説明

テレビチューナ

【課題】テレビチューナの体積を低減し、デジタルテレビ及びセットトップボックスの携帯を可能にするテレビチューナを提供する。
【解決手段】UHFトラッキングフィルタ105、UHF整合回路109及びシングルコンバージョンチューナ集積回路117を備える。UHFトラッキングフィルタ105は、互いに電気的に接続された第1のLTCCインダクタ、第1のバラクタダイオード及び微調整コンデンサを含み、UHFトラッキングフィルタ105の最大利得周波数を決定する。UHF整合回路109は、互いに電気的に接続された第2のLTCCインダクタ、第2のバラクタダイオード及びコンデンサを含み、UHF整合回路109の最大利得周波数を決定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビチューナに関し、特にUHF(Ultra High Frequency)/VHF(Very High Frequency)テレビチューナに関する。
【背景技術】
【0002】
通信技術及び圧縮技術の進歩に伴い、テレビ放送は、アナログ放送からデジタル放送へ移行してきている。このデジタル放送への移行は、デジタルテレビ、セットトップボックス(Set Top Box:STB)などの関連産業を急速に発展させている。そしてデジタルテレビやセットトップボックス、さらには携帯型受信システムにとってチューナ(tuner)回路は、非常に重要である。テレビチューナの機能は、受信した周波数信号を増幅してから所望のチャンネルを選択して不要なチャンネルをフィルタすることにより、ダウンコンバートの最中に、不要なチャンネルが所望のチャンネルと干渉しないようにし、フィルタされた周波数信号を中間周波数へダウンコンバートすることである。
【0003】
携帯式デジタルテレビの急速な発展に伴い、デジタルテレビ及びセットトップボックスに対する小型化の要求は高まってきている。しかし、テレビチューナで使用する空芯コイルは、大きな空間とプリント回路基板用の面積とが必要となるだけでなく、手作業による装着が必要であったために生産コストが増大し、体積が大きすぎるためにデジタルTVを携帯することは困難であった。
【0004】
従って、手作業による装着が必要ない上、生産コストを減らし、デジタルテレビの携帯が可能な小型のテレビチューナが求められていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、テレビチューナの体積を低減し、デジタルテレビ及びセットトップボックスの携帯を可能にするテレビチューナを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1) UHFトラッキングフィルタ、UHF整合回路及びシングルコンバージョンチューナ集積回路を備えたテレビチューナであって、前記UHFトラッキングフィルタは、互いに電気的に接続された第1のLTCCインダクタ、第1のバラクタダイオード及び微調整コンデンサを含み、前記UHFトラッキングフィルタの最大利得周波数を決定し、前記UHF整合回路は、互いに電気的に接続された第2のLTCCインダクタ、第2のバラクタダイオード及びコンデンサを含み、前記UHF整合回路の最大利得周波数を決定することを特徴とするテレビチューナ。
【0007】
(2) 前記UHFトラッキングフィルタの入力端子に電気的に接続され、入力信号を増幅するプリアンプと、前記UHFトラッキングフィルタと前記UHF整合回路の間に電気的に接続され、前記UHFトラッキングフィルタの出力信号を増幅する第2の増幅器と、をさらに備えることを特徴とする(1)に記載のテレビチューナ。
【0008】
(3) 前記微調整コンデンサ及び前記第1のバラクタダイオードの容量値は、前記UHFトラッキングフィルタの最大利得周波数と反比例の関係にあることを特徴とする(1)に記載のテレビチューナ。
【0009】
(4) 前記第2のバラクタダイオードの容量値及び前記第2のLTCCインダクタのインダクタンスは、前記UHF整合回路の最大利得周波数と反比例の関係にあることを特徴とする(1)に記載のテレビチューナ。
【0010】
