説明

トグルスイッチ

【課題】設定状態を容易に且つ確実に確認することができるトグルスイッチを提供する。
【解決手段】トグルスイッチ1は、第1の範囲を回転軸7周りに回転し、固定接点と可動接点の接触状態を変更する第1のレバー4と、第1の範囲の一部である第2の範囲を回転軸7周りに回転する第2のレバー5と、一端を第1のレバー4に、他端を第2のレバー5に固定したシート部材6と、を含んでいる。第1のレバー4は、第2の範囲では第2のレバー5と一体となって回転する。第1のレバー4は、第2の範囲以外では第2のレバー5を分離して単独で回転する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トグルスイッチに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、多くの種類のスイッチが実用化されているが、その種類の一つにトグルスイッチがある。トグルスイッチは、スイッチ本体に取り付けられたレバー部を傾けることによりスイッチのON/OFFを切り替えるスイッチであり、さまざまな用途で広く利用されている。
【0003】
図14Aから図14Cは、従来技術に係るトグルスイッチの断面図である。図14Aから図14Cに示されるトグルスイッチ100は、いわゆるシーソー式のトグルスイッチである。トグルスイッチ100のレバー部106を回転軸107周りに回転させて傾けると、スイッチ本体101内部で受台102を中心にバランスを取っている可動接片103にレバー部106の先端が接触する。この接触により可動接片103が傾くことで可動接片103に設けられた可動接点104が固定接点105に接触し、これにより、スイッチの端子間が導通することになる。
【0004】
図14Aは、端子108bと端子108cが導通したON状態を、図14Bは、いずれの端子も導通していないOFF状態を、図14Cは、端子108aと端子108bが導通したON状態を示している。
【0005】
トグルスイッチの設定状態は、通常、図14Aから図14Cに示されるように、レバー部がどちらに傾いているかによって把握される。
なお、例えば、特許文献1に開示されるように、レバー部に設けられた発光ダイオードの点灯によって、トグルスイッチの設定状態が把握されるものも開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】実開平1−106041号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
トグルスイッチは、現在、4cmから6cm程度と小型のものが非常に多く普及している。このような小型のトグルスイッチでは、レバー部も当然に短いものとなるため、トグルスイッチの設定状態の誤認が生じやすいといった技術的な課題が指摘されている。設定状態の誤認を防止して、設定状態を目視により確実に把握するためには、トグルスイッチの極近くからトグルスイッチを確認する必要がある。
【0008】
しかしながら、トグルスイッチは、さまざまな用途で利用されているため、鉄道向けの表示盤など高所に設置されるものに利用される場合も多々ある。そのような場合には、トグルスイッチの極近くからトグルスイッチを確認する作業は、作業者にとって非常に負担の大きなものとなる。
【0009】
このような実情から、トグルスイッチの設定状態を容易に且つ確実に確認することができるトグルスイッチが望まれている。なお、特許文献1に開示されるトグルスイッチは、発光ダイオードを用いることで設定状態の把握を容易にしているが、コストや故障率を踏まえ、機械的な構造により設定状態を容易に且つ確実に確認することができるトグルスイッチが望まれている。
【0010】
以上のような実情を踏まえて、本発明では、設定状態を容易に且つ確実に確認することができるトグルスイッチを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一態様は、固定接点と可動接点を含むスイッチ本体と、第1の範囲を回転軸周りに回転し、前記固定接点と前記可動接点の接触状態を変更する第1のレバーと、前記第1の範囲の一部である第2の範囲を前記回転軸周りに回転する第2のレバーと、一端を前記第1のレバーに、他端を前記第2のレバーに固定した第1のシート部材と、を含み、前記第1のレバーは、前記第2の範囲を前記第2のレバーと一体となって回転するトグルスイッチを提供する。
【0012】
本発明の別の一態様は、固定接点と可動接点を含むスイッチ本体と、第1の範囲を回転軸周りに回転し、前記固定接点と前記可動接点が接触する第1の状態と前記固定接点と前記可動接点が接触しない第2の状態とを切り替える第1のレバーと、前記スイッチ本体に固定された第2のレバーと、一端を前記第1のレバーに、他端を前記第2のレバーに固定したシート部材と、を含み、前記第1のレバーは、前記第1の状態または前記第2の状態で、前記第2のレバーと一体化するトグルスイッチを提供する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、設定状態を容易に且つ確実に確認することができるトグルスイッチを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施例に係るトグルスイッチの基本構成を示した模式図である。
