説明

シクロブタンジオールを含むポリエステルを含有する多層透明製品とその製造法

高透明性と低曇り価とを有する透明多層製品、及びその製造法が開示される。多層製品は、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオールを含む少なくとも1つのポリエステルを含有する少なくとも1つの層と、コポリアミド又はポリアミドの均一配合物を含有する別の層とを含む。ポリエステル成分とポリアミド成分とは、約0.006〜約−0.0006だけ異なる屈折率を有する。この屈折率の小さな差は、高透明性を維持しながら、製品の1つ又はそれ以上の層にリグラインドを取り込むことを可能にする。これらの製品は、優れた機械的性質を保持しながら、改良された優れたバリア性と良好な溶融物加工性とを示すことができる。酸素排除性を付与するために、1つ又はそれ以上の層に金属触媒を取り込むことができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
多層成形製品であって、
(i)(a)総二酸残基に基づき約70〜約100モルパーセントのテレフタル酸残基と;0〜約30モルパーセントの、最大20個の炭素原子を有する少なくとも1つの修飾芳香族ジカルボン酸残基と;0〜約10モルパーセントの、最大16個の炭素原子を有する少なくとも1つの修飾脂肪族ジカルボン酸残基とを含む二酸残基と;
(b)総ジオール残基に基づき約1〜約99モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と;約1〜約99モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含むジオール残基とを、含む少なくとも1つのポリエステルを含む第1層と;
(ii)少なくとも2つのポリアミドのアミド基転移均一配合物を含む第2層とを含んでなり、
ここで該第2層(ii)と該第1層(i)は屈折率の差[RI(第2層)−RI(第1層)]が約0.006〜約−0.0006であり、該成形製品は透過パーセントが少なくとも75%で曇り価が10%又はそれ以下であることを特徴とする、上記成形製品。
【請求項2】
該第1及び該第2層の混合物を含むリグラインドをさらに含む、請求項1の成形製品。
【請求項3】
該第1及び該第2層は該リグラインドを含む、請求項2の成形製品。
【請求項4】
該リグラインドは、該製品の総重量に基づき、該製品の約5重量パーセント〜約60重量パーセントである、請求項2の成形製品。
【請求項5】
該リグラインドは、該製品の総重量に基づき、該製品の約10重量パーセント〜約40重量パーセントである、請求項4の成形製品。
【請求項6】
該リグラインドは、該製品の総重量に基づき、該製品の約20重量パーセント〜約30重量パーセントである、請求項5の成形製品。
【請求項7】
層(ii)の該均一配合物は、該少なくとも2つのポリアミドをアミド基転移を引き起こすのに有効な温度で接触させることにより形成される、請求項1の成形製品。
【請求項8】
該温度は約290℃〜約340℃である、請求項7の成形製品。
【請求項9】
押出しにより形成される、請求項1の成形製品。
【請求項10】
該接触は押出し機中である、請求項7の成形製品。
【請求項11】
2〜7層を有する、請求項1の成形製品。
【請求項12】
押出し、カレンダー加工、熱成形、吹込み成形、押出し吹込成形、射出成形、圧縮成形、鋳造、ドラフティング、幅出し、又は吹込みにより製造される、請求項1の成形製品。
【請求項13】
シート、フィルム、チューブ、ビン、又は予備成形物である、請求項12の成形製品。
【請求項14】
ABA、ABABA、ABCBA、又はACBCAで示される層構造(ここで、A層は該第1層(i)を含み、B層は該第2層(ii)を含み、C層は、スクラップ第1及び第2層(i)と(ii)、消費者使用後のリサイクルにより得られるポリエステルもしくはポリカーボネート、又はこれらの混合物を含む)を有する、請求項11の成形製品。
【請求項15】
該第2層(ii)と該第1層(i)は、屈折率の差[RI(第2層)−RI(第1層)]が約0.005〜約−0.0006である、請求項1の成形製品。
【請求項16】
該修飾芳香族ジカルボン酸は、4,4'−ビフェニルジカルボン酸、イソフタル酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、4,4'−オキシ安息香酸、及びトランス−4,4'−スチルベンジカルボン酸から選択され;該修飾脂肪族ジカルボン酸は、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、及びドデカン二酸から選択される、請求項1の成形製品。
【請求項17】
該ジオール残基は、総ジオール残基に基づき約25モルパーセント又はそれ以下の、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、p−キシレングリコール、ネオペンチルグリコール、ポリエチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコールから選択される少なくとも1つの修飾ジオールの残基をさらに含む、請求項1の成形製品。
【請求項18】
該ポリエステルは、総二酸又はジオール残基に基づき約0.01〜1モルパーセントの、トリメリト酸、無水トリメリト酸、及びピロメリト酸二無水物、グリセロール、ソルビトール、1,2,6−ヘキサントリオール、ペンタエリトリトール、酒石酸、クエン酸、トリメチロールエタン、及びトリメシン酸から選択される少なくとも1つの分岐物質の残基をさらに含む、請求項1の成形製品。
【請求項19】
該ジオール残基は、約5〜約60モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約40〜約95モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項1の成形製品。
【請求項20】
該ジオール残基は、約15〜約40モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約60〜約85モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項19の成形製品。
【請求項21】
該ジオール残基は、約20〜約30モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約70〜約80モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項20の成形製品。
