説明

チェックバルブ

【課題】 多段エジェクタに用いるチェックバルブであって、長時間の使用に耐える高耐久性を有するチェックバルブを提供することである。
【解決手段】 多段エジェクタの吸引ポートと減圧室との間の隔壁を構成するとともに吸引ポートと減圧室とを連通させる連通孔17aを設けた金属製の基板17と、中央部に設けた厚肉部21aとその両側の薄肉部21cとを有するゴム製の弁部材21と、この弁部材の厚肉部と基板とを重ねて貫通し、一方の端部に抜け止め用の大径22bを備えたピン部材22と、ピン部材の他方の端部に取り付けるリング部材23とからなり、弁部材21を、基板17に対して減圧室側で、かつ、上記薄肉部21cが基板の連通孔17aを覆う位置に設けるとともに、上記ピン部材22の大径部22bと上記リング部材23とによって上記基板17および弁部材21の厚肉部21aとを挟んで構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、真空圧発生源として用いる多段エジェクタのチェックバルブに関する。
【背景技術】
【0002】
真空圧発生装置として用いる多段エジェクタがある。
例えば、図5に示すエジェクタは、金属製の本体1に、加圧気体室10、第1減圧室11、第2減圧室12、第3減圧室13、および排気室14を、それぞれ隔壁を介して隣接するように形成されている。また、上記加圧気体室10と第1減圧室11との間の隔壁には第1ノズル3、第1減圧室11と第2減圧室12との間の隔壁には第2ノズル4、第3減圧室12と第3減圧室13との間の隔壁には第3ノズル5、第3減圧室13と排気室14との間の隔壁には第4ノズル6を、同軸上に直列に設けている。これらの第1〜第4ノズルの内径を、第1から第4ノズルへ、順に大きくしている。
【0003】
また、基体2には、上記加圧気体室10に通じる気体の供給ポート7と、第1〜第3減圧室11〜13に通じる吸引ポート8、排気室に通じる排気ポート9を形成している。
このような本体1と基体2とを、シール部材15を介してボルトなどの結合手段によって結合している。
さらに、上記本体1と基体2とに挟み込むようにして、第2減圧室12および第3減圧室13と、吸引ポート8との間にチェックバルブ16を設けている。
【0004】
このチェックバルブ16は、図6、図7に示すように、金属製の基板17とゴム製の弁部材18とからなる。
上記基板17には、上記第2、第3減圧室12,13と吸引ポート8とを連通させるための複数の連通孔17aと、弁部材18の取り付け孔17bとを貫通させている。
また、弁部材18は、シート部18aと、その中央部にシート部18aと一体的に形成した2本のピン状の凸部18bとからなり、この凸部18bの根元には環状凹部18cを形成している。また、凸部18bの外径を、上記基板17の取り付け孔17bの内径よりも大きくしている。
【0005】
そこで、上記凸部18bを上記取り付け孔17bに貫通させて、根元に形成した凹部18cを取り付け孔17bに一致させれば、弁部材18が基板17に固定できる。
なお、図6では、1枚の基板17に、3個の弁部材18を設けて3個のチェックバルブ16a,16b,16cを構成しているが、チェックバルブ16a、16bは、弁部材の取り付け位置を二点線で示している。そして、チェックバルブ16aは、第2減圧室12に取り付け、他の2個のチェックバルブ16b、16cを、第3減圧室13に取り付けている。また、ここでは、個々のチェックバルブ16a,16b,16cを区別する必要がない場合には、チェックバルブ16として説明する。
【0006】
このように構成した、多段エジェクタ装置において、供給ポート7から気体を供給すると、加圧気体室10から第1ノズル3を通過して、第2ノズル4に向かって噴出する。第1ノズル3から噴出した空気は、第2ノズル4へ流入すると際に、第1減圧室内の空気を引き込んで、これらの気体が、第2ノズル4から、第3ノズル5へ向かって噴出する。第2ノズル4からの噴出気体が第3ノズル5へ流入する際には、第2減圧室12内の空気を引き込んでいる。同様に、第3ノズル5から第4ノズル6へ気体が流入する際には、第3減圧室13の空気を引き込む。
【0007】
上記のように、加圧空気を供給ポート7から供給すると、各減圧室11〜13の空気が引き込まれて、排気ポート9から外部へ排出される。これにより、各減圧室が減圧されるが、その真空度は、第1減圧室11から順に低くなる。
上記各減圧室11〜13が、減圧され、吸引ポート8よりも真空度が高くなると、上記チェックバルブ16の弁対18が、図7の二点鎖線で示すように開いて、吸引ポート18から第2減圧室12および第3減圧室13へ空気が流れ込む。その結果、吸引ポート8側の真空度が上がり、吸引ポート8側の真空度が、減圧室側よりも高くなれば、上記チェックバルブ16は閉じる。
【0008】
