コンバインのグレンタンク
【課題】カッターの下方に開口した排出装置の排出口に別途スクリューコンベアを接続して排出作業を行うため、一々、スクリューコンベアを着脱しなければならないという課題がある。
【解決手段】脱穀装置3の側部にグレンタンク5を設け、グレンタンク5の後方にはカッター7を設ける。グレンタンク5内の穀粒を排出する排出装置10の軸心を中心に側方回動するように排出用揚穀装置13を設ける。排出用揚穀装置13には、排出作業をしないとき排出用揚穀装置13に対して折り曲げて格納し、排出作業のときは排出用揚穀装置13を直線状態になるように排出オーガ14を取付ける。グレンタンク5の後側上部には、平面視、排出用揚穀装置13より脱穀装置3側であって、かつ、カッター7の上方に膨出する後側膨出部20を設けたコンバインのグレンタンク。
【解決手段】脱穀装置3の側部にグレンタンク5を設け、グレンタンク5の後方にはカッター7を設ける。グレンタンク5内の穀粒を排出する排出装置10の軸心を中心に側方回動するように排出用揚穀装置13を設ける。排出用揚穀装置13には、排出作業をしないとき排出用揚穀装置13に対して折り曲げて格納し、排出作業のときは排出用揚穀装置13を直線状態になるように排出オーガ14を取付ける。グレンタンク5の後側上部には、平面視、排出用揚穀装置13より脱穀装置3側であって、かつ、カッター7の上方に膨出する後側膨出部20を設けたコンバインのグレンタンク。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバインのグレンタンクに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、走行装置の上方に設けた脱穀装置と、該脱穀装置の側部に設けたグレンタンクと、グレンタンクの後方にカッターを設け、グレンタンク内に設けた穀粒を排出する排出装置の排出口をカッターの下方に開口させた構成は、公知である(特許文献1参照)。
【特許文献1】実開昭63−53231号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記公知例は、カッターの下方に開口した排出装置の排出口に別途スクリューコンベアを接続して排出作業を行うため、一々、スクリューコンベアを着脱しなければならないという課題がある。
本願は、グレンタンクの後方にカッターを設けた構成でありながら、グレンタンクの容積を大きくしたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、走行装置2の上方に脱穀装置3を設け、該脱穀装置3の側部にグレンタンク5を設け、該グレンタンク5の後方にはカッター7を設け、前記グレンタンク5内にはグレンタンク5内の穀粒を排出する排出装置10を設け、排出装置10には排出用揚穀装置13の基部を取付け、該排出用揚穀装置13の先端には排出オーガ14の基部を横軸15により回動自在に取付け、前記排出オーガ14は、排出作業をしないときは排出用揚穀装置13に対して折り曲げて前記グレンタンク5の略上方に位置するように横軸15中心に回動させて格納し、排出作業のときは前記排出オーガ14と排出用揚穀装置13とを直線状態に連結すると共に前記排出装置10の軸心を中心に側方回動するように構成し、前記グレンタンク5の後側上部には、平面視、前記排出用揚穀装置13より脱穀装置3側であって、かつ、前記カッター7の上方に膨出する後側膨出部20を設け、該後側膨出部20の底面22は前側に至るに従い低くなるように前下がりに傾斜させて形成したコンバインのグレンタンクとしたものであり、機体を走行させて刈取脱穀作業を行うと、脱穀された穀粒がグレンタンク5内に貯留され、脱穀済の排藁はカッター7により切断されて圃場に散布され、所定量穀粒がグレンタンク5内に貯留されると、刈取脱穀作業を一時中断し、機体を走行させて圃場近傍に待機中のトラックのタンクに排出用揚穀装置13および排出オーガ14により穀粒を排出する。
穀粒排出作業をするときには、折り畳んである排出オーガ14を排出用揚穀装置13に連結して直線状態にし、排出用揚穀装置13の基部を中心に側方回動させて排出オーガ14の先端をトラックのタンク上方に位置させて穀粒排出を行う。
このとき、排出用揚穀装置13より脱穀装置3側のグレンタンク5の後側上部面は、カッター7の上方に膨出させて後側膨出部20に形成しているので、カッター7の上方も穀粒貯留空間として利用する。
