説明

テキスタイルラップ装置

本発明のテキスタイルラップ装置は、垂直に降下する繊維性ウェブ(16)を、オーブン(6)を通って移動する環状コンベヤのメッシュベルト(8)上に置く傾斜往復コーム(26,60)を有する。往復押さえ棒(32)は、コームによって形成されたプリーツを、メッシュベルトの全幅に渡って伸びるシャークユニット(108)内に押す。ユニットは、最初にプリーツの付いたウェブを減速する歯付板(84)と、コンベヤの上に位置して浅いラップゾーンを形成する長手フィンガー(88)とを有する。織物カードは、繊維性ウェブをラップゾーンに送り出し、オーブンは、ウェブ内の低融点の合成繊維を周囲の繊維に対して溶解し、密度が1平方メートル当たり80-2000グラムの固綿を提供する。コームの経路の方向は一定で、押さえ棒およびシャークユニットは、コームに近づいたり遠のいたりする。コームおよび押さえ棒の駆動装置は独立している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テキスタイルラップ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
連続したマット状不織製品をカード機から直接、幅500〜3000mmで製造する機械もある。
【0003】
米国特許第5,955,174号明細書において、振動垂直ラッパーが、コンベヤベルト上にカードウェブを導くワイヤグリッドとガイド板とで構成される供給ユニットからウェブを受け取る。ラッパーの成形コームが、ギアボックスからのベルクランクにより駆動される。同じギアボックスが、押さえ棒を動作させる別のベルクランクを駆動する。ウェブがコンベヤからラッパーの経路に導かれると、コームおよび押さえ棒は交互にウェブに作用し、ウェブ上に垂直で平行なプリーツを付け、これらプリーツはその後圧縮されてプリーツの付いたウェブを形成する。プリーツの付いたウェブは、第2の粘着ウェブと向かい合わせに接合され、積層複合ウェブが作成される。そして複合ウェブは、コンベヤベルト上をオーブンへ供給される。
【特許文献1】米国特許第5,955,174号明細書
【発明の開示】
【0004】
本発明の装置の局面は、テキスタイルラップ装置(折りたたみ構造の繊維シート形成装置)に関する繊維性ウェブプリーツ加工装置であって、コームを往復させる駆動手段を含む往復可能コームアセンブリと、押さえ棒を往復させる駆動手段を含む押さえ棒アセンブリとを含み、前記コーム駆動手段および押さえ棒駆動手段は、機械的に結合されていない装置を提供する。
【0005】
駆動装置は、共通ソースから駆動しても良いが、連結されていない。
【0006】
駆動装置は、共通のモータを利用しても良いが、これらアセンブリは、独立して調整することが可能である。モータは、鎖伝導またはベルト伝導、好ましくは歯付ベルトによって両方の駆動装置の往復部を回転させても良い。
【0007】
厚みが10〜55mmと異なる材料を形成するため、コーム駆動装置は、ストロークの調整が可能である。コームは、共通軸により駆動される一対のクランクによって往復させても良い。駆動装置を含むコームアセンブリは、繊維性ウェブの供給路に近づいたり遠のいたりすることができるよう、一体として搭載されていても良い。
【0008】
繊維性ウェブの供給路に対するアセンブリの角度は、調整可能であっても良い。
【0009】
押さえ棒は、ウェブがコームへ移動する軸に対して70〜100°傾斜した平面において往復する。平面は水平であっても良く、ウェブを頭上から一般的に直立したコームへ導くことができる。ラップアセンブリがウェブを幅500mmのバット(batt)リボンに形成すると、リボンは、環状コンベヤ上をオーブンへと運ばれる。押さえ棒は、2列のニードルを有していても良い。これらは、周知の方法で、ループを通って繊維を押すように作動する。
【0010】
繊維性ウェブは、カードの出力を取り出すエプロン供給装置によってラップアセンブリに提供される。繊維性ウェブは、コームの往復路に対して傾斜していることが好ましいスライド式プレートにより、ラップゾーンへ供給されても良い。
【0011】
コームは、コームの先端に近づいたり遠のいたりするように調整可能な調整可能ガイド間を往復する。ラップゾーンの一部は、バットをオーブンへ取り込むコンベヤの表面によって限定されていても良い。
【0012】
押さえ棒は、ラップゾーンの表面上を1〜4mmの間隔をあけて往復するように設定し、比較的薄いバットを形成することができるようにしても良い。棒は、垂線から傾斜し、繊維性ウェブを供給するスライド式プレートに対して実質的に平行に位置していても良い。棒は、一対のニードル列を有していても良い。
