説明

シナリオを記録した情報記録媒体、記録装置及び記録方法、その情報記録媒体の再生装置及びシナリオの検索方法

本発明は、情報保存及び再生に係り、特に映画シナリオをデータベース化し、そのデータベースを検索するユーザーインターフェースを提供するために、マークアップ言語で作成されたシナリオを記録した情報記録媒体、その再生装置及びシナリオの検索方法、シナリオを含んだAVデータの記録装置及び方法を提供する。
シナリオの構成要素を記述するエレメント、及びエレメントについての詳細情報を表す属性を含み、エレメントそれぞれがシナリオの検索に使われ、エレメントと属性とを使用して作成されたシナリオを保存している情報記録媒体である。これにより、Movie Script用のマークアップ言語を利用してシナリオ及び/またはコンテを表現することによって、さらに多様な情報をユーザーに提供する。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報保存及び再生に係り、特に映画シナリオをデータベース化し、そのデータベースを検索するユーザーインターフェースを提供するために、マークアップ言語で作成されたシナリオを記録した情報記録媒体、その再生装置及び前記シナリオの検索方法、シナリオを含んだAVデータの記録装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
映画のスクリプト及び字幕を画面にディスプレイするために、スクリプト及び字幕をグラフィックデータで表現して処理するか、または字幕のみのためのマークアップ言語を使用して処理している。しかし、ユーザーとのインタラクション機能が強化されたインタラクティブコンテンツの処理において従来の方法を使用すれば、処理せねばならないデータ量が多く、スクリプトの内容を検索し難い。
【0003】
図1は、DVDに記録される動映像符号化データであるVOBS(ビデオオブジェクトセット)の構造を示す図である。
【0004】
VOBS 100は、複数のVOB 110a〜110nに区分され、一つのVOBは、複数のセル120a〜120nに区分される。そのセルは、再び複数のVOBU(ビデオオブジェクトユニット)130a〜130nで構成される。VOBUは、複数のPCKで構成されるが、そのうち最初のPCKは、ナビゲーションパックNV_PCK 140である。次に、ビデオパックV_PCK 144、オーディオパックA_PCK 142及びサブピクチャパックSP_PCK 146で構成される。そのうちサブピクチャパックSP_PCK 146は、2次元グラフィックデータ及び字幕データが保存される領域である。かかるグラフィックデータをサブピクチャという。
【0005】
このように、DVDでは、映像に重なって表れる字幕データを2次元グラフィックデータの符号化方法と同じ方法を使用して符号化する。したがって、多国語を支援するために、言語ごとに別途の符号化方法は存在せず、字幕データをグラフィックデータに変換した後で一つの符号化方法を使用して符号化する。そして、符号化したグラフィックデータをサブピクチャパックSP_PCK 146領域に記録する。サブピクチャは、サブピクチャユニット(SPU)で構成されるが、これは、一枚のグラフィックデータに該当する。
【0006】
DVDでは、最大32個の言語の字幕データのためのサブピクチャデータが動映像データと共に多重化されて記録されうる。図1のように、DVD−ビデオのサブタイトルである字幕データが動映像データと共に多重化されているため、色々な問題点が発生する。まず、動映像データの符号化時、サブピクチャデータが占めるビット発生量を予め考慮せねばならないという点である。すなわち、字幕データをグラフィックデータに変換して処理するので、色々な言語を支援しようとする場合に、各言語別に発生するデータ量が異なり、その量も膨大であって多重化し難い。
【0007】
色々な言語を支援する場合においても、一般的に、動映像符号化は一回のみ実施し、符号化されたストリームに各言語別にサブピクチャデータを多重化して、各地域に合わせる記録媒体を生成することが望ましいが、ある言語では、サブピクチャデータの量が膨大であるので、動映像データとの多重化時に総ビット発生量がDVDに記録できる最大限界を超える場合も発生する。また、サブピクチャデータが動映像データの間に多重化されることによって、各VOBUの開始位置も地域別に異なる。DVDでは、このようなVOBUの開始位置が別途に管理されるので、新たな多重化過程を行うたびにこのような情報も更新されねばならない。
【0008】
また、各サブピクチャの内容が分からないので、二つの言語を同時に出力するか、または動映像はディスプレイせずに字幕のみを出力して言語学習に利用するか、または字幕と共に再生される動映像の特定の内容やその他の情報を含んで再生する別途の目的のために、サブピクチャを使用できない。
【0009】
字幕データを前述したようにグラフィックデータで処理する方法以外に、マークアップ文書で処理する方法がある。SAMI(Synchronized Accessible Media Interchange)は、映画スクリプトや字幕を表すための言語フォーマットである。SAMIは、本来米国、日本など先進国で聴覚障害者のために字幕放送のためのクローズド・キャプションの用途で使用するために開発されたが、現在は、英語を第2外国語として使用する色々な国家で映画の字幕ファイルとして使われている。ここで、字幕ファイルとは、divx形式を有する映画などの動映像ファイルで原作の外国語を該当国家の言語に解釈して動映像フレームに同期を合わせて出力されるように、マークアップ文書で製作されたファイルをいう。前記字幕用のマークアップ文書ファイルは、基本的にSMIを拡張子として動映像の原本ファイルのファイル名と同じファイル名を使用して保存されて再生されるが、再生装置にSAMI用のコデックが設置されている場合にのみ再生されうる。
【0010】
図2は、SAMIファイルの一例を示す図である。図2に示すように、SAMIでスクリプトを作成する場合、製作が簡単であり、取り扱いが便利であるが、一方的な映画再生の流れに合わせてディスプレイされるように、テキストまたは簡単なグラフィックデータを使用して映画の字幕や簡単な状況説明のみ可能である。したがって、多様な情報及びユーザーとのインタラクションを行えないという問題点がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明が解決しようとする課題は、映画スクリプトをマークアップ言語を使用して生成し、ユーザーとのインタラクションを強化し、従来のサブタイトル及びキャプションの目的で使用するだけでなく、前記マークアップ言語の特性を使用して場面検索及びその他の有用な情報を提供できるマークアップ言語、前記マークアップ言語で作成された情報記録媒体、前記情報記録媒体の再生装置及びそのシナリオの検索方法、及びシナリオを含んだAVデータの記録装置及び方法を提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記の課題を解決するために、本発明によるシナリオを記録した情報記録媒体は、前記シナリオの構成要素を記述するエレメント、及び前記エレメントについての詳細情報を表す属性を含み、前記エレメントそれぞれが前記シナリオの検索に使われ、前記エレメントと属性とを使用して作成されたことを特徴とする。
【0013】
また、前記シナリオは、前記エレメントをタグとして使用し、前記属性を前記エレメントについての詳細情報である属性値として使用してマークアップ文書の形態で作成されることが望ましい。
【0014】
前記の課題を解決するために、本発明によるAVデータを記録した情報記録媒体は、動映像データ、及び前記動映像のシナリオを含み、前記シナリオは、前記シナリオの構成要素を記述するエレメント、及び前記エレメントについての詳細情報を表す属性を含み、前記エレメントそれぞれが前記シナリオの検索に使われ、前記エレメントと属性とを使用して作成されていることを特徴とする。
【0015】
前記の課題を解決するために、本発明による再生装置は、動映像データ及びシナリオデータを読み取る読み取り部、前記読み取った動映像データをデコーディングして出力するデコーダ、前記読み取ったシナリオデータからユーザーの命令によって所望の情報のみを抽出するフィルタ部、前記抽出された情報をグラフィックデータに変換するレンダリング部、前記デコーディングされた動映像データとグラフィックデータとを合成して出力するブレンダ、及び前記各構成要素を制御する制御部を備える。
