説明

サスペンションメンバ構造

【課題】簡素な構造でサスペンションメンバに必要な強度・剛性が得られるようにして、軽量化を図ることを目的とする。
【解決手段】フロントサイドメンバ20(車体)への取付け部となるアーム部材28と、車両前側の壁部30及び車両後側の壁部32によりサスペンションアーム34を支持するアーム支持部36とを備えたサスペンションメンバ12を有し、アーム部材28は、車両平面視でアーム支持部36と同位置に設定され、該アーム支持部36における車両前側の壁部30及び車両後側の壁部32の少なくとも一方に重ねて接合されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サスペンションメンバ構造に関する。
【背景技術】
【0002】
アッパ部材(アッパアーム)とロア部材(ロアアーム)とが溶接等により接合されたメンバ本体と、このメンバ本体の内部を左右方向に貫通するパイプとから構成され、パイプの左右両端にボディ取付け部が形成されたサスペンションメンバが開示されている(特許文献1参照)。また中央に位置し車両の車幅方向に延伸するクロスメンバと、クロスメンバの左右端部に接合されたサイドメンバとしてレフトメンバ及びライトメンバとを備え、クロスメンバが管材により構成されたサスペンションメンバが開示されている(特許文献2参照)。
【特許文献1】特開平11−115796号公報
【特許文献2】特開2004−216989号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
一般に、サスペンションメンバ構造は、サスペンションのロアアーム、エンジントルクロッド等を支持し、かつそれらからの入力を受けるのに必要な剛性・強度を確保する必要がある。
【0004】
しかしながら、上記した特許文献1及び特許文献2に記載の従来例では、車両平面視において、サスペンションメンバに対するロアアームの車両前側取付け位置が、ボディ取付け部からオフセットした位置に設定されており、ロアアーム等からの入力に対する力の受け方が非合理的である。また構造が複雑である上、必要な剛性・強度を確保するためには、相当の質量が必要であると考えられる。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、簡素な構造でサスペンションメンバに必要な強度・剛性が得られるようにして、軽量化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の発明は、車体への取付け部となるアーム部材と、車両前側の壁部及び車両後側の壁部によりサスペンションアームを支持するアーム支持部とを備えたサスペンションメンバを有し、前記アーム部材は、車両平面視で前記アーム支持部と同位置に設定され、該アーム支持部における前記車両前側の壁部及び前記車両後側の壁部の少なくとも一方に重ねて接合されている。
【0007】
請求項1に記載のサスペンションメンバ構造では、サスペンションメンバの車体への取付け部となるアーム部材が、サスペンションアームを支持するアーム支持部と車両平面視で同位置に設定され、該アーム支持部における車両前側の壁部及び車両後側の壁部の少なくとも一方に重ねて接合されているので、アーム支持部とサスペンションアームとの結合剛性・結合強度が高く、該サスペンションアームからの入力に対して、サスペンションメンバとして必要な強度・剛性を得ることができる。このような簡素な構造でサスペンションメンバにおいて必要とされる強度・剛性が得られるので、該サスペンションメンバの軽量化が可能となる。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載のサスペンションメンバ構造において、エンジンと前記サスペンションメンバとを連結するエンジントルクロッドと、車幅方向において前記エンジントルクロッドと同位置に配置され、前記サスペンションメンバを基準として該エンジントルクロッドの車両前後方向反対側に位置する車体部位と該サスペンションメンバとを連結し、前記エンジントルクロッドからの入力を軸方向で受ける連結部材と、を有している。
【0009】
請求項2に記載のサスペンションメンバ構造では、エンジンとサスペンションメンバとを連結するエンジントルクロッドと、車幅方向においてエンジントルクロッドと同位置に配置され、サスペンションメンバを基準として該エンジントルクロッドの車両前後方向反対側に位置する車体部位と該サスペンションメンバとを連結し、エンジントルクロッドからの入力を軸方向で受ける連結部材と、を有しているので、エンジントルクロッドの位置におけるサスペンションメンバの車両前後方向の剛性を高めることができる。
【0010】
請求項3の発明は、請求項2に記載のサスペンションメンバ構造において、前記車体部位は、フロアパネルに設けられ車両前後方向に延びるトンネル部である。
【0011】
請求項3に記載のサスペンションメンバ構造では、車体部位が、フロアパネルに設けられ車両前後方向に延びるトンネル部であるので、エンジントルクロッドを介したエンジンからサスペンションメンバへの入力を、連結部材を介して、フロアパネルのうち比較的高剛性なトンネル部へ効率的に伝達することができる。