【図2】図1(a)に示される設定状態におけるトグルスイッチのレバー部の上面模式図である。
【図3】図1(b)に示される設定状態におけるトグルスイッチのレバー部の上面模式図である。
【図4A】第1の設定状態における実施例1に係るトグルスイッチの断面図である。
【図4B】第2の設定状態における実施例1に係るトグルスイッチの断面図である。
【図4C】第3の設定状態における実施例1に係るトグルスイッチの断面図である。
【図5】実施例1に係るトグルスイッチの第1のレバーの斜視図である。
【図6】実施例1に係るトグルスイッチの第2のレバーの斜視図である。
【図7A】第2のレバーが第1のレバーに収納された状態での実施例1に係るトグルスイッチのレバー部の斜視図である。
【図7B】第1のレバーと第2のレバーが分離した状態での実施例1に係るトグルスイッチのレバー部の斜視図である。
【図8】実施例1に係るトグルスイッチのレバー部でのシート部材の収納方法について説明するための図である。
【図9】実施例1に係るトグルスイッチのレバー部の変形例でのシート部材の収納方法について説明するための図である。
【図10A】第1の設定状態における実施例2に係るトグルスイッチの断面図である。
【図10B】第2の設定状態における実施例2に係るトグルスイッチの断面図である。
【図11A】第1の設定状態における実施例3に係るトグルスイッチの断面図である。
【図11B】第2の設定状態における実施例3に係るトグルスイッチの断面図である。
【図11C】第3の設定状態における実施例3に係るトグルスイッチの断面図である。
【図12】実施例3に係るトグルスイッチのレバー部の斜視図である。
【図13A】実施例3に係るトグルスイッチのレバー部の上面図である。
【図13B】実施例3に係るトグルスイッチのレバー部の断面図である。
【図13C】実施例3に係るトグルスイッチのレバー部の断面図である
【図14A】ある設定状態における従来技術に係るトグルスイッチの断面図である。
【図14B】他の設定状態における従来技術に係るトグルスイッチの断面図である。
【図14C】さらに他の設定状態における従来技術に係るトグルスイッチの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
まず、各実施例について説明する前に、図1から図3を参照しながら、本発明の一実施例に係るトグルスイッチについて概説する。
図1は、本発明の一実施例に係るトグルスイッチの基本構成を示した模式図である。図2は、図1(a)に示される設定状態におけるトグルスイッチのレバー部の上面模式図である。図3は、図1(b)に示される設定状態におけるトグルスイッチのレバー部の上面模式図である。なお、図1から図3に示されるトグルスイッチは、後述する各実施例に係るトグルスイッチの特徴の理解を容易にするために模式的に示されたものである。
【0016】
図1に示されるトグルスイッチ1は、スイッチ本体2と、レバー部3と、端子8とを含む、シーソー式のトグルスイッチである。スイッチ本体2は、図示しないが、その内部に、可動接点を備えた可動接片と、固定接点と、を含んでいる。レバー部3は、回転軸7周りに回転して固定接点と可動接点との接触状態を変更する第1のレバー4と、第1のレバー4と同一の回転軸7周りに回転する第2のレバー5と、一端を第1のレバー4に、他端を第2のレバー5に固定したシート部材6と、を含んでいる。
【0017】
第1のレバー4は、第2のレバー5及びシート部材6を収納し得るように構成されている。シート部材6は、第1のレバー4と第2のレバー5の間の距離に応じて、折り畳み自在、巻き取り自在、又は、伸縮自在に構成されている。シート部材6は、第2のレバー5が第1のレバー4に収納されているときに、第1のレバー4に収納される。
【0018】
トグルスイッチ1は、設定状態として、図1(a)に示される第1のレバー4を基準平面Sに対して+30度傾けた第1の設定状態と、図1(b)に示される第1のレバー4を基準平面Sに対して−30度傾けた第2の設定状態と、有している。
ここで、基準平面Sは、スイッチ本体2の上面2aに対して略垂直で、回転軸7を通る延長方向(回転軸7の長手方向)に平行な面である。また、レバー5の傾きを角度で表わしているが、基準面Sを0度の位置とし、回転軸7の回転方向にレバー5を回転させて、図中で、反時計廻りの方向を+(プラス)角度、例えば+30°、時計廻りの方向を−(マイナス)角度、例えば−30°で表わしている。
【0019】
第1のレバー4は、トグルスイッチ1の設定状態を切替えるために、回転軸7周りに基準平面Sに対して−30度から+30度までの範囲を回転することができる。一方、第2のレバー5は、回転軸7周りに基準平面Sに対して0度から+30度までの範囲、つまり、第1のレバー4が回転し得る範囲の一部の範囲を回転することができる。
【0020】
このような第1のレバー4と第2のレバー5の回転範囲の違いにより、第1のレバー4は、第2のレバー5が回転することができる0度から30度までの範囲では、第2のレバー5を収納した状態で第2のレバー5と一体となって回転するのに対して、第2のレバー5が回転することができない0度から−30度までの範囲では、第2のレバー5を分離して第1のレバー4単体で回転する。
【0021】