【0016】
前記の課題を解決するために、本発明によるシナリオ検索方法は、(a)シナリオの構成要素をエレメントとして抽出するステップ、(b)前記抽出したエレメントを所定のスタイルシートを適用して生成した検索画面を図示するステップ、(c)ユーザーから所望の検索条件を入力されるステップ、及び(d)前記入力された検索条件に対応するエレメントをキーワードとして前記シナリオの内容を検索してユーザーに提供するステップを含む。
【0017】
前記の課題を解決するために、本発明による記録装置は、動映像と共にシナリオを記録する記録装置において、前記動映像の特徴点を抽出する特徴点抽出部、前記抽出された特徴点に基づいて前記シナリオの構成要素を記述するエレメントを生成し、生成されたエレメントについての詳細情報である属性値を割り当てるエレメント生成部、及び前記生成されたエレメントについての下部構成要素の属性情報を入力されて下部構成要素を生成するメタデータ生成部を備える。
【0018】
前記の課題を解決するために、本発明による記録方法は、動映像と共にシナリオを記録する記録方法において、(a)前記動映像の特徴点を抽出するステップ、(b)前記抽出された特徴点に基づいて前記シナリオの構成要素を記述するエレメントを生成し、生成されたエレメントについての詳細情報である属性値を割り当てるステップ、及び(c)前記生成されたエレメントについての下部構成要素の属性情報を入力されて下部構成要素を生成するステップを含む。
【0019】
前記の課題を解決するために、本発明では、前記方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な情報記録媒体を提供する。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、Movie Script用のマークアップ言語を利用してシナリオ及び/またはコンテを表現することによって、さらに多様な情報をユーザーに提供するだけでなく、ユーザーとの相互動作を強化して多様な検索方法を提供する。
【0021】
また、動映像データを情報記録媒体に記録しようとする場合、ユーザーが任意に生成したメタデータを含んだシナリオを動映像データと共に保存できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、添付された図面を参照して、本発明による望ましい一実施形態を詳細に説明する。
【0023】
一般的に、映画の製作時にスクリーンに映写することを前提として映画形式による文章で作成した脚本をシナリオという。シナリオは、映画の製作において撮影以前のステップで最も重要なものである。シナリオは、文字により映画の視聴覚的な描写を具体的に表現することを目的としている。映画の場合、場面の数が非常に多いのでシナリオでは場面の分割及び構成が重要であり、また、場面を描写する説明文も実際俳優の台詞と同様に重要である。
【0024】
最近では、PC(パーソナルコンピュータ)でもDVDのような映画を再生できるが、かかるPC基盤の映画再生時にシナリオをコンテと共にムービスクリプトといって共に提供している。コンテは、撮影台本であり、撮影に関するあらゆる構想が記録されている。現在、PC基盤の映画再生において、前記のようなシナリオ及び/またはコンテを含んでユーザーに提供するためのMovie Scriptは、一般的に次のような事項を含んでいる。
【0025】
(1)映画のタイトル
(2)場面区分、場面ナンバー及び場面タイトル
(3)各場面が撮影された場所
(4)各場面についての状況説明
(5)映画俳優の台詞
(6)場面に出演する俳優の配役上の名前及び実際俳優の名前
(7)俳優の行動についての簡略な説明
(8)効果音楽及び背景音楽についての情報
(9)場面についての代表イメージ(コンテ)
しかし、かかるMovie Scriptを使用して字幕をディスプレイする方法も、前述した内容を簡単なイメージ及びテキストを利用してユーザーに提供して、字幕をグラフィックデータに処理する方法に比べて多くの情報を提供するが、ユーザーとのインタラクションを行うための情報を提供できない。前記のようなMovie Scriptをさらに効果的に提供するために使われる本発明のマークアップ言語は、ユーザーとのインタラクションを強化するだけでなく、さらに次のような情報を提供できる。
【0026】
(1)各場面に登場する小品及び衣装についての情報
(2)各場面が撮影された場所についての追加情報
(3)各場面についての映画のバージョン情報(Theater、Director’s cut)
したがって、本発明のマークアップ文書は、このような情報を区分するために、前述した色々な状況に対する情報をエレメント及び属性などを使用して構成する。そして、各エレメント及び属性などで作成された内容がいずれも画面にディスプレイされることもあり、または従来の字幕のように俳優の台詞のみが画面にディスプレイされることもある。したがって、俳優の台詞を含むエレメントの場合、動映像との同期をリアルタイムで合わせるための時間情報が含まれることが望ましい。
【0027】
俳優の台詞のように動映像との同期をリアルタイムで合わせねばならないエレメント以外のエレメントの場合、同期化のための時間情報は必要でないが、該当情報が含まれた場面についての時間情報は含むこともあり、追加的な情報を該当エレメントの内容として作成することもあり、またはさらに詳細な説明を含んでいる特定のページなどを参照できるリンク情報を含むこともある。また、画面に前述した内容が表示される場合、各内容のスタイル情報を適用して、状況によって異なって表示することもある。
【0028】
そして、前述したマークアップ文書を利用してMovie Scriptを具現した一実施形態は、次の通りである。俳優の台詞を含むエレメントの場合、動映像との同期を合わせるための時間情報が含まれているので、俳優の台詞全体をスクロールのような方法を使用して画面に表示可能にした後、特定の台詞が表示される位置をユーザーが選択すれば、再生装置が前記エレメントの時間情報を参照して、ユーザーが選択した台詞に同期される動映像を再生可能にする。
【0029】
全体の場面についての番号またはタイトル、説明などを画面に表示し、ユーザーの選択により特定の場面を探して再生するように実施できる。
【0030】
撮影場所を順次に表示した後、特定の撮影場所を探して再生するか、または撮影場所についての追加情報、例えば該当場所の有名な観光名所などを表示するように実施できる。
【0031】
俳優が着用した小品や衣装についての情報を表して該当場面を探すか、または該当小品及び衣装を購入できる情報などを提供可能にする。
【0032】
特定の背景音楽が再生される場面及び背景音楽についての追加情報などを提供可能にする。このように、各情報についてのエレメント及び属性がそれぞれ存在する本発明によるマークアップ言語を使用して、ユーザーとのインタラクションにより有用な情報を提供可能にした再生装置などに使われうる。
【0033】
また、前記のように特定の場面や追加情報を得るために、一つのエレメントや属性を使用して選択する方法以外にも、複数個のエレメントや属性を論理的に結合してさらに正確な特定の場面及び追加情報を選択することもできる。
【0034】
すなわち、本発明によるマークアップ文書は、シナリオ及び/またはコンテのステップで含まれる要素をそれぞれのエレメントに区分し、また、各エレメントに含まれねばならない情報及び内容は、該当エレメントの属性やエレメントの内容として含むことが望ましい。また、ユーザーにより選択された特定の場面や追加情報を提供するために、各エレメントは、同期化時間情報または特定の場面に含まれた情報である場合、該当場面の時間情報及び追加情報についてのリンク情報を含むことが望ましい。
【0035】
一方、前述したMovie Script用のマークアップ言語の場合、データベースのような役割のみを行うことが望ましく、画面表示についての情報は、CSS(Cascading Style Sheet)のようなマークアップ文書用のスタイル情報を使用して表示装置に表示することが望ましい。このとき、前記Movie Script用のマークアップ言語文書を表示装置に表示するためのスタイル情報は、各エレメントが表示される位置、フォント属性などを定義するMovie Script Viewing情報を含むことが望ましい。
