説明

スイッチを備える制御装置、制御装置ハウジング、及び制御装置用スイッチ

【課題】
【解決手段】本発明は、輸送車両のドア開閉体の制御装置に関するものであり、ハウジング(100,10)を備え、前記ハウジングの内部に、プランジャー(6,206)が配設されたスイッチ(1,201)と、前記ハウジングに対して回転するように取り付けられるカム(115,15)と、前記カムが回転(R)するときに、前記カムからの作用力の結果として運動伝達力(T)を受けることができる可動部材(102,202)とを備え、前記可動部材は、更に、前記運動伝達力(T)を介して、前記プランジャーに作用することにより、前記スイッチに斜めに当たってスイッチを第1電気状態から第2電気状態にすることができ、前記可動部材は、前記装置の本体(100,204)から突出するように成形される形状部を有することを特徴とする。更に正確には、前記可動部材(102,202)は、前記カムから加わる押し付け力を受けることができる受力領域(107,207)と、このような押し付け力の作用を受けながら、可逆変形を起こすことができる折れ曲がり領域(103,203)と、押し付け力を前記プランジャーに、前記変形の結果として加えることができる作用領域(105,205)とを含んでいる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スイッチを備える制御装置に関し、例えば原動機付き車両開閉体に設けられる、ドア、テールゲート、テールゲート窓、またはトランクに設けられるロック機構またはハンドルに関する。本発明は更に、制御装置ハウジング及び制御装置用スイッチにも関する。
【背景技術】
【0002】
特定の原動機付き車両制御装置は、施錠操作、開閉アシスト操作を制御する電磁機能に用いられるか、または計器パネルに表示される情報を生成するためにも用いられるスイッチ群を備えている。このようなスイッチは、プランジャーを含み、プランジャーがスイッチのハウジングの外側から、ハウジングの内側に向かって並進移動することにより作動する。
【0003】
前記スイッチは、プランジャーの外側端部と接触するようになる回転カムにより制御することができる。しかし、この制御は、カムがプランジャーに作用するときの迎え角であって、プランジャーの並進移動軸に対して測定される迎え角が、小さい(30°未満)場合にしか有効に行なわれない。その理由は、迎え角が小さくない場合には、カムから横応力が、プランジャーの並進移動がずれる方向に、プランジャーに加わるからである。この応力は、スイッチを破損してしまう可能性がある。同様に、カムが極めて高い角速度で駆動される場合、スイッチは破損することがある。
【0004】
この現象を回避するために、スイッチに制御レバーを付設した制御装置が知られており、この制御レバーは、スイッチハウジングの表面で回動し、かつプランジャーに小さい迎え角で作用する。この制御レバーは追加部品であり、この追加部品は、スイッチハウジングの表面にネジ締めして固定するか、または挟み止めして固定することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような解決策は、スイッチに、レバーを嵌合させる必要があるので、コストが高く付く。この嵌合操作は、別途購入するか、または別途作製する必要のある追加部品を設けることになるので、コストがかかることを意味する。このようなレバーを嵌合させたスイッチ群はまた、レバーが関節接合されることから更に壊れ易くなっている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の目的は、これらの問題を解決することにある。
【0007】
このような理由から、本発明は、第1の態様では、輸送車両の開閉体の制御装置を提案するものであり、前記制御装置は、ハウジングを備え、かつ前記制御装置は、前記ハウジングの内部に、プランジャーが配設されたスイッチと、前記ハウジングに対して回転するように取り付けられているカムと、前記カムが回転移動で駆動されるときに、前記カムからの作用力の影響を受けながら運動伝達力により駆動され得る可動部材とを備え、前記可動部材は、更に、前記運動伝達力を介して、作用力を前記プランジャーに加えて、前記スイッチを第1電気状態から第2電気状態に切り替えることができ、かつ前記可動部材は、前記装置の本体から突出する成形品であることを特徴としている。
【0008】
このように、前記可動部材は、成形により、プラスチック成形金型を使用して形成されるので、前記装置を製造するのに極めて経済的であり、かつ簡単である。
【0009】
前記本体は、前記装置のいずれかの領域とする、好ましくはいずれかの固定領域とすることができる。前記カムに加わる作用力は、前記スイッチに伝達される。
【0010】