【発明の効果】
【0012】
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載のサスペンションメンバ構造によれば、簡素な構造でサスペンションメンバに必要な強度・剛性が得られ、軽量化が可能となる、という優れた効果が得られる。
【0013】
請求項2に記載のサスペンションメンバ構造によれば、エンジントルクロッドの位置におけるサスペンションメンバの車両前後方向の剛性を高めることができる、という優れた効果が得られる。
【0014】
請求項3に記載のサスペンションメンバ構造によれば、エンジントルクロッドを介したエンジンからサスペンションメンバへの入力を、連結部材を介して、フロアパネルのうち比較的高剛性なトンネル部へ効率的に伝達することができる、という優れた効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1において、本実施の形態に係るサスペンションメンバ構造Sは、例えば車両10の前部におけるサスペンションメンバ構造に係り、サスペンションメンバ12と、エンジントルクロッド14と、連結部材16とを有している。
【0016】
まず、車両10の前部の構造を説明する。車両下部における車幅方向の両側部には、車体骨格部材である中央サイドメンバ18が夫々車両前後方向に延設されている。図1,図2に示されるように、中央サイドメンバ18の車両前側に連なるフロントサイドメンバ20は、例えば車幅方向及び車両上下方向に夫々湾曲する湾曲部20A,20Bを有している。湾曲部20Aは、フロントサイドメンバ20の後端部に位置し、例えば車両下側に凸に湾曲すると共に、車幅方向内側に凸に湾曲している。湾曲部20Bは、湾曲部20Aよりも車両前側に位置し、例えば車両上側に凸に湾曲すると共に、車幅方向外側に凸に湾曲している。フロントサイドメンバ20のうち、湾曲部20Bより車両前方側の部位20Cは、車両前後方向に沿って延びている。この部位20Cは、中央サイドメンバ18よりも車両上側に位置している。
【0017】
両側の中央サイドメンバ18の間には、フロアパネル22が設けられている。このフロアパネル22の車幅方向中央部には、例えば車両上側に凸に形成され、車両前後方向に延びるトンネル部24が設けられている。また図1に示されるように、両側のフロントサイドメンバ20の間には、エンジン26が配設されている。
【0018】
図1,図2において、サスペンションメンバ12は、車体の一例たるフロントサイドメンバ20への取付け部となるアーム部材28と、車両前側の壁部30及び車両後側の壁部32によりサスペンションアーム34を支持するアーム支持部36とを備えている。具体的には、サスペンションメンバ12は、例えば断面四角形の閉断面構造を有し、車幅方向の中央部において車幅方向に延び、その両端から夫々車幅方向外側かつ車両前方に延びている。
【0019】
アーム支持部36の位置は、サスペンションメンバ12の両端部に夫々設定されている。サスペンションアーム34は、例えばサスペンション装置(図示せず)におけるロアアームである。サスペンションアーム34の車両前側の取付け部40は、サスペンションメンバ12のアーム支持部36に支持されている。またサスペンションアーム34の車両後側の取付け部42は、例えばフロントサイドメンバ20の後端部に設けられた支持部44に、ボルト45及び図示しないブッシュを介して弾性的に支持されている。
【0020】
図1に示されるように、アーム部材28は、車両平面視でアーム支持部36と同位置に設定されている。また図4に示されるように、アーム部材28は、アーム支持部36における車両前側の壁部30及び車両後側の壁部32の少なくとも一方に重ねて接合されている。本実施形態では、アーム部材28は、車両前側の壁部30及び車両後側の壁部32の双方に重ねて接合されている。換言すれば、サスペンションアーム34から車幅方向の入力を考慮してシェア結合されている。
【0021】
具体的には、図4,図5に示されるように、アーム部材28は、例えば前壁部28F、後壁部28R、車幅方向内側の壁部28B及び車幅方向外側の壁部28Aにより閉断面構造とされている。車幅方向内側の壁部28Bの下縁部には、フランジ28Cが設けられている。このフランジ28Cは、サスペンションメンバ12の上壁部46の上に重ねて接合されている。前壁部28F及び後壁部28Rの下縁部には、フランジ28Cよりも車両下側まで延設されたフランジ28Dが夫々設けられている。これらのフランジ28Dは、サスペンションメンバ12を跨ぎ、車両前側の壁部30及び車両後側の壁部32に夫々重ねて接合されている。
【0022】
アーム支持部36における車両前側の壁部30及び車両後側の壁部32には、サスペンションアーム34の車両前側の取付け部40を支持するボルト48を、例えば車両前後方向に通すための貫通孔50が形成されている。また前後のフランジ28Dには、該貫通孔50に対応する貫通孔28Eが夫々形成されている。
【0023】
