説明

テンショナ

歯付き部を有するベースと、ベースに回動自在に係合されたピボットアームと、ピボットアームに枢着されたプーリと、ベースと前記ピボットアームの間にピボットアームを第1方向に付勢するために配置されたスプリングと、ピボットアームに設けられ、ベースに係合された機構とを備え、機構が回転ギア部材と、ギア部材とピボットアームの間に係合された第2スプリングとを備え、第2スプリングがピボットアームを第1方向に付勢し、ギア部材が非歯付き部を有し、非歯付き部が歯付き部に係合するときに、それが第1方向からの反転方向へのピボットアームの大きな回転を防止するテンショナ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テンショナに関し、より具体的には、リリースされると取付位置から最適な運転位置へとピボットアームの移動を許す再ロッキング係止機構を備えるテンショナに関し、係止機構は、ベルト駆動システムにおいて負荷が反転する際にピボットアームが所定の範囲を越えて反転方向に移動することを防止するとともに、再ロッキング係止機構はベルト交換のために取付位置に再ロック可能である。
【背景技術】
【0002】
同期ベルトや歯付ベルトなどの伝動ベルトに荷重を与えるために、偏心したテンショナが使用されている。例えば、歯付ベルトは動力の伝達およびタイミングをとる目的でエンジンのカム駆動において使用される。テンショナは適正なベルト荷重を与えるために使用され、テンショナおよびベルトをその一部とするベルト伝動システムの適正な運転を保証する。
【0003】
このようなテンショナは、一般に捻りスプリングと、レバーアームがベルトにスプリング荷重を与える偏心したピボットアームとを備える。
【0004】
エンジンが運転されている間、歯付ベルトは疲労や他の要因によりその長さが僅かに変化する。このような状況は、テンショナにより調節される必要がある。
【0005】
加えて、負荷が反転する際、例えばエンジン減速の際、テンショナは、ベルトが過度に緩むことを防止できなければならず、ベルトの過度の緩みは、ベルトがシステムのスプロケットの歯を「跳び」越える「ラチェッティング(歯跳び)」と呼ばれる状態を引き起こし得る。これは、エンジンのタイミングに突発的な変化をもたらし、ベルトの早期破損をもたらす。
【0006】
負荷が反転した際にテンショナピボットアームが過度に巻き戻されないように、爪車(ratchet)と爪(pawl)からなるシステムが用いられている。一度リリースされると、爪車と爪からなるシステムは再ロックできない。
【0007】
この技術の代表は、ホルツ(Holtz)の米国特許第4,808,148号明細書(1989)であり、アイドラプーリのハブと固定取付部材とを相互に連結する弾性カップリングを備えるベルトテンショナを開示する。爪車/爪機構は、ベルト負荷が大きいときに、ベルトがテンショナの付勢力に打ち勝つことがないように、ハブと固定取付部材とを相互に連結する。エラストマ要素のような弾性付勢要素が、エンジンブロックの熱膨張において発生するベルト張力を軽減し、ベルトから遠ざかる方向へのアイドルプーリハブの制限された移動を許すために、爪車/爪機構と固定取付部材の間に配置される。
【0008】
必要とされているのは、リリースされると取付位置から最適な運転位置へとピボットアームの移動を可能にする再ロッキング係止機構を備え、係止機構が、ベルト駆動システムにおいて負荷が反転する際にピボットアームが所定の範囲を越えて反転方向に移動することを防止するとともに、再ロッキング係止機構がベルト交換のために取付位置に再ロック可能であるテンショナである。本発明はこの要求に合致する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の第1の目的は、リリースされると取付位置から最適な運転位置へとピボットアームの移動を許す係止機構を備え、係止機構が、ベルト駆動システムにおいて負荷が反転する際にピボットアームが所定の範囲を越えて反転方向に移動することを防止するとともに、再ロッキング係止機構がベルト交換のために取付位置に再ロック可能であるテンショナを提供することである。
【0010】
本発明のその他の目的は、本発明の以下の説明と添付された図面により指摘され明らかとされる。
【0011】