従って、トグルスイッチ1が図1(a)に示される第1の設定状態にあるときには、図2に例示されるように、第1のレバー4と第2のレバー5は一体化している。このため、第1の設定状態では、シート部材6が外部から視認されることはない。
【0022】
これに対して、トグルスイッチ1が図1(b)に示される第2の設定状態にあるときには、図3に例示されるように、第1のレバー4と第2のレバー5が分離していて、その間でシート部材6が広がっている。このため、第2の設定状態では、シート部材6が視認される状態にあり、トグルスイッチ1の外観が、第1の設定状態とは大きく異なっている。
【0023】
その結果、トグルスイッチ1では、図1(a)及び図1(b)に示されるように、その設定状態をシート部材6が視認できるか否かによって判断することが可能であり、設定状態を容易に且つ確実に確認することができる。
【0024】
以下、本発明の各実施例について具体的に説明する。
【実施例1】
【0025】
図4Aから図4Cは、本実施例に係るトグルスイッチの断面図である。図4Aから図4Cに例示されるトグルスイッチ10は、スイッチ本体11と、レバー部16と、スイッチ外部と接続される端子(端子22a、端子22b、端子22c)を含むシーソー式の3定位トグルスイッチである。図4A、図4B、図4Cは、それぞれ、異なる定位、つまり、異なる設定状態でのトグルスイッチ10を示した図である。なお、本実施例では、図4A、図4B、図4Cの設定状態を、それぞれ、第1の設定状態、第2の設定状態、第3の設定状態と記す。また、本実施例では、基準平面Sは、スイッチ本体11の上面11aに対して略垂直で、且つ、回転軸20と平行な面である。また、本実施例では、レバーの傾きは、基準面Sを基準として、反時計廻りの方向をプラス、時計廻りの方向をマイナスとして定義する。
【0026】
スイッチ本体11は、受台12を中心にバランスを取る可動接片13と、可動接片13に設けられた可動接点14と、固定接点15と、溝部21と、を含んでいる。
レバー部16は、基準平面Sに対して−30度から+30度までの範囲(以降、本実施例において、第1の範囲と記す。)を回転軸20周りに回転して固定接点15と可動接点14との接触状態を変更する第1のレバー17と、基準平面Sに対して−30度から0度までの範囲(以降、本実施例において、第2の範囲と記す。)、つまり、第1のレバー17が回転し得る範囲の一部の範囲を回転軸20周りに回転する第2のレバー18と、一端を第1のレバー17に他端を第2のレバー18に固定した折り畳み式のシート部材19と、を含んでいる。なお、第1のレバー17は、後述するように、第2のレバー18及びシート部材19を収納できるように構成されている。
【0027】
第2のレバー18は、第1のレバー17に比べて回転範囲が制限されているが、このような制限は、第2のレバー18に設けられた突起部18aと、スイッチ本体11に形成された溝部21とによって実現されている。より具体的には、溝部21を、第2のレバー18が第2の範囲を回転する間に突起部18aが移動する領域に形成し、第2のレバー18が第2の範囲を超えて回転する場合に突起部18aが移動することになる領域には形成しないことで、第2のレバー18の回転が制限されている。
【0028】
第1のレバー17は、第2のレバー18と回転範囲が重複する第2の範囲では、第2のレバー18及びシート部材19を収納した状態で第2のレバー18と一体となって回転する。このため、図4B及び図4Cに例示されるように、第2の設定状態及び第3の設定状態では、シート部材19は、外部からは視認されない。
【0029】
一方で、第2の範囲以外では、第1のレバー17は、第2のレバー18と分離して単独で回転する。このため、図4Aに例示されるように、第1の設定状態では、シート部材19は、第1のレバー17と第2のレバー18の間で広がった状態となり、外部から容易に視認されることになる。
【0030】
次に、本実施例に係るトグルスイッチ10のレバー部16の構成について、詳細に説明する。
図5は、本実施例に係るトグルスイッチの第1のレバーの斜視図である。図6は、本実施例に係るトグルスイッチの第2のレバーの斜視図である。図7A及び図7Bは、本実施例に係るトグルスイッチのレバー部の斜視図である。なお、図5から図7Bは、第1のレバー17と第2のレバー18の関係を説明することを主要な目的とする図である。このため、図5から図7Bでは、第1のレバー17と第2のレバー18の関係の理解を容易にするため、後に参照する図8と異なり、シート部19に関連する構成の記載が省略されている。
【0031】
図5に例示されるように、第1のレバー17には、第2のレバー18を収納するためのレバー収納部17eと、第2のレバー18を収納したときに突起部18aが収まるスリット17aと、回転軸20を通すための軸穴17cと、が形成されている。また、第1のレバー17は、一方の端部に、スイッチ本体11内で可動接片13と接触する先端部17dを有している。さらに、第1のレバー17は、先端部17dと反対に位置する端部近傍に、第2のレバー18をレバー収納部17e内に保持するための、レバー収納部17eに突出した留め部材17bを有している。
【0032】