【0013】
ラップゾーンの最初の上流経路は、コンベヤ表面から間隔を介し、コンベヤ表面に対して実質的に平行に設けられた歯付表面を有していても良い。歯は、ラップ仕上げされたバットの上面へと突出していても良い。歯の幅は、バットにおけるラップ幅に近似していても良い。したがって、歯は、形成されるバットに適した幅の歯と交換しても良い。オーブン寄りのラップゾーン下流の転送ゾーンは、コンベヤの供給方向に平行に配置されたフィンガーによって限定されていても良い。
【0014】
フィンガーは、複数の横向き安定ロッドに接続されていても良い。ラップ仕上げされた製品がカードウェブより幅が広い場合、二つのラップアセンブリが並列に取り付けられる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
ここで、本発明の一実施形態を添付の図面を参照しながら説明する。
【図1】図1は、ラップ盤の側面図である。
【図2】図2は、コーム駆動装置の正面図である。
【図3】図3は、ラップゾーンの拡大図である。
【図4】図4は、異なるラップ盤のラップゾーンの拡大図である。
【図5】図5は、図4のラッパーがその一部を形成し、異なるラップ盤の側面図である。
【図6】図6は、単一のシャークユニットの部分切取側面図である。
【図7】図7は、図5のシャークユニットの端面図である。
【図8】図8は、押さえ棒のニードルの拡大側面図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図面のラップ盤には、連続して動作する繊維オープナーと混合機、クロスラッパーおよび仕上げカードの組み合わせによって作成された繊維ウェブが供給される。ラップ盤から前進する添え糸編ウェブは、通常全幅2〜5mのオーブンに入り、そこでウェブにおける繊維は、滞留時間、温度および繊維の種類に応じ、より大きいまたはより少ない程度に接着する。オーブン処理により、巻いたり、1平方メートル当たり50〜2500グラムのシートに切ったりすることのできる弾性および寸法安定性のリボン製品が作成される。
【0017】
ここで、図1を参照すると、ラップアセンブリ2が、アセンブリをオーブン6に近づけたり遠ざけたりすることのできる車輪付キャリッジ4に搭載されている。環状メッシュコンベヤ8が供給ローラ10にかけられ、0.84m/分で移動する。頭上の関節カードウェブ送込み12がカード(図示せず)から繊維性ウェブ14を運ぶ。送込みは、オーブンコンベヤ上のラップゾーン18へ降下する前部傾斜スライド式プレート16上にウェブを置く。
【0018】
箱状ラッパーアセンブリは、押さえ棒サブアセンブリ22と、往復コーム26を前部傾斜スライド式プレート16に対して約50°の角度で保持する傾斜した頭上サブアセンブリ24とが搭載された水平基部20を有する。押さえ棒サブアセンブリ22は、連接ロッド30を駆動する水平クランク28を含む。押さえ棒32が往復スライド34の端部に固定されている(図3を参照)。
【0019】
頭上コームサブアセンブリ24は、傾斜ベッド38上を上昇および下降するフレーム36で構成されている。手回し車40が、箱状ラッパーアセンブリの一部であるブロックマウント44、46において回転するネジ42を制御する。ナット48がフレーム36から突出してネジ42と係合しており、ラップゾーン18に近づいたり遠のいたりするようにフレームを巻くことができる。A1HP電気モータ50が、第1の歯付車輪54および第2の歯付車輪(図示せず)を回転させる主軸52を駆動する。第1の歯付車輪54は、歯付ベルト58によって歯付車輪52を駆動する。第2の歯付車輪は、クランクプーリ(図示せず)を駆動し、クランク28が押さえ棒を作動させる。
【0020】
ここで、図2を参照すると、スチールコーム60は、幅500mm、深さ75mmである。コームは、フレーム36から突出した筐体64内に支えられている一対のプッシュロッド62に固定されている。連接ロッド66が、歯付車輪56を支持する共通軸70から駆動されるクランク68によって往復する。プーリ72が、軸70からクランク68を駆動する。コームの往復運動は、配電盤制御により、100〜2000ストローク/分の間で調整可能である。
【0021】
コームおよび押さえ棒の駆動装置は、周知の方法でビルド(build)動作が生じるようにコームおよび棒を作動させるよう配置されている。
【0022】
