説明

ケラチン繊維用の染色剤

本発明は、直接染料および/または酸化染料、ならびにそれぞれが同じ組成を有するカプセル化された香料およびカプセル化されていない香料で構成される香料システムを含有するケラチン繊維用の染色剤に関し、この際にカプセル化された香料とカプセル化されていない香料の比率は約0.5:3〜3:0.5である。さらに本発明はアルカリ化剤の不快な臭いを除去もしくはマスキングするための上記香料システムの使用に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の対象は、直接染料および/または酸化染料、ならびにカプセル化されたおよびカプセル化されていない香料油を含有する、ケラチン繊維(とくにヒト毛髪)用のアルカリ性を有する染色剤に関する。
【背景技術】
【0002】
染色用調製剤は一般に、(好ましくは濃縮された)水性溶液またはエマルションの形態であり、染色物質の他にもたとえば脂肪アルコールまたは/および他の油性成分、乳化剤および界面活性剤、さらに場合によってはアルコールなどを含有する。酸化染色剤は、通常2つの成分(i)染料を含有する染料キャリア物質、および(ii)酸化剤調合物で構成され、これらは使用される直前に一緒に混合されてから染色する毛髪の上に塗布される。技術水準に基づく周知の酸化染色剤はいずれも、過酸化水素との共同作用における染料輸送が可能となるために、あるいは促進するために、若干量のアルカリ化剤を含有する。これらの酸化染色剤の大部分は、アルカリ化剤としてアンモニアまたはモノエタノールアミンを含有する。アンモニアは刺激臭を有することがよく知られているが、その分子量に基づき、酸化染色剤において染色する染料分子の展開のために最も優れた作用を有する。モノエタノールアミンはほとんど無臭であるが、酸化染色剤中でカビ臭をもたらし、その分子量に基づきアンモニアよりも低い作用を有する。
【0003】
WO 95/16432には、ケア剤およびスタイリング剤において使用するための香料システムが記載されているが、ここではカプセル化された香料およびカプセル化されていない香料が異なる芳香を示す必要がある。
【特許文献1】WO95/16432
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
それゆえ、臭いの強いアルカリ化剤を使用する場合にも、不快感を与える臭いを満足できる程度に充分に除去できる、もしくはマスキングできる製剤を開発することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
いまここに、同じ香りの型の香料がカプセル化された形態ならびにカプセル化されていない形態で染色剤に添加された場合に、アルカリ化剤の不快な臭いを非常に良好に除去できることを驚くべきことに見いだした。
【0006】
それゆえに、本発明の対象は、直接染料および/または酸化染料を含有する、ケラチン繊維のための染色剤に関し、それぞれが同じ香料組成を有するカプセル化(好ましくはマイクロカプセル化)された香料およびカプセル化されていない香料で構成される香料システムを含有し、この際にカプセル化された香料とカプセル化されていない香料の比率が約0.5:3〜3:0.5であり、好ましくは1:1〜1:2もしくは1:1〜2:1であることを特徴とするものである。
【0007】
香料のカプセル化は、文献、たとえばWO 00/36931 A1で知られた方法にしたがって実施できる。香料のカプセル化は、カプセル化材料として改良されたデンプンおよび/またはオリゴサッカライド(とくにマンニトール)を使用して行われるのが好ましく、この際にカプセル化された香料の粒子サイズは5nmから5mm、好ましくは30μmから800μmである。カプセル化された材料中の香料の含有量は、35から65重量パーセントであるのが好ましい。
【0008】
香料システムにおいて、一般的な既知のあらゆる香料油(とりわけ毛髪染色剤用によく知られた香料)−単独あるいはそれぞれ組合せでも構わない−が、カプセル化可能であるかぎり組み込まれることができる。
【0009】
本発明の染色剤は、好ましくは酸化染料前駆体を含有しており、これにより、例えば過酸化水素などの酸化剤の作用の下で、または空気酸素の存在にて染色が生じる。
【0010】
好適な酸化染料前駆体として、例えば以下のような顕色物質およびカップラー物質および自分自身でカップリングする化合物を挙げることができる。
(i)顕色物質: 1,4‐ジアミノ‐ベンゾール(p‐フェニレンジアミン)、1,4‐ジアミノ‐2‐メチル‐ベンゾール(p‐トルイレンジアミン)、1,4‐ジアミノ‐2,6‐ジメチル‐ベンゾール、1,4‐ジアミノ‐3,5‐ジエチル‐ベンゾール、1,4‐ジアミノ‐2,5‐ジメチル‐ベンゾール、1,4‐ジアミノ‐2,3‐ジメチル‐ベンゾール、2‐クロル‐1,4‐ジアミノ‐ベンゾール、1,4‐ジアミノ‐2‐(チオフェン‐2‐イル)ベンゾール、1,4‐ジアミノ‐2‐(チオフェン‐3‐イル)ベンゾール、1,4‐ジアミノ‐2‐(ピリジン‐3‐イル)ベンゾール、2,5‐ジアミノビフェニル、1,4‐ジアミノ‐2‐メトキシメチル‐ベンゾール、1,4‐ジアミノ‐2‐アミノメチル‐ベンゾール、1,4‐ジアミノ‐2‐ヒドロキシメチル‐ベンゾール、1,4‐ジアミノ‐2‐(2‐ヒドロキシエトキシ)‐ベンゾール、2‐(2‐アセチルアミノ)エトキシ)‐1,4‐ジアミノ‐ベンゾール、4‐フェニルアミノ‐アニリン、4‐ジメチルアミノ‐アニリン、4‐ジエチルアミノ‐アニリン、4‐ジプロピルアミノ‐アニリン、4‐〔エチル(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐アニリン、4‐〔ジ(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐アニリン、4‐〔ジ(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐2‐メチル‐アニリン、4‐〔(2‐メトキシエチル)アミノ〕‐アニリン、4‐〔(3‐ヒドロキシプロピル)アミノ〕‐アニリン、4‐〔(2,3‐ジヒドロキシプロピル)アミノ〕‐アニリン、1,4‐ジアミノ‐2‐(2‐ヒドロキシエチル)‐ベンゾール、1,4‐ジアミノ‐2‐(1‐メチルエチル)‐ベンゾール、1,3‐ビス〔(4‐アミノフェニル)(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐2‐プロパノール、1,4‐ビス〔(4‐アミノフェニル)アミノ〕‐ブタン、1,8‐ビス〔(2,5‐ジアミノフェノキシ)‐3,6‐ジオクサオクタン、4‐アミノ‐フェノール、4‐アミノ‐3‐メチル‐フェノール、4‐アミノ‐3‐(ヒドロキシメチル)‐フェノール、4‐アミノ‐3‐フルオル‐フェノール、4‐メチルアミノ‐フェノール、4‐アミノ‐2‐(アミノメチル)‐フェノール、4‐アミノ‐2‐(ヒドロキシメチル)‐フェノール、4‐アミノ‐2‐フルオル‐フェノール、4‐アミノ‐2‐〔(2‐ヒドロキシエチル)‐アミノ〕メチル‐フェノール、4‐アミノ‐2‐メチル‐フェノール、4‐アミノ‐2‐(メトキシメチル)‐フェノール、4‐アミノ‐2‐(2‐ヒドロキシエチル)‐フェノール、5‐アミノ‐サリチル酸、2,5‐ジアミノ‐ピリジン、2,4,5,6‐テトラアミノ‐ピリミジン、2,5,6‐トリアミノ‐4‐(1H)‐ピリミドン、4,5‐ジアミノ‐1‐(2‐ヒドロキシエチル)‐1H‐ピラゾール、4,5‐ジアミノ‐1‐(1‐メチルエチル)‐1H‐ピラゾール、4,5‐ジアミノ‐1‐〔(4‐メチルフェニル)メチル〕‐1H‐ピラゾール、1‐〔(4‐クロルフェニル)メチル〕‐4,5‐ジアミノ‐1H‐ピラゾール、4,5‐ジアミノ‐1‐メチル‐1H‐ピラゾール、2‐アミノ‐フェノール、2‐アミノ‐6‐メチル‐フェノール、2‐アミノ‐5‐メチル‐フェノール、これら単独または互いの混合物。
