説明

コーヒー果粒化粧組成物及び方法

【課題】コーヒー果粒調製物を含み、最も好ましくは成熟前に急速乾燥したコーヒー果粒からの抽出物を含む化粧組成物の提供。
【解決手段】化粧組成物は、シャンプー、ローション、クリーム、香油、又は軟膏として製剤され、コーヒー果粒調製物及び/又はコーヒー果粒調製物を含む化粧組成物は、抗酸化効果、抗炎症性効果、紫外線保護効果、抗変異原性効果、化学保護効果、瘢痕低減効果、肌美白効果、しわ低減効果、湿潤効果、及び抗菌効果のうちの少なくとも1つを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2004年4月8日に出願した米国特許仮出願シリアル番号第60/560,865号、及び2004年10月12日に出願した米国特許仮出願シリアル番号第60/618900号に対する優先権を請求し、さらに我々の国際特許出願シリアル番号PCT/US03/11950及びPCT/US03/11951に関連し、それらのすべては本明細書の参考文献によって組み込まれる。
【0002】
化粧組成物及び方法、特にコーヒー果粒、コーヒー果粒調製物、及びそれらの抽出物を含むものに関する。
【背景技術】
【0003】
多くの化粧製剤には特に望ましい結果に達するよう1つ以上の植物からの植物抽出物若しくは調製物が含まれる。典型的に、このような製剤において使用される植物は、公知の薬効を有するものである。例えば、カモミール抽出物は炎症を低下させるのに頻繁に使用され、シンロカイ抽出物は肌の刺激作用を緩和するのに使用され、キンセンカ属抽出物はしばしば消毒剤として使用される。
【0004】
珍しいことに、通常ほとんどの非薬用植物、特に食用又は飲料調製物のために通常使用される植物は化粧製剤に含有されず、化粧品における非薬用食用植物の最も顕著な使用には、マスクのためのキュウリ、剥皮のためのアーモンド及びアプリコットが含まれる。別の例において、米国特許第2004/054534号に記載されるように、焙煎した及び焙煎していないカフェイン除去したコーヒー豆の抽出物は脂性肌を処置するために局所的に使用される。このような抽出物は少なくともある程度皮脂腺を正常化することが報告されているが、それにもかかわらずさまざまな不利が残存する。とりわけ、特定処方によっては、これら抽出物の化学的安定性は望ましいものではない。あるいは、米国特許第2002/0187239号及び国際公開第2002/062159号に教示されるように、発明者は植物の抽出物の調製のための基本材料としての植物廃棄物の使用(例、コーヒー生産工程からのコーヒー果粒パルプの使用)を記載する。しかしながら、コーヒー生産では、一般的に成熟果粒の収穫が要求され、かなりの量の微生物が繁殖していることが知られている。結果として、廃棄材料(つまり、パルプ)はほとんど、さまざまなマイコトキシンで非常に夾雑し、それゆえ使用前に解毒しなければならない。
【0005】
それゆえ、多くの化粧用製剤が本分野で公知であるが、それらのすべて又はほぼすべては、特にコーヒー植物の一部が含まれる製剤では1つ以上の不利に悩まされている。結果として、改善された化粧組成物及び方法を提供する必要性が今なお存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許第2004/054534号
【特許文献2】米国特許第2002/0187239号
【特許文献3】国際公開第2002/062159号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、化粧組成物にコーヒー果粒、又はその一部及び/又は抽出物が含まれるさまざまな化粧組成物及び方法に指向される。
【0008】
本発明の対象事項のある特定の熟慮された態様において、化粧組成物にはコーヒー果粒調製物、さらにより好ましくは成熟前コーヒー果粒及び/又は急速乾燥したコーヒー果粒から調製されるコーヒー果粒調製物が含まれ、成熟前コーヒー果粒は、コーヒー果粒のマイコトキシンレベルが総アフラトキシンについて20ppb未満、総オクラトキシンについて10ppb未満、総フラモニシンについて5ppm未満であるように、急速乾燥される。なおさらに特に好ましいコーヒー果粒調製物は、コーヒー果粒の豆、コーヒー果粒のパルプ、粘液、及び外皮のうちの少なくとも2つから調製されるアルコール抽出物及び/又は水性抽出物である。
【0009】
意図する化粧組成物は、多様な製剤において処方されてもよく、特に好ましい製剤にはシャンプー、ローション、クリーム、香油、及び軟膏が含まれる。さらに、化粧組成物は、組成物がコーヒー果粒調製物を含むという情報と関連することが好ましく、組成物が抗酸化効果、抗炎症性効果、紫外線保護効果、抗変異原性効果、化学保護効果、瘢痕低減効果、肌美白効果、湿潤効果、しわ低減効果、及び抗菌効果のうちの少なくとも1つを有する組成物とある情報とが関連付けられてもよいことがさらに意図される。
