説明

コマンド・サーバおよび操作端末装置ならびにそれらの制御方法

【目的】 プリンタ30の制御コマンドを操作端末装置1が認識していない場合に,プリンタ30を制御する。
【構成】 コマンド・サーバ20には,プリンタ30の制御コマンドが記憶されている。この制御コマンドがHTMLコンテンツのコメントに記述される。HTMLコンテンツおよびそのHTMLコンテンツに対応した画像ファイルがコマンド・サーバ20から操作端末装置1に送信される。操作端末装置1の表示装置の表示画面に制御コマンドを選択するための画像が表示され,その画像を用いて制御コマンドが選択される。選択された制御コマンドおよびプリントすべき画像を表す画像ファイルが操作端末装置1からコマンド・サーバ20のプリンタ30に送信される。制御コマンドによって指定されるプリント枚数分,指定された大きさの用紙で画像がプリントされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は,コマンド・サーバおよび操作端末装置ならびにそれらの制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータのような操作端末装置がプリンタのような被制御装置を制御する場合には,被制御装置を制御するコマンドを操作端末装置が認識している必要がある。操作端末装置が被制御装置の制御コマンドを認識していない場合には,操作端末装置に被制御装置の制御コマンドをインストールする必要がある。
【0003】
サーバから操作端末装置に,操作端末装置の制御コマンドをHTML(hyper-text markup language)文書内に埋め込み,埋め込まれたコマンドを操作端末装置において抽出し,抽出されたコマンドにしたがって操作端末装置に表示させるものもある(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平9−222974号公報
【0004】
しかしながら,一般ブラウザを含めこれらの方法の欠点は操作端末側でコマンドを実行するための実行環境が必要である。これは,大きく,処理の負荷も高いため,コンパクト,処理能率の低い端末に実装するのは困難である。操作端末装置自身が,コマンドを解釈,実行するための汎用のコマンド実行環境が必要となる。上記文献1では「タブ・スクリプト」実行機能がそれにあたり,一般のPC用ブラウザ上に実装されているものもある。
【発明の開示】
【0005】
この発明は,操作端末装置が被制御装置を制御できるようにすることを目的とする。
【0006】
第1の発明によるコマンド・サーバは,被制御装置の制御コマンドを複数記憶する制御コマンド記憶装置,上記複数の制御コマンドの中から上記被制御装置を制御するコマンドを選択する画像を,操作端末装置の表示画面に表示する選択画像情報を記憶する選択画像情報記憶装置,上記操作端末装置から送信された制御リクエストを受信する制御リクエスト受信手段,上記制御リクエスト受信手段によって制御リクエストが受信されたことに応じて,受信した制御リクエストに対応した制御コマンドおよび選択画像情報を上記制御コマンド記憶装置および上記選択画像情報記憶装置から読み取る読み取り手段,ならびに上記読み取り手段によって読み取られた制御コマンドおよび選択画像情報を上記操作端末装置に送信する送信手段を備えていることを特徴とする。
【0007】
第1の発明は,上記コマンド・サーバに適した制御方法も提供している。すなわち,この方法は,被制御装置の制御コマンドを複数記憶し,上記複数の制御コマンドの中から上記被制御装置を制御するコマンドを選択する画像を,操作端末装置の表示画面に表示する選択画像情報を記憶し,上記操作端末装置から送信された制御リクエストを受信し,制御リクエストを受信したことに応じて,記憶されている複数の制御コマンドおよび選択画像情報の中から,受信した制御リクエストに対応した制御コマンドおよび選択画像情報を読み取り,読み取られた制御コマンドおよび選択画像情報を上記操作端末装置に送信するものである。
【0008】
第2の発明は上記操作端末装置についてのものである。すなわち,第2の発明による操作端末装置は,画像を表示する表示装置,制御リクエストをコマンド・サーバに送信する制御リクエスト送信手段,上記制御リクエスト送信手段から送信された制御リクエストに応じて上記コマンド・サーバから送信される被制御装置の複数の制御コマンドおよび上記制御コマンドを選択する画像を上記表示装置の表示画面に表示する選択画像情報を受信する受信手段,上記受信手段によって受信した選択画像情報にもとづいて制御コマンド選択画像を表示するように上記表示装置を制御する表示制御手段,上記表示制御手段によって制御された制御コマンド選択画像を用いて上記受信手段によって受信した複数の制御コマンドの中から所望の制御コマンドを選択する制御コマンド選択手段,および上記制御コマンド選択手段によって選択された制御コマンドを上記被制御装置に送信する制御コマンド送信手段を備えていることを特徴とする。
【0009】