【0011】
(ii)カップラー物質: N‐(3‐ジメチルアミノ‐フェニル)‐尿素、2,6‐ジアミノ‐ピリジン、2‐アミノ‐4‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐アニソール、2,4‐ジアミノ‐1‐フルオル‐5‐メチル‐ベンゾール、2,4‐ジアミノ‐1‐メトキシ‐5‐メチル‐ベンゾール、2,4‐ジアミノ‐1‐エトキシ‐5‐メチル‐ベンゾール、2,4‐ジアミノ‐1‐(2‐ヒドロキシエトキシ)‐5‐メチル‐ベンゾール、2,4‐ジ〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐1,5‐ジメトキシ‐ベンゾール、2,3‐ジアミノ‐6‐メトキシ‐ピリジン、3‐アミノ‐6‐メトキシ‐2‐(メチルアミノ)‐ピリジン、2,6‐ジアミノ‐3,5‐ジメトキシ‐ピリジン、3,5‐ジアミノ‐2,6‐ジメトキシ‐ピリジン、1,3‐ジアミノ‐ベンゾール、2,4‐ジアミノ‐1‐(2‐ヒドロキシエトキシ)‐ベンゾール、1,3‐ジアミノ‐4‐(2,3‐ジヒドロキシプロポキシ)‐ベンゾール、2,4‐ジアミノ‐1,5‐ジ(2‐ジドロキシエトキシ)‐ベンゾール、1‐(2‐アミノエトキシ)‐2,4‐ジアミノ‐ベンゾール、2‐アミノ‐1‐(2‐ヒドロキシエトキシ)‐4‐メチルアミノ‐ベンゾール、2,4‐ジアミノフェノキシ‐酢酸、3‐〔ジ(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐アニリン、4‐アミノ‐2‐ジ〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐1‐エトキシ‐ベンゾール、5‐メチル‐2‐(1‐メチルエチル)‐フェノール、3‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐アニリン、3‐〔(2‐アミノエチル)‐アミノ〕‐アニリン、1,3‐ジ(2,4‐ジアミノフェノキシ)‐プロパン、ジ(2,4‐ジアミノフェノキシ)‐メタン、1,3‐ジアミノ‐2,4‐ジメトキシ‐ベンゾール、2,6‐ビス(2‐ヒドロキシエチル)アミノ‐トルオール、4‐ヒドロキシインドール、3‐ジメチルアミノ‐フェノール、3‐ジエチルアミノ‐フェノール、5‐アミノ‐2‐メチル‐フェノール、5‐アミノ‐4‐フルオル‐2‐メチル‐フェノール、5‐アミノ‐4‐メトキシ‐2‐メチル‐フェノール、5‐アミノ‐4‐エトキシ‐2‐メチル‐フェノール、3‐アミノ‐2,4‐ジクロル‐フェノール、5‐アミノ‐2,4‐ジクロル‐フェノール、3‐アミノ‐2‐メチル‐フェノール、3‐アミノ‐2‐クロル‐6‐メチル‐フェノール、3‐アミノ‐フェノール、2‐〔(3‐ヒドロキシフェニル)アミノ〕‐アセトアミド、5‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐4‐メトキシ‐2‐メチル‐フェノール、5‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐2‐メチル‐フェノール、3‐〔(2‐ヒドロキエチル)アミノ〕‐フェノール、3‐〔(2‐メトキシエチル)‐アミノ〕‐フェノール、5‐アミノ‐2‐エチル‐フェノール、5‐アミノ‐2‐メトキシ‐フェノール、2‐(4‐アミノ‐2‐ヒドロキシフェノキシ)‐エタノール、5‐〔(3‐ヒドロキシプロピル)アミノ〕‐2‐メチル‐フェノール、3‐〔(2,3‐ジヒドロキシプロピル)アミノ〕‐2‐メチル‐フェノール、3‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐2‐メチル‐フェノール、2‐アミノ‐3‐ヒドロキシ‐ピリジン、5‐アミノ‐4‐クロル‐2‐メチル‐フェノール、1‐ナフトール、2‐メチル‐1‐ナフトール、1,5‐ジヒドロキシ‐ナフタリン、1,7‐ジヒドロキシ‐ナフタリン、2,3‐ジヒドロキシ‐ナフタリン、2,7‐ジヒドロキシ‐ナフタリン、2‐メチル‐1‐ナフトール‐アセテート、1,3‐ジヒドロキシ‐ベンゾール、1‐クロル‐2,4‐ジヒドロキシ‐ベンゾール、2‐クロル‐1,3‐ジヒドロキシ‐ベンゾール、1,2‐ジクロル‐3,5‐ジヒドロキシ‐4‐メチル‐ベンゾール、1,5‐ジクロル‐2,4‐ジヒドロキシ‐ベンゾール、1,3‐ジヒドロキシ‐2‐メチル‐ベンゾール、3,4‐メチレンジオキシ‐フェノール、3,4‐メチレンジオキシ‐アニリン、5‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐1,3‐ベンゾジオキソール、6‐ブロム‐1‐ヒドロキシ‐3,4‐メチレンジオキシ‐ベンゾール、3,4‐ジアミノ‐安息香酸、3,4‐ジヒドロ‐6‐ヒドロキシ‐1,4(2H)‐ベンゾキサジン、6‐アミノ‐3,4‐ジヒドロ‐1,4(2H)‐ベンゾキサジン、3‐メチル‐1‐フェニル‐5‐ピラゾロン、5,6‐ジヒドロキシ‐インドール、5,6‐ジヒドロキシ‐インドリン、5‐ヒドロキシ‐インドール、6‐ヒドロキシ‐インドール、7‐ヒドロキシ‐インドール、2,3‐インドリンジオン、これら単独または互いの混合物。
【0012】
(iii)それ自身でカップリングする化合物: 2‐アミノ‐5‐メチルフェノール、2‐アミノ‐6‐メチルフェノール、2‐アミノ‐5‐エトキシフェノール、または2‐プロピル‐アミノ‐5‐アミノピリジン。
【0013】
上述の酸化染料には、以下の化合物が挙げられ、これらは単独または互いに組合せたもので用いられることが特に好ましい:
2,5‐ジアミノ‐トルオール、2,4‐ジアミノフェノキシエタノール、レゾルシン、2‐メチルレゾルシン、m‐アミノフェノール、4‐アミノ‐m‐クレゾール、4‐アミノ‐2‐ヒドロキシ‐トルオール、6‐アミノ‐m‐クレゾール、2‐アミノ‐4‐ヒドロキシエチル‐アミノアニソール、1‐ナフトール、ヒドロキシエチル‐3,4‐メチレンジオキシアニリン、2,5‐ジアミノ‐フェニルエタノール、N,N‐ビス(2‐ヒドロキシエチル)‐p‐フェニレンジアミン、フェニルメチル‐ピラゾロン、1‐ヒドロキシエチル‐4,5‐ジアミノ‐ピラゾール、および2‐アミノ‐6‐クロル‐4‐ニトロフェノールまたはこれらの塩類。
【0014】
本発明の製剤中に含有される酸化染料前駆体の総量は、約0.01〜12重量%、特に約0.2〜6重量%である。
【0015】