【請求項22】
該二酸残基は、約100モルパーセントのテレフタル酸を含む、請求項1の成形製品。
【請求項23】
該ジオール残基は、約5〜約60モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約40〜約95モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項22の成形製品。
【請求項24】
該ジオール残基は、約15〜約40モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約60〜約85モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項23の成形製品。
【請求項25】
該ジオール残基は、約20〜約30モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約70〜約80モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項24の成形製品。
【請求項26】
該第1成分は、該ポリエステルと、ビスフェノールA残基を含むポリカーボネートとの均一配合物をさらに含む、請求項1の成形製品。
【請求項27】
該ポリエステルと該ポリカーボネートは分岐している、請求項26の成形製品。
【請求項28】
多層成形製品であって、
(i)(a)総二酸残基に基づき約70〜約100モルパーセントのテレフタル酸残基と;0〜約30モルパーセントの、最大20個の炭素原子を有する少なくとも1つの修飾芳香族ジカルボン酸残基と;0〜約10モルパーセントの、最大16個の炭素原子を有する少なくとも1つの修飾脂肪族ジカルボン酸残基とを含む二酸残基と;
(b)総ジオール残基に基づき約1〜約99モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と;約1〜約99モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含むジオール残基とを、含む少なくとも1つのポリエステルを含む第1層と;
(ii)コポリアミドを含む第2層とを、含んでなり、
ここで該第2層(ii)と該第1層(i)は屈折率の差[RI(第2層)−RI(第1層)]が約0.006〜約−0.0006であり、該成形製品は透過パーセントが少なくとも75%で曇り価が10%又はそれ以下であることを特徴とする、上記成形製品。
【請求項29】
請求項28の成形製品であって、該コポリアミドは、m−キシレンジアミン、p−キシレンジアミン、又はこれらの組合せ;及びテレフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、カプロラクタム、ブチロラクタム、11−アミノ−ウンデカン二酸、及び1,6−ヘキサメチレンジアミンンから選択される少なくとも1つのモノマーの残基を含有する、上記成形製品。
【請求項30】
請求項29の成形製品であって、該コポリアミドは、総ジアミン残基含量の100モル%に基づき、約15〜約100モルパーセントのm−キシレンジアミン残基、及び総二酸残基含量の100モル%に基づき、約15〜約85モルパーセントのアジピン酸残基、及び約85〜約15モルパーセントの、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、及び1,4−シクロヘキサンジカルボン酸から選択される1つ又はそれ以上の脂肪族又は脂環式ジカルボン酸の残基を含有する、上記成形製品。
【請求項31】
該ジオール残基は、約5〜約60モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約40〜約95モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項30の成形製品。
【請求項32】
該ジオール残基は、約15〜約40モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約60〜約85モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項31の成形製品。
【請求項33】
該ジオール残基は、約20〜約30モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約70〜約80モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項32の成形製品。
【請求項34】
該二酸残基は、約100モルパーセントのテレフタル酸を含む、請求項30の成形製品。
【請求項35】
該ジオール残基は、約5〜約60モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約40〜約95モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項34の成形製品。
【請求項36】
該ジオール残基は、約15〜約40モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約60〜約85モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項35の成形製品。
【請求項37】
該ジオール残基は、約20〜約30モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約70〜約80モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項36の成形製品。
【請求項38】
該第1成分は、層(ii)の該均一配合物は、芳香族残基を含む第1ポリアミドと、脂肪族残基を含む第2ポリアミドとを含む、請求項1の成形製品。
【請求項39】
請求項38の成形製品であって、層(ii)の該均一配合物は、m−キシレンジアミンとアジピン酸の残基を含む第1ポリアミドを含み、該第2ポリアミドは、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、カプロラクタム、ブチロラクタム、11−アミノウンデカン二酸、及びヘキサメチレンジアミンンから選択される少なくとも1つの脂肪族又は脂環式モノマーの残基を含む、上記成形製品。
【請求項40】