第2の発明は,上記操作端末装置の制御方法も提供している。すなわち,この方法は,制御リクエストをコマンド・サーバに送信し,送信した制御リクエストに応じて上記コマンド・サーバから送信される被制御装置の複数の制御コマンドおよび上記制御コマンドを選択する画像を表示装置の表示画面に表示する選択画像情報を受信し,受信した選択画像情報にもとづいて制御コマンド選択画像を表示するように上記表示装置を制御し,制御された制御コマンド選択画像を用いて,受信した複数の制御コマンドの中から所望の制御コマンドを選択し,選択された制御コマンドを上記被制御装置に送信するものである。
【0010】
この発明によると,コマンド・サーバには被制御装置の制御コマンドが複数記憶されており,複数のコマンドの中から被制御装置を制御するコマンドを選択する画像を表示するための選択画像情報が記憶されている。制御コマンドと選択画像情報とは同一の記憶装置に記憶されてもよい。
【0011】
操作端末装置からコマンド・サーバに制御リクエストが送信され,その制御リクエストがコマンド・サーバにおいて受信される。受信された制御リクエストに対応した制御コマンドおよび選択画像情報がコマンド・サーバから読み取られる。読み取られた制御コマンドおよび選択画像情報がコマンド・サーバから操作端末装置に送信される。
【0012】
コマンド・サーバから送信された制御コマンドおよび選択画像情報が操作端末装置において受信されると,選択画像情報にもとづいて操作端末装置の表示装置に制御コマンド選択画像が表示される。表示された制御コマンド選択画像を用いて,受信した複数の制御コマンドの中から所望の制御コマンドが選択される。選択された制御コマンドが操作端末装置から被制御装置に送信される。被制御装置は操作端末装置から送信された制御コマンドに応じて制御される。操作端末装置によって被制御装置を制御できるようになる。
【実施例】
【0013】
図1は,この発明の実施例を示すもので,サーバ・システムの概要を示している。
【0014】
サーバ・システムは,互いに通信可能な操作端末装置1とコマンド・サーバ20とから構成されている。コマンド・サーバ20には,プリンタ(被制御装置)30が含まれている。もっとも,プリンタ20は,コマンド・サーバ20の外部に接続されるものでもよいのはいうまでもない。
【0015】
この実施例によるサーバ・システムにおいては,プリンタ30を制御するための制御コマンドがコマンド・サーバ20に記憶されている。この制御コマンドがコマンド・サーバ20から操作端末装置1に送信される。操作端末装置1において制御コマンドが受信されることにより,操作端末装置1によってプリンタ30を制御できるようになる。より詳しくは以下の説明によって明らかとなろう。
【0016】
図2は,コマンド・サーバ20の電気的構成を示すブロック図である。
【0017】
コマンド・サーバ20の全体の動作は,CPU21によって統括される。
【0018】
コマンド・サーバ20には,各種データを一時的に記憶等するメモリ22,コマンド・サーバ20の各種回路に電源を供給する電源回路23,操作端末装置1と通信するためのアンテナ25およびアンテナ25を用いてデータを送受信するための通信回路24が含まれている。
【0019】
また,コマンド・サーバ20には,受信したデータのうちコマンド・サーバ20に対するデータの内容を解析するためのサーバ用通信データ解析回路26,操作端末装置1においてユーザが操作するためのユーザ・インターフェイスを生成して記憶するためのUI(ユーザ・インターフェイス)記述情報生成/記憶回路27,上述したようにコマンド・サーバ20に含まれているプリンタ30の制御コマンドを生成して記憶するための制御コマンド生成/記憶回路28およびプリンタ30に対するデータの内容を解析するためのプリンタ用通信データ解析回路29が含まれている。
【0020】
図3は,操作端末装置1の電気的構成を示すブロック図である。
【0021】
操作端末装置1の全体の動作はCPU2によって統括される。
【0022】
操作端末装置1にも,メモリ3,電源回路4,アンテナ6および通信回路5が含まれている。
【0023】
また,操作端末装置1には,受信したデータの内容を解析する通信データ解析回路7,液晶表示装置9および液晶表示装置9を制御する表示制御回路8が含まれている。さらに,ボタン等11から入力した指令信号は,操作回路10を介してCPU2に入力する。
【0024】
また,操作端末装置1には,操作端末装置1から送信されたデータの中からプリンタ30の制御コマンドを識別して抽出する制御コマンド識別/抽出回路12および画像データが記憶されている画像ストレージ装置13が含まれている。
【0025】
上述したコマンド・サーバ20および操作端末装置1を構成する各回路はハードウエアにより構成されているが,ソフトウエアにより実現するようにしてもよいのはいうまでもない。
【0026】
図4および図5は,操作端末装置1とコマンド・サーバ20との処理手順を示すフローチャートである。
【0027】
