説明

コーンバルブ式計量ユニット

【課題】被計量物の排出時間を従来例よりも短縮できるコーンバルブ式計量ユニットを提供する。
【解決手段】コーンバルブ式計量ユニット200のコーンバルブ50は、ホッパ本体10の内壁面に対置された弁座51と、弁座51に当接する弁体52と、弁体52から上下方向に沿ってホッパ本体10の外部にまで延びる弁軸53と、を備える。コーンバルブ10は、弁軸53が上下動することにより、弁座51および弁体52を用いて開閉し、弁体52は、弁軸53が回動することにより、弁軸53を用いて回転する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コーンバルブ式計量ユニットに関する。特に、本発明は、粉体(洗剤、肥料等)あるいは粒体(樹脂ペレット、穀物、飼料等)等の被計量物を計量する計量装置に配されたコーンバルブ式計量ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、粉体あるいは粒体からなる被計量物を袋等の容器に充填する装置として、パッカースケールと呼ばれる計量装置が知られている。この種の計量装置では、被計量物の種類や使用目的等によって、様々な方式のものが提案されている。
【0003】
例えば、上方開口から被計量物が供給されるホッパ本体の下方開口にコーンバルブを設けた装置が提案されている(例えば、特許文献1、2、3参照)。
【0004】
また、ホッパ本体内に、複数の開口が形成された一対の仕切板を設けた装置も提案されている(特許文献4参照)。この特許文献4では、仕切板の上下動によりホッパ本体の内容量を調整できることが記載されている。また、仕切板同士の相対的な回動により、仕切板同士の開口の重なり具合に基づいて、仕切板を通過する被計量物の量を調整できることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開昭62−207915号公報
【特許文献2】実開昭52−127461号公報
【特許文献3】実開昭54−90167号公報
【特許文献4】特開昭48−12056号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本件発明者等は、パッカースケールに、コーンバルブ式計量ユニットを組み込むことにより、コーンバルブ式計量ユニットによる被計量物の排出時間の短縮を行い、ひいては、被計量物の高速計量を実現することを目指している。しかし、この開発の過程において、特許文献1〜3に例示されるコーンバルブあるいは特許文献4の仕切板の単なる設計変更では、被計量物の排出時間の短縮に、一定の限界があることが次第に分かってきた。このため、パッカースケールによる被計量物の高速計量の格段の向上には、従来例の構造上の抜本的な見直しが不可欠であるとの結論に至った。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、被計量物の排出時間を従来例よりも短縮できるコーンバルブ式計量ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明のある形態(aspect)は、上下方向に延在するように設けられ、上方開口から被計量物が供給されるホッパ本体と、前記ホッパ本体の下方開口に配されたカットゲートと、を備える計量装置用のコーンバルブ式計量ユニットであって、前記カットゲートの上方の前記ホッパ本体内に配されたコーンバルブを備え、前記コーンバルブは、前記ホッパ本体の内壁面に対置された弁座と、前記弁座に当接する弁体と、前記弁体から前記上下方向に沿って前記ホッパ本体の外部にまで延びる弁軸と、を備え、前記コーンバルブは、前記弁軸が上下動することにより、前記弁座および前記弁体を用いて開閉し、前記弁体は、前記弁軸が回動することにより、前記弁軸を用いて回転する、コーンバルブ式計量ユニットを提供する。
【0009】
かかる構成により、本発明のある形態のコーンバルブ式計量ユニットでは、コーンバルブの弁体を回転させることにより、コーンバルブの弁体と弁座との間を流れる被計量物に遠心力を作用できる。よって、ホッパ本体からの被計量物の排出時間を従来例よりも短縮できる。
【0010】
また、本発明のある形態のコーンバルブ式計量ユニットでは、前記コーンバルブを、前記内壁面に沿って上下動可能に構成してもよい。
【0011】
かかる構成により、例えば、被計量物の嵩密度が変化した場合は、コーンバルブ(弁座、弁体および弁軸)を上下動させることにより、カットゲートとコーンバルブとの間のホッパ本体の部分の内容積を適切に調整することができる。
【0012】
また、本発明のある形態のコーンバルブ式計量ユニットでは、前記コーンバルブと前記カットゲートとの間のホッパ本体の部分を前記被計量物のボリューム計量部に用いてもよい。
【0013】
かかる構成により、ボリューム計量部の内容積をほぼ一定に設定できるので、ボリューム計量部に用いてホッパ本体からの被計量物の排出重量を粗計量できる。つまり、被計量物の嵩密度が一定である場合、ボリューム計量部内に被計量物が完全に満たされると、ボリューム計量部の内容積に基づいて、ボリューム計量部内の被計量物の重量を把握することができる。