【0010】
コーヒー果粒調製物の特質により、調製物には、コーヒー酸、必須単糖類、コーヒー粘液多糖類、及びトリゴネリンからなる群から選択される化合物の少なくとも2つのクラスが含まれることは認識されるべきであり、これらのクラスは、少なくとも総計1重量%、より典型的には少なくとも総計5重量%の量で抽出物中に存在する。典型的なコーヒー酸には、クロロゲン酸、フェルラ酸、及びカフェイン酸が含まれ、必須単糖類にはアラビノース、フコース、マンノース、キシロース、及びガラクトースが含まれる。
【0011】
結果的に、化粧組成物を市販する方法は、化粧組成物を提供する段階と、組成物がコーヒー果粒調製物を含むという情報を提供する更なる段階とを含んでもよい。好ましい方法において、コーヒー果粒調製物はコーヒー果粒(最も好ましくは成熟前コーヒー果粒及び/又は急速乾燥したコーヒー果粒)の抽出物を含み、情報は化粧組成物と関連づけられている(例、製剤を含有する容器及び/又は容器を含有する包装上に印刷される。)。
【0012】
本発明のさまざまな目的、特徴、態様及び利点は、本発明の好ましい実施態様に関する以下の詳述からより明白にされる。
【発明の効果】
【0013】
本発明者は、コーヒー果粒、その一部、及び/又は抽出物が化粧、特に局所的に(例、肌又は毛髪へ)適用される化粧製品において使用できることを発見した。コーヒー果粒、その一部及び/又は抽出物のいずれもが本明細書での使用に適していると考えられる。しかしながら、特に好ましいコーヒー果粒、一部及び/又は抽出物には、マイコトキシンの特に少ない成熟前の及び/又は急速乾燥したコーヒー果粒由来のものが含まれる。
【0014】
本明細書で使用される、「コーヒー果粒」という語は、外果皮及び外側中果皮(つまりパルプ)が内側中果皮(すなわち、粘液)及び内果皮(すなわち、外皮)を取り囲み、内側中果皮及び内果皮が順に種子(すなわち、豆)を取り囲むコーヒー樹(コーヒー属種)の果実全体を指す。したがって、コーヒー果粒という語は、果粒の茎を含んでもよいか又は含まなくてもよいコーヒー果粒全体を特に指す。
【0015】
「成熟前コーヒー果粒」という語は、まだ成熟段階に達していないコーヒー果粒を指し、それは一般に、真菌感染に対する罹患しやすく若しくは存在及び/又はマイコトキシンの存在によって特徴付けられる。したがって、成熟前コーヒー果粒は、急速乾燥したとき、総アフラトキシンについて20ppbを下回り、総フモニシンについて5ppmを下回り、総ボミトキシンについて5ppmを下回り、オクラトキシンについて5ppbを下回るマイコトキシンレベルをコーヒー果粒が呈するであろう成熟段階にある。急速乾燥したコーヒー果粒は収穫の0時間ないし48時間(及びより好ましくは6時間ないし24時間)以内で典型的に乾燥し、それにより残余水は20%(w/w)以下であり、より典型的には6%(w/w)以下ないし12%(w/w)以下である。
【0016】
他の観点で見ると、成熟前コーヒー果粒は少なくとも幾分緑色を典型的に呈するであろうし(少なくとも5%、より典型的には少なくとも10%)、いずれかの表面の欠陥(例、チェリーの5%未満の面積を覆う傷、切断部分及び/又は孔)が典型的にないであろう。成熟前コーヒー果粒は、コーヒー果粒が手摘みされ、コーヒー豆の生産に使用される収穫のその後の一区切りのために、コーヒー果粒がそのコーヒー樹木に残存するであろうことにおいても特徴付けられてもよい。あるいは、色選別器(例、CCD装置)はコーヒーが多量収穫され自動的に選別される定量的な色の基本に基づいて成熟前コーヒー果粒を同定及び選別するために採用されてもよい。
【0017】
以下の態様及び実施例の多くが成熟前状態にあるコーヒー果粒を採用する一方で、完熟したコーヒー果粒も本明細書で適切であると考えられることはさらに正しく認識されるべきであろうし、特にこのような成熟したコーヒー果粒は表面の損傷(すなわち、表面積の5%以下)及び/又は微生物感染(すなわち、乾燥重量ベースで、総アフラトキシンについて20ppb未満、総フモニシンについて5ppm、総ボミトキシンについて5ppm、及びオクラトキシンについて5ppb未満のマイコトキシンレベルにいたる侵襲)を実質的に回避する場合そうであるべきである。したがって、化粧製剤及び/又はコーヒー果粒はすべて、変動する割合で完熟したコーヒー果粒を成熟前コーヒー果粒と同様に含んでもよい。例えば、適切な割合には、100%成熟対0%成熟前、好ましくは90%成熟対10%成熟前、より好ましくは75%成熟対25%成熟前、さらにより好ましくは50%成熟対50%成熟前、最も好ましくは25%未満成熟対75%超成熟前が含まれる。