【0036】
図3は、本発明のマークアップ言語で使われるエレメント及び属性を示す図である。図3に示すように、本発明のMovie Script用のマークアップ言語の一例として、MSML(Movie Script Markup Language)に使われるエレメント及び属性が羅列されている。さて、図3を参照して、各エレメント及び属性の意味を詳細に説明する。
【0037】
(I)msmlエレメント
msmlエレメントは、MSML文書のルートエレメントであって、あらゆるMSML文書の開始はmsmlエレメントで始まる。
【0038】
(II)headエレメント
headエレメントは、現在文書のタイトルのような情報を含んでいるエレメントであり、基本的に、headエレメントに含まれた内容は、表示装置に表示されないが、ブラウザの特性によって表示されることもある。図3に示すように、headエレメントは、titleエレメントとstyleエレメントとを含むことができるが、titleエレメントの場合、必ず存在せねばならず、styleエレメントの存在如何は、製作者の意図によって異なる。titleエレメント及びstyleエレメントについては後述する。
【0039】
(III)titleエレメント
titleエレメントは、製作者が現在文書で取り扱っているMovie Scriptのタイトルを含むために使用するエレメントであって、headエレメントに含まれ、MSML文書に一つのtitleエレメントのみが使われる。
【0040】
(IV)styleエレメント
styleエレメントは、製作者により該当文書のheadエレメント内にMovie Script Viewing情報を含むスタイルシートルールを含ませるエレメントであって、MSML文書は、文書のhead内に複数個のstyleエレメントを含むことを許容する。styleエレメントは属性情報であって、二つの属性を有し、各属性は次の通りである。
【0041】
(1)type:type属性は、styleエレメントの内容で作成されるスタイルシートの使用言語を指定するのに使われる。スタイルシート言語は、例えば“text/css”のようなコンテンツタイプに指定され、製作者は、この属性値を必ず入力せねばならない。
【0042】
(2)href:現在MSML文書の外部に存在する、スタイルシート言語で作成された文書を参照するために使用する属性であって、styleエレメントにより作成されたスタイルシート文書と重なる内容がある場合、外部参照されたスタイルシート文書が最終適用される。href属性の使用如何は製作者により決定され、属性値としてはURI(Uniform Resource Identifier)を使用する。
【0043】
(V)bodyエレメント
bodyエレメントは、ブラウザにより表示されうる、文書のコンテンツを含むエレメントである。図3に示すように、bodyエレメントは、sceneエレメントを最小限一つ以上含まねばならない。
【0044】
(VI)sceneエレメント
sceneエレメントは、シナリオの最も基本となるものであって、場面に該当するエレメントである。MSML文書は、複数個のsceneエレメントからなる。sceneエレメントは、location、conti、cast、parameter、music、description及びscriptエレメントのような色々なエレメントを含み、属性情報として次のような6個の属性を有する。
【0045】
(1)id:この属性は、文書に割り当てられた固有な名前を意味するものであって、sceneエレメントは、必ずid属性を含み、固有な属性値を有する。
【0046】
(2)number:この属性は、シナリオで場面に付与された番号を意味するものであって、必ずしも必要な属性ではない。
【0047】
(3)title:該当場面に割り当てられたタイトルであって、必ずしも必要な属性ではない。
【0048】
(4)version:該当場面が劇場用の場面であるか、または監督により削除されて劇場用にはない場面であるかを表すための属性であって、“theater”、“directors_cut”を属性値として有する。version属性を使用しない場合、基本的にversion=“theater”として認識される。
【0049】
(5)start_time:該当場面についての動映像が再生される開始時間を表す属性であって、属性値としては、動映像の再生時間を表すPTS(Presentation Time
Stamp)値または1000分の1秒単位の時間値を有する。図3では、start_time属性がPTSを属性値として有する。
【0050】
(6)end_time:該当場面についての動映像が他の場面に転換されるまでの時間を表す属性であって、属性値は、start_timeと同じ形式の値を有する。そして、連続された二つの場面の間で以前の場面のend_timeと次の場面のstart_timeは、連続された値を有することが望ましい。
【0051】
(VII)locationエレメント
locationエレメントは、該当場面が撮影される場所についての情報を含むために使われる。一つの場面には一つの場所が使われるので、sceneエレメント内には、一つのlocationエレメントが含まれ、属性情報として次のような二つの属性を有する。
【0052】
(1)reference_scene:この属性は、locationエレメントにより説明された撮影場所がどの場面に該当する撮影場所であるかを表すためのものであって、locationエレメントに必ず存在せねばならない属性である。属性値としては、sceneエレメントのid属性に使われた属性値を有する。reference_sceneの使用例を挙げれば、特定の再生装置が本発明の強化された検索を支援して、MSML文書のうちlocationエレメントに該当する内容のみを画面に表示した後、ユーザーの選択により選択された場所に該当する動映像を再生せねばならない場合がありうる。
【0053】
このとき、再生装置は、locationエレメントのreference_sceneを参照した後、属性値に該当するsceneエレメントを認知し、該当sceneエレメントのstart_time属性値を通じて選択された撮影場所に該当する動映像を再生できる。ただし、locationエレメントによってのみ特定の場面を検索する場合、検索される撮影場所が色々な場面がありうるので、他のエレメントと論理的に結合してさらに具体的な場面を検索することが望ましい。
【0054】
(2)href:ある場面の撮影場所についての追加情報を含んでいる外部文書を参照するために使われる属性であって、属性値としてはURIを使用する。例えば、特定の再生装置が撮影場所についての追加情報として、撮影場所と隣接した観光名所、食堂、ショッピング施設などについての情報をさらに含んでいる外部文書を再生できるならば、ユーザーの選択により前記追加情報文書を画面に表示できる。href属性は、製作者により使用如何が決定される。
【0055】
(VIII)contiエレメント
contiエレメントは、シナリオの製作後、撮影のためにスケッチしたコンテを参照するためのエレメントであって、コンテについての内容を含まないMSML文書では、contiエレメントを使用しないこともある。属性として、次のような属性を有する。
【0056】
(1)reference_scene:この属性は、contiエレメントにより説明されて参照されるコンテ説明及びイメージがどの場面に該当する撮影場所であるかを表すためのものであって、contiエレメントに必ず存在せねばならない属性である。属性値としては、sceneエレメントのid属性に使われた属性値を有する。使用例は、locationエレメント内のreference_sceneで前述したようである。
【0057】
(2)href:ある場面のコンテイメージの参照経路を表す属性であって、属性値としてはURIを使用する。contiエレメントに含まれるhref属性は、必ず存在せねばならない属性である。
【0058】
(IX)castエレメント
castエレメントは、該当場面に登場する配役についての内容を含むためのエレメントであって、actorエレメント及びplayerエレメントを含み、該当場面に登場する配役がない場合、castエレメントは含まれないこともある。属性としてはreference_sceneを有する。
【0059】