該第2ポリアミドは、ナイロン4;ナイロン6;ナイロン9;ナイロン11;ナイロン12;ナイロン6,6;ナイロン5,10;ナイロン6,12;ナイロン6,11;ナイロン10,12;及びこれらの組合せから選択される少なくとも1つのポリアミドを含む、請求項38の成形製品。
【請求項41】
該第2ポリアミドは、ナイロン6、ナイロン6,6、又はこれらの組合せを含む、請求項40の成形製品。
【請求項42】
該ジオール残基は、約5〜約60モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約40〜約95モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項40の成形製品。
【請求項43】
該ジオール残基は、約15〜約40モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約60〜約85モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項42の成形製品。
【請求項44】
該ジオール残基は、約20〜約30モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約70〜約80モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項43の成形製品。
【請求項45】
該二酸残基は、約100モルパーセントのテレフタル酸を含む、請求項40の成形製品。
【請求項46】
該ジオール残基は、約5〜約60モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約40〜約95モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項45の成形製品。
【請求項47】
該ジオール残基は、約15〜約40モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約60〜約85モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項46の成形製品。
【請求項48】
該ジオール残基は、約20〜約30モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約70〜約80モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項47の成形製品。
【請求項49】
該第1成分は、該ポリエステルと、ビスフェノールA残基を含むポリカーボネートとの均一配合物をさらに含む、請求項40の成形製品。
【請求項50】
該ポリエステルと該ポリカーボネートは分岐している、請求項49の成形製品。
【請求項51】
該ポリエステルは、総二酸又はジオール残基に基づき約0.01〜1モルパーセントの、トリメリト酸、無水トリメリト酸、及びピロメリト酸二無水物、グリセロール、ソルビトール、1,2,6−ヘキサントリオール、ペンタエリトリトール、酒石酸、クエン酸、トリメチロールエタン、及びトリメシン酸から選択される少なくとも1つの分岐物質の残基をさらに含む、請求項50の成形製品。
【請求項52】
該ジオール残基は、約5〜約60モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約40〜約95モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項49の成形製品。
【請求項53】
該ジオール残基は、約15〜約40モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約60〜約85モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項52の成形製品。
【請求項54】
該ジオール残基は、約20〜約30モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約70〜約80モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項53の成形製品。
【請求項55】
該二酸残基は、約100モルパーセントのテレフタル酸を含む、請求項49の成形製品。
【請求項56】
該ジオール残基は、約5〜約60モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約40〜約95モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項55の成形製品。
【請求項57】
該ジオール残基は、約15〜約40モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約60〜約85モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項56の成形製品。
【請求項58】
該ジオール残基は、約20〜約30モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約70〜約80モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項57の成形製品。
【請求項59】
該第2層(ii)は、元素の周期表の3〜12族で4〜6周期から選択される少なくとも1つの金属をさらに含む、請求項29又は39の成形製品。
【請求項60】
該金属は、銅、ニッケル、コバルト、鉄、マンガン、及びこれらの組合せから選択される、請求項59の成形製品。
【請求項61】
該成形製品の総重量に基づき、約5〜約600重量ppmの該金属を含有する、請求項60の成形製品。
【請求項62】
該金属はコバルトである、請求項61の成形製品。
【請求項63】
層(ii)の該均一配合物は20ミリモル/kg又はそれ以下の末端アミン基を含む、請求項62の成形製品。
【請求項64】
少なくとも1つの層の総重量に基づき、約50〜100重量パーセントのリグラインドを含む少なくとも1つの追加の層をさらに含む、請求項2の成形製品。
【請求項65】
少なくとも1つの追加の層は、約5〜約600重量ppmの、銅、ニッケル、コバルト、鉄、マンガン、及びこれらの組合せから選択される少なくとも1つの金属を含む、請求項64の成形製品。
【請求項66】
該金属はコバルトである、請求項65の成形製品。
【請求項67】
多層成形製品の製造方法であって、
