説明

バイオアノード及びバイオカソードのスタックアセンブリ

電流を発生させるためのバイオ燃料電池デバイスであって、当該バイオ燃料電池デバイスは、燃料マニホールドを有し、該燃料マニホールドは、ある面と、当該面にあり燃料容器を規定する少なくとも一つのキャビティと、燃料流体をマニホールドへ供給し上記容器を充填するための、上記容器と流体的に接続された入口と、上記マニホールドから燃料流体を放出するための、上記容器と流体的に接続された出口と、を有する。上記デバイスは、アノードアセンブリを有し、該アノードアセンブリは、上記燃料容器において燃料流体と接触するよう配置された少なくとも一つのバイオアノードを備える。上記カソードアセンブリは、燃料流体をバイオアノードを介してカソードへ流れるように配置された少なくとも一つのカソードを備える。当該デバイスは、バイオ燃料電池デバイスからの電流の出力を制御するため、アノードアセンブリ及びカソードアセンブリに操作可能に接続されたコントローラーを含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
電流を発生させるバイオ燃料電池デバイスであって、
面と、当該面にあり燃料容器を規定する少なくとも一つのキャビティと、上記燃料容器を充填するためマニホールドへ燃料流体を注入するための入口であって上記燃料容器に流体的に接続された入口と、燃料流体を当該マニホールドから放出するための出口であって上記燃料容器に流体的に接続された出口と、を備える燃料マニホールドと、
上記燃料容器において燃料流体と接触するように配置された少なくとも1つのバイオアノードを有するアノードアセンブリと、
燃料流体が上記バイオアノードを通ってカソードに流れるように配置された少なくとも1つのカソードを有するカソードアセンブリと、
当該バイオ燃料電池デバイスからの電流のアウトプットを制御するため、上記アノードアセンブリ及び上記カソードアセンブリに操作可能に接続されたコントローラーと、を備えるバイオ燃料電池。
【請求項2】
上記マニホールドにおける少なくとも1つのキャビティが、入口ポート表面及び出口ポート表面を有し、上記出口ポート表面が上記入口ポート表面より高い位置に形成されていることを特徴とする請求項1記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項3】
上記面は、マニホールドの前面を含み、当該前面は、第1シリーズのキャビティを有し、第1シリーズのキャビティのそれぞれは、燃料容器を規定し、その前面は第1シリーズの一の容器から第1シリーズの次の容器に燃料流体を流すため上記キャビティをつなぐ通路を有することを特徴とする請求項1記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項4】
上記マニホールドは、さらに、燃料容器を規定する少なくとも1つのキャビティを有する後面を備える請求項3記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項5】
上記マニホールドの後面は、第2シリーズのキャビティを有し、第2シリーズのキャビティのそれぞれは、燃料容器を規定し、その後面は第2シリーズの一の容器から第2シリーズの次の容器に燃料流体を流すため第2シリーズの上記キャビティをつなぐ通路を有することを特徴とする請求項4記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項6】
上記第1シリーズの容器から第2シリーズの容器に燃料流体を流すための通路をさらに備えることを特徴とする請求項5記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項7】
上記マニホールドは、中に複数のキャビティを有し、当該複数のキャビティのそれぞれは燃料容器を規定し、
上記アノードアセンブリは、複数のバイオアノードを有し、上記バイオアノードのそれぞれは、各燃料溶液内の燃料流体と接触するように配置され、
上記カソードアセンブリは、複数のカソードを有し、上記カソードのそれぞれは、各カソードにバイオアノードを介して燃料を流すために配置され、
さらに上記カソードアセンブリは、各燃料容器から次の燃料容器へ燃料流体を流すための少なくとも1つの通路を備えることを特徴とする請求項1記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項8】
さらに、チェックバルブを備え、当該チェックバルブは、導管を介して一方向のみに流通を可能とする各通路に操作可能に接続されていることを特徴とする請求項7記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項9】
各アノードアセンブリは、上記少なくとも1つのバイオアノードを保持するためのアノードフレームを備え、
各カソードアセンブリは、上記少なくとも1つのバイオアノードを保持するためのカソードフレームを備え、
上記カソードフレーム及び上記アノードフレームは、マニホールドに対して一定のポジションにおいて、それぞれ少なくとも1つのバイオアノード若しくは少なくとも1つのカソードに、互いに重ね合わされて固定され、かつ上記マニホールド内の上記少なくとも1つのキャビティに固定されることを特徴とする請求項1記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項10】
さらに、ハウジングを有し、当該ハウジングは、上記マニホールド、アノードアセンブリ及びカソードアセンブリを、上記ハウジングに対して一定のポジションに保持するための突起部を有する内表面を有することを特徴とする請求項1記載のバイオ燃料デバイス。
