説明

シーソースイッチを備えたタップコンセント

【課題】本発明は、シーソースイッチのように軽く作動できるスイッチに対して、間違って切断動作を行わないようにする保持部材を設け、不用意に切断されないようにすると共に、切断状態から導通状態にする場合には、容易に操作できるようにすることを狙いとする。
【解決手段】シーソースイッチを備えたタップコンセントにおいて、コンセントに接続されるプラグとコンセント本体の導電回路との間を導通または切断するシーソースイッチを備えたコンセントにおいて、該スイッチの導通状態を保持する保持部材を設けた構成である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気機器への電力供給に用いられるタップコンセントに関し、特にコンセント本体の電源接続部材とプラグ接続部との間を導通または切断するスイッチ付きのタップコンセントに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、OA機器の普及に伴いオフィスや住居において種々の電気機器が利用されている。これらの電気機器のほとんどは、室内の壁面あるいは床面に設置されたコンセントから電源供給を受けて作動する。一般に、室内の壁面あるいは床面には複数箇所にコンセントが設けられているものの、同コンセントは電気機器の設置場所に近接して設けられているとは限らない。そこで、タップコンセントを用いてプラグ接続部を電気機器の設置場所近くまで延長することが行なわれている。最近のタップコンセントには、スイッチ機能を備えたものはある。この種のスイッチ機能付きタップコンセントは、接続された電気機器への電力供給を一括して導通/切断する構造のもの(例えば、特許文献1及び2)や、個々にスイッチを設けたもの(特許文献3)などが使用されている。
【特許文献1】特開平11−045769号公報(図1)
【特許文献2】特開平07−220819号公報(図1)
【特許文献3】特開2001−313126号公報(図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記特許文献1〜3では、スイッチを切断することによって、電気機器へ配線されたプラグをコンセントから引き抜かなくても消費電力を低減でき、省エネルギーとなるメリットを有する。
【0004】
しかし、当然、スイッチは操作しやすい位置に設けられており、誤ってスイッチに触れてしまい、スイッチが切断状態になることがある。コンセントをOA機器等の電源として使用していた場合には、突然OA機器がオフになり、データが消滅してしまう結果となり、大きな不具合を生じる。
【0005】
特に、前記シーソースイッチにおいては、電源の切断の動作を自動的に行うために、オフの動作を非常に軽く作動させ得るような機構のものとして構成されるので、スイッチに軽く触れたのみで、電源が切断されるという欠点がある。
【0006】
本発明は、シーソースイッチのように軽く作動できるスイッチに対して、間違って切断動作を行わないようにする保持部材を設け、不用意に切断されないようにすると共に、切断状態から導通状態にする場合には、容易に操作できるようにすることを狙いとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明は、シーソースイッチを備えたタップコンセントにおいて、コンセントに接続されるプラグとコンセント本体の導電回路との間を導通または切断するシーソースイッチを備えたコンセントにおいて、該スイッチの導通状態を保持する保持部材を設けた構成である。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載のシーソースイッチを備えたタップコンセントにおいて、前記保持部材は、前記スイッチのオン作動部に接着可能な一端部と、コンセント本体に接着可能な他端部を備える柔軟なバンド部材を有する構成である。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1に記載のシーソースイッチを備えたタップコンセントにおいて、前記保持部材は、コンセント本体全体を覆うボックス形状であってコンセント本体に対して摺動可能になっており、前記保持部材は、コンセント本体に対して摺動することによって、シーソースイッチのオン側端部を覆う位置と覆わない位置とで移動できる構成である。
【0010】