(i)第1成分を、該第1成分の約Tg+100℃〜約Tg+300℃の温度に加熱し[ここで該第1成分は以下を含む少なくとも1つのポリエステルを含む;
(a)総二酸残基に基づき約70〜約100モルパーセントのテレフタル酸残基と;0〜約30モルパーセントの、最大20個の炭素原子を有する少なくとも1つの修飾芳香族ジカルボン酸残基と;0〜約10モルパーセントの、最大16個の炭素原子を有する少なくとも1つの修飾脂肪族ジカルボン酸残基とを含む二酸残基;及び
(b)総ジオール残基に基づき約1〜約99モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と;約1〜約99モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含むジオール残基];
(ii)コポリアミド、又は少なくとも2つのポリアミドのアミド基転移均一配合物を含む第2成分を、該第2成分の約Tg+100℃〜約Tg+300℃の温度に加熱し;
(iii)第1成分と第2成分を別の層に有する成形製品を作成し;
(iv)スクラップ第1及び第2成分を回収し;
(v)スクラップ第1及び第2成分を粉砕してリグラインドを作成し;
(vi)場合により、リグラインドを乾燥させ;そして
(vii)リグラインドと、工程(i)と(ii)の第1成分、第2成分、又はこれらの組合せとを一緒にすることを含んでなり、
ここで、工程(ii)の第2成分と工程(i)の第1成分は屈折率の差[RI(第2成分)−RI(第1成分)]が約0.006〜約−0.0006であり、該成形製品は透過パーセントが少なくとも75%で曇り価が10%又はそれ以下であることを特徴とする、上記方法。
【請求項68】
該リグラインドは、工程(i)と(ii)の第1及び第2成分の混合物を含む、請求項67の方法。
【請求項69】
該リグラインドは工程(i)該第1成分と一緒にされる、請求項68の方法。
【請求項70】
該リグラインドは、成形製品の総重量に基づき、該成形製品の約5重量パーセント〜約60重量パーセントである、請求項68の方法。
【請求項71】
該リグラインドは、該成形製品の約10重量パーセント〜約40重量パーセントである、請求項70の方法。
【請求項72】
該リグラインドは、該成形製品の約20重量パーセント〜約30重量パーセントである、請求項71の方法。
【請求項73】
成分(ii)の該均一配合物は、アミド基転移を引き起こすのに有効な温度で該少なくとも2つのポリアミドを接触させることにより作成される、請求項67の方法。
【請求項74】
該温度は約290℃〜約340℃である、請求項73の方法。
【請求項75】
該作成は、押出し、カレンダー加工、熱成形、吹込み成形、押出し吹込成形、射出成形、圧縮成形、鋳造、ドラフティング、幅出し、又は吹込みによる、請求項67の方法。
【請求項76】
シート、フィルム、チューブ、ビン、又は予備成形物である、請求項75の方法。
【請求項77】
該作成は押出し機中である、請求項75の方法。
【請求項78】
該成形製品は2〜7層を有する、請求項75の方法。
【請求項79】
ABA、ABABA、又はABCBAで示される層構造(ここで、A層は該第1成分(i)を含み、B層は該第2成分(ii)を含み、C層は、スクラップ第1及び第2成分(i)と(ii)、消費者使用後のリサイクルにより得られるポリエステルもしくはポリカーボネート、又はこれらの混合物を含む)を有する、請求項78の方法。
【請求項80】
工程(ii)の該第2成分と工程(i)の該第1成分は、屈折率の差[RI(第2成分)−RI(第1成分)]が約0.005〜約−0.0006である、請求項67の方法。
【請求項81】
該修飾芳香族ジカルボン酸は、4,4'−ビフェニルジカルボン酸、イソフタル酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、4,4'−オキシ安息香酸、及びトランス−4,4'−スチルベンジカルボン酸から選択され;該修飾脂肪族ジカルボン酸は、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、及びドデカン二酸から選択される、請求項67の方法。
【請求項82】
該ジオール残基は、総ジオール残基に基づき約25モルパーセント又はそれ以下の、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、p−キシレングリコール、ネオペンチルグリコール、ポリエチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコールから選択される少なくとも1つの修飾ジオールの残基をさらに含む、請求項67の方法。
【請求項83】
該ポリエステルは、総二酸又はジオール残基に基づき約0.01〜1モルパーセントの、トリメリット酸、無水トリメリット酸、及びピロメリト酸二無水物、グリセロール、ソルビトール、1,2,6−ヘキサントリオール、ペンタエリトリトール、酒石酸、クエン酸、トリメチロールエタン、及びトリメシン酸から選択される少なくとも1つの分岐物質の残基をさらに含む、請求項67の方法。
【請求項84】
該ジオール残基は、約5〜約60モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約40〜約95モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項67の方法。
【請求項85】
該ジオール残基は、約15〜約40モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約60〜約85モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項84の方法。
【請求項86】
該ジオール残基は、約20〜約30モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約70〜約80モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項85の方法。
【請求項87】
該二酸残基は、約100モルパーセントのテレフタル酸を含む、請求項67の方法。
【請求項88】
該ジオール残基は、約5〜約60モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約40〜約95モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項87の方法。