この処理手順においては,操作端末装置1からの要求に応じて,コマンド・サーバ20においてHTMLコンテンツが生成される。このHTMLコンテンツの中に,プリンタ30を制御するコマンドが含まれる。操作端末装置1がプリンタ30の制御コマンドを認識できるので,操作端末装置1によってプリンタ30を制御できるようになる。コマンド・サーバ20から操作端末装置1には,HTMLコンテンツの他に画像ファイルも送信される。HTMLコンテンツと画像ファイルとからHTMLコンテンツにもとづいて,プリンタ30を制御するための指令を選択する選択画像が操作端末装置1において生成される。操作端末装置1のユーザは,選択画像を用いてプリンタ30に与えるべきコマンドを選択できる。選択されたコマンドが操作端末装置1からコマンド・サーバ20のプリンタ30に送信される。操作端末装置1から送信された制御コマンドにもとづいてプリンタ30が制御されるようになる。
【0028】
まず,操作端末装置1からコマンド・サーバ20にHTTP GET(制御リクエスト)(http://printer.local/command.cgi)を表すデータが送信される(ステップ41)。
【0029】
操作端末装置1から送信されたHTTP GETを表すデータがコマンド・サーバ20において受信されると(ステップ61),そのデータがコマンド・サーバ20のサーバ用通信データ解析回路26において解析される。解析された結果,受信したHTTP GETデータに対応したHTMLコンテンツが生成される(ステップ62)。このHTMLコンテンツには,UI記述情報生成回路27において生成される表示用HTML文書(選択画像情報)とプリンタ30の制御コマンドとが含まれている。生成されたHTMLコンテンツがコマンド・サーバ20から操作端末装置1に送信される(ステップ63)。
【0030】
図6は,最初に操作端末装置1に送信されるHTMLコンテンツの一例を示している。
【0031】
HTMLコンテンツの第1行は,HTMLコンテンツの開始を示している。第2行から第15行は,ヘッダ部分である。第16行から第23行は,ボディ部分(HTMLコンテンツ本体)である。第24行は,HTMLコンテンツの終了を示している。
【0032】
この実施例においては,ヘッダ部分にプリンタ30を制御するコマンドが記述される。また,ボディ部分に操作端末装置1の表示画面に表示される制御コマンド選択画像における座標位置に応じた機能が記述される。
【0033】
第2行から第15行のヘッダ部分の記述の詳細は,次の通りである。第2行は,ヘッダが開始することを示す。第3行は,コメントが開始することを示す。第4行は,バージョンである。第5行は,プリンタ制御コマンドが開始することを示す。第6行は,プリンタ制御コマンド本体が開始することを示す。第7行から第11行は,クリエイティブ・ジョブ・コマンド・パラメータの部分が記述され,それぞれの初期値が指定されている。第7行は,クリエイティブ・ジョブ・パラメータの記述が開始することを示す。第8行は,ドキュメント・フォーマット・パラメータであり,画像ファイルのフォーマットを示している。プリンタ30において自動認識させるモードであり,変更できず固定である。第9行は,コピー・パラメータであり,プリント枚数を示す。初期値は1枚に設定されている。第10行は,メディア・サイズ・パラメータであり,プリント30においてプリントする用紙の種類を示す。初期値はA4サイズである。第11行は,クリエイティブ・パラメータの終了を示す。第12行は,プリンタ制御コマンド本体の終了を示し,第13行は,プリンタ制御コマンドの終了を示し,第14行は,コメントの終了を示し,第15行は,ヘッダ部分の終了を示す。
【0034】
第16行から第23行のボディ部分の記述の詳細は,次の通りである。第16行は,ボディの開始を示す。第17行は,操作端末装置1に表示される制御コマンド選択画像のURL(uniform resource locator)を指定する。第18行は,マップの名前である。第19行から第21行は,制御コマンド選択画像におけるクリック可能領域の座標位置とそのクリック可能領域がクリックされた場合におけるリンク先とを示す。これらのクリック可能領域は,後述するようにコマンド・サーバ20か操作端末装置1に送信される画像ファイルによって表される画像を構成する各画像部分に対応している。
【0035】
第19行は,x=10,y=10およびx=150,y=110で囲まれる矩形領域がクリック可能領域であり,このクリック可能領域がクリックされることにより,http://printer.local/command_copies.cgi?stat=1_1で示されるプリント枚数を指定する画像にジャンプすることを規定する。すなわち,プリント枚数を指定する画像のリクエストがコマンド・サーバ20に送信され,そのそリクエストに応じて画像ファイル等が操作端末装置1に送信されることにより,操作端末装置1の表示画面にプリント枚数を指定する画像が表示される。第20行は,x=160,y=10およびx=300,y=110で囲まれる矩形領域がクリック可能領域であり,このクリック可能領域がクリックされることにより,http//printer.local/command_mediasize.cgi?stat=1.1で示されるプリント用紙を指定する画像にジャンプすることを規定する。第21行は,x=10,y=120およびx=150,y=220で囲まれる矩形領域がクリック可能領域であり,このクリック可能領域がクリックされることにより,HTMLコンテンツのヘッダ部分のコメント内で与えられたプリンタ制御コマンドをプリンタに送信し,プリンタからの応答メッセージ中から画像ファイルの送信先URLを取得し,その後プリント画像選択画像を表示してユーザにプリントすべき画像を選択させ,選択された画像を取得したURLに送信するための専用コマンドsend_createjobを実行するものである。
