説明

コンテンツ配信制御サーバ、方法及びプログラム

【課題】ユーザ端末が追加機能ソフトウェアやハードウェア等の新たな資源を必要とすることなく、複数のユーザ端末がコンテンツサーバの処理能力を超えない範囲内でコンテンツサーバから一斉にコンテンツを取得することができるようにするコンテンツ配信制御サーバ、方法及びプログラムを提供すること。
【解決手段】コンテンツ配信制御サーバ10は、取得実行台数を算出し、算出した取得実行台数のユーザ端末20を決定し、決定したユーザ端末20に対して、コンテンツ取得開始指示を送信し、コンテンツの取得を完了したユーザ端末20から、コンテンツ取得完了通知を受信し、ユーザ端末20の取得進行状態を管理し、取得進行状態に基づいて、所定の時間内にコンテンツ取得完了通知を受信するユーザ端末20の台数が最大になるように取得実行台数を算出し、算出した取得実行台数のユーザ端末20にコンテンツ取得開始指示を送信するように制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ配信サービスにおけるコンテンツ配信制御サーバ、方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、スマートフォンやタブレット等、高機能なモバイル端末の出現にともない、これらのユーザ端末をセカンドスクリーンとして利用することで、地上波やケーブルテレビをはじめとする放送映像配信時に、関連コンテンツを当該ユーザ端末上に表示させるという要望が出始めている。これにより、視聴者に対しては付加価値情報の提供を、コンテンツ配信事業者に対しては、視聴者をネットショップ等に容易に導ける新たな手段の提供を可能とする。
【0003】
このようなサービスでは、同じサービスを受けるグループを構成するユーザ数が膨大になる状況が想定される。実際に、端末がコンテンツサーバにほぼ同時にアクセスすると、コンテンツサーバにおける急激な負荷上昇に伴い、コンテンツ配信にかかる時間の極端な増加や、コンテンツサーバの停止といった問題が発生する。
【0004】
このような問題を解決する技術を開示する特許文献1が知られている。特許文献1では、ユーザ端末からコンテンツサーバへのコンテンツ要求を厳密に解析することなく、ユーザ端末とコンテンツサーバとの間に確立される通信セッション数をコンテンツサーバの処理能力以下に規制することを可能とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−199759号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示された通信セッション規制装置は、ユーザ端末からコンテンツサーバへの発信動作をユーザ端末内で一度保留する必要があり、ユーザ端末上に専用アプリやプラグイン等の機能が必要である。さらに、通信のタイミングが放送波で通知されるため、ワンセグ等の受信アンテナが必要である。
【0007】
そこで、ユーザ端末が追加機能ソフトウェアやハードウェア等の新たな資源を必要とすることなく、複数のユーザ端末がコンテンツサーバの処理能力を超えない範囲内で一斉にコンテンツを取得することができ、コンテンツサーバへのアクセス集中による負荷がコンテンツサーバの処理能力を超えることを防ぐ装置及び方法が望まれている。
【0008】
本発明は、ユーザ端末が追加機能ソフトウェアやハードウェア等の新たな資源を必要とすることなく、複数のユーザ端末がコンテンツサーバの処理能力を超えない範囲内でコンテンツサーバから一斉にコンテンツを取得することができるようにするコンテンツ配信制御サーバ、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
具体的には、以下のような解決手段を提供する。
(1) コンテンツを取得する機能を実装したユーザ端末に、コンテンツを配信するコンテンツサーバからコンテンツを取得するように指示するコンテンツ配信制御サーバであって、コンテンツの取得を実行する前記ユーザ端末の台数である取得実行台数を算出する取得実行台数算出手段と、前記取得実行台数算出手段により算出された前記取得実行台数の前記ユーザ端末を決定するユーザ端末決定手段と、前記ユーザ端末決定手段により決定された前記ユーザ端末に対して、コンテンツ取得開始指示を送信するコンテンツ取得要求送信手段と、前記コンテンツ取得開始指示に基づいて前記コンテンツサーバからコンテンツの取得を完了した前記ユーザ端末から、コンテンツ取得完了通知を受信するコンテンツ取得応答受信手段と、前記コンテンツ取得要求送信手段によって前記コンテンツ取得開始指示を送信した時刻と、前記コンテンツ取得応答受信手段によって前記コンテンツ取得完了通知を受信した時刻とを前記ユーザ端末ごとに取得進行状態記憶手段に記憶させ、前記ユーザ端末の取得進行状態を管理する状態管理手段と、前記状態管理手段により前記取得進行状態記憶手段に記憶された前記取得進行状態に基づいて、所定の時間内に前記コンテンツ取得完了通知を受信する前記ユーザ端末の台数が最大になるように前記取得実行台数算出手段に前記取得実行台数を算出させ、算出させた前記取得実行台数の前記ユーザ端末に前記コンテンツ取得開始指示を送信するように前記ユーザ端末決定手段と前記コンテンツ取得要求送信手段とを制御する指示制御手段と、を備えるコンテンツ配信制御サーバ。