【0014】
また、本発明のある形態のコーンバルブ式計量ユニットでは、前記ボリューム計量部の壁部を振動させる振動子を備えてもよい。
【0015】
かかる構成により、被計量物をボリューム計量部に投入するとき、振動子によってボリューム計量部の壁部を振動させることができる。よって、ボリューム計量部からの被計量物の排出時間を従来例よりも短縮できる。また、かかる振動の付与により、ボリューム計量部内における被計量物の嵩密度の変化を抑制できるので、ボリューム計量部から排出される被計量物の重量の変動を抑制できる。
【0016】
また、本発明のある形態のコーンバルブ式計量ユニットでは、前記コーンバルブは、前記ボリューム計量部内のエアーを外部に導くエアー排気手段を備えてもよい。
【0017】
また、本発明のある形態のコーンバルブ式計量ユニットでは、前記エアー排気手段を、前記弁体に設けられた開口と、前記弁体の中空構造と、前記弁軸の中空構造と、によって構成してもよい。
【0018】
かかる構成により、ボリューム計量部内のエアーを外部に効率的に導くことができる。よって、ボリューム計量部からの被計量物の排出時間を従来例よりも短縮できる。また、かかる効率的な空気排気により、ボリューム計量部内における被計量物の嵩密度の変化を抑制できるので、ボリューム計量部から排出される被計量物の重量の変動を抑制できる。
【0019】
また、本発明のある形態のコーンバルブ式計量ユニットでは、前記弁軸を回動させる第1駆動装置と、前記第1駆動装置と前記弁軸とを連結させる第1連結部材と、を備えてもよく、第2駆動装置の駆動力を用いて前記第1連結部材が上下動するとき、前記弁軸および前記弁体が上下動してもよい。
【0020】
また、本発明のある形態のコーンバルブ式計量ユニットでは、前記第2駆動装置と前記弁座とを連結させる第2連結部材と、を備えてもよく、第3駆動装置の駆動力を用いて前記第2連結部材が上下動するとき、前記弁座が上下動してもよい。
【0021】
前記第1連結部材と、前記第2連結部材と、が、前記第2駆動装置を介して連結してもよく、前記第3駆動装置の駆動力を用いて前記第1連結部材が上下動するとき、前記弁軸および前記弁体が上下動してもよい。
【0022】
また、本発明のある形態のコーンバルブ式計量ユニットでは、前記ホッパ本体の上端部に配された軸受けボックスを備えてもよく、前記弁軸が前記軸受けボックス内を通過することにより、前記ホッパ本体外に延び、前記軸受けボックスが前記第2連結部材を構成してもよい。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、被計量物の排出時間を従来例よりも短縮できるコーンバルブ式計量ユニットが得られる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】図1は、本発明の実施形態によるコーンバルブ式計量ユニットが配された計量装置(パッカースケール)の正面図である。
【図2】図2は、図1のパッカースケールの上面図である。
【図3】図3は、図1のパッカースケールの側面図である。
【図4】図4は、図1のコーンバルブ式計量ユニットの一例を示した図である。(a)は、コーンバルブ式計量ユニットをA−A視した図である。(b)は、コーンバルブ式計量ユニットをB−B視した図である。
【図5】図5は、図1のコーンバルブ式計量ユニットのコーンバルブの上下動の説明に用いる図である。
【図6】図6は、本発明の実施形態によるコーンバルブ式計量ユニットの被計量物の排出動作の一例を示したフローチャートである。
【図7】図7は、図1のコーンバルブ式計量ユニットにおけるボリューム計量部の内容積の制御の一例を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の実施形態によるコーンバルブ式計量ユニットの具体的な構成例について、図面を参照しながら説明する。
【0026】
なお、以下では、全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する場合がある。
【0027】
また、以下の具体的な説明は、上記コーンバルブ式計量ユニットの特徴を例示しているに過ぎない。例えば、上記コーンバルブ式計量ユニットを特定した用語と同じ用語或いは相当する用語に適宜の参照符号を付して以下の具体例を説明する場合、当該具体的な構成要素は、これに対応する上記コーンバルブ式計量ユニットの構成要素の一例である。
【0028】
従って、上記コーンバルブ式計量ユニットの特徴は、以下の具体的な説明によって限定されない。
(実施形態)
図1は、本発明の実施形態によるコーンバルブ式計量ユニットが組み込まれた計量装置(パッカースケール)の正面図である。図2は、同パッカースケールの上面図である。図3は、同パッカースケールの側面図である。図4は、図1のコーンバルブ式計量ユニットの一例を示した図である。図4(a)は、コーンバルブ式計量ユニットをA−A視した図であり、図4(b)は、コーンバルブ式計量ユニットをB−B視した図である。図5は、図1のコーンバルブ式計量ユニットのコーンバルブの上下動の説明に用いる図である。
