説明

スタチンおよびスタチン中間体の合成のための酵素化学的方法

本発明は、新規なアルドラーゼ、前記をコードする核酸、並びに前記の製造および使用方法(β,δ-ジヒドロキシヘプタン酸側鎖を製造する酵素化学的プロセスを含む)、並びにこれら側鎖、例えば[R-(R*,R*)]-2-(4-フルオロフェニル)-b,d-ジヒドロキシ-5-(1-メチルエチル)-3-フェニル-4-(フェニルアミノ)-カルボニル]-1H-ピロール-1-ヘプタン酸(アトルバスタチン、LIPITOR(登録商標))、ロスバスタチン(CRESTOR(登録商標))、フルバスタチン(fluvastatin)(LESCOL(登録商標))、関連化合物および前記の中間体を含む組成物を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号5,配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21と、少なくとも約100残基にわたって少なくとも50%配列同一性を有する核酸配列を含む単離または組換え核酸であって、アルドラーゼ活性を有する少なくとも一つのポリペプチドをコードしており、前記配列同一性が配列比較アルゴリズムまたは目視精査によって決定される、前記核酸。
【請求項2】
配列同一性が少なくとも約51%、52%、53%、54%、55%、56%、57%、58%、59%、60%、61%、62%、63%または64%である、請求項1記載の単離または組換え核酸。
【請求項3】
配列同一性が、配列番号5,配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21に対する、少なくとも約65%、66%、67%、68%、69%、70%、71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%若しくはそれ以上、または100%の配列同一性である、請求項1記載の単離または組換え核酸。
【請求項4】
配列同一性が、少なくとも約50、75、100、150、200、250、300、350、400、450、500、550、600、650、700、750、800、850、900、950、1000、1050、1100、1150残基若しくはそれより多い残基、または遺伝子若しくは転写物の全長にわたる配列同一性である、請求項1記載の単離または組換え核酸。
【請求項5】
請求項1記載の単離または組換え核酸であって、前記核酸の配列が配列番号5,配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21に記載の配列を含む、前記単離または組換え核酸。
【請求項6】
配列番号6、配列番号8、配列番号10、配列番号12、配列番号14、配列番号16、配列番号18、配列番号20、配列番号22に記載の配列を有するポリペプチドをコードする、請求項1記載の単離または組換え核酸。
【請求項7】
配列比較アルゴリズムがBLAST Ver.2.2.2アルゴリズムであって、フィルタリングがblastall -p blastp -d “nr pataa” -F Fに設定され、他のオプションが規定値に設定されている前記アルゴリズムである、請求項1記載の単離または組換え核酸。
【請求項8】
アルドラーゼ活性が炭素-炭素結合形成の触媒作用を含む、請求項1記載の単離または組換え核酸。
【請求項9】
アルドラーゼ活性がアルドール縮合を含む、請求項8記載の単離または組換え核酸。
【請求項10】
アルドール縮合がアセトアルデヒドを含むアルドール供与基質とアルデヒドを含むアルドール受容基質を含む、請求項9記載の単離または組換え核酸。
【請求項11】
アルドール縮合が単一キラリティーの生成物を生じさせる、請求項9記載の単離または組換え核酸。
【請求項12】
アルドラーゼ活性がエナンチオ選択性である、請求項1記載の単離または組換え核酸。
【請求項13】
アルドラーゼ活性が2-デオキシリボース-5-リン酸アルドラーゼ(DERA)活性を含む、請求項1記載の単離または組換え核酸。
【請求項14】
アルドラーゼ活性が、供与体としてのアセトアルデヒドと2(R)-ヒドロキシ-3-(ヒドロキシまたはメルカプト)-プロピオンアルデヒド誘導体との縮合により2-デオキシ糖を生成する触媒作用を含む、請求項13記載の単離または組換え核酸。
【請求項15】
アルドラーゼ活性が、供与体としてのアセトアルデヒドと2-置換アセトアルデヒド受容体との縮合により4-置換-3-ヒドロキシブタナール中間体を経て2,4,6-トリデオキシヘキソースを生じさせる触媒作用を含む、請求項1記載の単離または組換え核酸。
【請求項16】
アルドラーゼ活性が、基質として2つのアセトアルデヒドを用いてキラルアルデヒドを生じさせる触媒作用を含む、請求項1記載の単離または組換え核酸。
【請求項17】
アルドラーゼ活性がキラルβ,δ-ジヒドロキシヘプタン酸側鎖のエナンチオ選択的構築活性を含む、請求項1記載の単離または組換え核酸。
【請求項18】
アルドラーゼ活性が[R-(R*,R*)]-2-(4-フルオロフェニル)-b,d-ジヒドロキシ-5-(1-メチルエチル)-3-フェニル-4-(フェニルアミノ)-カルボニル]-1H-ピロール-1-ヘプタン酸(アトロバスタチン、あるいはLIPITORTM)、ロスバスタチン(CRESTORTM)またはフルバスタチン(LESCOLTM)の核のエナンチオ選択的構築活性を含む、請求項1記載の単離または組換え核酸。
【請求項19】
アルドラーゼ活性が、酸化段階と共に3R,5S-6-クロロ-2,4,6-トリデオキシ-エリスロ-ヘキソノラクトンの合成活性を含む、請求項1記載の単離または組換え核酸。
【請求項20】
アルドラーゼ活性が熱安定性である、請求項1記載の単離または組換え核酸。
【請求項21】
ポリペプチドが約37℃〜約95℃、約55℃〜約85℃、約70℃〜約75℃、約70℃〜約95℃または約90℃〜約95℃の温度範囲を含む条件下でアルドラーゼ活性を維持する、請求項20記載の単離または組換え核酸。
【請求項22】
アルドラーゼ活性が熱耐性である、請求項1記載の単離または組換え核酸。
【請求項23】
ポリペプチドが、約37℃〜約95℃より高い温度、約55℃〜約85℃より高い温度、または約70℃〜75℃の温度、または約90℃〜約95℃よりも高い温度への曝露後にアルドラーゼ活性を維持する、請求項22記載の単離または組換え核酸。
【請求項24】
配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105を含む核酸とストリンジェントな条件下でハイブリダイズする配列を含み、アルドラーゼ活性を有するポリペプチドをコードする単離または組換え核酸。
【請求項25】
核酸が少なくとも長さ約50、75、100、150、200、300、400、500、600、700、800、900、1000残基若しくはそれより多い、または遺伝子若しくは転写物の完全長である、請求項24記載の単離または組換え核酸。
【請求項26】
ストリンジェントな条件が、0.2 x SSC中で約65℃にて約15分間の洗浄を含む洗浄工程を含む、請求項24記載の単離または組換え核酸。
【請求項27】
配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105を含む配列の少なくとも10の連続する塩基を含み、結合またはハイブリダイゼーションによってアルドラーゼ活性を有するポリペプチドをコードする核酸核酸を特定する、アルドラーゼ活性を有するポリペプチドをコードする核酸を同定するための核酸プローブ。
【請求項28】
少なくとも約10〜50、約20〜60、約30〜70、約40〜80、約60〜100または約50〜150の連続する塩基を含むオリゴヌクレオチドを含む、請求項27記載の核酸プローブ。
【請求項29】