【0018】
本明細書でさらに使用されるように、「急速乾燥した」コーヒー果粒という語は、コーヒー果粒全体がカビ、真菌、及び/又は酵母の成育を、乾燥したコーヒー果粒が総アフラトキシンについて20ppbを下回り、総フモニシンについて5ppmを下回り、総ボミトキシンについて5ppmを下回り、及びオクラトキシンについて5ppbを下回るマイコトキシンレベルを呈するであろう程度まで制限するプロトコールの下で乾燥することを意味する。急速乾燥したコーヒー果粒は収穫の0時間ないし48時間(及びより好ましくは6時間ないし24時間)以内で典型的に乾燥し、それにより残余水含有量は20%(w/w)以下であり、より典型的には6%(w/w)以下ないし12%(w/w)以下である。(急速乾燥コーヒー果粒の一部となってもよい)適切な乾燥プロセスには、空気乾燥、日干し、スプレー乾燥、凍結乾燥等が含まれる。
【0019】
本明細書においてなおもさらに使用されるように、「マイコトキシン」という語は、経口摂取したときヒト又は動物に対する有意な毒性を呈するカビ、真菌、及び/又は酵母において形成されるいずれかの毒性生成物を指す。特に考慮されるマイコトキシンには、アフロトキシン(及び特にB1、B2、G1、及びG2)、フモニシン(及び特にB1、B2、及びB3)、オクラトキシン、デオキシニバレノール(DON、ボミトキシン)、T−2毒素、及びゼアラレノンが含まれる。「総アフラトキシン」という語はそれゆえ、アフラトキシン変異体全部の合計を指し、「総フモニシン」という語はフモニシン変異体全部の合計を指し、「総オクラトキシン」という語はそれゆえ、オクラトキシン変異体全部の合計を指す。
【0020】
適切なコーヒー果粒、その部分及び/又は抽出物の典型的な調製物は、我々の同時係属のシリアル番号PCT/US03/11950(発明の名称「低マイコトキシンのコーヒー果粒生成物」)及びPCT/US03/11951(発明の名称「コーヒー果粒生成物のための方法」)を有する国際特許出願において記載されており、それらは特に本明細書に参照によって組み込まれる。さらに、コーヒー果粒生成物のマイコトキシンが低いか、又はまったくないことが一般に好ましいが、局所使用に対して、マイコトキシンの許容される及び/又は耐容を示される量は栄養生成物に必要とされるよりも高いかもしれないことは認識されるべきである。したがって、意図されるコーヒー果粒調製物は成熟前及び/又は急速乾燥したコーヒー果粒から、又は成熟前及び/又は急速乾燥したコーヒー果粒の少なくとも一画分(例、少なくとも10%、より典型的には少なくとも20%、最も典型的には少なくとも50%)を含むコーヒー果粒のバッチから作られることが一般的に好ましい。
【0021】
一般に好ましい化粧製剤において、コーヒー果粒調製物は化粧製剤への調合に適したさまざまな形態で存在してもよいか又は、更に調合することなく直接適用するために処方されてさえもよい。それゆえ、コーヒー果粒調製物は、機械的に加工される材料(例、凍結乾燥した粉末、又はさもなくば粉砕し脱水した材料、又は圧縮したコーヒー果粒から得られる液体)として調製されてもよい。コーヒー果粒は(例、機械加工の段階の後)、化学加工されてもよいことはさらに正しく認識されるべきであり、特に適した化学加工段階には溶媒抽出又は分画が含まれる。例えば、1つ以上の望ましい構成要素に富んだ溶液を得るため(及び/又は1つ以上の望ましくない構成要素を欠失した材料を得るため)、コーヒー果粒は水性溶媒及び/又はアルコール溶媒で粉砕及び抽出されてもよい。そのように調製された抽出物はさらにクロマトグラフィー法(例、イオン交換、サイズ排除、又はろ過)の使用、若しくはコーヒー果粒の構成要素又は画分を添加により精製及び/又は特定の構成要素に富むものとすることができる。望ましい構成要素により、抽出物は、コーヒー果粒の選択された部分(例、コーヒー果粒の豆、コーヒー果粒のパルプ、粘液、及び/又は外皮の少なくとも1つ以上)からも調製されてもよいことはさらに認識されるべきである。
【0022】
成熟前コーヒー果粒の乾燥物質の50重量%超が炭水化物、特に多糖類であることは留意されるべきである。残余は、さまざまなタンパク質(約10重量%ないし12重量%)、けん化可能な脂質(約10重量%ないし18重量%)、けん化不可能な脂質(約10重量%)、及び植物ステロール、トコフェロール、ジテルペン(diterpenic)アルコール(例、カフェストール、カーウェオール(kahweol)、カウラン(kauranic)誘導体)を含むさまざまな他の親油性構成要素、等を含む。コーヒー果粒はさらに、さまざまなフェノール酸(phenolic acid)(典型的には約5重量%)を含み、典型的な代表例はフェルラ酸、キナ酸、カフェイン酸、及びクロロゲン酸である。カフェインは、約0.5重量%ないし約2重量%で、及びそれより高くさえ存在してもよい。
