説明

タグ付きパケット及びその製法

【課題】タグ付きパケットを製造するために、複数のタグ(6)、糸(8)、材料を被包するウェブを一体的に組み立てる方法と装置とが提供される。
【解決手段】タグは回転担持体(2)の両面上の離間された座上に保持され、糸は担持体とタグとの上に載置される。タグ(6)の間には担持体の周囲上に回旋形状が形成されており、これは横方向に移動可能な複数の保持ピン(12)により形成されるか、あるいは移動可能なガイド(50)により担持体上に与えられる。ウェブはタグと糸とに接するようにされて、糸の回旋パターンを保ってタグと糸とへ取り付けられる。このウェブ、糸、及びタグの組立は、パケットを完成させる連続的な形成充填操作に適している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流出可能な材料、例えば茶やコーヒーなど、パケットを浸漬することにより抽出する材料を包含するパケットを製造する装置と方法とに関する。本発明は、糸の端部にタグを設けて、ここからパケットを吊り下げられることのできるパケットを与えることにも関する。
【背景技術】
【0002】
このようなタグ付きパケットは、抽出パケットとして良く知られており、そのタグは湿ったパケットを取り出す便利な手段を備えている。多くの例では、タグ及び/又は糸のループは、このようなパケットから弛んで垂れ下がると、多数のパケットを一緒に梱包する場合に絡み合うおそれがあるので、パケットから弛んで垂れ下がらないことを保証する長さとされる。この絡み合いの問題は、タグとパケットとの間に比較的に長尺な接続糸を与えることが一般に望ましいことから、一層問題化している。
【0003】
このような長い糸による絡み合いのおそれを低減するために、幾つかの提案においては糸がパケットの回りにループ状とされており、また他の提案においては糸のループがタグとパケットとの間に保持されている。この両者の形式の例は特許文献1に開示されている。また他の提案においては糸がパケットの内側に保持されている。
【0004】
殆どの場合、これらの配置構成は、パケットの製造を緩慢で複雑なものとしている。特許文献2及び特許文献3などに説明されたような配置構成は、タグがループ状糸に重ねられたものであり、連続的な工程で形成できる。この連続工程は比較的に迅速に繰り返すことができるものの、糸のループが最終的にタグとパケットウェブとの間に保持される前に、糸のループを制御することが困難であり、従ってパケットの設計は起こり得る変形についての若干の許容範囲をもたせるようにせねばならない。連続工程もまた特許文献2及び特許文献3から公知であり、ここでは糸がパケットの回りにループ状にされているが、糸の長さは、所定の用途のために要求されるよりも長くなり得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】欧州特許出願44325号明細書
【特許文献2】欧州特許出願489554号明細書
【特許文献3】国際出願公開94/06685号パンフレット
【特許文献4】国際出願公開95/10462号パンフレット
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一つの観点によれば、タグ付きパケットを製造する方法が与えられ、この方法においては、一連のタグが移動可能な担持体上に離間した状態で配置され、糸はタグ上に載置され、隣接するタグの対の間の糸は、一連の隣接するタグと実質的に同一平面状の回旋パターンに形成され、タグは糸へ固定され、パケット材料のウェブが糸とタグとへ取り付けられる。
【0007】
隣接するタグと実質的に同一平面状の糸に対する言及は、回転担持体の円形又は多角形周面上にタグが直線状に離間して配置され、糸が担持体の前記周面上でタグ上に載置される例を含むことが意図されている。
【0008】
本発明に係る方法の一つの形式では、糸は、タグ上に、好都合には各タグに隣接するタグ間の間隙に載置された後に、前記回旋パターンに引き延ばすことができる。別の形態の方法においては、糸は前記回旋パターンで担持体上に載置され、複数のタグにわたって拡がっている。
【0009】
好ましくは、糸は接着剤又は熱シール手段によりタグへ取り付けられ、例えば、タグを前記担持体上に保持しつつ、糸上でタグを折り畳んで、次いでタグを糸へ接着する。
【0010】