【0010】
(1)の構成によれば、本発明に係るコンテンツ配信制御サーバは、コンテンツの取得を実行するユーザ端末の台数である取得実行台数を算出し、算出した取得実行台数のユーザ端末を決定し、決定したユーザ端末に対して、コンテンツ取得開始指示を送信する。次に、コンテンツ配信制御サーバは、コンテンツ取得開始指示に基づいてコンテンツサーバからコンテンツの取得を完了したユーザ端末から、コンテンツ取得完了通知を受信する。コンテンツ配信制御サーバは、コンテンツ取得開始指示を送信した時刻と、コンテンツ取得完了通知を受信した時刻とをユーザ端末ごとに取得進行状態記憶手段に記憶させ、ユーザ端末の取得進行状態を管理し、取得進行状態記憶手段に記憶させた取得進行状態に基づいて、所定の時間内にコンテンツ取得完了通知を受信するユーザ端末の台数が最大になるように取得実行台数を算出し、算出した取得実行台数のユーザ端末にコンテンツ取得開始指示を送信するように制御する。
【0011】
すなわち、本発明に係るコンテンツ配信制御サーバは、コンテンツサーバからコンテンツを取得するユーザ端末の取得実行台数を、ユーザ端末の取得進行状態に基づいて算出する。
したがって、本発明に係るコンテンツ配信制御サーバは、ユーザ端末が追加機能ソフトウェアやハードウェア等の新たな資源を必要とすることなく、複数のユーザ端末がコンテンツサーバの処理能力を超えない範囲内で一斉にコンテンツを取得することができるようにする。
【0012】
(2) 前記指示制御手段は、一定時間ごとに、前記取得進行状態記憶手段に記憶された前記取得進行状態に基づいて、前記取得実行台数算出手段に前記取得実行台数を算出させる、(1)に記載のコンテンツ配信制御サーバ。
【0013】
したがって、(2)に係るコンテンツ配信制御サーバは、一定時間ごとに、取得実行台数を算出し、複数のユーザ端末がコンテンツサーバの処理能力を超えない範囲内で一斉にコンテンツを取得することができるようにする。
【0014】
(3) 前記指示制御手段は、前記コンテンツ取得応答受信手段により受信した前記コンテンツ取得完了通知の件数が一定の件数以上になるごとに、前記取得進行状態記憶手段に記憶された前記取得進行状態に基づいて、前記取得実行台数算出手段に前記取得実行台数を算出させる、(1)に記載のコンテンツ配信制御サーバ。
【0015】
したがって、(3)に係るコンテンツ配信制御サーバは、コンテンツ取得完了をしたユーザ端末の件数が一定の件数以上になるごとに、取得実行台数を算出し、複数のユーザ端末がコンテンツサーバの処理能力を超えない範囲内で一斉にコンテンツを取得することができるようにする。
【0016】
(4) 前記指示制御手段は、前記コンテンツ取得開始指示を送信した時刻と、前記コンテンツ取得完了通知を受信した時刻とに基づいて、前記ユーザ端末ごとに、取得したコンテンツの単位容量に対するコンテンツ取得にかかる取得時間を算出し、算出した取得時間に基づいて、前記取得実行台数算出手段に前記取得実行台数を算出させる、(2)又は(3)に記載のコンテンツ配信制御サーバ。
【0017】
したがって、(4)に係るコンテンツ配信制御サーバは、取得したコンテンツの単位容量に対する取得時間に基づいて取得実行台数を算出し、複数のユーザ端末がコンテンツサーバの処理能力を超えない範囲内で一斉にコンテンツを取得することができるようにする。
【0018】
(5) 前記コンテンツは、ダウンロードが完了するとコンテンツ取得完了通知を送信するスクリプトを含む、(1)から(4)に記載のコンテンツ配信制御サーバ。
【0019】
したがって、(5)に係るコンテンツ配信制御サーバは、ユーザ端末が追加機能ソフトウェアやハードウェア等の新たな資源を必要とすることなく、コンテンツを取得することができるようにする。
【0020】