さらに、特定の染色色合いを達成するために、一般的な天然および/または合成の直接染料、例えば、ヘンナまたはインディゴのようないわゆる植物染料、トリフェニルメタン染料、芳香族ニトロ染料、アゾ染料、キノン染料、カチオン性またはアニオン性の染料を染色剤中に含有することができる。
【0016】
好適な合成染料として、例えば以下のものを挙げることができる。
ヒドロキシエチル‐2‐ニトロ‐p‐トルイジン、2‐ヒドロキシエチル‐ピクラミン酸、
4‐ニトロフェニル‐アミノ尿素、トリ(4‐アミノ‐3‐メチルフェニル)‐カルベニウム‐クロリド(Basic Violet 2)、1,4‐ジアミノ‐9,10‐アントラセンジオン(Disperse Violet 1)、1,4‐ビス[(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐2‐ニトロベンゾール、1‐(2‐ヒドロキシエチル)アミノ‐2‐ニトロ‐4‐[ジ(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐ベンゾール(HC Blue No.2)、1‐アミノ‐3‐メチル‐4‐[(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐6‐ニトロベンゾール(HC Violet No.1)、4‐[エチル‐(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐1‐[(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐2‐ニトロベンゾール‐ヒドロクロリド(HC Blue No.12)、4‐[ジ(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐1‐[(2‐メトキシエチル)アミノ]‐2‐ニトロベンゾール(HC Blue No.11)、1‐[(2,3‐ジヒドロキシ‐プロピル)アミノ]‐4‐[メチル‐(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐2‐ニトロベンゾール(HC Blue No.10)、1‐[(2,3‐ジヒドロキシプロピル)アミノ]‐4‐[エチル‐(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐2‐ニトロベンゾール‐ヒドロクロリド(HC Blue No.9)、1‐(3‐ヒドロキシプロピルアミノ)‐4‐[ジ(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐2‐ニトロベンゾール(HC Violet No.2)、1‐メチルアミノ‐4‐[メチル‐(2,3‐ジヒドロキシプロピル)アミノ]‐2‐ニトロベンゾール(HC Blue No.6)、2‐((4‐アミノ‐2‐ニトロフェニル)アミノ)‐5‐ジメチルアミノ‐安息香酸(HC Blue No.13)、1‐アミノ‐4‐[(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐2‐ニトロベンゾール(HC Red No.7)、2‐アミノ‐4,6‐ジニトロフェノール、4‐アミノ‐2‐ニトロ‐ジフェニルアミン(HC Red No.1)、1‐アミノ‐4‐[ジ(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐2‐ニトロベンゾール‐ヒドロクロリド(HC Red No.13)、1‐アミノ‐5‐クロル‐4‐[(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐2‐ニトロベンゾール、4‐アミノ‐1‐[(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐2‐ニトロベンゾール(HC Red No.3)、4‐アミノ‐3‐ニトロフェノール、4‐[(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐3‐ニトロフェノール、1‐[(2‐アミノエチル)アミノ]‐4‐(2‐ヒドロキシエトキシ)‐2‐ニトロベンゾール(HC Orange No.2)、4‐(2,3‐ジヒドロキシプロピル)‐1‐[(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐2‐ニトロベンゾール(HC Orange No.3)、1‐アミノ‐5‐クロル‐4‐[(2,3‐ジヒドロキシプロピル)アミノ]‐2‐ニトロベンゾール(HC Red No.10)、5‐クロル‐1,4‐[ジ(2,3‐ジヒドロキシプロピル)アミノ]‐2‐ニトロベンゾール(HC Red No.11)、2‐[(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐4,6‐ジニトロフェノール、4‐エチルアミノ‐3‐ニトロ安息香酸、2‐[(4‐アミノ‐2‐ニトロフェニル)アミノ]‐安息香酸、2‐クロル‐6‐エチルアミノ‐4‐ニトロフェノール、2‐アミノ‐6‐クロル‐4‐ニトロフェノール、4‐[(3‐ヒドロキシプロピル)アミノ]‐3‐ニトロフェノール、2,5‐ジアミノ‐6‐ニトロピリジン、1,2,3,4‐テトラヒドロ‐6‐ニトロキノキサリン、7‐アミノ‐3,4‐ジヒドロ‐6‐ニトロ‐2H‐1,4‐ベンゾキサジン(HC RedNo.14)、1‐アミノ‐2‐[(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐5‐ニトロベンゾール(HC Yellow No.5)、1‐(2‐ヒドロキシエトキシ)‐2‐[(2‐ヒドロキシエチル)‐アミノ]‐5‐ニトロベンゾール(HC Yellow No.4)、1‐[(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐2‐ニトロベンゾール(HC Yellow No.2)、2‐[(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐1‐メトキシ‐5‐ニトロベンゾール、2‐アミノ‐3‐ニトロフェノール、1‐(2‐ヒドロキシエトキシ)‐3‐メチルアミノ‐4‐ニトロベンゾール、2,3‐(ジヒドロキシ‐プロポキシ)‐3‐メチルアミノ‐4‐ニトロベンゾール、2‐[(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐5‐ニトロフェノール(HC Yellow No.11)、3‐[(2‐アミノエチル)アミノ]‐1‐メトキシ‐4‐ニトロベンゾール‐ヒドロクロリド(HC Yellow No.9)、1‐[(2‐ウレイドエチル)アミノ]‐4‐ニトロベンゾール、4‐[(2,3‐ジヒドロキシプロピル)アミノ]‐3‐ニトロ‐1‐トリフルオルメチル‐ベンゾール(HC Yellow No.6)、1‐クロル‐2, 4‐ビス[(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐5‐ニトロベンゾール(HC Yellow No.10)、4‐[(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐3‐ニトロ‐1‐メチルベンゾール、1‐クロル‐4‐[(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐3‐ニトロベンゾール(HC