(1)reference_scene:この属性は、castエレメントにより登場する俳優及び配役がどの場面に出演するかを表すためのものであって、castエレメントに必ず存在せねばならない属性である。属性値としては、sceneエレメントのid属性に使われた属性値を有する。使用例は、locationエレメントのreference_sceneで前述したようである。ただし、castエレメントによってのみ特定の場面を検索する場合、検索される俳優及び配役が主要人物である場合、色々な場面が選択されるので、castエレメントの場合は、他のエレメントと論理的に結合してさらに具体的な場面を検索するのに使用することが望ましい。
【0060】
(X)actorエレメント
actorエレメントは、該当場面で、後述するplayerエレメントで説明する配役を引き受けた実際の俳優の名前を含むために使用するエレメントである。属性としては、href属性を含む。
【0061】
(1)href:actorエレメントにより含まれる実際の俳優についてのさらに詳細な説明を有する外部文書を参照するために使用する属性であって、属性値としてはURIを有し、使用如何は製作者により決定される。
【0062】
(XI)playerエレメント
playerエレメントは、該当場面で前記actorエレメントで表す実際の俳優が引き受けた配役名を含むために使用するエレメントである。属性としては、name属性を含む。
【0063】
(1)name:この属性は、現在のplayerエレメントに割り当てられた特定のnameであって、nameは、scriptエレメントで配役の名前を参照するときに使われる。
【0064】
(XII)parameterエレメント
parameterエレメントは、現在の場面に登場する小品や俳優の衣装などについての情報を含むためのエレメントであって、属性としては、次のような三つの属性を含む。
【0065】
(1)reference_scene:この属性は、parameterエレメントにより登場する小品や衣装がどの場面に出演するかを表すためのものであって、parameterエレメントに必ず存在せねばならない属性である。属性値としては、sceneエレメントのid属性に使われた属性値を有する。使用例は、locationエレメント内のreference_sceneで前述したようである。ただし、parameterエレメントによってのみ特定の場面を検索する場合、検索される小品や衣装が色々な場面にわたって登場することもあるので、他のエレメントと論理的に結合してさらに具体的な場面を検索するのに使われることが望ましい。
【0066】
(2)name:この属性は、parameterにより含まれる小品または衣装を決まった分類によって区分するためのものであって、parameterエレメントにより含まれる色々な小品または衣装などを細分化するために使われる。属性値としては、決まった分類名称を有する。例えば、属性値として“weapon”、“costum”、“car”のような値を有する。
【0067】
(3)href:該当小品または衣装についての詳細な説明を含んでいる外部文書を参照するために使用する属性であって、属性値としてはURIを使用する。
【0068】
(XIII)musicエレメント
musicエレメントは、該当場面に再生される効果音や背景音などについての情報を提供するためのものであって、次のような三つの属性を有する。
【0069】
(1)href:該当音楽についての詳細な説明を含んでいる外部文書を参照するために使用する属性であって、属性値としてはURIを使用する。
【0070】
(2)start_time:該当音楽が動映像内で再生される開始時間を表す属性であって、属性値としては、動映像の再生時間を表すPTS値を有するか、または1000分の1秒単位の時間値を有する。本発明では、PTS値を有するものとして例を挙げた。
【0071】
(3)end_time:該当音楽が動映像内で終了される時間を表す属性であって、属性値は、start_timeと同じ形式の値を有する。
【0072】
musicエレメントでreference_sceneのような属性を使用しない理由は、一つの場面に色々な音楽が含まれうるためである。すなわち、ユーザーがmusicエレメントを参照して特定の音楽が再生される場面を視聴しようとするとき、reference_scene属性を使用する場合には、常に選択された音楽がある場面の開始地点で再生するので、検索による正しい再生を保証できないためである。したがって、musicエレメントは、属性としてstart_time、end_timeを有する。かかる点は、前述した各エレメントの場合、今後一つの場面に複数個のlocation、contiなどが使われれば同一に適用されて、reference_scene属性の代わりにstart_time、end_time属性を有する。
【0073】
(XIV)descriptionエレメント
descriptionエレメントは、該当場面についての描写または俳優の行動に関する説明などを取り扱った地文を含むためのものであって、次のような二つの属性を有する。
【0074】
(1)reference_scene:この属性は、descriptionエレメントにより描写される場面及び人物の行動状況説明などがどの場面に該当するかを表すためのものであって、descriptionエレメントに必ず存在せねばならない属性である。属性値としては、sceneエレメントのid属性に使われた属性値を有する。
【0075】
(2)version:該当地文が劇場用に該当する内容であるか、または製作過程中に削除されて劇場用にはない場面についての地文であるかを表すための属性であって、“theater”、“directors_cut”を属性値として有する。version属性を使用しない場合、基本的にversion=“theater”として認識される。
【0076】
(XV)scriptエレメント
scriptエレメントは、該当場面についての俳優の実際の台詞を含むために使用するものであって、次のような5個の属性を有する。
【0077】
(1)reference_scene:この属性は、scriptエレメントにより含まれる俳優の台詞がどの場面で出てくる台詞であるかを表すためのものであって、scriptエレメントに必ず存在せねばならない属性である。属性値としては、sceneエレメントのid属性に使われた属性値を有する。
【0078】
(2)reference_player:この属性は、該当scriptエレメントにより含まれる台詞がどの配役の台詞であるかを指摘するために使用するものであって、前述したplayerエレメントの属性であるnameの属性値のうち一つを有することによって、該当配役と配役に合う台詞とを連結可能にする。
【0079】
(3)version:該当台詞が劇場用に該当する台詞であるか、または製作過程中に削除されて劇場用にはない台詞であるかを表すための属性であって、“theater”、“directors_cut”を属性値として有する。version属性を使用しない場合、基本的にversion=“theater”として認識される。
【0080】
(4)start_time:scriptエレメントにより含まれる台詞の場合、その使用例として、映画の字幕として使われることが可能である。したがって、動映像との同期を合わせて適切な時間に該当台詞が画面に表示可能に、scriptエレメントにより含まれる台詞が再生されねばならない開始時点についての情報が必要であるが、start_time属性がその役割を行う。属性値としては、動映像の再生時間を表すPTS値を有するか、または1000分の1秒単位の時間値を有する。本発明では、PTS値を有するものとして例を挙げた。
【0081】
(5)end_time:scriptエレメントにより含まれる台詞が動映像との同期を合わせて画面上で消える時間を指定する属性であって、属性値はstart_timeと同じ形式の値を有する。
【0082】
図4は、実際の映画製作時に使われるシナリオの一例を示す図である。図4を参照するに、シナリオは、場面についてのタイトル、背景、俳優の行動、台詞などを記録したものであるということが分かる。
【0083】
図5は、図4のシナリオを本発明のMSML文書で作成したことを示す図である。図5に示すように、styleエレメントによりMSML文書のスタイルを適用する。図5に示したようにスタイルを適用した場合に、製作者または再生装置で多様な方法を使用して適用が可能であるので、本実施形態では説明しなかったが、該当スタイル文法には、前述したMovie Script Viewing情報を含むことが望ましい。
