説明

スイッチング回路装置

スイッチング回路装置100は、電界効果トランジスタ40と、電界効果トランジスタ40のゲート電圧を特に、或る閾値、特に或る正の閾値レベル下にして、電界効果トランジスタ40のゲート電圧にバイアスをかける回路50,52,54,60,62とを有している。実施形態においては、逆回復及びゲートバウンスが同時に軽減される。一実施形態においては、バイアス回路は、電界効果トランジスタ40のゲート電圧にバイアスをかけるために、電界効果トランジスタ40のゲートGと直列に接続されたバイアスダイオード52と、電界効果トランジスタ40のゲート電圧を或る閾値、特に或る正の閾値レベル下にするために、電界効果トランジスタ40のゲートGと電界効果トランジスタ40のソースSとの間に接続されたクランピング電界効果トランジスタユニット62とを有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スイッチング回路装置に関する。
【背景技術】
【0002】
高周波数パワー変換は、本質的に、電圧レギュレータモジュール(VRM)又はPOL(point of load)のような低電圧高電流のアプリケーションにおいて、高フィードバック制御ダイナミクスを増大させるとともに、プリント配線基板(PCB)のスペースを削減するという要求のために最も魅力的な解決策である。
【0003】
しかしながら、高スイッチング周波数の動作は、これらのアプリケーションにおいて特に高く維持すべきことを必要とする変換効率のために不利である。それ故、高効率は、スイッチング周波数の動作を増大させるための重大な障害である。よって、これは、コンバータ、特に低伝導レジスタンス及び高スイッチング性能の双方を特徴としなければならないスイッチデバイスの設計ガイドラインに大いに影響する。
【0004】
VRM及びPOLアプリケーションにおける最も拡張されたコンバータの接続形態(topology)は、同期バック(synchronous buck)である。このコンバータにおいては、2つのパワースイッチング損失メカニズムは、重要な関連性、即ち、同期整流器の金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(sync MOSFET又はsync FET)の逆回復(reverse recovery)及びゲートバウンス(gate bounce)である。Thomas Duerbaum, Tobias Tolle, Reinhold Elferich及びToni Lopezによる文献"Quantification of Switching Loss Contributions in Synchronous Rectifier Applications"(10th European Conference on Power Electronics and Applications EPE, September 2003, Toulouse, France, paper 786)を参照されたい。これらの2つのパワースイッチング損失メカニズムは、同期MOSFET及び制御MOSFETの双方において熱を発生させ、これにより、コンバータの効率を削減する。
【0005】
よく知られている解決策は、適応無駄時間制御体系(adaptive dead time control scheme)を持つ知的ドライバ(intelligent driver)を用いて逆回復を軽減することにある。この解決策は、統合モジュールにおいてのみ力を発揮することになる。http://www.semiconductors.philips.com/pip/PIP212-12M.html、及びPhilip Rutterによる先行文献"Challenges of Integrated Power Trains"(Intel Symposium 2004)を参照されたい。他のより最近の解決策は、WO2004/114509A1を参照して、特に電磁干渉(EMI)の削減に向いているが、MOSFETにおいていわゆる"ボディ効果(body effect)"の利点を得ることができる。また、ゲート回路に付加された一連のダイオードを用いて逆回復を効果的に除去するために、G. M. Dolny, S. Sapp, A. Elbanhaway, C. F. Wheatleyによる文献"The influence of body effect and threshold voltage reduction on trench MOSFET body diode characteristics"(ISPSD 2004, pages 217 to 220)、又はThomas Duerbaum, Toni Lopez, Reinhold Elferich, Nick Koper及びTobias Tolleによる文献"Third Quadrant Output Characteristics in High Density Trench MOSFETs"(11th International Power Electronics and Motion Control Conference EPE-PEMC, September 2004, Riga, Latvia, paper A14370)を参照されたい。