好適には、前記可動部材は、前記カムから加わる押し付け力を受けることができる受力領域と、このような押し付け力の影響を受けながら、可逆変形を起こすことができる折れ曲がり領域と、押し付け力を前記プランジャーに、前記変形の影響を受けながら加えることができる作用領域とを備えている。
【0011】
このような伝達機構は、極めて確実に、効果的に、かつ簡単に実装することができるので、プラスチック成形形状部に、可逆変形を起こすことができる折れ曲がり領域を容易に含めることができる。受力領域及び作用領域は、可動部材の両側に1つずつ設けられている2つの反対側の面とすることができる。
【0012】
好適には、前記可動部材はタブであり、前記タブの第1端部は、前記本体に接続される弾性変形領域を有し、前記タブの第2端部は自由端である。
【0013】
このような伝達機構は、極めて確実であり、効果的であり、更には、経済的である。前記弾性変形領域は、カムによる押し付け力の影響を受けながら、可逆に変形することができる折れ曲がり領域とすることができる。作用領域及び受力領域は、タブの第2端部の反対側の面とすることができ、重要なのは、これらの面が折れ曲がり領域から離れていてレバーアーム運動を起こす必要があることである。
【0014】
有利な点として、前記可動部材から前記プランジャーに加わる作用力は、前記プランジャーの並進移動軸に対して、30°未満の角度で加わる押し付け力を含んでいる。これにより、スイッチを破損しないようにすることができるが、その理由は、30°未満の角度で加わる押し付け力によって、横応力がプランジャーにほとんど加わることがないからである。
【0015】
有利な特徴によれば、この装置の本体自体は、可動部材が本体からの突出部として成形されるときに、成形プラスチックで製造される。
【0016】
これにより、可動部材を作製するのが一層容易になるが、その理由は、可動部材を、本体と同じ成形条件で作製すればよく、可動部材が、成形プラスチック本体からの突出部を構成するからである。
【0017】
1つの簡単な実施形態では、前記装置は、前記スイッチをハウジング内に位置決めする成形形状部を備え、前記可動部材は、前記スイッチをハウジング内に位置決めする形状部と一体成形される。
【0018】
これにより、当該装置の製造は、容易になるが、その理由は、1つの同じ成形形状部が、スイッチ(このスイッチは、前記スイッチの収容部を含む前記ハウジングの一部とすることができる。またはスイッチをハウジング内の収容部に位置決めするために利用される当接面を含むスイッチケーシングの一部とすることができる。)を位置決めする操作、及びカムの運動をプランジャーに伝達する操作の両方の操作に使用されるからである。
【0019】
ある実施形態では、前記装置はハンドルである。また別の実施形態では、前記装置はロック機構である。
【0020】
本発明の第2の態様は、上述した制御装置を備える原動機付き車両開閉体である。
【0021】
この開閉体は、実施形態によって変わるが、側部ドア、後部ドア、テールゲート、またはトランク蓋である。
【0022】
本発明の第3の態様は、上述した制御装置のハウジングであり、この装置の本体は、可動部材が本体からの突出部として成形されるときに、ハウジングの全て、または一部を形成する。
【0023】
このようなハウジングを使用すると、制御装置は、付設レバーを持たず、かつスイッチ用スペース部を含むことが好ましいハウジング内に適切に配置されているスイッチを使用して、作製することができる。
【0024】
プランジャーは、可動部材に対向して配置され、この可動部材は、回転カムからの駆動力をスイッチに伝達することができる。このスイッチは、付設レバーを有しないので、スイッチを安価に製造することができる。完全ロック機構も同じように、安価に製造することができる。更に、スイッチを堅牢なものとすることができるので、ロック機構も堅牢なものとすることができる。
【0025】
スイッチ用スペース部及びカム用スペース部は、タブであることが好ましい可動部材の両側に1つずつ設けられる。
【0026】
本発明の第4の態様は、上述した制御装置内に使用することができるスイッチを提案するものであり、前記本体は、スイッチのケーシングの全て、または一部を形成していることを特徴としている。
【0027】
このようなスイッチを使用すると、制御装置を、付設レバーを使用することなく作製することが可能となる。
【0028】
次に、本発明について、添付の図を参照しながら詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】従来技術によるスイッチを示す。
【図2】付設レバーの取り付け先の同じスイッチの図であり、この付設レバーは追加部品である。
【図3】図2によるスイッチを収容したロック機構ハウジングの図である。