【0084】
図6は、本発明のMSML文書で作成したスクリプトを再生する再生装置のブロック図である。
【0085】
再生装置は、読み取り部610、デコーダ620、制御部630、フィルタ部640、レンダリング部650、ブレンダ660及びバッファ部670を備える。
【0086】
読み取り部610は、情報記録媒体に保存されたAVデータ、情報記録媒体またはウェブ環境内に存在しうるMovie Script用のマークアップ文書、及び該当文書のスタイルに関する情報を含んでいるスタイルシートテキストデータを読み取る。デコーダ620は、AVデータストリームをデコーディングする。制御部630は、ユーザー命令を受信し、入力されたユーザー命令によってフィルタ部640、デコーダ620、レンダリング部650及び読み取り部610を制御する。フィルタ部640は、制御部630の制御命令によってMSML文書の特定の部分をフィルタリングする。レンダリング部650は、フィルタリングされたMSML文書をスタイルシートテキストデータにより画面に表示するための形態にレンダリングする。ブレンダ660は、デコーダ620で出力された動映像とレンダリング部650で出力されたMovie Scriptデータとを合成する。
【0087】
そして、バッファ部670は、読み取り部610、デコーダ620及びレンダリング部650の間の送受信するデータを緩衝する役割を行う。データの読み取り速度及び伝送処理速度が十分に速ければ、バッファ部670は省略されることもある。
【0088】
本発明でのレンダリングをさらに詳細に説明すれば、Movie Script用のテキストデータをディスプレイ装置に表現するためのグラフィックデータに変換させることに関連したあらゆる必要な処理をレンダリングという。すなわち、テキストデータで一文字ごとに文字コードとマッチングされるフォントを、情報記録媒体及び/またはウェブ環境で読み取ったダウンロードフォントデータまたは再生装置内に予め保存されている内蔵フォントデータで探してグラフィックに変える過程を反復して、字幕映像または全体のMovie Scriptを構成するためのグラフィックデータを生成し、色相を指定するか、または変換させ、文字の大きさを指定するか、または変換させ、横書き込みまたは縦書き込みによって適切にグラフィックデータを生成することなどが含まれる。
【0089】
図7は、図6の制御部の詳細ブロック図である。図7に示すように、制御部は、ユーザー命令受信部710、ユーザー命令処理部720、検索エンジン部730、フィルタ制御部740及び読み取り部制御部750を備える。
【0090】
ユーザー命令受信部710は、ユーザーからの命令を入力される。ユーザー命令処理部720は、受信されたユーザー入力を処理する。検索エンジン部730は、フィルタ部640から受信されたコンテンツのうちユーザーの入力により検索されねばならない内容を検索する。フィルタ制御部740は、検索エンジン部730で検索されたコンテンツのみをフィルタリングするためにフィルタ部640を制御する。読み取り部制御部750は、ユーザーにより最終選択された動映像の場面を再生するために読み取り部610を制御する。
【0091】
ユーザー命令受信部710は、ユーザー入力装置からのユーザー入力を受信してユーザー命令処理部720に伝達する。ユーザー命令処理部720は、ユーザー命令受信部710からのユーザー入力を判別して、AVデータストリームを制御するための入力であれば、該当命令をデコーダ620に伝達し、MSML文書を制御するための命令であれば、レンダリング部650に命令を伝達する。また、ユーザー命令処理部720へ伝送されたユーザー入力が強化された検索のためのデータであるか、または検索を通じて特定の動映像場面を再生するためのものであれば、フィルタリングされたデータを参照している検索エンジン部730に該当ユーザー入力を伝達する。
【0092】
検索エンジン部730は、フィルタ部640でフィルタリングされたデータを参照してユーザーの検索入力についてのデータを検索して、検索された内容をフィルタ制御部740に伝達する一方、必要なデータを再生可能に読み取り部制御部750を制御する。フィルタ制御部740は、検索エンジン部730で検索されたデータを表示可能に、Movie Script Filtering情報をフィルタ部640に伝達する。
【0093】
すなわち、再生装置は、ユーザーに強化された検索を提供するために、制御部に存在する検索エンジン部730をMSML文書のエレメントを検索式によってフィルタリング可能にフィルタブロックを制御する。そして、フィルタリングされたエレメントのstart_time属性またはreference_scene属性を参照して所望の場面を再生可能に、読み取り部610及びレンダリング部650を制御する。一方、レンダリング部650は、フィルタ部640によりフィルタリングされたエレメントの属性情報、及びコンテンツを参照して画面に表示可能に、製作者により提供されたスタイルシートやまたは再生装置の内部に存在するスタイルシート情報を通じて新たな検索画面を提供する。
【0094】
以下、前述した再生装置でMSML文書を利用して強化された検索を行う方法についての具体的な例を詳細に説明する。従来には、後述する図面のように検索しようとする場合、製作者が検索に使われるデータをMENUのような形式で直接製作して情報記録媒体に含めねばならないが、本発明による再生装置では、かかるMENUを製作者が直接製作せずにも、MSML文書を参照して後述する図のような検索画面を直接画面に表示できる。以下、図を参照して説明する。
【0095】
図8は、再生装置でMSML文書を参照して強化された検索画面をディスプレイした例を示す図である。
【0096】
MSML文書は、前述したMSMLを使用してシナリオ及びコンテに使われる各部分をエレメントと属性とに区分してデータベース化したので、再生装置は、図8のような検索画面をディスプレイして、MSML文書のscene、location、conti、actor、parameter、music、scriptエレメントのように、場面選択のために使われる各エレメントを検索の基準としてユーザーに提供する。一方、“by movie script”と図示されているように、MSML文書の全体を検索の範囲として使用することも可能である。このとき、適用されるスタイルシートを製作者が情報記録媒体の製作時に含むことも可能であり、または再生装置が前記のような各エレメントについてのスタイルシート情報を保存することもある。
【0097】
図8に示したような表示画面でユーザーが場面による動映像画面を検索するために、“by scene”に該当するボタンをクリックすれば、再生装置は、後述する一連の過程を通じて図9のような画面を表示する。
【0098】
図9は、場面による検索画面を示す図である。
【0099】
すなわち、再生装置の制御部は、ユーザーの“by scene”入力を受信し、バッファを通じてフィルタリングされたMSML文書のうちsceneエレメントに該当する情報のみを検索して、sceneエレメントの各種属性を参照して場面番号及び場面についての簡略な説明をスタイルを適用して画面に表示できる。このとき、ユーザーが図8に示した場面のうち特定の場面を選択すれば、sceneエレメントのstart_time属性を参照して該当場面を再生できる。
【0100】
図10は、場所による検索画面を示す図である。
【0101】
もし、ユーザーが図8の画面で撮影場所について検索して所望の場面を再生するために“by location”ボタンを押せば、図10に示したような画面がディスプレイされる。“by location”により提供される図10の画面も、図9で前述したような過程を通じてlocationエレメントの属性及びコンテンツを参照して構成される。一方、locationエレメントにhref属性により該当場所についての追加情報が外部文書に存在すれば、図10で追加情報ボタン1020のような入力要素を通じて該当追加情報を再生することもある。図10に示した撮影場所のうち特定の場所をユーザーが選択すれば、制御部は、locationエレメントのreference_scene属性により該当locationエレメントが含まれるsceneエレメントを検索し、検索されたsceneエレメントのstart_time属性を参照して検索された撮影場所に該当する場面を再生できる。かかる方法は、属性としてstart_timeを使用しないエレメントにいずれも適用される。
