説明

ソフトウェアダウンロードチャンネル検索方法及びデジタル放送受信機

【課題】米国方式におけるダウンロードサービスの所用時間を短縮する。
【解決手段】S5’でダウンロードチャンネルを特定する。S11において処理を開始し、S12でVCTを取得する。S13でVCTの中に入っている、service_type=0×5のProgram numberを探す。次に、S14でPMTを取得するためにPATを取得し、PATを取得する際に、上記Program numberのPMTを取得するためのPIDを取得する。これにより、S16で上記Program numberのPMTを取得することができる。S17で、PMTを確認し、stream_typeが0xBであることを確認する。これでダウンロードチャンネルであることを特定することができる。S18でダウンロードチャネルを不揮発性メモリなどに格納し、S19において処理を終了する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ソフトウェアダウンロードを行うチャネルの検索技術に関する。
【背景技術】
【0002】
例えばデジタル放送受信装置におけるソフトウェアのバグを修正するために、サーバ側から修正用のデータをデジタル放送受信装置に送信し、デジタル放送受信装置でダウンロードすることで、自動的にバグを修正することが行われている。日本国内のダウンロード方式では全チャンネルで情報配信を行う方式をとっている。従って、チャネルサーチが不要である。
【0003】
【特許文献1】特開2002−344838号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、日本国内の運用方式とは異なり、全チャンネルにてダウンロードサービスに関わる情報配信が行えず、地域ごとにある1チャンネルのみがダウンロードサービスとして使用できる運用を用いているダウンロードサービスの所用時間を短縮することを目的とする。
【0005】
図7は、日本国内と本発明の対象となるダウンロード方式の違いを模式的に示す図である。図7に示すように、日本国内におけるダウンロードS101では、まず、S102においてダウンロード検知スケジュールを取得し(SDTT)、S103においてダウンロード予約を行う。この間に、システム動作S111は、電源オンによる通常動作S112、電源オフによる終了処理S113、電源オフスタンバイS114が行われている。次いで、ダウンロード予約起動・ダウンロード・終了処理S115が行われ、電源オフスタンバイS116で処理が終了する。ダウンロード処理S115に対応して、ダウンロード予約起動S104、ダウンロードデータ取得(S105)が行われている。
【0006】
これに対して、本発明の対象となるダウンロードサービスではサービスに関わる情報がどのチャンネルから取れるか分からない運用方式をとっている。従って、対象運用方式では(S201〜S208)、テレビの視聴中にダウンロードサービスチャネル情報を取得することができないため、従来はチャネルサーチを行う必要があった(S202,S203)。この際、全てのチャンネルからダウンロードチャネルを探す必要があり、ダウンロードサービス全体にかかる所要時間が長くなるという問題があった。すなわち、本発明の対象運用方式のソフトウェアダウンロードサービスでは、地域ごとに1チャンネルでのみ情報配信している。このため、受信機側ではどのチャンネルにデータが流れているか分からず、全チャンネルサーチを行うことで所要時間が長くなるという問題があった。
【0007】
本発明では、この全チャンネルサーチを行わずにダウンロードを行い、ダウンロード全体にかかる所要時間を短縮することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、ユーザ視聴チャンネル設定のための全チャンネルサーチ時を行う場合に、合わせてダウンロードチャンネルを記憶する処理を追加的に行うことを特徴とする。その際に得られる情報を用いることにより、ダウンロードデータの取得時間を短縮することができる。
【0009】
より具体的には、ユーザ視聴チャンネル設定のための全チャンネルサーチは、メニューなどに設けられる受信機購入者が初期設置時にほぼ行う処理であるが、この処理中において予めダウンロードサービスチャンネルをプリセットする処理を加えておく。これにより、ダウンロードサービス全体に要する時間を短くすることができる。
【0010】
すなわち、本発明の一観点によれば、デジタル放送受信装置におけるソフトウェアの修正用のデータをデジタル放送受信装置に送信し、デジタル放送受信装置でダウンロードすることにより自動的にバグを修正するソフトウェアダウンロード部を備えたデジタル放送受信装置であって、ソフトウェアのダウンロード処理に先立って、視聴チャンネル設定のための全チャンネルサーチ処理に連動させてダウンロードチャンネルを検索するステップと、検索されたダウンロードチャネルをメモリに記憶するステップと、を行う制御部を有することを特徴とするデジタル放送受信装置が提供される。前記ダウンロードチャンネルを検索するステップは、受信する物理チャンネル内で放送されている全てのサブチャンネルにそれぞれ対応するプログラム番号のPMTIDに関する情報であってダウンロードサービスの有無を含むPMT情報を取得するステップを含むことが好ましい。