(6) コンテンツを取得する機能を実装したユーザ端末に、コンテンツを配信するコンテンツサーバからコンテンツを取得するように指示するコンテンツ配信制御サーバが実行する方法であって、コンテンツの取得を実行する前記ユーザ端末の台数である取得実行台数を算出する取得実行台数算出ステップと、前記取得実行台数算出ステップにより算出された前記取得実行台数の前記ユーザ端末を決定するユーザ端末決定ステップと、前記ユーザ端末決定ステップにより決定された前記ユーザ端末に対して、コンテンツ取得開始指示を送信するコンテンツ取得要求送信ステップと、前記コンテンツ取得開始指示に基づいて前記コンテンツサーバからコンテンツの取得を完了した前記ユーザ端末から、コンテンツ取得完了通知を受信するコンテンツ取得応答受信ステップと、前記コンテンツ取得要求送信ステップによって前記コンテンツ取得開始指示を送信した時刻と、前記コンテンツ取得応答受信ステップによって前記コンテンツ取得完了通知を受信した時刻とを前記ユーザ端末ごとに取得進行状態記憶手段に記憶させ、前記ユーザ端末の取得進行状態を管理する状態管理ステップと、前記状態管理ステップにより前記取得進行状態記憶手段に記憶された前記取得進行状態に基づいて、所定の時間内に前記コンテンツ取得完了通知を受信する前記ユーザ端末の台数が最大になるように前記取得実行台数算出ステップに前記取得実行台数を算出させ、算出させた前記取得実行台数の前記ユーザ端末に前記コンテンツ取得開始指示を送信するように前記ユーザ端末決定ステップと前記コンテンツ取得要求送信ステップとを制御する指示制御ステップと、を備える方法。
【0021】
したがって、(6)に係る方法は、(1)と同様の効果を奏することができる。
【0022】
(7) 前記指示制御ステップは、一定時間ごとに、前記取得進行状態記憶手段に記憶された前記取得進行状態に基づいて、前記取得実行台数算出ステップに前記取得実行台数を算出させる、(6)に記載の方法。
【0023】
したがって、(7)に係る方法は、(2)と同様の効果を奏することができる。
【0024】
(8) 前記指示制御ステップは、前記コンテンツ取得応答受信ステップにより受信した前記コンテンツ取得完了通知の件数が一定の件数以上になるごとに、前記取得進行状態記憶手段に記憶された前記取得進行状態に基づいて、前記取得実行台数算出ステップに前記取得実行台数を算出させる、(6)に記載の方法。
【0025】
したがって、(8)に係る方法は、(3)と同様の効果を奏することができる。
【0026】
(9) 前記指示制御ステップは、前記コンテンツ取得開始指示を送信した時刻と、前記コンテンツ取得完了通知を受信した時刻とに基づいて、前記ユーザ端末ごとに、取得したコンテンツの単位容量に対するコンテンツ取得にかかる取得時間を算出し、算出した取得時間に基づいて、前記取得実行台数算出ステップに前記取得実行台数を算出させる、(7)又は(8)に記載の方法。
【0027】
したがって、(9)に係る方法は、(4)と同様の効果を奏することができる。
【0028】
(10) コンテンツを取得する機能を実装したユーザ端末に、コンテンツを配信するコンテンツサーバからコンテンツを取得するように指示するコンテンツ配信制御サーバに実行させるプログラムであって、コンテンツの取得を実行する前記ユーザ端末の台数である取得実行台数を算出する取得実行台数算出ステップと、前記取得実行台数算出ステップにより算出された前記取得実行台数の前記ユーザ端末を決定するユーザ端末決定ステップと、前記ユーザ端末決定ステップにより決定された前記ユーザ端末に対して、コンテンツ取得開始指示を送信するコンテンツ取得要求送信ステップと、前記コンテンツ取得開始指示に基づいて前記コンテンツサーバからコンテンツの取得を完了した前記ユーザ端末から、コンテンツ取得完了通知を受信するコンテンツ取得応答受信ステップと、前記コンテンツ取得要求送信ステップによって前記コンテンツ取得開始指示を送信した時刻と、前記コンテンツ取得応答受信ステップによって前記コンテンツ取得完了通知を受信した時刻とを前記ユーザ端末ごとに取得進行状態記憶手段に記憶させ、前記ユーザ端末の取得進行状態を管理する状態管理ステップと、前記状態管理ステップにより前記取得進行状態記憶手段に記憶された前記取得進行状態に基づいて、所定の時間内に前記コンテンツ取得完了通知を受信する前記ユーザ端末の台数が最大になるように前記取得実行台数算出ステップに前記取得実行台数を算出させ、算出させた前記取得実行台数の前記ユーザ端末に前記コンテンツ取得開始指示を送信するように前記ユーザ端末決定ステップと前記コンテンツ取得要求送信ステップとを制御する指示制御ステップと、を備えるプログラム。
【0029】
したがって、(10)に係るプログラムは、(1)と同様の効果を奏することができる。
【発明の効果】
【0030】