【0029】
なお、以下の説明の便宜上、重力が作用する方向を鉛直方向(図示せず)として、「上方」(図示せず)から「下方」(図示せず)に重力が作用するものとし、この鉛直方向を上下方向と言い換える場合がある。また、図2および図3では、パッカースケール100の構成を理解し易くする趣旨で、ホッパ本体10の内部の図示を省略している。
<ホッパ本体>
まず、パッカースケール100のホッパ本体10について図面を参照しながら説明する。
【0030】
図1に示すように、パッカースケール100のホッパ本体10は、鉛直方向(上下方向)に立設しており、上端部11と、下端部(図示せず)と、を備える。
【0031】
ホッパ本体10の上端部11には、図2に示すように、被計量物供給用の供給口12(上方開口)および3個のメッシュ部13が形成されている。供給口12を用いて被計量物が、ホッパ本体10内に投入される。
【0032】
ホッパ本体10の供給口12から被計量物を投入する場合、被計量物がエアーを抱き込むことがある。そこで、本実施形態では、ホッパ本体10のボリューム投入部10A内のエアーを、メッシュ部13を用いて外部に排気できるように構成されている。
【0033】
一方、ホッパ本体10の下端部では、この下端部の排出口(下方開口;図示せず)を開閉する一対のカットゲート15A、15B(開閉手段)が配されている。
【0034】
これにより、図1の二点鎖線で示す如く、カットゲート15A、15Bを用いて上記排出口を開放すると、被計量物が、本排出口からホッパ本体10外(ここでは、計量ホッパ21内)に排出される。
【0035】
但し、ホッパ本体10の排出口から被計量物を排出しない場合(ホッパ本体10内に被計量物を一時保持する場合)、この排出口を、図1の実線で示す如く、ホッパ本体10の下端部に配された一対のカットゲート15A、15Bを用いて塞ぐことができる。なお、カットゲート15A、15Bは、計量ホッパ21の真上に配されている。
【0036】
詳しくは、カットゲート15A、15Bはそれぞれ、図1に示す如く、サーボモータ14の駆動力を用いて回転軸16A、16Bのそれぞれを中心に回動するように構成されている。つまり、カットゲート15A、15Bはそれぞれ、実線で示す閉じた状態から、回転軸16A、16Bが、矢印a、bの方向に回動されることにより二点鎖線で示す開いた状態となる。この状態から閉じた状態に戻る場合には、回転軸16A、16Bが逆方向に回動される。
【0037】
なお、サーボモータ14の駆動(カットゲート15A、15Bの開度調整)は、ロータリエンコーダ(図示せず)を用いて、制御器70により制御されている。
<計量ホッパおよび計量ホッパゲート>
次に、パッカースケール100の計量ホッパ21および計量ホッパゲート21A、21Bについて図面を参照しながら説明する。
【0038】
パッカースケール100は、図1に示すように、ホッパ本体10のボリューム計量部10B(詳細は後述)から供給された被計量物を一時保持し、その下方に配置されたシュート(図示せず)へ被計量物を排出するための計量ホッパ21および一対の計量ホッパゲート21A、21Bを備える。
【0039】
計量ホッパ21は、複数(例えば、4個)のロードセル22により支持され、ロードセル22は、パッカースケール100の架台(図示せず)に固定されている。ロードセル22から出力される荷重信号(電気信号)は、周知の信号処理回路(A/D変換器、アンプ、フィルタ等、いずれも図示せず)を経て制御器70に入力される。
【0040】
計量ホッパ21の被計量物は、所定のタイミングで計量ホッパゲート21A、21Bが、ロータリアクチュエータ17の駆動力を用いて矢印c、dの方向へ回動し、計量ホッパゲート21A、21Bが開くと、シュートを介して、その下部の排出口(図示せず)から、例えば、包装機(図示せず)に送られる。なお、ロータリアクチュエータ17の駆動は、制御器70により制御されている。
【0041】
このようにして、本実施形態では、制御器70は、計量ホッパ21内の被計量物の重量をロードセル22からの荷重信号に基づいて計量し、例えば、包装機からの被計量物の排出許可信号を受け取った場合、計量ホッパ21の排出口が、計量ホッパゲート21A、21Bによって開放され、計量後の被計量物が、シュートに送られる。
<コーンバルブ式計量ユニット>
次に、パッカースケール100の特徴部であるコーンバルブ式計量ユニット200について図面を参照しながら詳しく説明する。
【0042】
図1に示すように、パッカースケール100は、コーンバルブ式計量ユニット200を備える。
【0043】
このコーンバルブ式計量ユニット200は、コーンバルブ50と、コーンバルブ50を駆動するための複数の駆動系と、コーンバルブ50と駆動系とを連結するための複数の連結部材と、ボリューム計量部10Bの壁部を振動させるエアーバイブレータ60(振動子)と、備える。