【0036】
第22行は,マップの終了を示し,第23行は,ボディの終了を示す。
【0037】
図4に戻って,コマンド・サーバ20から図6に示すHTMLコンテンツが送信されると,そのHTMLコンテンツが操作端末装置1において受信される(ステップ42)。すると,操作端末装置1からコマンド・サーバ20にHTTP GET(http://printer.local/1_1.jpg)が送信される(ステップ43)。
【0038】
操作端末装置1から送信されたHTTP GETがコマンド・サーバ20において受信されると(ステップ64),すでに送信したHTMLコンテンツに対応した初期選択画像を表す画像ファイルがUI記述情報生成回路28において生成される。生成された初期選択画像ファイルがコマンド・サーバ20から操作端末装置1に送信される(ステップ66)。
【0039】
コマンド・サーバから送信された初期選択画像ファイルが操作端末装置1において受信されると(ステップ44),操作端末装置1の表示装置9の表示画面には図7に示す初期選択画像80が表示される(ステップ45)。
【0040】
初期選択画像80には,プリント枚数を選択する場合にクリックされる画像部分81,プリント・サイズを選択する場合にクリックされる画像部分82およびプリント指令を与えるときにクリックされる画像部分83が含まれている。初期選択画像80は,すでに受信した図6に示すHTMLファイルのボディ部分の記述に対応したものである。画像部分81,画像部分82および画像部分83は,それぞれ,図6のHTMLファイルの第19行,第20行および第21行の記述にそれぞれ対応している。
【0041】
初期選択画像80のうち,画像部分81,82および83のうちいずれかの画像部分がクリックされることにより,ユーザによってプリンタ30の制御コマンドが選択される(ステップ46)。印刷コマンドが選択されなければ(ステップ47でNO),ステップ41から47およびステップ61から66の処理が繰り返される。ここでは,プリント・サイズを選択するために画像部分82がクリックされたものとする。
【0042】
操作端末装置1からコマンド・サーバ20に再びHTTP GET(http://printer.local/command_mediasize.cgi?stat=1_1))が送信され(ステップ41),コマンド・サーバ20において受信される(ステップ61)。受信したHTTP GETに対応してプリント用紙種類選択画像用HTMLコンテンツが生成され(ステップ62),生成されたHTMLコンテンツがコマンド・サーバ20から操作端末装置1に送信される(ステップ63)。
【0043】
図8は,プリント用紙種類選択画像用HTMLコンテンツの内容を示している。
【0044】
このプリント用紙種類選択画像用HTMLコンテンツには,図6に示すHTMLコンテンツと異なり,ヘッダ部分は含まれていない。
【0045】
HTMLコンテンツの第2行が制御コマンド選択画像URLの指定を記述している。第5行から第10行には,制御コマンド選択画像の各画像部分におけるクリック可能領域とのそのリンク先がそれぞれ記述されている。
【0046】
図4に戻って,コマンド・サーバ20から送信されたHTMLコンテンツが操作端末装置1において受信されると(ステップ42),操作端末装置1からコマンド・サーバ20にHTTP GET(http://printer.local/imshr/mediasize.jpg)が送信される(ステップ43)。コマンド・サーバ20において,HTTP GETが受信されると(ステップ64),受信したHTTP GETに対応したプリント用紙種類選択画像ファイルが生成され(ステップ65),コマンド・サーバ20から操作端末装置1に送信される(ステップ66)。プリント用紙種類選択画像ファイルが操作端末装置1において受信されると(ステップ44),操作端末装置1の表示装置9の表示画面には図9に示すプリント用紙種類選択画像90が表示される(ステップ45)。
【0047】
図9を参照して,プリント用紙種類選択画像90には,プリント用紙としてA4の用紙を選択する場合にクリックされる画像部分91,B4の用紙を選択する場合にクリックされる画像部分92,写真のLサイズに相当する用紙を選択する場合にクリックされる画像部分93,写真の2Lサイズに相当する用紙を選択する場合にクリックされる画像部分94,はがきサイズを選択する場合にクリックされる画像部分95およびシールを選択する場合にクリックされる画像部分96が含まれている。プリント用紙種類選択画像90も,すでに受信した図8に示すHTMLファイルのボディ部分の記述に対応したものである。画像部分91から96は,図8に示すHTMLファイルの第5行から第10行の記述にそれぞれ対応している。