請求項4の発明は、請求項3に記載のシーソースイッチを備えたタップコンセントにおいて、前記保持部材は、前記コンセント本体の上面、側面及び底面を覆う上面、側面及び底面を備え、前記保持部材には前記コンセント本体の上面に設けられた該シーソースイッチに対応した開口部が形成され、該シーソースイッチの該オン側端部を覆うことが可能な保持片部が、該開口部の端部から伸びて一体に形成され、該保持部材を該コンセント本体に対して摺動することによって、該保持片部がシーソースイッチのオン側端部を覆う位置と覆わない位置とで移動できる構成である。
【0011】
請求項5の発明は、請求項1に記載のシーソースイッチを備えたタップコンセントにおいて、該シーソースイッチはオン側端部とオフ側端部とを備えるシーソー操作部を有し、該シーソー操作部の下方位置に、該シーソー操作部のオン/オフ操作に対応してシーソー作動するシーソー接点部材を備え、該シーソー接点部材の下方位置に該シーソー接点部材のシーソー作動によって導通或いは切断する接続部材を備え、該接続部材が導通する位置に該シーソー接点部材を保持可能な棒部材を備え、該棒部材は該コンセント本体の側部から外に飛び出た握り部を有する構成である。
【発明の効果】
【0012】
請求項1の発明によれば、シーソースイッチのように軽く作動する対象物に対しても、間違ってスイッチをオフにすることが防止できる。
【0013】
請求項2の発明によれば、低コストで且つ簡単に既存のスイッチ付きコンセントに対して適用できる。また、コンセント本体の形状が少々異なる形状であっても適用できる。
【0014】
請求項3の発明によれば、間違ってスイッチをオフにすることが確実に防止できる。また、既存のスイッチ付きコンセントに対しても適用できる。
【0015】
請求項4の発明によれば、保持部材を軽くでき、低コスト化できる。
【0016】
請求項5の発明によれば、間違ってスイッチをオフにすることが更に確実に防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
(実施形態1)
本発明の実施形態1を図1及び図2に基づいて説明する。タップコンセントであるコンセント本体1の側面1aにコンセント部2、2、2が設けられている。これらのコンセント部2、2、2に電気機器に接続されるプラグ(図示せず)が差し込まれて導電するようになっている。これらのコンセント部2、2、2に対応して、コンセント本体1の上面1bにシーソースイッチ3、3、3が設けられている。各スイッチ3は、図1において、右側が押し下げられた場合がオン(導通)状態で、左側が押し下げられた場合がオフ(切断)状態となるようになっている。コンセント本体1内で各コンセント部2及び各スイッチ3で導電回路をそれぞれ形成し、各スイッチ3によって各コンセント部2の導通/切断を切り替えるようになっている。
【0019】
各スイッチ3のオン側端部3aに接合可能で、コンセント本体1の上面1bに接合可能なテープ状の保持部材10が設けられている。この保持部材10は、図2に示すように、一端部10aに接着剤11が塗布され、その表面には離面紙12が接着されている。保持部材10の他端部10bには、接離可能にマジックテープ(登録商標)13が取付けられている。マジックテープ(登録商標)13の一方13aが保持部材10の他端部10bに固定され、他方13bの背面に接着剤14が塗布され、その表面には離面紙15が接着されている。
【0020】
使用時には、シーソースイッチ3をオン(導通)状態にして、保持部材10の一端部10a側の離面紙12を剥がして、接着剤11を露出させ、この接着剤11で保持部材10の一端部10aをシーソースイッチ3のオン側端部3aの上面に接着する。そして、保持部材10の他端部10bに固定されたマジックテープ(登録商標)13の離面紙15を剥がして、接着剤14によって、コンセント本体1の上面1bに保持部材10の他端部10bを接着させる。この時に、保持部材10を緊張した状態とする。これによって、マジックテープ(登録商標)13aと13bとを外さないと、シーソースイッチ3のオン側端部3aが簡単には持ち上がらない状態にしておく。
【0021】
また、シーソースイッチ3をオフ(切断)状態にしたい時には、マジックテープ(登録商標)13の一方13aと他方13bとの係合を手動で外し、保持部材10をフリーな状態にする。このようにして、シーソースイッチ3を軽い力でオフできる状態にした後で、シーソースイッチ3のオフ側端子3bを押し下げて、シーソースイッチ3をオフ(切断)状態にする。
【0022】