【0044】
図1に示すように、コーンバルブ50の主要部は、カットゲート15A、15Bの真上のホッパ本体10内に配され、コーンバルブ50の駆動系は、ホッパ本体10外に配されている。また、エアーバイブレータ60の駆動は、制御器70により制御されている。なお、ここでは、振動子として、エアーバイブレータ60を例示しているが、これに限らない。エアーバイブレータに代えて、例えば、圧電振動素子を用いてもよい。
【0045】
まず、コーンバルブ50およびその周辺構造の構成について説明する。
【0046】
コーンバルブ50は、図1および図4に示す如く、中空構造のディスク状の弁体52と、弁座51と、弁体52から鉛直方向(上下方向)に延在する中空構造の棒状の弁軸53と、を備える。
【0047】
弁軸53は、ホッパ本体10の上端部の軸受けボックス40に支持されている。これにより、弁軸53は、ホッパ本体10内から軸受けボックス40を通ってホッパ本体10外に延びることができ、上下動および回動できるように構成されている。なお、軸受けボックス40も、ホッパ本体10の上端部11において上下に摺動可能に支持されている。
【0048】
図1および図4に示すように、弁体52の上コーン面および下コーン面はいずれも、円錐状に形成されている。そして、弁体52の下コーン面には、多数の小さな開口52A(図4(b)の拡大図参照)が形成され、これにより、弁体52の内外が連通可能に構成されている。
【0049】
また、図4に示すように、弁座51は、鉛直方向(上下方向)に立設する円筒状の側壁部51Aと、側壁部51Aの上端部に接続し、受部51Bが先端に形成された上傾斜部51Cと、側壁部51Aの下端部に接続し、上傾斜部51Cを先端で支持する下傾斜部51Dと、を備える。
【0050】
詳しくは、側壁部51Aは、ホッパ本体10の内壁面と僅かの隙間(例えば、1mm程度)を隔てて対置されている。上傾斜部51Cは、側壁部51Aの上端部から弁座51の内側に向かって斜め下方に延在し、下傾斜部51Dは、側壁部51Aの下端部から弁座51の内側に向かって斜め上方に延在している。そして、受部51Bが、上傾斜部51Cおよび下傾斜部51D同士の接触部から鉛直方向(上下方向)に、弁体52の上コーン面の周縁部近傍に当接できるように立設している。
【0051】
つまり、図4に示すように、側壁部51Aと、上傾斜部51Cと、下傾斜部51Dと、によって、断面が三角形の(つまり、内部が中空構造の)円環状枠体が構成されており、この円環状枠体の内側の角部に上記受部51Bが設けられている。
【0052】
また、弁座51の円環状枠体の上端部には、3本の棒状の支持部材42が、この円環状枠体の周方向に等間隔(つまり、120°毎隔てて)に配されている(図4(a)参照)。これらの支持部材42は、この円環状枠体の上端部から弁座51の中心に向かって斜め上方に延びており、弁軸53の外側に設けられた円筒体41に固定されている。そして、この円筒体41は、図1および図4に示す如く、軸受けボックス40の下端部に固定されている。
【0053】
かかる構成により、図1および図4に示すように、駆動系(詳細は後述)の駆動力を用いて弁軸53が鉛直方向に上下動するとき、弁体52のリフト量を調整することができる。すると、弁体52の上コーン面と弁座51の受部51Bとの接触により、コーンバルブ50を閉めることができる(図1の実線参照)。一方、上記接触の解除により、コーンバルブ50を開くことができる(図1の二点鎖線および図4(b)参照)。つまり、コーンバルブ50は、弁軸53が鉛直方向に上下動することにより、弁座51および弁体52を用いて開閉できる。
【0054】
また、図4に示すように、コーンバルブ50を開くときに、駆動系(詳細は後述)の駆動力を用いて弁軸53がその中心軸の中心に回動することにより、弁体52は、弁軸53を用いて回転できる。
【0055】
更に、図1、図4および図5に示すように、駆動系(詳細は後述)の駆動力を用いて、軸受けボックス40および円筒体41が、鉛直方向に上下動し、かつ、弁軸53が鉛直方向に上下動するとき、コーンバルブ50(弁座51、弁体52および弁軸53全体)をホッパ本体10の内壁面に沿って上下動でき、その結果、ボリューム計量部10Bの内容積を自在に変更できる。
【0056】
このようなコーンバルブ式計量ユニット200を用いることにより、パッカースケール100は、以下の様々な作用や効果を奏することができる。
【0057】
第1に、カットゲート15A、15Bを閉め、コーンバルブ50を開くと、ボリューム投入部10A内の被計量物が、重力の作用により、弁体52と弁座51との隙間から落下し、コーンバルブ50とカットゲート15A、15Bとの間のホッパ本体10のボリューム計量部10B内に、被計量物が堆積する。このとき、ボリューム計量部10Bの内容積をほぼ一定に設定できるので、ボリューム計量部10Bに用いてホッパ本体10からの被計量物の排出重量を粗計量できる。つまり、被計量物の嵩密度が一定である場合、ボリューム計量部10B内に被計量物が完全に満たされると、ボリューム計量部10Bの内容積に基づいて、ボリューム計量部10B内の被計量物の重量を把握することができる。