【0048】
プリント用紙種類選択画像90の画像部分91から96のうち,いずれかの画像部分がクリックされることにより,ユーザによって,プリントすべき画像の用紙を選択する制御コマンドが選択される(ステップ46)。ここでは,ユーザによってはがきサイズを選択するために画像部分95がクリックされたものとする(ステップ47でNO)。
【0049】
操作端末装置1からコマンド・サーバ20に再びHTTP GET(http://printer.local/command.cgi?stat=1_5)が送信され(ステップ41),コマンド・サーバ20において受信される(ステップ61)。受信したHTTP GETに対応して制御コマンド選択画像用HTMLコンテンツが生成され(ステップ62),生成されたHTMLコンテンツがコマンド・サーバ20から操作端末装置1に送信される(ステップ63)。
【0050】
図10は,制御コマンド選択画像用HTMLコンテンツの内容を示している。
【0051】
この制御コマンド選択画像用HTMLコンテンツにおいては,その第10行にユーザによって選択されたはがきサイズが記述されている。そのほかの内容は,図6に示すものと同じであるため重複説明を省略する。
【0052】
図4に戻って,コマンド・サーバ20から送信されたHTTPコンテンツが操作端末装置1において受信されると(ステップ42),操作端末装置1からコマンド・サーバ20にHTTP GET(http://printer.local/image/1_5.jpg)が送信される(ステップ43)。コマンド・サーバ20において,HTTP GETが受信されると(ステップ64),受信したHTTP GETに対応した制御コマンド選択画像ファイルが生成され(ステップ65),コマンド・サーバ20から操作端末装置1に送信される(ステップ66)。制御コマンド選択画像ファイルが操作端末装置1において受信されると(ステップ44),操作端末装置1の表示装置9の表示画面には図11に示す制御コマンド選択画像100が表示される(ステップ45)。
【0053】
制御コマンド選択画像100には,プリント枚数を変更する場合にクリックされる画像部分101,プリント・サイズを変更する場合にクリックされる画像部分102およびプリント指令を与える場合にクリックされる画像部分103が含まれている。制御コマンド選択画像100もすでに受信したHTMLファイルのボディ部分の記述に対応したものである。画像部分101,102および103は,図10に示すHTMLファイルの第19行,第20行および第21行の記述にそれぞれ対応している。
【0054】
画像部分103がクリックされると印刷コマンドが選択されたものとして(ステップ47でYES),HTTP POST送信処理が行われる。この結果,図12に示すUPnP PrintBasic CreateJob()メッセージがコマンド・サーバ20のプリンタ30宛に送信される(ステップ48)。このメッセージの内容は,印刷コマンドが選択される直前にコマンド・サーバ20から操作端末装置1に送信されたHTMLコンテンツに含まれている制御コマンド(図10第4行から第13行)と同じものである。したがって,コマンド・サーバ20から送信されたHTMLコンテンツは操作端末装置1において記憶されていることはいうまでもない。記憶されているHTMLコンテンツの中からプリンタ30の制御コマンドが制御コマンド情報識別/抽出回路12によって抽出され,HTTP POST送信処理においてメッセージとしてプリンタ30宛に送信される。
【0055】
HTTP POST送信処理におけるメッセージがコマンド・サーバ20において受信されると(ステップ67),コマンド・サーバ20においてHTTPレスポンス処理が行われ,図13に示すUPnP PrintBasic CreateJob Response()メッセージがコマンド・サーバ20から操作端末装置1に送信される(ステップ68)。HTTPレスポンス処理において操作端末装置1に送信されるメッセージは,HTTP POST処理においてコマンド・サーバ20に送信されるメッセージと比較して第5行および第6行の記述が異なっている。
【0056】
図13を参照して,第5行はプリント・ジョブのIDを示し,第6行はプリントすべき画像を表す画像ファイルの送信先を示している。操作端末装置1が画像ファイルの送信先を認識するようになる。
【0057】
図5に戻って,コマンド・サーバ20から送信されたメッセージが送信先端末装置1において受信されると(ステップ49),操作端末装置1の表示装置9の表示画面には図14に示すようにプリント画像選択画像110が表示される(ステップ50)。
【0058】
プリント画像選択画像110には多数の画像表示領域111が含まれている。これらの画像表示領域111に,画像ストレージ13に格納されている画像ファイルによって表される画像が表示される。プリント画像選択画像110の下部には,もどる領域112,決定領域113およびすすむ領域114が規定されている。プリントすべき画像が画像表示領域111の中にあった場合には,その画像が表示されている領域111がクリックされる。その後,決定領域113がクリックされることにより,プリントすべき画像が決定される。もどる領域112は,前の駒のプリント画像選択画像110に戻る場合にクリックされる領域である。すすむ領域114は,次の駒のプリント画像選択画像110に進む場合にクリックされる領域である。