本発明の他の観点によれば、タグ付きパケットを製造する装置が与えられ、この装置は少なくとも一つの面を有する移動可能な担持体を備え、その少なくとも一つの面上には、個々のタグのための一連の座(seat)が移動方向に離間され、複数のタグに亘って拡がる経路に沿って担持体上に糸を載置する複数の手段があり、前記座の対の間には前記少なくとも一つの面上において、糸を回旋パターンに配置するための保持要素があり、この装置は、糸をタグへ固定する手段と、パケット材料のウェブを前記担持体の少なくとも一つの面上のタグ及び糸に対して与えるとともにそれらに前記ウェブを取り付ける手段とを備える。
【0011】
本発明の方法を実行するこのような装置の一つの形態では、保持要素が糸に係合するように担持体から突出し、前記保持要素の少なくとも一つを糸経路に対して横方向に移動させて糸をタグの間で担持体上に糸の回旋パターンに展開させる手段が設けられている。
【0012】
本発明に係る他の形態は、分配ガイドであって、これを通じて糸が担持体へ供給される分配ガイドを備え、担持体上で保持要素上を通る経路に前記ガイドを移動させて前記要素上に糸を展開させて、前記要素により糸を前記回旋パターンに保持させる手段が設けられている。好ましくは糸を前記回旋形態へ展開する間、糸に張力を保持して、回旋の形状が前記保持手段により定まるようにする手段も設けられている。
【0013】
本発明の更なる観点においては、タグ付きパケットが与えられ、このパケットでは、パケットの外面に配置された糸がタグ及びパケットに固定された対向端部を有し、これら端部の間の糸の残りの部分が回旋形態で前記パケットへタグ面から離間して取り外し自在に取り付けられている。
【0014】
本発明の更に他の観点においては、タグ付きパケットが与えられ、このパケットでは、パケットの内容物がパケット材料の本体を横断する対向端部シールの間に被包され、前記端部シールは相互に横方向に形成され、パケットの外面に位置する糸は、反対側の端部においてタグへ固定され、且つ前記端部シールの一つにおいてパケットの端部縁へ固定されて、前記タグと端部縁との間で前記パケットの面へ回旋形態で取り外し自在に取り付けられる。
【0015】
本発明について以下の模式的な添付図面を参照した例により更に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明に係る装置を互いに直交する方向で示す図である。
【図2】本発明に係る装置を互いに直交する方向で示す図である。
【図3】本発明に係る他の装置の一部分の斜視図である。
【図4】図3の装置により生成可能な二つの代替的な糸のパターンをグラフ的に表示する図である。
【図5】図1及び図2の装置にて生成された完成された糸のパターンを支持するウェブを示す図である。
【図6】図5のウェブから形成されたパケットの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1及び2は、第一実施例の一部をなす回転ドラム2の展開図を備え、図1はドラムの側面図であり、図2はドラムの半径方向の図である。ドラムの周面には、図2の下部に目盛りAで示されている一連の20枚の座4が設けられており、各タグ6をドラム上に保持する吸引手段(図示せず)が設けられている。角度目盛りBは、座がドラムの周面の360°全体を取り巻いて延在していることを示している。ドラムの一つの類似形態が特許文献4に示されており、これは吸引座上のタグストリップから分離したタグを配置する手段をも示している。この初期の例におけるように、タグは二つに折り畳むように意図されており、図1及び2に示されるタグの形状はタグの一方の半分のみを示し、折り畳み線の一方の側に対応している。更にこの初期の例のように、糸8は、このドラムの周面上に、複数のタグに亘って当初は直線状の経路に載置される。
【0018】
ピン12は、複数のタグの間の1つおきの間隙14においてドラムの表面から半径方向に突出している。このような間隙14の各々には、三本からなる二対のピンがあり、その2本は糸経路の一方の側にあり、3本目は他方の側にある。幾本かのピンをドラムの軸方向、即ち糸経路に対して横方向へ、また全てのピンを半径方向へ移動させるカム機構がドラム内に設けられている。ピンの漸進的な軸方向変移は、図2に分岐経路12a,12bにより示されている。
【0019】
ドラム2上又はドラム2に隣接する機構により実行される操作シーケンスは、図2の表示Cにより示され、その表示に付随する線は、角度目盛りBに対する操作シーケンスのタイミングと持続期間とを示す。図2には、工程を実行する装置のみならず、工程のこれらの段階と更なる段階も示されており、これらについて以下に詳細に説明する。
【0020】