【0058】
第2に、ボリューム計量部10B内に、ボリューム投入部10Aから被計量物を投入するとき、ボリューム計量部10B内の空気を効率的に排気することが、被計量物がボリューム計量部10Bに落下する速度の促進、ひいては、ボリューム計量部10Bからの被計量物の排出時間の短縮にとって有効である。
【0059】
そこで、本実施形態のコーンバルブ式計量ユニット200は、図1および図4に示す如く、ボリューム計量部10B内に、ボリューム投入部10Aから被計量物を投入するとき、ボリューム計量部10B内のエアーを外部に導くことができるエアー排気手段を備える。
【0060】
本エアー排気手段は、弁体52の下コーン面に設けられた上記の開口52Aと、弁体52の中空構造と、弁軸53の中空構造と、により構成されている。つまり、被計量物が、ボリューム投入部10Aからボリューム計量部10Bに落下すると、ボリューム計量部10B内のエアーが、図1および図4の点線矢印で示す如く、弁体52の下コーン面の開口52Aから弁体52の中空領域に導かれる。そして、このエアーは、弁軸53の中空領域を経て外部に効率的に排気される。
【0061】
なお、かかる効率的な空気排気により、ボリューム計量部10B内における被計量物の嵩密度の変化を抑制できるので、ボリューム計量部10Bから排出される被計量物の重量の変動を抑制できる。一方、被計量物の嵩密度が変化した場合は、上述のとおり、コーンバルブ50(弁座51、弁体52および弁軸53全体)をホッパ本体10の内壁面に沿って上下動させることにより、ボリューム計量部10Bの内容積を適切に調整することができる。
【0062】
第3に、ボリューム計量部10B内に、ボリューム投入部10Aから被計量物を投入するとき、弁体52と弁座51との間を流れる被計量物に遠心力を作用させることが、被計量物がボリューム計量部10Bに落下する速度の促進、ひいては、ボリューム計量部10Bからの被計量物の排出時間の短縮にとって有効である。
【0063】
そこで、本実施形態のコーンバルブ式計量ユニット200では、図4に示す如く、弁軸53がその中心軸を中心に回動することにより、弁軸53を用いて弁体52を回転させることができる。
【0064】
これにより、弁体52と弁座51との間を流れる被計量物に対して、上記回転による遠心力を適切に作用させることができる。
【0065】
第4に、ボリューム計量部10B内に、ボリューム投入部10Aから被計量物を投入するとき、ボリューム計量部10Bの壁部に振動を付与することが、被計量物がボリューム計量部10Bに落下する速度の促進、ひいては、ボリューム計量部10Bからの被計量物の排出時間の短縮にとって有効である。
【0066】
そこで、本実施形態のコーンバルブ式計量ユニット200では、ボリューム投入部10Aの被計量物をボリューム計量部10Bに投入するとき、エアーバイブレータ60によってボリューム計量部10Bの壁部を振動させることができる。
【0067】
なお、かかる振動の付与により、ボリューム計量部10B内における被計量物の嵩密度の変化を抑制できるので、ボリューム計量部10Bから排出される被計量物の重量の変動を抑制できる。一方、被計量物の嵩密度が変化した場合は、上述のとおり、コーンバルブ50(弁座51、弁体52および弁軸53全体)をホッパ本体10の内壁面に沿って上下動させることにより、ボリューム計量部10Bの内容積を適切に調整することができる。
【0068】
次に、弁体52を上下動および回転させるためのコーンバルブ式計量ユニット200の駆動系について説明する。
【0069】
図1および図3に示すように、かかる駆動系は、一対のエアーシリンダ32A、32Bと、サーボモータ34と、を備える。なお、エアーシリンダ32A、32Bおよびサーボモータ34の駆動は、制御器70により制御されている。
【0070】
図1、図2および図3に示すように、サーボモータ34と弁軸53との連結に用いる固定金具35が、エアーシリンダ32Aのピストンロッド33A、33Bおよびエアーシリンダ32Bのピストンロッド33C、33Dにより支持されている。つまり、固定金具35は、図1に示す如く、ホッパ本体10の外部において、弁軸53と連結し、サーボモータ34とも連結している。
【0071】
よって、本実施形態では、固定金具35が、サーボモータ34と弁軸53とを連結させる連結部材を構成している。
【0072】
また、弁軸53の上端部には、一対のプーリ36A、36Bの一方のプーリ36Bが設けられ、上記サーボモータ34の回転軸には、他方のプーリ36Aが設けられている。そして、これらのプーリ36A、36Bには、タイミングベルト37が架けられている。
【0073】
以上により、エアーシリンダ32A、32Bのそれぞれのピストンロッド33A、33B、33C、33Dのストロークが縮むと、固定金具35が下方に移動する。すると、固定金具35に連結された部材(具体的には、サーボモータ34および弁軸53)が下方に移動する。その結果、図1の二点鎖線に示す如く、弁体52も下方に移動し、これにより、コーンバルブ50が開く。
