説明

コネクタ

【課題】弾性体により接点部を接続対象物に圧接させるにもかかわらず高接圧を実現できるコネクタの提供。
【解決手段】弾性体17上に配置された絶縁性のフィルム18の一面に接点部を配設し、接続対象物間を接続するコネクタにおいて、フィルムの反対面と弾性体との間に、弾性体よりも剛性の高い別部材21を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関し、特に、接点部を有するフィルムを用いて接続対象物との接続を得るコネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、フィルム状の基材に形成した導体を接続対象物に面接触させるタイプのコネクタが開示されている。
【0003】
特許文献2には、多数のスルーホールを有するフィルムをゴムなどの弾性体の表面に配置し、それらのスルーホールに挿入保持させた電極となる突起を接続対象物に接触させるタイプのコネクタが開示されている。
【0004】
特許文献3には、ゴムなどの弾性体上に配置された絶縁性のフィルムの一面に接点部を配設し、弾性体によりフィルムを押圧して接点部を接続対象物に圧接させる接続部材が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−95492号公報
【特許文献2】特開平8−203583号公報
【特許文献3】特開2007−213985号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示されたコネクタでは、接続対象物に汚染物、異物などが付着した状態では接続信頼性が劣る。
【0007】
また、特許文献2に開示されたコネクタでは、接続対象物に突起が接触して接続を得る構造であるため、接続の繰り返しにより突起の摩耗、削れ、剥がれなどが発生する虞がある。さらに、突起により、接続対象物に腐食の原因となる打痕、傷などを発生させる虞もある。
【0008】
また、特許文献3に開示された接続部材では、ゴムなどの弾性体でフィルムを直接に押圧する構造であるため、接点部と接続対象物との間に高接圧を得ることができない。
【0009】
それ故に本発明の課題は、弾性体により接点部を接続対象物に圧接させる構造にもかかわらず高接圧を実現できるコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様によれば、弾性体と、前記弾性体上に配置された絶縁性のフィルムと、前記フィルムの一面に配設された接点部とを有し、接続対象物間を接続するコネクタにおいて、前記フィルムの反対面と前記弾性体との間に前記弾性体よりも剛性の高い別部材を設けたことを特徴とするコネクタが得られる。
【0011】
前記別部材は、前記接点部に対向する位置に設けられた少なくとも1本の線材からなってもよい。
【0012】
前記接点部は所定方向に離間して複数設けられており、前記線材の軸心は前記所定方向にのびていてもよい。
【0013】
前記接点部は所定方向に離間して複数設けられており、前記線材の軸心は前記所定方向に対し交差する方向にのびていてもよい。
【0014】
前記線材は横断面丸形を有するものでもよい。
【0015】
前記別部材は、前記接点部に対向する位置に設けられた少なくとも1個の粒材からなってもよい。
【0016】
前記弾性体の内外に配置された前記弾性体より剛性の高い複数の粒材を含み、前記粒材のうち前記フィルムと前記弾性体との間に露出したものが前記別部材として働いてもよい。
【0017】
前記粒材は球形であってもよい。
【0018】
前記別部材は、前記フィルムに実質的に線接触していてもよい。
【0019】
前記別部材は、前記フィルムに実質的に点接触していてもよい。
【0020】
前記別部材は、前記フィルムと前記弾性体とのうち少なくとも一方に付着していてもよい。
【発明の効果】
【0021】
本発明の一態様によるコネクタは、フィルムと弾性体との間に弾性体よりも剛性の高い別部材を設けているので、弾性体により接点部を接続対象物に圧接させる構造にもかかわらず高接圧を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の実施例1に係るコネクタの使用状態を示す斜視図である。
【図2】図1のコネクタを接続対象物と共に示す分解斜視図である。
【図3】図1のコネクタの要部断面図である。
【図4】図1のコネクタに含まれたベース部材の一例の拡大斜視図である。