【0011】
本発明の他の観点によれば、デジタル放送受信装置におけるソフトウェアの修正用のデータをデジタル放送受信装置に送信し、デジタル放送受信装置でダウンロードすることにより自動的にバグを修正するソフトウェアダウンロード方法であって、ソフトウェアのダウンロード処理に先立って、視聴チャンネル設定のための全チャンネルサーチ処理に連動させてダウンロードチャンネルを検索するステップと、検索されたダウンロードチャネルをメモリに記憶するステップと、を有することを特徴とするソフトウェアダウンロード方法が提供される。前記ダウンロードチャンネルを検索するステップは、受信する物理チャンネル内で放送されている全てのサブチャンネルにそれぞれ対応するプログラム番号のPMTIDに関する情報であってダウンロードサービスの有無を含むPMT情報を取得するステップを含むことが好ましい。また、前記PMT情報を、PAT情報、VCT情報の取得に合わせて取得することができる。さらに、前記PMT情報を、前記VCT情報に基づいて取得するステップを有することも可能である。これらのステップを初期設置時に行うことが好ましい。
【0012】
さらに、上記方法を行った後に、前記メモリに記憶されたダウンロードチャネルでソフトウェアを取得するステップによりソフトウェアダウンロードを行うことができる。本発明は、上記のステップをコンピュータに実行させるためのプログラムであっても良い。
【0013】
上記発明によれば、サービスに関わる情報がどのチャンネルから取れるか分からない仕組みであっても、ソフトウェアダウンロードサービスにかかる全体の所要時間が短くすることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、サービスに関わる情報がどのチャンネルから取れるか分からない仕組みであっても、ソフトウェアダウンロードサービスにかかる全体の所要時間を短くすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の一実施の形態によるソフトウェアダウンロードチャンネル検索方法及びデジタル放送受信機について図面を参照しながら説明を行う。
【0016】
図1は、本実施の形態によるデジタル放送受信機の一構成例を示す機能ブロック図である。図1に示すように、本実施の形態によるデジタル放送受信機Aは、アンテナ1と、デジタル放送受信部3と、通信インターフェイス部5と、ダウンロードデータ記憶部7と、デコーダ部11と、リモコン受光部15と、制御部17と、メモリ(RAM、ROM)31と、を有している。さらに、音声信号を処理する音声信号処理部25及びスピーカ21と、映像信号処理部27及びディスプレイ23と、を有している。制御部17は、メモリ(ROM)中のプログラムを実行することにより、TS変換処理とTS解析処理を行うTS変換・解析処理部17aと、CHサーチ処理を行うチャネルサーチ処理部17bと、を有している。TS信号はアンテナ1から受信した放送波をデジタル放送受信部3で受信・復調することによって取得することができる。尚、TSとは、MPEG−2トランスポートストリーム(Transport Stream)の略であり、以下、TSと記すことにする。
【0017】
図2は、TS信号の一構成例を示す図である。ここでは、TS信号からどのようにしてソフトウェアダウンロードデータが取得されうるかについて説明する。
【0018】
図2に示すように、TS中には、PSI/PSIPと音声信号(音声データ) 112及び映像信号(画像データ) 113が含まれている。上記PSIは、TS内に必ず含まれるデータであり、仮想チャンネル番号や放送局名等は持たないが、番組データ構成情報としてのPAT110及びPMT 111a、111bを有している。PAT110には、受信する物理チャンネル内で放送されている全てのサブチャンネルにそれぞれ対応するプログラム番号のPMTIDに関する情報が格納されている。
【0019】
例えば、サブチャンネルの1つであるプログラムのPMT IDは0x0010であり、別のサブチャンネルであるプログラムのPMT IDは0x0011であるというような情報が格納されている。
【0020】
ここで、プログラムのサブチャンネルを受信するときは、上記PAT 110の情報に従ってID番号が0x0010であるPMT111aに格納されたデータを読み出す。PMT 111aには、プログラムの映像データIDは0x0001であり、同音声データIDは0x000aであるといった情報が格納されている。このPMT 111aの情報に従って、デコーダ部11が映像データ 113のうち0x0001のID番号が付与されたものを順次読出し、音声信号処理部25が音声データ 112のうち0x000aのID番号が付与されたものを順次読出し、プログラムのサブチャンネルの映像信号及び音声信号をそれぞれデコードする。このように、PAT 110は、放送信号から映像信号及び音声信号を抽出するために、MPEG-2データ内に必ず含まれている。