図6に例示されるように、第2のレバー18には、回転軸20を通すための軸穴18cが形成されている。また、第2のレバー18は、図4Aから図4Cに例示される溝部21に収まり、且つ、第1のレバー17に収納されたときにスリット17aに収まる突起部18aを有している。さらに、第2のレバー18は、第1のレバー17に収納されたときに留め部材17bが嵌まる留め溝18bを有している。尚、図6では、突起部18aを2つあるが、1つでもよい。
【0033】
第2のレバー18が第1のレバー17に収納された状態では、図7Aに例示されるように、突起部18aは、先端が第1のレバー17からはみ出した状態でスリット17aに収まり、留め部材17bは、留め溝18bに嵌まっている。
【0034】
また、図5に例示されるように、軸穴17cを中心として、第1のレバー17の留め部材17b側では、凹型形状をした断面が形成され、第1のレバー17のスリット17a側では、留め部材17b側の断面と比較して上下が反転した、逆凹面形状をした断面が形成されている。これにより、レバー収納部17eが形成されている。このため、第2のレバー18は、図7Bに例示されるように、一定の回転方向(図7Bの矢印の方向)にのみ、第1のレバー17に対して相対的な回転が可能であり、反対の回転方向には、第1のレバー17と一体となって回転する。
【0035】
次に、本実施例に係るトグルスイッチ10のレバー部16におけるシート部材19の収納方法について、詳細に説明する。
図8は、本実施例に係るトグルスイッチのレバー部でのシート部材の収納方法について説明するための図である。図8(a)は、トグルスイッチ10のレバー部16の側面図である。図8(b)は、図8(a)に示されるAA´断面における、トグルスイッチ10のレバー部16の断面図である。図8(c)及び図8(d)は、図8(a)に示されるBB´断面における、トグルスイッチ10のレバー部16の断面図であり、それぞれ、第2のレバー18が第1のレバー17に収納された状態、第1のレバー17と第2のレバー18が分離した状態を示している。
【0036】
図8(a)、図8(c)、及び図8(d)に示されるように、第1のレバー17には、レバー収納部17eの底部にシート部材19を収納するためのシート収納部17fが形成されている。また、第1のレバー17及び第2のレバー18は、それぞれ、シート部材19の一端、他端を固定するシート留め具17g、シート留め具18gを有している。
【0037】
このような構成により、第2のレバー18が第1のレバー17に収納されているときには、シート部材19は、図8(c)に例示されるように、シート収納部17fに折り畳まれて収納される。また、第2のレバー18と第1のレバー17が分離しているときには、シート部材19は、図8(a)及び図8(d)に例示されるように、第1のレバー17と第2のレバー18の間で扇状に広がることになる。
【0038】
なお、シート収納部17fは、シート部材19が収納できる大きさを有していればよく、レバー収納部17eの底部の一部分にのみ形成されてもよい。このため、例えば、図8(b)に例示されるように、留め部材17bが設けられた第1のレバー17の端部近傍には、シート収納部17fが形成されていなくてもよい。
【0039】
図9は、本実施例に係るトグルスイッチのレバー部の変形例でのシート部材の収納方法について説明するための図である。図9に例示されるレバー部23は、第1のレバー17の代わりに第1のレバー24が、シート部材19の代わりにシート部材25を含む点が、図8に例示されるレバー部16と異なっている。図9(a)は、レバー部23の側面図である。図9(b)は、図9(a)に示されるCC´断面における、レバー部23の断面図である。図9(c)及び図9(d)は、図9(a)に示されるDD´断面における、レバー部23の断面図であり、それぞれ、第2のレバー18が第1のレバー24に収納された状態、第1のレバー24と第2のレバー18が分離した状態を示している。図9(e)は、図9(a)に示されるEE´断面における、レバー部23の断面図である。
【0040】
図9(a)、図9(c)、及び図9(d)に示されるように、第1のレバー24には、レバー収納部24eの底部にシート部材25を収納するためのシート収納部24fが形成されている。また、第1のレバー24は、軸24h周りに回転するシート巻取部材24kと、シート巻取部材24kの回転に対して抗力を生じさせるバネ24mと、シート部材25の一端を固定するためにシート巻取部材24kに設けられたシート留め具24gと、を有している。
【0041】
このような構成により、第2のレバー18が第1のレバー24に収納されているときには、シート部材25は、図9(c)に例示されるように、シート収納部24f内でシート巻取部材24kに巻き取られた状態で収納される。また、第2のレバー18と第1のレバー24が分離しているときには、シート部材25は、図9(a)及び図9(d)に例示されるように、第1のレバー24と第2のレバー18の間に扇状に広がることになる。
【0042】
レバー部23によれば、バネ24mにより生じる抗力により、図8に例示されるレバー部16に比べて、容易に且つ確実に第1のレバー24にシート部材25を収納することができる。また、シート部材を折り畳む場合に比べて無駄な空間が生じにくいため、第1のレバー24内の空間を効率的に利用することができる。
【0043】
