説明

スイッチカバー取付構造、及び、スイッチカバー取付方法

【課題】部品点数を少なくすると共に、取付工数の少ないスイッチカバー取付構造、及び、スイッチカバー取付方法を提供する。
【解決手段】スイッチカバー57は、上カバー部58がスイッチ本体50の筐体11から露出した部分を覆うように配置されている。また、下カバー部59の下端辺部59Aがフランジ部54と底部42Aとの間に挟持され、下端辺部59Aと連続された側面部59Bがリブ46とフランジ部54の外周端面との間に挟持されている。スイッチカバー57は、下端辺部59Aがフランジ部54と底部42Aとの間に挟持され、側面部59Bがリブ46とフランジ部54の外周端面との間に挟持されることにより、取り付けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スイッチカバー取付構造、及び、スイッチカバー取付方法に係り、特に、パンクした空気入りタイヤをシールするためのシーリング剤を空気入りタイヤ内へ注入すると共に、空気入りタイヤ内に圧縮空気を供給して空気入りタイヤの内圧を昇圧するシーリング・ポンプアップ装置に用いられる、スイッチカバー取付構造、及び、スイッチカバー取付方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という。)がパンクした際に、タイヤ及びホイールを交換することなく、タイヤをシーリング剤により補修して所定の指定圧まで内圧をポンプアップするシーリング・ポンプアップ装置が普及している。この種のシーリング・ポンプアップ装置としては、例えば、特許文献1に記載されているものが知られている。
【0003】
このようなシーリング・ポンプアップ装置は、通常、長期にわたって保管され、また屋外で使用されるため、ショートが発生しないように、スイッチに水や埃の進入を防ぐカバーが取り付けられており、操作者はカバーの外側からスイッチ操作を行っている。
【0004】
このスイッチカバーの取付構造としては、スイッチの外側にスイッチカバーを配置し、その外側に別部材のスイッチカバー用のケースを被せてスイッチカバーを取り付けることが行われている。
【0005】
しかしながら、上記のように別部材のスイッチカバー用のケースを用いてスイッチカバーを取り付けると、部品点数が多くなると共に、取付工数も多くなってしまう。
【特許文献1】特開2008−23977号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記の事実を考慮してなされたものであり、部品点数を少なくすると共に、取付工数の少ないスイッチカバー取付構造、及び、スイッチカバー取付方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の請求項1に係るスイッチカバー取付構造は、スイッチ挿入穴へ挿入される挿入部、前記スイッチ挿入穴の外側に配置され外周端が前記スイッチ挿入穴よりも径方向外側に張り出したフランジ部、及び、前記フランジ部よりも外側に突出され操作者により操作される操作部、を有するスイッチを、スイッチカバーで覆う、スイッチカバー取付構造であって、前記スイッチ挿入穴が構成され、前記フランジ部の前記挿入部側の面との間で、前記スイッチカバーを挟持する筐体と、前記筐体と一体的に構成され、前記フランジ部の外周端面との間で前記スイッチカバーを挟持する挟持部と、を備えている。
【0008】
本発明のスイッチカバー取付構造では、スイッチカバーがフランジ部の挿入部側の面と筐体との間に挟み込まれると共に、フランジ部の外周端面と挟持部との間でもスイッチカバーが挟持されて、スイッチカバーが取り付けられている。
【0009】
上記の挟持部は、筐体と一体的に構成されているので、スイッチカバーの取付用に別部材を用意する必要がなく、部品点数を少なくすることができる。また、挟持部を取り付ける工程は必要ないので、取付工数を少なくすることができる。
【0010】
本発明の請求項2に係るスイッチカバー取付構造は、前記挟持部が、前記フランジ部の外周端に沿って構成されていること、を特徴とする。
【0011】
このように、挟持部をフランジ部の外周端に沿って構成することにより、フランジ部の外周端面と挟持部との間で容易にスイッチカバーを挟み込むことができる。
【0012】
本発明の請求項3に係るスイッチカバー取付構造は、前記挟持部が、互いに間隔をあけて構成された複数のリブで構成されていること、を特徴とする。
【0013】
このように、挟持部を複数のリブで構成することにより、リブとリブとの間に間隔を構成することができ、スイッチカバーを挟持部とフランジ部の外周端面との間に挟み込み易くすることができる。