【0023】
それゆえ、コーヒー果粒(抽出物)の調製物の特定の性質により、調製物及び/又は抽出物に含まれる、コーヒー酸(例、クロロゲン酸、フェルラ酸、及びカフェイン酸)、必須単糖類(例、グルコース、ガラクトース、アラビノース、マンノース、キシロース、フコース、N−アセチルガラクトサミン、N−アセチルグルコサミン、及びN−アセチルノイラミン酸)、コーヒー粘液多糖類、及び/又はトリゴネリンの量が変動するであろう。しかしながら、コーヒー酸、必須単糖類、コーヒー粘液多糖類、及び/又はトリゴネリン(の少なくとも2つ)が化粧組成物、調製物、又は抽出物中に少なくとも総計1重量%、より好ましくは総計2重量%ないし5重量%、最も好ましくは総計5重量%ないし20重量%の量で存在することは典型的に好ましい。
【0024】
化粧製剤は肌、爪、及び/又は毛髪へ局所的に適用されることが一般的に好ましい。結果として、特定の組成物及び適用の様式はかなり変動してもよく、すべての公知の化粧組成物及び/又は製剤は本明細書の使用に適していると考えられる。例えば、適切な化粧製剤には、ジェル、クリーム、ムース、軟膏、液体(スプレー可能な又はさもなくば適用される)リップスティック製剤、等が含まれ、それらはすべて洗浄剤、スキンケア剤、及び/又は機能性化粧品として使用されてもよい。本分野において公知の化粧上の使用のための多くの製剤があり(例、Cosmetic and Toiletry Formulations Volume 8、Ernest W.Flick著; Noyes Publications; 第2版、2000年1月15日; ISBN:0815514549)、それらのすべては本明細書の使用に適していると考えられる。
【0025】
ほとんどの場合、化粧組成物は、約0.1重量%ないし約80重量%の量で、より好ましくは約1重量%ないし約40重量%の量で、最も好ましくは約5重量%ないし約20重量%の量でコーヒー果粒調製物を含む。しかしながら、コーヒー果粒調製物が高濃縮されている場合、より少量の量も考慮される。本発明の対象事項に記載の化粧組成物にはさらに、界面活性剤、抗酸化剤、ビタミン、ミネラル(例、錯体化ホウ素)、香料、植物ホルモン、αヒドロキシ酸、アセチル化化合物(例、N−アセチルシステイン)、等を含む更なる成分が含まれてもよいこともさらになおも熟慮される。
【0026】
なおさらなる態様において、(成熟前及び/又は成熟していてもよい)コーヒー果粒が乾燥段階なしで化粧製剤に直接使用されてもよいことは認識されるべきである。例えば、このようなコーヒー果粒は、粉砕され、粉末化され、又はペースト若しくはピューレへと浸軟されてもよく、それが後に化粧製剤へと含まれる。あるいは、コーヒー果粒は、コーヒー果粒ジュース又はジュース濃縮物を得るために圧縮されてもよく、それが後に化粧製剤へと含まれる。乾燥していないコーヒー果粒由来のこのような材料が化粧製剤へと好ましく含まれる一方で、他の使用、特に栄養適用における使用も本明細書において明白に意図されることはさらに正しく認識されるべきである。例えば、このようなジュース、ピューレ、及び他の材料はスナックバー、飲料、又は他の可食性材料へとさまざまな濃度(例、約0.01重量%ないし約99.9重量%、より典型的には0.1重量%ないし約50重量%、最も典型的には1重量%ないし約20重量%)で含まれてもよく、特に適した食料品及び使用はシリアル番号PCT/US03/11950及びPCT/US03/11951を有する我々の国際特許出願に記載されており、それらは本明細書に参照によって組み込まれる。さらに意図される使用には、組成物中の抗酸化剤としてのコーヒー果粒調製物の使用が含まれ、コーヒー果粒調製物の濃度は典型的には組成物全体の約0.01重量%ないし約99.9重量%、より典型的には0.1重量%ないし約50重量%、最も典型的には1重量%ないし約20重量%である。
【0027】
なおもさらに、組成物及び方法がコーヒー樹木以外の植物からの植物抽出物を採用してもよいことは留意されるべきであり、クロロゲン酸、カフェイン酸、及びフェルラ酸(のうちの好ましくは少なくとも2つ)を含む植物が特に好ましい。最も好ましくは、クロロゲン酸、カフェイン酸、及びフェルラ酸はこのような代替植物において少なくとも0.1重量%(又は0.5重量%ないし約5重量%、及びそれより高くさえある。)の量で存在する。