【請求項11】
上記マニホールドは、複数のキャビティにより形成された一体型のボディを備え、各キャビティは燃料容器を規定し、
上記アノードアセンブリは、複数のバイオアノードを備え、該バイオアノードのそれぞれは、各燃料容器において燃料流体と接触するように配置され、
上記カソードアセンブリは、複数のカソードを備え、該カソードのそれぞれは、各バイオアノードからの燃料流体のフローを受けるために配置されたことを特徴とする請求項1記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項12】
上記キャビティの少なくとも2つが上記ボディの対向する面に形成されていることを特徴とする請求項11記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項13】
上記キャビティの少なくとも2つが上記ボディの同じ面に形成されていることを特徴とする請求項11記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項14】
上記アノードアセンブリが、嵌め合わされるフレームパーツを有するアノードフレームを備え、
上記バイオアノードが、上記フレームパーツの間に固定されることを特徴とする請求項1記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項15】
上記少なくとも1つのバイオアノードが、
集電体と、
ガス拡散層と、
酵素及び酵素固定化材料を含有する触媒層と、を備えることを特徴とする請求項1記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項16】
上記カソードアセンブリが、嵌め合わされるフレームパーツを有するカソードフレームを備え、
上記カソードが、上記フレームパーツの間に固定されることを特徴とする請求項1記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項17】
上記カソードが、
集電体と、
ガス拡散層と、
触媒と、を有することを特徴とする請求項1記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項18】
上記コントローラーが、
規定されたオペレーティングモードに従って燃料電池のアウトプットを制御するコントローラーと、
上記燃料電池と上記負荷との間で操作可能に接続されたスイッチ回路と、を有し、
上記スイッチ回路は、オペレーティングモードにしたがって上記燃料電池の上記負荷への接続と上記燃料電池の上記負荷からの切断とを交互に行うコントローラーに対して応答可能であることを特徴とする請求項1記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項19】
負荷に対して電力を供給するためのバイオ燃料電池デバイスであって、
燃料電池と、
規定されたオペレーティングモードにしたがって上記燃料電池のアウトプットを制御する、上記燃料電池に操作可能に接続されたコントローラーと、
上記燃料電池と上記負荷との間に配置されたスイッチ回路と、を備え、
上記スイッチ回路は、オペレーティングモードにしたがって上記燃料電池の上記負荷への接続と上記燃料電池の上記負荷からの切断とを交互に行うコントローラーに対して応答可能であることを特徴とするバイオ燃料電池デバイス。
【請求項20】
上記燃料電池は、一連に電気的に接続された複数の燃料電池を備えることを特徴とする請求項19記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項21】
上記オペレーティングモードが、所定の負荷サイクルにおいて、少なくとも1つの燃料電池の上記負荷への接続と少なくとも1つの他の燃料電池の上記負荷からの切断とを交互に行うことを含む請求項20記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項22】
上記オペレーティングモードが、所定の負荷サイクルにおいて、すべての燃料電池の上記負荷からの同時切断と、すべての燃料電池の上記負荷への同時接続と、が交互に行われることを含む請求項20記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項23】
上記オペレーティングモードが、複数の燃料電池の1つを上記負荷から切断し他の燃料電池を上記負荷に接続することを交互に行うことを特徴とする請求項20記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項24】
さらに、補助電源回路を備え、該補助電源回路は、補助電源と燃料電池のアウトプットとを選択的に接続するためのコントローラーに応答可能であり、それにより、バイオ燃料電池デバイスにより上記負荷へ供給される電力を補完することを特徴とする請求項19記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項25】
上記コントローラーは、上記燃料電池のアウトプットと閾値とを比較するためのコンパレーターを備え、上記補助電源回路は、上記燃料電池のアウトプットが上記閾値より低いとき、燃料電池のアウトプットに補助電源を接続するための比較に対して応答可能であることを特徴とする請求項24記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項26】
上記補助電源が、再充電可能なバッテリーであることを特徴とする請求項24記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項27】