【0014】
本発明の請求項4に係るスイッチカバー取付構造は、前記挟持部が、前記筐体の内側方向へ向かって開口が小さくなるようなテーパー形状とされていること、を特徴とする。
【0015】
このように、挟持部をテーパー形状とすることにより、スイッチカバーを挟持部とフランジ部の外周端面との間に、より挟み込み易くすることができる。
【0016】
本発明の請求項5に係るスイッチカバー取付方法は、筐体に構成されたスイッチ挿入穴へ挿入される挿入部、前記スイッチ挿入穴の外側に配置され外周端が前記スイッチ挿入穴よりも径方向外側に張り出したフランジ部、及び、前記フランジ部よりも外側に突出され操作者により操作される操作部を有するスイッチの、前記フランジ部及び操作部側をスイッチカバーで覆い、前記挿入部を前記スイッチ挿入穴へ挿入しつつ、前記スイッチカバーの端辺部を前記筐体と前記フランジ部との間に挟み込むと共に、前記筐体と一体的に構成された挟持部と前記フランジ部の外周端面との間で前記スイッチカバーを挟み込んで、前記スイッチカバーを取り付けるものである。
【0017】
上記方法によれば、上記の挟持部は、筐体と一体的に構成されているので、挟持部を取り付ける工程が必要なく、取付工数を少なくすることができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、部品点数、取付工数を少なくすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明のスイッチカバー取付構造、及び、スイッチカバー取付方法の実施形態について説明する。本発明のスイッチカバー取付構造、及び、スイッチカバー取付方法は、自動車等の車両に装着された空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という。)がパンクした際、そのタイヤ及びホイールを交換することなく、タイヤをシーリング剤により補修して所定の指定圧まで内圧を再加圧(ポンプアップ)するシーリング・ポンプアップ装置の電源スイッチに用いられている。
【0020】
(シーリング・ポンプアップ装置の構成)
【0021】
図1に示すように、本発明が適用されるシーリング・ポンプアップ装置10は、外殻部として筐体11を備えており、この筐体11の内部には、コンプレッサユニット12、注入ユニット20及び、この注入ユニット20に連結固定された液剤容器18が配置されている。
【0022】
シーリング・ポンプアップ装置10には、コンプレッサのON/OFFを行うためのスイッチ部40が設けられている。スイッチ部40の詳細については後述する。
【0023】
コンプレッサユニット12には、その内部にモータ、エアコンプレッサ、電源回路、制御基板等が配置されると共に、電源回路からユニット外部へ延出する電源ケーブル14が設けられている。この電源ケーブル14の先端部に設けられたプラグ15を、例えば、車両に設置されたシガレットライターのソケットに差込むことにより、車両に搭載されたバッテリにより電源回路を通してモータ等へ電源が供給可能になる。ここで、コンプレッサユニット12は、そのエアコンプレッサにより修理すべきタイヤ100の種類毎に規定された指定圧よりも高圧(例えば、300kPa以上)の圧縮空気を発生可能とされている。
【0024】
図2に示すように、液剤容器18内には、シーリング・ポンプアップ装置10により修理すべきタイヤ100の種類、サイズ等に応じた規定量(例えば、200g〜400g)よりも若干多めのシーリング剤Sが充填されている。液剤容器18の下端部には、シーリング剤の吐出口24が開口されており、この吐出口24は膜状のアルミシール26により閉塞されている。液剤容器18の下側には、注入ユニット20が連結されている。
【0025】
注入ユニット20は、上端側が開口して略有底円筒状に形成されたユニット本体部30及び、このユニット本体部30の下端部から外周側へ延出する円板状の脚部38を備えている。ユニット本体部30には、液剤容器18の吐出口24側と連結される上開口部32、コンプレッサユニット12から延出される耐圧ホース70と連結される第1連結部33、及び、タイヤ100側へ接続されるジョイントホース78と連結される第2連結部34が構成されている。また、ユニット本体部30には、アルミシール26に対向するように穿孔部材27が配置されている。穿孔部材27は、ユニット本体部30内に構成された連通路35に軸部27Aが挿入されており、押圧治具36を連通路35の下側から挿入することにより、液剤容器18側へ押し出されて、アルミシール26を突き破って液剤容器18内へ入り込む。押圧治具36は、連通路35に保持され、吐出口24、上開口部32、第1連結部33、及び、第2連結部34が、連通される。