【0006】
このアイデアに基づいて、単一のパッケージにおいて一連のダイオードとMOSFETとを統合する新規なFETデバイスは、低電磁干渉(EMI)のスイッチング動作を特徴とする、自動車産業に関する製品になるだろう。
【0007】
上記の解決策は、逆回復を軽減するが、ゲートバウンスを悪化させることになる。このFETデバイスの場合において、ゲートバウンスは、高スイッチング周波数のアプリケーションの場合に全てに渡るパワー損失が従来の解決策に比べて高くなることで、非常に悪化することになる。
【0008】
ゲートバウンスを最小にするための望ましい技術は、Crss(ミラーフィードバックキャパシタンス)のCiss(集中した入力キャパシタンス又は定まった入力キャパシタンス)に対する低い比率を伴うデバイス構造、即ちゲートバウンスに対して低感受性を有するデバイスを作成する方向に向かっている。更に、低インピーダンスのゲートパスは、この損失効果を最小にすることを補助する。
【0009】
US5929690は、キャパシタンス及びオン状態の(オンの)ドレインソース間レジスタンスRDSのような、他の関連性のあるデバイスパラメータを危険にさらす、半導体技術のパラメータ(酸化層の厚さ、ドーピングプロファイル等)を変更する態様を用いて、"ボディ効果"を生かすために最適化されるデバイスを提案している。この状況において、US5929690は、"ボディ効果"を効果的に生かすために、より低い仮閾値電圧(nominal threshold voltage)を提案している。これとは別に、US5929690は、ゲートバウンス効果を完全に無視しており、特に"ボディ効果"を生かすために閾値電圧を低くする場合に、パワーMOSFET(art power MOSFET)の状態でスイッチングパワー損失を多く発生させることになる。これは、"ボディ効果"の利点が従来技術のパワーMOSFET(prior art power MOSFET)におけるゲートバウンスに関連した損失の増加を補償しないからである。
【0010】
本発明の技術上の背景を説明すると、参考文献は、
・セルフコントロールであるアクティブスイッチを提案しているUS6421262B1
・ハーフブリッジのスイッチノード電圧での電圧リンギングを最小にするために、誤って急上昇することを引き起こし、これにより電圧リンギングを削減するためにスイッチ回路における余分な損失を発生させるタイミング制御を採用するUS6819149B2
・特に変換を進めるために、パワーメインについての交流/直流変換に単独で適用可能であるUS2005/0047177A1
で最終的に参照される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
とりわけ、本発明の目的は、改良したスイッチング回路装置を提供することにある。本発明は、独立請求項に規定されている。有利な実施形態は、従属請求項に規定されている。
【0012】
具体的な実施形態は、逆回復(reverse recovery)及びゲートバウンス(gate bounce)が同時に軽減され、理想的に回避される。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の実施形態は、主に、逆回復に関連した損失及びゲートバウンスに関連した損失の抑制のための少なくとも1つのローサイドゲート回路の着想に基づいている。この目的のために、同期整流器(SR)金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)を閾値下領域(sub-threshold)で駆動して、逆回復を回避するための少なくとも1つのゲート電圧バイアス手段は、スイッチノード電圧が上昇する場合にパワーデバイスが望まないスイッチングをすることを防止する少なくとも1つのクランプスイッチ手段と組み合わせられる。
【0014】
従来の提案とは異なり、本発明の具体的な実施形態は、逆回復とゲートバウンスを同時に回避する態様を提供する。その結果、エネルギ損失及び電磁干渉(EMI)を削減することができる。更に、低抵抗ゲートドライバは、ゲートバウンスを最小にするために要求されず、逆回復を除去するための強制的なタイミング制御を伴う駆動体系も要求されない。提案した解決策は、デバイスの全域で最大電圧ピークを容易に決定することができ、スイッチのアバランシェ崩壊レベル(avalanche break down level)を最適化することを補助する、より規定されたスイッチングパターン動作を導く。
【0015】
提案したトゥルーソフト(true-soft)スイッチング同期整流手段は、追加のピンを要求することなく単一のパッケージにおいて統合されてもよい。また、マルチチップモジュールが本発明から利点を得てもよい。
【0016】
より詳細においては、同期整流(ローサイド)MOSFETのゲート回路での少なくとも1つのクランピングスイッチは、時間に関する電圧の第1の微分係数であるdv/dt遷移の間においてゲート電圧が上昇することを防止するために、ゲートターミナルとソースターミナルとの間に低インピーダンスのパスを提供する。
【0017】
本発明の具体的な改良によれば、このクランピングスイッチのゲートは、ゲートバウンスを防止するために、メイン(整流)スイッチのドレインに接続される。