【0102】
図11は、Movie Scriptによる検索画面を示す図である。
【0103】
すなわち、図8の画面で“by movie script”をユーザーが選択した場合に、図11に示すようにMSML文書のあらゆる内容がディスプレイされ、ユーザーは、画面スクロールなどを利用して特定の場面、地文、台詞などを選択して所望の場面を再生できる。
【0104】
図12は、本発明のシナリオの検索方法のフローチャートである。
【0105】
シナリオの構成要素をエレメントとして抽出する(S1210)。そして、抽出したエレメントを所定のスタイルシートを適用して生成した検索画面をユーザーに提供する(S1220)。ユーザーから所望の検索条件を入力され(S1230)、前記入力された検索条件に対応するエレメントをキーワードとして前記シナリオの内容を検索してユーザーに提供する(S1240)。そして、前記提供された検索画面でユーザーの検索条件をさらに入力されて、その条件を満足するエレメントを画面にディスプレイするステップをさらに行うことも可能である。
【0106】
ユーザーが選択したエレメントは、start_time、end_time属性を含んでもよく、reference_scene属性を含んでもよい。選択されたエレメントに対応する場面をstart_time属性を有して制御して再生してもよく、選択されたエレメントに対応するreference_scene属性を参照して場面をさらに検索した後、検索された場面のstart_time属性を有して場面を制御して再生してもよい。
【0107】
検索のための前述したメタデータは、コンテンツ製作者により生成されて情報記録媒体に動映像と共に保存されるが、ユーザーが外部から動映像を入力されて記録する記録装置を使用して入力された動映像を情報記録媒体に保存しようとするとき、前述したメタデータを動映像と共に記録できる。
【0108】
図13は、本発明のAVデータ記録装置のブロック図である。
【0109】
AVデータ記録装置は、特徴点抽出部1310、エレメント生成部1320、メタデータ生成部1330、記録部1340及びネットワーク制御部1350を備える。特徴点抽出部1310は、入力された動映像の特徴点を抽出する。そして、エレメント生成部1320は、抽出された特徴点に基づいてシナリオの構成要素を記述するエレメントを生成し、生成されたエレメントについての詳細情報である属性値を割り当てる。メタデータ生成部1330は、生成されたエレメントについての下部構成要素の属性情報を入力されて下部構成要素を生成する。記録部1340は、このように生成された下部構成要素を情報記録媒体に記録する。ネットワーク制御部1350は、生成された下部構成要素をネットワークインターフェースを通じて他の装置へ伝送する。そして、他の装置で生成したメタデータを受信する。以下では、図14ないし図16を参照してエレメントの生成及びメタデータの生成について詳細に説明する。
【0110】
まず、記録装置で前述したメタデータのエレメントのうち“scene”に該当する部分を自動生成せねばならない。このために、記録装置は、記録される動映像から特徴ポイントを抽出する。特徴ポイントは、重要な場面転換が発生する地点を意味する。かかる特徴ポイントは、動映像の処理過程を通じて抽出できるが、本発明では、抽出方法については説明しない。このように抽出された複数個の特徴ポイントのうち隣接した二特徴ポイントの間の場面を、前述した“scene”エレメントに対応させる。
【0111】
図14は、sceneエレメントを生成した画面を示す図である。
【0112】
記録装置は、特徴ポイントを抽出しつつ特徴ポイントに該当する動映像フレームのPTSを読み取って、“scene”エレメントの属性を表す“start_time”属性の属性値に割り当て、次の特徴ポイントのPTS値を参照して“end_time”属性値に割り当てる。かかる方法で一つの動映像から抽出した色々な特徴ポイントを利用して複数個の“scene”エレメントを構成でき、各“scene”エレメントの“start_time”属性の属性値を通じて“scene”エレメントの他の属性である“id”、“number”の属性値も割り当てる。すなわち、情報記録媒体に記録される動映像は、記録装置を通じて一種のチャプター転換に使われるメタデータを生成できる。
そして、記録装置は、“scene”エレメントの子エレメントに該当するデータをユーザーから直接入力されてメタデータを生成する。以下、メタデータの入力及び生成について図15及び図16を参照して説明する。
【0113】
図15は、メタデータの生成のための画面を示す図である。図15を参照すれば、最初のScene内でユーザーにより含まれるメタデータの種類を羅列してユーザーからその属性情報を入力されることが分かる。したがって、ユーザーは、前記のようなメニューを通じて追加しようとするメタデータのカテゴリを選択して新たな内容をさらに含めることができる。
【0114】
図16は、一例としてLocationを選択した場合のメタデータ入力画面を示す図である。図16に示すように、記録装置は、ユーザーが最初のsceneに該当する動映像を見つつ“location”に関する情報を入力できる動映像窓1610を提供し、“location”エレメントに含まれる場所についての説明を入力される部分1620を提供し、“location”の属性のうち一つである“href”に該当する属性値を入力される部分1630などを提供する。かかる方法で、図15の他のメタデータについての属性情報もユーザーから入力されて情報記録媒体に保存する。
【0115】
そして、記録装置は、前述したように動映像データから特徴ポイントを抽出して、隣接した二特徴ポイントの間の動映像データを“同質性クリップ(Homogeneous Clip)”と定義して複数個の“同質性クリップ”を生成し、各“同質性クリップ”は、該当クリップの開始時点であるPTS値及び該当クリップの代表イメージをMPEG−I形態で有することができる。一方、追加的なメタデータは、前述した例のように決まったエレメントと属性の形態で含むことも可能である。また、該当クリップ内の内容を自由に記述可能にするエレメントを追加することも可能である。これを通じて、記録装置は、映画についての要約情報を提供することも可能である。
【0116】
ネットワークに接続可能な記録装置の場合、前記のように製作されたメタデータファイルを、ネットワーク制御部1350を通じてサーバやあるいは他の記録装置へ直接伝送できる。これを通じて、サーバに接続して他のユーザーが製作したメタデータまたは直接受信したメタデータをダウンロードして、記録装置内のメモリ領域または情報記録媒体に保存することによって、多様なメタデータを使用可能にする。一方、かかるメタデータの場合、他の記録装置で編集及び修正が可能であるので、他のユーザーのメタデータを使用して自身のみのメタデータを製作することもできる。かかる応用例の場合には、前記メタデータを作成したユーザーの情報を追加できるエレメント及び属性が追加されうる。
【0117】
本発明は、また、コンピュータで読み取り可能な情報記録媒体にコンピュータで読み取り可能なコードとして具現することが可能である。コンピュータで読み取り可能な情報記録媒体は、コンピュータシステムにより読み取られるデータが保存されるあらゆる種類の記録装置を含む。コンピュータで読み取り可能な情報記録媒体の例としては、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光データ保存装置などがあり、またキャリアウェーブ(例えば、インターネットを通じた伝送)の形態で具現されるものも含む。また、コンピュータで読み取り可能な情報記録媒体は、ネットワークに連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でコンピュータで読み取り可能なコードが保存されて実行されうる。
【0118】
これまで、本発明について、その望ましい実施形態を中心に述べた。当業者は、本発明が、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で、変形された形態に具現可能であるということを理解できるであろう。したがって、開示された実施形態は、限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮されねばならない。本発明の範囲は、前述した説明ではなく、特許請求の範囲に表れており、それと同等な範囲内にあるあらゆる差異点は、本発明に含まれていると解釈されねばならない。