図1には、ドラムの周面の回りの所定位置に配置されて、タグ6及び糸8へ働く多数のデバイスが具体的に示されている。タグ移送ローラー20は、タグをドラムの吸引座上に位置させるものであって、糸がドラムに到達する点の短距離上流にあり、その二つの段階の角度位置は図2におけるステーション指標20a,20bにより示される。しかし、糸が各タグ上に載置される直前において、ドラム周面に近接した固定プラウ24が、タグをタグの折り畳み線の回りに折り畳み始め、図1に示されるように、タグの一方の半分を実質的に直立させる。
【0021】
このように糸8は、ドラムに到達した直後に、ピン12とタグ6の直立部分とにより横方向に配置される。ピン12のためのカム機構(図示せず)は、ドラム内に二つの固定トラックを備え、その一方はドラム面に半径方向に出入りするピンの移動を制御し、他方はドラム面の横方向のピンの移動を制御する。糸がドラムに到達したとき、ピンは既にドラム面の上方へ隆起しており、第二のカムが三本のピンの各グループの二本に追従する効果の下で、横方向に移動し始め、図2に示すように、ドラム面上の糸を回旋パターンに引き延ばす。ピンの横方向移動が完了すると、タブの各対の間で熱溶融ガン26が糸に接着剤を与え(ステーション指標26a)、プラウ24の排出端がタグの折り畳みを終了させる。ローラー28は、折り畳まれたタグへプラウが圧力を加えた(ステーション指標28a)直後に、接着剤を広げて接着を確実なものにする。
【0022】
ローラー28は、この段階の間、ピンを隆起した状態に留めることができるようにクリアランス凹所30を有する。ピン12は後続の段階(ステーション指標32a)の間も隆起した状態に留まり、ここではカッターローター32が、ピンが存在していない1つおきのタグ間の間隙に亘って広がる部分の糸を切断する。この糸は既にタグへ接着されているので、吸引により依然として所定位置に保持され、残りの糸の部分は、小さな張力を受けて、ピンの回りにおいてその回旋パターンに保持される。
【0023】
パケットの外被をなすように意図されたウェブW(図1及び図2には図示せず)は、複数のタグ及び糸の上でドラム上に置かれている(ステーション指標36a)。ピンは、糸がウェブに摩擦係合するにつれて引っ込み、熱シールローラ38がウェブとタグとの間に溶着接続を施す(ステーション指標38a)。第二の熱シールローラ40が更なる溶着接続を施して(ステーション指標40a)、タグ及び糸のウェブへの取り付けを終了する。次いでウェブ、タグ及び糸の組立体はドラムから引き出される(ステーション指標42a)。代替的に、スプリング装填方式によってピンを装着することにより、ピンが、溶着接続が完了するまで完全には引っ込まないが、ローラー38,40により引っ込むことができるように構成することが可能である。
【0024】
図3は糸を上記と同様な回転ドラムの周面上の複数のタグ6に亘って展開する代替的な装置を示し、糸及びタグは既に説明した方式で回転ドラムの周面上に保持されている。糸8は、ドラム面から突出する上記と同様なピン48により保持されているが、この例ではピンの横方向位置は固定されており、但しピンは依然としてドラム面内に引っ込むことができる。この装置の図3には示されていない特徴は、図1及び図2を参照して説明したものと同様にし得る。
【0025】
糸は中空ガイド50を通じてドラム上に展開され、管状ガイド50は二つのクランク機構52,54の制御の下にドラム面上の閉止ループ50内に移動し、そのクランク機構は各々クランク60,62を支持する回転駆動シャフト56,58を備える。各接続ロッド64,66の端部は、その駆動シャフト軸から半径方向において各クランクへ回動する。二つのロッド64,66の更なる端部は、管状糸ガイド50と同軸なピン継手68により相互に接続されている。糸は、そのボビンから固定ガイド70を通じて実質的に一定の張力の下で導かれて、管状ガイド50により回転ドラム上に展開される。二つの接続ロッドは相互に対して概ね横方向に延伸し、ロッド64の平均位置はドラムの隣接面の移動方向をなし、ロッド66の平均位置は、ロッド64についての前記方向に対してロッド66の平均位置は垂直をなす。
【0026】
管状ガイド50の経路は、二つのクランクの間にあるとしても、二つの駆動シャフトの回転速度、各クランクがその駆動シャフト軸から回動する半径、及び、もしあるとすれば2つのクランクの間の位相差により決定される。回転速度とクランク半径が二つの機構内で互いに関して変動するにつれて、又は二つの機構の間の位相差が変化すると、管状糸ガイドの経路は変化する。
【0027】
糸をウェブW上に図3に示すパターンで展開するためには、図4aに示された状態が適切である。即ち、接続ロッド64が40mmのクランク半径と700rpmの回転速度を有し、一方、接続ロッド66が26mmのクランク半径と350rpmの回転速度を有する場合の機構である。二つの機構は同位相である。