【0018】
本発明の好ましい実施形態においては、少なくとも2つのダイオードがゲートドライブに追加され、一のダイオードは、ゼロボルトを超えてゲートドライブにバイアスをかけるために供給し、他のダイオードは、本体ダイオードの逆回復による損失を除去するためにオンにするための電流パスを供給する。
【0019】
従って、本発明の実施形態は、逆回復及び電磁干渉(EMI)を最小にすることに関するWO2004/114509A1において既に提案されているものと同様に、MOSFETのゲートにおける少なくとも一連のダイオードの接続に基づいてもよい。その上、WO2004/114509A1とは異なり、本発明の実施形態は、ゲートバウンスを軽減するが悪化されない。
【0020】
代わりに、バイアスダイオードがドライバに実装される場合には、このようなターンオンパスダイオード(turn-on path diode)は要求されない。
【0021】
本発明の或る実施形態による解決策は、同じ数のピン、即ち、ドレインピン、ゲートピン、ソースピンを維持しつつ、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)のパッケージの範囲内で統合されてもよい。これは、外部回路又は複雑な駆動体系の必要性を回避する。更に、これは、同期整流器(SR)のゲートターミナルとドレインターミナルとの間のキャパシタンスを気に掛けなくてもよくなり、アバランシェ崩壊レベルをより規定することができるような、より柔軟なデバイス構造設計を可能とする。それ故、MOSFETの他のパラメータ、例えば、オン状態における同期整流器(SR)のドレインターミナルとソースターミナルとの間のレジスタンスが更に改良されてもよい。
【0022】
本発明の好ましい実施形態の利点は、以下のように要約することができる。
・前縁エッジ遷移(leading edge transition)でのスイッチング損失の大幅な削減。
・電磁干渉(EMI)の削減。
・従来技術のパワーMOSFET(prior art power MOSFET)において、同期電界効果トランジスタ(sync FET)間の最大電圧ピークは、バックコンバータ(buck converter)の入力電圧のほぼ2.5倍以下に決定されていた、それ故、アバランシェ崩壊損失(avalanche break down loss)を回避するために、デバイスをそのレベルに設計することができ、これは、逆回復が生じる限りは保証されない。
・クリティカルゲートドライブタイミング(critical gate drive timing)の要求がない。
・低電流、高インピーダンスの従来のゲートを用いることができる。
・ミラーフィードバックキャパシタンスCrssが、クリティカルにならないことがわかる。それ故、パラメータの最適化に関連したトレードオフが削減される。
・3つのピン、即ち、ドレインピン、ゲートピン、ソースピンを伴うディスクリートの解決策。
【0023】
本発明の実施形態は、例えば、ノート型パーソナルコンピュータ(PC)用のパワーサプライにおいて、グラフィックカードにおいて、及び、高電流高周波数同期バック直流−直流コンバータアプリケーションのための完全に正規化された駆動系モジュール又はパワー出力ステージのような、統合した駆動系モジュール等の製品に関連した半導体において、電圧レギュレータモジュール(VRM)又はPOL(point of load)のようなアプリケーションに用いられてもよい。
【0024】
本発明の実施形態は、統合した解決策及びディスクリートの解決策の双方並びに同期バック及びブーストコンバータのような異なる同期整流器コンバータを対象にしてもよい。
【0025】
本発明の実施形態は、同期バックコンバータ及びブーストコンバータ、即ち、逆回復及びゲートバウンスにおいて、2つの最も関連性のあるスイッチング損失メカニズムの存在を軽減する。スイッチング損失の削減は、電圧レギュレータモジュール(VRM)又はPOLのような、高周波数における大きな利点、高電流アプリケーションであるより効果的なコンバータに通じる。
【0026】
本発明のこれら及び他の態様は、後述する実施形態を参照することで明らかであり、解明される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
同一の参照符号が、図1Aから図4Dにおいて対応するパーツに用いられている。
【0028】
本発明による提案した解決策をより理解するために、同期バック動作の知見が一例として図1A、図1B及び図1Cに表されている。図1Aは、回路装置を示しており、図1B及び図1Cは、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(参照符号20を伴うMOSFET)のモデルを含む同期バックコンバータ10の動作ダイアグラムを示している。
【0029】
図1Bのエネルギ波形は、同期バックコンバータ10の損失パターンLSを例示している。高い損失は、スイッチングの一時的な間、特に制御電界効果トランジスタ30において生じる。
【0030】