【0021】
制御部17は、MPEG-2データのPAT 110に格納されている情報を解析することにより、受信する物理チャンネル内で放送されている全てのサブチャンネルにそれぞれ対応するPMT IDを取得することができる。制御部17は、各サブチャンネルにそれぞれ対応するPMT IDの順番に従って便宜上の仮想サブチャンネル番号を割り当てる。
【0022】
PMT中にはDSI(DownloadServerInitiate)115、DII(DownloadInfoIndication) 116、DDB(DownloadDataBlock)117へのIDを含むことが可能であり、そのIDを取得、解析することによりDSI115、DII116、DDB117を集めることにより、ソフトウェアのデータをダウンロードすることができる。尚、DDB117が本実施の形態におけるダウンロードデータそのものであり、ソフトウェアイメージをパケットデータ化したものである。DSI115、DII116は、DDB117を取得するために必要な信号とみなすことができるが、その取得手順については図6を参照して後述する。
【0023】
尚、VCT114は、規格により一意に決められているIDから取得することができる。これにはチャンネルごとの情報が埋め込まれており、Program NumberというフィールドによってPMTで記載されているチャンネル情報との関連付けができる。
【0024】
図3は、チャネルサーチ処理部17bにおいてチャネルサーチを行う際にユーザに提示されるユーザインターフェイスの表示例を示す図である。図3に示す表示例21においては、Air/Cable23と、CH サーチ25と、CH メモリ27と、が選択可能である。この場合には、CHサーチ25が選択されている。これを選択すると、アナログ放送32、デジタル放送(地上波)33、デジタル放送(ケーブル放送)35、のそれぞれのチューナーの使用選択(Yes、No)が可能になっており、Search Start37をクリック等することにより、選択されたチャネルサーチが開始される。ここで、例えば、上記図3に示すようなメニューで提供されるケースが一般的であり、本実施の形態による技術の特徴は、視聴チャンネル設定のためのチャンネルサーチ時にダウンロードチャンネルをプリセットしておくことである。さらに、ユーザ視聴チャンネル設定のための全チャンネルサーチ時に、映像・音声サービスだけでなく、ダウンロードサービスを行っているチャンネルのプリセットを行う。このプリセットチャンネルをまずダウンロードチャンネルとして情報取得を開始することで無駄なチャンネルサーチ処理を省き、ダウンロードデータ取得処理の高速化を可能にする。
【0025】
以下に、本実施の形態によるチャネルサーチ処理部17bにおけるダウンロードチャネル設定処理を含むサーチ処理の具体的な例について、図面を参照しながら説明を行う。図4は、一般的なダウンロードチャネル設定処理を含むチャネルサーチ処理(図の左側)と、本実施の形態によるダウンロードチャネル設定処理を含むチャネルサーチ処理(図の右側)と、を対比させて示した図である。同じ処理を示す箇所には同じステップ番号を付す。図の左側に示す一般的なダウンロードチャネル設定処理では、まず、ステップS1において、サーチチャネルを行うための表であるサーチチャネルテーブルの設定を行い、ステップS2において、選局するチャンネルを確定する。次いで、ステップS3において、S2で設定したチャンネルがデジタルチャンネルかどうかを判定する。デジタルチャンネルならば(Y)ステップS4に進み、デジタルチャンネルで無ければダウンロードサービスが含まれている可能性が無いため(N)ステップS7に進み、ステップS2で設定したチャンネルの処理を終了する。ステップS4においては、周波数設定と復調処理の設定を行いTSの取得を行い、次いで、ステップS5においてTSからPATとVCTの取得を行う。次いで、ステップS6において、視聴チャネルデータベースに取得したPATとVCTとからこの周波数から得られたチャンネル情報をもとに視聴チャンネルを登録(格納)する。
【0026】
次いで、ステップS7において、1つの物理チャネルの処理を完了すると、ステップS8にて、サーチチャンネルテーブルを参照しながら、次のチャンネルがあるかどうかを判定する。次のチャンネルがある場合には(Y)ステップS2に戻り、次のサーチチャンネルを確定させる。全てのチャンネルのサーチが終了した場合には、S9に進みチャンネルサーチ全体の処理を終了する。ステップS9において、チャネルサーチ処理を終了すると、視聴チャネル設定チャネルサーチ処理が行われる。
【0027】