【請求項89】
該ジオール残基は、約15〜約40モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約60〜約85モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項88の方法。
【請求項90】
該ジオール残基は、約20〜約30モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約70〜約80モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項89の方法。
【請求項91】
該第1成分は、該ポリエステルと、ビスフェノールA残基を含むポリカーボネートとの均一配合物をさらに含む、請求項67の方法。
【請求項92】
該ポリエステルと該ポリカーボネートは分岐している、請求項91の方法。
【請求項93】
請求項67の方法であって、工程(ii)の該第2成分は、m−キシレンジアミン、p−キシレンジアミン、又はこれらの組合せ;及びテレフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、カプロラクタム、ブチロラクタム、11−アミノ−ウンデカン二酸、及び1,6−ヘキサメチレンジアミンンから選択される少なくとも1つのモノマーの残基を含有するコポリアミドを含む、請求項67の方法。
【請求項94】
請求項93の方法であって、該コポリアミドは、m−キシレンジアミン、p−キシレンジアミン、又はこれらの組合せ;及びテレフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、カプロラクタム、ブチロラクタム、11−アミノ−ウンデカン二酸、及び1,6−ヘキサメチレンジアミンンから選択される少なくとも1つのモノマーの残基を含有する、請求項93の方法。
【請求項95】
該ジオール残基は、約5〜約60モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約40〜約95モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項94の方法。
【請求項96】
該ジオール残基は、約15〜約40モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約60〜約85モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項95の方法。
【請求項97】
該ジオール残基は、約20〜約30モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約70〜約80モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項96の方法。
【請求項98】
該二酸残基は、約100モルパーセントのテレフタル酸を含む、請求項94の方法。
【請求項99】
該ジオール残基は、約5〜約60モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約40〜約95モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項98の方法。
【請求項100】
該ジオール残基は、約15〜約40モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約60〜約85モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項99の方法。
【請求項101】
該ジオール残基は、約20〜約30モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約70〜約80モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項100の方法。
【請求項102】
工程(ii)の該第2成分は、芳香族残基を含む第1ポリアミドと、脂肪族残基を含む第2ポリアミドとを含む均一配合物を含む、請求項67の方法。
【請求項103】
請求項102の方法であって、該均一配合物は、m−キシレンジアミンとアジピン酸の残基を含む第1ポリアミドを含み、該第2ポリアミドは、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、カプロラクタム、ブチロラクタム、11−アミノウンデカン二酸、及びヘキサメチレンジアミンンから選択される少なくとも1つの脂肪族又は脂環式モノマーの残基を含む、請求項102の方法。
【請求項104】
該第2ポリアミドは、ナイロン4;ナイロン6;ナイロン9;ナイロン11;ナイロン12;ナイロン6,6;ナイロン5,10;ナイロン6,12;ナイロン6,11;ナイロン10,12;及びこれらの組合せから選択される少なくとも1つのポリアミドを含む、請求項103の方法。
【請求項105】
該第2ポリアミドは、ナイロン6、ナイロン6,6、又はこれらの組合せを含む、請求項104の方法。
【請求項106】
該ジオール残基は、約5〜約60モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約40〜約95モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項104の方法。
【請求項107】
該ジオール残基は、約15〜約40モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約60〜約85モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項106の方法。
【請求項108】
該ジオール残基は、約20〜約30モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約70〜約80モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項107の方法。
【請求項109】
該二酸残基は、約100モルパーセントのテレフタル酸を含む、請求項104の方法。
【請求項110】
該ジオール残基は、約5〜約60モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約40〜約95モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項109の方法。