図1Bにおいてスイッチングノード電圧Vxの前縁エッジ遷移LEをより詳しく参照すると、双方のスイッチにおける多大な損失LC,LS、即ち、制御電界効果トランジスタユニット30における多大な損失LC、及び同期電界効果トランジスタユニット40における多大な損失LSの原因である、制御電界効果トランジスタ30のチャネル(図1CにおけるトレースicnC)を流れる、過電流ピークの存在がわかる。
【0031】
図1Cにおけるこの電流ピークは、基本的に3つの効果、即ち、同期電界効果トランジスタ40のボディダイオード(body diode)の逆伝導(reverse conduction)(図1CにおけるトレースidioS)、ゲートバウンスによる同期電界効果トランジスタ40のチャネル伝導(channel conduction)(図1CにおけるトレースicnS)、及び容量性電流(capacitive current)から生じる。本発明による実施形態は、同期電界効果トランジスタ40のゲートドライブ42を修正することにより、最初の2つの電流成分の軽減を提案する。提案した解決策は、最も関連性のある寄生成分(parasitic component)が示される図2A及び2Bのダイアグラムに示すように、同一のデバイスパッケージにおいて統合されてもよい。
【0032】
新たな同期電界効果トランジスタ40は、ゼロ損失で、即ち、ゼロの逆回復に関連した損失、ゼロのゲートバウンスに関連した損失、及びゼロのアバランシェ崩壊に関連した損失を伴ってスイッチすることが意図されるので、トゥルーソフトスイッチング同期整流器(true-soft switching SR)として実施されてもよい。
【0033】
基本的には、ゼロボルトの僅かに上である閾値下ゲート電圧(sub-threshold gate voltage)(例えば、1.5ボルトの典型的な閾値電圧を持つデバイスにおける0.5ボルト)が適用される。その際に、ボディダイオードの特性、特に動的挙動は、逆回復電流が外部のピンからもはや観察されないポイント以下まで大幅に改善する。
【0034】
ボディダイオードの逆回復のこのような除去は、ゲートパス70にダイオード52を追加することにより第1の実施形態として実施され、このダイオード52が同期電界効果トランジスタ40をオフしたとき順方向にバイアスがかかる(トゥルーソフトスイッチング同期整流器を示す図2Bを参照)。
【0035】
このフェーズの間において、適切な外部のゲートレジスタンスRGXを用いて、パワーMOSFETの入力キャパシタンスは、含まれたゲートダイオードの順方向放電電圧に下がるまで放電し、これにより、バイアス電圧手段50が所望の閾値下レベル内にあることを提供する。また、バイアスダイオード52に対して逆並列になるダイオード54は、ゲートにおいてターンオン電流パスを可能にするために用いられる。
【0036】
図1Cに描かれるように、同期電界効果トランジスタユニット(参照符号40を伴うsync FET)のドレインソース間電圧が上昇するときに、ゲートバウンスに関連した損失が開始する。大きなdv/dt(時間tに対する電圧vの微分係数)は、ゲートドレイン間キャパシタンスGGD(ゲートGとドレインDとの間の逆伝達キャパシタンス)を介して電流を引き起こし、この電流は、チャネルがターンオンし、損失が生じるまでゲート電圧を増加させる。
【0037】
dv/dt遷移の間におけるゲート電圧の上昇を軽減するために、代替の低インピーダンスパス70が、ゲートソース間キャパシタンスCGS(ゲートGとソースSとの間のキャパシタンス)と並列になるように含まれる(トゥルーソフトスイッチング同期整流器を示す図2Aを参照)。
【0038】
この低インピーダンスパス70は、ドレインソース間電圧が上昇を開始するとすぐに活性状態になる。第1の実施形態のように、MOSFETスイッチ62は、図2Bに示すように、低インピーダンスパス70を実行するために用いられる。スイッチ62は、パワースイッチ40のゲート電圧に関するクランピング手段60(図2A参照)として動作する。クランピングスイッチ62のゲートは、パワースイッチ40のドレインDに接続されている。
【0039】
パワースイッチ40のドレインソース間電圧がクランピングスイッチ62の閾値を超えて上昇するとすぐに、クランピングスイッチ62がオンになり、これにより、ゲートバウンスフェーズが開始するときにゲートパス70を自動的に短絡する。ゲートバウンスの軽減に関する本発明の有効性は、パワースイッチ40のゲートレジスタンスRGXに強く依存する。
【0040】
クランピングスイッチ手段60、具体的には、図2A,2Bに示すようなクランピング電界効果トランジスタユニット62は、スイッチノード電圧が上昇を開始するとすぐにゲート電圧を閾値レベル下にするように設計される。
【0041】
パワースイッチにおけるドレインソース間電圧がポジティブであるときはいつでもパワースイッチをオフにするためにクランピングスイッチが用いられるUS6421262B1とは異なり、本発明の本実施形態においては、クランピングスイッチ60の使用は、ゲートバウンスを回避するため、ひいてはデバイスのオフ状態を維持するために、低抵抗ゲートパス70を提供するためであり、換言すると、クランピングスイッチ60は、パワーデバイスのオフ状態を維持するが、パワーデバイスをオフにしない。これは、US6421262B1に関して2つの主要な違い、即ち、クランピングスイッチ60に関する制御ストラテジ、及びパワースイッチのドレインソース電圧の感知手段を意味する。