なお、シート収納部24fは、シート部材25が収納できる大きさを有していればよいため、例えば、図9(b)及び図9(e)に例示されるように、留め部材24bが設けられた第1のレバー24の端部近傍や、バネ24mが設けられた回転軸20近傍には、シート収納部24fが形成されていなくてもよい。
【0044】
以上、本実施例に係るトグルスイッチ10によれば、回転範囲の異なる第1のレバーと第2のレバーの間にシート部材を設けることで、その設定状態をシート部材が視認できるか否かによって判断することが可能である。このため、設定状態を容易に且つ確実に確認することができる。
【0045】
このようなトグルスイッチの設定状態に関する視認性の向上によって得られる副次的な効果としては、例えば、トグルスイッチを高所に設定されている鉄道向けの表示盤に利用している場合を例にすると、ホーム上からトグルスイッチの設定状態を確認することができるため、脚立等の使用が不要となり、作業時間の短縮を図ることができる、といった効果が得られる。
【0046】
本実施例では、第1のレバー17が第2のレバー18とシート部材19を収納する例を示したが、本発明の構成は、特にこの構成に限定されるものではない。第1のレバー17と第2のレバー18の一方の回転範囲が他方の回転範囲を包含することで、一体となって回転しシート部材19が視認できない範囲と、分離して回転しシート部材19が視認できる範囲と、が生じればよい。このため、第2のレバー18が第1のレバー17とシート部材19を収納してもよい。ただし、トグルスイッチ10の設定状態が、第2のレバー18ではなく第1のレバー17の回転により切り替わることを考慮すると、操作性の観点から見て、第1のレバー17が第2のレバー18とシート部材19を収納する構成がより望ましい。
【0047】
また、本実施例では、第1のレバー17が−30度から+30度まで、第2のレバー18が−30度から0度まで、回転可能な構成を例示したが、本発明の構成は、特にこの構成に限定されるものではない。例えば、第1のレバー17が−45度から+45度まで、第2のレバー18が−45度から0度まで回転してもよい。また、第2のレバー18は、0度から30度まで、又は、0度から45度まで回転してもよい。
【0048】
また、本実施例では、いわゆるシーソー式のトグルスイッチ10を例示したが、本発明の構成は、特にこの構成に限定されるものではない。トグルスイッチは、例えば、スライド式など他の方式として、構成されてもよい。
【0049】
また、本実施例では、スイッチ本体11に形成された溝部21と、第2のレバー18に設けられた突起部18aによって、第2のレバー18の回転範囲を制限する構成を例示したが、本発明の構成は、特にこの構成に限定されるものではない。第1のレバー17と第2のレバー18の回転範囲を異ならせることができれば、任意の方法を適用することができる。
【実施例2】
【0050】
本実施例に係るトグルスイッチは、2定位トグルスイッチである。
図10A及び図10Bは、本実施例に係るトグルスイッチの断面図である。図10A及び図10Bに例示されるトグルスイッチ30は、スイッチ本体31と、レバー部36と、スイッチ外部と接続される端子(端子42a、端子42b)を含んでいる。図10A、図10Bは、それぞれ、異なる定位、つまり、異なる設定状態でのトグルスイッチ30を示した図である。なお、本実施例では、図10A、図10Bの設定状態を、それぞれ、第1の設定状態、第2の設定状態と記す。また、本実施例では、基準平面Sは、スイッチ本体31の上面31aに対して略垂直で、且つ、回転軸40と平行な面である。また、本実施例では、レバーの傾きは、基準面Sを基準として、反時計廻りの方向をプラス、時計廻りの方向をマイナスとして定義する。
【0051】
スイッチ本体31は、受台32を支点とする片持ち梁である可動接片33と、可動接片33に設けられた可動接点34、固定接点35と、を含んでいる。
レバー部36は、基準平面Sに対して−30度から+30度までの範囲(以降、本実施例において、第1の範囲と記す。)を回転軸40周りに回転して固定接点35と可動接点34との接触状態を変更する第1のレバー37と、基準平面Sに対して−30度の角度でスイッチ本体31に固定された第2のレバー38と、一端を第1のレバー37に他端を第2のレバー38に固定した折り畳み式のシート部材39と、を含んでいる。
【0052】
本実施例に係るトグルスイッチ30のレバー部36は、第2のレバー38がスイッチ本体31に固定されている点が、実施例1に係るトグルスイッチ10のレバー部16と異なっている。つまり、トグルスイッチ30では、第2のレバー38は、第2の設定状態で、第1のレバー37に収納されて、第1のレバー37と一体化する。その他の点(例えば、形状など)については、レバー部36は、レバー部16と同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0053】
本実施例に係るトグルスイッチ30では、シート部材39は、第2の設定状態では、図10Bに例示されるように、第2のレバー38と共に第1のレバー37に収納されるため、外部からは視認されないが、第1の設定状態では、図10Aに例示されるように、第1のレバー37と第2のレバー38の間で広がった状態となり、外部から容易に視認されることになる。
【0054】