【0028】
本発明の対象事項を制限するものではないが、本発明者は、本明細書に表される化粧組成物が局所使用に多くの利点を呈するかもしれないことを熟慮する。他のもののうち、本発明者は、コーヒー果粒の潜在的なさまざまな成分(例、フェルラ酸、カフェイン酸、又はクロロゲン酸)において互いに補完する多くのコーヒー果粒構成要素が紫外線保護剤及び/又は抗酸化剤として作用するかもしれないことを熟慮する。別の例において、本発明者は、コーヒー果粒生成物にはさまざまな多糖類、特に粘液多糖類が含まれ、それが(水和又は他の効果を介する)肌の有益な効果を有するかもしれないことを熟慮する。したがって、本発明の対象事項に記載の化粧組成物の熟慮される有益な効果には、肌の色調の改善、剥脱の亢進、ケラチン溶解(keratinolytic)効果、しわの低減、生物学的及び/又は見かけの加齢の低減、色素沈着過剰(例、紫外線暴露、加齢関連等による肝斑)の低減、直接的及び間接的酸化損傷の低減(抗酸化剤特性)、刺激作用及び/又は炎症の低減、及び/又は感触の改善(例、滑らかさの亢進)が含まれる。
【0029】
結果として、本発明者は、本発明の対象の事項に記載の化粧組成物が(成熟前及び/又は急速乾燥したコーヒー果粒から好ましく調製される)コーヒー果粒調製物を含むという情報と関連付けられて化粧組成物が市販できることを熟慮する。関連付けが提供されるかも知れない多くの様式があり、特に好ましい関連付けには、情報が組成物を含有する容器上に印刷されるか、又は情報が容器を含む包装上に印刷される物理的関係が含まれる。同様に、情報は、販売用ディスプレイ及び/又は小冊子若しくは刊行物を介して提供されてもよい。あるいは、又はそれに加えて、情報は書かれた又は印刷された形態において提供されるだけでなく、(例、インターネットを介する)グラフィックフォーマットにおいて表示されるか及び/又は商業広告又はインフォマーシャルとしても表示されてもよい。
【0030】
特に意図される態様において、情報は、コーヒー果粒調製物及び/又はコーヒー果粒調製物を含む化粧組成物を望ましい効果と関連付けるであろう。他の熟慮される効果のうち、コーヒー果粒調製物及び/又はコーヒー果粒調製物を含む化粧組成物は、抗酸化効果、抗炎症性効果、紫外線保護効果、抗変異原性効果、化学保護効果、瘢痕低減効果、肌美白効果、しわ低減効果、湿潤効果、及び抗菌効果のうちの少なくとも1つを有する。
【実施例】
【0031】
以下の実施例は、当業者が本発明の対象の事項に記載の組成物を作製及び使用でき、本明細書に一般に述べられる典型的な組成物及び方法を説明するために提供される。
【0032】
コーヒー果粒全体の収穫
コーヒー果粒の成熟を、チェリー全体の緑色及び赤色(又は適用可能な場合、黄色)の量を視覚的に概算することによって決定した。チェリーが成熟すると、緑色チェリーは典型的に大きさを増し、その後赤色の量の増大を発達させるであろう。本実施例について、コーヒー果粒を成熟の4段階で回収した。すなわち、完全に、又はほぼ完全に緑色(未熟;典型的にはコーヒー果粒の赤色又は黄色の5%未満)、主として緑色で幾分赤色(半熟、段階1;典型的にはコーヒー果粒の赤色又は黄色の25%未満)、主として赤色で幾分緑色(半熟、段階2;典型的にはコーヒー果粒の緑色の25%未満)、及び破壊されておらず傷のついていない赤色(ほぼ成熟;典型的にはコーヒー果粒の緑色の10%未満;傷、切断部の面積、又はさもなくば破壊された表面積が5%未満。)であった。できるだけ多くの、全体的な、破壊されておらず及び切断されていないチェリーを回収した。
【0033】
コーヒー果粒全体の急速乾燥
試料抽出用のコーヒー果粒全体を以下の手段に従って空気乾燥機の個別のトレイ上で収穫後1時間ないし12時間以内にチェリーを乾燥させることによって調製した。コーヒー果粒(400gないし600g)をビーカーに秤量し、水道水で2回洗浄した後、蒸留水で1回洗浄した。そのように洗浄したコーヒー果粒を排水するために空気乾燥機のトレイ上に置いた後、150°Fないし160°Fで16時間ないし18時間、一定の重量になるまで乾燥させた。2回の連続した1時間の間隔での重量の差が1g未満までのとき、乾燥を停止した。乾燥したチェリー全体の典型的な産出量は160gないし220gであった。更なる分析は、乾燥したチェリーにおいて6%ないし12%の残留水量を示した。
【0034】
マイコトキシン分析
