説明

グルコース調節ペプチドの上皮透過性を増大させるための製剤処方

医薬的に有効量のグルコース調節ペプチド(GRP)及び促進剤の混合物を含む医薬製剤であって、メタボリック症候群の治療に用いられる医薬製剤が開示されている。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
グルコース調節ペプチド(GRP)及び浸透促進剤を含み、ここで、前記促進剤が、可溶化剤、表面活性剤、1価のイオノゲン性バッファー及び増粘剤を含む、グルコース調節ペプチド(GRP)の上皮送達用医薬製剤。
【請求項2】
前記促進剤が、GRPの透過性を少なくとも10%増加させる、請求項1記載の製剤。
【請求項3】
前記促進剤が、GRPの透過性を少なくとも15倍増加させる、請求項1記載の製剤。
【請求項4】
前記促進剤が、GRPのバイオアベイラビリティを少なくとも約25倍増加させる、請求項1記載の製剤。
【請求項5】
前記促進剤が、GRPのバイオアベイラビリティを少なくとも約50倍増加させる、請求項1記載の製剤。
【請求項6】
前記促進剤が、GRPのバイオアベイラビリティが、皮下注射による送達に対して少なくとも約1%である、請求項1記載の製剤。
【請求項7】
前記促進剤が、GRPのバイオアベイラビリティが、皮下注射による送達に対して少なくとも約5%である、請求項1記載の製剤。
【請求項8】
前記促進剤が、GRPのバイオアベイラビリティが、皮下注射による送達に対して少なくとも約10%である、請求項1記載の製剤。
【請求項9】
前記促進剤が、動物内の循環内での最高濃度に達する時間Tmaxが、約45分未満である、請求項1記載の製剤。
【請求項10】
前記促進剤が、動物内の循環内での最高濃度に達する時間Tmaxが、約60分を超える、請求項1記載の製剤。
【請求項11】
前記促進剤が、動物内の循環内での最高濃度に達する時間Tmaxが、約30分未満である、請求項1記載の製剤。
【請求項12】
キレート剤を更に含む、請求項1記載の製剤。
【請求項13】
前記キレート剤が、エチレンジアミン四酢酸及びエチレングリコール四酢酸から成る群から選択される、請求項12記載の製剤。
【請求項14】
前記可溶化剤が、シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン、スルホブチルエーテル-β-シクロデキストリン及びメチル-β-シクロデキストリンから成る群から選択される、請求項1記載の製剤。
【請求項15】
前記可溶化剤が、メチル-β-シクロデキストリンである、請求項14記載の製剤。
【請求項16】
前記表面活性剤が、非イオン性ポリオキシエチレンエーテル、フシジン酸及びその誘導体、タウロジヒドロフシジン酸ナトリウム、L-α- ホスファチジルコリンジデカノイル、ポリソルベート80、ポリソルベート20、ポリエチレングリコール、セチルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ラノリンアルコール並びにソルビタンモノオレエートから成る群から選択される、請求項1記載の製剤。
【請求項17】
前記表面活性剤が、L-α- ホスファチジルコリンジデカノイルである、請求項16記載の製剤。
【請求項18】
GRP、メチル-β-シクロデキストリン及びL-α- ホスファチジルコリンジデカノイルを含む、請求項1記載の製剤。
【請求項19】
前記GRPが、約50 mg/mLを超える濃度で存在する、請求項1記載の製剤。
【請求項20】
前記GRPが、約0.1ないし約50 mg/mLの濃度で存在する、請求項1記載の製剤。
【請求項21】
前記GRPが、約0.25ないし約10 mg/mLの濃度で存在する、請求項1記載の製剤。
【請求項22】
前記GRPが、GLP-1から成る、請求項1記載の製剤。
【請求項23】
前記GRPが、エキセンディン-4から成る、請求項1記載の製剤。
【請求項24】
前記GRP誘導体が、疎水性部分に共有結合したGRPを含む、請求項22又は23記載の製剤。
【請求項25】
前記疎水性部分がアルキル鎖を含む、請求項24記載の製剤。
【請求項26】
前記疎水性部分が脂肪酸鎖を含む、請求項24記載の製剤。
【請求項27】
前記製剤が、非無菌製剤である、請求項1記載の製剤。
【請求項28】
クロロブタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、フェノール、並びにオルト-、メタ-又はパラ-クレゾールから成る群から選択される保存剤を更に含む、請求項27記載の製剤。
【請求項29】
前記製剤が、無菌製剤である、請求項1記載の製剤。
【請求項30】
ジペプチジルアミノペプチダーゼ(DPP)IV阻害剤を更に含む、請求項22記載の製剤。
【請求項31】
前記DPP IV阻害剤が、lys(4-ニトロ-Z)-ピロリジドである、請求項30記載の製剤。
【請求項32】
前記lys(4-ニトロ-Z)-ピロリジドが、少なくとも約5 mMの濃度にある、請求項31記載の製剤。
【請求項33】
前記lys(4-ニトロ-Z)-ピロリジドが、少なくとも約30 mMの濃度にある、請求項31記載の製剤。
【請求項34】
前記lys(4-ニトロ-Z)-ピロリジドが、少なくとも約50 mMの濃度にある、請求項31記載の製剤。
【請求項35】
前記製剤が、GLP-1の鼻腔内送達に適している、請求項1記載の製剤。
【請求項36】
前記製剤が、約3ないし約6のpHを有する、請求項1記載の製剤。
【請求項37】
前記製剤が、3.5 ± 0.50のpHを有する、請求項1記載の製剤。
【請求項38】
GLP-1、45 mg/mlのメチル-β-シクロデキストリン、1 mg/mlのL-α- ホスファチジルコリンジデカノイル、及び1 mg/mlのEDTAを含む、請求項1記載の製剤。
【請求項39】
哺乳動物内でのメタボリック症候群の治療用薬物であって、ここで、前記薬物が、請求項1ないし38いずれか1項に記載の製剤を含み、かつ、このような薬物が、医薬的に有効量のGRPを含む、薬物の製造におけるGRPの使用。
【請求項40】
哺乳動物への前記薬物の上皮投与が、血漿インシュリン濃度を上昇させる、請求項39記載の使用。
【請求項41】
哺乳動物への前記薬物の上皮投与が、血中グルコース濃度を低下させる、請求項39記載の使用。
【請求項42】
哺乳動物への前記薬物の上皮投与が、胃排出を遅延させる、請求項39記載の使用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2009−518315(P2009−518315A)
【公表日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−543590(P2008−543590)
【出願日】平成18年12月1日(2006.12.1)
【国際出願番号】PCT/US2006/061503
【国際公開番号】WO2007/065156
【国際公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【出願人】(507328184)エムディーアールエヌエー,インコーポレイテッド (29)
【Fターム(参考)】