アルドラーゼ活性を有するポリペプチドをコードする核酸を特定するための核酸プローブであって、前記プローブが、配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105の少なくとも約10の連続する塩基を含む核酸を含み、前記配列同一性が配列比較アルゴリズムによる分析または目視精査によって決定される前記核酸プローブ。
【請求項30】
少なくとも約10〜50、約20〜60、約30〜70、約40〜80、約60〜100または約50〜150の連続する塩基を含むオリゴヌクレオチドを含む、請求項29記載の核酸プローブ。
【請求項31】
請求項1または24記載の配列を含む核酸またはその部分配列を増幅するこのとできる、アルドラーゼ活性を有するポリペプチドをコードする核酸を増幅するための増幅プライマー配列対。
【請求項32】
増幅プライマー配列対の構成プライマーが約10〜50の連続する塩基、または、約12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24若しくは25の連続する塩基、を含むオリゴヌクレオチドを含む、請求項29記載の増幅プライマー対。
【請求項33】
増幅プライマー対であって、前記プライマー対が、配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105の最初(5'側)の約12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30またはそれより多い残基によって示される配列を有する第一のメンバー、および前記第一のメンバーの相補鎖の最初(5'側)の約12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30またはそれより多い残基によって示される配列を有する第二のメンバーを含む前記増幅プライマー対。
【請求項34】
請求項33記載の増幅プライマー対を用いたポリヌクレオチドの増幅によって生成される、アルドラーゼをコードする核酸。
【請求項35】
増幅がポリメラーゼ連鎖反応(PCR)による、請求項34記載のアルドラーゼをコードする核酸。
【請求項36】
核酸が遺伝子ライブラリーの増幅によって生成される、請求項34記載のアルドラーゼをコードする核酸。
【請求項37】
遺伝子ライブラリーが環境ライブラリーである、請求項34記載のアルドラーゼをコードする核酸。
【請求項38】
請求項34記載のアルドラーゼをコードする核酸によってコードされる、単離または組換えアルドラーゼ。
【請求項39】
鋳型核酸を請求項1若しくは請求項24記載の核酸配列またはその部分配列を増幅することのできる増幅配列対で増幅することを含む、アルドラーゼ活性を有するポリペプチドをコードする核酸を増幅する方法。
【請求項40】
請求項33記載の増幅プライマー対で核酸を増幅すること、および、前記増幅された核酸を発現させることを含む、アルドラーゼの製造方法。
【請求項41】
請求項1または請求項24記載の配列を含む核酸を含む発現カセット。
【請求項42】
請求項1または請求項24記載の配列を含む核酸を含むベクター。
【請求項43】
ウイルスベクター、プラスミド、ファージ、ファージミド、コスミド、フォスミド、バクテリオファージまたは人工染色体を含む、請求項1または請求項24記載の配列を含む核酸を含むクローニングビヒクル。
【請求項44】
ウイルスベクターがアデノウイルスベクター、レトロウイルスベクターまたはアデノ随伴ウイルスベクターを含む、請求項43記載のクローニングビヒクル。
【請求項45】
細菌人工染色体(BAC)、プラスミド、バクテリオファージP1-誘導体ベクター(PAC)、酵母人工染色体(YAC)、哺乳動物人工染色体(MAC)を含む、請求項43記載のクローニングビヒクル。
【請求項46】
請求項1または請求項24記載の配列を含む核酸を含む形質転換細胞。
【請求項47】
請求項41記載の発現カセットを含む形質転換細胞。
【請求項48】
バクテリア細胞、哺乳動物細胞、真菌細胞、酵母細胞、昆虫細胞、または植物細胞である、請求項47記載の形質転換細胞。
【請求項49】
請求項1または請求項24記載の配列を含む非ヒトトランスジェニック哺乳動物。
【請求項50】
マウスである、請求項49記載の非ヒトトランスジェニック哺乳動物。
【請求項51】
請求項1または請求項24記載の配列を含むトランスジェニック植物。
【請求項52】
トウモロコシ、ソルガム、ポテト、トマト、小麦、脂肪種子植物、ナタネ、ダイズ、コメ、オオムギ、草本、ワタ、ヤシ、ゴマ、ラッカセイ、ヒマワリまたはタバコである、請求項51記載のトランスジェニック植物。
【請求項53】
請求項1または請求項24記載の配列を含むトランスジェニック種子。
【請求項54】
種子が、トウモロコシ種子、小麦核、脂肪種子、ナタネ種子、ヤシ核、ヒマワリ種子、ゴマ種子、コメ、オオムギ、ラッカセイ、ワタ種子、タバコ種子である、請求項53記載のトランスジェニック種子。
【請求項55】
請求項1若しくは請求項24記載の配列またはその部分配列に相補的またはストリンジェントな条件下でハイブリダイズすることのできる核酸配列を含む、アンチセンスオリゴヌクレオチド。
【請求項56】
約10〜50、約20〜60、約30〜70、約40〜80または約60〜100塩基長である、請求項55記載のアンチセンスオリゴヌクレオチド。
【請求項57】
請求項1若しくは請求項24記載の配列またはその部分配列に相補的またはストリンジェントな条件下でハイブリダイズすることのできる核酸配列を含むアンチセンスオリゴヌクレオチドを細胞に導入するまたは細胞中で発現させることを含む、細胞中のアルドラーゼメッセンジャーの翻訳を阻害する方法。
【請求項58】
請求項1または請求項24記載の配列の部分配列を含む二本鎖阻害性RNA(RNAi)分子。
【請求項59】
約15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25ヌクレオチド長またはそれより長い、請求項58記載の二本鎖阻害性RNA(RNAi)分子。
【請求項60】
請求項1または請求項24記載の配列の部分配列を含む二本鎖阻害性RNA(RNAi)分子を細胞に投与するまたは細胞内で発現させることを含む、細胞におけるアルドラーゼの発現を阻害する方法。
【請求項61】
(i)配列番号6、配列番号8、配列番号10、配列番号12、配列番号14、配列番号16、配列番号18、配列番号20または配列番号22に示される配列と少なくとも約100残基の領域にわたって少なくとも50%の配列同一性を有するか単離または組換えポリペプチド(前記配列同一性は配列比較アルゴリズムを用いる分析によって、または目視精査によって決定される);または、
(ii)配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19または配列番号21に示される配列と少なくとも約100残基の領域にわたって少なくとも50%の配列同一性を有する核酸によってコードされるか(前記配列同一性が配列比較アルゴリズムを用いる分析によって、または目視精査によって決定される)、または配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19または配列番号21に示される配列とストリンジェントな条件下でハイブリダイズすることができる核酸によってコードされる、単離または組換えポリペプチド。
【請求項62】
配列同一性が、少なくとも約51%、52%、53%、54%、55%、56%、57%、58%、59%、60%、61%、62%、63%、64%、65%、66%、67%、68%、69%、70%、71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%またはそれより高い、または100%の配列同一性である請求項61に記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項63】