本発明は、グレンタンク5の内側壁面48には、前記脱穀装置3により脱穀した穀粒を供給揚穀する供給揚穀装置49の上部を接続し、供給揚穀装置49の上部には内側壁面48に形成したタンク供給口50を包囲するケース51を設け、ケース51の前側には供給揚穀装置49の揚穀螺旋の上部に設けた拡散翼53の軌跡に合わせた円弧状の円弧ガイド部54を設け、ケース51の後側は平面視内側壁面48に近づくに従い後側に位置するように傾斜させた傾斜ガイド部55に形成したコンバインのグレンタンクとしたものであり、機体を走行させて刈取脱穀作業を行うと、脱穀された穀粒は、供給揚穀装置49によりタンク供給口50まで揚穀され、タンク供給口50まで揚穀された穀粒は拡散翼53によりグレンタンク5内の後側に向けて飛ばされ、グレンタンク5の後側から穀粒が充填され、グレンタンク5の後側に設けた後側膨出部20内にも効率良く充填される。
即ち、ケース51内の前側には円弧状の円弧ガイド部54を設け、ケース51の後側は平面視内側壁面48に近づくに従い後側に位置するように傾斜させた傾斜ガイド部55に形成しているので、穀粒は円弧ガイド部54および傾斜ガイド部55により案内されて、グレンタンク5内の後方へ向けて飛散し、グレンタンク5の後側から穀粒が効率良く充填される。
本発明は、前記供給揚穀装置49より後側の内側壁面48は、後側に至に従い脱穀装置3に接近する内側前側傾斜面59と後側に至に従い脱穀装置3より離れる内側後側傾斜面60を有して前記脱穀装置3側に膨出する内側膨出部58に形成し、前記内側前側傾斜面59に前記供給揚穀装置49のケース51を接続したコンバインのグレンタンクとしたものであり、グレンタンク5内の内側膨出部58から穀粒が充填される。
【発明の効果】
【0005】
請求項1の発明では、カッター7により排藁を散布する構成でありながら、カッター7の上方の空間を有効利用してグレンタンク5の容積の拡大が図れる。
請求項2の発明では、容積を拡大したグレンタンク5内に穀粒を効率的に充填し、準天候率を向上させることができる。
請求項3の発明では、脱穀装置3とグレンタンク5との間の空間を有効利用してグレンタンク5の容積の拡大が図れる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の一実施例をコンバインの図面により説明すると、1はコンバインの機体フレーム、2は機体フレーム1の下方に設けた走行装置、3は機体フレーム1の上方に設けた脱穀装置、4は脱穀装置3の前側に設けた刈取部、5は脱穀装置3の側部に設けたグレンタンク、6はグレンタンク5の前側に設けた運転座席、7は脱穀装置3の後側に設けたカッターである。
しかして、グレンタンク5内には、グレンタンク5内の穀粒を排出する螺旋搬送式の排出装置10を設け、該排出装置10はグレンタンク5の後壁11に設けた接続メタル12内に突出させる。接続メタル12は排出装置10および後壁11に対して回転のみ自在に取付け、接続メタル12には排出用揚穀装置13の基部を取付ける。排出用揚穀装置13の先端には排出オーガ14を取付ける。排出用揚穀装置13および排出オーガ14内には図示は省略するが穀粒搬送螺旋を夫々設け、グレンタンク5内の穀粒を排出用揚穀装置13および排出オーガ14により機外に排出する。
【0007】
前記排出オーガ14は、起立状態の排出用揚穀装置13の上部に横軸15により回動自在に取付け、排出作業をしないときは排出用揚穀装置13に対して折り曲げるように横軸15中心に回動させ、回動させると排出オーガ14の先端排出部14Aが上向きになって格納する。
したがって、排出オーガ14の先端排出部14Aから穀粒が零れるのを防止できる。
そして、排出作業のときは、排出オーガ14を横軸15中心に回動させて、排出用揚穀装置13と一直線状態となるように排出用揚穀装置13に接続し、この状態で、排出用揚穀装置13を前記接続メタル12の軸心中心に横軸回動させ、排出用揚穀装置13および排出オーガ14を側方に倒して排出作業を行う。
【0008】
なお、排出用揚穀装置13と排出オーガ14が直線状態になると、内部で排出用揚穀装置13と排出オーガ14の搬送螺旋が接続され、一体回転作動するように構成しているが、この具体的連結構成は公知であり、省略する。
前記排出オーガ14の先端には、シュータ16を設ける(図4)。シュータ16は、弾性を有する合成樹脂により所謂「蛇腹」形状に伸縮および曲げ変形自在に形成し、シュータ16の下端は自由端にして穀粒排出口17を形成する。シュータ16は排出オーガ14の先端に回動自在に取付け、排出用揚穀装置13および排出オーガ14を傾倒させたとき、常時自重によりシュータ16の先端が下方に位置するように構成する。
【0009】
しかして、グレンタンク5の後側上部には、後方に膨出する後側膨出部20を形成する。後側膨出部20は排出用揚穀装置13より内側(脱穀装置3側)に所定間隔を置いて膨出縦面21が位置して、平面視、前記排出用揚穀装置13より脱穀装置3側のグレンタンク5の部分がカッター7の上方に膨出するように形成すると共に、側面視、後側膨出部20の底面22を前側に至るに従い低くなるように前下がりに傾斜させて形成する。
したがって、穀粒排出時のブリッジ現象を防止し、カッター7の上方空間を有効に利用してグレンタンク5の容量を増加させることができる。