ここで、図3を参照し、ラップゾーンを説明する。コームの経路およびスライド式プレート16は、約40°の分離角(S)で両者間の水平線に対して約70°で傾斜している。コーム自体は、フレーム36から伸びる前部ガイド板80と後部ガイド板82との間を移動する。プレートは、ラップゾーンに近づいたり遠のいたりするように摺動可能で、コームの動作を非常に正確なものにする。コーム自体は、繊維性ウェブの先端に対して90°で合うよう、プッシュロッド上で調整可能である。
【0023】
送込みスライド式プレート16の下端は、歯列86を備えたシャーク板84を担持する。これら歯列は、コームのストロークに対応するよう、オーブンベルトの表面に近づいたり遠のいたりするように調整可能である。シャーク板は70mm伸び、その後ラップ仕上げされたウェブは、コンベヤの供給方向に対して横方向に伸びる安定棒90によって結合された複数のフィンガー88で構成されるケージの下を移動する。ケージの長さは、130mmである。
【0024】
他の実施形態において、スライド式プレート16を、ラップゾーン18へのウェブの導入を制御して軽量のウェブの使用を可能にする2重対面ベルトシステムと取り替えても良い。
【0025】
(静止コームバージョン)
ここで、図4〜図7を参照すると、基部20は、コンベヤ(図示せず)をまたぐ一対の片持アーム100を有する。基部およびアームは両方とも、一対のネジジャッキ102により担持されている。ジャッキは両方とも、ウォーム削減ギアボックス106を介して共通のモータ104によって駆動される。アーム100は、コームからオーブンへの供給路において直列に位置する一対の車輪付シャーク板ユニット108を担持している。シャーク板84およびケージフィンガー88は、ネジアジャスタ110により上昇および下降するように構成されている。ジャッキは、アーム100の最初のセットアップ動作を引き起こすが、アジャスタ110は、プリーツの付いたバットのための下部ガイド面を構成するコンベヤに近づけたり遠ざけたりするチューニング動作を引き起こす。バットの側面112は限定されていない。ユニット108を偏心クランプ114によってアーム100から開放し、ラップゾーンの侵入端においてコーム60に近づけたり遠ざけたりするように転がすことができる。長時間運転のため、ストップ116がアーム100にクランプで固定されている。
【0026】
したがって、本実施形態において、サブアセンブリ24は調整不能であるが、コームのストロークは調整可能である。コームは、スペーサネジ118によってプッシュロッドに固定されている。後部誘導スライド式プレート120が、ラッパーの構造部126から伸びる上部ブラケット122および下部ブラケット124に搭載されている。ウェブの経路は、前部および後部スライド式プレート間の角度を二等分し、実質的に垂直である。コームは、後部誘導スライド式プレート120のすぐ後ろで往復し、図4に示すようなプリーツを形成する。いかなる場合でも可能な限り、コームの経路は何の影響も受けない状態にしておく。プッシュロッドの動作により、コームの経路は非常に正確なものとなり、プリーツ加工は極めて確実に行われる。コーム自体は、繊維性ウェブの先端112に対して90°で合うよう、プッシュロッド上で調整可能である。これら繊維性ウェブは、幾分不揃いで綿毛状であるが、続く製造において、カッター(図示せず)により切り落とされる。
【0027】
本発明の他の実施形態において、ラッパーアセンブリ20は、独立した高さ調整を有する。ラッパーアセンブリおよびシャークユニットを上昇または降下させ、コーム調整36を静止させた状態にしておくことで、押さえ棒を迅速に交換することができる。
【0028】
連接ロッド66およびクランク68を交換する。これにより、ギアボックスのストロークを増加または減少させ、よってコームおよび押さえ棒のストロークを変更して増加または減少させることができ、高さの低いおよび高い製品の両方を得ることが可能になる。
【0029】
図示しない実施形態において、プリーツの付いた高温のウェブが、オーブンから、ウェブ密度を増加させる一対の従動ローラのニップへと現れる。ニップから出る、ウェブは、ファンによって圧縮ウェブから空気が吸い込まれるゾーンを通行することで冷却される。これによりセットされた合成繊維とそのウェブは、それ以前の厚みに戻ることはない。
【0030】
コームを深さの小さいものと交換した場合、調整順序は以下のとおりである。
1.ジャッキ102を用いて押さえ棒およびシャークユニットを同時に持ち上げる。