【0028】
図4bは代替的な糸パターンを示し、これは、第一の機構が30mmのクランク回動半径を有して700rpmで回動し、一方、第二の機構が20mmのクランク回動半径を有して1750rpmで回動する場合に生成できるものであり、ここでも二つの機構は互いに同位相である。
【0029】
ガイド50の経路を、要求される糸のパターンに直接に対応させる必要がないことは勿論である。ガイドがその経路を追従する際に、糸に小さな張力が保持されているならば、糸は再びピン及びタグに対して引き出されて、その最終的なパターンを決定する。
【0030】
図4a及び図4bは、ウェブWと、連続的パケットの間の境界を形成する縦方向シールTに対する糸のパターンの関係を示す。タグ6は、これらの図には図示していないが、図2におけるのと同様にシールTの間の中間に配置し得る。
【0031】
上述した例のいずれかで製造されたウェブ、糸及びタグの組立体は、個々のパケットを形成するように様々な異なる方式で処理し得る。しかしながら、この例においては、ウェブは形成充填工程において用いられ、この形成充填工程においては、タグと糸が取り付けられた状態で、両対向側端部Eが互いに筒状形成体に形成され、縦方向継ぎ目EEに沿ってシールされて(図6)、閉止した筒状体となる。この筒状体は、充填材料が入れられると横方向に止めしろにて封止され、次いで一連の分離した充填されたパケットを生成するように横方向シールにて切断される。この工程は一般的な通常の方式で実行し得る。横方向シール位置と、ウェブの切断線とは、それぞれ符号TとSとで図2と図4に糸のパターンに対する関係で示されている。但し、横方向シール位置とウェブの切断線とは、この工程の後の段階でのみ形成される。
【0032】
図5はタグ6と完成したパターンの糸8(図2では形成過程で示されている)とを支持するウェブWを示す。図6に示される完成したパケットの形成においては、連続的な横方向シールTが互いに対して横方向に形成されることにより、パケットは四面体状の形状を有する。この形状は、図5と図6との間の関係を明らかにするように鋭く描かれた面縁を有して示されているが、ウェブは通常はこれらの縁において折られることはない。
【0033】
糸が横方向シールTと交わる場所は、T’で示される如くになる。即ち、縦方向継ぎ目EEに近接したところか、又は縦方向継ぎ目EEにあり、個々のパケットの各々において糸がパケットの隅から延出している。従って使用の際には、パケットがそのタグにより吊り下げられた際は、この隅が最上部になる。図2及び図4に示された糸のパターンは僅かな図解例にすぎず、糸のパターンの様々な変形例が、ここに説明した手段と方法により生成できることが明らかである。
【0034】
タグは図2の例に説明された重ね合わせられたタグよりもむしろ単層のタグとなり得ることが理解されよう。また、タグへの糸の取り付けは、必要に応じて接着剤に代えて、タグ及び/又は糸内の熱可塑性樹脂材料の使用により行うことができる。
【符号の説明】
【0035】
6・・・タグ
8・・・糸
2・・・回転担持体
12・・・保持ピン
50・・・ガイド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タグ付きパケットを製造する方法であって、一連の複数のタグを移動可能な担持体上に離間した関係に配置するステップと、
糸を前記複数のタグの上に載置するステップと、
隣接する複数のタグの対の間の長さの糸を、前記隣接する前記一連の複数のタグと実質的に同一平面の回旋パターンに形成するステップと、
前記複数のタグを、前記回旋パターンに引き延ばされた糸に固定するステップと、
パケット材料のウェブに前記糸と複数のタグとを取り付けるステップと、
を備える方法。
【請求項2】
前記糸は、前記複数のタグ上に載置された後に前記回旋パターンへ引き延ばされることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記糸は、前記担持体上に前記回旋パターンで載置されて前記複数のタグの上に亘って広がっていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記複数のタグは、前記回旋パターンを形成している糸の複数の部分に係合且つ配置されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記糸は、該糸の上で前記複数のタグを折り畳み、複数のタグを前記担持体上に保持しながら各タグの折り畳み部分を接着することにより、前記複数のタグに固定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記糸の回旋パターンは、タグ間の一つおきの間隙に形成され、前記複数のタグの対に前記一つおきの間隙の反対側で結合されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記複数のタグが前記糸に固定された後、前記一つおきの間隙の間の前記タグ間の間隙における前記糸の複数の部分が、前記タグが前記担持体上の所定の位置に保持された状態で取り除かれて、前記糸の残りの部分を前記回旋パターンに保持することを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記糸と前記タグとが取り付けられた状態の前記ウェブは、中空円筒形状の回りで筒状の形状を与えられ、前記ウェブの両側端部は、前記パケットを充填し分離するための成形―充填工程においてシールされ、前記タグは、前記筒状の形状の前記シールされた側端部の実質的に直径の反対側にあることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
少なくとも一つの面を有する移動可能な担持体であって、前記面上において個々のタグのための一連の座が移動方向に離間している、担持体と、
前記複数のタグに亘って広がっている経路に沿って、前記担持体上に糸を載置する手段と、
前記糸を回旋パターンで配置するための、隣接する対の前記座の間において前記少なくとも一つの面上に配置された複数の保持要素と、
を備えるタグ付きパケットを製造する装置であって、
前記糸を前記複数のタグに固定する手段と、
パケット材料のウェブを前記複数のタグ及び前記担持体の少なくとも一つの面上の前記糸に提供するとともに前記ウェブを前記複数のタグ及び前記担持体の少なくとも一つの面上の前記糸に取り付ける手段と、
をさらに備える、装置。
【請求項10】
前記保持要素が、前記糸に係合するように前記担持体から突出すると共に、前記糸を前記複数のタグの間の前記間隙において前記担持体上に前記糸を回旋パターンに拡げるために、前記要素の少なくとも一つを前記糸経路に対して横方に動かすための手段が設けられていることを特徴とする請求項9に記載の装置。
【請求項11】
分配ガイドであって、これを通じて糸が担持体へ供給される分配ガイドと、
前記担持体上の前記保持要素を通る経路上に前記分配ガイドを移動して、前記要素によって糸を前記回旋パターンに保持させるように、前記要素上に糸を展開する手段と、
を備える請求項9記載の装置。
【請求項12】
前記糸を前記保持要素に対して前記回旋形態へ引き延ばすように展開する間、前記糸に張力を維持する手段が設けられた請求項11記載の装置。
【請求項13】
前記保持要素が1つおきの前記タグ座の間の間隙に配置され、糸切断手段が、前記糸が前記複数のタグに固定された後に、残りの前記複数のタグ座の間の間隙における糸の複数の部分を除去するために設けられていることを特徴とする請求項9〜12のいずれか一項に記載の装置。
【請求項14】
パケットの外面に配置された糸が、対向端部においてタグと前記パケットの一端部縁とに固定され、前記固定された両端部の間の前記糸の残りの部分が、前記パケットの外面に前記タグから離間されて配置されているとともに、前記外面において回旋形態に取り外し自在に取り付けられているタグ付きパケット。
【請求項15】
前記端部縁シールへの取り付けが、前記パケット上の前記タグの位置から横方向にずれていることを特徴とする請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記糸は、前記側部縁に取り付けられる位置において、前記側部縁に対して実質的に垂直に延びることを特徴とする請求項14又は15に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−214544(P2009−214544A)
【公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2009−111303(P2009−111303)
【出願日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【分割の表示】特願平9−520930の分割
【原出願日】平成8年11月20日(1996.11.20)
【出願人】(590003065)ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ (494)
【Fターム(参考)】