上記バッテリーを再充電するため上記燃料電池のアウトプットが上記負荷から切断され上記バッテリーに接続されるような、他の所定のオペレーティングモードに従って、上記コントローラーが、上記燃料電池のアウトプットを制御するように構成されていることを特徴とする請求項26記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項28】
負荷に対して電力を供給するバイオ燃料電池デバイスであって、
燃料電池と、
規定されたオペレーティングモードにしたがって上記燃料電池のアウトプットを制御する、上記燃料電池に操作可能に接続されたコントローラーと、
上記燃料電池と上記負荷との間に配置されたスイッチ回路と、
補助電源と燃料電池のアウトプットとを選択的に接続するためのコントローラーに応答可能であり、それにより、バイオ燃料電池デバイスにより上記負荷へ供給される電力を補完する補助電源回路と、を備えることを特徴とするバイオ燃料電池デバイス。
【請求項29】
負荷に対して電力を供給するバイオ燃料電池デバイスであって、
一連に電気的に接続された複数の燃料電池と、
規定された複数のオペレーティングモードの少なくとも1つにしたがって各燃料電池のアウトプットを制御する、上記各燃料電池に操作可能に接続されたコントローラーと、
上記燃料電池と上記負荷とを操作可能に接続するスイッチ回路と、を備え、
上記スイッチ回路は、オペレーティングモードにしたがって上記複数の燃料電池の少なくとも1つの上記負荷への選択的な接続を行うコントローラーに対して応答可能であることを特徴とするバイオ燃料電池デバイス。
【請求項30】
バイオ燃料電池デバイスの1以上の燃料電池セルのアウトプットを電気的に調整する方法であって、
当該バイオ燃料電池デバイスは、負荷に対して電力を供給するために適用され、
当該方法は、
上記燃料電池セルと上記負荷との間でスイッチ回路を電気的に接続する工程と、
所定の複数のオペレーティングモードの少なくとも1つに従って、上記複数の燃料電池の少なくとも1つを上記負荷に選択的に接続するため上記スイッチ回路をスイッチングする工程と、を備える方法。
【請求項31】
上記バイオ燃料電池デバイスは、バイオアノードと、カソードと、を備え、
上記バイオアノードは、
ガス拡散層と、
燃料流体と反応して当該燃料流体の酸化された形態のものを生成することができる少なくとも1つのアノード酵素であって、上記ガス拡散層に対して電子を放出可能なアノード酵素と、
上記酵素を固定化及び安定化することができる固定化材料であって上記燃料流体に対して透過性の固定化材料と、
を含むことを特徴とする請求項1〜30のいずれかに記載のバイオ燃料電池デバイス若しくは方法。
【請求項32】
上記バイオ燃料電池デバイスは、バイオアノードと、カソードと、を備え、
上記バイオアノードは、
ガス拡散層と、
電子メディエーターの酸化されたもの及び燃料流体と反応してそれぞれ上記燃料流体の酸化された形態のもの及び電子メディエーターの還元されたものを生成することができるアノード酵素と、を含み、
上記電子メディエーターの還元されたものは、ガス拡散層に対して電子を放出することができ、
酵素固定化材料が、上記燃料流体及び上記電子メディエーターに対して透過性を有することを特徴とする請求項1〜30のいずれかに記載のバイオ燃料電池デバイス若しくは方法。
【請求項33】
上記バイオ燃料電池デバイスは、バイオアノードと、カソードと、を備え、
上記バイオアノードは、
ガス拡散層と、
電子メディエーターの酸化された形態のもの及び燃料流体と反応してそれぞれ上記燃料流体の酸化された形態のもの及び電子メディエーターの還元された形態のものを生成することができるアノード酵素と、
上記燃料流体及び上記電子メディエーターに対して透過性を有する酵素固定化材料と、
上記電子伝導体に近接する電解触媒と、を含み、
上記電解触媒の酸化された形態のものが、上記電子メディエーターの還元された形態のものと反応して、上記電子メディエーターの酸化された形態のもの及び上記電解触媒の還元された形態のものを生成することができ、
上記電解触媒の還元された形態のものは、上記ガス拡散層に対して電子を放出することができることを特徴とする請求項1〜30のいずれかに記載のバイオ燃料電池デバイス若しくは方法。
【請求項34】
バイオ燃料電池デバイスは、アノードと、バイオカソードと、を備え、
上記バイオカソードは、
ガス拡散層と、
酸化剤と反応して水を生成することができる少なくとも1つのカソード酵素であって上記ガス拡散層から電子を獲得可能なカソード酵素と、
上記酵素を固定化し安定化することができる酵素固定化材料であって、上記酸化剤に対して透過性を有する酵素固定化材料と、
を含むことを特徴とする請求項1〜30のいずれかに記載のバイオ燃料電池デバイス若しくは方法。
【請求項35】
バイオ燃料電池デバイスは、アノードと、バイオカソードと、を備え、
上記バイオカソードは、
ガス拡散層と、
電子メディエーターの還元された形態のもの及び酸化剤と反応して、それぞれ電子メディエーターの酸化された形態のものと水とを生成することができる少なくとも1つのカソード酵素と、
上記ガス拡散層から電子を獲得することができるカソード酵素と、上記酵素を固定化し安定化することができる酵素固定化材料であって、上記酸化剤に対して透過性を有する酵素固定化材料と、を含み、
上記電子メディエーターの酸化された形態のものは、上記ガス拡散層から電子を獲得して上記電子メディエーターの還元された形態のものが生成されることを特徴とする請求項1〜30のいずれかに記載のバイオ燃料電池デバイス若しくは方法。
【請求項36】
バイオ燃料電池デバイスは、アノードと、バイオカソードと、を備え、
上記バイオカソードは、
ガス拡散層と、