【0010】
しかして、前記接続メタル12の下部には掃除口25を設け(図5、図6)、掃除口25は走行装置2のクローラ26の後面より後方に配置する。
したがって、接続メタル12の清掃作業がクローラ26に邪魔されずに行えて、容易になるばかりでなく、接続メタル12の清掃作業時にクローラ26上に穀粒が落下して散乱することもないので、この点でも、接続メタル12の清掃作業を容易にする。
また、接続メタル12に掃除口25を設けているので、稲と麦、収穫穀粒の品種が相違するとき、あるいは、シーズンオフのとき等には掃除口25から接続メタル12内を清掃する。
27は前記掃除口25を閉塞する蓋であり、蓋27はボルト28により着脱自在に取付ける。
【0011】
しかして、グレンタンク5の後壁11は、排出装置10より所定高さ部分より下方に至るに従い前側に位置させて前下がりの下部後壁傾斜面30を形成し、下部後壁傾斜面30に続く後壁11は略垂直な下部後壁縦面31に形成し、下部後壁縦面31に接続メタル12を接続する。
したがって、後壁11の後方に位置する排出用揚穀装置13と下部後壁縦面31との間に空間部32が形成され、この空間部32にブレーキ装置35を設ける。
ブレーキ装置35の一例を示すと(図7、図8、図9)、接続メタル12にステー36を固定し、ステー36には移動溝37を形成する。移動溝37には軸38を取付け、軸38にはステー36を挟持するようにブレーキシュー39を取付ける。軸38にはアーム40を取付け、アーム40にはカム41を取付け、カム41は前記ブレーキシュー39をステー36に押し付ける。
【0012】
アーム40にはバネ42を設け、バネ42はブレーキシュー39がステー36をロックするように付勢する。バネ42には操作部材43を取付ける。操作部材43を操作してアーム40を回動させると、カム41はブレーキシュー39をステー36から離脱させてアンロック状態となり、排出用揚穀装置13が回動可能になって、排出用揚穀装置13を回動させて所定任意位置で操作部材43を戻すと、ブレーキシュー39がステー36をロックして排出用揚穀装置13をその位置で保持する。
45は排出用揚穀装置13の回動を補助するダンパーである。
下部後壁傾斜面30は、グレンタンク5内の穀粒を排出装置10への誘導を円滑・確実にするだけでなく、下部後壁傾斜面30により接続メタル12周辺に空間部32を形成し、ブレーキ装置35をコンパクトに配置構成することができる。
【0013】
しかして、グレンタンク5の内側壁面48には、脱穀装置3により脱穀した穀粒を供給揚穀する供給揚穀装置49の上部を接続する(図10)。供給揚穀装置49の上部には内側壁面48に形成したタンク供給口50を包囲するケース51を設ける。ケース51は供給揚穀装置49の円筒状の揚穀筒52の上部に固定され、ケース51内の前側には供給揚穀装置49の揚穀螺旋(図示省略)の上部に設けた拡散翼53の軌跡に合わせた円弧状の円弧ガイド部54を設け、ケース51の後側は平面視内側壁面48に接近するに従い後側に位置するように傾斜させた傾斜ガイド部55に形成する。
したがって、傾斜ガイド部55により供給揚穀装置49から供給された穀粒をグレンタンク5内の後方の後側膨出部20から穀粒が溜って充填率を向上させることができる。
【0014】
即ち、ケース51の傾斜ガイド部55の部分を、仮に、内側壁面48に直交するように当接させると、拡散翼53が跳ね飛ばす穀粒の軌跡が前寄りになってしまうが、傾斜ガイド部55は内側壁面48に直交する線に対して後退角を有するように傾斜させているから、拡散翼53が跳ね飛ばす穀粒の軌跡を後寄りにして、グレンタンク5内の後方から充填させる作用を奏する。また、拡散翼53が跳ね飛ばした穀粒が傾斜ガイド部55に当たって反射して飛ぶ角度も後寄りになる作用も期待できる。
【0015】
しかして、図11、図12は、グレンタンク5の平面形状に関する他の実施例を示し、供給揚穀装置49より後側の内側壁面48を脱穀装置3側に膨出させて内側膨出部58に形成する。内側膨出部58は、後側に至に従い脱穀装置3に接近する内側前側傾斜面59と後側に至に従い脱穀装置3より離れる内側後側傾斜面60を有して形成し、内側前側傾斜面59に供給揚穀装置49のケース51を接続する。
したがって、脱穀装置3とグレンタンク5の間に設けた空間の内の供給揚穀装置49よりも後側の空間に内側膨出部58を位置させることができ、空間を有効利用してグレンタンク5の容積を増加させることができる。
61は内側膨出部58の底面である。
【0016】
しかして、前記排出用揚穀装置13は、所定位置まで回動するように構成し、グレンタンク5を機体フレーム1から着脱できるように構成する(図13)。
即ち、グレンタンク5の後側膨出部20の膨出縦面21が排出用揚穀装置13に接触しないように、排出用揚穀装置13を回動させてグレンタンク5を着脱する。