本発明によれば、ユーザ端末が追加機能ソフトウェアやハードウェア等の新たな資源を必要とすることなく、複数のユーザ端末がコンテンツサーバの処理能力を超えない範囲内でコンテンツサーバから一斉にコンテンツを取得することができるようになる。さらに、本発明によれば、コンテンツサーバへのアクセス集中による負荷がコンテンツサーバの処理能力を超えることを防ぎ、コンテンツサーバの負荷状態を推測しながら、過負荷にならない程度にユーザ端末を自律的に制御し、アクセスさせるようにすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の一実施形態におけるコンテンツ配信システムの概要を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るコンテンツ配信制御サーバの動作概要を説明する図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るコンテンツ配信制御サーバの機能構成を示す機能ブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る取得進行状態DBの例を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るコンテンツ配信制御サーバの動作を、ユーザ端末と、コンテンツサーバ30との動作と共に示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。
【0033】
図1は、本発明の一実施形態におけるコンテンツ配信システム1の概要を示す図である。コンテンツ配信システム1は、コンテンツ配信制御サーバ10と、ユーザ端末20a,・・・,20z(以下、ユーザ端末を区別しない場合にユーザ端末20という。)と、コンテンツサーバ30とが、インターネット70に接続されている。コンテンツ配信制御サーバ10は、ユーザ端末20に対して、コンテンツ取得を指示する。例えば、コンテンツ配信制御サーバ10は、放送番組を視聴していることを示すログインをしているユーザ端末20に対して、その放送番組に関連するコンテンツ(例えば、ドラマの出演者の情報等)を配信する配信時刻を記憶するシナリオに基づいて、コンテンツ取得を指示する。ユーザ端末20は、コンテンツ配信制御サーバ10から受信したコンテンツ取得指示に従って、コンテンツサーバ30にアクセスし、コンテンツを取得する。ユーザ端末20は、コンテンツの取得を完了すると、コンテンツ配信制御サーバ10に対して、コンテンツの取得完了を通知する。
【0034】
コンテンツ配信制御サーバ10と、ユーザ端末20と、コンテンツサーバ30との間の通信は、汎用的なブラウザを用いて、全てHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)により実行される。
【0035】
図2は、本発明の一実施形態に係るコンテンツ配信制御サーバ10の動作概要を説明する図である。
【0036】
(1)コンテンツを取得するユーザ端末20の総数をT台(例えば、ログインしているユーザ端末20の総数)、コンテンツサーバ30に同時にアクセスさせるユーザ端末20の台数をN台とする。Nは以降のステップ(5)で随時変更される。コンテンツ配信制御サーバ10は、N台の端末に対してコンテンツ取得指示を送信する。
(2)コンテンツ配信制御サーバ10は、コンテンツ取得開始指示をユーザ端末20に送信した時刻t1_{x}(x=1,2,…,N)を記録する。
(3)ユーザ端末20は、コンテンツ取得開始指示を受信すると、コンテンツサーバ30に対してアクセスし、コンテンツ取得を開始する。
(4)取得するコンテンツにはスクリプトが埋め込まれており、各ユーザ端末20はブラウザ上での描画完了時に、コンテンツ配信制御サーバ10に対してコンテンツ取得完了通知を送信する。
(5)コンテンツ配信制御サーバ10は、m台の端末からコンテンツ取得完了通知を受信すると、受信した時刻t2_{x}(x=1,2,…,N)を記録する。ここで、N≧mである。(2)と(5)で記録した時刻差(t2_{x}−t1_{x})をもとに、Nの値を更新する。mの値を0に戻す。例えば、時刻差をコンテンツのデータサイズで割った値(すなわち、コンテンツの単位容量を取得するための単位容量取得時間)の平均が取得時間閾値より小さい場合、コンテンツ配信制御サーバ10は、コンテンツサーバ30の処理能力内と判断し、Nを増加させ、単位容量取得時間の平均が取得時間閾値より大きい場合、コンテンツ配信制御サーバ10は、コンテンツサーバ30の処理能力を超えていると判断し、Nを減少させる。
(6)(5)でNを増加させた場合、コンテンツ配信制御サーバ10は、N台のユーザ端末20にコンテンツ取得指示を送信する。例えば、コンテンツ取得中のユーザ端末20がまだ存在している場合、コンテンツ配信制御サーバ10は、まだ処理中のユーザ端末20の台数を含めてN台となるようにユーザ端末20にコンテンツ取得指示を送信する。一方、Nを減少させた場合、コンテンツ配信制御サーバ10は、例えば、コンテンツ取得中のユーザ端末20がまだ存在している場合、コンテンツサーバ30にアクセスする端末の台数が減少させた台数以下になるまで、コンテンツ取得指示を送信しない。