サスペンションメンバ12の上壁部46の車幅方向夫々の端縁には、車両上方に折り曲げられたフランジ52が形成されている。このフランジ52は、アーム部材28における車幅方向外側の壁部28Aの内面に重ねて接合されている。この車幅方向外側の壁部28Aの上部は、カラー56用の台座部28Gとなっており、該台座部28Gにはボルト60を通すための貫通孔28Hが設けられている。
【0024】
図2に示されるように、フロントサイドメンバ20の下面には、サスペンションメンバ12用の取付けブラケット58が固設されている。この取付けブラケット58には、ボルト60(図5)が締結されるナット62が例えば溶接により固定されている。図4に示されるように、アーム部材28における台座部28G上にカラー56を載せ、該台座部28Gの車両下側からボルト60を差し込み、図1に示されるように、該ボルト60を取付けブラケット58のナット62に締結することで、サスペンションメンバ12がフロントサイドメンバ20に取り付けられている。
【0025】
一方、図4に示されるように、サスペンションアーム34の車両前側の取付け部40は、アーム部材28における前後のフランジ28Dの貫通孔28Eと、サスペンションメンバ12のアーム支持部36における車両前側の壁部30及び車両後側の壁部32に設けられた貫通孔50に対して、例えば車両前側からボルト48を通し、車両後側からナット64を締め付けることで、アーム支持部36に支持されている。これにより、サスペンションアーム34の車両前側の取付け部40は、車両前後方向を回転軸として回動可能に支持されている。
【0026】
図1において、エンジントルクロッド14は、エンジン26とサスペンションメンバ12とを連結する防振支持機構の一種であり、車両10の主たる振動発生源であるエンジン26から車体への振動伝達を抑えて優れた乗り心地を実現すると共に、車体及び該車体に取り付けられた各種部品を振動から保護するために用いられている。
【0027】
図6(A)に示されるように、エンジントルクロッド14は、例えば夫々外筒66、内筒(図示せず)及びゴム弾性体68からなる一対のゴムブッシュ70と、これら一対のゴムブッシュ70の外筒66同士を連結する連結ロッド72を備えており、車両前側のゴムブッシュ70における内筒がエンジン26側に連結されると共に、車両後側のゴムブッシュ70における内筒が車体側、即ちサスペンションメンバ12に連結されている。この連結には、例えばボルト74及びナット76が用いられている。車両前側のゴムブッシュ70には、ボルト74が車幅方向に通され、車両後側のゴムブッシュ70には、ボルト74が車両上下方向に通されている。これにより、エンジントルクロッド14は、エンジン26側に対して、車両上下方向に回動可能に連結され、サスペンションメンバ12側に対して、車幅方向に回動可能に連結されている。
【0028】
なお、図1,図2に示されるように、エンジン26側及びサスペンションメンバ12側には、ゴムブッシュ70が夫々連結される取付けブラケット78,80が設けられている。図3,図6(A)に示されるように、取付けブラケット80は、例えばサスペンションメンバ12の上壁部46及び下壁部47に固設された一対の板状部材であり、ボルト74を車両上下方向に通すための貫通孔80Aが夫々形成されている。
【0029】
図1,図2において、連結部材16は、車幅方向においてエンジントルクロッド14と同位置に配置され、サスペンションメンバ12を基準として該エンジントルクロッド14の車両前後方向反対側に位置する車体部位と該サスペンションメンバ12とを連結し、該エンジントルクロッド14からの入力を軸方向で受けるように該車体部位に結合されている。ここで、車体部位とは、例えばフロアパネル22に設けられ車両前後方向に延びるトンネル部24である。具体的には、図6(A)に示されるように、連結部材16は、例えばサスペンションメンバ12の車両後側の壁部32に固設されて車両後方に延びており、図3に示されるように、その後端部16Rには、車両上下方向に貫通した貫通孔16Aが形成されている。
【0030】
一方、トンネル部24の下面側には、取付けブラケット82が固設されている。この取付けブラケット82には、ナット86が例えば溶接により固定されている。連結部材16の後端部16Rを、取付けブラケット82の下面に合わせ、車両下側から貫通孔16Aにボルト84を差し込み、ナット86に締め付けることで、該後端部16Rが取付けブラケット82に連結されている。
【0031】
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1,図2において、本実施形態に係るサスペンションメンバ構造Sでは、サスペンションメンバ12の車体への取付け部となるアーム部材28が、サスペンションアーム34を支持するアーム支持部36と車両平面視で同位置に設定され、該アーム支持部36における車両前側の壁部30及び車両後側の壁部32の双方に重ねて接合されているので、アーム支持部36とサスペンションアーム34との結合剛性・結合強度が高く、該サスペンションアーム34からの例えば車幅方向の入力に対して、サスペンションメンバ12として必要な強度・剛性を得ることができる。