したがって、グレンタンク5の着脱が容易になり、また、グレンタンク5を外すことでグレンタンク5の元の位置の空間を開放し、メンテナンス作業等を容易にする。
なお、グレンタンク5の着脱構成は任意であるが、一例を示すと、排出装置10のプーリ70のベルト71を外し、グレンタンク5の取手72を持って前にグレンタンク5をずらして、接続メタル12から排出装置10を抜き、この排出装置10部分の開口部73と取手72を持ってグレンタンク5を外せばよく、着脱を容易に行える。
この場合、グレンタンク5は機体フレーム1上から離れた位置に取り外せるように構成すると、機体フレーム1上の空間を一層大きく開放でき、好適である。
【0017】
しかして、グレンタンク5の外側壁62には、外側壁62に対して所定間隔を置いてカバー63を設ける(図14)。
カバー63は、圃場の作物とグレンタンク5の接触による摩耗を抑制し、また、接触時のグレンタンク5の破損を防止する。
64はカバー63の固定具である。
また、前記した各実施例は、理解を容易にするために、個別または混在させて図示、あるいは説明しているが、これらは夫々種々組合せ可能であり、これらの表現によって、構成・作用等が限定されるものではなく、また、相乗効果を奏する場合も勿論存在する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】コンバインの側面図。
【図2】同正面図(刈取部省略)。
【図3】グレンタンクの側面図。
【図4】排出オーガを排出用揚穀装置に接続した状態の背面図。
【図5】接続メタルに掃除口を設けた実施例の断面図。
【図6】同一部拡大図。
【図7】ブレーキ装置の背面図。
【図8】同左側面図。
【図9】同一部拡大図。
【図10】グレンタンクの平面図。
【図11】グレンタンクの他の実施例の平面図。
【図12】グレンタンクの背面図。
【図13】グレンタンクの着脱状態概略斜視図。
【図14】グレンタンクの側面図。
【符号の説明】
【0019】
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取部、5…グレンタンク、6…運転座席、9…排出装置、11…後壁、12…接続メタル、13…排出用揚穀装置、14…排出オーガ、15…横軸、20…後側膨出部、21…膨出縦面、22…底面、25…掃除口、26…クローラ、27…蓋、30…下部後壁傾斜面、31…下部後壁縦面、32…空間部、35…ブレーキ装置、36…ステー、37…移動溝、39…ブレーキシュー、38…軸、40…アーム、41…カム、42…バネ、43…操作部材、45…ダンパー、48…内側壁面、49…供給揚穀装置、50…タンク供給口、51…ケース、52…揚穀筒、53…拡散翼、54…円弧ガイド部、55…傾斜ガイド部、58…内側膨出部、59…内側前側傾斜面、60…内側後側傾斜面、62…外側壁、63…カバー。
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバインのグレンタンクに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、走行装置の上方に設けた脱穀装置と、該脱穀装置の側部に設けたグレンタンクと、グレンタンクの後方にカッターを設け、グレンタンク内に設けた穀粒を排出する排出装置の排出口をカッターの下方に開口させた構成は、公知である(特許文献1参照)。
【特許文献1】実開昭63−53231号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記公知例は、カッターの下方に開口した排出装置の排出口に別途スクリューコンベアを接続して排出作業を行うため、一々、スクリューコンベアを着脱しなければならないという課題がある。
本願は、グレンタンクの後方にカッターを設けた構成でありながら、グレンタンクの容積を大きくしたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、走行装置2の上方に脱穀装置3を設け、該脱穀装置3の側部にグレンタンク5を設け、該グレンタンク5の後方にはカッター7を設け、前記グレンタンク5内にはグレンタンク5内の穀粒を排出する排出装置10を設け、排出装置10には排出用揚穀装置13の基部を取付け、該排出用揚穀装置13の先端には排出オーガ14の基部を横軸15により回動自在に取付け、前記排出オーガ14は、排出作業をしないときは排出用揚穀装置13に対して折り曲げて前記グレンタンク5の略上方に位置するように横軸15中心に回動させて格納し、排出作業のときは前記排出オーガ14と排出用揚穀装置13とを直線状態に連結すると共に前記排出装置10の軸心を中心に側方回動するように構成し、前記グレンタンク5の後側上部には、平面視、前記排出用揚穀装置13より脱穀装置3側であって、かつ、前記カッター7の上方に膨出する後側膨出部20を設け、該後側膨出部20の底面22は前側に至るに従い低くなるように前下がりに傾斜させて形成したコンバインのグレンタンクとしたものであり、機体を走行させて刈取脱穀作業を行うと、脱穀された穀粒がグレンタンク5内に貯留され、脱穀済の排藁はカッター7により切断されて圃場に散布され、所定量穀粒がグレンタンク5内に貯留されると、刈取脱穀作業を一時中断し、機体を走行させて圃場近傍に待機中のトラックのタンクに排出用揚穀装置13および排出オーガ14により穀粒を排出する。