【図5】図4のベース部材の一部のみの拡大斜視図である。
【図6A】本発明の実施例2に係るコネクタの要部断面図である。
【図6B】図6Aのコネクタに含まれたベース部材の一部のみの拡大斜視図である。
【図7A】本発明の実施例3に係るコネクタの要部断面図である。
【図7B】図7Aのコネクタに含まれたベース部材の一部のみの拡大斜視図である。
【図8】図7Bのベース部材の変形例の一部のみの斜視図である。
【図9A】本発明の実施例4に係るコネクタの要部断面図である。
【図9B】図9Aのコネクタに含まれたベース部材の一部のみの拡大斜視図である。
【図10】図9Bのベース部材の変形例の一部のみの斜視図である。
【図11A】本発明の実施例5に係るコネクタの要部断面図である。
【図11B】図11Aのコネクタに含まれたベース部材の一部のみの拡大斜視図である。
【図12】本発明の実施例6に係るコネクタに含まれたベース部材の一部のみの拡大斜視図である。
【図13】本発明の実施例7に係るコネクタの要部断面図である。
【図14】様々な変形例(a)〜(e)を示すそれぞれ断面図である。
【図15】他の様々な変形例(a)〜(d)を示すそれぞれ断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、発明の実施の形態について詳細に説明する。
【実施例1】
【0024】
図1から図5を参照して、本発明の実施例1に係るコネクタについて説明する。
【0025】
図1及び図2を参照すると、実施例1に係るコネクタは水平な所定方向即ち第1の方向A1に長くのびたコネクタ部材1を含んでいる。コネクタ部材1は、第1の接続対象物2と第2の接続対象物3との間に介在してこれらを互いに電気的に接続するものである。コネクタ部材1については、後で詳しく説明する。
【0026】
実施例1に係るコネクタは、さらに、第1の接続対象物2をコネクタ部材1に向けて加圧するための上下方向即ち第2の方向A2に移動可能な加圧部材4と、第2の接続対象物3を受けるためのベースプレート5と、加圧部材4を案内するためのガイド部材6とを含んでいる。
【0027】
ベースプレート5の上面には径の異なる2本のガイドピン7,8が立設されている。ガイドピン7,8は第2の接続対象物3、コネクタ部材1、及びガイド部材6の各々に形成された径の異なる2つのガイド孔に挿通され、これらの部品を第2の方向A2で移動可能に案内する。ガイドピン7,8及びガイド孔の径をそれぞれ異ならせることにより、ベースプレート5に対する接続対象物3、コネクタ部材1、及びガイド部材6の向きを一義的に定めている。
【0028】
ガイド部材6は、加圧部材4を受け入れて移動可能に案内するガイド溝11と、第1の接続対象物2の先端部を受け入れるためにガイド溝11に繋がった溝又は切欠き12とを有している。
【0029】
図2の第1及び第2の方向A1及びA2に直交する第3の方向A3における第1の接続対象物2の先端部の下面には多数の接点部13が設けられている。これらの接点部13は、第1の方向A1にのびた千鳥足状の2列をなして所定ピッチで配置されている。このため、第1の方向A1をピッチ方向と呼ぶこともある。図2の接続対象物2は、先端部の接点部13を示すため、実際の取り付け向きとは逆に描かれている。正しくは加圧部材4と当接する箇所には接点部13は存在しない。
【0030】
第2の接続対象物3の第3の方向A3における先端部の上面には多数の接点部14が設けられている。これらの接点部14も、ピッチ方向即ち第1の方向A1にのびた千鳥足状の2列をなして所定ピッチで配置されている。
【0031】
コネクタ部材1の第3の方向A3における先端部には導体部からなる多数の接点部15が設けられている。これらの接点部15は、第1の接続対象物2の接点部13及び第2の接続対象物3の接点部14に対応して所定ピッチで配置されている。
【0032】
図3〜図5をも合わせ参照して、特にコネクタ部材1について説明する。
【0033】
コネクタ部材1は、ピッチ方向即ち第1の方向A1に長くのびたフィルム状の基材16、基材16の上面及び下面にそれぞれ固定成形された第1の方向A1に長い弾性体17、及び図3に最も明瞭に示すように基材16の一辺部を弾性体17と共に取り囲んだシート状部材である可撓フィルム18を含んでいる。
【0034】
各弾性体17は、シリコン系ゴムからなり、弾力を持って圧縮変形可能なものである。各弾性体17の第2の方向A2における表面には、多数の凸部17aが第1の方向A1にのびた千鳥足状の2列をなして所定ピッチで配設されている。