配列同一性が、少なくとも酵素の約10、15、20、25、30、35、40、45、50、75、100、150、200、250、300、350、400、450、500、550、600、650、700、750、800、850、900、950、1000、1050またはそれより長い残基領域、または酵素の全長にわたる、請求項61記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項64】
配列番号6、配列番号8、配列番号10、配列番号12、配列番号14、配列番号16、配列番号18、配列番号20、配列番号22記載の配列を有する、請求項61記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項65】
アルドラーゼ活性を有する、請求項61記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項66】
アルドラーゼ活性が炭素-炭素結合形成の触媒作用を含む、請求項65記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項67】
アルドラーゼ活性がアルドール縮合活性を含む、請求項65記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項68】
アルドール縮合がアセトアルデヒドを含むアルドール供与基質とアルデヒドを含むアルドール受容基質を含む、請求項67記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項69】
アルドール縮合が単一キラリティーの生成物を生じさせる、請求項67記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項70】
アルドラーゼ活性がエナンチオ選択性である、請求項65記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項71】
アルドラーゼ活性が2-デオキシリボース-5-リン酸アルドラーゼ(DERA)活性を含む、請求項65記載の、単離または組換えポリペプチド。
【請求項72】
2-デオキシリボース-5-リン酸アルドラーゼ(DERA)活性が、アセトアルデヒドとD-グリセルアルデヒド-3-リン酸との可逆的アルドール反応を触媒してD-2-デオキシリボース-5-リン酸を生成させる活性を含む、請求項71記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項73】
ルドラーゼ活性が、供与体としてのアセトアルデヒドと2(R)-ヒドロキシ-3-(ヒドロキシまたはメルカプト)-プロピオンアルデヒド誘導体との縮合により2-デオキシ糖を生成する触媒作用を含む、請求項65記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項74】
アルドラーゼ活性が、供与体としてのアセトアルデヒドと2-置換アセトアルデヒド受容体との縮合により4-置換-3-ヒドロキシブタナール中間体を経て2,4,6-トリデオキシヘキソースを生じさせる触媒作用を含む、請求項65記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項75】
アルドラーゼ活性が、基質として2つのアセトアルデヒドを用いてキラルアルデヒドを生じさせる触媒作用を含む、請求項65記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項76】
アルドラーゼ活性がキラルβ,δ-ジヒドロキシヘプタン酸側鎖のエナンチオ選択的構築活性を含む、請求項65記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項77】
アルドラーゼ活性が[R-(R*,R*)]-2-(4-フルオロフェニル)-b,d-ジヒドロキシ-5-(1-メチルエチル)-3-フェニル-4-(フェニルアミノ)-カルボニル]-1H-ピロール-1-ヘプタン酸(アトロバスタチン、あるいはLIPITORTM)、ロスバスタチン(CRESTORTM)またはフルバスタチン(LESCOLTM)の核のエナンチオ選択的構築活性を含む、請求項65記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項78】
アルドラーゼ活性が、酸化段階と共に3R,5S-6-クロロ-2,4,6-トリデオキシ-エリスロ-ヘキソノラクトンの合成活性を含む、請求項65記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項79】
アルドラーゼ活性が熱安定性である、請求項65記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項80】
ポリペプチドが約37℃〜約95℃、約55℃〜約85℃、約70℃〜約75℃、約70℃〜約95℃または約90℃〜約95℃の温度範囲を含む条件下でアルドラーゼ活性を維持する、請求項79記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項81】
アルドラーゼ活性が熱耐性である、請求項65記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項82】
ポリペプチドが、約37℃〜約95℃より高い温度、約55℃〜約85℃より高い温度、約70℃〜75℃の温度、または約90℃〜約95℃よりも高い温度への曝露後にアルドラーゼ活性を維持する、請求項81記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項83】
請求項61記載のポリペプチドを含みシグナル配列を欠く単離または組換えポリペプチド。
【請求項84】
請求項61記載のポリペプチドを含み異種シグナル配列を含む単離または組換えポリペプチド。
【請求項85】
アルドラーゼ活性が約37℃にて、タンパク質1mgあたり約100〜約1000ユニット、タンパク質1mgあたり約500〜約750ユニット、タンパク質1mgあたり約500〜約1200ユニット、またはタンパク質1mgあたり約750〜約1000ユニットの比活性を含む請求項65記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項86】
耐熱性が、上昇した温度まで加熱後に37℃におけるアルドラーゼの比活性の少なくとも半分の活性を維持することを含む、請求項81記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項87】
耐熱性が、上昇した温度まで加熱後に37℃においてタンパク質1mgあたり約500〜約1200ユニットの比活性を維持することを含む、請求項81記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項88】
少なくとも一つのグリコシル化部位を含む、請求項61記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項89】
グリコシル化がN-結合グリコシル化である、請求項88記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項90】
P.パストリスまたはS.ポンベで発現させるとグリコシル化される、請求項89記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項91】
約pH6.5、pH6.0、pH5.5、pH5.0、pH4.5またはpH4.0を含む条件下でアルドラーゼ活性を維持する、請求項65記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項92】