【請求項111】
該ジオール残基は、約15〜約40モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約60〜約85モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項110の方法。
【請求項112】
該ジオール残基は、約20〜約30モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約70〜約80モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項111の方法。
【請求項113】
該第1成分は、該ポリエステルと、ビスフェノールA残基を含むポリカーボネートとの均一配合物をさらに含む、請求項104方法。
【請求項114】
該ポリエステルと該ポリカーボネートは分岐している、請求項113の方法。
【請求項115】
該ポリエステルは、総二酸又はジオール残基に基づき約0.01〜1モルパーセントの、トリメリット酸、無水トリメリット酸、及びピロメリト酸二無水物、グリセロール、ソルビトール、1,2,6−ヘキサントリオール、ペンタエリトリトール、酒石酸、クエン酸、トリメチロールエタン、及びトリメシン酸から選択される少なくとも1つの分岐物質の残基をさらに含む、請求項114の方法。
【請求項116】
該ジオール残基は、約5〜約60モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約40〜約95モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項113の方法。
【請求項117】
該ジオール残基は、約15〜約40モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約60〜約85モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項116の方法。
【請求項118】
該ジオール残基は、約20〜約30モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約70〜約80モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項117の方法。
【請求項119】
該二酸残基は、約100モルパーセントのテレフタル酸を含む、請求項113の方法。
【請求項120】
該ジオール残基は、約5〜約60モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約40〜約95モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項119の方法。
【請求項121】
該ジオール残基は、約15〜約40モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約60〜約85モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項120の方法。
【請求項122】
該ジオール残基は、約20〜約30モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約70〜約80モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項121の方法。
【請求項123】
該第2成分は、元素の周期表の3〜12族で4〜6周期から選択される少なくとも1つの金属をさらに含む、請求項103の方法。
【請求項124】
該金属は、銅、ニッケル、コバルト、鉄、マンガン、及びこれらの組合せから選択される、請求項123の方法。
【請求項125】
該成形製品の総重量に基づき、約5〜約600重量ppmの該金属を含有する、請求項124の方法。
【請求項126】
該金属はコバルトである、請求項125の方法。
【請求項127】
該均一配合物は20ミリモル/kg又はそれ以下の末端アミン基を含む、請求項125の方法。
【請求項128】
工程(iii)は、少なくとも1つの追加の層の総重量に基づき約50〜100重量パーセントの該リグラインドを含む少なくとも1つの追加の層を作成することをさらに含む、請求項67の方法。
【請求項129】
該少なくとも1つの追加の層は、該成形製品の総重量に基づき、約10〜約500重量ppmの、銅、ニッケル、コバルト、鉄、マンガン、及びこれらの組合せから選択される少なくとも1つの金属を含む、請求項128の方法。
【請求項130】
該金属はコバルトである、請求項129の方法。
【請求項131】
該ポリエステルは0.5〜0.75dL/gの固有粘度を有する、請求項1、20、又は48のいずれか1項の成形製品。
【請求項132】
該固有粘度は0.6〜0.72dL/gである、請求項131の成形製品。
【請求項133】
該ポリエステルは0.5〜0.75dL/gの固有粘度を有する、請求項67、85、又は90のいずれか1項の方法。
【請求項134】
該固有粘度は0.6〜0.72dL/gである、請求項133の方法。
【請求項135】
該ポリエステルは約110℃〜約150℃のガラス転移温度を有する、請求項1、20、又は48のいずれか1項の成形製品。
【請求項136】
該ガラス転移温度は120℃〜約135℃である、請求項135の成形製品。
【請求項137】
該ポリエステルは約110℃〜約150℃のガラス転移温度を有する、請求項67、85、又は90のいずれか1項の方法。
【請求項138】
該ガラス転移温度は120℃〜約135℃である、請求項137の方法。

【公表番号】特表2008−546562(P2008−546562A)
【公表日】平成20年12月25日(2008.12.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−516864(P2008−516864)
【出願日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【国際出願番号】PCT/US2006/012660
【国際公開番号】WO2006/137961
【国際公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【出願人】(594055158)イーストマン ケミカル カンパニー (391)
【Fターム(参考)】