【0035】
可撓フィルム18は、厚さ数ミクロンのプラスチックフィルムからなり、両端部を基材16の上下両面に接着部材19により接着されている。可撓フィルム18の一面即ち外向き面には上述した接点部15が各弾性体17の凸部17aに一対一で対応するように配設されている。即ち、接点部15は、可撓フィルム18の外向き面の上側領域及び下側領域の各々に、第1の方向A1にのびた千鳥足状の2列をなして所定ピッチで配列されている。また、図には示していないが、可撓フィルム18の反対面即ち内向き面には、可撓フィルム18の外向き面の上側領域及び下側領域の各々に配設されている接点部15とを接続するための配線が配設され、接点部15とスルーホールで接続されている。また内向き面の配線およびスルーホールは絶縁部材で覆われている。
【0036】
一方、可撓フィルム18の反対面即ち内向き面と各弾性体17との間には、弾性体17よりも剛性の高い横断面丸形の細線からなる2本の線材21が別部材として設けられている。これらの線材21は突起17aの各列上に1本ずつ橋渡しされた状態で第1の方向A1にのびている。こうして、線材21は接点部15の列に一対一で対応して互いに平行にのびかつ各々が可撓フィルム18に対して実質的に線接触している。なお、線材21は金属製であってもよいし、プラスチック製であってもよい。
【0037】
実施例1のコネクタを用いて第1の接続対象物2を第2の接続対象物3に接続するには、図3に示すようにコネクタ部材1の上下に第1の接続対象物2及び第2の接続対象物3をそれぞれ配置し、接点部13と15,14と15を第2の方向A2で対向させる。次に、加圧部材4を下降させて第1の接続対象物2及び第2の接続対象物3をコネクタ部材1の可撓フィルム18の上下面に圧接させる。すると、第1の接続対象物2の接点部13及び第2の接続対象物3の接点部14がコネクタ部材1の接点部15に接触し、所定の電気的接続が得られる。
【0038】
この場合、可撓フィルム18と各弾性体17との間に弾性体17よりも剛性が高い横断面丸形の線材21が配置されているため、第1及び第2の接続対象物2,3の接点部13,14に対する接点部15の接圧力を高めることができる。したがって、弾性体17により接点部15を第1及び第2の接続対象物2,3の接点部13,14に圧接させる構造にもかかわらず高接圧を実現できるので、接続の信頼性が高まる。また、別部材として設けた線材21が第1及び第2の接続対象物2,3の接点部13,14を直接的に押圧するのではなく、プラスチック製の可撓フィルム18を介して間接的に押圧するので、接点部13,14に打痕、傷を発生させる虞は少ない。
【実施例2】
【0039】
図6A及び図6Bを参照して、本発明の実施例2に係るコネクタについて説明する。実施例1と同様な部分については、同じ参照符号を付して説明を省略する。
【0040】
実施例2のコネクタおいては、可撓フィルム18と各弾性体17との間に、弾性体17よりも剛性の高い横断面丸形の細線からなる6本の線材21が別部材として設けられている。線材21は弾性体17の凸部17aの各列上に複数本、具体的には、3本ずつ橋渡しされた状態で第1の方向A1にのびている。こうして、各線材21は可撓フィルム18に対して実質的に線接触している。
【0041】
実施例2のコネクタによっても実施例1のコネクタと同等な作用効果を期待できる。
【実施例3】
【0042】
図7A及び図7Bを参照して、本発明の実施例3に係るコネクタについて説明する。実施例1と同様な部分については、同じ参照符号を付して説明を省略する。
【0043】
実施例3のコネクタおいては、可撓フィルム18と各弾性体17との間に、弾性体17よりも剛性の高い横断面丸形の細線からなる多数本の線材22が別部材として設けられている。線材22はいずれも短く切断されたものであり、弾性体17の凸部17a上に1本ずつ配置されかつ第3の方向A3にのびている。こうして、各線材22は可撓フィルム18に対して実質的に線接触している。
【0044】
なお、各線材22は、図7Bでは弾性体17の各凸部17aから一部はみ出しているが、図8に示すように弾性体17の各凸部17aの範囲内に収まるように形成されてもよい。
【0045】
実施例3のコネクタによっても実施例1のコネクタと同等な作用効果を期待できる。
【実施例4】
【0046】