電子メディエーターの還元された形態のもの及び酸化剤と反応して、それぞれ電子メディエーターの酸化された形態のものと水とを生成することができる少なくとも1つのカソード酵素と、
ガス拡散層から電子を獲得して、電解触媒の還元された形態のものを生成する電解触媒の酸化された形態のものと、
上記酵素を固定化し安定化することができる酵素固定化材料であって、上記酸化剤に対して透過性を有する酵素固定化材料と、を含み、
上記電解触媒の還元された形態のものは電子メディエーターの酸化された形態のものと反応して上記電子メディエーターの還元された形態のもの及び上記電解触媒の酸化された形態のものが生成され、上記電解触媒の酸化された形態のものは上記ガス拡散層から電子を獲得して上記電解触媒の還元された形態のものが生成される請求項1〜30のいずれかに記載のバイオ燃料電池デバイス若しくは方法。
【請求項37】
上記バイオアノード若しくはバイオカソードは、さらに集電体を有することを特徴とする請求項31〜36のいずれかに記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項38】
上記酵素固定化材料は、電子メディエーター、電解触媒、若しくは、電子メディエーター及び電解触媒を含むことを特徴とする請求項32、33、及び35〜37のいずれかに記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項39】
上記集電体は、電子を伝導し、かつガス拡散層及び触媒層にラティスサポートを与える物質を含むことを特徴とする請求項37若しくは38に記載のバイオ燃料電池。
【請求項40】
上記ガス拡散層は、カーボンクロス、カーボンペーパー、カーボンスクリーン印刷電極、カーボンブラック、カーボン粉末、カーボンファイバー、シングルウォールカーボンナノチューブ、ダブルウォールカーボンナノチューブ、マルチウォールカーボンナノチューブ、カーボンナノチューブアレイ、ダイアモンドコート導電体、ガラス状カーボン、メソポーラスカーボン、グラファイト、未圧縮グラファイトウォーム、剥離された高純度鱗片状黒鉛、高性能グラファイト、カーボン粉末、ピロリティックグラファイト、多結晶グラファイト、エポキシ、ポリテトラフルオロエチレン、もしくはこれらを組み合わせたものであることを特徴とする請求項31〜39のいずれかに記載のバイオ燃料電池。
【請求項41】
上記ガス拡散層は、電子を伝達する高表面積を有する第1の電気伝導性材料と、上記電子伝導体を支持する第2の電気伝導性材料と、バインダーと、を含んでなり、
自立型となるよう上記電子伝導体に対して十分な強度を与えるため、上記第1電気伝導性材料に対する上記第2電気伝導性材料の質量比が、少なくとも0.5:1であることを特徴とする請求項31〜39のいずれかに記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項42】
上記アノード酵素は、アルコールデハイドロゲナーゼ、アルデヒドデハイドロゲナーゼ、蟻酸デハイドロゲナーゼ、ホルムアルデヒドデハイドロゲナーゼ、グルコースデハイドロゲナーゼ、グルコースオキシダーゼ、乳酸デハイドロゲナーゼ、ラクトースデハイドロゲナーゼ、ピルビン酸塩デハイドロゲナーゼ、リポキシゲナーゼ、PQQ依存型アルコールデヒドロゲナーゼもしくはこれらを組み合わせたものであることを特徴とする請求項31〜41のいずれかに記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項43】
上記アノード酵素は、酵素に関連するPQQを有するPQQ依存型アルコールデヒドロゲナーゼであることを特徴とする請求項42記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項44】
上記燃料流体は、アンモニア、メタノール、エタノール、プロパノール、イソブタノール、ブタノール、イソプロパノール、アリルアルコール、アリールアルコール、グリセロール、プロパンジオール、マンニトール、グルクロン酸塩、アルデヒド、カルボハイドレート、グルコース、グルコース-l、D-グルコース、L-グルコース、グルコース-6-リン酸塩、乳酸塩、乳酸-6-リン酸塩、D-乳酸塩、L-乳酸塩、フルクトース、ガラクトース-l、ガラクトース、アルドース、ソルボース、マンノース、グリセリン酸塩、コエンザイムA、アセチルCo-A、リンゴ酸塩、イソクエン酸塩、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、酢酸塩、クエン酸塩、L-グルコン酸塩、ベータ-ヒドロキシステロイド、アルファ-ヒドロキシステロイド、ラクトアルデヒド、テストステロン、グルコン酸塩、脂肪酸、脂質、ホスホグリセリン酸塩、レチナール、エストラジオール、シクロペンタノール、ヘキサデカノール、長鎖アルコール、コニフェリルアルコール、シンナミルアルコール、ギ酸塩、長鎖アルデヒド、ピルビン酸塩、ブタナール、アシル-CoA、ステロイド、アミノ酸、フラビン、NADH、NADH、NADPH、NADPH、水素、若しくはこれらを組み合わせたものであることを特徴とする請求項42又は43に記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項45】
上記燃料流体は、メタノール若しくはエタノールであることを特徴とする請求項44記載のバイオ燃料電池デバイス。
【請求項46】
バイオアノードにおいて燃料流体を酸化し、カソード若しくはバイオカソードにおいて酸化剤を還元することを含む、請求項1〜29、若しくは31〜45のいずれかに記載のバイオ燃料電池デバイスを用いる電気発生方法。
【請求項47】
空気に対して透過性を有し、燃料流体に対して透過性を有さない、電気伝導性材料の第1領域と、