【図面の簡単な説明】
【0119】
【図1】DVDに記録される動映像符号化データであるVOBSの構造を示す図である。
【図2】SAMIファイルの一例を示す図である。
【図3】本発明のマークアップ言語で使われるエレメント及び属性を示す図である。
【図4】実際の映画製作時に使われるシナリオの一例を示す図である。
【図5】図4のシナリオを本発明のMSML文書で作成したことを示す図である。
【図6】本発明のMSML文書で作成したスクリプトを再生する再生装置のブロック図である。
【図7】図6の制御部の詳細ブロック図である。
【図8】再生装置でMSML文書を参照して強化された検索画面をディスプレイした例を示す図である。
【図9】場面による検索画面を示す図である。
【図10】場所による検索画面を示す図である。
【図11】Movie Scriptによる検索画面を示す図である。
【図12】本発明のシナリオの検索方法のフローチャートである。
【図13】本発明のAVデータ記録装置のブロック図である。
【図14】sceneエレメントを生成した画面を示す図である。
【図15】メタデータの生成のための画面を示す図である。
【図16】一例として、Locationを選択した場合のメタデータ入力画面を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
動映像シナリオを記録した情報記録媒体であって、
前記シナリオの構成要素を記述するエレメントと、
前記エレメントについての詳細情報を表す属性とを含み、
前記エレメントそれぞれが前記シナリオの検索に使われることを特徴とするシナリオを記録した情報記録媒体。
【請求項2】
前記シナリオは、前記エレメントをタグとして使用し、前記属性を前記エレメントについての詳細情報である属性値として使用してマークアップ文書の形態で作成されることを特徴とする請求項1に記載のシナリオを記録した情報記録媒体。
【請求項3】
前記シナリオの構成要素は、各場面に登場する小品、衣装、撮影場所についての説明、台詞についての追加情報のうち少なくともいずれか一つをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のシナリオを記録した情報記録媒体。
【請求項4】
前記エレメントは、
台詞エレメントを含み、前記台詞エレメントは、前記台詞が動映像と同期されて再生可能に再生時間情報を属性として有することを特徴とする請求項1に記載のシナリオを記録した情報記録媒体。
【請求項5】
前記再生時間情報は、前記台詞と同期されて再生されねばならない動映像のPTSであることを特徴とする請求項4に記載のシナリオを記録した情報記録媒体。
【請求項6】
前記エレメントは、
前記エレメントが検索されてそのエレメントに対応する画面が再生されるように、前記エレメントに対応する動映像が再生される時間情報である動映像再生時間情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のシナリオを記録した情報記録媒体。
【請求項7】
前記属性は、
前記エレメントに対応するコンテンツが劇場用のコンテンツであるか、または製作過程中に削除されたコンテンツであるかを意味するコンテンツの製作バージョンについての属性値を含むことを特徴とする請求項1に記載のシナリオを記録した情報記録媒体。
【請求項8】
前記属性は、
前記エレメントに関連したインターネット情報がある参照位置情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のシナリオを記録した情報記録媒体。
【請求項9】
前記シナリオが画面にディスプレイされる形態を記述したスタイル情報をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のシナリオを記録した情報記録媒体。
【請求項10】
前記スタイル情報は、
スタイルシート言語で作成されていることを特徴とする請求項9に記載のシナリオを記録した情報記録媒体。
【請求項11】
AVデータが記録されており、再生装置により読み取られる情報記録媒体であって、
動映像データと、
前記動映像のシナリオとを含み、
前記シナリオは、前記シナリオの構成要素を記述するエレメントと、
前記エレメントについての詳細情報を表す属性とを含み、前記エレメントそれぞれが前記シナリオの検索に使われることを特徴とするAVデータが記録された情報記録媒体。
【請求項12】
前記情報記録媒体は、光ディスクであることを特徴とする請求項11に記載のAVデータが記録された情報記録媒体。
【請求項13】
前記動映像のシナリオについての参照リンク情報がさらに含まれていることを特徴とする請求項11に記載のAVデータが記録された情報記録媒体。
【請求項14】
情報記録媒体からデータを再生する装置であって、
前記情報記録媒体から動映像データ及びシナリオデータを読み取る読み取り部と、
前記読み取った動映像データをデコーディングして出力するデコーダと、
前記読み取ったシナリオデータからユーザーの命令によって所望の情報を抽出するフィルタ部と、
前記抽出された情報をグラフィックデータに変換するレンダリング部と、
前記デコーディングされた動映像データとグラフィックデータとを合成して出力するブレンダと、
前記各構成要素を制御する制御部と、を備えることを特徴とする再生装置。
【請求項15】
前記読み取り部は、
前記動映像データ及びシナリオデータを、インターネット網を通じてダウンロードされることを特徴とする請求項14に記載の再生装置。
【請求項16】
前記シナリオデータは、
前記シナリオの構成要素を記述するエレメントと、
前記エレメントについての詳細情報を表す属性と、を含み、前記エレメントそれぞれが前記シナリオの検索に使われ、前記エレメントと属性とを使用して作成されたデータであることを特徴とする請求項14に記載の再生装置。
【請求項17】
前記シナリオデータは、
前記エレメントをタグとして使用し、前記属性を前記エレメントについての詳細情報である属性値として使用してマークアップ文書の形態で作成されていることを特徴とする請求項15に記載の再生装置。
【請求項18】
前記読み取られた動映像及びシナリオデータを臨時保存するバッファ部をさらに備えることを特徴とする請求項14に記載の再生装置。
【請求項19】
前記バッファ部は、
前記シナリオデータに対応するテキストデータ、及び前記テキストデータをディスプレイするスタイル情報を表すスタイルシート文書を保存していることを特徴とする請求項18に記載の再生装置。
【請求項20】
前記バッファ部は、
前記テキストデータにマッチングされるフォント情報を、前記動映像データと共に読み取り部から受信して臨時保存するフォント保存用のバッファをさらに備えることを特徴とする請求項19に記載の再生装置。
【請求項21】
前記制御部は、
命令を受信して、その種類によって命令を伝達するユーザー命令処理部と、
前記命令によってシナリオを検索する検索エンジン部と、
前記検索エンジン部で行われる検索条件によって、前記フィルタ部を制御するフィルタ制御部と、
前記検索条件によって、前記読み取り部を制御する読み取り部制御部とを備えることを特徴とする請求項14に記載の再生装置。
【請求項22】
ユーザーから所望の検索条件に関する命令を入力されるユーザー命令受信部をさらに備えることを特徴とする請求項21に記載の再生装置。
【請求項23】
前記検索エンジン部は、
シナリオの構成要素であるエレメントをいずれも検索条件でもって入力されて各エレメント別に検索することを特徴とする請求項21に記載の再生装置。
【請求項24】
動映像シナリオを検索する方法であって、
シナリオの構成要素についてのエレメントを抽出するステップと、
前記抽出したエレメントを所定のスタイルシートを適用して生成した検索画面を図示するステップと、
所望の検索条件を入力されるステップと、
前記入力された検索条件に対応するエレメントをキーワードとして前記シナリオの内容を検索して、検索された内容をディスプレイするステップとを含むことを特徴とするシナリオの検索方法。
【請求項25】
記シナリオは、
前記シナリオの構成要素を記述するエレメントと、