【0042】
クランピングスイッチ60は、以下の特性を表す。
・パワーMOSFET(デバイス40)のポリシリコンゲートレジスタンスよりも少なくとも低い、オン状態における(オンの)低いドレインソース間レジスタンスRDS。本発明の最大の利点は、低ゲートレジスタンスRを特徴とするパワーMOSFETで得られる(図1A、図2A、図2Bを参照)。
・低閾値電圧、好ましくは0.5ボルトと1ボルトとの間である。
・最大ゲート電圧は、パワーMOSFETのブレークダウン電圧(break down voltage)に等しい。
・Nチャンネルである。
【0043】
パワーMOSFETのブレークダウン電圧に等しい最大ゲート電圧が容易に達成することができない場合は、この際、以下のオプションを選択することができる。
・クランピングスイッチのゲート電圧を削減するための、クランピング電界効果トランジスタ62のゲートにおける直列キャパシタンス(直列容量)の使用。
・クランピング電界効果トランジスタ62のゲートの同期電界効果トランジスタドライバへの結合。即ち、同期電界効果トランジスタドライバがクランピング電界効果トランジスタ62を制御する。この場合において、4つのピン(第1のゲート、第2のゲート、ドレイン、ソース)を伴ってディスクリートに解決する場合に、スイッチノード電圧を監視する知的ドライバ(intelligent driver)が提供される。
【0044】
クランピング電界効果トランジスタ62のゲートは、パワーMOSFETのドレインD(図2A,2Bを参照)に接続されるならば、このとき、同期電界効果トランジスタ40の出力キャパシタンスが増加される。これは、スイッチノード立ち上がりエッジ遷移(switch node falling edge transition)で有益である。
【0045】
図2A,2Bによる典型的な実施形態においては、パワーMOSFETのドレインソース間電圧がクランピング電界効果トランジスタ62の閾値電圧よりも高いかぎり、同期電界効果遷移ドライバがオフ状態であることを保証する。そうでなければ、ゲートドライブ42、特に、クランピング電界効果トランジスタ62が突発的にオンになる場合において、クランピング電界効果トランジスタ62を伴うゲートドライバ出力を短絡する可能性がある。このようなクランピング電界効果トランジスタ62が突発的にオンになることは、通常動作下において防止されるが、ゲートドライバ42における標準的な短絡回路プロテクションにより、及び/又は、スイッチノード電圧を監視することにより、ゲートドライバ42を短絡から保護することができる。
【0046】
ゲート電圧バイアス手段50により、バイアス電圧は、ダイオード52,54によりゲートで実行される。従って、逆並列ダイオード(anti-parallel diode)54は、反対方向の電流フローを可能にすることを提供する。ダイオード52,54は、MOSFETパッケージの内部又は外部に配置されてもよい。MOSFETパッケージの内部にダイオード52,54を持つ利点は、パワーMOSFETの閾値電圧の温度依存性が、ダイオード52,54の順方向電圧の温度依存性で補償されることである。
【0047】
これに対し、ダイオード52,54がMOSFETパッケージの外部である場合には、熱が良く分散され、これは、高スイッチング周波数では重要である。図2Cに示すように、バイアスダイオード52がゲートドライバ42に配置される場合には、ターンオンパス用のダイオード54がなくてもよい。エネルギ回復を可能とするために、ターンオンパス用のダイオード54が、電圧ソースVDRVにより交換されてもよい。
【0048】
ゲート電圧をバイアス電圧レベルからそらせるために、ゲートドライブ42の寄生インダクタンス(parasitic inductance)が発生し、このように、寄生インダクタンス、特に、ソースインダクタンスが削減されるべきであり、そうでなければ、ゲートパス70のレジスタンスは、これらの効果を最小にするために増加されるべきである。このようなゲートパス70のレジスタンスの増加は、図2Cに示すように、外部レジスタンスRGXにより、又は、ターンオンパスが高レジスタンスを表さない態様でのバイアスダイオード52との直列において実現される。
【0049】
高インピーダンスターンオフパスを回避するために、クランピングスイッチ60,62は、例えば、パワースイッチの故障時にクランピングスイッチ60を統合することにより、ターンオフパス(turn-off path)のインピーダンスが最小になる態様で、ゲート、及びパワースイッチのソースとの並列で設けられる。図2A,2BのインダクタンスL及びLは、パッケージの寄生インダクタンスを表す。
【0050】
更に、図2Cのインピーダンスパス70が図2A,2Bのインピーダンスパス70に比べて高くなっている限りにおいては、図2A,2Bのインピーダンスパス70と図2Cのインピーダンスパスとの間で区別されるべきである。この状況において、内部ノードN,Nは、図2A,2Bにおけるダイで定義されてもよく、クランピングスイッチ60,62は、パッケージの寄生インピーダンスを回避するために、内部ゲートダイノードNと内部ソースダイノードNとの間で接続される。