【図4】スイッチ及びカムを収容した本発明の第1の実施形態によるロック機構ハウジングの詳細図である。
【図5】スイッチ及びカムを収容した本発明の第1の実施形態によるロック機構ハウジングの概要配置である。
【図6】本発明の第2の実施形態によるスイッチの図である。
【図7】同じスイッチの別の図である。
【図8】同じスイッチの別の図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
図1は、ケーシング4を備えるスイッチ1を示し、このケーシング4の外郭形状は、ほぼ直方体である。スイッチ1は、ケーシング4に対して直交するように、並進移動可能に取り付けられるプランジャー6を有し、かつプランジャー6は、ケーシング4の第1面4Aから突出し、この第1面4Aは、3つの電気接続部を、これらの電気接続部が突出するように取り付ける取り付け先の第2面4Bの反対側にある。
【0031】
図2は、制御レバー2を構成する、すなわちスイッチケーシング4の表面で、回動軸3を中心として回動する機能を備えているタブを構成する追加部品をスイッチ1に取り付けた後の、上述のスイッチと同じスイッチ1を示し、制御レバー2のうちの回動軸を中心とする半径方向から変位した部分は、スイッチプランジャー6の外側端部と対向する部分の内側面5を有する。この追加部品は、スイッチ1のケーシング4に、公知の方法を使用して、ネジ締め固定されるか、または挟み止め固定される。回動軸3は、面4Aの表面からわずかに上の位置で、かつプランジャー6とは反対側の端部で、ケーシング4の面4Aと平行になっている。
【0032】
図3は、原動機付き車両ロック機構ハウジング10を示し、このハウジング10には、カム15、及び図2に示す制御レバー2を備えるスイッチ1が取り付けられる。カム15は、カムまたはカム用スペース部20を収容するように構成されているロック機構ハウジングの一部に収容されるのに対し、スイッチは、スイッチまたはスイッチ用スペース部25を収容するように構成されているハウジングの一部に収容されている。スイッチの面4A(この面は、この面が図3の平面に直交しているので見えない)はカムと対向し、レバー2は、カムとケーシング4との間に介装される。
【0033】
カム15は、当該カム15がハウジング10に対して、図の平面と直交する軸X(ドット十字の記号を付している)を中心として回転することができるように取り付けられる。レバー2の面は、カム15の回転軸Xに平行であり、レバー2の回動軸は回転軸Xと平行であり、プランジャー6の並進移動軸は、図の面と平行である。
【0034】
カム15が回転移動している間に、このカムの作用領域が、制御レバー2の外側面7に、レバーの回動軸を中心とする半径方向から変位した接触領域において接触するようになる。
【0035】
従って、押し付け力を加えることにより、カム15は、レバー2を動かして、レバーの回動軸を中心として回動させる。レバーの構造から、レバーの変位部分の内側面がスイッチプランジャーに、このプランジャーの並進移動軸に対して小さい迎え角で接触するようになるので、横応力が当該プランジャーに加わることがない。
【0036】
従って、スイッチは、カムが回転移動する結果として切り替わる。
【0037】
図4及び図5は、本発明の第1の実施形態を示す。
【0038】
原動機付き車両ロック機構ハウジング100には、カム115及びスイッチ101が収容されている。カム115及びスイッチ101は、必ずしも、上に説明したカム15及びスイッチ1と同様である訳ではない。ハウジング100は、成形プラスチックからなっている。
【0039】
カム115は、カムまたはカム用スペース部120を収容するように構成されているロック機構ハウジング100の一部に収容されるのに対し、スイッチ101は、スイッチまたはスイッチ用スペース部125を収容するように構成されているハウジング100の一部に収容されている。カム用スペース部120及びスイッチ用スペース部125は、必ずしも、上に説明したカム用スペース部20、及びスイッチ用スペース部25と同様である訳ではない。スイッチ用スペース部125は、成形プラスチックにより形成される。
【0040】
カム115は、当該カム115がハウジング100に対して、図の平面と直交する軸Xを中心として回転することができるように取り付けられている。スイッチ101のプランジャーの並進移動軸は、図の平面と平行である。スイッチの面4A(この面は、図3の平面に直交しているので、見ることができない)はカムと対向し、レバー2は、カムとケーシング4との間に介装されている。カム115が回転移動している間に、このカムの作用領域は、プラスチックタブ102の面107と接触するようになり、このプラスチックタブ102は、ロック機構ハウジング100の一部を形成し、かつハウジングの本体に、タブの両端部のうちの一方の端部103を介して成形接続される。タブ102の概略形状は矩形であり、端部103が、当該矩形の2つの短辺のうちの一方の短辺を形成し、かつこのタブは、矩形の他の3つの辺に沿った自由周縁部を有している。端部103は、面4Aのうち、プランジャー106とは反対側の端部に位置する周縁面に近接し、かつこの周縁面と平行である。