図9A及び図9Bを参照して、本発明の実施例4に係るコネクタについて説明する。実施例1と同様な部分については、同じ参照符号を付して説明を省略する。
【0047】
実施例4のコネクタおいても、可撓フィルム18と各弾性体17との間に、弾性体17よりも剛性の高い横断面丸形の細線からなる多数本の線材が別部材として設けられている。これらの線材は、浅いU字形に成形された第1のタイプの線材23と、深いU字形に成形された第2のタイプの線材24とに分けられ、第1の方向A1に交互に配置されかついずれも基材16の端部に上面及び下面の弾性体17を挟むように装着されている。しかも、第1のタイプの線材23は基材16の縁に近い位置に配列された凸部17a上で第3の方向A3にのび、第2のタイプの線材24は基材16の縁から遠い位置に配列された凸部17a上で第3の方向A3にのびている。こうして、各線材23,24は可撓フィルム18に対して実質的に線接触している。
【0048】
なお、第1のタイプの線材23の端部は、図9Bでは各凸部17aから一部はみ出しているが、図10に示すように各凸部17aの範囲内に収まるように形成されてもよい。
【0049】
実施例4のコネクタによっても実施例1のコネクタと同等な作用効果を期待できる。
【実施例5】
【0050】
図11A及び図11Bを参照して、本発明の実施例5に係るコネクタについて説明する。実施例1と同様な部分については、同じ参照符号を付して説明を省略する。
【0051】
実施例5のコネクタおいては、可撓フィルム18と各弾性体17との間に、弾性体17よりも剛性の高い球形の粒子よりなる粒材25が別部材として設けられている。粒材25は弾性体17の凸部17a上に一対一で対応して配置されている。こうして、各粒材25は可撓フィルム18に対して実質的に点接触している。なお、粒材25は金属製であってもよいし、プラスチック製であってもよい。
【0052】
実施例5のコネクタを用いて第1の接続対象物2を第2の接続対象物3に接続するには、図11Aに示すようにコネクタ部材1の上下に第1の接続対象物2及び第2の接続対象物3をそれぞれ配置し、それらの接点部を第2の方向A2で対向させる。次に、第1の接続対象物2及び第2の接続対象物3をコネクタ部材1の可撓フィルム18の上下面に圧接させる。すると、第1の接続対象物2の接点部13及び第2の接続対象物3の接点部14がコネクタ部材1の接点部に接触し、所定の電気的接続が得られる。
【0053】
この場合、可撓フィルム18と各弾性体17との間に弾性体17よりも剛性が高い球形の粒材25が配置されているため、第1及び第2の接続対象物2,3の接点部13,14に対する接圧力を高めることができる。したがって、弾性体17により圧接を得る構造にもかかわらず高接圧を実現できるので、接続の信頼性が高まる。また、別部材として設けた粒材25が第1及び第2の接続対象物2,3の接点部13,14を直接的に押圧するのではなく、プラスチック製の可撓フィルム18を介して間接的に押圧するので、接点部13,14に打痕、傷を発生させる虞は少ない。
【実施例6】
【0054】
図12を参照して、本発明の実施例6に係るコネクタについて説明する。実施例1又は5と同様な部分については、同じ参照符号を付して説明を省略する。
【0055】
実施例6のコネクタおいては、可撓フィルム18と各弾性体17との間に、弾性体17よりも剛性の高い球形の粒子からなる複数の粒材25が別部材として設けられている。粒材25は弾性体17の各凸部17aの表面上に複数個ずつ配置されている。こうして、各粒材25は可撓フィルム18に対して実質的に点接触している。
【0056】
図12では粒材25を弾性体17の凸部17aの表面上に配置しているが、図13に示すように弾性体17にランダムに混在させた粒材のうち弾性体17の表面に露出又は突出したものを粒材25として使用してもよい。
【0057】
実施例6のコネクタによっても実施例5のコネクタと同等な作用効果を期待できる。
【0058】
[変形例]
上述では実施例1から6に係るコネクタ及びその変形例について説明したが、図14(a)〜(f)に示すように基材16に弾性体17を貫通状態に保持するなど、その他の様々な変形も可能である。
【0059】
さらに、図15(a)〜(d)に示すように、第1の接続対象物2と第2の接続対象物3とを並列配置して互いに接続するコネクタとしても実施できる。
【0060】
また、上述では横断面丸形の細線又は球形の粒子を別部材として使用しているが、様々な横断面形状をもつ細線又は様々な外観形状を持つ粒子を使用することもできる。