これに対して、本実施の形態による手法では、ステップS5の代わりにステップS5’に示すように、PAT、VCTに加えてPMTを取得する。上述のように、PMTには、受信する物理チャンネル内で放送されている全てのサブチャンネルにそれぞれ対応するプログラム番号のPMT IDに関する情報が格納されている。この中には、ダウンロードサービスの有無に関する情報が含まれる。また、左図のステップS6とステップS7の間に、ダウンロードサービスの有無の判定ステップ(ステップS7−1)が設けられ、ここでダウンロードサービスが有る場合には(Y)ステップS7−2に進み、無い場合にはステップS7−3に進み、次のチャンネルのサーチに移る。ステップS7−2では、ダウンロードチャネルの登録を行う。図5は、ステップ5’におけるPAT、VCT、PMTの取得処理の詳細を示す図である。図5に示すように、ステップ5’は、以下のステップを含むことにより、ダウンロードチャネルを特定する。まず、ステップS11において処理を開始し、ステップS12において、VCTを取得する。次いで、ステップS13において、ステップS12で取得したVCTの中に入っている、service_type=0×5のProgram numberを探す。
【0028】
次いで、ステップS14において、PMTを取得するためにPATを取得する。ここで、PATを取得する際に、上記Program numberのPMTを取得するためのPIDを取得する。
【0029】
これにより、ステップS16において、上記Program numberのPMTを取得することができる。ステップS17において、PMTを確認し、stream_typeフィールドが0xBであることを確認する。これをもってダウンロードチャンネルであることを特定することができる。ステップS18において、ダウンロードチャネルを例えば不揮発性メモリなどに格納し、ステップS19において処理を終了する。尚、stream_typeとは、PMTに含まれている情報のことであり、例えば、0xBなどの符号が付されているとそれがダウンロードデータであることを示すことになる。
【0030】
以上に示す処理によってダウンロードチャネルの特定処理を行うことができ、この特定されたダウンロードチャネルを、装置に記憶させることができる。
【0031】
なお、北米ケーブル放送などVCTが使用されていない運用ケースにおいては破線の部分であるステップS12、S13を省略し、S14から開始することもできる。
【0032】
次いで、図6を参照しながら、ダウンロードデータの取得方法について説明を行う。まず、ステップS21において処理を開始すると、ステップS22において、図5の処理において取得した登録済みダウンロードチャネルテーブルを使用し、ステップS23において、次のチャネルがあるか否かを判定する。次のチャネルがあれば(Y)、ステップS24に進みチャネル設定を行う。次のチャネルが無ければ(N)ステップS27に進み処理を終了する。ステップS24に進むと、図4及び図5で説明したPMT取得までの処理であるチャネル設定処理を行い、ステップS25において、ダウンロード関連データDSI,DII,DDB取得処理を行う。
【0033】
図8はDSI,DII,DDBの関係を示す図である。図8も参照しながら、ステップS25の内部処理である各情報の取得方法について説明する。ステップS25−1においてPMTからDSIのIDを取得し、TSからDSIを取得する。DSI( DownloadServerInitiate)は、メーカーごとのダウンロードシグナリング情報であり、DIIの情報を関連付けるシグナリング情報と位置づけることができる。自社向けのDSIを発見したら、ステップ25−2に移りDIIを取得する。
【0034】
DII( DownloadInfoIndication)は、本実施の形態におけるダウンロードデータそのものであり、ソフトウェアイメージをパケットデータ化したものであるDDBを特定するためのシグナリング情報であり、DDBがいつから送出されるかの時刻情報が記載されている。DIIの運用方法としては、メーカーごとに機種別にDIIを複数使用するなどの運用が考えられるので、ステップS25−2では、自機種向けのDIIを取得し、そこでDDBを取得するための準備を行って、DDBを取得すべき時刻になったらステップS25−3に進むという処理を行う。
【0035】
ステップS25−3ではDDBを収集する。収集すべきDDBの数はステップS25−2で取得したDIIに記載されていて、全て取得し終わったらステップS26に進む。なお、取得すべきダウンロードデータが複数のモジュールに分割されていて、さらにそのモジュールが複数のDDBから構成されているという仕組みである。
【0036】
ステップS26では、収集すべきDSI,DII,DDBが取得たかどうかを判定し、取得できなかった場合(N)には次のチャンネル設定処理ステップS23に戻りそのほかの登録済みダウンロードチャンネルを調べる。
【0037】
ここで、全ての登録済みダウンロードチャンネルをサーチしたにもかかわらずダウンロードデータDSI,DII,DDBが見つからなかった場合、視聴チャンネル全チャンネルにサーチするチャンネル全てについてテーブルを再設定する処理が入っていてもよい(ステップS28)。これは、例えば購入時に行った視聴チャンネルサーチ時に設定しておいたダウンロードチャンネルが、放送側のチャンネル変更などで移動してしまった場合の対応処理として考えられる。
【0038】