本発明は、歯付き部を有するベースと、ベースに枢軸的に係合するピボットアームと、ピボットアームに枢着されるプーリと、第1の方向へピボットアームを付勢するためにベースとピボットアームの間に配置されるスプリングと、ピボットアームに設けられ、ベースと係合する機構とを備え、この機構は回転可能なギア部材とこのギア部材とピボットアームとの間に係合される第2スプリングを備え、第2スプリングはピボットアームを第1の方向に付勢し、ギア部材は非歯付き部を有し、非歯付き部が歯付き部と係合するとき、それは第1の方向から反転方向へのピボットアームの大きな回転を防止するテンショナを含む。
【0012】
この明細書に組み込まれその一部を構成する添付図面は、本発明の好ましい実施形態を示し、説明とともに本発明の原理を説明するために用いられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1はテンショナの断面図である。テンショナは、スリーブ60に連結されたベース10を備える。スリーブ60の中の穴65内に配置され、これを貫通するファスナを設けてもよい。ファスナはテンショナ100を例えばエンジンブロック面などの取付面に連結するために用いられる。本実施形態では、ファスナ70はボルトである。
【0014】
ピボットアーム20は、ベアリング63の外側面61の周りに枢軸的に係合される。ベアリング63はスリーブ60とピボットアーム20の間に配置される。ベアリング63は、PTFEのナイロンなど低摩擦材料からなる。スリーブ60の上端64に置かれたシールディスク62は、スリーブ60、ベアリング63、ピボットアーム20の間から塵が侵入するのを防止する。フランジ21は、ベース10と重なるようにピボットアーム20のベースの周りに延在し、これにより塵がテンショナに侵入することを防止する。
【0015】
捻りスプリング30は、ベース10とピボットアーム20の間に係合される。捻りスプリング30は、ベルト伝動システムにおいて使用されるベルト(不図示)にスプリング荷重を適正に与えるためにピボットアーム20を所定の方向に付勢する。
【0016】
プーリ50は、ベアリング40を介してピボットアーム20に回転自在に係合される。本実施形態において、ベアリング40は例えばボールベアリングである。ベアリング40は内側レース41と外側レース42を備える。内側レース41はピボットアーム20の面21に係合される。外側レース42はプーリ50に係合される。
【0017】
ベルト受け面51は、ベルト(不図示)と係合するために平らである。プーリ50の回転軸(C2)は、ピボットアーム20の回転軸(C1)から距離(D)をもって偏心的にオフセットされる。
【0018】
ポスト80はピボットアーム20を通して挿入される。ポスト80はピボットアームの回転軸C2に平行に配列される。ポスト80は回転可能であってもよい。また、それはピボットアーム20がスリーブ60の周りに回動されると円弧状に移動する。ギア部材90はポスト80の一端に連結され、ポスト80が回転されるとギア部材90も同様に回転する。ポスト80は、例えば、受容部22に挿入される六角ソケットを用いて回転される。
【0019】
ギア部材90は歯付き部91を備える。歯付き部91はギア部材90の外縁に沿ったギアパターンを有する。
【0020】
ベース10は、部品13の内周面に沿って配置される歯付き部11を備える。歯付き部11は、部品13において所定の距離に渡って延在する。
【0021】
捩りスプリング31は、ピボットアーム20とギア部材90の間に係合される。捩りスプリング31は、歯付き部91の歯付き部11との係合を促進するためにギア部材90を所定の方向に付勢する。またスプリング31は、テンショナによりベルトに与えられるテンショナスプリング荷重に付加される。
【0022】
図2は、テンショナの分解図である。ポスト80はピボットアーム20と係合する。ギア部材90は、ポスト80の一端に回転自在に係合する。部品13はベース10に連結される。
【0023】
ピン14はピボットアーム20に係合される。ピン14は、ピボットアーム20を挿通し、ギア部材90と係合する。ピン14は、ベースに対してピボットアームの取付位置を一時的に固定するために用いられる取り外し可能な部材である。テンショナの取り付け後、ピン14は端部15を引っ張ることによりピボットアームから取り外される。ピン14の取り外しは、ピボットアームが運転位置へと移動することを可能にする。またピボットアーム20の移動は、ギア部材90をピボットアーム20と共に円弧状に移動させる。