【0051】
全体として、3つの新たな成分が従来のMOSFETに追加されることが図2Bから得られる。即ち、
・ゼロボルトを超えてゲート電圧にバイアスをかけるための第1のダイオード52。
・ターンオン用の電流パスを供給する第2のダイオード54。
・クランピング電界効果トランジスタ62。
【0052】
正確なシミュレーションは、従来の同期電界効果トランジスタを伴う図2A,2B,2Cにおけるトゥルーソフトスイッチング同期整流器デバイスの性能を比較するために用いられる。図3A,3B,3C,3Dは、スイッチノード前縁エッジ遷移LEの間における同期バックコンバータのダイアグラムを示している。
【0053】
以下は、同期電界効果トランジスタ40のゲートドライブパス70に関する関連性のあるパラメータのリストである。
・ゲートレジスタンスR;0.5 Ohm
・ソースインダクタンスL;600pH(p=pico=10-12;H=Henry)
・全ゲートインダクタンス(ソースインダクタンスLは含まれない);2.4nH(n=nano=10-9
【0054】
ゲートドライバは、双方のエッジにおいて40nsの予め決められた好ましいデッドタイムを伴う従来になるようにモデル化される。
【0055】
図3A,3B,3C,3Dの疑似波形を参照すると、大きいエネルギ損失は、第1の電圧がvdsdSにおいて上昇する間に生じることがわかる。この時間間隔の間、同期電界効果トランジスタにおける3つの大きい損失メカニズムは、パワー損失、即ち、逆回復、ゲートバウンス及びブレークダウンの原因となる。
【0056】
上記時間間隔における制御電界効果トランジスタ30及び同期電界効果トランジスタ40の双方におけるエネルギ損失は、約3.9マイクロジュールである(1メガヘルツのスイッチング周波数で3.9ワット)。
【0057】
図4A,4B,4C,4Dは、本発明の実施形態によるトゥルーソフトスイッチング同期整流器MOSFET100を用いた同期バックコンバータのシミュレーション結果を示している。回路配置(装置)のパラメータ(制御MOSFET30及び同期MOSFET40を含む)は、外部レジスタRGX(図2Cを参照)が2.5Ohmに等しいことを除いて、図3A,3B,3C,3Dのシミュレーションに適合した値に調節され、これは、誘導作用の鈍化を補助する同期MOSFET40のゲートパス70において用いられる。用いられたクランピングFETは、パワーFETよりも10倍小さい(即ち、約60ミリオームスイッチ)。その閾値電圧は、1ボルトに調節される。ダイオードは、低寄生キャパシタンスを伴う、一般的な使用の従来のものである。
【0058】
図4A,4B,4C,4Dから得られるように、シミュレーションの結果は、本実施形態が、ダイオードの逆回復を効果的に除去するとともに、ゲートバウンスに関連した損失を事実上除去することを示している。結果として、バイアスダイオード52及びクランピング電界効果トランジスタ62の損失を含む、前縁エッジLEの内部における全てに渡る損失エネルギは、3.9mJから1.5mJへ大幅に削減される。
【0059】
更に、ドレインソース間電圧及びドレイン電流ピークは、最小になり、これにより、アバランシェ崩壊の感受性を改善するとともに、電磁干渉(EMI)を削減する。
【0060】
本発明よる実施形態の全ての実現可能性を保証するために、
・パワースイッチ及びクランピングスイッチ60のゲートレジスタンスRは、可能な限り低くすべきであり、及び/又は、
・クランピングスイッチ60の最大ゲート電圧は、パワースイッチのアバランシェ崩壊電圧と同じ高さにすべきであり、及び/又は、
・クランピングスイッチ60のドレインは、クランピングスイッチ60を統合する場合にパワースイッチのゲートに接続されるべきであり、及び/又は、
・或るゲートレジスタンスは、誘導作用を軽減するために、ゲートパス70に供給されるべきである。
【0061】
全体として、比率GGD/(GGS+GGD)のような、オン状態における(オンの)正規化されたドレインソース間レジスタンスRDS及び他の正規化された関連性のあるパラメータを伴うパワーデバイス用のゲート回路手段並びに対応する動作方法は、本発明の本実施形態により提案されている(GGDは、逆伝達又はゲートドレイン間キャパシタンスであり、CGSは、ゲートソース間キャパシタンスである)。
【0062】
効果的に、本発明の本実施形態において、従来のパワーMOSFETの状態における"ボディ効果(body effect)"は、公称閾値電圧を低くすることなく生かされる(概して、約2ボルト)。追加的に、ゲートバウンスの問題は、本発明により解決に努められ、回路配置100は、ゲートバウンスを軽減することを提案し、同時に、逆回復を除去するとともに伝導性を改善するために"ボディ効果"を生かす。
【0063】
この状況において、3つの態様の組み合わせ、即ち、"ボディ効果"を生かすためのゲートバイアス手段、ゲートバウンスを回避するためのクランピング手段、及び動作のシーケンスが重要である。
【0064】
これらの3つの態様は、パワー損失を削減するために"ボディ効果"を生かすUS5929690に開示されていない。
【0065】