以上に説明したように、本実施の形態においては、ユーザ視聴チャンネル設定のための全チャンネルサーチ時に、映像・音声サービスだけでなく、ダウンロードサービスを行っているチャンネルのプリセットを行う。このプリセットチャンネルをまずダウンロードチャンネルとして情報取得を開始することで無駄なチャンネルサーチ処理を省き、ダウンロードデータ取得処理の高速化が可能になるという利点がある。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明は、チャネルサーチを行う装置に利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の一実施の形態によるデジタル放送受信機の一構成例を示す機能ブロック図である。
【図2】TS信号としてメモリに記憶されている、MPEG-2データの一構成例を示す図である。
【図3】チャネルサーチを行う際のユーザインターフェイスの表示例を示す図である。
【図4】一般的なダウンロードチャネル設定処理を含むサーチ処理(図の左側)と、本実施の形態によるダウンロードチャネル設定処理を含むサーチ処理(図の右側)と、を対比させて示した図である。
【図5】図4のステップ5’におけるPAT、VCT、PMTの取得処理の詳細を示す図である。
【図6】ダウンロードデータの取得方法について説明するための図である。
【図7】日本国内と米国におけるダウンロード方式の違いを模式的に示す図である。
【図8】ダウンロードデータを構成するDSI,DII,DDBの関連を示す図である。
【符号の説明】
【0041】
A…デジタル放送受信機、1…アンテナ、3…デジタル放送受信部、5…通信インターフェイス部、7…ウンロードデータ記憶部、11…デコーダ部、15…リモコン受光部、17…制御部、17a…TS変換・解析処理部、17b…チャネルサーチ処理部、21…スピーカ、23…ディスプレイ、25…音声信号処理部、27…映像信号処理部、31…メモリ(RAM、ROM)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
デジタル放送受信装置におけるソフトウェアの修正用のデータをデジタル放送受信装置に送信し、デジタル放送受信装置でダウンロードすることにより自動的にバグを修正するソフトウェアダウンロード部を備えたデジタル放送受信装置であって、
ソフトウェアのダウンロード処理に先立って、
視聴チャンネル設定のための全チャンネルサーチ処理に連動させてダウンロードチャンネルを検索するステップと、検索されたダウンロードチャネルをメモリに記憶するステップと、を行う制御部を有することを特徴とするデジタル放送受信装置。
【請求項2】
前記ダウンロードチャンネルを検索するステップは、受信する物理チャンネル内で放送されている全てのサブチャンネルにそれぞれ対応するプログラム番号のPMTIDに関する情報であってダウンロードサービスの有無を含むPMT情報を取得するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
【請求項3】
デジタル放送受信装置におけるソフトウェアの修正用のデータをデジタル放送受信装置に送信し、デジタル放送受信装置でダウンロードすることにより自動的にバグを修正するソフトウェアダウンロード方法であって、
ソフトウェアのダウンロード処理に先立って、
視聴チャンネル設定のための全チャンネルサーチ処理に連動させてダウンロードチャンネルを検索するステップと、
検索されたダウンロードチャネルをメモリに記憶するステップと
を有することを特徴とするソフトウェアダウンロード方法。
【請求項4】
前記ダウンロードチャンネルを検索するステップは、受信する物理チャンネル内で放送されている全てのサブチャンネルにそれぞれ対応するプログラム番号のPMTIDに関する情報であってダウンロードサービスの有無を含むPMT情報を取得するステップを含むことを特徴とする請求項3に記載のソフトウェアダウンロード方法。
【請求項5】
前記PMT情報を、PAT情報、VCT情報の取得に合わせて取得することを特徴とする請求項4に記載のソフトウェアダウンロード方法。
【請求項6】
前記PMT情報を、前記VCT情報に基づいて取得するステップを有することを特徴とする請求項5に記載のソフトウェアダウンロード方法。
【請求項7】
請求項3から6までの1ずれか1項に記載のステップを初期設置時に行うことを特徴とするソフトウェアダウンロード方法。
【請求項8】
請求項3から7までのいずれか1項に記載の方法を行った後に、前記メモリに記憶されたダウンロードチャネルでソフトウェアを取得するステップを含むことを特徴とするソフトウェアダウンロード方法。
【請求項9】
請求項3〜8でのいずれか1項に記載のステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−60702(P2008−60702A)
【公開日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−232410(P2006−232410)
【出願日】平成18年8月29日(2006.8.29)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】