燃料流体及び空気に対して透過性を有する、電気伝導性材料の第2領域と、
上記燃料流体及び空気の両方に接触することができる卑金属触媒と、を備え、
電極を含む吸気性半電池が、室温、電極ポテンシャル0.4V、及び10mg/cmの触媒積載でオペレートした場合、少なくとも、約16、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80mA/cm若しくはそれ以上の電流密度を発生させることを特徴とする電極。
【請求項48】
上記第1領域及び第2領域の透過性が、各領域の多孔性を制御することにより制御されることを特徴とする請求項47記載の電極。
【請求項49】
上記触媒が、上記第2領域に近接することを特徴とする請求項47又は48記載の電極。
【請求項50】
上記触媒が、遷移金属、遷移金属大員環若しくはこれらを組み合わせたものであることを特徴とする請求項47〜49のいずれかに記載の電極。
【請求項51】
上記遷移金属大員環が、遷移金属フタロシアニン、遷移金属ポルフィリン、その誘導体若しくは類似体若しくはこれらを組み合わせたものであることを特徴とする請求項50記載の電極。
【請求項52】
上記遷移金属大員環が、鉄フタロシアニン、コバルトフタロシアニン、鉄ポルフィリン、コバルトポルフィリン、その誘導体若しくは類似体、若しくはこれらを組み合わせたものであることを特徴とする請求項51記載の電極。
【請求項53】
上記遷移金属大員環が、コバルト(II)1,2,3,4,8,9,10,11,15,16,17,18,22,23,24,25-ヘキサデカフルオロ-29H,31H-フタロシアニン若しくはその誘導体若しくは類似体であることを特徴とする請求項51記載の電極。
【請求項54】
電子伝導体と、
選択的に酸素を還元し水に変換することができる少なくとも1つの卑金属触媒と、を有し、
電極を含む吸気性半電池が、室温、電極ポテンシャル0.4V、及び10mg/cmの触媒積載でオペレートした場合、少なくとも、約16、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80mA/cm若しくはそれ以上の電流密度を発生させることを特徴とする加熱処理電極。
【請求項55】
上記電極が、さらに、カーボンに支持されたポリアミンを含み、該電極が熱処理されて、金属元素の、ポリアミンとの相互作用を増加させたことを特徴とする請求項54記載の電極。
【請求項56】
上記電流密度が、少なくとも約50mA/cmであることを特徴とする請求項54若しくは55記載の電極。
【請求項57】
上記電流密度が、少なくとも約80mA/cmであることを特徴とする請求項54若しくは55記載の電極。
【請求項58】
上記電子伝導体が、少なくとも1つのカーボンベース材料を含み、該カーボンベース材料が、カーボンクロス、カーボンペーパー、カーボンスクリーン印刷電極、カーボンブラック、カーボン粉末、カーボンファイバー、シングルウォールカーボンナノチューブ、ダブルウォールカーボンナノチューブ、マルチウォールカーボンナノチューブ、カーボンナノチューブアレイ、ダイアモンドコート導電体、ガラス状カーボン、メソポーラスカーボン、グラファイト、未圧縮グラファイトウォーム、剥離された高純度鱗片状黒鉛、高性能グラファイト、高秩序ピロリティックグラファイト、ピロリティックグラファイト、多結晶グラファイト、もしくはこれらを組み合わせたものであることを特徴とする請求項54〜57のいずれかに記載の電極。
【請求項59】
上記卑金属触媒が、燃料流体耐性、特にアルコール耐性を有することを特徴とする請求項54〜58のいずれかに記載の電極。
【請求項60】
上記卑金属触媒が、酸耐性を有することを特徴とする請求項59記載の電極。
【請求項61】
上記卑金属触媒が、コバルト(II)1,2,3,4,8,9,10,11,15,16,17,18,22,23,24,25-ヘキサデカフルオロ-29H,31H-フタロシアニン若しくはその誘導体若しくは類似体であることを特徴とする請求項54〜60のいずれかに記載の電極。
【請求項62】
コバルト(II)1,2,3,4,8,9,10,11,15,16,17,18,22,23,24,25-ヘキサデカフルオロ-29H,31H-フタロシアニン(CoPcF)と、
ポリピロールと、を有し、
上記CoPcFと上記ポリピロールが、熱処理されて、コバルト金属元素とピロールの窒素元素との相互作用を増加させたことを特徴とする触媒。
【請求項63】
上記ポリピロールが、カーボンに支持されていることを特徴とする請求項62記載の触媒。
【請求項64】
空気に対して透過性を有し、燃料流体に対して透過性を有さない、電気伝導性材料の第1領域と、
燃料流体及び空気に対して透過性を有する、電気伝導性材料の第2領域と、
上記燃料流体及び空気の両方に接触することができる卑金属触媒と、を備えることを特徴とする電極。
【請求項65】
(a)電子伝導体と、
(b)酸化剤と反応して水を生成することができる少なくとも1つのカソード酵素と、
(c)上記酵素を固定化し安定化することができ、酸化剤を透過することができる酵素固定化材料と、を備え、
上記電子伝導体が、機能化されたマルチウォールカーボンナノチューブ、活性化されたカーボンベース材料、若しくはこれらを組み合わせたものを含むことを特徴とするバイオカソード。
【請求項66】
上記活性化されたカーボンベース材料が、カーボンブラックであり、該カーボンブラックは、約600℃〜約900℃に加熱されその後水に浸漬されたことを特徴とされる請求項65記載のバイオカソード。
【請求項67】
上記機能化されたマルチウォールカーボンナノチューブが少なくとも1つのヒドロキシル基、カルボキシル基若しくはこれらを組み合わせたもので機能化されたことを特徴とする請求項65記載のバイオカソード。