【0061】
なお、実施例1〜6と同様な部分については、同じ参照符号を付して説明を省略している。
【産業上の利用可能性】
【0062】
本発明のコネクタは、ICメモリカード用コネクタ、液晶パネル用の接点、LSIの表面実装用の電子デバイスを電気的に接続するための異方導電性コネクタとして利用できる。
【符号の説明】
【0063】
1 コネクタ部材
2 第1の接続対象物
3 第2の接続対象物
4 加圧部材
5 ベースプレート
6 ガイド部材
7,8 ガイドピン
11 ガイド溝
12 溝又は切欠き
13 第1の接続対象物の接点部
14 第2の接続対象物の接点部
15 コネクタ部材の接点部
16 基材
17 弾性体
17a 凸部
18 可撓フィルム
19 接着部材
21,22 線材
23 第1のタイプの線材
24 第2のタイプの線材
25 粒材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
弾性体と、前記弾性体上に配置された絶縁性のフィルムと、前記フィルムの一面に配設された接点部とを有し、接続対象物間を接続するコネクタにおいて、前記フィルムの反対面と前記弾性体との間に前記弾性体よりも剛性の高い別部材を設けたことを特徴とするコネクタ。
【請求項2】
前記別部材は、前記接点部に対向する位置に設けられた少なくとも1本の線材からなることを特徴とする、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記接点部は所定方向に離間して複数設けられており、前記線材の軸心は前記所定方向にのびていることを特徴とする、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記接点部は所定方向に離間して複数設けられており、前記線材の軸心は前記所定方向に対し交差する方向にのびていることを特徴とする、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記線材は横断面丸形を有することを特徴とする、請求項2から4のいずれか一項に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記別部材は、前記接点部に対向する位置に設けられた少なくとも1個の粒材からなることを特徴とする、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記弾性体の内外に配置された前記弾性体より剛性の高い複数の粒材を含み、前記粒材のうち前記フィルムと前記弾性体との間に露出したものが前記別部材として働くことを特徴とする、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記粒材は球形であることを特徴とする、請求項6又は7に記載のコネクタ。
【請求項9】
前記別部材は、前記フィルムに実質的に線接触していることを特徴とする、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項10】
前記別部材は、前記フィルムに実質的に点接触していることを特徴とする、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項11】
前記別部材は、前記フィルムと前記弾性体とのうち少なくとも一方に付着していることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載のコネクタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10】
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【図11A】
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【図11B】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2010−287344(P2010−287344A)
【公開日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−138495(P2009−138495)
【出願日】平成21年6月9日(2009.6.9)
【出願人】(000231073)日本航空電子工業株式会社 (1,081)
【Fターム(参考)】