約pH7.5、pH8.0、pH8.5、pH9、pH9.5、pH10またはpH10.5を含む条件下でアルドラーゼ活性を維持する、請求項65記載の単離または組換えポリペプチド。
【請求項93】
液体、固体、またはゲルを含む、請求項61記載のポリペプチドを含むタンパク質調製物。
【請求項94】
請求項61記載のポリペプチドおよび第2のドメインを含むヘテロ二量体。
【請求項95】
第2のドメインがポリペプチドであり、ヘテロ二量体が融合タンパク質である、請求項94記載のヘテロ二量体。
【請求項96】
第2のドメインがエピトープまたはタグである、請求項94記載のヘテロ二量体。
【請求項97】
請求項61記載のポリペプチドを含むホモ二量体。
【請求項98】
請求項61記載のポリペプチドまたはその部分配列を含む、固定化ポリペプチド。
【請求項99】
ポリペプチドが細胞上、金属上、樹脂上、ポリマー上、セラミック上、ガラス上、微小電極上、グラファイト粒子上、ビーズ上、ゲル上、プレート上、アレイ上、またはキャピラリー管上に固定化されている、請求項98記載の固定化ポリペプチド。
【請求項100】
固定化された請求項61記載のポリペプチドを含むアレイ。
【請求項101】
固定化された請求項1または請求項24記載の核酸を含むアレイ。
【請求項102】
請求項61記載のポリペプチドに特異的に結合する単離または組換え抗体。
【請求項103】
モノクローナル抗体またはポリクローナル抗体である、請求項102記載の単離または組換え抗体。
【請求項104】
請求項61記載のポリペプチドに特異的に結合する抗体を含むハイブリドーマ。
【請求項105】
以下の工程を含む、アルドラーゼ活性を有するポリペプチドを単離または同定する方法:
(a)請求項102記載の抗体を提供する工程;
(b)ポリペプチドを含むサンプルを提供する工程;
(c)工程(b)のサンプルを工程(a)の抗体と、前記抗体が前記ポリペプチドへ特異的に結合することのできる条件下で接触させ、それによりアルドラーゼ活性を有するポリペプチドを単離または同定する工程。
【請求項106】
請求項1または請求項24記載の核酸またはその部分配列を液性免疫応答を生じさせるに充分な量で非ヒト動物に投与し、それによって抗アルドラーゼ抗体を生じさせることを含む、抗アルドラーゼ抗体の作製方法。
【請求項107】
請求項61記載のポリペプチドまたはその部分配列を液性免疫応答を生じさせるに充分な量で非ヒト動物に投与し、それによって抗アルドラーゼ抗体を生じさせることを含む、抗アルドラーゼ抗体の作製方法。
【請求項108】
以下の工程を含む、組換えポリペプチドを製造する方法:
(a)プロモーターに機能可能に連結した核酸を提供する工程であって、前記核酸が請求項1または24記載の配列を含む核酸である、前記工程;および、
(b)工程(a)の核酸を、ポリペプチドの発現が可能な条件下で発現させ、組換えポリペプチドを生成させる工程。
【請求項109】
更に、工程(a)の核酸で宿主細胞を形質転換し、続いて工程(a)の核酸を発現させ、それにより形質転換細胞において組換えポリペプチドを生成させることを含む、請求項108記載の方法。
【請求項110】
(a)請求項65記載のポリペプチドを提供する工程;
(b)アルドラーゼ基質を提供する工程;および
(c)前記ポリペプチドを工程(b)の基質と接触させ、前記基質の量の減少または反応生成物の量の増加を検出する工程、
を含み、基質の量の減少または反応生成物の増加によりアルドラーゼ活性を有するポリペプチドを検出することを含む、アルドラーゼ活性を有するポリペプチドを同定する方法。
【請求項111】
(a)請求項65記載のポリペプチドを提供する工程;
(b)試験基質を提供する工程;および
(c)工程(a)のポリペプチドを工程(b)の試験基質と接触させ、前記基質の量の減少または反応生成物の量の増加を検出する工程、
を含み、前記基質の量が減少または前記反応生成物が増加すれば前記試験基質をアルドラーゼ基質として同定することを含む、アルドラーゼ基質を同定する方法。
【請求項112】
(a)請求項1または請求項24記載の配列を有する核酸または前記核酸を含むベクターを、前記核酸がポリペプチドに翻訳され得る条件下で発現させる工程;
(b)試験化合物を提供する工程;
(c)前記ポリペプチドを前記試験化合物と接触させる工程;および、
(d)工程(b)の試験化合物が前記ポリペプチドに特異的に結合するかどうかを測定する工程、
を含む、試験化合物がポリペプチドに特異的に結合するかどうかを決定する方法。
【請求項113】
(a)請求項61記載のポリペプチドを提供する工程;
(b)試験化合物を提供する工程;
(c)前記ポリペプチドを前記試験化合物と接触させる工程;および、
(d)工程(b)の試験化合物が前記ポリペプチドに特異的に結合するかどうかを測定する工程、
を含む、試験化合物がポリペプチドに特異的に結合するかどうかを決定する方法。
【請求項114】
(a)請求項65記載のポリペプチドを提供する工程;
(b)試験化合物を提供する工程;
(c)工程(a)のポリペプチドを工程(b)の試験化合物に接触させ、アルドラーゼ活性を測定する工程、
を含み、前記試験化合物の非存在下で測定されるアルドラーゼ活性に比較した前記試験化合物の存在下で測定されるアルドラーゼ活性が変化すれば、前記試験化合物がアルドラーゼ活性を調節すると決定する、アルドラーゼ活性の調節因子を同定する方法。
【請求項115】
アルドラーゼ活性が、アルドラーゼ基質を提供すること、および基質の量の減少若しくは反応生成物の量の増加を検出する、または、基質の量の増加若しくは反応生成物の量の減少を検出すること、によって測定される、請求項114記載の方法。
【請求項116】
試験化合物非存在下における基質の量若しくは反応生成物の量に比較して、前記試験化合物存在下における基質の量が減少若しくは反応生成物の量が増加すれば、前記試験化合物をアルドラーゼ活性の活性化因子であると同定する、請求項115記載の方法。
【請求項117】
試験化合物非存在下における基質の量若しくは反応生成物の量に比較して、前記試験化合物存在下における基質の量が増加若しくは反応生成物の量が減少すれば、前記試験化合物をアルドラーゼ活性の阻害因子であると同定する、請求項115記載の方法。
【請求項118】
プロセッサおよびデータ保存装置を含むコンピュータシステムであって、前記データ保存装置にはポリペプチド配列または核酸配列が保存され、前記ポリペプチド配列は請求項61記載の配列または請求項1若しくは請求項24記載の核酸配列によってコードされるポリペプチドを含む、前記コンピューターシステム。
【請求項119】
更に、配列比較アルゴリズムおよび少なくとも一つの参照配列が保存されたデータ保存装置を含む、請求項118記載のコンピュータシステム。
【請求項120】
配列比較アルゴリズムが多型性を表示するコンピュータプログラムを含む、請求項119記載のコンピュータシステム。
【請求項121】
配列の1以上の特徴を特定するアイデンティファイアーを更に含む請求項119記載のコンピュータシステム。
【請求項122】
ポリペプチド配列または核酸配列が保存されたコンピュータ読取り可能媒体であって、前記ポリペプチド配列が請求項61記載のポリペプチドまたは請求項1若しくは請求項24記載の核酸によってコードされるポリペプチドを含む、前記コンピュータ読取り可能媒体。
【請求項123】
以下の工程を含む、配列中の特徴を同定する方法:
(a)配列中の1以上の特徴を同定するコンピュータプログラムを用いて配列を読む工程であって、前記配列はポリペプチド配列または核酸配列を含み、前記ポリペプチド配列は請求項61記載のポリペプチドまたは請求項1若しくは請求項24記載の核酸によってコードされるポリペプチドを含む、前記工程;および、
(b)前記コンピュータプログラムにより前記配列中の1以上の特徴を同定する工程。
【請求項124】