穀粒排出作業をするときには、折り畳んである排出オーガ14を排出用揚穀装置13に連結して直線状態にし、排出用揚穀装置13の基部を中心に側方回動させて排出オーガ14の先端をトラックのタンク上方に位置させて穀粒排出を行う。
このとき、排出用揚穀装置13より脱穀装置3側のグレンタンク5の後側上部面は、カッター7の上方に膨出させて後側膨出部20に形成しているので、カッター7の上方も穀粒貯留空間として利用する。
本発明は、グレンタンク5の内側壁面48には、前記脱穀装置3により脱穀した穀粒を供給揚穀する供給揚穀装置49の上部を接続し、供給揚穀装置49の上部には内側壁面48に形成したタンク供給口50を包囲するケース51を設け、ケース51の前側には供給揚穀装置49の揚穀螺旋の上部に設けた拡散翼53の軌跡に合わせた円弧状の円弧ガイド部54を設け、ケース51の後側は平面視内側壁面48に近づくに従い後側に位置するように傾斜させた傾斜ガイド部55に形成したコンバインのグレンタンクとしたものであり、機体を走行させて刈取脱穀作業を行うと、脱穀された穀粒は、供給揚穀装置49によりタンク供給口50まで揚穀され、タンク供給口50まで揚穀された穀粒は拡散翼53によりグレンタンク5内の後側に向けて飛ばされ、グレンタンク5の後側から穀粒が充填され、グレンタンク5の後側に設けた後側膨出部20内にも効率良く充填される。
即ち、ケース51内の前側には円弧状の円弧ガイド部54を設け、ケース51の後側は平面視内側壁面48に近づくに従い後側に位置するように傾斜させた傾斜ガイド部55に形成しているので、穀粒は円弧ガイド部54および傾斜ガイド部55により案内されて、グレンタンク5内の後方へ向けて飛散し、グレンタンク5の後側から穀粒が効率良く充填される。
本発明は、前記供給揚穀装置49より後側の内側壁面48は、後側に至に従い脱穀装置3に接近する内側前側傾斜面59と後側に至に従い脱穀装置3より離れる内側後側傾斜面60を有して前記脱穀装置3側に膨出する内側膨出部58に形成し、前記内側前側傾斜面59に前記供給揚穀装置49のケース51を接続したコンバインのグレンタンクとしたものであり、グレンタンク5内の内側膨出部58から穀粒が充填される。
【発明の効果】
【0005】
請求項1の発明では、カッター7により排藁を散布する構成でありながら、カッター7の上方の空間を有効利用してグレンタンク5の容積の拡大が図れる。
請求項2の発明では、容積を拡大したグレンタンク5内に穀粒を効率的に充填し、準天候率を向上させることができる。
請求項3の発明では、脱穀装置3とグレンタンク5との間の空間を有効利用してグレンタンク5の容積の拡大が図れる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の一実施例をコンバインの図面により説明すると、1はコンバインの機体フレーム、2は機体フレーム1の下方に設けた走行装置、3は機体フレーム1の上方に設けた脱穀装置、4は脱穀装置3の前側に設けた刈取部、5は脱穀装置3の側部に設けたグレンタンク、6はグレンタンク5の前側に設けた運転座席、7は脱穀装置3の後側に設けたカッターである。
しかして、グレンタンク5内には、グレンタンク5内の穀粒を排出する螺旋搬送式の排出装置10を設け、該排出装置10はグレンタンク5の後壁11に設けた接続メタル12内に突出させる。接続メタル12は排出装置10および後壁11に対して回転のみ自在に取付け、接続メタル12には排出用揚穀装置13の基部を取付ける。排出用揚穀装置13の先端には排出オーガ14を取付ける。排出用揚穀装置13および排出オーガ14内には図示は省略するが穀粒搬送螺旋を夫々設け、グレンタンク5内の穀粒を排出用揚穀装置13および排出オーガ14により機外に排出する。
【0007】
前記排出オーガ14は、起立状態の排出用揚穀装置13の上部に横軸15により回動自在に取付け、排出作業をしないときは排出用揚穀装置13に対して折り曲げるように横軸15中心に回動させ、回動させると排出オーガ14の先端排出部14Aが上向きになって格納する。
したがって、排出オーガ14の先端排出部14Aから穀粒が零れるのを防止できる。
そして、排出作業のときは、排出オーガ14を横軸15中心に回動させて、排出用揚穀装置13と一直線状態となるように排出用揚穀装置13に接続し、この状態で、排出用揚穀装置13を前記接続メタル12の軸心中心に横軸回動させ、排出用揚穀装置13および排出オーガ14を側方に倒して排出作業を行う。