この実施形態1では、シーソースイッチ3のオン状態を保持部材10で保持するので、不用意にオン状態が解除されることを防止できる。特に、この実施形態1では、既存のシーソースイッチ付きコンセントに対して、保持部材10を取り付けるだけで、簡単に適用できる。特に、マジックテープ(登録商標)でテープ状の保持部材を取り付けたり、外したりできるようにしてので、低コストであり、取付/取外が簡単である。
【0023】
また、保持部材10は柔軟な紙、ゴム、樹脂などからなり、コンセントの形状の異なるものにも対応可能であり、各種のシーソースイッチ付きコンセントに適用可能なメリットを有する。
【0024】
実施形態1では、コンセント部毎にスイッチを有するものであったが、複数のコンセント部に対して一緒に同時にオン/オフする一括管理するスイッチであっても良い。保持部材10の他端部10bを、コンセント本体1の上面1bに接合したが、上面1bでなく、側面1cに接合するようにしても良い。
【0025】
また、保持部材10の一端部10aを接着剤11でシーソースイッチ3のオン側端部3aに接着して、他端部10bをマジックテープ(登録商標)13でコンセント本体1の上面1b取り付けるようにしたが、逆にしても良く、両方ともマジックテープ(登録商標)にしても良い。
【0026】
なお、マジックテープ(登録商標)に限られるものではなく、例えば、スナップボタンのように、突出部とそれに覆い被さるスナップ部からなるものであっても良く、また、フックのようなものであっても良い。これらの場合には、取り付け状態が確実であり、不意に外れる可能性を大幅に低減できる。
【0027】
実施形態2について、図3及び図4に基づいて説明する。コンセント本体21には、上面21bに1つのコンセント部22が設けられている。このコンセント部22に並んでシーソースイッチ23が配設されている。保持部材30はボックス形状からなり、その正面30aがコンセント本体21の断面に相当する開口に形成されている。保持部材30の側面30b、30bはコンセント本体21の側面21a、21aに沿ってスライドし、保持部材30の底面30cはコンセント本体21の底面に沿ってスライドし、保持部材30の上面30dはコンセント本体21の上面21bに沿ってスライド可能に形成されている。保持部材30の背面30eはコンセント本体21の背面21eと略同じ形状で形成されている。
【0028】
保持部材30の上面30dには、シーソースイッチ23よりも大きな開口部31が開口され、開口部31の辺部からオン側端部23aを覆うように保持片部32が伸びて一体に形成されている。
【0029】
また、コンセント本体21の側面21a、21aに、接着剤等でバンド33を貼り付けている。このバンド33によって、保持部材30をスライドさせて保持片部32をシーソースイッチ23のオン側端部23aの上に位置させた際に、保持片部32がスライドして不用意に抜けないように保持するものである。
【0030】
なお、保持部材30によってスイッチ23のオフ側端部23bをも覆い隠すようにするためには、この部分だけを上方に突出した形状に保持部材30の上面30dを成形する必要があり、このようにすると、構造が複雑となり、コストアップになり、見た目も悪い。そのため、本実施形1では、スイッチ3のオフ側端部3bを覆い隠すことなく開口部31として開口するようにして、保持片部32が低コストでコンパクトなすっきりして見栄えも良いものとすることができた。
【0031】
さらに、開口部31によって、ON、OFFの表示部分を覆い隠さないようにしているので、表示が見える安心感を与えることができる。また、保持部材30を透明又は半透明で製作しても汚れると見えなくことがあるが、この実施形態1では、上述したように表示部分を覆って無いので、保持部材30を透明でも半透明でも製作しても良く、またカラーで製作することも可能であり、バラエティーに富んだものを採用できる。
【0032】
実施形態3を図5及び図6に基づいて説明する。実施形態3は、実施形態2の変形例であって、変更部分のみを説明する。なお、図6では、突起43を解かりやすく説明するために、一部カットした図としている。保持部材30をスライドさせて、シーソースイッチ23をオン状態に保持する状態になった時に、保持片部42がシーソースイッチ23のオン側端部23aを乗越えて位置する長さを有する。この保持片部42の先端部には、内側に向けて突起43が設けられている。この突起43がシーソースイッチ23のオン側端部23aを乗越えて、オン側端部23aに引っ掛かる状態となるので、簡単に抜けることを防止できる。