以下の工程を含む、第1の配列と第2の配列とを比較する方法;
(a)配列を比較するコンピュータプログラムを用いて第1の配列及び第2の配列を読む工程であって、前記第1の配列はポリペプチド配列または核酸配列を含み、前記ポリペプチド配列は請求項61記載のポリペプチドまたは請求項1若しくは請求項24記載の核酸によってコードされるポリペプチドを含む、前記工程;および、
(b)前記第1の配列と前記第2の配列間の相違を前記コンピュータプログラムにより決定する工程。
【請求項125】
第1の配列と第2の配列間の相違を決定する工程が、更に多型性を同定する工程を含む、請求項124記載の方法。
【請求項126】
配列中の1以上の特徴を特定するアイデンティファイアーを更に含む、請求項124記載の方法。
【請求項127】
コンピュータプログラムを用いて第1の配列を読み、前記配列中の1以上の特徴を同定することを含む、請求項126記載の方法。
【請求項128】
以下の工程を含む、環境サンプルからアルドラーゼ活性を有するポリペプチドをコードする核酸を単離または回収する方法:
(a)請求項33記載の増幅プライマー配列対を提供する工程;
(b)環境サンプルから核酸を単離する、または環境サンプルを前記サンプル中の核酸が前記増幅プライマー対へハイブリダーゼションのために接近可能となるように処理する工程;および、
(c)工程(b)の核酸を工程(a)の増幅プライマー対と一緒にし、前記環境サンプルからの核酸を増幅し、それによって前記環境サンプルからアルドラーゼ活性を有するポリペプチドをコードする核酸を単離または回収する工程。
【請求項129】
増幅プライマー配列対の各構成プライマーが、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、またはその部分配列の少なくとも約10〜50の連続する塩基を含むオリゴヌクレオチドを含む、請求項128記載の方法。
【請求項130】
以下の工程を含む、環境サンプルからアルドラーゼ活性を有するポリペプチドをコードする核酸を単離または回収する方法:
(a)請求項1または請求項24、またはその部分配列を含むポリヌクレオチドプローブを提供する工程;
(b)環境サンプルから核酸を単離する、または、環境サンプルを前記サンプル中の核酸が工程(a)のポリヌクレオチドプローブにハイブリダイゼーションのために接近可能であるように処理する工程;および、
(c)工程(b)の単離された核酸または処理された環境サンプルを工程(a)のポリヌクレオチドプローブと一緒にする工程;
(d)工程(a)のポリヌクレオチドプローブと特異的にハイブリダイズする核酸を単離し、それによって、環境サンプルからアルドラーゼ活性を有するポリペプチドをコードする核酸を単離または回収する工程。
【請求項131】
環境サンプルが水サンプル、液体サンプル、土壌サンプル、空気サンプルまたは生物学的サンプルを含む、請求項128または130記載の方法。
【請求項132】
生物学的サンプルが細菌細胞、原生動物細胞、昆虫細胞、酵母細胞、植物細胞、真菌細胞、または哺乳動物細胞に由来する請求項131記載の方法。
【請求項133】
以下の工程を含む、アルドラーゼ活性を有するポリペプチドをコードする核酸の変種を作製する方法:
(a)請求項1または請求項24記載の配列を含む鋳型核酸を提供する工程;および、
(b)前記鋳型配列における1以上のヌクレオチドを改変、欠失または付加、またはそれらの組合せにより、前記鋳型核酸の変種を作製する工程。
【請求項134】
変種核酸を発現させて変種アルドラーゼポリペプチドを生成させることを更に含む、請求項133記載の方法。
【請求項135】
改変、付加または欠失が、変異性PCR、シャッフリング、オリゴヌクレオチド特異的変異導入、アッセンブリPCR、セクシュアルPCR変異導入、in vivo変異導入、カセット変異導入、再帰的アンサンブル変異導入、エクスポネンシャル変異導入、部位特異的変異導入、遺伝子再アッセンブリ、遺伝子部位飽和変異導入(GSSM)、合成連結アッセンブリ(SLR)またはそれらの組合せを含む方法により導入される、請求項133記載の方法。
【請求項136】
改変、付加、欠失が、組換え、再帰的配列組換え、ホスホチオエート-修飾DNA変異導入、ウラシル含有鋳型変異導入、ギャップ付加二重鎖変異導入、点ミスマッチ修復変異導入、修復欠損宿主株変異導入、化学変異導入、放射性変異導入、欠失変異導入、制限-選択変異導入、制限-精製変異導入、人工遺伝子合成、アンサンブル変異導入、キメラ核酸マルチマー生成、またはそれらの組合せによって導入される、請求項133記載の方法。
【請求項137】
鋳型核酸によってコードされるポリペプチドの活性または安定性に対して変異した若しくは異なる活性を有する、または、変異した若しくは異なる安定性を有するアルドラーゼが生成されるまで反復される、請求項133記載の方法。
【請求項138】
変種アルドラーゼポリペプチドが熱耐性であって、上昇した温度に曝露した後にある程度の活性を維持する、請求項137記載の方法。
【請求項139】
変種アルドラーゼポリペプチドが鋳型核酸によってコードされるポリペプチドに比較してグリコシル化が増加する、請求項137記載の方法。
【請求項140】
変種アルドラーゼポリペプチドが高温下でアルドラーゼ活性を有し、鋳型核酸によってコードされるアルドラーゼが高温下で活性を有しない、請求項137記載の方法。
【請求項141】
鋳型核酸のコドン使用頻度から変化したコドン使用頻度を有するアルドラーゼコード配列が生成されるまで反復される、請求項133記載の方法。
【請求項142】
鋳型核酸よりも高いまたは低いメッセンジャー発現レベルまたは安定性を有するアルドラーゼ遺伝子が生成されるまで反復される、請求項133記載の方法。
【請求項143】
以下の工程を含む、アルドラーゼ活性を有するポリペプチドをコードする核酸のコドンを改変して宿主における前記核酸の発現を増加させる方法:
(a)請求項1または請求項24記載の配列を含む、アルドラーゼ活性を有するポリペプチドをコードする核酸を提供する工程;および、
(b)工程(a)の核酸中の非優先コドンまたは低優先コドンを同定し、前記コドンを置換されるコドンと同じアミノ酸をコードする優先コドンまたは中性的に使用されるコドンに置換し、それによって核酸を改変して発現を増加させる工程であって、前記優先コドンとは宿主中の遺伝子内のコード配列において高頻度に提示されるコドンであり、非優先コドンまたは低優先コドンとは前記宿主中の遺伝子内のコード配列において低頻度に提示されるコドンである、前記工程。
【請求項144】
以下の工程を含む、アルドラーゼ活性を有するポリペプチドをコードする核酸のコドンを改変する方法:
(a)請求項1または請求項24記載の配列を含む、アルドラーゼ活性を有するポリペプチドをコードする核酸を提供する工程;および、
(b)工程(a)の核酸中のコドンを同定し、前記コドンを置換されるコドンと同一のアミノ酸をコードする異なるコドンに置換する工程。
【請求項145】
以下の工程を含む、アルドラーゼポリペプチドをコードする核酸のコドンを改変して宿主における前記核酸の発現を増加させる方法:
(a)請求項1または請求項24記載の配列を含む、アルドラーゼポリペプチドをコードする核酸を提供する工程;および、
(b)工程(a)の核酸中の非優先コドンまたは低優先コドンを同定し、前記コドンを置換されるコドンと同じアミノ酸をコードする優先コドンまたは中性的に使用されるコドンに置換し、それによって核酸を改変して発現を増加させる工程であって、前記優先コドンとは宿主中の遺伝子内のコード配列において高頻度に提示されるコドンであり、非優先コドンまたは低優先コドンとは前記宿主中の遺伝子内のコード配列において低頻度に提示されるコドンである、前記工程。
【請求項146】
以下の工程を含む、アルドラーゼ活性を有するポリペプチドをコードする核酸のコドンを改変して宿主における前記核酸の発現を減少させる方法:
(a)請求項1または請求項24記載の配列を含む、アルドラーゼ活性を有するポリペプチドをコードする核酸を提供する工程;および、
(b)工程(a)の核酸中の少なくとも一つの優先コドンを同定し、前記コドンを置換されるコドンと同じアミノ酸をコードする非優先コドンまたは低優先コドンに置換し、それによって核酸を改変して発現を減少させる工程であって、前記優先コドンとは宿主中の遺伝子内のコード配列において高頻度に提示されるコドンであり、非優先コドンまたは低優先コドンとは前記宿主中の遺伝子内のコード配列において低頻度に提示されるコドンである、前記工程。
【請求項147】
宿主細胞が細菌細胞、真菌細胞、昆虫細胞、酵母細胞、植物細胞または哺乳動物細胞である、請求項146記載の方法。
【請求項148】
以下の工程を含む、複数の改変アルドラーゼ活性部位または基質結合部位をコードする核酸のライブラリーを作製する方法であって、前記改変アルドラーゼ活性部位または基質結合部位が第1の活性部位または第1の基質結合部位をコードする配列を含む第1の核酸に由来する前記方法:
(a)第1の活性部位または第1の基質結合部位をコードする第1の核酸を提供する工程であって、前記第1の核酸の配列が配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、またはその部分配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズする配列を含み、前記核酸がアルドラーゼ活性部位またはアルドラーゼ基質結合部位をコードする核酸である、前記工程;
(b)前記第1の核酸中の複数の標的コドンにおいて天然のアミノ酸変種をコードする、変異性オリゴヌクレオチドの組を提供する工程;および、
(c)前記変異性オリゴヌクレオチドの組を用いて、変異させる各アミノ酸コドンにおいて一群のアミノ酸変種をコードする、一組の活性部位コード変種核酸または結合部位コード変種核酸を生成する工程。
【請求項149】
工程(a)の第1の核酸を、最適化定方向進化システム、遺伝子部位飽和変異導入(GSSM)、または合成連結再アッセンブリ(SLR)を含む方法によって変異させることを含む、請求項148記載の方法。
【請求項150】
変異性PCR、シャッフリング、オリゴヌクレオチド指向変異導入、アッセンブリPCR、セクシュアルPCR変異導入、in vivo変異導入、カセット変異導入、再帰的アンサンブル変異導入、エクスポネンシャルアンサンブル変異導入、部位特異的変異導入、遺伝子再アッセンブリ、遺伝子部位飽和変異導入(GSSM)、合成連結再アッセンブリ(SLR)またはそれらの組合せを含む方法によって、工程(a)の第1の核酸に変異導入することを含む請求項148記載の方法。
【請求項151】
組換え、再帰的配列組換え、ホスホチオエート-修飾DNA変異導入、ウラシル含有鋳型変異導入、ギャップ付加二重鎖変異導入、点ミスマッチ修復変異導入、修復欠損宿主株変異導入、化学変異導入、放射性変異導入、欠失変異導入、制限-選択変異導入、制限-精製変異導入、人工遺伝子合成、アンサンブル変異導入、キメラ核酸マルチマー生成、またはそれらの組合せを含む方法によって工程(a)の第1の核酸に変異導入することを含む請求項148記載の方法。
【請求項152】
以下の工程を含む、小分子を作製する方法:
(a)小分子を合成または改変できる複数の生合成酵素を提供する工程であって、前記酵素の一つが請求項1または請求項24記載の配列を含む核酸によってコードされるアルドラーゼ酵素を含む、前記工程;
(b)工程(a)の酵素の少なくとも一つに対する基質を提供する工程;および
(c)複数の生体触媒反応を容易にする条件下で工程(b)の基質を前記酵素と反応させ、一連の生体触媒反応によって小分子を生成させる工程。
【請求項153】
以下の工程を含む小分子を改変する方法:
(a)アルドラーゼ酵素を提供する工程であって、前記酵素は請求項65記載のポリペプチドまたは請求項1若しくは請求項24記載の核酸配列を含む核酸によってコードされるポリペプチドを含む酵素である、前記工程;
(b)小分子を提供する工程;
(c)工程(a)の酵素を、前記アルドラーゼ酵素によって触媒される酵素反応を容易にする条件下で、工程(b)の小分子と反応させる工程。
【請求項154】
工程(a)の酵素に対する複数の小分子基質を含み、それによって前記アルドラーゼ酵素によって触媒される少なくとも一つの酵素反応によって生成される改変小分子のライブラリーを生成することを含む、請求項153記載の方法。
【請求項155】
酵素による複数の生体触媒反応を容易にして前記複数の酵素反応によって生成される改変小分子のライブラリーを生成させる条件下で複数の追加の酵素を含む、請求項153記載の方法。
【請求項156】
ライブラリーを試験して、前記ライブラリー中に所望の活性を示す特定の改変小分子が存在するかどうかを決定する工程をさらに含む、請求項155記載の方法。
【請求項157】
ライブラリーを試験する工程が、更に、改変小分子の一部を所望の活性を有する特定の改変小分子の存在または非存在について試験し、前記所望の活性を有する特定の改変小分子を生成する少なくとも一つの特異的な生体触媒反応を同定することによって、ライブラリー中の複数の改変小分子の一部を生成するために使用された生体触媒反応の一つを除く全てを系統的に除去する工程を含む、請求項156記載の方法。
【請求項158】
以下の工程を含む、アルドラーゼ酵素の機能的断片を決定する方法:
(a)アルドラーゼ酵素を提供する工程であって、前記酵素は請求項65記載のポリペプチドまたは請求項1若しくは請求項24記載の核酸配列を含む核酸によってコードされるポリペプチドを含む酵素である、前記工程;
(b)工程(a)の配列から複数のアミノ酸残基を欠失させ、残存する部分配列についてアルドラーゼ活性を試験し、それによってアルドラーゼ酵素の機能的断片を決定する工程。
【請求項159】
アルドラーゼ活性が、アルドラーゼ基質を提供すること、および、基質の量の減少または反応生成物の量の増加を検出すること、によって測定される、請求項158記載の方法。
【請求項160】
以下の工程を含む、リアルタイム代謝フラックス分析を用いた、新規な、または、改変された表現型について細胞を操作する方法:
(a)細胞の遺伝的構成を改変することによって改変細胞を作製する工程であって、前記遺伝的構成が細胞に請求項1若しくは請求項24記載の配列を含む核酸を導入することによって改変される、前記工程;
(b)前記改変細胞を培養して複数の改変細胞を生成させる工程;
(c)リアルタイムで工程(b)の細胞培養物を監視することにより、前記細胞の少なくとも一つの代謝パラメーターを測定する工程;および、
(d)工程(c)のデータを解析して、測定されたパラメーターが同様な条件下における未改変細胞の対応する測定値と異なるかどうかを決定し、それによってリアルタイム代謝フラックスを用いて細胞の操作された表現型を同定する工程。
【請求項161】
細胞の遺伝的構成が細胞中の配列の欠失または配列の改変、もしくは遺伝子の発現をノックアウトすることによって改変される、請求項160記載の方法。
【請求項162】
新規に操作された表現型を含む細胞を選抜することを更に含む、請求項160記載の方法。
【請求項163】
さらに、選抜した細胞を培養し、新規に操作された表現型を含む新規な細胞株を生成させることを含む、請求項162記載の方法。
【請求項164】
配列番号6,配列番号8、配列番号10、配列番号12、配列番号14、配列番号16、配列番号18、配列番号20、配列番号22の残基番号1〜16、1〜17、1〜18、1〜19、1〜20、1〜21、1〜22、1〜23、1〜24、1〜25、1〜26、1〜27、1〜28、1〜29、1〜30、1〜31、1〜32、または1〜33、または、配列番号18の残基番号1〜22からなる単離または組換えシグナル配列。
【請求項165】
