
20 締結具
A 展開位置
B 展開位置
C 格納位置
W 間隔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マストに旋回体が旋回自在に配置され且つ該旋回体上にジブが起伏自在に取り付けられたクレーンを構築物上に複数台配置してなるクレーンのジブ支持方法であって、
暴風時、前記クレーンのジブを、他のクレーンの旋回体から張り出す受台に相互に支持せしめることを特徴とするクレーンのジブ支持方法。
【請求項2】
前記クレーンが、上方へブロックを順次継ぎ足し可能なマストの頂部に昇降ユニットを介して前記旋回体を旋回自在に配置したクライミングクレーンである請求項1記載のクレーンのジブ支持方法。
【請求項3】
前記マストが円形断面を有する丸マストである場合に、該マストに対し前記旋回体を昇降ユニットにより下方へクライミングダウンさせ、該旋回体をマストの高さ方向中間位置に配設した状態で、前記クライミングクレーンのジブの相互支持を行う請求項2記載のクレーンのジブ支持方法。
【請求項4】
前記マストが矩形断面を有する角マストである場合に、該マストに対し前記旋回体を昇降ユニットにより下方へクライミングダウンさせつつ、上部のブロックを所要本数取り外し、該短縮させたマストの頂部に前記旋回体を配設した状態で、前記クライミングクレーンのジブの相互支持を行う請求項2記載のクレーンのジブ支持方法。
【請求項5】
マストに旋回体が旋回自在に配置され且つ該旋回体上にジブが起伏自在に取り付けられたクレーンを構築物上に複数台配置してなるクレーンのジブ支持装置であって、
前記旋回体に、暴風時に他のクレーンのジブを支持可能な受台を設けたことを特徴とするクレーンのジブ支持装置。
【請求項6】
前記受台を、
前記他のクレーンのジブを支持可能な展開位置と格納位置との間で水平回動自在となるよう前記旋回体に取り付けられた受台フレームと、
該受台フレームの上部に設けられ且つ前記他のクレーンのジブの幅に応じて間隔調節可能な幅調節手段と
から構成した請求項5記載のクレーンのジブ支持装置。
【請求項7】
前記幅調節手段を、
前記他のクレーンのジブの両幅端部を挟持するように配設され且つ少なくとも一方が前記他のクレーンのジブの幅方向へ移動自在となるよう前記受台フレームの上部に取り付けられる受部材
によって構成した請求項6記載のクレーンのジブ支持装置。
【請求項8】
前記クレーンが、上方へブロックを順次継ぎ足し可能なマストの頂部に昇降ユニットを介して前記旋回体を旋回自在に配置したクライミングクレーンである請求項5〜7のいずれか一つに記載のクレーンのジブ支持装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−292591(P2009−292591A)
【公開日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−147577(P2008−147577)
【出願日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【出願人】(000198363)石川島運搬機械株式会社 (292)
【Fターム(参考)】