【0024】
図3は、係止機構の詳細な平面図である。部品13は歯付き部11を備える。歯付き部11は円弧形状を有し、部品13の内周面に沿って配置される。
【0025】
ギア部材90は、歯付き部91と非歯付き部92を備える。歯付き部91は、円弧形状であり、ギア部材90の外周部に沿って延在する。ギア部材90の残りの部分は歯を備えない。歯付き部91は、約90°の円弧に渡って延在する。
【0026】
位置“a”は、取付位置におけるギア部材90を示す。位置“a”では、ピン14は図2に示されるようにピボットアーム20とギア部材90に係合れる。非歯付き部92は歯付き部11の方向に向けられる。すなわち、ピン14は歯付き部11に対してギア部材90の位置を一時的に固定する。
【0027】
ピン14が取り外されると2つのことが起こる。第1に、これは捩りスプリング31の作用によるギア部材90のR方向への回転を可能にする。しかし、ギア部材90は、歯付き部91が歯付き部11と接触するまで回転するだけである。第2に、ピボットアーム20はR2方向へ回動自在となり、これによりポスト80が円弧状に移動される。ピボットアームの移動により、テンショナはベルト(不図示)に荷重を掛ける。したがって、ピン14は、ベースに対するピボットアームの位置を一時的に固定するとともに、歯付き部11に対するギア部材90の位置を一時的に固定し、各々は所定の位置に配置される。
【0028】
ピボットアーム20の移動は継続され、ギア部材90は作動位置(hot operating position)まで移動する。作動位置は、“b”と“d”の間の略“c”に位置する。このように移動するために、ギア部材90の歯付き部91は歯付き部11上をラチェットし(乗り越え)、伝動装置における幾何学的公差の自動調整が可能となる。
【0029】
エンジンの始動時、テンショナは一定の張力(荷重)をベルトに与えるという機能をベルト伝動において開始する。
【0030】
この位置にあるとき、ギア部材90は歯付き部11と作用的(active)な接触を行なう。これは、スプリング31のバネ定数が全体のバネ定数およびスプリング30によって与えられるテンショナの動作特性に寄与する。
【0031】
例えば車両減速時などベルト伝動システムにおける負荷反転時には、ベルトは一時的に緩み、短い期間に渡って、ピボットアーム20が捻りスプリング30によって押されて取付位置“a”に向けて戻される。しかし、ピボットアームの反転方向への大きな移動は、歯付き部11が位置“b”において、歯のない部分92の特に突出部93との係合により防止され、このようにギア部材90とベース10との間の干渉を引き起こすことにより、ピボットアーム20の回転が停止する。これはピボットアーム20の回動動作が更に位置“a”に向けて推移するのを妨げる。ピボットアーム20の回動動作を位置“b”で停止することにより、ベルトが不必要に緩むことが防止される。そうでない場合には、ベルトがクランクシャフトスプロケット(不図示)において「ラチェット(歯跳び)」する可能性が発生する。
【0032】
運転を通してベルトが疲労するにしたがって、テンショナは、ギア部材の歯付き部91と歯付き部11との間の「ジャンピング作用(乗り越え作用)」により、ベルトに自動的に追従することができ、これにより連続的に新たな名目上の運転位置を定め位置“d”と“b”の間の範囲を規定する。
【0033】
ピボットアーム20は、例えばベルトを交換できるように、ポスト80の部分22と係合する六角ソケットを用いて、運転位置“c”からリリースすることができる。ギア部材90は、その歯付き部11との干渉から位置“d”で示される方向へ向けて、六角ソケットを用いたポスト80の回転により緩み方向に捻られる。これにより、ピボットアーム20は、回転して取付位置“a”まで戻すことが可能となり、ポストとギア部材90は再び位置“a”へと回転可能である。その後テンショナは、ピン14がピボットアーム20、ギア部材90、ベース10の間に挿入されて、取付時の配置でロックされる。
【0034】