しかしながら、このようなパワー損失の削減だけでは、ゲートバウンスに関連した損失を悪化さえさせるので、従来のパワーMOSFETの状態において十分ではない。技術的手段は、本発明の好ましい実施形態において適用される。即ち、逆回復の除去、伝導性の改善、及びゲートバウンスの回避は、スイッチノードリンギングとは独立して、大幅に削減され、パワー損失を最小にするために効果的である。
【0066】
要約すると、スイッチング回路装置は、電界効果トランジスタ40と、電界効果トランジスタ40のゲート電圧にバイアスをかける、特に、電界効果トランジスタ40のゲート電圧を或る閾値、特に或る正の閾値レベル下にする回路50,52,54,60,62とを有している。実施形態においては、逆回復及びゲートバウンスが同時に軽減される。一実施形態においては、バイアス回路は、電界効果トランジスタ40のゲート電圧にバイアスをかけるために、電界効果トランジスタ40のゲートGと直列に接続されたバイアスダイオード52と、電界効果トランジスタ40のゲート電圧を或る閾値、特に或る正の閾値レベル下にするために、電界効果トランジスタ40のゲートGと電界効果トランジスタ40のソースSとの間に接続されたクランピング電界効果トランジスタユニット62とを有している。
【0067】
特許請求の範囲において、電界効果トランジスタ40は、特に、少なくとも1つの同期電界効果トランジスタであってもよい。電界効果トランジスタ40のゲート電圧にバイアスをかける回路50,52,54,60,62は、電界効果トランジスタ40のゲート電圧を特に、或る閾値、特に或る正の閾値レベル下にしてもよい。バイアス手段50,52,54は、特に、電界効果トランジスタ40のゲート電圧にバイアスをかけるための、電界効果トランジスタ40のゲートに直列に接続された少なくとも1つのバイアスダイオード52であってもよい。クランピングスイッチ手段60,62は、電界効果トランジスタ40のゲート電圧を特に、或る閾値、特に或る正の閾値レベル下にするための、電界効果トランジスタ40のゲートGと電界効果トランジスタ40のソースとの間に接続された少なくとも1つのクランピング電界効果トランジスタユニット62であってもよい。第2のダイオード54は、特に、バイアスダイオード52を流れる電流フローとは反対方向の電流フローを可能とするための、逆並列ダイオード及び/又はターンオンパスダイオードであってもよい。ドライバユニット42は、特に、少なくとも1つのゲートドライブであってもよく、バイアス回路がドライバユニット42に設けられてもよい。ゲートパス70は、特に、dv/dt遷移の間におけるゲート電圧の上昇を軽減するための、電界効果トランジスタ40のゲートGから電界効果トランジスタ40のソースSへのキャパシタンスCGSと並列の低インピーダンスパスであってもよい。ゲートパス70は、電界効果トランジスタ40のドレインDから電界効果トランジスタ40のソースSへの電圧が特に或る閾値よりも上に上昇し始めるとすぐに、活性状態になってもよい。ゲートレジスタユニットRGXは、逆並列ダイオード及び/又はターンオンパスダイオード54のパスがゲートレジスタユニットRGXを含まない態様で、特に外部から、バイアスダイオード52とともに直列になっていてもよい。
【0068】
上述した実施形態は、本発明を限定するよりもむしろ例示であり、特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく当業者が多くの代替の実施形態を設計することができるだろうことに留意すべきである。特許請求の範囲においては、括弧の間における如何なる参照符号も、特許請求の範囲の限定するものとして解釈されるべきではない。"有する"という用語は、特許請求の範囲において記載されたもの以外の他のエレメント又はステップの存在を除外しない。エレメントの単数表記は、これらのエレメントの複数の存在を除外しない。本発明は、複数の別個のエレメントを有するハードウェアによって、及び/又は適切にプログラムされたプロセッサによって実装されてもよい。複数の手段を列挙するデバイスクレームにおいては、複数のこれらの手段は、ハードウェアの一及び同一のアイテムにより具体化されてもよい。或る大きさが相互に異なる従属項において開示されているという単なる事実は、これらの大きさの組み合わせが利点のために用いられないことを示さない。
【図面の簡単な説明】
【0069】
【図1】図1Aは、同期バックコンバータの実施形態の原理回路ダイアグラムを図式化して示す図である。図1Bは、図1Aの同期バックコンバータの原理動作ダイアグラムを図式化して示す図であり、波形が或るアプリケーションの例を参照している。図1Cは、前縁エッジ遷移に関する図1Aの同期バックコンバータの原理動作ダイアグラムを図式化して示す図であり、説明文における名称は、制御電界効果トランジスタユニットの形跡を参照する説明文中の文字C、及び同期電界効果トランジスタユニットの形跡を参照する説明文中の文字Sを伴う図1A、1Bを参照している。
【図2】図2Aは、本発明の方法により動作される、本発明による高効果コンバータのための同期整流器スイッチの実施形態の原理回路ダイアグラムを図式化して示す図である。図2Bは、図2Aの高効果コンバータのための同期整流器スイッチのより詳細な原理回路ダイアグラムを図式化して示す図である。図2Cは、ゲートドライバに組み込まれたゲートバイアスダイオードの実施形態の原理回路ダイアグラムを図式化して示す図であり、ターンオンパス用のダイオードは要求されない。