【0059】
プリントすべき画像が選択され(ステップ51),決定領域113がクリックされると,HTTP POST処理にもとづいて,選択された画像を表す画像ファイルが操作端末装置1からコマンド・サーバ20に送信される(ステップ52)。操作端末装置1から送信された画像ファイルがコマンド・サーバ20において受信されると,受信した旨を示すコードがHTTPレスポンスにしたがってコマンド・サーバ20から操作端末装置1に送信される(ステップ70)。送信されたコードが操作端末装置1において受信される(ステップ53)。また,受信した画像ファイルによって表される画像が,画像端末装置1から送信されたUPnP PrintBasic CreateJob()メッセージによって規定されるプリント・サイズでプリント枚数分だけプリンタ30によってプリントされる(ステップ71)。
【0060】
このようにして,操作端末装置1がプリンタ30の制御コマンドを認識していなかった場合でもプリンタ30を制御できるようになる。たとえば,操作端末装置1のユーザが操作端末装置1を持参してプリンタ30を有している友人等の家に行き,操作端末装置1に格納されている画像ファイルによって表される画像を友人等が有しているプリンタ30を用いてプリントできるようになる。
【0061】
図15から図20は他の実施例を示すものである。
【0062】
この実施例においては,制御コマンドがコンポーネントごと(プリント枚数についての制御コマンド,プリント・サイズの制御コマンドなど制御コマンドの種類ごと)にHTMLコンテンツに記述されて操作端末装置1に送信されるものである。
【0063】
上述したように,コマンド・サーバ20から操作端末装置1に図15に示すHTMLコンテンツが送信される。
【0064】
図15に示すHTMLコンテンツの第4行から第8行は制御コマンドの先頭コンポーネントであり,図6に示すHTMLコンテンツの第4行から第8行と同じものである。図15に示すHTMLコンテンツには,図6に示すHTMLコンテンツと異なりコピー・パラメータ(図6の第9行)およびメディア・サイズ・パラメータ(図6の第10行)は,含まれていない。
【0065】
図15に示すHTMLコンテンツの第14行から第19行は,初期画像(図16参照)に含まれる各画像部分の機能を示している。第14行は,x=10,y=10およびx=150,y=60で囲まれる矩形領域がクリック可能領域であり,このクリック可能領域がクリックされることにより,リンク先にジャンプされることを示している。第15行から第19行も同様に,それぞれの行において規定される矩形領域がクリック可能領域であり,それぞれのクリック可能領域がクリックされることにより,リンク先にジャンプされることを示している。このようなHTMLコンテンツと図16に示す画像を表す画像ファイルがコマンド・サーバ20から操作端末装置1に送信される。
【0066】
図15に示すHTMコンテンツと図16に示す画像を表す画像ファイルがコマンド・サーバ1から送信され,操作端末装置20において受信されると,操作端末装置20の表示装置9の表示画面には図16に示す初期画像120が表示される。
【0067】
図16を参照して,初期画像120には,プリント枚数として1枚,2枚,3枚,4枚,5枚および6枚を選択する画像部分111,112,113,114,115および116が含まれている。いずれかの画像部分が操作端末装置1のユーザによってクリックされることに応じて,次の処理に移行する。ここでは,画像部分114がクリックされてプリント枚数として4枚が選択されたものとする。
【0068】
ユーザによって画像部分114がクリックされると,図17に示すHTMLコンテンツと図9に示す画像を表す画像ファイルがコマンド・サーバ20から操作端末装置1に送信される。
【0069】
図17を参照してHTMLコンテンツの第4行には制御コマンドのうち画像のプリント枚数が規定されている(図6の第9行に相当する)。第10行から第15行は,図9に示す画像90の各画像部分91,92,93,94,95および96に対応してそれぞれの画像部分がクリック可能領域であることおよびそれらのクリック可能領域のジャンプ先が記述されている。
【0070】
図17に示すHTMLコンテンツと図9に示す画像を表す画像ファイルが操作端末装置1において受信されると,操作端末装置1の表示装置9の表示画面に図9に示す画像が表示される。操作端末装置1のユーザによって画像部分93がクリックされ,プリント・サイズとして写真のLサイズ相当のものが選択されたものとする。
【0071】
ユーザによって画像部分93がクリックされると,図18に示すHTMLコンテンツと図19に示す画像を表す画像ファイルがコマンド・サーバ20から操作端末装置1に送信される。
【0072】