(5) 前記シングルコンバージョンチューナ集積回路は、第3のバラクタダイオード、第3の微調整コンデンサ、第3の可変コンデンサ、第3のLTCCインダクタ及び第3の抵抗を備え、前記第3の微調整コンデンサは、前記第3のバラクタダイオードに並列接続され、前記第3の可変コンデンサは、第1の端子が前記第3のバラクタダイオード及び前記第3の微調整コンデンサの第1の端子に接続され、前記第3のLTCCインダクタは、第1の端子が前記第3の可変コンデンサの第2の端子に電気的に接続され、第2の端子が前記第3のバラクタダイオードの第2端子及び前記第3の微調整コンデンサの第2の端子に電気的に接続され、前記第3の抵抗は、第1の端子が前記第3のバラクタダイオードの第1の端子、前記第3の微調整コンデンサの第1の端子及び前記第3の可変コンデンサの第1の端子に電気的に接続され、第2の端子がUHF変調電圧生成端子に電気的に接続されていることを特徴とする(1)に記載のテレビチューナ。
【0011】
(6) UHF変調電圧は、前記第1のバラクタダイオード及び前記第2のバラクタダイオードの容量値と反比例の関係にあることを特徴とする(5)に記載のテレビチューナ。
【0012】
(7) VHFトラッキングフィルタ、VHF整合回路及びシングルコンバージョンチューナ集積回路を備えたテレビチューナであって、前記VHFトラッキングフィルタは、互いに電気的に接続された第1のLTCCインダクタ、第1のバラクタダイオード及び微調整コンデンサを含み、前記VHFトラッキングフィルタの最大利得周波数を決定し、前記VHF整合回路は、互いに電気的に接続された第2のLTCCインダクタ、第2のバラクタダイオード及びコンデンサを含み、前記VHF整合回路の最大利得周波数を決定することを特徴とするテレビチューナ。
【0013】
(8) 前記VHFトラッキングフィルタの入力端子に電気的に接続され、入力信号を増幅するプリアンプと、前記VHFトラッキングフィルタと前記VHF整合回路の間に電気的に接続され、前記VHFトラッキングフィルタの出力信号を増幅する第2の増幅器と、をさらに備えることを特徴とする(7)に記載のテレビチューナ。
【0014】
(9) 前記微調整コンデンサ及び前記第1のバラクタダイオードの容量値は、前記VHFトラッキングフィルタの最大利得周波数と反比例の関係にあることを特徴とする(7)に記載のテレビチューナ。
【0015】
(10) 前記第2のLTCCインダクタのインダクタンスは、前記VHF整合回路の最大利得周波数と正比例の関係にあることを特徴とする(7)に記載のテレビチューナ。
【0016】
(11) 前記シングルコンバージョンチューナ集積回路は、第3のバラクタダイオード、第3の微調整コンデンサ、第3の可変コンデンサ、第3のLTCCインダクタ及び第3の抵抗を備え、前記第3のLTCCインダクタは、第1の端子が前記第3の可変コンデンサの第1の端子に電気的に接続され、第2の端子が前記第3のバラクタダイオードの第1の端子及び前記第3の微調整コンデンサの第1の端子に電気的に接続され、前記第3の可変コンデンサの第2の端子は、前記第3のバラクタダイオードの第2の端子及び前記第3の微調整コンデンサの第2の端子に電気的に接続され、前記第3の抵抗は、第1の端子が前記第3の可変コンデンサの第2端子に電気的に接続され、第2の端子がVHF変調電圧生成端子に電気的に接続されていることを特徴とする(7)に記載のテレビチューナ。
【0017】
(12) VHF変調電圧は、前記第1のバラクタダイオード及び前記第2のバラクタダイオードの容量値と反比例の関係にあることを特徴とする(11)に記載のテレビチューナ。
【発明の効果】
【0018】