(7)コンテンツ配信制御サーバ10は、T台の端末がコンテンツを取得するまで、(2)〜(6)を繰り返す。
【0037】
図3は、本発明の一実施形態に係るコンテンツ配信制御サーバ10の機能構成を示す機能ブロック図である。図4は、本発明の一実施形態に係る取得進行状態DB51の例を示す図である。コンテンツ配信制御サーバ10は、取得実行台数算出手段としての取得実行台数算出部101と、ユーザ端末決定手段としてのユーザ端末決定部102と、コンテンツ取得要求送信手段としてのコンテンツ取得要求送信部103と、コンテンツ取得応答受信手段としてのコンテンツ取得応答受信部104と、状態管理手段としての状態管理部105と、指示制御手段としての指示制御部106とを備える。以下、各部ごとに機能を詳述する。
【0038】
取得実行台数算出部101は、コンテンツの取得を実行するユーザ端末20の台数である取得実行台数を算出する。すなわち、取得実行台数算出部101は、コンテンツサーバ30に対して同時にアクセス可能なユーザ端末20の取得実行台数を算出する。具体的には、取得実行台数算出部101は、初期値として、コンテンツサーバ30の処理能力から設定された台数を取得実行台数として算出する。その後、取得実行台数算出部101は、指示制御部106によって制御されて、取得実行台数を算出する。
【0039】
ユーザ端末決定部102は、取得実行台数算出部101により算出された取得実行台数のユーザ端末20を決定する。具体的には、ユーザ端末決定部102は、取得実行台数のユーザ端末20を、例えば、放送番組を視聴し、関連するコンテンツも取得したいと考えてログインしているユーザ端末20の中からログイン順に決定する。このようにユーザ端末20を決定し、後述するコンテンツ取得開始指示を送信することで、コンテンツ配信制御サーバ10は、ユーザが視聴している放送番組に関連するコンテンツをコンテンツサーバ30からユーザ端末20に配信させることができる。
【0040】
コンテンツ取得要求送信部103は、ユーザ端末決定部102により決定されたユーザ端末20に対して、コンテンツ取得開始指示を送信する。具体的には、コンテンツ取得要求送信部103は、決定されたユーザ端末20のアドレスに基づいて、コンテンツを取得するためのコンテンツサーバ30のアドレスを含むコンテンツ取得開始指示を送信する。コンテンツ取得開始指示は、取得するコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を含んでもよい。
【0041】
コンテンツ取得応答受信部104は、コンテンツ取得開始指示に基づいてコンテンツサーバ30からコンテンツの取得を完了したユーザ端末20から、コンテンツ取得完了通知を受信する。具体的には、ユーザ端末20は、コンテンツ取得開始指示を受信し、受信したコンテンツ取得開始指示に基づいて、コンテンツサーバ30に、コンテンツ要求を送信する。そして、コンテンツサーバ30は、コンテンツ要求を受信し、受信したコンテンツ要求に応じてコンテンツをユーザ端末20に送信する。ユーザ端末20は、コンテンツサーバ30から送信されたコンテンツを取得し、コンテンツをユーザ端末20のディスプレイに表示させる等の処理を行う。コンテンツの処理を完了したユーザ端末20は、コンテンツに埋め込まれているスクリプトにより、コンテンツの取得を完了したことを示すコンテンツ取得完了通知をコンテンツ配信制御サーバ10に送信する。コンテンツ取得応答受信部104は、ユーザ端末20からこのコンテンツ取得完了通知を受信する。コンテンツ取得完了通知は、取得したコンテンツの容量についての情報も含んでいる。また、コンテンツ取得応答受信部104は、ユーザ端末20から、コンテンツ取得待ちであることを示す情報も受信するとしてもよい。
【0042】
状態管理部105は、コンテンツ取得要求送信部103によってコンテンツ取得開始指示を送信した時刻と、コンテンツ取得応答受信部104によってコンテンツ取得完了通知を受信した時刻とをユーザ端末20ごとに取得進行状態DB51に記憶させ、ユーザ端末20の取得進行状態を管理する。具体的には、状態管理部105は、取得開始指示時刻と、取得完了通知時刻とをユーザ端末20に対応付けて取得進行状態DB51に記憶させる。さらに、状態管理部105は、コンテンツを取得するのに要した時間と、取得したコンテンツの容量とに基づいて、コンテンツの単位容量の取得時間を算出し、ユーザ端末20に対応付けて記憶させる。
【0043】
取得進行状態DB51は、図4に示す様に、ユーザ端末20に対応付けて取得進行状態を記憶する。取得進行状態は、コンテンツ取得開始指示を送信した時刻である取得開始時刻と、コンテンツ取得完了通知を受信した時刻である取得完了時刻と、ユーザ端末20の状態(例えば、取得中、完了、取得待ち)と、コンテンツ情報(例えば、コンテンツの容量であるコンテンツ容量、単位容量1Mbyteの取得時間である1M取得時間)とを記憶している。