図18を参照してHTMLコンテンツの第4行には制御コマンドのうちプリント用紙種類が規定されている(プリント用紙種類指定コンポーネント)。第5行から第7行には制御コマンドの末尾コンポーネントが規定されている。この末尾コンポーネントは,図6に示すHTMLコンポーネントの第11行から第13行に対応している。第10行から第16行は,図19に示す画像の画像部分の機能を示している。
【0073】
図18に示すHTMLファイルおよび図19に示す画像を表す画像ファイルが操作端末装置1において受信されると,操作端末装置1の表示装置9の表示画面には図19に示す確認画像130が表示される。確認画像130には,選択されたプリント枚数およびプリント・サイズでよい場合にユーザによってクリックされる画像部分131および選択されたプリント枚数およびプリント・サイズの選択をやりなおす場合にユーザによってクリックされる画像部分132が含まれている。HTMLファイルの第13行および第14行は,図19に示す確認画像130の各画像部分131および132に対応して,それぞれの画像部分がクリック可能領域であることおよびそれらのクリック可能領域のジャンプ先が記述されている。操作端末装置1のユーザによって画像部分131がクリックされると,操作端末装置1には,図20に示すHTMLファイルが記憶されることとなる。図20に示すHTMLファイルにはユーザによって選択されたプリンタ30のすべての制御コマンドが記述されている。図20に示すHTMLコンテンツの第1行から第5行は図15に示すHTMLコンテンツの第4行から第8行に該当し,第6行は図17のHTMLコンテンツの第4行に該当し,第7行から第10行は図18のHTMLコンテンツの第4行から第7行に該当する。
【0074】
図20に示すHTMLコンテンツおよび操作端末装置1のユーザによって選択された画像を表す画像ファイルが操作端末装置1からコマンド・サーバ20のプリンタ30に送信されることにより,ユーザによって選択されたプリント枚数およびプリント・サイズでユーザによって選択された画像がプリントされることとなる。
【0075】
このように,制御コマンドをコンポーネントごとにコマンド・サーバ20から操作画像端末装置1に送信するようにすることもできる。
【0076】
コマンド・サーバ20から操作端末装置1に送信される制御コマンドのうち,未送信の制御コマンドが送信されるようにしてもよい。
【0077】
図21は,コマンド・サーバ20から操作端末装置1に送信されるHTMLコンテンツの一例である。前回に操作端末装置1に送信した制御コマンドと今回に操作端末装置1に送信する制御コマンドとの相異している部分の制御コマンドを操作端末装置1に送信するものである。
【0078】
このHTMLコンテンツは,未送信の制御コマンドをコマンド・サーバ20から操作端末装置20に送信できるものである。図6に示すHTMLコンテンツがすでに操作端末装置20に送信されており,図6に示すHTMLコンテンツに含まれる制御コマンドの第7行(HTMLコンテンツの第10行)のメディア・サイズ・パラメータを変更するものとする。
【0079】
図21に示すHTMLコンテンツの第4行は,前回に操作端末装置1に送信されたHTMLコンテンツ(図6に示すHTMLコンテンツ)に含まれる制御コマンドの第7行(HTMLコンテンツの第10行)の記述を削除する旨が記述されている。そして,HTMLコンテンツの第5行に,前回に操作端末装置1に送信されたHTMLコンテンツに含まれる制御コマンドの第7行にメディア・サイズ・パラメータを挿入すべきことおよびその挿入されるべきメディア・サイズ・パラメータが記述されている。
【0080】
図21に示すHTMLファイルが操作端末装置1に送信されることにより,必要な未送信の制御コマンドをコマンド・サーバ20から操作端末装置1に送信することができる。操作端末装置1において,コマンド・サーバ20から順次送信される制御コマンドが記憶され,最終的に図20に示すようなプリンタ30の制御コマンドが得られる。得られた制御コマンドが操作端末装置1から,コマンド・サーバ20のプリンタ30に与えられることにより,ユーザによって選択されたプリント枚数およびサイズで画像がプリントされる。
【図面の簡単な説明】
【0081】
【図1】この発明の実施例を示すもので,サーバ・システムの概要である。
【図2】コマンド・サーバの電気的構成を示すブロック図である。
【図3】操作端末装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】操作端末装置とコマンド・サーバとの処理手順に一部を示すフローチャートである。
【図5】操作端末装置とコマンド・サーバとの処理手順に一部を示すフローチャートである。
【図6】HTMLコンテンツの一例である
【図7】操作端末装置に表示される画像の一例である。
【図8】HTMLコンテンツの一例である。
【図9】操作端末装置に表示される画像の一例である。
【図10】HTMLコンテンツの一例である。
【図11】操作端末装置に表示される画像の一例である。
【図12】HTMLコンテンツの一例である。
【図13】HTMLコンテンツの一例である。