【請求項68】
上記酵素が、ビリルビンオキシダーゼ、スーパーオキサイドディスムターゼ、ペロキサシダーゼ、若しくはこれらを組み合わせたものであることを特徴とする請求項65〜67のいずれかに記載のバイオカソード。
【請求項69】
固定化された酵素によりコートされたコアを有する粒子であって、
上記酵素は、固定化材料に固定化され、
上記酵素は、それぞれ、(i)固定化及びコーティング前の最初の活性に比して、少なくとも約0.65,0.7,0.75,0.8,0.85,0.9,0.95以上の活性を有し、(ii)化学反応を連続的に触媒する際少なくとも1、2、3、4、5、6若しくは7日間、最初の触媒活性の少なくとも約75%を保持することを特徴とする粒子。
【請求項70】
上記酵素は、少なくとも5,10,15,20,25,30,45,60,75,90,105,120,150,180,210,240,270,300,330,365,400,450,500,550,600,650,700,730日以上最初の触媒活性の少なくとも約75%を保持することを特徴とする請求項69記載の粒子。
【請求項71】
酵素は、当該酵素と共有結合しない酵素固定化材料に固定化されることを特徴とする請求項69若しくは70記載の粒子。
【請求項72】
上記コアが、不活性コアであることを特徴とする請求項69〜71のいずれかに記載の粒子。
【請求項73】
上記コアが、ポリマーでないことを特徴とする請求項69〜72のいずれかに記載の粒子。
【請求項74】
上記固定化された酵素が、上記コア上に層を形成することを特徴とする請求項69〜73のいずれかに記載の粒子。
【請求項75】
上記層が連続的であることを特徴とする請求項74記載の粒子。
【請求項76】
化学変化を連続的に触媒する際、上記酵素が、少なくとも30日間最初の触媒活性の少なくとも約75%を保持することを特徴とする請求項69〜75のいずれかに記載の粒子。
【請求項77】
上記酵素は、固定化及びコーティング前の最初の活性に比して、少なくとも約0.7,0.75,0.8,0.85,0.9,0.95以上の活性を有することを特徴とする請求項69〜76のいずれかに記載の粒子。
【請求項78】
固定化されたオルガネラによりコートされたコアを含む粒子であって、上記オルガネラは固定化材料に固定化されることを特徴とする粒子。
【請求項79】
上記オルガネラは、グリオキゾーム、ペルオキゾーム、ミトコンドリア、マイトプラスト、チラコイド、葉緑体、ヒドロゲノソーム、若しくはこれらを組み合わせたものであることを特徴とする請求項78に記載の粒子。
【請求項80】
固定化された酵素若しくはオルガネラによりコートされた粒子を調製するプロセスであって、
酵素若しくはオルガネラを含む溶液を、少なくとも1つのコア粒子、固定化材料、及び液体溶媒を含む懸濁液と混合して、混合物を生成する工程と、
当該混合物をスプレイドライする工程と、を含むことを特徴とするプロセス。
【請求項81】
スプレイドライ工程が、エアーブラシを用いて実行され、当該混合物が表面上にスプレイドライされることを特徴とする請求項80記載のプロセス。
【請求項82】
上記液体媒体が、溶媒、緩衝溶液、イオン液体、若しくはこれらを組み合わせたものであることを特徴とする請求項80若しくは81に記載のプロセス。
【請求項83】
上記コア粒子が、ポリマー粒子、カーボン粒子、ゼオライト粒子、金属粒子、セラミック粒子、金属酸化物粒子、反応媒体不溶性有機金属粒子、若しくはこれらを組み合わせたものであることを特徴とする請求項69〜82のいずれかに記載の粒子若しくはプロセス。
【請求項84】
上記酵素が、リパーゼ、グルコースイソメラーゼ、ニトリラーゼ、グルコースオキシダーゼ、プロテアーゼ、ペプシン、アミラーゼ、菌性アミラーゼ、マルトジェニックアミラーゼ、セルラーゼ、ラクターゼ、エステラーゼ、カルボヒドラーゼ、ヘミセルラーゼ、ペントサナーゼ、キシラナーゼ、プルラナーゼ、αβ-グルカナーゼ、アセトラクターゼデカルボキシラーゼ、αβ-グルコシダーゼ、グルタミナーゼ、ペニシリンアシラーゼ、クロロペルオキシダーゼ、アスパラギン酸β-デカルボキシラーゼ、シクロデキストリングリコシルトランスフェラーゼ、スブチリシン、アミノアシラーゼ、アルコールデヒドロゲナーゼ、アミノ酸オキシダーゼ、ウレアーゼ、コレステラーゼ、デスルフィナーゼ、リグニンペルオキシダーゼ、ペクチナーゼ、オキシドレダクターゼ、デキストラナーゼ、グルコシダーゼ、ガラクトシダーゼ、グルコアミラーゼ、マルターゼ、スクラーゼ、インベルターゼ、ナリンギナーゼ、ブロメライン、フィシン、パパイン、ペプシン、ペプチダーゼ、キモシン、サーモリシン、トリプシン、トリグリセリダーゼ、プレガストリックエステラーゼ、ホスファターゼ、フィターゼ、アミダーゼ、グルタミナーゼ、リゾチーム、カタラーゼ、デハイドロゲナーゼ、ペルオキシダーゼ、リアーゼ、フマラーゼ、ヒスタラーゼ、アミノトランスフェラーゼ、リガーゼ、シクラーゼ、ラセマーゼ、ムターゼ、オキシダーゼ、レダクターゼ、リグニナーゼ、若しくはこれらを組み合わせたものであることを特徴とする請求項69〜77及び80〜83のいずれかに記載の粒子又はプロセス。
【請求項85】
上記粒子が、約25質量%〜約90質量%のコア及び約10質量%〜約75質量%のコーティングを含むことを特徴とする請求項69〜84のいずれかに記載の粒子又はプロセス。
【請求項86】
上記コーティングが、約0.1質量%〜約29質量%の酵素、約0.1質量%〜約43質量%の酵素固定化材料、約29質量%以下の電子メディエーターを含むことを特徴とする請求項85記載の粒子若しくはプロセス。
【請求項87】