【0044】
指示制御部106は、状態管理部105により取得進行状態DB51に記憶された取得進行状態に基づいて、所定の時間内にコンテンツ取得完了通知を受信するユーザ端末20の台数が最大になるように取得実行台数算出部101に取得実行台数を算出させ、算出させた取得実行台数のユーザ端末20にコンテンツ取得開始指示を送信するようにユーザ端末決定部102とコンテンツ取得要求送信部103とを制御する。具体的には、指示制御部106は、取得進行状態に基づいて、取得実行台数のうち所定時間(例えば、1秒)内のコンテンツ取得完了台数、コンテンツ取得中台数、コンテンツ取得待ち台数に基づいて、取得実行台数を増加させるか、減少させるかを判断し、判断に基づいて増減率を算出し、算出した増減率に基づいて取得実行台数算出部101に次の取得実行台数を算出させる。そして、指示制御部106は、例えば、ユーザ端末20がコンテンツの取得を完了した後に次のコンテンツを取得するように、コンテンツ取得開始指示の送信を制御する。
【0045】
指示制御部106は、一定時間ごとに、取得進行状態DB51に記憶された取得進行状態に基づいて、取得実行台数算出部101に取得実行台数を算出させてもよい。また、指示制御部106は、コンテンツ取得応答受信部104により受信したコンテンツ取得完了通知の件数が一定の件数以上になるごとに、取得進行状態DB51に記憶された取得進行状態に基づいて、取得実行台数算出部101に取得実行台数を算出させてもよい。
【0046】
図5は、本発明の一実施形態に係るコンテンツ配信制御サーバ10の動作を、ユーザ端末20と、コンテンツサーバ30との動作と共に示すシーケンス図である。コンテンツ配信制御サーバ10は、例えば、随時ログイン等により別途受け付けられた複数のユーザ端末20を、コンテンツを取得するように指示する対象とする。
【0047】
(S1)コンテンツ配信制御サーバ10は、取得実行台数を算出する。コンテンツ配信制御サーバ10は、初期値として、コンテンツサーバ30の処理能力から設定された台数を取得実行台数として算出する。その後、コンテンツ配信制御サーバ10は、取得進行状態に基づいた増減情報により、取得実行台数を算出する。
【0048】
(S2)コンテンツ配信制御サーバ10は、ユーザ端末20を決定する。コンテンツ配信制御サーバ10は、取得実行台数のユーザ端末20を、ログインしているユーザ端末20の中からログイン順に決定する。
【0049】
(S3)コンテンツ配信制御サーバ10は、コンテンツ取得開始指示を、決定したユーザ端末20に一斉に送信し、送信した時刻を取得進行状態DB51に記憶させる。
ユーザ端末20は、コンテンツ取得開始指示に応じて、コンテンツサーバ30にコンテンツ取得要求を送信する。
コンテンツサーバ30は、ユーザ端末20から受信したコンテンツ取得要求に応じて、ユーザ端末20にコンテンツを送信する。
ユーザ端末20は、コンテンツサーバ30から受信したコンテンツをディスプレイに描画し、コンテンツに埋め込まれているスクリプトにより、コンテンツ取得完了通知を、コンテンツ配信制御サーバ10に送信する。
【0050】
(S4)コンテンツ配信制御サーバ10は、ユーザ端末20からコンテンツ取得完了通知を受信した時刻を取得進行状態DB51に記憶させる。
【0051】
(S5)コンテンツ配信制御サーバ10は、取得進行状態DB51に記憶された取得進行状態に基づいて、取得実行台数を増加又は減少させるためのデータを作成し、適切な取得実行台数を算出するために、(S1)から(S5)を繰り返す。
【0052】
本実施形態によれば、コンテンツ配信制御サーバ10は、コンテンツの取得を実行するユーザ端末20の台数である取得実行台数を算出し、算出した取得実行台数のユーザ端末20を決定し、決定したユーザ端末20に対して、コンテンツ取得開始指示を送信する。次に、コンテンツ配信制御サーバ10は、コンテンツ取得開始指示に基づいてコンテンツサーバ30からコンテンツの取得を完了したユーザ端末20から、コンテンツ取得完了通知を受信する。コンテンツ配信制御サーバ10は、コンテンツ取得開始指示を送信した時刻と、コンテンツ取得完了通知を受信した時刻とをユーザ端末20ごとに取得進行状態DB51に記憶させ、ユーザ端末20の取得進行状態を管理し、取得進行状態DB51に記憶させた取得進行状態に基づいて、所定の時間内にコンテンツ取得完了通知を受信するユーザ端末20の台数が最大になるように取得実行台数を算出し、算出した取得実行台数のユーザ端末20にコンテンツ取得開始指示を送信するように制御する。
【0053】