【0008】
なお、排出用揚穀装置13と排出オーガ14が直線状態になると、内部で排出用揚穀装置13と排出オーガ14の搬送螺旋が接続され、一体回転作動するように構成しているが、この具体的連結構成は公知であり、省略する。
前記排出オーガ14の先端には、シュータ16を設ける(図4)。シュータ16は、弾性を有する合成樹脂により所謂「蛇腹」形状に伸縮および曲げ変形自在に形成し、シュータ16の下端は自由端にして穀粒排出口17を形成する。シュータ16は排出オーガ14の先端に回動自在に取付け、排出用揚穀装置13および排出オーガ14を傾倒させたとき、常時自重によりシュータ16の先端が下方に位置するように構成する。
【0009】
しかして、グレンタンク5の後側上部には、後方に膨出する後側膨出部20を形成する。後側膨出部20は排出用揚穀装置13より内側(脱穀装置3側)に所定間隔を置いて膨出縦面21が位置して、平面視、前記排出用揚穀装置13より脱穀装置3側のグレンタンク5の部分がカッター7の上方に膨出するように形成すると共に、側面視、後側膨出部20の底面22を前側に至るに従い低くなるように前下がりに傾斜させて形成する。
したがって、穀粒排出時のブリッジ現象を防止し、カッター7の上方空間を有効に利用してグレンタンク5の容量を増加させることができる。
【0010】
しかして、前記接続メタル12の下部には掃除口25を設け(図5、図6)、掃除口25は走行装置2のクローラ26の後面より後方に配置する。
したがって、接続メタル12の清掃作業がクローラ26に邪魔されずに行えて、容易になるばかりでなく、接続メタル12の清掃作業時にクローラ26上に穀粒が落下して散乱することもないので、この点でも、接続メタル12の清掃作業を容易にする。
また、接続メタル12に掃除口25を設けているので、稲と麦、収穫穀粒の品種が相違するとき、あるいは、シーズンオフのとき等には掃除口25から接続メタル12内を清掃する。
27は前記掃除口25を閉塞する蓋であり、蓋27はボルト28により着脱自在に取付ける。
【0011】
しかして、グレンタンク5の後壁11は、排出装置10より所定高さ部分より下方に至るに従い前側に位置させて前下がりの下部後壁傾斜面30を形成し、下部後壁傾斜面30に続く後壁11は略垂直な下部後壁縦面31に形成し、下部後壁縦面31に接続メタル12を接続する。
したがって、後壁11の後方に位置する排出用揚穀装置13と下部後壁縦面31との間に空間部32が形成され、この空間部32にブレーキ装置35を設ける。
ブレーキ装置35の一例を示すと(図7、図8、図9)、接続メタル12にステー36を固定し、ステー36には移動溝37を形成する。移動溝37には軸38を取付け、軸38にはステー36を挟持するようにブレーキシュー39を取付ける。軸38にはアーム40を取付け、アーム40にはカム41を取付け、カム41は前記ブレーキシュー39をステー36に押し付ける。
【0012】
アーム40にはバネ42を設け、バネ42はブレーキシュー39がステー36をロックするように付勢する。バネ42には操作部材43を取付ける。操作部材43を操作してアーム40を回動させると、カム41はブレーキシュー39をステー36から離脱させてアンロック状態となり、排出用揚穀装置13が回動可能になって、排出用揚穀装置13を回動させて所定任意位置で操作部材43を戻すと、ブレーキシュー39がステー36をロックして排出用揚穀装置13をその位置で保持する。
45は排出用揚穀装置13の回動を補助するダンパーである。
下部後壁傾斜面30は、グレンタンク5内の穀粒を排出装置10への誘導を円滑・確実にするだけでなく、下部後壁傾斜面30により接続メタル12周辺に空間部32を形成し、ブレーキ装置35をコンパクトに配置構成することができる。
【0013】
しかして、グレンタンク5の内側壁面48には、脱穀装置3により脱穀した穀粒を供給揚穀する供給揚穀装置49の上部を接続する(図10)。供給揚穀装置49の上部には内側壁面48に形成したタンク供給口50を包囲するケース51を設ける。ケース51は供給揚穀装置49の円筒状の揚穀筒52の上部に固定され、ケース51内の前側には供給揚穀装置49の揚穀螺旋(図示省略)の上部に設けた拡散翼53の軌跡に合わせた円弧状の円弧ガイド部54を設け、ケース51の後側は平面視内側壁面48に接近するに従い後側に位置するように傾斜させた傾斜ガイド部55に形成する。
したがって、傾斜ガイド部55により供給揚穀装置49から供給された穀粒をグレンタンク5内の後方の後側膨出部20から穀粒が溜って充填率を向上させることができる。
【0014】