本発明のテレビチューナは、トラッキングフィルタ、整合回路及びシングルコンバージョンチューナ集積回路の中において、従来の空芯コイルインダクタに替えてLTCCインダクタを用いるため、デジタルテレビ又はセットトップボックスの体積が大幅に低減し、デジタルテレビ又はセットトップボックスを携帯することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1を参照する。図1は、本発明の好適な一実施形態によるUHFテレビチューナ回路を示すブロック図である。このUHFテレビチューナ回路は、互いに電気的に接続されたアンテナ101、プリアンプ(pre−amplifier)103、UHFトラッキングフィルタ(tracking filter)105、第2の増幅器107、UHF整合回路(matching circuit)109及びシングルコンバージョンチューナ集積回路(single conversion tuner IC)117からなる。また、UHFトラッキングフィルタ105、UHF整合回路109及びシングルコンバージョンチューナ集積回路117の中では、空芯コイルインダクタの替わりにLTCC(Low−Temperature Co−fired Ceramics)インダクタが使用されている。
【0020】
図2Aを参照する。図2Aは、本発明の第1実施形態によるUHFトラッキングフィルタ105を示す回路図である。UHFトラッキングフィルタ105は、第1のバラクタダイオード213a、微調整コンデンサ(fine−tune capacitor)215a及び第1のLTCCインダクタ209aを含む。第1のバラクタダイオード213aは、微調整コンデンサ215aに直列接続され、第1のLTCCインダクタ209aは、直列接続された第1のバラクタダイオード213a及び微調整コンデンサ215aに並列接続され、第1のバラクタダイオード213a及び第1のLTCCインダクタ209aに電気的に接続されている複数の他のコンデンサ及び複数の他のインダクタをさらに含んでもよい。
【0021】
図2Bを参照する。図2Bは、UHFトラッキングフィルタ105の周波数応答(frequency response)を示すグラフである。微調整コンデンサ215a及び第1のバラクタダイオード213aの容量値は、UHFトラッキングフィルタ105の最大利得周波数(maximum gain frequency)と反比例の関係にあるため、微調整コンデンサ215a及び第1のバラクタダイオード213aの容量値を調整すると、UHFトラッキングフィルタ105の発振周波数を変えることができる。微調整コンデンサ215a又は第1のバラクタダイオード213aの容量値が増大すると、UHFトラッキングフィルタ105の周波数応答は、変化前の周波数応答201b(実線)から変化後の周波数応答203b(点線)へ下がり、反対に容量値が減少すると、UHFトラッキングフィルタ105の最大利得周波数は上がる。
【0022】
図3Aを参照する。図3Aは、本発明の第1実施形態によるUHF整合回路109を示す回路図である。UHF整合回路109は、第2のLTCCインダクタ305a、第2のバラクタダイオード313a及びコンデンサ307aを含む。第2のバラクタダイオード313aは、コンデンサ307aに直列接続され、第2のLTCCインダクタ305aは、直列接続された第2のバラクタダイオード313a及びコンデンサ307aに並列接続されている。また、UHF整合回路109は、第2のLTCCインダクタ305a、第2のバラクタダイオード313a及びコンデンサ307aに電気的に接続された複数の抵抗及びその他のコンデンサをさらに含んでもよい。
【0023】
図3Bを参照する。図3Bに示すように、UHF整合回路109の周波数応答は、第2のLTCCインダクタ305aのインダクタンス及び第2のバラクタダイオード313aの容量値がUHF整合回路109の最大利得周波数と反比例の関係にあるため、第2のLTCCインダクタ305aのインダクタンス及び第2のバラクタダイオード313aの容量値を調整すると、UHF整合回路109の発振周波数を変えることができる。第2のLTCCインダクタ305aのインダクタンス又は第2のバラクタダイオード313aの容量値が増大すると、UHF整合回路109の周波数応答は、変化前の周波数応答301b(実線)から変化後の周波数応答303b(点線)へ下がり、反対に容量値が減少すると、最大利得周波数は上がる。
【0024】
(第2実施形態)