具体的には、初めは、全てのチェックバルブ16a,16b,16cが開状態で、吸引ポート8から減圧室側への空気の流入がある。空気の排出に伴って、吸引ポート8側の真空度が上がって、第3減圧室13よりも真空度が高くなると、第3減圧室13のチェックバルブ16b,16cが閉じて、吸引ポート8と第3減圧室13との間の流路は遮断される。第1減圧室11と第2減圧室12を介して、空気を吸引することにより、吸引ポート8の真空度がさらに高くなり、第2減圧室12の真空度を超えると、第2減圧室12のチェックバルブ16aも閉じて、吸引ポート8側の空気は、第1減圧室11のみを介して、吸引、排出されるようになる。このように、複数の減圧室を順番に減圧していくことによって、より速やかに、高真空度を実現できるのである。
このようにした吸引ポート8には、真空配管を介して真空チェンバーを接続し、チェンバー内を真空にしたり、ワークを吸着させたりすることができる。
【特許文献1】登録実用新案第3022143号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記のようなエジェクタ装置で、真空を発生させる場合、上記チェックバルブ16は、それが設けられている第2減圧室12および第3減圧室13の真空度と、吸引ポート8の真空度との高低によって開閉する動作をする。チェックバルブ16の開状態では、図7の二点鎖線で示すように、弁部材18のシート部18aが基板17から離れた状態となる。この状態で、吸引ポート8から減圧室12,13へ空気が流れ込むと、矢印方向の気流によってシート部18aの両端が、減圧室側へ引っ張られる。一方、シート部18aに設けた凸部18bは、基板17に固定されている。
【0010】
そのため、弁部材18のシート部18aは、凸部18bを固定されたまま、減圧室側へ引っ張られることになり、シート部18aと凸部18bと接続部P1には張力が作用する。
また、シート部18aの両端が気流により振動し、その振動によって、上記接続部P1が、基板17の取り付け孔17bで摩擦される。
このように、シート部18aが、基板から離れる方向に引っ張られたり、金属製の基板17で摩擦されたりすることが繰り返されると、上記接続部P1から破断してしまうことがある。
【0011】
また、この装置をワークの真空吸着に用いた場合、吸引ポート8側にワークを吸着させることができるが、吸着したワークを離脱させる際には、減圧室および吸引ポート8内の真空度を落として、常圧にしなければならない。上記供給ポート7からの加圧空気の供給を停止して放置すれば、リークによって内部の真空度は下がるが、より速やかにワークの離脱を行うために、図示しない経路から吸引ポート8へ正圧空気を供給することがある。特に、ワークを吸着する吸着面にゴムなど、粘着性がある素材を用いた場合、ワークがその粘着力によって接着されていることがあり、内部圧力が常圧になっても離脱しないこともある。
その場合には、供給ポート8側から装置内へ正圧空気を供給すれば、その空気は、上記チェックバルブ16を開いて各減圧室12,13へ流れ込み、第1〜第3減圧室11〜13の真空が壊されるとともに、吸引ポート8も常圧あるいは、正圧となって、吸着していたワークを簡単に離脱させることができる。
【0012】
このように、第2、第3減圧室11,12と吸引ポート8が減圧されて、上記チェックバルブ16が閉状態のときに、吸引ポート8へ正圧を導くと、チェックバルブ16がいきなり大きく開くことになる。このとき、チェックバルブ16の弁部材18のシート部18aには、このエジェクタ装置を、真空発生源として用いているときよりも大きな力が作用する。そのため、シート部18aが、凸部18bからちぎれてしまうこともある。
このように、シート部18aと凸部18bとの間に亀裂が入ってしまったり、凸部18bからシート部18aがちぎれて、取れてしまったりすると、減圧室12,13から吸引ポート8への空気の流れを規制することができなくなる。そのため、各減圧室の真空度を速やかに高めることができなくなり、その結果として、吸引ポート8の真空度を高くすることもできなくなる。
【0013】
従って、弁部材18が破損しないうちに、新しい弁部材18に交換しなければならない。ところが、図6、図7に示すチェックバルブ16は、弁部材18の耐久性が低いので、弁部材18あるいは、チェックバルブ16を頻繁に交換しなければならず、その分、装置コストが高くなることになる。
この発明の目的は、多段エジェクタに用いるチェックバルブであって、長時間の使用に耐える高耐久性を有するチェックバルブを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