以上、本実施例に係るトグルスイッチ30によれば、設定状態を切り替えるための第1のレバーとスイッチ本体に固定された第2のレバーの間にシート部材を設けることで、実施例1に係るトグルスイッチ10と同様に、その設定状態をシート部材が視認できるか否かによって判断することが可能である。このため、設定状態を容易に且つ確実に確認することができる。
【0055】
なお、本実施例に係るトグルスイッチ30についても、実施例1に係るトグルスイッチ10と同様に様々な変形が可能である。つまり、シート部材39の収納方法、第1のレバー37の回転範囲、第2のレバー38の固定位置、スイッチの切替え方式などを変更してもよい。
【実施例3】
【0056】
本実施例に係るとトグルスイッチは、3定位の各々に対応するすべての設定状態を容易に且つ確実に判断することができる3定位トグルスイッチである。
図11A、図11B、及び図11Cは、本実施例に係るトグルスイッチの断面図である。図11Aから図11Cに例示されるトグルスイッチ50は、スイッチ本体51と、レバー部56と、スイッチ外部と接続される端子(端子62a、端子62b、端子62c)を含んでいる。図11A、図11B、及び図11Cは、それぞれ、異なる定位、つまり、異なる設定状態でのトグルスイッチ50を示した図である。図11A(a)、図11B(a)、及び図11C(a)は、それぞれ、各設定状態におけるトグルスイッチ50の上面図である。図11A(b)、図11B(b)、及び図11C(b)は、それぞれ、図11A(a)に示されるFF´断面、図11B(a)に示されるHH´断面、及び図11C(a)に示されるJJ´断面における断面図である。図11A(c)、図11B(c)、及び図11C(c)は、それぞれ、図11A(a)に示されるGG´断面、図11B(a)に示されるII´断面、及び図11C(a)に示されるKK´断面における断面図である。なお、本実施例では、図11A、図11B、及び図11Cの設定状態を、それぞれ、第1の設定状態、第2の設定状態、第3の設定状態と記す。また、本実施例では、基準平面Sは、スイッチ本体51の上面51aに対して略垂直で、且つ、回転軸60と平行な面である。また、本実施例では、レバーの傾きは、基準面Sを基準として、反時計廻りの方向をプラス、時計廻りの方向をマイナスとして定義する。
【0057】
スイッチ本体51は、受台52を中心にバランスを取る可動接片53と、可動接片53に設けられた可動接点54と、固定接点55と、溝部(溝部61、溝部65)と、を含んでいる。
【0058】
レバー部56は、基準平面Sに対して−30度から+30度までの範囲(以降、本実施例において、第1の範囲と記す。)を回転軸60周りに回転して固定接点55と可動接点54との接触状態を変更する第1のレバー57と、基準平面Sに対して−30度から0度までの範囲(以降、本実施例において、第2の範囲と記す。)、つまり、第1のレバー57が回転し得る範囲の一部の範囲を回転軸60周りに回転する第2のレバー58と、一端を第1のレバー57に他端を第2のレバー58に固定した折り畳み式のシート部材59と、を含んでいる点については、実施例1に係るトグルスイッチ10のレバー部16と同様である。
【0059】
レバー部56は、さらに、基準平面Sに対して0度から30度までの範囲(以降、本実施例において、第3の範囲と記す。)、つまり、第1のレバー57が回転し得る範囲のうち第2のレバー58が回転し得る範囲を除いた範囲を回転軸60周りに回転する第3のレバー63と、一端を第1のレバー57に他端を第3のレバー63に固定した折り畳み式のシート部材64と、を含んでいる点で、実施例1に係るトグルスイッチ10のレバー部16と異なっている。
【0060】
なお、第1のレバー57は、後述するように、第2のレバー58、シート部材59(第1のシート部材)、第3のレバー63、及びシート部材64(第2のシート部材)を収納できるように構成されている。また、シート部材59とシート部材64は異なる色の部材により構成されている。
【0061】
第2のレバー58の回転範囲の制限は、第2のレバー58に設けられた突起部58aと、スイッチ本体51に形成された溝部61とによって実現されている。また、第3のレバー63の回転範囲の制限は、第3のレバー63に設けられた突起部63aと、スイッチ本体51に形成された溝部65とによって実現されている。なお、回転制限の具体的な方法については、実施例1における回転の制限方法と同様であるため、詳細な説明は省略する。
【0062】
第2の範囲では、第1のレバー57は、第2のレバー58及びシート部材59を収納し第3のレバー63を分離した状態で、第2のレバー58と一体となって回転する。このため、第3の設定状態では、図11C(b)に例示されるようにシート部材59は外部からは視認されず、図11C(c)に例示されるようにシート部材64が外部から視認される。
【0063】
一方で、第3の範囲では、第1のレバー57は、第3のレバー63及びシート部材64を収納し第2のレバー58を分離した状態で、第3のレバー63と一体となって回転する。このため、第1の設定状態では、図11A(c)に例示されるようにシート部材64は外部からは視認されず、図11A(b)に例示されるようにシート部材59が外部から視認される。
【0064】
また、第2の設定状態では、第1のレバー57は、第2のレバー58、シート部材59、第3のレバー63、及びシート部材64を収納している。このため、図11Bに例示されるように、シート部材59とシート部材64は、いずれも視認されない。