図4は、係止機構の上方斜視図である。係止機構200は、ギア部材90、ポスト80、部品13、および歯付き部11を備える。また係止機構200は、捻りスプリング31を備える。係止機構は捻りスプリング30の外周(直径)内に収められ、これによりテンショナはその寸法において小型化される。
【0035】
ピン14は、歯付き部に対するギア部材90の位置を一時的に固定するのに用いられる。
【0036】
図5は、テンショナの上方斜視図である。ピン14は、取付位置にあるピボットアーム20から突出した状態で示される。シールディスク62は、塵がベアリング63とピボットアーム20の間、およびベアリング63とスリーブ60の間から侵入することを防止する。
【0037】
図6は、捻りスプリング31の作用を除いたトルクとピボットアーム角の間におけるヒステレシスの関係を示すグラフである。グラフは、ピボットアーム角に対するスプリング30単独でのトルクを示す。利用されているスプリングがスプリング30のみであるときには、曲線は比較的広い範囲のピボットアーム(角)の動きを示す。式と変数は図8に示される。
【0038】
図7は、捻りスプリング30の作用を除いた捻りスプリング31のみに対するトルクとピボットアーム角の間におけるヒステレシスの関係を示すグラフである。
【0039】
図8は、スプリング30とスプリング31のコンビネーションに対するトルクとピボットアーム角の間におけるヒステレシスの関係を示すグラフである。グラフには、曲線Cが示され、曲線Cはテンショナスプリング31(曲線B)と連携されたテンショナスプリング30(曲線A)を用いたテンショナについてのピボットアーム角に対するトルクである。ギア部材90は、通常のテンショナの作動において、歯付き部11と作動状態で接触(operational contact)するので、スプリング31はスプリング30によって与えられるベルト荷重にバネ力を付与する。
【0040】
曲線Aは、機能しているスプリングがスプリング30のみであるときの相対的に広い範囲のピボットアーム(角)の運動を示す。曲線Bは、スプリング30とスプリング31のコンビネーションで作動されている場合における相対的に狭い範囲のピボットアームの運動を示す。テンショナピボットアーム作動範囲は、約30°から約150°であり、これはピボットアームが最小のスプリング荷重におかれているときの位置、すなわち、係止部に係合しているときの位置に対するピボットアームの最大移動範囲である。一旦テンショナが作動状態に入り、プーリ50がベルト伝動システムのベルトと係合すると、上述の広い許容範囲(30°から150°)での運動におけるピボットアーム作動範囲は、約20°から約40°となる。スプリング30とスプリング31の合成力により発生するトルクは、実質的にスプリング30のみを用いたテンショナに等しいトルクを与え、約20°を下限とした狭い角度範囲のみに渡るものとなる。
【0041】
以下は説明のための例示的な場合であり、発明の範囲を限定する目的のものではない。
添え字“1”はスプリング30を表す。
添え字“2”はスプリング31を表す。
添え字“t”はスプリング30とスプリング31のコンビネーションを表す。
“C”はバネ定数である。
“M”は名目上のトルクである。
“i”は伝達率(transmission ratio)であり、ピボットアーム20の完全な360°の回転毎の歯付き部91の論理的な回転数である。
【0042】
バネ定数の範囲(スプリング30)= 約0.02Nm/度
バネ定数の範囲(スプリング31)= 約0.001Nm/度〜約0.06Nm/度
伝達率“i”= 約3:1〜約5:1
【0043】
計算例:
各スプリング30、31に対するピボットアームの名目トルク“M”
=1.7Nm (図6)
図6におけるMの範囲は、約±0.5×M
=0.15Nm (図7)
図7におけるMの範囲は、約±0.5×M
i=4:1
=M+i×M (図8)
=2.3Nm (図8)
図8におけるMの範囲は、約±0.5×M
【0044】
上側曲線、図8
1u=バネ定数(スプリング30)=C=0.054Nm/度
2u=バネ定数(スプリング31)=C=0.0058Nm/度
1u=1.5×C
1u=0.081Nm/度
2u=1.5×C
2u=0.0087Nm/度
tu=1.5×C1u+i×1.5×C2u(上側曲線)
tu=0.081Nm/度+4×0.0087Nm/度
tu=0.1158Nm/度
【0045】
下側曲線、図8