上記溶液は、約0.1質量%〜約15質量%の酵素、約85質量%〜約99.9質量%の溶媒を含み、上記懸濁液は、約0.1質量%〜約28.7質量%のコア粒子、約4質量%〜約10質量%の酵素固定化材料、及び約50質量%〜約75質量%の液体溶媒を含むことを特徴とする請求項80〜84のいずれかに記載の粒子若しくはプロセス。
【請求項88】
電子を伝達する高表面積の第1電気伝導性材料と、上記電子伝導体を支持する第2電気伝導性材料と、バインダーと、を含むモノレイヤーを有し、
自立型となるよう上記電子伝導体に対して十分な強度を与えるため、上記第1電気伝導性材料に対する上記第2電気伝導性材料の質量比が、少なくとも0.5:1であることを特徴とする自立型電子伝導体。
【請求項89】
上記の第1電気伝導性材料に対する第2電気伝導性材料の質量比は、少なくとも0.6、0.7、0.8、0.9若しくは1:1であることを特徴とする請求項88記載の電子伝導体。
【請求項90】
上記電子メディエーターが、上記第1電気伝導性材料の少なくとも一部にグラフトされていることを特徴とする請求項88又は89記載の電子伝導体。
【請求項91】
さらに、上記モノレイヤーに接触して集電体を有し、上記電子伝導体が、上記集電体及び第2電気伝導性材料により与えられるもの以外に構造上のサポートが含まれないことを特徴とする請求項88〜90のいずれかに記載の電子伝導体。
【請求項92】
上記集電体が、基部エンドと先端エンドとを有し、該基部エンドと該先端エンドとは長手方向軸に沿って、その間においてある長さを規定し、上記モノレイヤーが上記集電体に接触しており、上記集電体の基部エンドから上記先端エンドへ同軸上に延びていることを特徴とする請求項91記載の電子伝導体。
【請求項93】
上記第2電気伝導性材料に対する上記バインダーの質量比は、少なくとも0.8、0.9若しくは1:1であることを特徴とする請求項88〜92のいずれかに記載の電子伝導体。
【請求項94】
上記第1電気伝導性材料は、カーボンブラック、上記第2電気伝導性材料は、カーボンファイバー、上記バインダーはポリビニリデンジフルオライド若しくはポリテトラフルオロエチレンであることを特徴とする請求項88〜93のいずれかに記載の電子伝導体。
【請求項95】
上記モノレイヤーが、さらに請求項69〜77、83、85〜87のいずれかに記載の粒子を含むことを特徴とする請求項88〜93のいずれかに記載の電子伝導体。
【請求項96】
上記モノレイヤーの表面に酵素層が接触し、上記酵素層が酵素固定化材料に固定化され、カーボンブラック粒子にグラフトされたナノワイヤーを含んでなるナノ構造体に接触する酵素を含むことを特徴とする請求項88〜94のいずれかに記載の電子伝導体。
【請求項97】
上記酵素固定化材料は、ミセル構造若しくは逆ミセル構造を含むことを特徴とする請求項15、31〜47、65〜87若しくは96のいずれかに記載のバイオ燃料電池デバイス、方法、バイオカソード、粒子、電子伝導体、若しくはプロセス。
【請求項98】
上記酵素固定化材料が、修飾ペルフルオロ硫酸塩-PTFEコポリマー若しくは修飾アルギン酸塩であることを特徴とする請求項97記載のバイオ燃料電池デバイス、方法、バイオカソード、粒子、電子伝導体、若しくはプロセス。
【請求項99】
上記酵素固定化材料が、NHより大きい疎水性カチオンにより修飾されていることを特徴とする請求項98に記載のバイオ燃料電池デバイス、方法、バイオカソード、粒子、電子伝導体、若しくはプロセス。
【請求項100】
上記疎水性カチオンが、アンモニウムベースカチオン、第4級アンモニウムカチオン、アルキルトリエチルアンモニウムカチオン、有機性カチオン、ホスホニウムカチオン、トリフェニルホスホニウム、ピリジニウムカチオン、イミダゾリウムカチオン、ヘキサデシルピリジニウム、エチジウム、ビオロゲン、メチルビオロゲン、ベンジルビオロゲン、ビス(トリフェニルホスフィン)イミニウム、金属錯体、ビピリジル金属錯体、フェナントロリンベース金属錯体、[Ru(ビピリジン)2+および[Fe(フェナントロリン)3+を含むことを特徴とする請求項99記載のバイオ燃料電池デバイス、方法、バイオカソード、粒子、電子伝導体、若しくはプロセス。
【請求項101】
上記疎水性カチオンが、テトラプロピルアンモニウム(T3A)、テトラペンチルアンモニウム(T5A)、テトラヘキシルアンモニウム(T6A)、テトラヘプチルアンモニウム(T7A)、トリメチルイコシルアンモニウム(TMICA)、トリメチルオクチルデシルアンモニウム(TMODA)、トリメチルヘキシルデシルアンモニウム(TMHDA)、トリメチルテトラデシルアンモニウム(TMTDA)、トリメチルオクチルアンモニウム(TMOA)、トリメチルドデシルアンモニウム(TMDDA)、トリメチルデシルアンモニウム(TMDA)、トリメチルヘキシルアンモニウム(TMHA)、テトラブチルアンモニウム(TBA)、トリエチルヘキシルアンモニウム(TEHA)、及びこれらを組み合わせたものであることを特徴とする請求項99記載のバイオ燃料電池デバイス、方法、バイオカソード、粒子、電子伝導体、若しくはプロセス。
【請求項102】
上記疎水性カチオンに、化4により表される第4級アンモニウムが含まれることを特徴とする請求項99記載のバイオ燃料電池デバイス、方法、バイオカソード、粒子、電子伝導体、若しくはプロセス。
【化4】


ここで、式中、R、R、RおよびRは、独立に、水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは複素環であり、R、R、RおよびRの少なくとも1つは、水素以外のものである。
【請求項103】