栄養製品において使用するための(及び特に茶において使用するための)未熟の、半熟の及びほぼ成熟の段階(前述参照)におけるコーヒー果粒全体の生存率を決定するため、選択されたマイコトキシンのレベルを測定し、比較生成物及びコーヒー生成物からの赤い、成熟したコーヒー果粒副産物と比較した。以下の表1に明白に見られうるように、成熟前収穫の全段階の急速乾燥したコーヒー果粒は(アフラトキシン及びオクラトキシンについて測定されるように)1ppbの検出限界を下回るマイコトキシンレベルを有した。
【0035】
マイコトキシン濃度を、ELISA及びHPLC分析の両者によって、独立した実験室において決定した。以下の結果に基づいて、本発明者は、異なる成熟前収穫段階からの試料がすべてヒトの局所的使用のための化粧組成物における直接的な使用に適していると結論付ける。対照的に、(チェリーの面積の典型的には20%超の)傷のある赤色の成熟したチェリーからのコーヒー生成時の(主としてコーヒー果粒からのパルプ、粘液、及び外皮からなる)典型的な副産物は、アフラトキシン及びオクラトキシンの両者における実質的な含有量を有した。
【0036】
【表1】

【0037】
急速乾燥した成熟前のコーヒー果粒全体についてのポリフェノール(PP)、クロロゲン酸(CG)、及びカフェイン(CF)分析
実験の更なるシリーズにおいて、さまざまな成熟前段階で急速乾燥したコーヒー果粒全体からの総ポリフェノール、クロロゲン酸、及びカフェインのレベルを測定し、緑色の焙煎したコーヒー豆と比較した。表2はこの分析の結果を要約する。
【0038】
興味深いことに、すべての成熟前収穫段階の急速乾燥したコーヒー果粒のポリフェノール(PP)レベル異が緑色の又は焙煎したコーヒー豆のレベルよりも幾分低かった一方、急速乾燥した成熟前コーヒー果粒のポリフェノールの有意な量はなおも残っている。同様に、さまざまな成熟前段階での急速乾燥したコーヒー果粒全体のクロロゲン酸(CG)量は焙煎したコーヒーと比較して実質的に高いレベルにとどまっていたが、緑色豆と比較して幾分低かった。成熟前収穫段階すべての急速乾燥したコーヒー果粒のカフェイン(CF)レベルは実質的に、緑色及び焙煎したコーヒー豆のカフェインレベル内であった(付与されるデータがすべて乾燥質ベースに基づいており、豆の乾燥重量に対して標準化されていないことは指摘されるべきである。)。
【0039】
ポリフェノール分析:乾燥したコーヒー果粒全体(又は緑色豆又は焙煎した豆)を回転するスチールナイフコーヒー挽き装置で30秒間挽き、挽いた試料を生成した。挽いた試料を100mlの蒸留水へ添加し、結果として生じる混合物をエルレンマイヤーフラスコ中で30分間沸騰させるまで加熱した。熱を除去し、混合物を室温へ冷却させた。結果として生じる懸濁液を100mlの目盛りつきシリンダーへ転移し、容積が100mlになるよう水を添加した。混合物を次に、エルレンマイヤーフラスコへ転移し戻し、軽く撹拌し、固体を沈殿させた。上清溶液の一定分量(〜3ml)を0.45μmAcrodiscフィルターへかけ、結果として生じる透明な溶液を、メスフラスコを使用して蒸留水で1:10に希釈した(1.00mlを9.00mlの蒸留水で希釈した。)。
【0040】
フォリン−チオカルト法を使用して、以下のとおり希釈した溶液のポリフェノール含有量を測定した。希釈した溶液の1mlを検査チューブへ添加し、0.2Nのフォリン−チオカルトのフェノール試薬(Sigma溶液、2N、水で1:10に希釈済み)の1mlと混合し、室温で5分間そのままにしておいた。1NのNaHCOの1mlを添加し、反応混合物を室温で2時間そのままにしておいた。カテキンに対して標準化した紫外線−可視光線分光光度計を使用して、λ最大値=750nmで、ブランクとしての蒸留水に対してポリフェノールレベルを決定した。
【0041】
クロロゲン酸:本分野で周知の標準的な分析及び分離プロトコールを使用して、前述のように調製されたろ過した透明な溶液のHPLC分離を使用して、クロロゲン酸の決定を実施した。同様に、本分野で周知の標準的な分析及び分離プロトコールを使用して、前述のように調製されたろ過した透明な溶液のHPLC分離を使用して、カフェインの決定を実施した(典型的なプロトコールについては、例えば、Bispo M.S.ほか、J.Chromatogr.Sci.; 2002、1月号;40(1): 45−8、又はNakakuki,Hほか、J.Chromatogr.A.;1999、7月2日号;848(1−2): 523−7を参照。)。
【0042】
【表2】

【0043】
水性コーヒー果粒抽出物の調製
急速乾燥した成熟前コーヒー果粒を回転するスチールナイフコーヒー挽き装置で10秒間ないし30秒間、いくつものバッチにおいて挽き、挽いた試料を生成した。挽いた試料(20.0g)へ80mlの沸騰した蒸留水を添加し、結果として生じる混合物をエルレンマイヤーフラスコ中で室温まで冷却させる。固体をろ過し、ろ液を凍結乾燥して粉末化する。第二バッチを前述のとおり、40容積%の熱エタノール水溶液を溶媒として使用して調製し、ろ液を凍結乾燥及び粉末化する。