第1の発明は、吸気ポートから排気ポートまでの流体の流れ方向に沿って複数の減圧室および同軸上に配置した複数の直管状のノズルと、上記ノズルの軸線から外れた位置に設けた吸引ポートとを備えた多段エジェクタにおける減圧室から吸引ポートへの流体の流れを規制するチェックバルブであって、上記吸引ポートと減圧室との間の隔壁を構成するとともに吸引ポートと減圧室とを連通させる連通孔を設けた金属製の基板と、中央部に設けた厚肉部とその両側の薄肉部とを有するゴム製の弁部材と、この弁部材の厚肉部と基板とを重ねて貫通し、一方の端部に抜け止め用の大径部を備えたピン部材と、ピン部材の他方の端部に取り付けるリング部材とからなり、上記弁部材を、基板に対して減圧室側で、かつ、上記薄肉部が基板の連通孔を覆う位置に設けるとともに、上記ピン部材の大径部と上記リング部材とによって上記基板および弁部材の厚肉部とを挟んで構成した点に特徴を有する。
【0015】
第2の発明は、上記第1の発明を前提とし、上記弁部材における厚肉部両側の薄肉部の両先端を、薄肉部の他の部分よりも肉厚にした点に特徴を有する。
【発明の効果】
【0016】
第1、第2の発明によれば、繰り返しの開閉に対しても、弁部材の耐久性が高く、チェックバルブの耐久性が向上した。
第2の発明によれば、チェックバルブが開いたときに、減圧室内のノズルに弁部材の先端が衝突しても、破損し難くなる。その結果、チェックバルブの耐久性がより向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図1〜図4にこの発明のチェックバルブ20の一実施形態を示す。
なお、このチェックバルブ20は、上記従来のチェックバルブ16と同様に、真空発生源として機能する図5に示す多段エジェクタに用いるものである。そして、図5に示すチェックバルブ16の代わりに、チェックバルブ16と同じように取り付けるものである。従って、以下の説明にも、図5を用いる。つまり、上記チェックバルブ20は、第2減圧室12および第3減圧室13と、吸引ポート8との間に設けている。そして、図5に示す多段エジェクタにおけるチェックバルブ20の作用は、従来例のチェックバルブ17と同じなので、ここでは、その説明は省略する。
【0018】
図1に示すチェックバルブ20は、金属の基板17と、ゴム製の弁対21と、ピン部材22とで構成される。
基板17は、図6に示す従来例の基板17と同じで、第2減圧室12および第3減圧室13と吸引ポート8を連通させるための複数の連通孔17aと、弁部材21の一対の取り付け孔17bとを備えている。
そして、この基板17に、上記連通孔17aを覆うように弁部材18を取り付けることによって、チェックバルブ20を構成する。
【0019】
なお、図1では、1枚の基板17に、3個の弁部材21を設けて3個のチェックバルブ20a,20b,20cを構成しているが、チェックバルブ20a、20bは、弁部材の取り付け位置を二点線で示している。そして、チェックバルブ20aは、第2減圧室12に取り付け、他の2個のチェックバルブ20b、20cを第3減圧室13に取り付けている。また、ここでは、個々のチェックバルブ20a,20b,20cを区別する必要がない場合には、チェックバルブ20として説明する。
【0020】
このチェックバルブ20の弁部材21は、図2に示すように、略四辺形のシート状であり、中央に他の部分より厚みを厚くした帯状の厚肉部21aを備えている。この厚肉部21aには、基板17の取り付け孔17bに対応する一対の貫通孔21b,21bを形成している。
また、上記厚肉部21aの両側を薄肉部21cとし、その先端部21dを薄肉部21cの他の部分よりも厚くしている。
【0021】
上記ピン部材22は、図3に示すように、軸部22aの一方の端部に大径部22bを備え、他方の端部側には環状凹部22cを備えている。
このような弁部材21を、上記基板17の連通孔17aを覆うように重ねるとともに、弁部材21の貫通孔21bと基板17の取り付け孔17bとを一致させ、そこにピン部材22の軸部22aを貫通させる。そして、基板17から突出した軸部22aの環状凹部22cにリング部材としてのCリングを嵌め、上記大径部22bとCリング23とによって基板17と弁部材21とを挟んで両者を結合する。
【0022】
このようにしたチェックバルブ20において、取り付け孔17bおよび貫通孔21bの内周から空気の漏れが発生しないように、ピン部材22の軸部の外径を貫通孔21bの内周と同じか僅かに大きくて、ピン部材22と貫通孔21bとの間に隙間ができないようにしている。また、環状凹部22cと大径部22b間の距離を、上記厚肉部21aと基板17との合計厚み以下にして、大径部22bとCリング23とで、厚肉部21aと基板とを挟みこむと、厚肉部21aが弾性変形して隙間を塞ぐようにしている。
【0023】
上記厚肉部21aの変形量は、ピン部材22とCリング23とによる厚肉部21aに対する締め付け力によって決まるが、上記軸部22aにおける環状凹部22cの位置によって調整することができる。