2.押さえ棒をコームに近づけるよう、棒のストロークを調整する。
3.シャークユニットをコームに近づける。
4.シャーク板ユニットのクランプを外して供給8の方向に前進させ、ウェブを正確に送り込む。
【0031】
ここで図8を参照すると、押さえ棒32は、逆L字型の断面をしている。前面に、ニードル126が2列に突出している板124のリブ122を受けるスロット120を有する。ニードルは、逆とげの機能を果たし、ウェブプリーツを通って繊維を押すグラウンド切開部128を有する。板は、平坦なニードルを有する板と交換可能である。
【0032】
動作中、ラッパーは、所望の厚み、密度および織物組成を形成するように調整される。天然および合成繊維の適切な混紡は、従来の開俵機および混合機によって実現される。この混合物は、繊維性ウェブをラップ盤へ70〜100m/分で送り出すカードにおいて利用可能である。配電盤制御により、コームにおける送込み速度に対応するようにモータの速度調整が可能である。プリーツ加工により、供給速度が約1m/分に低下する。製品の厚みは、5〜55mmの間で異なり、密度は1平方メートル当たり50〜2000グラムの間で異なる。コームの幅は、500〜3000mmとすることができる。コームの深さは、75〜150mmとすることができる。
【0033】
変異形において、プリーツの付いたウェブが、オーブンコンベヤではなく、ラップユニットの一部である小型従動コンベヤ上に置かれるようにラップゾーンを変更する。
【0034】
上記実施形態の利点として以下を見出した。
1.押さえ棒がコンベヤと非常に近接して動作し、最小厚さのバットが形成できる。
2.一旦、コームのストロークが選択されると、ラップ盤のセットアップを妨げることなく、押さえ棒およびラップゾーンを取り囲む部分を容易にコームに近づけることができる。
3.プリーツの付いたウェブを継続的に動いているコンベヤ上に置くことで、ビルドが向上する。
【0035】
明細書中において用いられている「含む」という語は、その包括的な形で解釈されるべきであると理解される。すなわち、「含む」という語の使用は、その他の要素の追加を排除するものではない。
【0036】
本発明の基本的な性質から逸脱することなく、本発明の種々の変更および/または追加が可能であると理解される。したがって、これら変更および/または追加は、本発明の範囲に含まれるものと見なされる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリーツの付いた繊維ウェブを作成するテキスタイルラップ装置であって、
コームを往復させる駆動手段を含む往復可能コームアセンブリと、
押さえ棒を往復させる駆動手段を含む押さえ棒アセンブリとを含み、
前記コーム駆動手段および押さえ棒駆動手段は、機械的に結合されていないテキスタイルラップ装置。
【請求項2】
前記コーム駆動装置および押さえ棒駆動装置は、共通のモータによって動作する請求項1に記載のテキスタイルラップ装置。
【請求項3】
前記コーム駆動装置および押さえ棒駆動装置は、独立して調整可能である請求項1または2に記載のテキスタイルラップ装置。
【請求項4】
前記駆動装置は両方とも往復部を有し、前記モータは、鎖、伝導Vベルトおよび歯付ベルトの一つによって前記往復部を駆動する請求項1〜3のいずれかに記載のテキスタイルラップ装置。
【請求項5】
前記繊維性ウェブは、供給路上を前記コームアセンブリに送り出され、前記コームアセンブリは、前記供給路に近づいたり遠のいたりできるように前記ラップ盤に搭載されている請求項1〜4のいずれかに記載のテキスタイルラップ装置。
【請求項6】
前記コームアセンブリと前記供給路との間の角度は、調整可能である請求項5に記載のテキスタイルラップ装置。
【請求項7】
前記角度は、40〜70°である請求項6に記載のテキスタイルラップ装置。
【請求項8】
前記コームアセンブリへの繊維性ウェブの供給路は、カードからのエプロン供給装置を介している請求項5〜7のいずれかに記載のテキスタイルラップ装置。
【請求項9】
前記コームアセンブリへの繊維性ウェブの供給路は、前記コームに隣接した供給板を含む請求項5〜8のいずれかに記載のテキスタイルラップ装置。
【請求項10】
前記コームは、往復路を達成し、前記供給板は、前記コームの経路に対して鋭角に位置している請求項9に記載のテキスタイルラップ装置。
【請求項11】
前記コームアセンブリは、前記ラッパーと共に用いられる付属機器の一部を形成するコンベヤがもたらす一般的に平面の上部ガイド面および下部ガイド面によって限定された一般的に水平なラップゾーンに前記プリーツの付いたウェブを送り出す請求項1〜10のいずれかに記載のテキスタイルラップ装置。