【図3】図3A,3B,3C,3Dは、前縁エッジ遷移に関する同期バックコンバータの実施形態のそれぞれの原理動作ダイアグラムを図式化して示す図である。
【図4】図4A,4B,4C,4Dは、本発明による同期バックコンバータの実施形態のそれぞれの原理動作ダイアグラムを図式化して示す図である。
【符号の説明】
【0070】
100 トゥルーソフトスイッチング同期整流手段、特に、トゥルーソフトスイッチング同期整流器MOSFET
10 同期バック変換ユニット又は同期バックコンバータ
20 金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)
30 制御電界効果トランジスタユニット
32 制御電界効果トランジスタユニット30のドライバユニット、特に、ゲートドライブ
40 同期電界効果トランジスタユニット
42 同期電界効果トランジスタユニット40のドライバユニット、特に、ゲートドライブ
50 電圧バイアス手段、特に、ゲート電圧バイアス手段
52 電圧バイアス手段50の第1のダイオード、特に、バイアスダイオード
54 電圧バイアス手段50の第2のダイオード、特に、ターンオンパスダイオード
60 クランピングスイッチ手段又はクランピングスイッチユニット、特に、MOSFETスイッチ
62 クランピング電界効果トランジスタユニット
70 ゲートパス、特に、低インピーダンスパス
D 同期電界効果トランジスタユニット40のドレイン
G 同期電界効果トランジスタユニット40のゲート
LC 制御電界効果トランジスタユニット30の損失又は損失パターン
LE スイッチングノード電圧Vの前縁エッジ又は前縁エッジ遷移
LS 同期電界効果トランジスタユニット40の損失又は損失パターン
内部ゲートダイオード
内部ソースダイオード
GX ゲートレジスタ、特に、外部ゲートレジスタユニット
S 同期電界効果トランジスタユニット40のソース
スイッチングノード電圧
【図1A】

【図1B】

【図1C】

【図2A−2B】

【図2C】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
電界効果トランジスタと、
前記電界効果トランジスタのゲート電圧を閾値レベル下にするように、前記電界効果トランジスタの前記ゲート電圧にバイアスをかけるバイアス回路とを有する、スイッチング回路装置。
【請求項2】
前記バイアス回路は、
前記電界効果トランジスタの前記ゲート電圧にバイアスをかけるための、前記電界効果トランジスタのゲートと直列に接続されたバイアス手段と、
前記電界効果トランジスタの前記ゲート電圧を前記閾値レベル下にするための、前記電界効果トランジスタの前記ゲートと前記電界効果トランジスタのソースとの間に接続されたクランピングスイッチ手段とを有する、請求項1に記載のスイッチング回路装置。
【請求項3】
前記バイアス手段は、
第1のバイアスダイオードと、
前記第1のバイアスダイオードを流れる電流フローの反対方向の電流フローを可能とする第2のダイオードとを有する、請求項2に記載のスイッチング回路装置。
【請求項4】
前記電界効果トランジスタは、
ドライバユニット、特に少なくとも1つのゲートドライブを有し、
前記バイアス回路は、前記ドライバユニットに設けられる、請求項1に記載のスイッチング回路装置。
【請求項5】
dv/dt遷移の間におけるゲート電圧の上昇を軽減するための、前記電界効果トランジスタの前記ゲートから前記電界効果トランジスタのソースへのキャパシタンスと並列のゲートパスを更に有する、請求項1に記載のスイッチング回路装置。
【請求項6】
前記電界効果トランジスタのドレインから前記電界効果トランジスタのソースへの電圧が上昇し始めるとすぐに、前記ゲートパスが活性状態になる、請求項5に記載のスイッチング回路装置。
【請求項7】
前記クランピングスイッチ手段がオンになるとともに、前記電界効果トランジスタのドレインから前記電界効果トランジスタのソースへの電圧が前記クランピングスイッチ手段の閾値レベルよりも上に上昇し始めるとすぐに、前記ゲートパスが短絡される、請求項5に記載のスイッチング回路装置。
【請求項8】
ゲートレジスタユニットを更に有し、
前記ゲートレジスタユニットは、逆並列ダイオード及び/又はターンオンパスダイオードのパスが前記ゲートレジスタユニットを含まない態様で、前記第1のバイアスダイオードとともに直列になる、請求項3に記載のスイッチング回路装置。

【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2009−539340(P2009−539340A)
【公表日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−512717(P2009−512717)
【出願日】平成19年5月14日(2007.5.14)
【国際出願番号】PCT/IB2007/051806
【国際公開番号】WO2007/138509
【国際公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】