Yellow No.12)、4‐[(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐3‐ニトロ‐1‐トリフルオルメチルベンゾール(HC Yellow No.13)、4‐[(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐3‐ニトロ‐ベンゾニトリル(HC Yellow No.14)、4‐[(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐3‐ニトロ‐ベンズアミド(HC Yellow No.15)、1,4‐ジ[(2,3‐ジヒドロキシプロピル)アミノ]‐9,10‐アントラキノン、1‐[(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐4‐メチルアミノ‐9,10‐アントラキノン(CI61505,Disperse Blue No.3)、2‐[(2‐アミノエチル)アミノ]‐9,10‐アントラキノン(HC Orange No.5)、1‐ヒドロキシ‐4‐[(4‐メチル‐2‐スルホフェニル)アミノ]‐9,10‐アントラキノン、1‐[(3‐アミノプロピル)アミノ]‐4‐メチルアミノ‐9,10‐アントラキノン(HC Blue No.8)、1‐[(3‐アミノプロピル)アミノ]‐9,10‐アントラキノン(HC Red No.8)、1, 4‐ジアミノ‐2‐メトキシ‐9,10‐アントラキノン(CI62015,Disperse Red No.11,Solvent Violet No.26)、1, 4‐ジヒドロキシ‐5,8‐ビス[(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐9,10‐アントラキノン(CI62500,Disperse Blue No.7,Solvent Blue No.69)、9‐(ジメチルアミノ)‐ベンゾ〔a〕フェノキサンジン‐7‐イウム‐クロリド(CI51175;Basic Blue No.6)、ジ〔4‐(ジエチルアミノ)フェニル][4‐(エチルアミノ)ナフチル]‐カルベニウム‐クロリド(CI42595;Basic Blue No.7)、3,7‐ジ(ジメチルアミノ)‐フェノチアジン‐5‐イウム‐クロリド(CI52015;Basic Blue No.9)、ジ[4‐(ジメチルアミノ)フェニル][4‐(フェニルアミノ)ナフチル]‐カルベニウム‐クロリド(CI44045;Basic Blue No.26)、2‐[(4‐(エチル(2‐ヒドロキシエチル)アミノ)フェニル)アゾ]‐6‐メトキシ‐3‐メチル‐ベンゾチアゾリウム‐メチルスルフェート(CI11154;Basic Blue No.41)、8‐アミノ‐2‐ブロム‐5‐ヒドロキシ‐4‐イミノ‐6‐[(3‐(トリメチルアンモニオ)フェニル)アミノ]‐1(4H)‐ナフタリノン‐クロリド(CI56059;Basic Blue No.99)、ビス[4‐(ジメチルアミノ)フェニル][4‐(メチルアミノ)フェニル]カルベニウム‐クロリド(CI42535;Basic Violet No.1)、トリス[4‐(ジメチルアミノ)フェニル]カルベニウム‐クロリド(CI42555;Basic Violet No.3)、2‐[3, 6‐(ジエチルアミノ)‐ジベンゾピラニウム‐9‐イル]‐安息香酸‐クロリド(CI45170;Basic Violet No.10)、ジ(4‐アミノフェニル)(4‐アミノ‐3‐メチルフェニル)カルベニウム‐クロリド(CI42510;Basic Violet No.14)、1,3‐ビス[(2,4‐ジアミノ‐5‐メチルフェニル)アゾ]‐3‐メチルベンゾール(CI21010;Basic Brown No.4)、1‐[(4‐アミノフェニル)アゾ]‐7‐(トリメチルアンモニオ)‐2‐ナフトール‐クロリド(CI12250;Basic Brown No.16)、1‐[(4‐アミノ‐2‐ニトロフェニル)アゾ]‐7‐(トリメチルアンモニオ)‐2‐ナフトール‐クロリド(Basic Brown No.17)、1‐[(4‐アミノ‐3‐ニトロフェニル)アゾ]‐7‐(トリメチルアンモニオ)‐2‐ナフトール‐クロリド(CI12251;Basic Brown No.17)、3,7‐ジアミノ‐2,8‐ジメチル‐5‐フェニル‐フェナジニウム‐クロリド(CI50240;Basic Red No.2)、1,4‐ジメチル‐5‐[(4‐(ジメチルアミノ)フェニル)アゾ]‐1,2,4‐トリアゾリウム‐クロリド(CI11055;Basic Red No.22)、2‐ヒドロキシ‐1‐[(2‐メトシキ‐フェニル)アゾ]‐7‐(トリメチルアンモニオ)‐ナフタリン‐クロリド(CI12245;Basic Red No.76)、2‐[2‐((2, 4‐ジメトキシ‐フェニル)アミノ)エテニル]‐1,3,3‐トリメチル‐3H‐インドール‐1‐イウム‐クロリド(CI48055;Basic Yellow No.11)、3‐メチル‐1‐フェニル‐4‐[(3‐(トリメチルアンモニオ)フェニル)アゾ]‐ピラゾール‐5‐オン‐クロリド(CI12719;Basic Yellow No.57)、ビス[4‐(ジエチルアミノ)フェニル]フェニルカルベニウム‐ヒドロゲンスルフェート(1:1)(CI42040;Basic Green No.1)、1‐[ジ(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐3‐メチル‐4‐[(4‐ニトロフェニル)アゾ]‐ベンゾール(CI11210,Disperse Red No.17)、4‐[(4‐アミノ‐フェニル)アゾ]‐1‐[ジ(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐3‐メチルベンゾール(HC Yellow No.7)、2,6‐ジアミノ‐3‐[(ピリジン‐3‐イル)アゾ]‐ピリジン、6‐ヒドロキシ‐5‐[(4‐スルホフェニル)アゾ]‐2‐ナフタリンスルホン酸‐ジナトリウム塩(CI15985;Food Yellow No.3;FD&C Yellow No.6)、2,4‐ジニトロ‐1‐ナフトール‐7‐スルホン酸‐ジナトリウム塩(CI10316;Acid Yellow No.1;Food Yellow No.1)、2‐(インダン‐1,3‐ジオン‐2‐イル)キノリン‐x,x‐スルホン酸(モノスルホン酸とジスルホン酸の混合物)(CI47005;D&C Yellow No.10;Food Yellow No.13;Acid Yellow No.3)、5‐ヒドロキシ‐1‐(4‐スルホフェニル)‐4‐〔(4‐スルホフェニル)アゾ〕ピラゾール‐3‐カルボン酸‐トリナトリウム塩(CI1914;Food Yellow No.4;Acid Yellow No.23) 、9‐(2‐カルボキシフェニル)‐6‐ヒドロキシ‐3H‐キサンテン‐3‐オン(CI45350;Acid Yellow No.73;D&C Yellow No.8)、5‐[(2, 4‐ジニトロフェニル)アミノ〕‐2‐フェニルアミノ‐ベンゾールスルホン酸‐ナトリウム塩(CI10385;Acid Orange No.3)、4‐[(2, 4‐ジヒドロキシフェニル)アゾ〕‐ベンゾールスルホン酸‐モノナトリウム塩(CI14270;Acid Orange No.6)、4‐[(2‐ヒドロキシナフト‐1‐イル)アゾ〕‐ベンゾールスルホン酸‐ナトリウム塩(CI15510;Acid Orange No