請求項164記載の配列を有するシグナルペプチド(SP)を含む少なくとも第1のドメイン、および、異種ポリペプチドまたはペプチドを含む少なくとも第2のドメインを含み、前記異種ポリペプチドまたはペプチドが前記シグナルペプチド(SP)と天然では連結していない、キメラポリペプチド。
【請求項166】
異種ポリペプチドまたはペプチドがアルドラーゼではない、請求項165記載のキメラポリペプチド。
【請求項167】
異種ポリペプチドまたはペプチドがシグナルペプチド(SP)または触媒ドメイン(CD)のアミノ末端、カルボキシル末端、または両方の末端である、請求項165記載のキメラポリペプチド。
【請求項168】
キメラポリペプチドをコードする単離または組換え核酸であって、前記キメラポリペプチドは請求項164記載の配列を有するシグナルペプチド(SP)を含む少なくとも第1のドメイン、および、異種ポリペプチドまたはペプチドを含む少なくとも第2のドメインを含み、前記異種ポリペプチドまたはペプチドが前記シグナルペプチド(SP)と天然では連結していない、前記単離または組換え核酸。
【請求項169】
アルドラーゼのグリコシル化を含む、アルドラーゼポリペプチドの熱耐性または熱安定性を増大させる方法であって、前記ポリペプチドが請求項61記載のポリペプチドまたは請求項1若しくは請求項24記載の核酸によってコードされるポリペプチドの少なくとも30個の連続するアミノ酸を含むポリペプチドである、前記方法。
【請求項170】
請求項1または請求項24記載の核酸を含むベクターを発現させることを含む、細胞で組換えアルドラーゼを過剰発現させる方法であって、過剰発現が高活性プロモーター、二シストロン性ベクター、またはベクターの遺伝子増幅によって行われる、前記方法。
【請求項171】
以下の工程を含むトランスジェニック植物の作製方法:
(a)請求項1または請求項24記載の配列を含む異種核酸配列を細胞に導入し、それにより形質転換植物細胞を生成する工程;
(b)前記形質転換細胞からトランスジェニック植物を生成する工程。
【請求項172】
工程(a)が更に、植物細胞プロトプラストのエレクトロポレーションまたはマイクロインジェクションによって異種核酸を導入することを含む、請求項171記載の方法。
【請求項173】
工程(a)が更に、DNA粒子ボンバードメントまたはアグロバクテリウム・ツメファシエンス宿主によって異種核酸を植物組織に直接導入することを含む、請求項171記載の方法。
【請求項174】
以下の工程を含む、植物細胞中で異種核酸配列を発現させる方法:
(a)プロモーターに機能可能に結合した異種核酸配列で植物細胞を形質転換する工程であって、前記異種核酸配列が請求項1または請求項24記載記載の配列を含む、前記工程;
(b)前記植物細胞中で前記異種核酸配列が発現する条件下で植物を生育させる工程。
【請求項175】
以下の工程を含む、図7中で中間体IIとして記載された式を有する化合物を調製する方法:
(a)アルドール供与基質を提供する工程;
(b)アルドール受容基質を提供する工程;
(c)アルドラーゼを提供する工程;
(d)工程(a)のアルドール供与基質、工程(b)のアルドール受容基質、工程(c)のアルドラーゼを、前記アルドラーゼが工程(a)および(b)の基質間の縮合を触媒し得る条件下で混合する工程。
【請求項176】
アルドール受容基質がアルデヒドを含む、請求項175記載の方法。
【請求項177】
アルデヒドアルドール受容基質が図7中のアルデヒドIIIとして記載された構造を含む、請求項176記載の方法。
【請求項178】
図7のアルデヒドIIIにおけるRが水素、アルキル基、C1-C4アルコキシ基、ハロゲン、シアンおよびアジド基からなる群より選ばれる請求項177記載の方法。
【請求項179】
図7のアルデヒドIIIにおけるRが塩素であり、アルデヒドIIIがクロロアセトアルデヒドである、請求項177記載の方法。
【請求項180】
さらに、図7中の中間体IIをβ,δ-ジヒドロキシヘプタン酸側鎖を含む化合物に変換することを含む、請求項175記載の方法。
【請求項181】
β,δ-ジヒドロキシヘプタン酸側鎖を含む化合物が図7の式Iとして記載された構造を含む、請求項180記載の方法。
【請求項182】
アルドラーゼが2-デオキシリボース-5-リン酸アルドラーゼ(DERA)である、請求項175記載の方法。
【請求項183】
2-デオキシリボース-5-リン酸アルドラーゼ(DERA)が組換え2-デオキシリボース-5-リン酸アルドラーゼ(DERA)である、請求項182記載の方法。
【請求項184】
アルドラーゼが配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号8、配列番号10、配列番号12、配列番号14、配列番号16、配列番号18、配列番号20、配列番号22、配列番号24、配列番号26、配列番号28、または配列番号30に記載のポリペプチドを含む、請求項175記載の方法。
【請求項185】
アルドラーゼが請求項65記載のポリペプチドまたは請求項1若しくは請求項24記載の核酸によってコードされるポリペプチド、を含む、請求項175記載の方法。
【請求項186】
アルドール供与基質がアセトアルデヒドを含む、請求項175記載の方法。
【請求項187】
アルドール供与基質がアセトアルデヒドを含み、アルドール受容基質がアルデヒドを含む、請求項186記載の方法。
【請求項188】
アセトアルデヒドがアルデヒドに対して化学量論的に過剰に存在する、請求項187記載の方法。
【請求項189】
工程(d)の反応が光の非存在下で行われる、請求項175記載の方法。
【請求項190】
工程(d)の反応が約5℃〜約45℃の温度範囲およびpH6.5〜8.5の範囲を含む条件下で行われる、請求項175記載の方法。
【請求項191】
更に図7中の中間体IIをラクトン化合物に変換することを含む、請求項175記載の方法。
【請求項192】
ラクトンがクロロラクトンである、請求項191記載の方法。
【請求項193】
クロロラクトンが6-クロロ-2,4,6-トリデオキシエリスロ-ヘキソノラクトンである、請求項192記載の方法。
【請求項194】
ラクトンが結晶体である請求項191記載の方法。
【請求項195】
結晶ラクトンが再結晶化によって精製される、請求項194記載の方法。
【請求項196】
6-クロロ-2,4,6-トリデオキシエリスロ-ヘキソノラクトンの形成が酸化的条件下で行われる、請求項193記載の方法。
【請求項197】
酸化的条件が臭素(Br2)、炭酸バリウム(BrCO3)および水を含む、請求項196記載の方法。
【請求項198】
酸化的条件が酢酸及び水中における次亜塩素酸ナトリウムによる酸化を含む、請求項197記載の方法。
【請求項199】
ラクトン化合物を図10中の中間体VIIIとして記載した化合物へ変換することを更に含む、請求項191記載の方法。
【請求項200】
クロロラクトンを図10中のラクトンIXとして記載した化合物へ変換することを更に含む、請求項192記載の方法。
【請求項201】
クロロラクトンのクロロ基がシアノ基CNによって置換される条件下でクロロラクトンをシアニド置換に供することにより、クロロラクトンが図10中のラクトンIXとして記載した化合物へ変換される請求項200記載の方法。
【請求項202】
更に、ラクトンIXを図10の中間体VIIに変換することを含む、請求項200記載の方法。
【請求項203】
MeOHとDowex、またはMeOHとK2CO3による処理を含み、ラクトン環が開裂して中間体VIIが形成される条件下でラクトンIXが図10の中間体VIIへ変換される、請求項202記載の方法。
【請求項204】
図10の中間体VIIを中間体VIIIへ変換することを更に含む、請求項202記載の方法。
【請求項205】
ラクトンを図7の式Iを含む化合物へ加工することを更に含む、請求項191記載の方法。
【請求項206】
全ての反応が単一の反応容器中で行われる、請求項175記載の方法。