再び図1を参照する。図1は、本発明の好適な一実施形態によるVHFテレビチューナ回路を示すブロック図である。このVHFテレビチューナ回路は、互いに接続されたアンテナ101、プリアンプ103、VHFトラッキングフィルタ111、第2の増幅器113、VHF整合回路115及びシングルコンバージョンチューナ集積回路117からなる。第2実施形態は、第1実施形態と異なり二つの回路の動作周波数が異なる。また、VHFトラッキングフィルタ111、VHF整合回路115及びシングルコンバージョンチューナ集積回路117の中では、空芯コイルインダクタの替わりにLTCCインダクタが使用されている。
【0025】
図4Aを参照する。図4Aは、本発明の第2実施形態によるVHFトラッキングフィルタ111を示す回路図である。図4Aに示すVHFトラッキングフィルタ111は、図2Aに示すUHFトラッキングフィルタ105と略同じであるが、第1のLTCCインダクタ209aの部分が省略され、コンデンサ203aがLTCCインダクタ403aに替えられている点において異なる。
【0026】
図4Bを参照する。図4Bは、VHFトラッキングフィルタ111の周波数応答を示すグラフである。図4Bに示すように、VHFトラッキングフィルタ111の最大利得周波数の変調は、図2Aに示す第1実施形態によるUHFトラッキングフィルタ105と略同じであり、単に動作周波数のみが異なる。微調整コンデンサ415a及び第1のバラクタダイオード413aの容量値は、VHFトラッキングフィルタ111の最大利得周波数と反比例の関係にあるため、微調整コンデンサ415a及び第1のバラクタダイオード413aの容量値を調整すると、VHFトラッキングフィルタ111の発振周波数を変えることができる。微調整コンデンサ415a又は第1のバラクタダイオード413aの容量値が増大すると、VHFトラッキングフィルタ111の周波数応答は、変化前の周波数応答401b(実線)から変化後の周波数応答403b(点線)へ下がり、反対に容量値が減少すると、VHFトラッキングフィルタ111の最大利得周波数は上がる。
【0027】
図5Aを参照する。図5Aは、本発明の第2実施形態によるVHF整合回路115を示す回路図である。VHF整合回路115の中の第2のバラクタダイオード509aは、コンデンサ507aに直列接続され、第2のLTCCインダクタ503aは、直列接続された第2のバラクタダイオード509a及びコンデンサ507aに並列接続されている。また、VHF整合回路115は、第2のLTCCインダクタ503a、第2のバラクタダイオード509a及びコンデンサ507aに電気的に接続された複数の抵抗及びその他のコンデンサをさらに含んでもよい。
【0028】
図5Bを参照する。図5Bは、VHF整合回路115の周波数応答を示すグラフである。図5Bに示すように、VHF整合回路115の周波数応答は、第2のLTCCインダクタ503aのインダクタンスがVHF整合回路115の最大利得周波数と正比例の関係にあるため、第2のLTCCインダクタ503aのインダクタンスを調整すると、VHF整合回路115の最大利得周波数を調整することができる。第2のLTCCインダクタ503aのインダクタンスが増大すると、VHF整合回路115の最大利得周波数は、変化前の最大利得点501b(実線505b)から変化後の最大利得点503b(点線507b)へ上がり、反対に第2のLTCCインダクタ503aのインダクタンスが減少すると、最大利得周波数は下がる。
【0029】
図6を参照する。図6は、本発明の好適な一実施形態によるシングルコンバージョンチューナ集積回路117の中にある発振周波数生成回路を示す回路図である。この発振周波数生成回路は、UHF変調電圧生成端子639に電気的に接続され、UHF変調電圧と関係する第3のバラクタダイオード615、第3の微調整コンデンサ617、第3の可変コンデンサ613、第3のLTCCインダクタ611及び第3の抵抗621、並びにVHF変調電圧生成端子640に電気的に接続され、VHF変調電圧と関係する第3のバラクタダイオード629、第3の微調整コンデンサ631、第3の可変コンデンサ633、第3のLTCCインダクタ627及び第3の抵抗635を含む。
【0030】