【0044】
両粉末を水中に再懸濁して10重量%溶液をそれぞれ形成し、溶液を再度ろ過して不溶性物質を除去する。そのようにして得られたコーヒー果粒調製物を次に、以下に付与される比で化粧ベース製剤へ添加する。
【0045】
ボディローション(水中油)
a)PEG−7水素化ヒマシ油 2.00%
PEG−20ラウリン酸グリセリル 1.00%
ココグリセリド(cocoglyceride) 3.00%
セテアリルアルコール 1.00%
イソノナン酸セテアリル 4.00%
ステアリン酸オクチル 4.00%
フェノキシエタノール、メチルパラベン、 0.30%
エチルパラベン、ブチルパラベン、
プロピルパラベン、イソブチルパラベン
b)蒸留水 73.40%
フェノキシエタノール、メチルパラベン 0.30%
エチルパラベン、ブチルパラベン、
プロピルパラベン、イソブチルパラベン
グリセリン 3.00%
c)コーヒー果粒抽出物 5.00%
d)アクリルアミド共重合体、鉱油 3.00%
C13−C14イソパラフィン、ポリソルベート85
【0046】
混合物a)を約70℃で融解し、混合物b)を約70℃まで加熱して、撹拌しながら混合物a)へ添加する。ローションが約30℃まで冷却するまで撹拌し続ける。次に、c)及びd)を撹拌しながら添加し、ローションを均質化する。
【0047】
ジェルローション
a)アクリルアミド共重合体、鉱油、 5.00%
C13−C14イソパラフィン、ポリソルベート85
ミリスチン酸ミレス−3 4.00%
b)蒸留水 85.00%
フェノキシエタノール(及び)メチルパラベン(及び) 0.50%
エチルパラベン(及び)ブチルパラベン(及び)
プロピルパラベン(及び)イソブチルパラベン
キサンタンガム 0.50%
c)コーヒー果粒抽出物 5.00%
【0048】
混合物a)を約50℃で溶解する。混合物b)を室温で分散させ、撹拌しながらa)へ添加する。次に、組成物c)を撹拌しながら添加する。
【0049】
水中油クリーム
a)セテアリルアルコール(及び)セテアレス−20 8.00%
ココグリセリド 2.00%
セテアリルアルコール 2.00%
ジカプリリルエーテル 8.00%
エルカ酸オレイル 7.00%
フェノキシエタノール、メチルパラベン、 0.30%
エチルパラベン、ブチルパラベン、
プロピルパラベン、イソブチルパラベン
b)蒸留水 62.40%
フェノキシエタノール、メチルパラベン、 0.30%
エチルパラベン、ブチルパラベン、
プロピルパラベン、イソブチルパラベン
グリセリン 5.00%
c)コーヒー果粒抽出物 5.00%
【0050】
混合物a)を約70℃で融解し、混合物b)を約70℃へ加熱し、撹拌しながら混合物a)へ添加する。クリームが約30℃まで冷却するまで撹拌し続ける。次に、組成物c)を撹拌しながら添加し、クリームを均質化する。
【0051】
油中水クリーム
a)ダイマージリノール酸ジイソステアロイルポリグリセリル−3 3.00%
蜜蝋 0.60%
水素化ヒマシ油 0.40%
亜流動パラフィン(paraffinum subliquidum)5.00%
イソヘキサデカン 10.00%
PPG−15ステアリルエーテル 2.00%
ジメチコン 0.50%
フェノキシエタノール、メチルパラベン、 0.30%
エチルパラベン、ブチルパラベン、
プロピルパラベン、イソブチルパラベン
b)蒸留水 68.40%
フェノキシエタノール、メチルパラベン 0.30%
エチルパラベン、ブチルパラベン、
プロピルパラベン、イソブチルパラベン
グリセリン 3.00%
MgSO *7HO 1.00%
c)コーヒー果粒抽出物 5.00%
d) ジメチルシリル化シリカ 0.50%
【0052】
混合物a)を約80℃まで加熱し、混合物b)を80℃にし、撹拌しながらa)へ添加する。クリームが約30℃まで冷却するまで撹拌し続けた後、c)及びd)を添加し、クリームを均質化する。
【0053】
シャンプー
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム 15.0%
アルキルポリグルコシド 4.0%
N−エタノール−N−メチルドデカン酸アミド 3.0%
EDTA−Na 0.3%
pHを6.0へ調整するためのリンゴ酸 十分量
保存料 0.5%
コーヒー果粒抽出物 10.0%
精製水 平衡量
総計 100.0%
【0054】
全成分を互いに混合し、容積を約90mlにする。次に、pHを調整し、容積を最終的に100mlへ調整する(すべての%は重量%である。)。