即ち、ケース51の傾斜ガイド部55の部分を、仮に、内側壁面48に直交するように当接させると、拡散翼53が跳ね飛ばす穀粒の軌跡が前寄りになってしまうが、傾斜ガイド部55は内側壁面48に直交する線に対して後退角を有するように傾斜させているから、拡散翼53が跳ね飛ばす穀粒の軌跡を後寄りにして、グレンタンク5内の後方から充填させる作用を奏する。また、拡散翼53が跳ね飛ばした穀粒が傾斜ガイド部55に当たって反射して飛ぶ角度も後寄りになる作用も期待できる。
【0015】
しかして、図11、図12は、グレンタンク5の平面形状に関する他の実施例を示し、供給揚穀装置49より後側の内側壁面48を脱穀装置3側に膨出させて内側膨出部58に形成する。内側膨出部58は、後側に至に従い脱穀装置3に接近する内側前側傾斜面59と後側に至に従い脱穀装置3より離れる内側後側傾斜面60を有して形成し、内側前側傾斜面59に供給揚穀装置49のケース51を接続する。
したがって、脱穀装置3とグレンタンク5の間に設けた空間の内の供給揚穀装置49よりも後側の空間に内側膨出部58を位置させることができ、空間を有効利用してグレンタンク5の容積を増加させることができる。
61は内側膨出部58の底面である。
【0016】
しかして、前記排出用揚穀装置13は、所定位置まで回動するように構成し、グレンタンク5を機体フレーム1から着脱できるように構成する(図13)。
即ち、グレンタンク5の後側膨出部20の膨出縦面21が排出用揚穀装置13に接触しないように、排出用揚穀装置13を回動させてグレンタンク5を着脱する。
したがって、グレンタンク5の着脱が容易になり、また、グレンタンク5を外すことでグレンタンク5の元の位置の空間を開放し、メンテナンス作業等を容易にする。
なお、グレンタンク5の着脱構成は任意であるが、一例を示すと、排出装置10のプーリ70のベルト71を外し、グレンタンク5の取手72を持って前にグレンタンク5をずらして、接続メタル12から排出装置10を抜き、この排出装置10部分の開口部73と取手72を持ってグレンタンク5を外せばよく、着脱を容易に行える。
この場合、グレンタンク5は機体フレーム1上から離れた位置に取り外せるように構成すると、機体フレーム1上の空間を一層大きく開放でき、好適である。
【0017】
しかして、グレンタンク5の外側壁62には、外側壁62に対して所定間隔を置いてカバー63を設ける(図14)。
カバー63は、圃場の作物とグレンタンク5の接触による摩耗を抑制し、また、接触時のグレンタンク5の破損を防止する。
64はカバー63の固定具である。
また、前記した各実施例は、理解を容易にするために、個別または混在させて図示、あるいは説明しているが、これらは夫々種々組合せ可能であり、これらの表現によって、構成・作用等が限定されるものではなく、また、相乗効果を奏する場合も勿論存在する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】コンバインの側面図。
【図2】同正面図(刈取部省略)。
【図3】グレンタンクの側面図。
【図4】排出オーガを排出用揚穀装置に接続した状態の背面図。
【図5】接続メタルに掃除口を設けた実施例の断面図。
【図6】同一部拡大図。
【図7】ブレーキ装置の背面図。
【図8】同左側面図。
【図9】同一部拡大図。
【図10】グレンタンクの平面図。
【図11】グレンタンクの他の実施例の平面図。
【図12】グレンタンクの背面図。
【図13】グレンタンクの着脱状態概略斜視図。
【図14】グレンタンクの側面図。
【符号の説明】
【0019】
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取部、5…グレンタンク、6…運転座席、9…排出装置、11…後壁、12…接続メタル、13…排出用揚穀装置、14…排出オーガ、15…横軸、20…後側膨出部、21…膨出縦面、22…底面、25…掃除口、26…クローラ、27…蓋、30…下部後壁傾斜面、31…下部後壁縦面、32…空間部、35…ブレーキ装置、36…ステー、37…移動溝、39…ブレーキシュー、38…軸、40…アーム、41…カム、42…バネ、43…操作部材、45…ダンパー、48…内側壁面、49…供給揚穀装置、50…タンク供給口、51…ケース、52…揚穀筒、53…拡散翼、54…円弧ガイド部、55…傾斜ガイド部、58…内側膨出部、59…内側前側傾斜面、60…内側後側傾斜面、62…外側壁、63…カバー。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行装置(2)の上方に脱穀装置(3)を設け、該脱穀装置(3)の側部にグレンタンク(5)を設け、該グレンタンク(5)の後方にはカッター(7)を設け、前記グレンタンク(5)内にはグレンタンク(5)内の穀粒を排出する排出装置(10)を設け、排出装置(10)には排出用揚穀装置(13)の基部を取付け、該排出用揚穀装置(13)の先端には排出オーガ(14)の基部を横軸(15)により回動自在に取付け、前記排出オーガ(14)は、排出作業をしないときは排出用揚穀装置(13)に対して折り曲げて前記グレンタンク(5)の略上方に位置するように横軸(15)中心に回動させて格納し、排出作業のときは前記排出オーガ(14)と排出用揚穀装置(13)とを直線状態に連結すると共に前記排出装置(10)の軸心を中心に側方回動するように構成し、前記グレンタンク(5)の後側上部には、平面視、前記排出用揚穀装置(13)より脱穀装置(3)側であって、かつ、前記カッター(7)の上方に膨出する後側膨出部20を設け、該後側膨出部20の底面22は前側に至るに従い低くなるように前下がりに傾斜させて形成したコンバインのグレンタンク。