【0032】
このように、簡素な構造でサスペンションメンバ12において必要とされる強度・剛性が得られるので、該サスペンションメンバ12の軽量化が可能となる。またこのような簡素な構造とすることで、サスペンションメンバ12の成形が容易となるため、高張力鋼を材料に用いることができ、これによってサスペンションメンバ12において必要とされる強度・剛性を確保しつつ、更なる軽量化を図ることができる。
【0033】
また本実施形態に係るサスペンションメンバ構造Sは、エンジン26とサスペンションメンバ12とを連結するエンジントルクロッド14と、車幅方向においてエンジントルクロッド14と同位置に配置され、サスペンションメンバ12を基準として該エンジントルクロッド14の車両前後方向反対側に位置する車体部位と該サスペンションメンバ12とを連結し、該エンジントルクロッド14からの入力を軸方向で受ける連結部材16と、を有しているので、エンジントルクロッド14の位置におけるサスペンションメンバ12の車両前後方向の剛性を高めることができる。
【0034】
特に、連結部材16の後端部16Rが連結される車体部位が、フロアパネル22に設けられ車両前後方向に延びるトンネル部24であるので、エンジントルクロッド14を介したエンジン26からサスペンションメンバ12への入力を、該連結部材16の軸方向で受けて、フロアパネル22のうち比較的高剛性なトンネル部24へ効率的に伝達することができる。
【0035】
なお、本実施形態においては、サスペンションメンバ構造Sが車両10の前部に適用されるものとして説明したが、これに限られず、車両10の後部、即ち図示しないリヤサスペンション用のサスペンションメンバに適用することも可能である。またエンジン26が車両10の後部に搭載される場合には、該エンジン26とサスペンションメンバ12とをエンジントルクロッド14により連結し、該サスペンションメンバ12と、該サスペンションメンバ12の車両前側の車体部位とを連結部材16により連結することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】車両の前部に設けられたサスペンションメンバ構造を示す平面図である。
【図2】車両の前部に設けられたサスペンションメンバ構造を示す斜視図である。
【図3】サスペンションメンバ構造を示す斜視図である。
【図4】サスペンションメンバにおけるアーム支持部にアーム部材が設けられ、該アーム支持部にサスペンションアームの車両前側の取付け部が支持された状態を示す拡大斜視図である。
【図5】サスペンションメンバ、アーム部材及びカラーを示す分解斜視図である。
【図6】(A)エンジントルクロッドとサスペンションメンバとの連結状態、及び該サスペンションメンバから車両後方に延びる連結部材とトンネル部との連結状態を示す、図2における6A−6A矢視拡大断面図である。(B)連結部材とトンネル部との連結状態を示す、図2における6B−6B矢視拡大断面図である。
【符号の説明】
【0037】
12 サスペンションメンバ
14 エンジントルクロッド
16 連結部材
20 フロントサイドメンバ(車体)
22 フロアパネル
24 トンネル部(車体部位)
26 エンジン
28 アーム部材
30 車両前側の壁部
32 車両後側の壁部
34 サスペンションアーム
36 アーム支持部
S サスペンションメンバ構造

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体への取付け部となるアーム部材と、車両前側の壁部及び車両後側の壁部によりサスペンションアームを支持するアーム支持部とを備えたサスペンションメンバを有し、
前記アーム部材は、車両平面視で前記アーム支持部と同位置に設定され、該アーム支持部における前記車両前側の壁部及び前記車両後側の壁部の少なくとも一方に重ねて接合されているサスペンションメンバ構造。
【請求項2】
エンジンと前記サスペンションメンバとを連結するエンジントルクロッドと、
車幅方向において前記エンジントルクロッドと同位置に配置され、前記サスペンションメンバを基準として該エンジントルクロッドの車両前後方向反対側に位置する車体部位と該サスペンションメンバとを連結し、前記エンジントルクロッドからの入力を軸方向で受ける連結部材と、
を有する請求項1に記載のサスペンションメンバ構造。
【請求項3】
前記車体部位は、フロアパネルに設けられ車両前後方向に延びるトンネル部である請求項2に記載のサスペンションメンバ構造。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2010−137736(P2010−137736A)
【公開日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−316441(P2008−316441)
【出願日】平成20年12月12日(2008.12.12)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】