【0055】
ボディシャンプー
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム 16.0%
ポリオキシエチレンナトリウム 5.0%
N−エタノール−N−メチルパームカーネル油脂肪酸アミド 2.5%
グリセリン 3.0%
カチオン化セルロース 0.1%
ジステアリン酸エチレングリコール 3.0%
EDTA−Na 0.3%
pHを5.7へ調整するためのクエン酸 十分量
保存料 0.5%
コーヒー果粒抽出物 7.5%
精製水 平衡量
総計 100.0
【0056】
全成分を互いに混合し、容積を約90mlにする。pHを調整し、容積を最終的に100mlへ調整する(すべての%は重量%である。)。
【0057】
洗顔料
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム 20.0%
N−エタノール−N−メチルドデカン酸アミド 4.8%
グリセリン 3.0%
ヒドロキシエチルセルロース 0.3%
ジステアリン酸エチレングリコール 1.5%
EDTA−Na 0.3%
pHを6.0へ調整するためのクエン酸 十分量
保存料 0.5%
コーヒー果粒抽出物 10.0%
精製水 平衡量
総計 100.0
【0058】
全成分を互いに混合し、容積を約90mlにする。次に、pHを調整し、容積を最終的に100mlへ調整する(すべての%は重量%である。)。
【0059】
以上のように、低マイコトキシンのコーヒー果粒生成物の具体的な実施態様及び適用を開示した。しかしながら、当業者であれば、実施態様及び適用の他の多くの更なる修飾を、本明細書の思想から逸脱せずに行い得ることは自明であろう。それゆえ、本発明の主題は、添付の特許請求の範囲の精神以外によって限定されるべきではない。さらに、明細書及び特許請求の両者を解釈する際には、すべての語は、文脈に合致する可能な限り広義に解釈されるべきである。特に、「を含む」及び「を含んでいる」という語は、非排他的な様式で要素、構成要素、又は段階を指すものとして解釈されるべきであり、参照された要素、構成要素、又は段階が、明記されていない他の要素、構成要素又は段階とともに存在するか、又は利用され、又は組み合わされてもよいことを示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも5%緑色および果粒の5%未満の面積を覆う表面欠陥を有する成熟前のコーヒー果粒を収穫し、収穫後の48時間以内にコーヒー果粒を急速乾燥し、次いで、急速乾燥したコーヒー果粒を水性および/またはアルコール性溶媒により抽出処理に付することを含む、コーヒー果粒全体から抽出物を調製する方法。
【請求項2】
抽出物が、ポリフェノール、クロロゲン酸、およびカフェインを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
収穫されたコーヒー果粒が、収穫後の24時間以内に急速乾燥される、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
収穫されたコーヒー果粒が、収穫後の12時間以内に急速乾燥される、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
収穫されたコーヒー果粒が、マイコトキシンレベルが総アフラトキシンについて20ppb未満であり、総オクラトキシンについて5ppb未満となるように急速乾燥される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
収穫されたコーヒー果粒が、残存水分量が20重量%以下となるまで急速乾燥される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
収穫されたコーヒー果粒が、残存水分量が6〜12重量%の範囲内になるまで急速乾燥される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。

【公開番号】特開2009−185036(P2009−185036A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−78227(P2009−78227)
【出願日】平成21年3月27日(2009.3.27)
【分割の表示】特願2007−507300(P2007−507300)の分割
【原出願日】平成16年11月3日(2004.11.3)
【出願人】(506338504)ブイ・デイ・エフ・フユーチヤーシユーテイカルズ・インコーポレイテツド (3)
【Fターム(参考)】