【0074】
一方、エアーシリンダ32A、32Bのそれぞれのピストンロッド33A、33B、33C、33Dのストロークが伸びると、固定金具35が上方に移動する。すると、固定金具35に連結された部材(具体的には、サーボモータ34および弁軸53)が上方に移動する。その結果、図1の実線に示す如く、コーンバルブ50の弁体52も上方に移動し、弁体52が弁座51の受部51B(図4(b)参照)に接触したとき、コーンバルブ50は閉まる。
【0075】
このようにして、本実施形態のコーンバルブ式計量ユニット200は、弁体52を上下動できるように構成されている(つまり、エアーシリンダ32A、32Bの駆動力に基づいて、弁体52のリフト量を調整できるように構成されている)。
【0076】
一方、サーボモータ34の回転軸が回転すると、この回転動力は、一対のプーリ36A、36Bおよびタイミングベルト37を介して弁軸53に伝わる。すると、弁軸53が、その中心軸を中心に回動するので、図4に示す如く、弁軸53を用いて弁体52を回転させることができる。
【0077】
このようにして、本実施形態のコーンバルブ式計量ユニット200は、コーンバルブ50の弁体52を回転できるように構成されている(つまり、サーボモータ34の駆動力に基づいて、弁体52と弁座52との間を流れる被計量物に遠心力を作用できるように構成されている)。
【0078】
次に、コーンバルブ50(弁座51、弁体52および弁軸53全体)を上下動させるためのコーンバルブ式計量ユニット200の駆動系について説明する。
【0079】
図1に示すように、かかる駆動系は、サーボモータ30A付きのLM(Linear Motion)ガイドアクチュエータ30を備える。なお、サーボモータ30Aの駆動は、制御器70により制御されている。
【0080】
図1に示すように、エアーシリンダ32A、32Bは、LMガイドアクチュエータ30のスライドベース30Bに、固定金具31を用いて支持されている。LMガイドアクチュエータ30のスライドベース30Bは、図1および図3に示す如く、ホッパ本体10の外壁面に固定されている。また、固定金具31は、図1に示す如く、軸受けボックス40に固定されている。更に、軸受けボックス40は、図1および図4に示す如く、円筒体41および支持部材42を介して弁座51の円環状枠体を支持している。
【0081】
よって、本実施形態では、固定金具31と、軸受けボックス40と、円筒体41と、支持部材42と、からなる部材が、エアーシリンダ32A、32Bと弁座51とを連結させる連結部材を構成している。
【0082】
また、本実施形態では、固定金具35と固定金具31とが、図1に示す如く、エアーシリンダ32A、32Bを介して連結されている。
【0083】
以上により、LMガイドアクチュエータ30のスライドベース30B上を固定金具31が上方に移動すると、固定金具31に連結された部材(例えば、エアーシリンダ32A、32Bおよび軸受けボックス40等)も上方に移動する。
【0084】
その結果、円筒体41および支持部材42を介して軸受けボックス40に弁座51が支持されているので、軸受けボックス40の上方への摺動により、図5(b)に示す如く、弁座51が上方に移動する。また、エアーシリンダ32A、32Bのそれぞれのピストンロッド33A、33B、33C、33Dに固定金具35を介して弁軸53および弁体52が支持されているので、エアーシリンダ32A、32Bの上方へのスライド移動により、図5(b)に示す如く、弁軸53および弁体52も、弁座51と同様に上方に移動する。
【0085】
これにより、図5(b)のボリューム計量部10B’の内容積は、図5(a)のボリューム計量部10Bの内容積よりも多くなる。
【0086】
一方、LMガイドアクチュエータ30のスライドベース30B上を固定金具31が下方に移動すると、固定金具31に連結された部材(具体的には、エアーシリンダ32A、32Bおよび軸受けボックス40)も下方に移動する。
【0087】
その結果、円筒体41および支持部材42を介して軸受けボックス40に弁座51が支持されているので、軸受けボックス40の下方への摺動により、図5(c)に示す如く、弁座51が下方に移動する。また、エアーシリンダ32A、32Bのそれぞれのピストンロッド33A、33B、33C、33Dに固定金具35を介して弁軸53および弁体52が支持されているので、エアーシリンダ32A、32Bの下方へのスライド移動により、図5(c)に示す如く、弁軸53および弁体52も、弁座51と同様に下方に移動する。
【0088】
これにより、図5(c)のボリューム計量部10B”の内容積は、図5(b)のボリューム計量部10Bの内容積よりも少なくなる。
【0089】
このようにして、本実施形態のコーンバルブ式計量ユニット200は、コーンバルブ50(弁座51、弁体52および弁軸53全体)をホッパ本体10の内壁面に沿って上下動できるように構成されており、その結果、ボリューム計量部10Bの内容積を自在に変更できる。
<制御器>