【0065】
次に、本実施例に係るトグルスイッチ50のレバー部56の構成について、詳細に説明する。
図12は、本実施例に係るトグルスイッチのレバー部の斜視図である。図13A、図13B、及び図13Cは、本実施例に係るトグルスイッチのレバー部の構成を説明するための図である。図13Aは、本実施例に係るトグルスイッチのレバー部の上面図である。図13B(a)及び図13B(b)は、それぞれ、図13Aに示されるLL´断面、MM´断面における、レバー部の断面図である。図13C(a)から図13C(f)は、それぞれ、図13Aに示されるNN´断面、PP´断面、QQ´断面、RR´断面、SS´断面、TT´断面における、レバー部の断面図である。各断面図の斜線部は、第1のレバー57の断面形状を示す。
【0066】
図13C(a)は、NN´断面における第1のレバーの断面形状を示している。図13(a)に示す通り、第1のレバー57の左側の断面形状は、凹面を下に向けた凹形状であり、凹面により形成される凹部によって第1のレバー57に第2のレバー58が収納できるようなスペースを設けている。一方、第1のレバー57の右側の断面形状は、凹面を上に向けた凹形状であり、凹面により形成される凹部によって第1のレバー57に第3のレバー63が収納できるようなスペースを設けている。換言すると、第1のレバー57の左側の断面形状は、なお、第1のレバー57の右側の断面形状を、点Pcを中心に180度回転させた形状である。実施例1に係る第1のレバー17との比較で説明すると、実施例3における第1のレバー57の断面形状は、実施例1における第1のレバー17を2ケ横に並べて、一方の第1のレバー17と他方の第1のレバー17とを上下反対に配置したものの断面形状と同じ形状である。
【0067】
なお、図12から図13Cでは、シート部材やシート収納部などシート部材に関連する構成の記載を省略している。図13Cでは、さらに、第2のレバー58及び第3のレバー63の記載も省略している。
【0068】
図12は、トグルスイッチ50を回転軸60に垂直な面で2つに等分に分割した様子を示している。図12に例示されるように、第1のレバー57は、第2のレバー58および第3のレバー63を収納し、且つ、それらを反対方向に回転させることができるように、構成されている。
【0069】
具体的には、第1のレバー57には、回転軸60を通すための軸穴57cと、第2のレバー58を収納するためのレバー収納部57eと、第2のレバー58を収納したときに突起部58aが収まるスリット57aと、第3のレバー63を収納するためのレバー収納部57hと、第3のレバー63を収納したときに突起部63aが収まるスリット57fと、が形成されている。また、第1のレバー57は、一方の端部に、スイッチ本体51内で可動接片53と接触する先端部57dを有している。さらに、第1のレバー57は、第2のレバー58を保持するための留め部材57bと、第3のレバー63を保持するための留め部材57gを有している。
【0070】
第2のレバー58及び第3のレバー63は、突起部(突起部58a、突起部63a)が片側にしか突出していない点で、実施例1に係るトグルスイッチ10の第2のレバー18と異なっている。軸穴(軸穴58c、軸穴63c)及び留め溝(留め溝58b、留め溝63b)が形成されている点については、実施例1に係るトグルスイッチ10の第2のレバー18と同様である。
【0071】
なお、レバー収納部57eとレバー収納部57hの形状については、図13Aから図13Cを参照することでより詳細に把握することができる。図13Aから図13Cに示されるように、レバー収納部57eとレバー収納部57hは対称な形状を有していて、このような対称な形状により、トグルスイッチ50では、レバー収納部57eに収納される第2のレバー58と、レバー収納部57hに収納される第3のレバー63とが反対方向に回転することが可能となっている。
【0072】
以上、本実施例に係るトグルスイッチ50によれば、第1のレバーと第2のレバーとの間と第1のレバーと第3のレバーとの間にそれぞれ異なる色のシート部材を設けることで、その設定状態を、シート部材が視認できるか否か、さらに、視認されるシート部材の色が何色であるか、によって判断することが可能である。このため、すべての設定状態を確実に識別した上で、設定状態を容易に且つ確実に確認することができる。
【0073】
なお、本実施例では、シート部材の収納方法についての具体的な説明を省略したが、その方法は実施例1と同様である。また、本実施例では、第1のシート部材(シート部材59)と第2のシート部材(シート部材64)が異なる色の部材により構成されている例を示したが、本発明の構成は、特にこの構成に限定されるものではない。視認されているシート部材が第1のシート部材であるか第2のシート部材であるかを識別できればよい。また、回転軸についても本発明の形状に限定されるものではない。球状等の様に回転軸としての機能を有する形状であればよい。また、本実施例では、レバーの形状を角柱形状で表したが、角柱形状を呈するレバーは発明の内容の理解を容易にするための一例であり、レバーの形状はこれに限定されるものではない。レバーの形状は、円柱や、楕円柱、円錐等他の形状であってもよく、本発明の構成が可能な形状であれば任意の形状でよい。更に、本実施例に係るトグルスイッチ50についても、実施例1に係るトグルスイッチ10と同様に様々な変形が可能である。