【請求項207】
図7中の中間体IIが図8中の経路Iにおける中間体IIとして記載した構造を有するクロロ-置換中間体である、請求項175記載の方法。
【請求項208】
図8中の経路Iの中間体IIが、CN-置換、ラクタール酸化、ニトリル還元を含む処理によってラクトンに変換される、請求項207記載の方法。
【請求項209】
図7中の中間体IIが図8中の経路IIにおける中間体IIとして記載した構造を有するシアン-置換中間体である、請求項175記載の方法。
【請求項210】
図8中の経路IIにおける中間体IIがラクタール酸化およびニトリル還元を含む処理によってラクトンに変換される、請求項209記載の方法。
【請求項211】
中間体IIが図8中の経路IIIにおける中間体IIとして記載した構造を有するN3-置換中間体である、請求項175記載の方法。
【請求項212】
図8中の経路IIIにおける中間体IIがラクタール酸化およびアジド還元を含む処理によってラクトンに変換される、請求項211記載の方法。
【請求項213】
更に、Rがハロゲンである図7中の中間体IIを含む化合物を酸化して3R,5S-6-クロロ-2,4,6-トリデオキシ-エリスロ-ヘキソノラクトン(図14の式1)を含む化合物を製造することを含む、請求項175記載の方法。
【請求項214】
酸化的条件がCN-置換、ラクタール酸化およびニトリル酸化を含む、請求項213記載の方法。
【請求項215】
Rが塩素である、請求項213記載の方法。
【請求項216】
3R,5S-6-クロロ-2,4,6-トリデオキシ-エリスロ-ヘキソノラクトンを処理して(3R,5R)-6-シアノ-3,5-ジヒドロキシヘキサン酸(図14中の化合物I)を製造することを更に含む、請求項213記載の方法。
【請求項217】
処理が開環を含む、請求項216記載の方法。
【請求項218】
処理がシアニドによる開環を含む、請求項217記載の方法。
【請求項219】
(3R,5R)-6-シアノ-3,5-ジヒドロキシヘキサン酸(図14の化合物I)を処理してアトルバスタチン(LIPITORTM)を製造することを更に含む、請求項216記載の方法。
【請求項220】
3R,5S-6-クロロ-2,4,6-トリデオキシ-エリスロ-ヘキソノラクトンを処理して(3R,5S)-3,5,6-トリヒドロキシヘキサン酸(図14の化合物II)を製造することをさらに含む、請求項213記載の方法。
【請求項221】
処理が親核性置換を含む、請求項220記載の方法。
【請求項222】
親核性置換処理が水酸化物の使用を含む、請求項221記載の方法。
【請求項223】
水酸化物が水酸化ナトリウムを含む、請求項222記載の方法。
【請求項224】
(3R,5S)-3,5,6-トリヒドロキシヘキサン酸(図14の化合物II)を処理してロスバスタチン(CRESTORTM)またはフルバスタチン(LESCOLTM)を製造することを更に含む、請求項220記載の方法。
【請求項225】
図14に記載の方法を含む、アトルバスタチン(LIPITORTM)を製造する方法。
【請求項226】
図14または図17に記載の方法を含む、ロスバスタチン(CRESTORTM)またはフルバスタチン(LESCOLTM)を製造する方法。
【請求項227】
以下の工程を含む、図7中で中間体IIとして記載した式を有する化合物を流加法を用いて調製する方法:
(a)アルドール供与基質を提供する工程;
(b)アルドール受容基質を提供する工程;
(c)アルドラーゼを提供する工程;
(d)工程(a)のアルドール供与基質、工程(b)のアルドール受容基質、および工程(c)のアルドラーゼを、前記アルドラーゼが前記工程(a)および(b)の基質間の縮合反応を触媒し得る条件下で混合する工程であって、少なくとも約30分間〜12時間にわたって、前記基質が添加されると速やかに消費されるような速度で前記基質が反応混合物へ供給される、前記工程。
【請求項228】
基質の一つがクロロアセトアルデヒドであり、基質が添加されると速やかに消費されるような速度で前記基質が反応混合物へ供給され、クロロアセトアルデヒドは阻害的濃度に達しない、請求項227記載の方法。
【請求項229】
基質が少なくとも約1時間〜10時間にわたって反応混合物へ供給される、請求項227記載の方法。
【請求項230】
基質が少なくとも約2時間〜8時間にわたって反応混合物へ供給される、請求項229記載の方法。
【請求項231】
基質が少なくとも約2時間〜4時間にわたって反応混合物へ供給される、請求項230記載の方法。
【請求項232】
図7記載の中間体IIを処理してアトロバスタチン(LIPITORTM)を製造することをさらに含む、請求項227記載の方法。
【請求項233】
図7記載の中間体IIを処理してロスバスタチン(CRESTORTM)またはフルバスタチン(LESCOLTM)を製造することをさらに含む、請求項227記載の方法。
【請求項234】
アルドラーゼが2-デオキシリボース-5-リン酸アルドラーゼ(DERA)である、請求項227記載の方法。
【請求項235】
2-デオキシリボース-5-リン酸アルドラーゼ(DERA)が組換え2-デオキシリボース-5-リン酸アルドラーゼ(DERA)である、請求項234記載の方法。
【請求項236】
アルドラーゼが、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号8、配列番号10、配列番号12、配列番号14、配列番号16、配列番号18、配列番号20、配列番号22、配列番号24、配列番号26、配列番号28または配列番号30に記載のポリペプチドを含む、請求項227記載の方法。
【請求項237】
アルドラーゼが請求項65記載のポリペプチドまたは請求項1若しくは請求項24記載の核酸によってコードされるポリペプチドを含む、請求項227記載の方法。
【請求項238】
クロロラクトールを次亜塩素酸ナトリウムでクロロラクトンに酸化することを含む、3R,5S-6-クロロ-2,4,6-トリデオキシ-エリスロ-ヘキソノラクロン(図14の化合物1)を製造する方法。
【請求項239】
クロロラクトンが結晶クロロラクトンを含む、請求項238記載の方法。
【請求項240】
クロロラクトールが粗精製クロロラクトールを含む、請求項238記載の方法。
【請求項241】
クロロラクトールが氷酢酸に溶解されており、約1当量の次亜塩素酸ナトリウム水溶液が前記溶液に供給される、請求項238記載の方法。
【請求項242】
約1当量の次亜塩素酸ナトリウム水溶液が約3時間にわたって溶液に供給される、請求項241記載の方法。
【請求項243】
図15に記載された方法を含む、3R,5S-6-クロロ-2,4,6-トリデオキシ-エリスロ-ヘキソノラクトン(図14の化合物1)を製造する方法。
【請求項244】
NaCN、DMFおよび5%H2Oを使用することを含む、エポキシド(-(3R,5S-3-ヒドロキシ-4-オキシラニル酪酸)(図16の構造体2)の製造方法。
【請求項245】
図16に記載の方法を含む、(3R,5S)-3,5,6-トリヒドロキシヘキサン酸の製造方法。
【請求項246】
図16に記載の方法を含む、(3R,5S)-3,5,6-トリヒドロキシヘキサン酸の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公表番号】特表2006−512086(P2006−512086A)
【公表日】平成18年4月13日(2006.4.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−568922(P2004−568922)
【出願日】平成15年8月19日(2003.8.19)
【国際出願番号】PCT/US2003/027334
【国際公開番号】WO2004/027075
【国際公開日】平成16年4月1日(2004.4.1)
【出願人】(503089489)ダイヴァーサ コーポレイション (31)
【Fターム(参考)】