【請求項2】
請求項1において、グレンタンク(5)の内側壁面(48)には、前記脱穀装置(3)により脱穀した穀粒を供給揚穀する供給揚穀装置(49)の上部を接続し、供給揚穀装置(49)の上部には内側壁面(48)に形成したタンク供給口(50)を包囲するケース(51)を設け、ケース(51)の前側には供給揚穀装置(49)の揚穀螺旋の上部に設けた拡散翼(53)の軌跡に合わせた円弧状の円弧ガイド部(54)を設け、ケース(51)の後側は平面視内側壁面(48)に近づくに従い後側に位置するように傾斜させた傾斜ガイド部(55)に形成したコンバインのグレンタンク。
【請求項3】
請求項1または請求項2において、前記供給揚穀装置(49)より後側の内側壁面(48)は、後側に至に従い脱穀装置(3)に接近する内側前側傾斜面(59)と後側に至に従い脱穀装置(3)より離れる内側後側傾斜面(60)を有して前記脱穀装置(3)側に膨出する内側膨出部(58)に形成し、前記内側前側傾斜面(59)に前記供給揚穀装置(49)のケース(51)を接続したコンバインのグレンタンク。
【請求項1】
走行装置(2)の上方に脱穀装置(3)を設け、該脱穀装置(3)の側部にグレンタンク(5)を設け、該グレンタンク(5)の後方にはカッター(7)を設け、前記グレンタンク(5)内にはグレンタンク(5)内の穀粒を排出する排出装置(10)を設け、排出装置(10)には排出用揚穀装置(13)の基部を取付け、該排出用揚穀装置(13)の先端には排出オーガ(14)の基部を横軸(15)により回動自在に取付け、前記排出オーガ(14)は、排出作業をしないときは排出用揚穀装置(13)に対して折り曲げて前記グレンタンク(5)の略上方に位置するように横軸(15)中心に回動させて格納し、排出作業のときは前記排出オーガ(14)と排出用揚穀装置(13)とを直線状態に連結すると共に前記排出装置(10)の軸心を中心に側方回動するように構成し、前記グレンタンク(5)の後側上部には、平面視、前記排出用揚穀装置(13)より脱穀装置(3)側であって、かつ、前記カッター(7)の上方に膨出する後側膨出部20を設け、該後側膨出部20の底面22は前側に至るに従い低くなるように前下がりに傾斜させて形成したコンバインのグレンタンク。
【請求項2】
請求項1において、グレンタンク(5)の内側壁面(48)には、前記脱穀装置(3)により脱穀した穀粒を供給揚穀する供給揚穀装置(49)の上部を接続し、供給揚穀装置(49)の上部には内側壁面(48)に形成したタンク供給口(50)を包囲するケース(51)を設け、ケース(51)の前側には供給揚穀装置(49)の揚穀螺旋の上部に設けた拡散翼(53)の軌跡に合わせた円弧状の円弧ガイド部(54)を設け、ケース(51)の後側は平面視内側壁面(48)に近づくに従い後側に位置するように傾斜させた傾斜ガイド部(55)に形成したコンバインのグレンタンク。
【請求項3】
請求項1または請求項2において、前記供給揚穀装置(49)より後側の内側壁面(48)は、後側に至に従い脱穀装置(3)に接近する内側前側傾斜面(59)と後側に至に従い脱穀装置(3)より離れる内側後側傾斜面(60)を有して前記脱穀装置(3)側に膨出する内側膨出部(58)に形成し、前記内側前側傾斜面(59)に前記供給揚穀装置(49)のケース(51)を接続したコンバインのグレンタンク。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2007−166972(P2007−166972A)
【公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−368907(P2005−368907)
【出願日】平成17年12月21日(2005.12.21)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年12月21日(2005.12.21)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】
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