【0026】
耐圧ホース70は、その基端部がコンプレッサユニット12内のエアコンプレッサに接続され、他端部が第1連結部33と接続されている。ジョイントホース78の一端部は第2連結部34に接続され、他端部はバルブアダプタ80を介してタイヤ100のタイヤバルブ102に接続される。
【0027】
(スイッチカバー取付構造)
【0028】
次に、本実施形態のスイッチカバー取付構造について説明する。本実施形態のスイッチカバー取付構造としてのスイッチ部40は、筐体11、及び、筐体11に構成された凹部42に設けられた取付部44で構成されている。
【0029】
スイッチ本体50は、挿入部52、フランジ部54、及び、操作部56を備えている。挿入部52は、直方体形状とされ、凹部42の底部42Aの中央に構成された長方形状のスイッチ挿入穴42Bに挿入されて筐体11内に配置される。挿入部52の側壁には係合部52Aが構成されている。係合部52Aは、側壁から外側へ突出されており、押圧により挿入部52の内側へ移動可能とされている。係合部52Aは、側壁から外側へ突出する方向へ付勢されており、挿入部52をスイッチ挿入穴42Bから筐体11内へ挿入する際に、スイッチ挿入穴42Bの内壁に押されて挿入部52の内側へ退避し、筐体11内に配置されてスイッチ挿入穴42Bの内壁による押圧が解除されると、突出位置へ戻って、スイッチ本体50の抜けが防止される。
【0030】
フランジ部54は、長方形板状とされ、縦横の長さは、スイッチ挿入穴42Bの縦横の長さよりも長く構成されている。フランジ部54は、挿入部52の挿入方向手前側に構成されている。スイッチ挿入穴42Bへ挿入部52が挿入された状態では、フランジ部54は、スイッチ挿入穴42Bよりも径方向外側へ張り出して、外周端部が凹部42の底部42A上に配置される。
【0031】
操作部56は、シーソースイッチで構成され、フランジ部54の中央に構成された穴部54Aに配置され、不図示の電気配線と接続されている。操作部56は、長手方向の中心部を支点にして、一方側と他方側が、交互にフランジ部54から突出された位置とフランジ部54の上面に沿った位置とに揺動可能とされており、操作者によって操作されて、コンプレッサの電源のON/OFFが行われる。
【0032】
スイッチカバー57は、図4にも示すように、上カバー部58及び下カバー部59を備えている。上カバー部58は、操作部56上を覆うドーム形状とされ、操作部56の長手方向の中央部に沿った位置がわずかに凹形状とされて、内部に収納空間Rが構成されている。下カバー部59は、フランジ部54の外周端部を覆う形状とされ、図4(B)に示されるように、挿入部52から張り出しているフランジ部54の下面部分(挿入部52側)を覆う、下端辺部59A、及び、フランジ部54の外周端面を覆う側面部59Bとを含んで構成されている。
【0033】
取付部44には、図5(A)に示すように、スイッチ挿入穴42B、複数のリブ46が構成されている。スイッチ挿入穴42Bは、長方形状とされ、凹部42の底部42Aの中央部に構成されている。リブ46は、凹部42の内壁に沿って底部42A上に、互いに間隔を開けて配置されている。リブ46は、図5(B)に示すように、筐体11の内壁と一体的に構成されている。リブ46のスイッチ挿入穴42Bと向かい合う側の端面は、底部42A側へ向かって開口が小さくなるようなテーパー形状とされている。
【0034】
図6及び図7に示すように、スイッチカバー57は、上カバー部58がスイッチ本体50の筐体11から露出した部分を覆うように配置されている。また、下カバー部59の下端辺部59Aがフランジ部54と底部42Aとの間に挟持され、下端辺部59Aと連続された側面部59Bがリブ46とフランジ部54の外周端面との間に挟持されている。すなわち、スイッチカバー57は、下端辺部59Aがフランジ部54と底部42Aとの間に挟持され、側面部59Bがリブ46とフランジ部54の外周端面との間に挟持されることにより、取り付けられている。
【0035】
次に、本実施形態のスイッチカバー57の取付方法について説明する。
【0036】
まず、図8に示すように、スイッチ本体50にスイッチカバー57を取り付ける。ここでの取り付けは、スイッチ本体50の操作部56とフランジ部54を収納空間Rへ収納する。そして、挿入部52をスイッチ挿入穴42Bへ挿入する。挿入時には、係合部52Aがスイッチ挿入穴42Bの内壁に押されて挿入部52の内側へ退避して挿入部52の挿入が可能となる。挿入部52が筐体11内に配置されると、係合部52Aが挿入部52の側面から突出された位置に戻り、挿入部52の抜けが防止される。