UHF変調電圧と関係する回路において、第3の微調整コンデンサ617は、第3のバラクタダイオード615に並列接続され、第3の可変コンデンサ613の第1の端子は、並列接続された第3のバラクタダイオード615の第1の端子及び第3の微調整コンデンサ617の第1の端子に接続され、第3の可変コンデンサ613の第2の端子は、第3のLTCCインダクタ611の第1の端子に接続され、第3のLTCCインダクタ611の第2の端子は、第3のバラクタダイオード615の第2の端子及び第3の微調整コンデンサ617の第2の端子に接続されている。第3の抵抗621は、第1の端子が第3のバラクタダイオード615の第1の端子、第3の微調整コンデンサ617の第1の端子及び第3の可変コンデンサ613の第1の端子に接続され、第2の端子がUHF変調電圧生成端子639に接続されている。
【0031】
第3の可変コンデンサ613は、UHF変調電圧の範囲を決定し、UHF変調電圧生成端子639を0から30ボルトの間にし、第3の微調整コンデンサ617によりUHF変調電圧生成端子639の微調整を行う。UHFトラッキングフィルタ105の第1のバラクタダイオード213a及びUHF整合回路109の第2のバラクタダイオード313aの容量値は、UHF変調電圧により調整することができる。このUHF変調電圧は、第1のバラクタダイオード213a及び第2のバラクタダイオード313aの容量値と反比例の関係にある。そのため、UHF変調電圧の電圧値が大きくなると、第1のバラクタダイオード213aの容量値(及び第2のバラクタダイオード313aの容量値)は小さくなる。
【0032】
このVHF変調電圧と関係する回路において、第3のLTCCインダクタ627は、第3の可変コンデンサ633と直列接続され、この直列接続された第3のLTCCインダクタ627及び第3の可変コンデンサ633は、第3のバラクタダイオード629及び第3の微調整コンデンサ631と並列接続され、第3の抵抗635は、第1の端子が第3のバラクタダイオード629、第3の可変コンデンサ633及び第3の微調整コンデンサ631に接続され、第2の端子がVHF変調電圧生成端子640に接続されている。
【0033】
第3の可変コンデンサ633は、VHF変調電圧の範囲を決定し、VHF変調電圧生成端子640の電圧値を0から30ボルトの間にし、第3の微調整コンデンサ631によりVHF変調電圧生成端子640の電圧値を微調整する。VHFトラッキングフィルタ111の第1のバラクタダイオード413a及びVHF整合回路115の第2のバラクタダイオード509aの容量値は、VHF変調電圧により調整することができる。このVHF変調電圧は、第1のバラクタダイオード413a及び第2のバラクタダイオード509aの容量値と反比例の関係にある。そのため、VHF変調電圧の電圧値が大きくなるに従い、第1のバラクタダイオード413aの容量値(又は第2のバラクタダイオード509aの容量値)は小さくなり、両者は単調減少関数で表される。
【0034】
当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本発明の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本発明を限定するものではない。本発明の主旨と範囲を脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本発明の特許請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の好適な一実施形態によるUHF/VHFテレビチューナ回路を示すブロック図である。
【図2A】本発明の第1実施形態によるUHFトラッキングフィルタを示す回路図である。
【図2B】本発明の第1実施形態によるUHFトラッキングフィルタの周波数応答を示すグラフである。
【図3A】本発明の第1実施形態によるUHF整合回路を示す回路図である。
【図3B】本発明の第1実施形態によるUHF整合回路の周波数応答を示すグラフである。
【図4A】本発明の第2実施形態によるVHFトラッキングフィルタを示す回路図である。
【図4B】本発明の第2実施形態によるVHFトラッキングフィルタの周波数応答を示すグラフである。
【図5A】本発明の第2実施形態によるVHF整合回路を示す回路図である。
【図5B】本発明の第2実施形態によるVHF整合回路の周波数応答を示すグラフである。