【図14】操作端末装置に表示される画像の一例である。
【図15】HTMLコンテンツの一例である。
【図16】操作端末装置に表示される画像の一例である。
【図17】HTMLコンテンツの一例である。
【図18】HTMLコンテンツの一例である。
【図19】操作端末装置に表示される画像の一例である。
【図20】HTMLコンテンツの一例である。
【図21】HTMLコンテンツの一例である。
【符号の説明】
【0082】
1 操作端末装置
2,21 CPU
5,24 通信回路
6,25 アンテナ
8 表示制御回路
9 液晶表示装置
11 ボタン等
27 UI記述情報生成/記憶回路(選択画像情報記憶装置)
28 制御コマンド生成/記憶回路(制御コマンド記憶装置)
30 プリンタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被制御装置の制御コマンドを複数記憶する制御コマンド記憶装置,
上記複数の制御コマンドの中から上記被制御装置を制御するコマンドを選択する画像を,操作端末装置の表示画面に表示する選択画像情報を記憶する選択画像情報記憶装置,
上記操作端末装置から送信された制御リクエストを受信する制御リクエスト受信手段,
上記制御リクエスト受信手段によって制御リクエストが受信されたことに応じて,受信した制御リクエストに対応した制御コマンドおよび選択画像情報を上記制御コマンド記憶装置および上記選択画像情報記憶装置から読み取る読み取り手段,ならびに
上記読み取り手段によって読み取られた制御コマンドおよび選択画像情報を上記操作端末装置に送信する送信手段,
を備えたコマンド・サーバ。
【請求項2】
上記コマンド・サーバの送信手段が,前回に上記操作端末装置に送信した制御コマンドと今回に上記操作端末装置に送信する制御コマンドとの相異している部分の制御コマンドを上記操作端末装置に送信するものである,
請求項1に記載のコマンド・サーバ。
【請求項3】
上記コマンド・サーバの送信手段から送信される上記選択画像情報がHTML文書形式で記述され,かつ上記制御コマンドが上記HTML文書形式におけるコメントとして記述されている,
請求項1に記載のコマンド・サーバ。
【請求項4】
画像を表示する表示装置,
制御リクエストをコマンド・サーバに送信する制御リクエスト送信手段,
上記制御リクエスト送信手段から送信された制御リクエストに応じて上記コマンド・サーバから送信される被制御装置の複数の制御コマンドおよび上記制御コマンドを選択する画像を上記表示装置の表示画面に表示する選択画像情報を受信する受信手段,
上記受信手段によって受信した選択画像情報にもとづいて制御コマンド選択画像を表示するように上記表示装置を制御する表示制御手段,
上記表示制御手段によって制御された制御コマンド選択画像を用いて上記受信手段によって受信した複数の制御コマンドの中から所望の制御コマンドを選択する制御コマンド選択手段,および
上記制御コマンド選択手段によって選択された制御コマンドを上記被制御装置に送信する制御コマンド送信手段,
を備えた操作端末装置。
【請求項5】
請求項1に記載の上記コマンド・サーバと請求項1に記載の上記被制御装置とを含むコマンド・サーバであり,
上記被制御装置が,上記操作端末装置から送信される制御コマンドを受信する制御コマンド受信手段を備え,
上記被制御装置の制御コマンド受信手段と上記コマンド・サーバの制御リクエストの受信手段とが共通である,
コマンド・サーバ。
【請求項6】
被制御装置の制御コマンドを複数記憶し,
上記複数の制御コマンドの中から上記被制御装置を制御するコマンドを選択する画像を,操作端末装置の表示画面に表示する選択画像情報を記憶し,
上記操作端末装置から送信された制御リクエストを受信し,
制御リクエストを受信したことに応じて,記憶されている複数の制御コマンドおよび選択画像情報の中から,受信した制御リクエストに対応した制御コマンドおよび選択画像情報を読み取り,
読み取られた制御コマンドおよび選択画像情報を上記操作端末装置に送信する,
コマンド・サーバの制御方法。
【請求項7】
制御リクエストをコマンド・サーバに送信し,
送信した制御リクエストに応じて上記コマンド・サーバから送信される被制御装置の複数の制御コマンドおよび上記制御コマンドを選択する画像を表示装置の表示画面に表示する選択画像情報を受信し,
受信した選択画像情報にもとづいて制御コマンド選択画像を表示するように上記表示装置を制御し,
制御された制御コマンド選択画像を用いて,受信した複数の制御コマンドの中から所望の制御コマンドを選択し,
選択された制御コマンドを上記被制御装置に送信する,
操作端末装置の制御方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate


【公開番号】特開2006−31502(P2006−31502A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−211010(P2004−211010)
【出願日】平成16年7月20日(2004.7.20)
【出願人】(000005201)富士写真フイルム株式会社 (7,609)
【Fターム(参考)】