【0037】
また、挿入部52の挿入と共に、スイッチカバー57の下端辺部59Aを底部42Aに突き当てつつ、スイッチカバー57の側面部59B及びスイッチ本体50のフランジ部54をリブ46によって囲まれているスイッチ挿入穴42Bの外側の空間(開口)に嵌合させる。これにより、スイッチカバー57の下端辺部59Aが、底部42Aとフランジ部54の間に挟み込まれ、また、スイッチカバー57の側面部59Bがリブ46とフランジ部54の間に挟み込まれて、スイッチカバー57が取り付けられる。
【0038】
本実施形態によれば、上記のように、スイッチ本体50の取り付けと同時にスイッチカバー57の取り付けを行うことができる。また、スイッチカバー57を挟み込むためのリブ46が筐体11と一体的に構成されているので、リブ46を取り付ける必要がない。したがって、スイッチカバー57のための取付工数を少なくすることができる。
【0039】
また、本実施形態では、スイッチカバー57の下端辺部59Aと側面部59Bの2面を挟持して取り付けているので、スイッチカバー57を確実に保持することができる。
【0040】
また、本実施形態では、間隔を開けて配置された複数のリブ46を用いているので、スイッチカバー57を嵌め込む際の摩擦抵抗が少なく、容易に取り付けを行うことができる。
【0041】
また、本実施形態では、リブ46がテーパー形状とされているので、スイッチカバー57を容易に嵌め込むことができる。
【0042】
なお、本実施形態では、リブ46を構成し、スイッチカバー57をスイッチ本体50のフランジ部54とリブ46との間で挟み込んで取り付けたが、必ずしもリブ46である必要はなく、図9に示すように、凹部42の内側サイズを小さくして、凹部42の内壁とフランジ部54との間でスイッチカバー57を取り付けてもよい。
【0043】
また、本実施形態では、リブ46がテーパー形状とされている例について説明したが、リブ46は、必ずしもテーパー形状である必要はなく、底部42Aの面に垂直な端面として構成されていてもよい。
【0044】
また、本実施形態では、リブを筐体11側に構成したが、凹部42にはリブ46を構成せず、図10に示すように、スイッチカバー57の側面部59Bに沿って、複数のリブ57Aを形成してもよい。
【0045】
また、本実施形態では、シーソースイッチを例として説明したが、スイッチとしては、他の形態のスイッチを用いて、本発明のスイッチカバー取付構造を適用することもできる。
【0046】
(シーリング・ポンプアップ装置の作用)
次に、本実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置10を用いてパンクしたタイヤ100を修理する作業手順を説明する。
【0047】
タイヤ100にパンクが発生した際には、先ず、作業者は、ジョイントホース78のバルブアダプタ80をタイヤ100のタイヤバルブ102にねじ止めする。
【0048】
次いで、作業者は、押圧治具36をシーリング・ポンプアップ装置10の連通路35に挿入する。これにより、押圧治具36で押された穿孔部材27により、アルミシール26が突き破られ、押圧治具36が連通路35に保持されると共に、吐出口24、上開口部32、第1連結部33、及び、第2連結部34が、連通される。
【0049】
そして、作業者は、スイッチカバー57の外側から操作部56をONにする。これにより、コンプレッサユニット12が作動する。コンプレッサユニット12により発生した圧縮空気は、第1連結部33を通って液剤容器18内に供給される。
【0050】
圧縮空気が液剤容器18内に供給されると、この圧縮空気が液剤容器18内でシーリング剤Sの上方へ浮上し、液剤容器18内のシーリング剤S上に空間(空気層)を形成する。この空気層からの空気圧により加圧されたシーリング剤Sは、アルミシール26に開けられた孔を通して吐出され、第2連結部34へ向かい、ジョイントホース78を通って空気入りタイヤ100内へ注入される。
【0051】
液剤容器18内のシーリング剤Sが全て排出された後は、圧縮空気が液剤容器18、及びジョイントホース78を介してタイヤ100内へ注入される。
【0052】
次に、作業者は、コンプレッサユニット12に設けられた圧力ゲージ(不図示)によりタイヤ100の内圧が指定圧になったことを確認したならば、コンプレッサユニット12を停止し、バルブアダプタ80をタイヤバルブ102から取り外す。
【0053】