.7)、4‐[(2, 4‐ジヒドロキシ‐3‐[(2, 4‐ジメチルフェニル)アゾ〕フェニル)アゾ〕‐ベンゾールスルホン酸‐ナトリウム塩(CI20170;Acid Orange No.24)、4‐ヒドロキシ‐3‐[(4‐スルホナフト‐1‐イル)アゾ〕‐1‐ナフタリンスルホン酸‐ジナトリウム塩(CI14720;Acid Red No.14)、6‐ヒドロキシ‐5‐[(4‐スルホナフト‐1‐イル)アゾ〕‐2, 4‐ナフタリンジスルホン酸‐トリナトリウム塩(CI16255;Acid Red No.18)、3‐ヒドロキシ‐4‐[(4‐スルホナフト‐1‐イル)アゾ〕‐2,7‐ナフタリン‐ジスルホン酸‐トリナトリウム塩(CI16185;Acid Red No.27)、8‐アミノ‐1‐ヒドロキシ‐2‐(フェニルアゾ)‐3, 6‐ナフタリンジスルホン酸‐ジナトリウム塩(CI17200;Acid Red No.33)、5‐(アセチルアミノ)‐4‐ヒドロキシ‐3‐[(2‐メチルフェニル)アゾ〕‐2, 7‐ナフタリン‐ジスルホン酸‐ジナトリウム塩(CI18065;Acid Red No.35)、2‐(3‐ヒドロキシ‐2,4,5,7‐テトラヨード‐ジベンゾピラン‐6‐オン‐9‐イル)‐安息香酸‐ジナトリウム塩(CI45430;Acid Red No.51)、N‐[6‐(ジエチルアミノ)‐9‐(2,4‐ジスルホフェニル)‐3H‐キサンテン‐3‐イリデン]‐N‐エチルエタンアンモニウム‐ヒドロキシド,分子内塩,ナトリウム塩(CI45100;Acid Red No.52)、8‐[(4‐(フェニルアゾ)‐フェニル)アゾ〕‐7‐ナフトール‐1,3‐ジスルホン酸‐ジナトリウム塩(CI27290;Acid Red No.73)、2',4',5',7'‐テトラブロム‐3',6'‐ジヒドロキシスピロ‐〔イソベンゾフラン‐1(3H),9'‐〔9H〕キサンテン〕‐3‐オン‐ジナトリウム塩(CI45380;Acid Red No.87)、2',4',5',7'‐テトラブロム‐4,5,6,7‐テトラクロル‐3',6'‐ジヒドロキシスピロ〔イソベンゾフラン‐1(3H),9'〔9H〕キサンテン〕‐3‐オン‐ジナトリウム塩(CI45410;Acid Red No.92)、3',6'‐ジヒドロキシ‐4',5'‐ジイオドスピロ‐[イソベンゾフラン‐1(3H), 9'(9H)‐キサンテン〕‐3‐オン‐ジナトリウム塩(CI45425;Acid Red No.95)、(2‐スルホフェニル)ジ〔4‐(エチル((4‐スルホフェニル)メチル)アミノ)‐フェニル]‐カルベニウム‐ジナトリウム塩,ベタイン(CI42090;Acid Blue No.9;FD&C Blue No.1)、1,4‐ビス[(2‐スルホ‐4‐メチルフェニル)アミノ)]‐9,10‐アントラキノン‐ジナトリウム塩(CI61570;Acid Green No.25)、ビス〔4‐(ジメチルアミノ)フェニル〕‐3,7‐ジスルホ‐2‐ヒドロキシナフト‐1‐イル)カルベニウム‐分子内塩,モノナトリウム塩(CI44090;Food Green No.4;Acid Green No.50)、ビス〔4‐(ジエチルアミノ)フェニル〕(2, 4‐ジスルホフェニル)カルベニウム‐分子内塩,ナトリウム塩(2:1)(CI42045;Food Blue No.3;Acid Blue No.1)、ビス〔4‐(ジエチルアミノ)フェニル〕(5‐ヒドロキシ‐2, 4‐ジスルホフェニル)カルベニウム‐分子内塩,カルシウム塩(2:1)(CI42051;Acid Blue No.3)、1‐アミノ‐4‐(シクロヘキシルアミノ)‐9,10‐アントラキノン‐2‐スルホン酸‐ナトリウム塩(CI62045;Acid Blue No.62)、2‐(1,3‐ジヒドロ‐3‐オクソ‐5‐スルホ‐2H‐インドール‐2‐イリデン)‐2, 3‐ジヒドロ‐3‐オクソ‐1H‐インドール‐5‐スルホン酸‐ジナトリウム塩(CI73015;Acid Blue No.74)、9‐(2‐カルボキシフェニル)‐3‐[(2‐メチルフェニル)アミノ]‐6‐[(2‐メチル‐4‐スルホフェニル)アミノ]キサンチリウム‐分子内塩,モノナトリウム塩(CI45190;Acid Violet No.9)、1‐ヒドロキシ‐4‐[(4‐メチル‐2‐スルホフェニル)アミノ]‐9,10‐アントラキノン‐ナトリウム塩(CI60730;D&C Violet No.2;Acid No.43)、ビス〔3‐ニトロ‐4‐[(4‐フェニルアミノ)‐3‐スルホフェニルアミノ]‐フェニル〕‐スルホン(CI10410;Acid Brown No.13)、5‐アミノ‐4‐ヒドロキシ‐6‐[(4‐ニトロフェニル)アゾ]‐3‐(フェニルアゾ)‐2,7‐ナフタリンジスルホン酸‐ジナトリウム塩(CI20470;Acid Black No.1)、3‐ヒドロキシ‐4‐[(2‐ヒドロキシナフト‐1‐イル)アゾ]‐7‐ニトロ‐1‐ナフタリンスルホン酸‐クロム錯体(3:2)(CI15711;Acid Black No.52)、3‐[(2,4‐ジメチル‐5‐スルホフェニル)アゾ]‐4‐ヒドロキシ‐1‐ナフタリン‐スルホン酸‐ジナトリウム塩(CI14700;Food Red No.1;FD&C Red No.4)、4‐(アセチルアミノ)‐5‐ヒドロキシ‐6‐[(7‐スルホ‐4‐[(4‐スルホフェニル)アゾ]ナフト‐1‐イル)アゾ]‐1,7‐ナフタリンジスルホン酸‐テトラナトリウム塩(CI28440;Food Black No.1)および3‐ヒドロキシ‐4‐(3‐メチル‐5‐オクソ‐1‐フェニル‐4,5‐ジヒドロ‐1H‐ピラゾール‐4‐イルアゾ)‐ナフタリン‐1‐スルホン酸ナトリウム塩‐クロム錯体(Acid Red No.195、3',3''、4,5,5',5'',6,7‐オクタブロムフェノールスルホンフタレイン(テトラブロムフェノールブルー)、1‐((4‐アミノ‐3,5‐ジメチルフェニル)‐(2,6‐ジクロルフェニル)メチレン)‐3,5‐ジメチル‐4‐イミノ‐2,5‐シクロヘキサジエン‐verb,リン酸中(1:1)(Basic Blue 77)、2',4',5',7'‐テトラブロム‐4,5,6,7‐テトラクロル‐3',6'‐ジヒドロキシ‐スピロ[イソベンゾフラン‐1‐(3H),9'[9H]キサンテン]‐3‐オン‐ジナトリウム塩(Acid Red No.92)、N,N‐ジ(2‐ヒドロキシエチル)‐3‐メチル‐4‐((4‐ニトロフェニル)アゾ)‐アニリン(Disperse Red 17)、2,4‐ジニトロ‐1‐ナフトール‐7‐スルホン酸‐ジナトリウム塩(Acid Yellow 1)、4‐((2‐ヒドロキシナフタリン‐1‐イル)アゾ)‐ベンゼンスルホン酸‐ナトリウム塩(Acid Orange 7)、2‐((4‐エチル(2‐ヒドロキシエチル)アミノ)‐2‐メチルフェニル)アゾ)‐5‐ニトロ‐1,3‐チアゾール(Disperse Blue 106)、2,4‐ジニトロ‐1‐ナフトール、2‐[(4‐アミノフェニル)‐アゾ]‐1,3‐ジメチル‐1H‐イミダゾ‐3‐リウム‐クロリド、1‐メチル‐4‐((メチルフェニルヒドラゾノ)メチル)‐ピリジニウムメトスルフェート、2‐[[4‐(ジメチルアミノ)フェニル]アゾ]‐1,3‐ジメチルイミダゾリウム‐クロリド、2‐((4‐((4‐メトキシフェニル)アミノ)フェニル)アゾ)‐1,3‐ジメチル‐1H‐イミダゾール‐3‐イウム‐クロリド、および3‐ジメチル‐2‐((4‐((フェニルメチル)アミノ)フェニル)アゾ)‐1H‐イミダゾール‐3‐イウム‐クロリド、単独または互いに組み合わせたもの。