【図6】本発明の好適な一実施形態によるシングルコンバージョンチューナ集積回路を示す回路図である。
【符号の説明】
【0036】
101…アンテナ
103…プリアンプ
105…UHFトラッキングフィルタ
107…第2の増幅器
109…UHF整合回路
111…VHFトラッキングフィルタ
113…第2の増幅器
115…VHF整合回路
117…シングルコンバージョンチューナ集積回路
201a…コンデンサ
203a…コンデンサ
205a…LTCCインダクタ
207a…LTCCインダクタ
209a…第1のLTCCインダクタ
211a…コンデンサ
213a…第1のバラクタダイオード
215a…微調整コンデンサ
201b…変化前の周波数応答
203b…変化後の周波数応答
301a…抵抗
303a…コンデンサ
305a…第2のLTCCインダクタ
307a…コンデンサ
309a…コンデンサ
311a…コンデンサ
313a…第2のバラクタダイオード
301b…変化前の周波数応答
303b…変化後の周波数応答
401a…コンデンサ
403a…LTCCインダクタ
405a…第1のLTCCインダクタ
407a…LTCCインダクタ
411a…コンデンサ
413a…第1のバラクタダイオード
415a…微調整コンデンサ
401b…変化前の周波数応答
403b…変化後の周波数応答
501a…コンデンサ
503a…第2のLTCCインダクタ
505a…LTCCインダクタ
507a…コンデンサ
509a…第2のバラクタダイオード
501b…最大利得点
503b…最大利得点
505b…変化前の周波数応答
507b…変化後の周波数応答
601…コンデンサ
603…コンデンサ
605…コンデンサ
607…コンデンサ
609…コンデンサ
611…第3のLTCCインダクタ
613…第3の可変コンデンサ
615…第3のバラクタダイオード
617…第3の微調整コンデンサ
619…抵抗
621…第3の抵抗
623…コンデンサ
625…コンデンサ
627…第3のLTCCインダクタ
629…第3のバラクタダイオード
631…第3の微調整コンデンサ
633…第3の可変コンデンサ
635…第3の抵抗
637…抵抗
639…UHF変調電圧生成端子
640…VHF変調電圧生成端子
641…VHF発振器の入力
643…VHF発振器の出力
645…UHF発振器の入力
647…UHF発振器の出力
649…インバータUHF発振器の出力
651…インバータUHF発振器の入力
653…電源端子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
UHFトラッキングフィルタ、UHF整合回路及びシングルコンバージョンチューナ集積回路を備えたテレビチューナであって、
前記UHFトラッキングフィルタは、互いに電気的に接続された第1のLTCCインダクタ、第1のバラクタダイオード及び微調整コンデンサを含み、前記UHFトラッキングフィルタの最大利得周波数を決定し、
前記UHF整合回路は、互いに電気的に接続された第2のLTCCインダクタ、第2のバラクタダイオード及びコンデンサを含み、前記UHF整合回路の最大利得周波数を決定することを特徴とするテレビチューナ。
【請求項2】
前記UHFトラッキングフィルタの入力端子に電気的に接続され、入力信号を増幅するプリアンプと、
前記UHFトラッキングフィルタと前記UHF整合回路の間に電気的に接続され、前記UHFトラッキングフィルタの出力信号を増幅する第2の増幅器と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のテレビチューナ。
【請求項3】
前記微調整コンデンサ及び前記第1のバラクタダイオードの容量値は、前記UHFトラッキングフィルタの最大利得周波数と反比例の関係にあることを特徴とする請求項1に記載のテレビチューナ。
【請求項4】
前記第2のバラクタダイオードの容量値及び前記第2のLTCCインダクタのインダクタンスは、前記UHF整合回路の最大利得周波数と反比例の関係にあることを特徴とする請求項1に記載のテレビチューナ。
【請求項5】
前記シングルコンバージョンチューナ集積回路は、第3のバラクタダイオード、第3の微調整コンデンサ、第3の可変コンデンサ、第3のLTCCインダクタ及び第3の抵抗を備え、