作業者は、タイヤ100の膨張完了後一定時間内に、シーリング剤Sが注入されたタイヤ100を用いて一定距離に亘って予備走行する。これにより、タイヤ100内部にシーリング剤Sが均一に拡散し、シーリング剤Sがパンク穴に充填されてパンク穴を閉塞する。予備走行完了後に、作業者は、タイヤ100の内圧を再測定し、必要に応じて再びジョイントホース78のバルブアダプタ80をタイヤバルブ102にねじ止めし、コンプレッサユニット12を再作動させてタイヤ100を規定の内圧まで加圧する。これにより、タイヤ100のパンク修理が完了し、このタイヤ100を用いて一定の距離範囲内で一定速度以下(例えば、80Km/h以下)での走行が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本実施形態のシーリング・ポンプアップ装置の構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示されるシーリング・ポンプアップ装置における液剤容器、注入ユニット及び押圧治具の構成を示す断面図である。
【図3】本実施形態のスイッチ部の分解斜視図である。
【図4】本実施形態のスイッチカバーの(A)は上側からみた斜視図、(B)は下側から見た斜視図である。
【図5】本実施形態の取付部の、(A)は上面図、(B)は側断面図である。
【図6】本実施形態の取付部にスイッチ本体及びスイッチカバーが取り付けられた状態の(A)は上面図、(B)は側断面図である。
【図7】本実施形態のスイッチ部の斜視図である。
【図8】本実施形態のスイッチ本体にスイッチカバーが取り付けられ、取付部に取り付けられる前の状態を示す斜視図である。
【図9】本実施形態の変形例に係る取付部にスイッチ本体及びスイッチカバーが取り付けられた状態の(A)は上面図、(B)は側断面図である。
【図10】本実施形態のスイッチカバーの変形例の斜視図である。
【符号の説明】
【0055】
10 シーリング・ポンプアップ装置
11 筐体
12 コンプレッサユニット
18 液剤容器
30 ユニット本体部
40 スイッチ部
42B スイッチ挿入穴
42 凹部
42A 底部
44 取付部
46 リブ
50 スイッチ本体
52 挿入部
54 フランジ部
56 操作部
57 スイッチカバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スイッチ挿入穴へ挿入される挿入部、前記スイッチ挿入穴の外側に配置され外周端が前記スイッチ挿入穴よりも径方向外側に張り出したフランジ部、及び、前記フランジ部よりも外側に突出され操作者により操作される操作部、を有するスイッチを、スイッチカバーで覆う、スイッチカバー取付構造であって、
前記スイッチ挿入穴が構成され、前記フランジ部の前記挿入部側の面との間で、前記スイッチカバーを挟持する筐体と、
前記筐体と一体的に構成され、前記フランジ部の外周端面との間で前記スイッチカバーを挟持する挟持部と、
を備えたスイッチカバー取付構造。
【請求項2】
前記挟持部は、前記フランジ部の外周端に沿って構成されていること、を特徴とする請求項1に記載のスイッチカバー取付構造。
【請求項3】
前記挟持部は、互いに間隔をあけて構成された複数のリブで構成されていること、を特徴とする請求項2に記載のスイッチカバー取付構造。
【請求項4】
前記挟持部は、前記筐体の内側方向へ向かって開口が小さくなるようなテーパー形状とされていること、を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のスイッチカバー取付構造。
【請求項5】
筐体に構成されたスイッチ挿入穴へ挿入される挿入部、前記スイッチ挿入穴の外側に配置され外周端が前記スイッチ挿入穴よりも径方向外側に張り出したフランジ部、及び、前記フランジ部よりも外側に突出され操作者により操作される操作部を有するスイッチの、前記フランジ部及び操作部側をスイッチカバーで覆い、
前記挿入部を前記スイッチ挿入穴へ挿入しつつ、前記スイッチカバーの端辺部を前記筐体と前記フランジ部との間に挟み込むと共に、前記筐体と一体的に構成された挟持部と前記フランジ部の外周端面との間で前記スイッチカバーを挟み込んで、前記スイッチカバーを取り付ける、スイッチカバー取付方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−277451(P2009−277451A)
【公開日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−126545(P2008−126545)
【出願日】平成20年5月13日(2008.5.13)
【出願人】(000005278)株式会社ブリヂストン (11,469)
【Fターム(参考)】