このように保持片部42の突起43があるために、保持部材30を成形する上で複雑な型形状にする必要が生じるが、そのことを避けたい場合には、例えば、保持片部42をppヒンジで折り曲げ可能に成形することも可能であり、また突起43を後から接着して取り付けるようにしても良い。
【0033】
実施形態4を図7ないし図9に基づいて説明する。実施形態4は、2つのコンセント部52、52に対して、1つのシーソースイッチ53を設けた例を示す。図7は、上蓋50を外した状態のコンセント本体51を示す。コンセント部52、52の一方のコンタクト接点52aが、配線65を経由して一方の接続端子68に接続され、他方のコンタクト接点52bが、配線66でシーソースイッチ53の接続部材57に接続され、このシーソースイッチ53の接続部材58からに配線67を経由して他方の接続端子69に接続されている。接続端子68及び69には、通常の配線、例えば家庭用の配線が接続され、電源につながるようになっている。
【0034】
シーソースイッチ53の詳細構造を図8及び図9によって説明する。図8は、図7のA−A矢視図であり、図8は部分拡大図を示す。接続部材57及び接続部材58の上方位置にシーソー接点部材55が配設され、このシーソー接点部材55の上に操作部54が配設されている。接続部材58はシーソー接点部材55の回転中心に連結され導通状態に接続されている。シーソー接点部材55の一端は、下方に折り曲げられており、オフ状態の時にシーソー接点部材55と接続部材58との接触を確実に防止している。シーソー接点部材55の他端は上側に折り曲げられて、その中央部分が凹部形状に切欠けられ、棒部材60の受部56を形成している。棒部材60は、内壁71及び外壁72の開口部を通過して、外に飛び出ている。棒部材60の先端には握り部61が設けられ、操作者が握って操作しやすい形状に形成されている。棒部材60の途中には、突起62が設けられ、この突起62と外壁72間にスプリング63が配設され、棒部材60を内側方向に強いている。
【0035】
実施形態4の作動について説明する。シーソースイッチ53の操作部54のオン側端部54aを押し下げると、図8に示すように、操作部54が反時計方向に回転し、シーソー接点部材55は、逆に時計方向に回転する。このことによって、シーソー接点部材55と接続部材57とが導電状態に接続される。シーソー接点部材55と接続部材58とが導電状態で接続されているので、接続部材57と接続部材58とが導電状態で接続されることとなり、配線66と配線67とが導電接続された状態となる。この結果、コンセント部52と接続端子68、69とが導通可能な状態となる。
【0036】
この状態には、棒部材60は内方に強いられているので、棒部材60の内端は受部56の凹部を貫通して内方に入り込んだ状態となる。従って、不用意にシーソースイッチ53の操作部54に接触してオフ側端部54bを押し込もうとしても、シーソー接点部材55が反時計方向に回転することを棒部材60で阻止しているので、オフ側端部54bは押し下げられることが無く、オン側端子54aが押し下げられた状態に維持される。特に、棒部材60がスプリング63によって内方に強いられているので、あえて棒部材60を内方に押し込んで、受部62に挿入して係合する必要はなく、オン側端部54aを押し込むだけで自然に棒部材60が受部62に係合でき、ワンタッチでロックもかかるようになっている。
【0037】
なお、正常にオフ側端部54を押し下げたい場合には、棒部材60の握り部61を持って、外側に引き抜き、受部56と棒部材60との係合を解除する。この状態に保持したままで、空いている他方の手でオフ側端部54bを押し下げれば、シーソースイッチ53がオフ状態になる。即ち、オフにする際には、2つの動作を必要とすることで、不用意にオフになることが確実に防止される。
【0038】
実施形態4において、シーソースイッチ53の他端に受部56を設けて、棒部材60をこの受部56に係合するようにしたが、この構造に限られるものではない。例えば、シーソースイッチ53の一端に別の棒部材を押し込むようにして、シーソースイッチ53の一端が下げられるのを防止するようにしても良い。また、操作部54のオフ側端部54bが押し下げられるのを防止するようにしても良い。
【0039】
また、実施形態4ではシーソースイッチは1つだけであったが、各コンセント部にシーソースイッチが設けられたものにも適用可能である。
【0040】