【0017】
上述の直接染料には、以下の化合物が挙げられ、これらは単独または互いに組合せたもので用いられることが特に好ましい:
ヒドロキシエチル‐2‐ニトロ‐p‐トルイジン、2‐ヒドロキシエチル‐ピクラミン酸、
4‐ニトロフェニル‐アミノ尿素、トリ(4‐アミノ‐3‐メチルフェニル)‐カルベニウム‐クロリド(Basic Violet 2)、1,4‐ジアミノ‐9,10‐アントラセンジオン(Disperse Violet 1)、1‐(2‐ヒドロキシエチル)アミノ‐2‐ニトロ‐4‐[ジ(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐ベンゾール(HC Blue No.2)、4‐[エチル‐(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐1‐[(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐2‐ニトロベンゾール‐ヒドロクロリド(HC Blue No.12)、1‐アミノ‐4‐[ジ(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐2‐ニトロベンゾール‐ヒドロクロリド(HC Red No.13)、4‐アミノ‐1‐[(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐2‐ニトロベンゾール(HC Red No.3)、4‐アミノ‐3‐ニトロフェノール、4‐[(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐3‐ニトロフェノール、1‐アミノ‐5‐クロル‐4‐[(2,3‐ジヒドロキシプロピル)アミノ]‐2‐ニトロベンゾール(HC Red No.10)、5‐クロル‐1,4‐[ジ(2,3‐ジヒドロキシプロピル)アミノ]‐2‐ニトロベンゾール(HC Red No.11)、2‐クロル‐6‐エチルアミノ‐4‐ニトロフェノール、2‐アミノ‐6‐クロル‐4‐ニトロフェノール、4‐[(2‐ヒドロキシエチル)アミノ]‐3‐ニトロ‐1‐トリフルオルメチルベンゾール(HC Yellow No.13)、8‐アミノ‐2‐ブロム‐5‐ヒドロキシ‐4‐イミノ‐6‐[(3‐(トリメチルアンモニオ)フェニル)アミノ]‐1(4H)‐ナフタリノン‐クロリド(CI56059;Basic Blue No.99)、1‐[(4‐アミノフェニル)アゾ]‐7‐(トリメチルアンモニオ)‐2‐ナフトール‐クロリド(CI12250;Basic Brown No.16)、1‐[(4‐アミノ‐2‐ニトロフェニル)アゾ]‐7‐(トリメチルアンモニオ)‐2‐ナフトール‐クロリド(Basic Brown No.17)、2‐ヒドロキシ‐1‐[(2‐メトシキ‐フェニル)アゾ]‐7‐(トリメチルアンモニオ)‐ナフタリン‐クロリド(CI12245;Basic Red No.76)、3‐メチル‐1‐フェニル‐4‐[(3‐(トリメチルアンモニオ)フェニル)‐アゾ]‐ピラゾール‐5‐オン‐クロリド(CI12719;Basic Yellow No.57)、および2,6‐ジアミノ‐3‐[(ピリジン‐3‐イル)アゾ]‐ピリジン、ならびにこれらの塩類。
【0018】
本発明の製剤中での直接染料の総量は、約0.01〜7重量%、好ましくは約0.2〜4重量%である。
【0019】
本発明の染色剤中に含有させることができる毛髪染色用のさらに別の既知の一般的な染料は、他のものと共にE.Sagarinによる「Cosmetics, Science and Technology」、Interscience Publishers Inc.New York、(1957)、第503頁−、ならびにH.Janistynによる「化粧品と香料のハンドブック」第3巻(1973)、第388頁−、およびK.Schraderによる「化粧品の基礎と処方」第2版(1989)、第782〜815頁(1989)に記載されており、これらは本願において明示的に引用される。
【0020】
本発明の染色剤は、酸化染色剤であることが好ましいが、前述の直接染料を主剤とする非酸化性の染色剤の形態であってももちろんよい。
【0021】
さらに、本発明の製剤中には、例えばアスコルビン酸、チオグリコール酸または亜硫酸ナトリウムなどのような抗酸化剤、ならびに例えばエチレンジアミノテトラアセテートまたはニトリロ酢酸などのような硫黄金属のための錯体形成剤を、約0.5重量%までの量にて含有することができる。香料油は、本発明の染色キャリア物質中に約1重量%までの量にて含まれることができる。もちろん、前述の毛髪染色剤は必要に応じてさらに、毛髪染色剤に一般的な添加物、例えば高級脂肪アルコール、例えばアクリル酸のホモポリマー、植物ゴム、セルロース誘導体およびデンプン誘導体などの増粘剤、藻類ポリサッカロイド、両親媒性の会合性増粘剤など、さらに保存剤、例えば亜硫酸ナトリウム、チオグリコール酸またはアスコルビン酸のような抗酸化剤、錯体形成剤、水、炭素原子1〜4を有する低級脂肪アルコール(エタノール、プロパノールおよびイソプロパノールなど)またはグリセリンや1,2‐プロピレングリコールなどのグリコールのような溶剤、アニオン性、カチオン性、両性または非イオン性の界面活性物質の属から選ばれる湿潤剤あるいは乳化剤、さらには柔軟化剤、ワセリン、シリコーン油、パラフィン油、ポリソルベートおよび脂肪酸、ならびにカチオン性ポリマーまたは樹脂、ラノリン誘導体、コレステリン、ビタミン、パントテン酸およびベタインのようなこの他の保護物質を含有することができる。上記の成分は、このような目的において一般的な量で用いられ、例えば前記の湿潤剤および乳化剤は、0.1〜30重量%の濃度、そして保護物質は、0.1〜5.0重量%の濃度にて用いられる。
【0022】
本発明の染色剤のpH値は、直接染料を主剤とする非酸化性の染色剤については、約5〜10、好ましくは6〜9の範囲にあり、また酸化染料前駆体を主剤とする酸化性の染色剤については、pH値が約6〜12、好ましくは9〜11の範囲にあり、但し、使用の準備のできた毛髪酸化染色剤(すなわち本発明の毛髪染色剤と酸化剤との混合物)のpH値は、約5.5〜10、好ましくは6〜9である。
【0023】
染色剤の組成および所望のpH値に応じて、pH値の調整は、アンモニアまたは、例えばグルカミン、アミノメチルプロパノール、モノエタノールアミンまたはトリエタノールアミンなどの有機アミン、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウムまたは水酸化カルシウムなどの無機塩基、もしくは、例えば乳酸、クエン酸、酢酸またはリン酸などのような有機酸または無機酸を用いて行われるのが好ましい。