さらに、コンテンツ配信制御サーバ10は、一定時間ごとに、又は、コンテンツ取得完了通知の件数が一定の件数以上になるごとに、取得進行状態DB51に記憶された取得進行状態に基づいて、取得実行台数を算出する。さらに、コンテンツ配信制御サーバ10は、コンテンツ取得開始指示を送信した時刻と、コンテンツ取得完了通知を受信した時刻とに基づいて、ユーザ端末20ごとに、取得したコンテンツの単位容量に対するコンテンツ取得にかかる取得時間を算出し、算出した取得時間に基づいて、取得実行台数を算出する。コンテンツは、ダウンロードが完了するとコンテンツ取得完了通知を送信するスクリプトを含む。したがって、コンテンツ配信制御サーバ10は、ユーザ端末20が追加機能ソフトウェアやハードウェア等の新たな資源を必要とすることなく、複数のユーザ端末20がコンテンツサーバ30の処理能力を超えない範囲内で一斉にコンテンツを取得することができるようにする。すなわち、コンテンツ配信制御サーバ10は、ユーザが視聴している放送番組に関連するコンテンツを配信するサービスにおいて、放送番組を視聴しているユーザのセカンドスクリーンとしてのユーザ端末20がコンテンツを取得する際に、コンテンツサーバ30の処理能力を超えてアクセス集中しないようにして、コンテンツを取得させることができる。
【0054】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
【符号の説明】
【0055】
1 コンテンツ配信システム
10 コンテンツ配信制御サーバ
20 ユーザ端末
30 コンテンツサーバ
51 取得進行状態DB
101 取得実行台数算出部
102 ユーザ端末決定部
103 コンテンツ取得要求送信部
104 コンテンツ取得応答受信部
105 状態管理部
106 指示制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツを取得する機能を実装したユーザ端末に、コンテンツを配信するコンテンツサーバからコンテンツを取得するように指示するコンテンツ配信制御サーバであって、
コンテンツの取得を実行する前記ユーザ端末の台数である取得実行台数を算出する取得実行台数算出手段と、
前記取得実行台数算出手段により算出された前記取得実行台数の前記ユーザ端末を決定するユーザ端末決定手段と、
前記ユーザ端末決定手段により決定された前記ユーザ端末に対して、コンテンツ取得開始指示を送信するコンテンツ取得要求送信手段と、
前記コンテンツ取得開始指示に基づいて前記コンテンツサーバからコンテンツの取得を完了した前記ユーザ端末から、コンテンツ取得完了通知を受信するコンテンツ取得応答受信手段と、
前記コンテンツ取得要求送信手段によって前記コンテンツ取得開始指示を送信した時刻と、前記コンテンツ取得応答受信手段によって前記コンテンツ取得完了通知を受信した時刻とを前記ユーザ端末ごとに取得進行状態記憶手段に記憶させ、前記ユーザ端末の取得進行状態を管理する状態管理手段と、
前記状態管理手段により前記取得進行状態記憶手段に記憶された前記取得進行状態に基づいて、所定の時間内に前記コンテンツ取得完了通知を受信する前記ユーザ端末の台数が最大になるように前記取得実行台数算出手段に前記取得実行台数を算出させ、算出させた前記取得実行台数の前記ユーザ端末に前記コンテンツ取得開始指示を送信するように前記ユーザ端末決定手段と前記コンテンツ取得要求送信手段とを制御する指示制御手段と、
を備えるコンテンツ配信制御サーバ。
【請求項2】
前記指示制御手段は、一定時間ごとに、前記取得進行状態記憶手段に記憶された前記取得進行状態に基づいて、前記取得実行台数算出手段に前記取得実行台数を算出させる、
請求項1に記載のコンテンツ配信制御サーバ。
【請求項3】
前記指示制御手段は、前記コンテンツ取得応答受信手段により受信した前記コンテンツ取得完了通知の件数が一定の件数以上になるごとに、前記取得進行状態記憶手段に記憶された前記取得進行状態に基づいて、前記取得実行台数算出手段に前記取得実行台数を算出させる、
請求項1に記載のコンテンツ配信制御サーバ。
【請求項4】
前記指示制御手段は、前記コンテンツ取得開始指示を送信した時刻と、前記コンテンツ取得完了通知を受信した時刻とに基づいて、前記ユーザ端末ごとに、取得したコンテンツの単位容量に対するコンテンツ取得にかかる取得時間を算出し、算出した取得時間に基づいて、前記取得実行台数算出手段に前記取得実行台数を算出させる、
請求項2又は3に記載のコンテンツ配信制御サーバ。
【請求項5】
前記コンテンツは、ダウンロードが完了するとコンテンツ取得完了通知を送信するスクリプトを含む、
請求項1から4に記載のコンテンツ配信制御サーバ。
【請求項6】
コンテンツを取得する機能を実装したユーザ端末に、コンテンツを配信するコンテンツサーバからコンテンツを取得するように指示するコンテンツ配信制御サーバが実行する方法であって、