1d=バネ定数(スプリング30)=C=0.054Nm/度
2d=バネ定数(スプリング31)=C=0.0058Nm/度
1d=0.5×C
1d=0.027Nm/度
2d=0.5×C
2d=0.0029Nm/度
td=0.5×C1u+i×1.5×C2u(上側曲線)
td=0.027Nm/度+4×0.0029Nm/度
td=0.0386Nm/度
【0046】
説明されたような2つのスプリングの使用は、特定のアプリケーションにおいて、良好に調整されたテンショナ特性をもたらす。例えば、各スプリングのバネ定数は、テンショナのダンピング性能を高めるために選択でき、これによりテンショナの運動範囲全体において「急激に増大する(spikes)」動きの大きさを低減できる。
【0047】
ここでは、本発明の1つ形態について説明されたが、当業者にとっては、ここで説明された本発明の精神と範囲を逸脱することなく、その構成や構成部の関係を様々に変形することは容易である。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】テンショナの断面図である。
【図2】テンショナの分解図である。
【図3】係止機構の詳細な平面図である。
【図4】係止機構の上方からの斜視図である。
【図5】テンショナの上方からの斜視図である。
【図6】捻りスプリング31の作用を除いたときのトルクとピボットアーム角の間におけるヒステリシスの関係を示すグラフである。
【図7】捻りスプリング30の作用を除いた捻りスプリング31のみに対するトルクとピボットアーム角の間におけるヒステリシスの関係を示すグラフである。
【図8】スプリング30とスプリング31のコンビネーションにおけるトルクとピボットアーム角の間におけるヒステリシスの関係を示すグラフである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
歯付き部を有するベースと、
前記ベースに回動自在に係合されたピボットアームと、
前記ピボットアームに枢着されたプーリと、
前記ベースと前記ピボットアームの間に、前記ピボットアームを第1方向に付勢するために配置されたスプリングと、
前記ピボットアームに設けられ、前記ベースに係合された機構とを備え、
前記機構が回転ギア部材と、前記回転ギア部材と前記ピボットアームの間に係合された第2スプリングとを備え、前記第2スプリングが前記ピボットアームを前記第1方向に付勢し、
前記回転ギア部材が非歯付き部を有し、前記非歯付き部が前記歯付き部に係合するときに、それは前記ピボットアームの前記第1方向から反転方向への大きな回転を防止する
ことを特徴とするテンショナ。
【請求項2】
前記歯付き部が円弧形状を有することを特徴とする請求項1に記載のテンショナ。
【請求項3】
前記歯付き部に対する回転ギア部材位置を一時的に固定する取り外し可能な部材を備えることを特徴とする請求項1に記載のテンショナ。
【請求項4】
前記取り外し可能な部材が前記ベースに対するピボットアーム位置を一時的に固定することを特徴とする請求項3に記載のテンショナ。
【請求項5】
前記回転ギア部材が、約90°の円弧スパンを有する外周部に歯を備えることを特徴とする請求項1に記載のテンショナ。
【請求項6】
前記テンショナに塵が侵入することを防止する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のテンショナ。
【請求項7】
前記回転ギア部材がそれに係合可能な工具により回転可能であることを特徴とする請求項1に記載のテンショナ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2009−513913(P2009−513913A)
【公表日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−537790(P2008−537790)
【出願日】平成18年10月20日(2006.10.20)
【国際出願番号】PCT/US2006/040829
【国際公開番号】WO2007/053319
【国際公開日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【出願人】(504005091)ザ ゲイツ コーポレイション (103)
【Fターム(参考)】