前記第3の微調整コンデンサは、前記第3のバラクタダイオードに並列接続され、
前記第3の可変コンデンサは、第1の端子が前記第3のバラクタダイオード及び前記第3の微調整コンデンサの第1の端子に接続され、
前記第3のLTCCインダクタは、第1の端子が前記第3の可変コンデンサの第2の端子に電気的に接続され、第2の端子が前記第3のバラクタダイオードの第2端子及び前記第3の微調整コンデンサの第2の端子に電気的に接続され、
前記第3の抵抗は、第1の端子が前記第3のバラクタダイオードの第1の端子、前記第3の微調整コンデンサの第1の端子及び前記第3の可変コンデンサの第1の端子に電気的に接続され、第2の端子がUHF変調電圧生成端子に電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のテレビチューナ。
【請求項6】
UHF変調電圧は、前記第1のバラクタダイオード及び前記第2のバラクタダイオードの容量値と反比例の関係にあることを特徴とする請求項5に記載のテレビチューナ。
【請求項7】
VHFトラッキングフィルタ、VHF整合回路及びシングルコンバージョンチューナ集積回路を備えたテレビチューナであって、
前記VHFトラッキングフィルタは、互いに電気的に接続された第1のLTCCインダクタ、第1のバラクタダイオード及び微調整コンデンサを含み、前記VHFトラッキングフィルタの最大利得周波数を決定し、
前記VHF整合回路は、互いに電気的に接続された第2のLTCCインダクタ、第2のバラクタダイオード及びコンデンサを含み、前記VHF整合回路の最大利得周波数を決定することを特徴とするテレビチューナ。
【請求項8】
前記VHFトラッキングフィルタの入力端子に電気的に接続され、入力信号を増幅するプリアンプと、
前記VHFトラッキングフィルタと前記VHF整合回路の間に電気的に接続され、前記VHFトラッキングフィルタの出力信号を増幅する第2の増幅器と、
をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載のテレビチューナ。
【請求項9】
前記微調整コンデンサ及び前記第1のバラクタダイオードの容量値は、前記VHFトラッキングフィルタの最大利得周波数と反比例の関係にあることを特徴とする請求項7に記載のテレビチューナ。
【請求項10】
前記第2のLTCCインダクタのインダクタンスは、前記VHF整合回路の最大利得周波数と正比例の関係にあることを特徴とする請求項7に記載のテレビチューナ。
【請求項11】
前記シングルコンバージョンチューナ集積回路は、第3のバラクタダイオード、第3の微調整コンデンサ、第3の可変コンデンサ、第3のLTCCインダクタ及び第3の抵抗を備え、
前記第3のLTCCインダクタは、第1の端子が前記第3の可変コンデンサの第1の端子に電気的に接続され、第2の端子が前記第3のバラクタダイオードの第1の端子及び前記第3の微調整コンデンサの第1の端子に電気的に接続され、前記第3の可変コンデンサの第2の端子は、前記第3のバラクタダイオードの第2の端子及び前記第3の微調整コンデンサの第2の端子に電気的に接続され、
前記第3の抵抗は、第1の端子が前記第3の可変コンデンサの第2端子に電気的に接続され、第2の端子がVHF変調電圧生成端子に電気的に接続されていることを特徴とする請求項7に記載のテレビチューナ。
【請求項12】
VHF変調電圧は、前記第1のバラクタダイオード及び前記第2のバラクタダイオードの容量値と反比例の関係にあることを特徴とする請求項11に記載のテレビチューナ。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−72684(P2008−72684A)
【公開日】平成20年3月27日(2008.3.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−52300(P2007−52300)
【出願日】平成19年3月2日(2007.3.2)
【出願人】(504376935)奇景光電股▲ふん▼有限公司 (4)
【Fターム(参考)】