【0024】
本発明の製剤は、水性または水性アルコール性の調合物の形態にて調製されることが好ましく、例えば、増粘化された溶液、エマルション、クリームまたはジェルとして調製される場合が挙げられる。
【0025】
酸化染色への応用のために、一般に前記の染色剤は使用の直前に酸化剤と混合され、使用準備のできたこの調合物の染色のために充分な量、一般的には約60〜200グラムが繊維に塗布される。
【0026】
本発明の染色剤が酸化染料前駆体を含有しない場合、もしくは酸化染料前駆体を含有する場合には、空気酸素で容易に酸化可能であり、この染色剤を事前に酸化剤と混合しなくてもケラチン繊維に直接塗布することができる。
【0027】
染色を発生させるための酸化剤として、主に過酸化水素またはこれの尿素、メラミンまたはナトリウムボレートとの付加化合物の1〜12%水溶液、好ましくは1.5〜6%水溶液の形態のものが挙げられる。染色剤と酸化剤の混合比率は、酸化剤の濃度に依存し、一般的に約5:1〜1:2、好ましくは1:1であり、但し使用の準備のできた調合物中の酸化剤の含有量は、約0.5〜8重量%、特に1〜4重量%であるのが好ましい。
【0028】
使用の準備のできた染色剤は、ケラチン繊維(例えばヒトの頭髪)上に、15〜50℃で約10〜45分間、好ましくは約15〜30分間かけて作用させられ、その後この繊維を水ですすいで乾燥させる。このすすぎに引き続き、必要に応じてシャンプーで洗浄し、場合によっては、例えば酒石酸などの弱い有機酸でさらにすすぐ。引き続いて、このケラチン繊維を乾燥させる。
【0029】
本発明の、それぞれ同じ組成を有するカプセル化(好ましくはマイクロカプセル化)された香料とカプセル化されていない香料の組み合わせは、染色キャリア物質中に含まれることもできるし、また酸化剤調合物中に含まれることもできる。
【0030】
本願の別の対象は、それぞれ同じ組成を有するカプセル化(好ましくはマイクロカプセル化)された香料とカプセル化されていない香料からなる香料システムの使用であり、この際に特に毛髪染色剤におけるアルカリ化剤の不快な臭いを除去もしくはマスキングするための、カプセル化された香料とカプセル化されていない香料の比率は、約0.5:3から3:0.5までであり、好ましくは1:1から1:2までもしくは2:1までである。
【0031】
本発明の、それぞれ同じ組成を有するカプセル化(好ましくはマイクロカプセル化)された香料とカプセル化されていない香料の組み合わせは、とくにケラチン繊維用の染色剤におけるアルカリ化剤(たとえばアンモニアまたは有機アミンなど)の不快な臭いを非常に良好に除去することができる。
【0032】
以下の実施例は、本発明の対象をさらに詳細に説明するものであり、これら実施例に限定されるものではない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0033】
実施例1: アニオン性の毛髪酸化染色剤、クリーム状
ステアリルアルコール 6.0000g
セチルアルコール 5.0000g
ココアミドMEA 8.0000g
(Oramide(登録商標)ML115,Seppic社)
脂肪アルコキシレート 4.0000g
(Volpo(登録商標)S20,Seppic社)
ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 5.0000g
4‐アミノフェノール 1.3620g
1‐ナフトール 0.5000g
レゾルシン 0.0136g
2‐アミノ‐6‐クロル‐4‐ニトロフェノール 0.0034g
アンモニアの25%水溶液 12.0000g
エチレンジアミノテラアセテート‐ジナトリウム塩 1.0000g
アスコルビン酸 1.0000g
香料油(カプセル化されていないCURLY 0.2500g
D40092 E PM Symrise社)
香料油(カプセル化されたCURLY D40092 0.2500g
E PM PM Symrise社)
水 添加して100。0000gとなる量
【0034】
上記毛髪染色剤50gを、使用の直前に6%の過酸化水素水溶液の50gと混合する。均質で化粧品らしい印象の染色調合物が得られる。引き続いて、このようにして得られた混合物をブロンドの天然毛髪上に塗布する。40℃、30分間の作用時間後に毛髪を水で洗い流し、乾燥させる。本毛髪は、輝きのある赤銅色の染色を生じる。本発明の製剤は、練り合わせと作用時間の過程において、ごく僅かなアンモニア臭しか示さない。
【0035】
実施例2: ヘラー染色用のカチオン性の毛髪酸化染色剤、クリーム状
成分(A): クリーム状の染色キャリア物質
セチルステアリルアルコール 6.00g
ステアリルアルコール 8.00g
ココアミドMEA 8.00g
(Comperlan(登録商標)100,Cognis社)
脂肪アルコールエトキシレート 6.00g
(Brij(登録商標)76 ICI社)
オレイン酸 1.00g
ベヘントリモニウムクロリド 4.00g
(Genamin(登録商標)KDMP Croda社)
パラ‐フェニレンジアミン 0.50g
レゾルシン 0.07g
エチレンジアミノテラアセテート‐ジナトリウム塩 1.00g
亜硫酸ナトリウム 0.30g
アンモニアの25%水溶液 12.00g
エタノール 8.00g
香料油(カプセル化された466322LUCRECE 0.40g
L20023K Symrise社)
香料油(カプセル化されていない466322 0.30g
LUCRECE L20023K Symrise社)
水 添加して100.00gとなる量
【0036】
成分(B): 過酸化水素‐エマルション
セチルステアリルアルコール 10.00g
コレステリン 1.50g
ラウリルアルコール‐ジグリコールエーテル硫酸ナトリウムの
28%水溶液 4.00g
過酸化水素の35%水溶液 35.00g
水 添加して100.00gとなる量
【0037】
使用の前に、液体状の染色キャリア物質(A)40gと過酸化水素エマルション(B)の80gとを、(A):(B)の混合比率が1:2に対応する割合で混合し、この混合物の120gをグレー色のヒトの毛髪に塗布する。室温で20分間の作用時間後に毛髪を水で洗い流し、乾燥させる。このようにして処理された毛髪は、毛髪の根本から先端まで均一な明るい茶色に染色される。本製剤は、練り合わせの時も作用時間の時においても、ごく僅かなアンモニア臭しか示さない。
【0038】
実施例3: カチオン性の毛髪酸化染色剤、クリーム状
セチルステアリルアルコール 4.00g
ベヘニルアルコール 5.00g
ココアミドMEA 12.00g
(Rewomid C212、Goldschmidt社)
グリコールジステアレート 2.00g
ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド 5.00g
(Arquad(登録商標)2HAT‐75、Akzo Nobel社)
モノエタノールアミン 8.00g
1‐メチル‐2,5‐ジアミノベンゾール 1.30g