【0041】
カム115からタブ102に加わる押し付け力は、タブの折れ曲がり軸(図5の平面に直交する)を画定する端部103から、或る距離の位置で加えられ、この折れ曲がり軸を中心として、タブが擬似回動中心回りの回動を行なうことができる。
【0042】
次に、タブは、その端部103を中心とする折れ曲がり移動、及び回動を行なう。押し付けることにより、カム115はタブ102を動かし、タブが、タブの折れ曲がり軸を中心として回動するようになる。
【0043】
タブの構造から、面108の記号を付したタブの第2面が、タブの端部103から或る距離に位置するスイッチ101のプランジャー106に接触するようになる。
【0044】
この接触は、プランジャーの並進移動軸に対して小さい迎え角(30°未満)で行なわれるので、横応力が当該プランジャーに加わることがない。
【0045】
次に、スイッチ101が、第1電気状態から第2電気状態に、カムが回転移動することにより切り替わる。
【0046】
カムが回転し続け、かつその作用部分が、タブを通り過ぎてしまうことにより、またはカムが反対方向の回転移動を行なってしまうことにより、一旦、カムが押し付け力をタブ102に加えるのを止めると、タブ102の端部103が弾性を呈する性状のものであるので、タブはタブの初期位置に戻る。
【0047】
第2の実施形態では、図3に示すハウジングと同様のハウジング10は、図6〜図8に示すスイッチと同様のスイッチ201と組み合わせて使用される。
【0048】
このスイッチは、プランジャー206が、3つの電気接続部が配置される方の面とは反対側の面204Aから突出する構成の略直方体形のケーシング204を備えている。ケーシング204は、ほとんどの部分が成形プラスチックで製造される。このケーシングは直方体であるため、スイッチをスイッチ用スペース部に位置決めするように機能する。
【0049】
ケーシング204の成形プラスチックの延長部分として、面4Aのうち、プランジャー206とは反対側の周縁面と一体成形されるのが制御レバー202であり、この制御レバーは、平板状矩形プラスチックタブと同じ形状である。
【0050】
矩形の複数短辺のうちの一方の短辺は、面4Aのうち、プランジャー206とは反対側の周縁面におけるタブとケーシング204との接合部を構成し、かつタブの回動軸または折れ曲がり軸203を構成している。内側面205であるタブの複数の面のうちの1つの面は、プランジャー206と対向している。
【0051】
外側面207であるタブの第2面に、軸203から離れた位置で加わる押し付け力は、内側面205で、プランジャー206を押圧する運動Tを伝達することができ、スイッチを第1電気位置から第2電気位置に切り替えることができる。一旦、スイッチ201がスイッチ用スペース部25に位置決めされると、この押し付け力は、図3に示すカム15から加えることができる。
【0052】
1つの実施形態では、カム15及び115は、原動機付き車両を外部から施錠する手段に対応していることに注目されたい。第2の原動機付き車両では、これらのカムは、原動機付き車両を内部から施錠する手段に対応している。第3の実施形態では、これらのカムは、内部及び外部の両方から施錠する手段に対応している。このような実施形態では、カムは、ユーザが当該部品を手動で、直接的に操作することにより、またはハンドルまたはキーを使用して間接的に操作することにより駆動される。そして他の実施形態では、電気制御により作動する、場合によっては遠隔制御により、または無線制御により作動するモータにより駆動される。
【0053】
種々の実施形態では、ロック機構は、原動機付き車両の前部ドア、後部ドアに、またはトランクまたはテールゲートに設置される。
【0054】
本発明は、上に説明した実施形態に限定されないだけでなく、この技術分野の当業者が考えうる代替例も含むものである。
【符号の説明】
【0055】
1,101,201 スイッチ
2 制御レバー
3 回動軸
4 スイッチケーシング
4A 第1面
4B 第2面
5,205 内側面
6,106,206 スイッチプランジャー
10,100 ロック機構ハウジング
15,115 カム
20,120 カム用スペース部
25,125 スイッチ用スペース部
102 プラスチックタブ
103 タブの端部
107 タブの面
108 タブの第2面
202 制御レバー
203 折れ曲がり軸