制御器70は、例えば、マイクロコントローラ、MPU、PLC(Programmable Logic Controller)、論理回路等からなる演算部(図示せず)と、ROMやRAM等からなるメモリ部(図示せず)と、重量表示部やメッセージ表示部等からなる表示部(図示せず)と、作業者が様々なデータを入力できる入力部(図示せず)と、により構成することができる。なお、制御器70は、単独でも複数でもよい。
【0090】
制御器70は、上述の如く、カットゲート15A、15Bおよび計量ホッパゲート21A、21Bを開閉するためのアクチュエータ(サーボモータ14およびロータリアクチュエータ17)の動作を制御し、コーンバルブ式計量ユニット200の駆動系(エアーシリンダ32A、32B、サーボモータ34およびサーボモータ30A)の動作を制御し、エアーバイブレータ60の動作を制御する。また、制御器70は、上述の如く、計量ホッパ21を支持するロードセル22からの荷重信号を受け取り、この荷重信号に基づいて計量ホッパ22に保持されている被計量物の重量を算出する重量算出手段としても機能する。
【0091】
そして、制御器70は、パッカースケール100の運転時に、コーンバルブ式計量ユニット200の各部の動作を実行するための制御プログラムに基づいて、以下の動作をコーンバルブ式計量ユニット200の各部を制御しながら実行する。
<コーンバルブ式計量ユニット200による被計量物の排出動作の一例>
図6は、本発明の実施形態によるコーンバルブ式計量ユニットの被計量物の排出動作の一例を示したフローチャートである。
【0092】
まず、コーンバルブ式計量ユニット200による被計量物の排出動作の準備作業として、作業者は、制御器70の入力部のボタン操作によりコーンバルブ式計量ユニット200のコーンバルブ50を上下動させ、ボリューム計量部10Bの内容積を適量に調整する。なお、この内容積は、被計量物の嵩密度の予測値と目標排出重量とに基づいて設定するとよい。
【0093】
上記準備作業が終了したら、作業者は、制御器70の入力部のスタートボタン(図示せず)を押す。すると、パッカースケール100は、図6の処理を開始する。なお、この段階では、コーンバルブ式計量ユニット200のコーンバルブ50およびパッカースケール100のカットゲート15A、15Bはいずれも、閉まっているものとする。
【0094】
制御器70は、エアーシリンダ32A、32Bを用いてコーンバルブ50を開ける(ステップS601)。このとき、制御器70は、サーボモータ34を用いてコーンバルブ50の弁体52を回転させるとともに、エアーバイブレータ60を用いてボリューム計量部10Bの壁部を振動させる(ステップS602)。
【0095】
次いで、制御器70は、所定のタイマー時間の経過後(ステップS603において「Yes」の場合)、コーンバルブ50の弁体52の回転を停止させるとともに、ボリューム計量部10Bの壁部の振動を停止させる(ステップS604)。なお、ステップS603の「タイマー時間」は、ボリューム計量部10B内に被計量物を完全に充填するのに必要な最小時間のことを指し、この「タイマー時間」は、例えば、被計量物のボリューム計量部10Bへの充填実験等で求めて予め設定するとよい。
【0096】
次いで、制御器70は、エアーシリンダ32A、32Bを用いてコーンバルブ50を閉める(ステップS605)。
【0097】
次いで、制御器70は、サーボモータ14を用いてカットゲート15A、15Bを開閉することにより(ステップS606)、ボリューム計量部10B内の適量の被計量物を計量ホッパ21に排出させる。そして、ステップS601に戻り、以上の一連の動作が再び行われる。
【0098】
以上により、本実施形態では、コーンバルブ式計量ユニット200のボリューム計量部10Bへの被計量物の落下速度を格段に促進でき、その結果、コーンバルブ式計量ユニット200による被計量物の排出時間を従来例よりも短縮できる。
<ボリューム計量部の内容積の制御例>
被計量物の嵩密度は、周辺環境の変動等の外乱により変化する場合がある。この場合、コーンバルブ式計量ユニット200から排出される被計量物の排出重量のバラツキが顕著になると考えられる。
【0099】
そこで、本実施形態では、かかる被計量物の排出重量のバラツキを抑制できるよう、以下に示す如く、ボリューム計量部10Bの内容積を制御している。
【0100】
図7は、図1のコーンバルブ式計量ユニットにおけるボリューム計量部の内容積の制御の一例を示したフローチャートである。
【0101】
制御器70は、ロードセル22からの荷重信号を用いて、被計量物の排出重量を監視し、この排出重量が、目標排出重量を基準にして所定量以上、変化しているか否かを判定する(ステップS701)。
【0102】
被計量物の排出重量の変化が所定量を超える場合(ステップS701において「Yes」の場合)、被計量物の嵩密度が、何等かの外乱により変化したと考えられる。
【0103】
この場合、制御器70は、被計量物の排出重量の変化量を用いて、被計量物の嵩密度の変化量を取得(演算)し、被計量物の嵩密度の演算値と目標排出重量とに基づいて、ボリューム計量部10Bの内容積を再設定する(ステップS702)。
