説明

トラネキサム酸のカルバミン酸アシルオキシアルキルプロドラッグ、合成法、および使用

様々な疾患または障害を治療し、または予防するための、trans‐4‐(アミノメチル)‐シクロヘキサンカルボン酸のカルバミン酸アシルオキシアルキルプロドラッグ、その医薬組成物、trans‐4‐(アミノメチル)‐シクロヘキサン‐カルボン酸プロドラッグの製造方法、ならびにtrans‐4‐(アミノメチル)‐シクロヘキサンカルボン酸プロドラッグの使用法およびその医薬組成物を開示する。経口投与および局所投与ならびに持続放出剤形を使用する投与に適切なtrans‐4‐(アミノメチル)‐シクロヘキサンカルボン酸のカルバミン酸アシルオキシアルキルプロドラッグおよびその医薬組成物も開示する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)で表される化合物、製薬上許容されるその塩、または前記化合物のいずれかの製薬上許容される溶媒和物。
【化1】

[式中、
は、アシル、置換されたアシル、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアルキル、置換されたヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換されたヘテロアリールアルキルから選択され、
およびRは、独立して、水素、アルキル、置換されたアルキル、アルコキシカルボニル、置換されたアルコキシカルボニル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、カルバモイル、置換されたカルバモイル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、ヘテロアルキル、置換されたヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換されたヘテロアリールアルキルから選択され、あるいはRおよびRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、または置換されたシクロヘテロアルキル環を形成し、そして
は、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、アリールジアルキルシリル、置換されたアリールジアルキルシリル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換されたシクロヘテロアルキル、ヘテロアルキル、置換されたヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、置換されたヘテロアリールアルキル、トリアルキルシリル、および置換されたトリアルキルシリルから選択される]
【請求項2】
が、C1〜6アルキル、置換されたC1〜6アルキル、C6〜10アリール、置換されたC6〜10アリール、C3〜7シクロアルキル、置換されたC3〜7シクロアルキル、C7〜16アリールアルキル、およびC7〜16の置換されたアリールアルキルから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
が、C1〜4アルキル、置換されたC1〜4アルキル、フェニル、置換されたフェニル、シクロヘキシル、および置換されたシクロヘキシルから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
、R、R、およびRの少なくとも一つが、C1〜3アルキル、−OH、−NH、−SH、C1〜3アルコキシ、C1〜3アシル、C1〜3チオアルキル、C1〜3アルコキシカルボニル、C1〜3アルキルアミノ、およびC1〜3ジアルキルアミノの少なくとも一つから選択される少なくとも一つの置換基により置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
が、メチル、エチル、n‐プロピル、イソプロピル、n‐ブチル、イソブチル、sec‐ブチル、tert‐ブチル、フェニル、o‐トリル、およびシクロヘキシルから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
が、水素、C1〜6アルキル、置換されたC1〜6アルキル、C3〜7シクロアルキル、置換されたC3〜7シクロアルキル、C6〜10アリール、置換されたC6〜10アリール、C7〜16アリールアルキル、置換されたC7〜16アリールアルキル、C3〜12トリアルキルシリル、およびC7〜14アリールジアルキルシリルから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
が、水素、メチル、エチル、tert‐ブチル、アリル、ベンジル、4‐メトキシベンジル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、トリメチルシリル、トリエチルシリル、トリイソプロピルシリル、tert‐ブチルジメチルシリル、およびフェニルジメチルシリルから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
が、水素、アリル、ベンジル、およびトリメチルシリルから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
が水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
およびRが、独立して、水素、C1〜6アルキル、置換されたC1〜6アルキル、C6〜10アリール、置換されたC6〜10アリール、C3〜7シクロアルキル、および置換されたC3〜7シクロアルキルから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
およびRが、独立して、水素、メチル、エチル、n‐プロピル、イソプロピル、フェニル、およびシクロヘキシルから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
が水素であり、Rがメチル、エチル、n‐プロピル、イソプロピル、フェニル、およびシクロヘキシルから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
が、C1〜6アルキル、置換されたC1〜6アルキル、C6〜10アリール、置換されたC6〜10アリール、C3〜7シクロアルキル、置換されたC3〜7シクロアルキル、C7〜16アリールアルキル、およびC7〜16の置換されたアリールアルキルから選択され、RおよびRが、独立して、水素、C1〜6アルキル、置換されたC1〜6アルキル、C6〜10アリール、置換されたC6〜10アリール、C3〜7シクロアルキル、および置換されたC3〜7シクロアルキルから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
が、メチル、エチル、n‐プロピル、イソプロピル、n‐ブチル、イソブチル、sec‐ブチル、tert‐ブチル、フェニル、o‐トリル、およびシクロヘキシルから選択され、Rが水素であり、Rがメチル、エチル、n‐プロピル、イソプロピル、フェニル、およびシクロヘキシルから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
が水素である、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
下記化合物:
trans‐4‐{[(2‐メチルプロパノイルオキシ)メトキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[(2,2‐ジメチルプロパノイルオキシ)メトキシカルボニル]‐アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[(3‐メチルブタノイルオキシ)メトキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[(ベンゾイルオキシ)メトキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(2‐メチルプロパノイルオキシ)エトキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(2‐メチルプロパノイルオキシ)プロポキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(2‐メチルプロパノイルオキシ)‐2‐メチルプロポキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(ベンゾイルオキシ)‐2‐メチルプロポキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(シクロヘキシルカルボニルオキシ)‐2‐メチルプロポキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(ペンタノイルオキシ)‐2‐メチルプロポキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(プロパノイルオキシ)‐2‐メチルプロポキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(ブタノイルオキシ)エトキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(ペンタノイルオキシ)エトキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(3‐メチルブタノイルオキシ)エトキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(2,2‐ジメチルプロパノイルオキシ)エトキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(シクロヘキシルカルボニルオキシ)エトキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(ベンゾイルオキシ)エトキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(2‐メチルベンゾイルオキシ)エトキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(ブタノイルオキシ)ブトキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(2‐メチルプロパノイルオキシ)ブトキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(3‐メチルブタノイルオキシ)ブトキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(2,2‐ジメチルプロパノイルオキシ)ブトキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(ベンゾイルオキシ)ブトキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(プロパノイルオキシ)プロポキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(ブタノイルオキシ)プロポキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(2,2‐ジメチルプロパノイルオキシ)プロポキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(ベンゾイルオキシ)プロポキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(ブタノイルオキシ)‐2‐メチルプロポキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(ブタノイルオキシ)‐1‐シクロヘキシルメトキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(2‐メチルプロパノイルオキシ)‐1‐シクロヘキシルメトキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(アセトキシ)ブトキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(プロパノイルオキシ)ブトキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(アセトキシ)‐2‐メチルプロポキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(3‐メチルブタノイルオキシ)‐2‐メチルプロポキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(2,2‐ジメチルプロパノイルオキシ)‐2‐メチルプロポキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
trans‐4‐{[1‐(アセトキシ)エトキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、および
trans‐4‐{[1‐(プロパノイルオキシ)エトキシカルボニル]アミノメチル}‐シクロヘキサンカルボン酸、
製薬上許容されるその塩、および前記化合物のいずれかの製薬上許容される溶媒和物から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
治療有効量の少なくとも一種の請求項1に記載の式(I)の化合物および製薬上許容されるビヒクルを含む医薬組成物。
【請求項18】
経口製剤である、請求項17に記載の医薬組成物。
【請求項19】
局所用製剤である、請求項17に記載の医薬組成物。
【請求項20】
持続放出製剤である、請求項17に記載の医薬組成物。
【請求項21】
持続放出経口製剤である、請求項20に記載の医薬組成物。
【請求項22】
前記少なくとも一種の式(I)の化合物が、出血過多、皮膚疾患、皮膚障害、および腫瘍転移から選択される病態の患者の治療に有効な量で存在する、請求項17に記載の医薬組成物。
【請求項23】
さらに、少なくとも一種の細胞傷害性薬物を含む、請求項22に記載の医薬組成物。
【請求項24】
出血過多、皮膚疾患、皮膚障害、または腫瘍転移から選択される状態を治療する必要がある患者のその状態を治療する方法であって、該患者に治療有効量の少なくとも一種の請求項1に記載の式(I)の化合物を投与するステップを含む方法。
【請求項25】
腫瘍転移を治療する際に、さらに、該患者に、少なくとも一種の細胞傷害性薬物を投与するステップを含む、請求項24に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2008−546717(P2008−546717A)
【公表日】平成20年12月25日(2008.12.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−517221(P2008−517221)
【出願日】平成18年6月20日(2006.6.20)
【国際出願番号】PCT/US2006/023873
【国際公開番号】WO2007/002013
【国際公開日】平成19年1月4日(2007.1.4)
【出願人】(506400373)ゼノポート,インコーポレーテッド (8)
【Fターム(参考)】