上記R、R、RおよびRは、独立に、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルであり、上記R、R、RおよびRの少なくとも1つは水素以外のものであることを特徴とする請求項102記載のバイオ燃料電池デバイス、方法、バイオカソード、粒子、電子伝導体、若しくはプロセス。
【請求項104】
上記R、R、RおよびRは、同じであり、かつメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチルまたはヘキシルであることを特徴とする請求項102記載のバイオ燃料電池デバイス、方法、バイオカソード、粒子、電子伝導体、若しくはプロセス。
【請求項105】
上記R、R、RおよびRのうち1つは、ヘキシル、オクチル、デシル、ドデシル、若しくはテトラデシルであり、他のものは独立してメチル、エチル、若しくはプロピルであることを特徴とする請求項102記載のバイオ燃料電池デバイス、方法、バイオカソード、粒子、電子伝導体、若しくはプロセス。
【請求項106】
上記R、R、RおよびRはブチルであることを特徴とする請求項102記載のバイオ燃料電池デバイス、方法、バイオカソード、粒子、電子伝導体、若しくはプロセス。
【請求項107】
上記固定化材料が、ミセル状疎水変性ポリサッカライドであることを特徴とする請求項15、31〜47、65〜87若しくは96に記載のバイオ燃料電池デバイス、方法、バイオカソード、粒子、電子伝導体、若しくはプロセス。
【請求項108】
上記ポリサッカライドは、キトサンを含むことを特徴とする請求項107記載のバイオ燃料電池デバイス、方法、バイオカソード、粒子、電子伝導体、若しくはプロセス。
【請求項109】
上記ミセル状疎水変性ポリサッカライドは、化2に対応することを特徴とする請求項107又は108記載のバイオ燃料電池デバイス、方法、バイオカソード、粒子、電子伝導体、若しくはプロセス。
【化2】


nは、整数であり、R10は、独立して、水素、ヒドロカルビン、置換ヒドロカルビン、若しくは疎水性酸化還元メディエーターであり、R11は独立して水素、ヒドロカルビン、置換ヒドロカルビン、若しくは疎水性酸化還元メディエーターである。
【請求項110】
上記R10は独立して水素若しくはアルキルであり、上記R11は独立して水素若しくはアルキルであるであることを特徴とする請求項109記載のバイオ燃料電池デバイス、方法、バイオカソード、粒子、電子伝導体、若しくはプロセス。
【請求項111】
上記R10は独立して水素若しくはヘキシルであり、上記R11は独立して水素若しくはヘキシルであることを特徴とする請求項109記載のバイオ燃料電池デバイス、方法、バイオカソード、粒子、電子伝導体、若しくはプロセス。
【請求項112】
上記R10は独立して水素若しくはオクチルであり、上記R11は独立して水素若しくはオクチルであることを特徴とする109記載のバイオ燃料電池デバイス、方法、バイオカソード、粒子、電子伝導体、若しくはプロセス。
【請求項113】
上記R10は独立して水素若しくはブチルであり、上記R11は独立して水素若しくはブチルであることを特徴とする109記載のバイオ燃料電池デバイス、方法、バイオカソード、粒子、電子伝導体、若しくはプロセス。
【請求項114】
上記R10は独立して水素若しくは疎水性酸化還元メディエーターであり、上記R11は独立して水素若しくは疎水性酸化還元メディエーターであることを特徴とする109記載のバイオ燃料電池デバイス、方法、バイオカソード、粒子、電子伝導体、若しくはプロセス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29A】
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【図29B】
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【図30A】
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【図30B】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【図62】
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【図63】
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【図64】
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【図65】
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【図66】
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【図67A】
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【図67B】
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【公表番号】特表2010−516017(P2010−516017A)
【公表日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−536453(P2009−536453)
【出願日】平成19年11月7日(2007.11.7)
【国際出願番号】PCT/US2007/083847
【国際公開番号】WO2008/058165
【国際公開日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(509127631)アケルミン・インコーポレイテッド (2)
【氏名又は名称原語表記】AKERMIN, INC.
【Fターム(参考)】