【符号の説明】
【0074】
1、10、30、50、100 トグルスイッチ
2、11、31、51、101 スイッチ本体
2a、11a、31a、51a 上面
3、16、23、36、56、106 レバー部
4、17、24、37、57 第1のレバー
5、18、38、58 第2のレバー
6、19、25、39、59、64 シート部材
7、20、40、60、107 回転軸
8、22a、22b、22c、42a、42b、62a、62b、62c、108a、108b、108c 端子
12、32、52、102 受台
13、33、53、103 可動接片
14、34、54、104 可動接点
15、35、55、105 固定接点
17a、24a、57a、57f スリット
17b、24b、57b、57g 留め部材
17c、18c、57c、58c、63c 軸穴
17d、24d、37d、57d 先端部
17e、24e、57e、57h レバー収納部
17f、24f シート収納部
17g、18g、24g シート留め具
18a、38a、58a、63a 突起部
18b、58b、63b 留め溝
21、61、65 溝部
24h 軸
24k シート巻取部材
24m バネ
63 第3のレバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
固定接点と可動接点を含むスイッチ本体と、
第1の範囲を回転軸周りに回転し、前記固定接点と前記可動接点の接触状態を変更する第1のレバーと、
前記第1の範囲の一部である第2の範囲を前記回転軸周りに回転する第2のレバーと、
一端を前記第1のレバーに、他端を前記第2のレバーに固定した第1のシート部材と、を含み、
前記第1のレバーは、前記第2の範囲を前記第2のレバーと一体となって回転する
ことを特徴とするトグルスイッチ。
【請求項2】
請求項1に記載のトグルスイッチにおいて、
前記第2のレバー及び前記第1のシート部材は、前記第2の範囲で前記第1のレバーに収納される
ことを特徴とするトグルスイッチ。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のトグルスイッチにおいて、さらに、
前記第1の範囲のうち前記第2の範囲を除く第3の範囲を、前記回転軸周りに回転する第3のレバーと、
一端を前記第1のレバーに、他端を前記第3のレバーに固定した第2のシート部材と、を含み、
前記第1のレバーは、前記第3の範囲を前記第3のレバーと一体となって回転する
ことを特徴とするトグルスイッチ。
【請求項4】
請求項3に記載のトグルスイッチにおいて、
前記第3のレバー及び前記第2のシート部材は、前記第3の範囲で前記第1のレバーに収納される
ことを特徴とするトグルスイッチ。
【請求項5】
固定接点と可動接点を含むスイッチ本体と、
第1の範囲を回転軸周りに回転し、前記固定接点と前記可動接点が接触する第1の状態と前記固定接点と前記可動接点が接触しない第2の状態とを切り替える第1のレバーと、
前記スイッチ本体に固定された第2のレバーと、
一端を前記第1のレバーに、他端を前記第2のレバーに固定したシート部材と、を含み、
前記第1のレバーは、前記第1の状態または前記第2の状態で、前記第2のレバーと一体化する
ことを特徴とするトグルスイッチ。
【請求項6】
請求項5に記載のトグルスイッチにおいて、
前記第2のレバー及び前記シート部材は、前記第1の状態または前記第2の状態で、前記第1のレバーに収納される
ことを特徴とするトグルスイッチ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4A】
image rotate

【図4B】
image rotate

【図4C】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7A】
image rotate

【図7B】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10A】
image rotate

【図10B】
image rotate

【図11A】
image rotate

【図11B】
image rotate

【図11C】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13A】
image rotate

【図13B】
image rotate

【図13C】
image rotate

【図14A】
image rotate

【図14B】
image rotate

【図14C】
image rotate


【公開番号】特開2012−195236(P2012−195236A)
【公開日】平成24年10月11日(2012.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−59882(P2011−59882)
【出願日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【出願人】(000237639)富士通フロンテック株式会社 (667)
【Fターム(参考)】