コンテンツの取得を実行する前記ユーザ端末の台数である取得実行台数を算出する取得実行台数算出ステップと、
前記取得実行台数算出ステップにより算出された前記取得実行台数の前記ユーザ端末を決定するユーザ端末決定ステップと、
前記ユーザ端末決定ステップにより決定された前記ユーザ端末に対して、コンテンツ取得開始指示を送信するコンテンツ取得要求送信ステップと、
前記コンテンツ取得開始指示に基づいて前記コンテンツサーバからコンテンツの取得を完了した前記ユーザ端末から、コンテンツ取得完了通知を受信するコンテンツ取得応答受信ステップと、
前記コンテンツ取得要求送信ステップによって前記コンテンツ取得開始指示を送信した時刻と、前記コンテンツ取得応答受信ステップによって前記コンテンツ取得完了通知を受信した時刻とを前記ユーザ端末ごとに取得進行状態記憶手段に記憶させ、前記ユーザ端末の取得進行状態を管理する状態管理ステップと、
前記状態管理ステップにより前記取得進行状態記憶手段に記憶された前記取得進行状態に基づいて、所定の時間内に前記コンテンツ取得完了通知を受信する前記ユーザ端末の台数が最大になるように前記取得実行台数算出ステップに前記取得実行台数を算出させ、算出させた前記取得実行台数の前記ユーザ端末に前記コンテンツ取得開始指示を送信するように前記ユーザ端末決定ステップと前記コンテンツ取得要求送信ステップとを制御する指示制御ステップと、
を備える方法。
【請求項7】
前記指示制御ステップは、一定時間ごとに、前記取得進行状態記憶手段に記憶された前記取得進行状態に基づいて、前記取得実行台数算出ステップに前記取得実行台数を算出させる、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記指示制御ステップは、前記コンテンツ取得応答受信ステップにより受信した前記コンテンツ取得完了通知の件数が一定の件数以上になるごとに、前記取得進行状態記憶手段に記憶された前記取得進行状態に基づいて、前記取得実行台数算出ステップに前記取得実行台数を算出させる、
請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記指示制御ステップは、前記コンテンツ取得開始指示を送信した時刻と、前記コンテンツ取得完了通知を受信した時刻とに基づいて、前記ユーザ端末ごとに、取得したコンテンツの単位容量に対するコンテンツ取得にかかる取得時間を算出し、算出した取得時間に基づいて、前記取得実行台数算出ステップに前記取得実行台数を算出させる、
請求項7又は8に記載の方法。
【請求項10】
コンテンツを取得する機能を実装したユーザ端末に、コンテンツを配信するコンテンツサーバからコンテンツを取得するように指示するコンテンツ配信制御サーバに実行させるプログラムであって、
コンテンツの取得を実行する前記ユーザ端末の台数である取得実行台数を算出する取得実行台数算出ステップと、
前記取得実行台数算出ステップにより算出された前記取得実行台数の前記ユーザ端末を決定するユーザ端末決定ステップと、
前記ユーザ端末決定ステップにより決定された前記ユーザ端末に対して、コンテンツ取得開始指示を送信するコンテンツ取得要求送信ステップと、
前記コンテンツ取得開始指示に基づいて前記コンテンツサーバからコンテンツの取得を完了した前記ユーザ端末から、コンテンツ取得完了通知を受信するコンテンツ取得応答受信ステップと、
前記コンテンツ取得要求送信ステップによって前記コンテンツ取得開始指示を送信した時刻と、前記コンテンツ取得応答受信ステップによって前記コンテンツ取得完了通知を受信した時刻とを前記ユーザ端末ごとに取得進行状態記憶手段に記憶させ、前記ユーザ端末の取得進行状態を管理する状態管理ステップと、
前記状態管理ステップにより前記取得進行状態記憶手段に記憶された前記取得進行状態に基づいて、所定の時間内に前記コンテンツ取得完了通知を受信する前記ユーザ端末の台数が最大になるように前記取得実行台数算出ステップに前記取得実行台数を算出させ、算出させた前記取得実行台数の前記ユーザ端末に前記コンテンツ取得開始指示を送信するように前記ユーザ端末決定ステップと前記コンテンツ取得要求送信ステップとを制御する指示制御ステップと、
を備えるプログラム。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−45337(P2013−45337A)
【公開日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−183563(P2011−183563)
【出願日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【出願人】(000208891)KDDI株式会社 (2,700)
【Fターム(参考)】