例えば、上記ピン部材22とCリング23とを用いる代わりに、ボルトとナットを用いた場合に、締め付け力が一定になるように両者を結合するためには手間がかかるが、この実施形態のように、Cリング23を環状凹部22cに嵌める構成では、上記環状凹部22cの位置が決まっていれば、上記締め付け力を一定にすることは簡単である。
【0024】
このチェックバルブ20を、図5に示すエジェクタに取り付けて使用する際に、第2減圧室12または第3減圧室13が、吸引ポート8よりも真空度が高くなった場合には、図4のように弁部材21が基板17から離れて開状態となる。このように、弁部材21の厚肉部21aの両脇で薄肉部21cが曲がっても、従来例の弁部材18の接続部P1(図7参照)のように、反対方向へ引っ張られる部分がない。また、弁部材21には、基板17の取り付け孔17bに挿入されている部分も無いので、金属との摩擦部分もない。
【0025】
従って、このチェックバルブ20なら、開閉を繰り返しても、薄肉部21cが、簡単に破断してしまうことがない。
また、薄肉部21cの先端21dの厚みを厚くしているので、弁部材21が大きく開いて、その先端が減圧室内のノズルの外壁に衝突しても破損することがない。
従来は、全体に厚みの薄いシート部18aを有する弁部材18を用いていたので、その先端が、ノズル外壁に繰り返し衝突することで先端がちぎれてしまうこともある。弁部材18の先端が、ノズルの外壁に当たらないようにするためには、チェックバルブ16とノズルとの距離を長くしなければならず、減圧室を大きくすることになる。減圧室がやたら大きいと、短時間で高真空度に達成することが難しくなる。この実施形態のように、先端部21dを厚くしておけば、ノズルの外壁に衝突しても、弁部材21が破損し難いので、減圧室をやたらに大きくする必要もない。
【0026】
なお、この発明のチェックバルブ20と、従来例のチェックバルブ16とについて、開閉を繰り返す耐久性試験を行い、この発明により耐久性が向上したことを確認した。同一条件下で、チェックバルブ16のシート部18に亀裂が入って凸部18bから取れてしまうまでの開閉回数に対し、この発明のチェックバルブ20の弁部材21に亀裂が発生するまでの開閉回数は、10倍以上であった。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】この発明の実施形態の平面図である。
【図2】実施形態の弁部材の斜視図である。
【図3】実施形態のピン部材の斜視図である。
【図4】図1のIV-IV線断面図である。
【図5】多段エジェクタの断面図である。
【図6】従来例のチェックバルブの平面図である。
【図7】図6のVII-VII線断面図である。
【符号の説明】
【0028】
17 基板
17a 連通孔
20 チェックバルブ
20a チェックバルブ
20b チェックバルブ
20c チェックバルブ
21 弁部材
21a 厚肉部
21b 貫通孔
21c 薄肉部
21d 先端部
22 ピン部材
22b 大径部
22c 環状凹部
23 Cリング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸気ポートから排気ポートまでの流体の流れ方向に沿って複数の減圧室および同軸上に配置した複数の直管状のノズルと、上記ノズルの軸線から外れた位置に設けた吸引ポートとを備えた多段エジェクタにおける減圧室から吸引ポートへの流体の流れを規制するチェックバルブであって、上記吸引ポートと減圧室との間の隔壁を構成するとともに吸引ポートと減圧室とを連通させる連通孔を設けた金属製の基板と、中央部に設けた厚肉部とその両側の薄肉部とを有するゴム製の弁部材と、この弁部材の厚肉部と基板とを重ねて貫通し、一方の端部に抜け止め用の大径部を備えたピン部材と、ピン部材の他方の端部に取り付けるリング部材とからなり、上記弁部材を、基板に対して減圧室側で、かつ、上記薄肉部が基板の連通孔を覆う位置に設けるとともに、上記ピン部材の大径部と上記リング部材とによって上記基板および弁部材の厚肉部とを挟んで構成した多段エジェクタ用のチェックバルブ
【請求項2】
上記弁部材における厚肉部両側の薄肉部の両先端を、薄肉部の他の部分よりも肉厚にしたことを特徴とする請求項1に記載の多段エジェクタ用のチェックバルブ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−329096(P2006−329096A)
【公開日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−155067(P2005−155067)
【出願日】平成17年5月27日(2005.5.27)
【出願人】(592189701)日本空圧システム株式会社 (17)
【Fターム(参考)】