【0104】
次いで、制御器70は、ボリューム計量部10Bの内容積が、ステップS702の再設定値になるよう、サーボモータ30Aを用いてボリューム計量部10Bの内容積を微調整する(ステップS703)。
【0105】
以上により、本実施形態では、被計量物の嵩密度が何等かの外乱により変化しても、ロードセル22の荷重信号を用いて被計量物の排出重量を制御器70にフィードバックすることにより、ボリューム計量部10Bの内容積を適切に自動調整することができる。
【産業上の利用可能性】
【0106】
本発明のコーンバルブ式計量ユニットは、被計量物の排出時間の短縮を図ることができる。よって、本発明は、例えば、コーンバルブ式の被計量物の計量装置に利用できる。
【符号の説明】
【0107】
10 ホッパ本体
10A ボリューム投入部
10B ボリューム計量部
11 上端部
12 供給口
13 メッシュ部
14 サーボモータ
15A、15B カットゲート
16A、16B 回転軸
17 ロータリアクチュエータ
21 計量ホッパ
21A、21B 計量ホッパゲート
22 ロードセル
30 LMガイドアクチュエータ
30A サーボモータ
30B スライドベース
31 固定金具
32A、32B エアーシリンダ
33A、33B、33C、33D ピストンロッド
34 サーボモータ
35 固定金具
36A、36B プーリ
37 タイミングベルト
40 軸受けボックス
41 円筒体
42 支持部材
50 コーンバルブ
51 弁座
51A 側壁部
51B 受部
51C 上傾斜部
51D 下傾斜部
52 弁体
52A 開口
53 弁軸
60 エアーバイブレータ
70 制御器
100 パッカースケール
200 コーンバルブ式計量ユニット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上下方向に延在するように設けられ、上方開口から被計量物が供給されるホッパ本体と、前記ホッパ本体の下方開口に配されたカットゲートと、を備える計量装置用のコーンバルブ式計量ユニットであって、
前記カットゲートの上方の前記ホッパ本体内に配されたコーンバルブを備え、
前記コーンバルブは、前記ホッパ本体の内壁面に対置された弁座と、前記弁座に当接する弁体と、前記弁体から前記上下方向に沿って前記ホッパ本体の外部にまで延びる弁軸と、を備え、
前記コーンバルブは、前記弁軸が上下動することにより、前記弁座および前記弁体を用いて開閉し、
前記弁体は、前記弁軸が回動することにより、前記弁軸を用いて回転する、コーンバルブ式計量ユニット。
【請求項2】
前記コーンバルブは、前記内壁面に沿って上下動可能に構成されている、請求項1に記載のコーンバルブ式計量ユニット。
【請求項3】
前記コーンバルブと前記カットゲートとの間のホッパ本体の部分が前記被計量物のボリューム計量部に用いられる、請求項1に記載のコーンバルブ式計量ユニット。
【請求項4】
前記ボリューム計量部の壁部を振動させる振動子を備える請求項3に記載のコーンバルブ式計量ユニット。
【請求項5】
前記コーンバルブは、前記ボリューム計量部内のエアーを外部に導くエアー排気手段を備える、請求項3に記載のコーンバルブ式計量ユニット。
【請求項6】
前記エアー排気手段は、前記弁体に設けられた開口と、前記弁体の中空構造と、前記弁軸の中空構造と、によって構成されている、請求項5に記載のコーンバルブ式計量ユニット。
【請求項7】
前記弁軸を回動させる第1駆動装置と、前記第1駆動装置と前記弁軸とを連結させる第1連結部材と、を備え、
第2駆動装置の駆動力を用いて前記第1連結部材が上下動するとき、前記弁軸および前記弁体が上下動する、請求項2に記載のコーンバルブ式計量ユニット。
【請求項8】
前記第2駆動装置と前記弁座とを連結させる第2連結部材と、を備え、
第3駆動装置の駆動力を用いて前記第2連結部材が上下動するとき、前記弁座が上下動する、請求項7に記載のコーンバルブ式計量ユニット。
【請求項9】
前記第1連結部材と、前記第2連結部材と、が、前記第2駆動装置を介して連結されており、
前記第3駆動装置の駆動力を用いて前記第1連結部材が上下動するとき、前記弁軸および前記弁体が上下動する、請求項8に記載のコーンバルブ式計量ユニット。
【請求項10】
前記ホッパ本体の上端部に配された軸受けボックスを備え、
前記弁軸が、前記軸受けブックス内を通過することにより、前記ホッパ本体外に延びており、前記軸受けボックスが前記第2連結部材を構成している、請求項8に記載のコーンバルブ式計量ユニット。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−242177(P2012−242177A)
【公開日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−110687(P2011−110687)
【出願日】平成23年5月17日(2011.5.17)
【出願人】(000208444)大和製衡株式会社 (535)
【Fターム(参考)】