【請求項12】
前記ラップゾーンは、前記コームおよび押さえ棒アセンブリの両方が作動する退出端および侵入端を有し、前記押さえ棒駆動手段は、ストロークを調整するために部品交換が可能な往復部を有する請求項11に記載のテキスタイルラップ装置。
【請求項13】
前記押さえ棒は、ニードル列が前記ラップゾーンの方に前方に突出している面を有する請求項12に記載のテキスタイルラップ装置。
【請求項14】
前記押さえ棒は、往復運動中に、前記下部ガイド面の前に前記上部ガイド面に達するように傾斜した面を有する請求項12または13に記載のテキスタイルラップ装置。
【請求項15】
前記押さえ棒アセンブリは、前記ラップゾーンの深さを調整するため、前記コームアセンブリに近づいたり遠のいたりするように調整可能である請求項12〜14のいずれかに記載のテキスタイルラップ装置。
【請求項16】
前記ニードルの少なくとも幾つかには、逆とげが付いている請求項13に記載のテキスタイルラップ装置。
【請求項17】
前記押さえ棒アセンブリは、一般的に水平であり、前記ラップ盤に担持されたジャッキング機構に搭載されている請求項16に記載のテキスタイルラップ装置。
【請求項18】
前記ラップゾーンの侵入端の上部ガイド面は、使用時に、前記ラップゾーンの全幅に渡って前記プリーツの付いた繊維性ウェブ内に突出することで、前記ウェブが前記ゾーンを通行することに抵抗し、前記押さえ棒の動作を促進する歯を有する請求項11〜17のいずれかに記載のテキスタイルラップ装置。
【請求項19】
前記歯の下流に位置する前記ラップゾーンの上部ガイド面は、前記ラップゾーンを通る前記プリーツの付いたウェブの供給方向に平行に配置された複数のフィンガーを含む請求項18に記載のテキスタイルラップ装置。
【請求項20】
前記ラップゾーンの深さを変えるため、前記上部ガイド面の高さおよび歯は、前記コームアセンブリに対して同時に調整可能である請求項18または19に記載のテキスタイルラップ装置。
【請求項21】
前記歯は、前記ラップゾーンにおいて、前記プリーツの付いたウェブの経路の35〜40mmを占める請求項18〜20のいずれかに記載のテキスタイルラップ装置。
【請求項22】
前記上部ガイド面および歯は、一体として、前記コームに近づいたり遠のいたりすることができ、選択された位置においてクランプで固定することができる請求項18〜21のいずれかに記載のテキスタイルラップ装置。
【請求項23】
前記上部ガイド面および歯は、ネジアジャスタにより、前記下部ガイド面に対して上昇および下降するように配置されている請求項18〜22のいずれかに記載のテキスタイルラップ装置。
【請求項24】
前記歯は、交換可能な板に搭載されている請求項18〜23のいずれかに記載のテキスタイルラップ装置。
【請求項25】
前記ラッパーアセンブリおよびコームのための突出した担体を備えた本体を有し、前記本体は、前記突出した担体の下で空地を限定し、前記ラッパーおよびアセンブリが前記空地の上に位置することを可能にする請求項11〜24のいずれかに記載のテキスタイルラップ装置。
【請求項26】
前記コンベヤは、供給ローラを有し、前記コームの経路は、形成された時、前記供給ローラのクラウンと交差することができる請求項11〜25のいずれかに記載のテキスタイルラップ装置。
【請求項27】
ローラを含む環状コンベヤによって動作するオーブンと組み合わせられる請求項11〜26のいずれかに記載のテキスタイルラップ装置。
【請求項28】
図1〜図3を参照して図示され、または図4〜図8により変更された、実質的に本明細書に記載されたテキスタイルラップ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2008−538130(P2008−538130A)
【公表日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−557290(P2007−557290)
【出願日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際出願番号】PCT/AU2006/000316
【国際公開番号】WO2006/092029
【国際公開日】平成18年9月8日(2006.9.8)
【出願人】(507290401)ヴィー−ラップ ピーティーワイ.  エルティーディー. (1)
【Fターム(参考)】