204 スイッチケーシング
204A ケーシングの面
207 外側面
T 運動
X 回転軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング(100,10)を備え、更に、前記ハウジングの内部に、プランジャー(6,206)が配設されたスイッチ(1,201)と、前記ハウジングに対して回転するように取り付けられるカム(115,15)と、そして前記カムが回転移動(R)で駆動されるときに、前記カムからの作用力の影響を受けながら運動伝達力(T)により駆動され得る可動部材(102,202)とを備え、前記可動部材は、更に、前記運動伝達力(T)を介して、作用力を前記プランジャーに加えて、前記スイッチを第1電気状態から第2電気状態に切り替えることができる、輸送車両の開閉体の制御装置において、前記可動部材は、前記装置の本体(100,204)から突出する成形形状部であることを特徴とする制御装置。
【請求項2】
前記可動部材(102,202)は、前記カムから加わる押し付け力を受けることができる受力領域(107,207)と、このような押し付け力の影響を受けながら、可逆変形を起こすことができる折れ曲がり領域(103,203)と、押し付け力を前記プランジャーに、前記変形の影響を受けながら加えることができる作用領域(105,205)とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記可動部材(102,202)は、タブであり、前記タブの第1端部(103,203)は、前記本体(100,204)に接続される弾性変形領域を含み、前記タブの第2端部(105,107;205,207)は、自由端であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記可動部材(102,202)から前記プランジャーに加わる作用力は、前記プランジャーの並進移動軸に対して、30°未満の角度で加わる押し付け力を含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御装置。
【請求項5】
前記本体(100;204)は、成形プラスチックで製造されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の制御装置。
【請求項6】
前記制御装置は、前記スイッチを前記ハウジング内に位置決めする成形形状部(125;204)を備え、前記可動部材(102;202)は、前記スイッチをハウジング内に位置決めする前記形状部と一体成形されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の制御装置。
【請求項7】
前記制御装置は、ロック機構であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の制御装置。
【請求項8】
前記制御装置は、ハンドルであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の制御装置。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか1項に記載の制御装置を備える原動機付き車両開閉体。
【請求項10】
前記開閉体は、側部ドアまたは後部ドアであることを特徴とする、請求項9に記載の開閉体。
【請求項11】
前記開閉体は、テールゲートまたはトランク蓋であることを特徴とする、請求項9に記載の開閉体。
【請求項12】
請求項1〜8のいずれか1項に記載の制御装置のハウジング(100)であって、前記本体(100)は、前記ハウジングの全て、または一部を形成していることを特徴とする、ハウジング(100)。
【請求項13】
請求項1〜8のいずれか1項に記載の制御装置内に使用することができるスイッチ(201)であって、前記本体(204)は、前記スイッチのケーシングの全て、または一部を形成していることを特徴とするスイッチ(201)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2012−513080(P2012−513080A)
【公表日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−541400(P2011−541400)
【出願日】平成21年12月15日(2009.12.15)
【国際出願番号】PCT/EP2009/067226
【国際公開番号】WO2010/069975
【国際公開日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【出願人】(506415218)ヴァレオ セキュリテ アビタクル (36)
【Fターム(参考)】