他の実施形態として、実施形態2において、バンドを設ける代わりに、コンセント本体21と保持部材30との側面同士の一方に溝からなるガイドを設け、他方にこの溝に嵌る凸部を設けてスライドできるようにしても良い。そして、所定位置まで、スライドさせた位置で、ガイド溝と凸部間にスライド抵抗が大きくなるような抵抗部を設け、簡単に外れないようにすると、より効果的である。スライド抵抗の構造としては、例えば、ガイド溝を浅くして、凸部との抵抗を大きくする等が簡易的な手段である。しかし、この手段に限られるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0041】
以上説明したように、本発明に係るシーソースイッチを備えたタップコンセントは、例えば、OA機器等へ電力供給する場合に適している。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の実施形態1に係り、全体構成の概略を示す平面図である。
【図2】図1の保持部材の概略を説明する斜視図である。
【図3】本発明の実施形態2に係り、全体構成の概略を示す平面図である。
【図4】図3の保持部材の概略を説明する斜視図である。
【図5】本発明の実施形態3に係り、全体構成の概略を示す平面図である。
【図6】図5の保持部材の概略を説明する斜視図である。
【図7】本発明の実施形態4に係り、全体構成の概略を示す斜視図および上蓋を外した状態の平面図である。
【図8】図7のA−A矢視断面図である。
【図9】図8の要部拡大図である。
【符号の説明】
【0043】
1 コンセント本体
2 コンセント部
3 シーソースイッチ
3a オン側端部
3b オフ側端部
10 保持部材
13 マジックテープ(登録商標)
21 コンセント本体
22 コンセント部
23 シーソースイッチ
23a オン側端部
23b オフ側端部
30 保持部材
32 保持片部
51 コンセント本体
52 コンセント部
53 シーソースイッチ
54 操作部
55 シーソー接点部材
56 受部(凹部)
60 棒部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンセントに接続されるプラグとコンセント本体の導電回路との間を導通または切断するシーソースイッチを備えたコンセントにおいて、該スイッチの導通状態を保持する保持部材を設けたことを特徴とするシーソースイッチを備えたタップコンセント。
【請求項2】
請求項1に記載のシーソースイッチを備えたタップコンセントにおいて、前記保持部材は、前記スイッチのオン作動部に接着可能な一端部と、コンセント本体に接着可能な他端部を備える柔軟なバンド部材を有することを特徴とする。
【請求項3】
請求項1に記載のシーソースイッチを備えたタップコンセントにおいて、前記保持部材は、コンセント本体全体を覆うボックス形状であってコンセント本体に対して摺動可能になっており、前記保持部材は、コンセント本体に対して摺動することによって、シーソースイッチのオン側端部を覆う位置と覆わない位置とで移動できることを特徴とする。
【請求項4】
請求項3に記載のシーソースイッチを備えたタップコンセントにおいて、前記保持部材は、前記コンセント本体の上面、側面及び底面を覆う上面、側面及び底面を備え、前記保持部材には前記コンセント本体の上面に設けられた該シーソースイッチに対応した開口部が形成され、該シーソースイッチの該オン側端部を覆うことが可能な保持片部が、該開口部の端部から伸びて一体に形成され、該保持部材を該コンセント本体に対して摺動することによって、該保持片部がシーソースイッチのオン側端部を覆う位置と覆わない位置とで移動できることを特徴とする。
【請求項5】
請求項1に記載のシーソースイッチを備えたタップコンセントにおいて、該シーソースイッチはオン側端部とオフ側端部とを備えるシーソー操作部を有し、該シーソー操作部の下方位置に、該シーソー操作部のオン/オフ操作に対応してシーソー作動するシーソー接点部材を備え、該シーソー接点部材の下方位置に該シーソー接点部材のシーソー作動によって導通或いは切断する接続部材を備え、該接続部材が導通する位置に該シーソー接点部材を保持可能な棒部材を備え、該棒部材は該コンセント本体の側部から外に飛び出た握り部を有することを特徴とする。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2007−122997(P2007−122997A)
【公開日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−312358(P2005−312358)
【出願日】平成17年10月27日(2005.10.27)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】