前記エレメントについての詳細情報を表す属性と、を含み、前記エレメントそれぞれが前記シナリオの検索に使われ、前記エレメントと属性とを使用して作成されたデータであることを特徴とする請求項24に記載のシナリオの検索方法。
【請求項26】
前記検索画面で検索条件をさらに入力されるステップと、
前記追加的な検索条件を満足するエレメントを画面にディスプレイするステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項24に記載のシナリオの検索方法。
【請求項27】
前記追加的な検索条件を満足するエレメントを画面にディスプレイするにおいて、前記エレメントに対応する動映像が再生される時間情報を使用してディスプレイするステップをさらに含むことを特徴とする請求項26に記載のシナリオの検索方法。
【請求項28】
前記時間情報は、前記シナリオと同期されて再生されねばならない動映像のPTSであることを特徴とする請求項27に記載のシナリオの検索方法。
【請求項29】
動映像シナリオの検索方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体であって、前記方法は、
シナリオの構成要素についてのエレメントを抽出するステップと、
前記抽出したエレメントを所定のスタイルシートを適用した検索画面を図示するステップと、
所望の検索条件を入力されるステップと、
前記入力された検索条件に対応するエレメントをキーワードとして前記シナリオの内容を検索して、検索された内容をディスプレイするステップと、を含むことを特徴とする記録媒体。
【請求項30】
情報記録媒体に動映像と共にシナリオを記録する記録装置であって、
前記動映像の特徴点を抽出する特徴点抽出部と、
前記抽出された特徴点に基づいて前記シナリオの構成要素を記述するエレメントを生成し、生成されたエレメントについての詳細情報である属性値を割り当てるエレメント生成部と、
前記生成されたエレメントについての下部構成要素の属性情報を入力されて下部構成要素を生成するメタデータ生成部と、を備えることを特徴とする記録装置。
【請求項31】
前記生成された下部構成要素を含んだメタデータを、ネットワークを通じて伝送するか、または他の装置で生成されたメタデータを受信するネットワーク制御部をさらに備えることを特徴とする請求項30に記載の記録装置。
【請求項32】
前記生成された下部構成要素を含んだメタデータを情報記録媒体に記録する記録部をさらに備えることを特徴とする請求項30に記載の記録装置。
【請求項33】
前記特徴点抽出部は、
前記動映像の場面転換が発生する地点を特徴点として抽出することを特徴とする請求項30に記載の記録装置。
【請求項34】
前記エレメント生成部は、
前記抽出された特徴点に対応する場面が開始する地点及び終了する地点についてのPTSを属性として有することを特徴とする請求項30に記載の記録装置。
【請求項35】
メタデータ生成部は、
前記生成されたエレメントについての下部構成要素及びそれについての属性情報をユーザーから入力されて下部構成要素を生成することを特徴とする請求項30に記載の記録装置。
【請求項36】
動映像と共にシナリオを記録する記録方法であって、
前記動映像の特徴点を抽出するステップと、
前記抽出された特徴点に基づいて前記シナリオの構成要素を記述するエレメントを生成し、生成されたエレメントについての詳細情報である属性値を割り当てるステップと、
前記生成されたエレメントについての下部構成要素の属性情報を入力されて下部構成要素を生成するステップとを含むことを特徴とする記録方法。
【請求項37】
前記動映像の場面転換が発生する地点を特徴点として抽出するステップをさらに含むことを特徴とする請求項36に記載の記録方法。
【請求項38】
前記抽出された特徴点に対応する場面が開始する地点及び終了する地点についてのPTSを属性として割り当てるステップをさらに含むことを特徴とする請求項36に記載の記録方法。
【請求項39】
前記生成されたエレメントについての下部構成要素及びそれについての属性情報をユーザーから入力されて下部構成要素を生成するステップをさらに含むことを特徴とする請求項36に記載の記録方法。
【請求項40】
少なくとも一つの動映像場面に関連したシナリオを有する媒体であって、
前記シナリオは、
前記シナリオの構成要素を記述するエレメントと、
前記エレメントについての詳細情報を表す属性とを含み、
前記複数のエレメント及び属性は、論理的に結合されてディスプレイされて特定の場面を提供することを特徴とする媒体。
【請求項41】
シナリオに含まれる要素を各エレメントに区分するマークアップ文書をさらに含み、
前記各エレメントに対応する情報は、各属性に含まれることを特徴とする請求項40に記載の媒体。
【請求項42】
前記各エレメントは、前記シナリオと動映像または前記特定の場面に関連した情報の同期化のための時間情報を含むことを特徴とする請求項41に記載の媒体。
【請求項43】
前記マークアップ文書は、ディスプレイについての情報を保存するデータベースであることを特徴とする請求項41に記載の媒体。
【請求項44】
前記エレメント及び属性は、ムービスクリプトマークアップ言語により作成されることを特徴とする請求項41に記載の媒体。
【請求項45】
前記各エレメントは、動映像のPTS情報を含み、
前記情報は、前記エレメントに該当する動映像がプレイされる時点についての情報であることを特徴とする請求項44に記載の媒体。
【請求項46】
前記属性は、場面開始時点を示す開始時間属性及び場面終了時点を示す終了時間属性を含むことを特徴とする請求項40に記載の媒体。
【請求項47】
前記属性は、外部文書を参照するためのURIを使用する属性を含むことを特徴とする請求項40に記載の媒体。
【請求項48】
前記シナリオは、エンコーディング前にグラフィックデータに変換されていない字幕データを含むことを特徴とする請求項40に記載の媒体。
【請求項49】
前記字幕は、SAMI言語形態で作成されることを特徴とする請求項48に記載の媒体。
【請求項50】
前記媒体は、光ディスク情報記録媒体であることを特徴とする請求項40に記載の媒体。
【請求項51】
動映像場面に該当するエレメントを自動生成する方法であって、
前記動映像から記録される特徴点を抽出するステップと、
隣接した二特徴点の間の動映像データを同質性クリップとして定義して、複数の同質性クリップを生成するステップとを含み、
前記各同質性クリップは、前記同質性クリップが開始する時点についての値を含むことを特徴とする方法。
【請求項52】
前記同質性クリップの代表イメージをMPEG−1形態で有するステップをさらに含むことを特徴とする請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記自動的に生成されたエレメントは、前記同質性クリップの内容を任意に記述できるエレメントを含むことを特徴とする請求項51に記載の方法。
【請求項54】
前記動映像場面は、少なくとも一つのシナリオを含むことを特徴とする請求項51に記載の方法。
【請求項55】
前記各動映像シナリオは、ムービスクリプトマークアップ言語で作成されることを特徴とする請求項54に記載の方法。
【請求項56】
前記各シナリオは、エンコーディング前にグラフィックデータに変換されず、マークアップ文書に変換する字幕データを含むことを特徴とする請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前記字幕データは、SAMI言語形態で作成されることを特徴とする請求項56に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公表番号】特表2006−528864(P2006−528864A)
【公表日】平成18年12月21日(2006.12.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−521007(P2006−521007)
【出願日】平成16年7月24日(2004.7.24)
【国際出願番号】PCT/KR2004/001867
【国際公開番号】WO2005/010880
【国際公開日】平成17年2月3日(2005.2.3)
【出願人】(503447036)サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド (2,221)
【Fターム(参考)】