蜜蝋 1.00g
レゾルシン 0.65g
ケラチン加水分解物 0.50g
シルクプロテイン加水分解物 0.50g
2‐アミノ‐6‐クロル‐4‐ニトロフェノール 0.52g
エチレンジアミノテラアセテート‐ジナトリウム塩 1.00g
アスコルビン酸 0.30g
香料油(カプセル化されたAFFINITY 0.40g
L20017P、Symrise社)
香料油(カプセル化されていないAFFINITY 0.40g
L20017P、Symrise社)
水 添加して100.00gとなる量
【0039】
上記毛髪染色剤50gを、使用の直前に12%の過酸化水素水溶液の50gと混合する。得られたこの混合物をブロンドの天然毛髪上に塗布する。40℃、30分間の作用時間後に毛髪を水で洗い流し、乾燥させる。均質で濃い茶色トーンの染色が得られる。本発明の製剤は、練り合わせの時と作用時間の時において、ごく僅かなアンモニア臭しか示さない。
【0040】
実施例4: カチオン性の毛髪酸化染色剤
ステアリルアルコール 6.0000g
ベヘニルアルコール 5.0000g
ココアミドMEA 8.0000g
ステアレス‐20 2.0000g
ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド 2.0000g
イソプロピルアルコール 2.0000g
4‐アミノフェノール 1.3620g
1‐ナフトール 0.5000g
レゾルシン 0.0136g
2‐アミノ‐6‐クロル‐4‐ニトロフェノール 0.0034g
アンモニアの25%水溶液 12.0000g
(4‐(エチル((2‐ヒドロキシエチル)アミノ)‐2‐
ニトロフェニル)‐アミノ‐)エタノール,ヒドロクロリド
(HC BLUE NO.12) 0.1600g
3‐((2‐ニトロ‐4‐(トリフルオロメチル)フェニル)
アミノ)‐1,2‐プロパンジオール
(HC YELLOW NO.6) 0.1700g
1‐N‐ヒドロキシエチルアミノ‐2‐ニトロ‐4‐
メチル‐ベンゾール 0.0120g
3‐(4‐アミノ‐2‐クロロ‐5‐ニトロフェニル)
アミノ‐1,2‐プロパンジオール 0.0350g
水 添加して100.0000gとなる量
【0041】
成分(B): 過酸化水素‐エマルション
セチルステアリルアルコール 10.00g
コレステリン 1.50g
ラウリルアルコール‐ジグリコールエーテル硫酸ナトリウムの
28%水溶液 4.00g
過酸化水素の35%水溶液 35.00g
香料油(カプセル化されていないAFFINITY 0.30g
L20017P、Symrise社)
香料油(カプセル化されたAFFINITY 0.50g
L20017P、Symrise社)
水 添加して100.00gとなる量
【0042】
成分Aと成分Bを、使用の前に1:1で互いに混合し、そして得られたクリーム状の染色物質を、洗髪されてタオルドライされたブロンドの天然毛髪に塗布する。約20から25分の作用時間の後に、この毛髪を水ですすぎ、シャンプーで洗浄し、その後にあらためて水ですすぐ。輝きのある濃く赤い色調が得られる。使用準備のできた製剤は、ごく僅かなアミン臭しか示さない。
【0043】
実施例5: アニオン性の酸化毛髪染色剤
セチルステアリルアルコール 8.00g
ステアリルアルコール 1.00g
ココアミドDEA 8.00g
オレス‐30 2.00g
ラウリルエーテルスルフェート 2.50g
エタノール、水性 7.00g
2,5‐ジアミノ‐トルオール‐スルフェート 0.10g
4‐アミノ‐3‐メチル‐フェノール 1.65g
レゾルシン 0.70g
アルファ‐ナフトール 0.70g
5‐アミノ‐2‐メチル‐フェノール 0.30g
2‐アミノ‐6‐クロル‐4‐ニトロ‐フェノール 0.20g
香料油(カプセル化されたCURLY D40092 0.15g
E PM Symrise社)
香料油(カプセル化されていないCURLY 0.25g
D40092 E PM PM Symrise社)
水 添加して100.00gとなる量
【0044】
上記の毛髪染色剤50gを、使用の直前に6%の過酸化水素水溶液の50gと混合する。均質で化粧品らしい印象の染色調合物が得られる。引き続いて、このようにして得られた混合物をブロンドの天然毛髪上に塗布する。40℃、30分間の作用時間後に毛髪を水で洗い流し、乾燥させる。本毛髪は、流行の赤い染色を得る。本発明の製剤は、練り合わせの時と作用時間の時において、ごく僅かなアンモニア臭しか示さない。
【0045】
本願明細書中の百分率はいずれも特にことわりのない限り重量%を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
直接染料および酸化染料からなる群の染料の少なくとも1種を含有するケラチン繊維用の染色剤であって、それぞれが同じ組成を有するカプセル化された香料およびカプセル化されていない香料より構成される香料システムを含有し、カプセル化された香料とカプセル化されていない香料の比率が0.5:3〜3:0.5であることを特徴とするケラチン繊維用の染色剤。
【請求項2】
カプセル化された香料とカプセル化されていない香料の比率が1:1〜1:2もしくは1:1〜2:1であることを特徴とする、請求項1に記載の製剤。
【請求項3】
酸化染料が0.01〜12重量%の総量にて含有されることを特徴とする、請求項1または2に記載の製剤。
【請求項4】
直接染料が0.01〜7重量%の総量にて含有されることを特徴とする、請求項1または2に記載の製剤。
【請求項5】
毛髪染色剤であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項6】
それぞれが同じ組成を有するカプセル化された香料およびカプセル化されていない香料より構成される香料システムの使用方法であって、アルカリ化剤の不快な臭いを除去もしくはマスキングするためのカプセル化された香料とカプセル化されていない香料の比率が0.5:3〜3:0.5であることを特徴とする使用。
【請求項7】
カプセル化された香料とカプセル化されていない香料の比率が1:1〜1:2もしくは1:1〜2:1であることを特徴とする請求項6に記載の使用。
【請求項8】
前記アルカリ化剤がアンモニアであることを特徴とする請求項6または7に記載の使用。
【請求項9】
前記香料システムがケラチン繊維用の染色剤に添加されることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の使用。

【公表番号】特表2007−508252(P2007−508252A)
【公表日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−529725(P2006−529725)
【出願日】平成16年5月3日(2004.5.3)
【国際出願番号】PCT/EP2004/004631
【国際公開番号】WO2005/044207
【国際公開日】平成17年5月19日(2005.5.19)
【出願人】(591011627)ウエラ アクチェンゲゼルシャフト (64)
【氏名又は名称原語表記】WELLA AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】