説明

パッケージの開封を検知するためのモニタリング装置及び検知方法

【課題】
パッケージが開封されたかどうかを検知するための装置及び方法を提供する
【解決手段】
一般には製造時に、第1RFIDタグがパッケージに設置される。第1RFIDダグには、第1コンポーネントが含まれている。その第1コンポーネントは、第1RFIDタグが設置された後にパッケージが開封されたことに応答して、第1RFIDタグに対する電源を変更する。第1RFIDタグは、電源が変更されたことに応答して、第1イベントの発生を表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的には、パッケージが開封されたかどうかを決定するためのモニタリング装置に関するものであり、更に詳しく云えば、本発明は、モニタリング装置が特定のパッケージ内にインストールされた後にそのパッケージが開封されたかどうかを決定するための方法及び装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
物品の盗難は、小売業者が直面している大きな問題である。盗難は、コンピュータ・ソフトウェア、DVD、音楽CD、及びビデオ・ゲームのようなデジタル・メディアの場合、これらの物品が非常に高価であることがあるため、特に重要な問題である。これらの物品のデジタル・コンテンツを保存するために使用される記憶媒体は、非常にコンパクトであることが多く、盗み易くしている。
【0003】
デジタル・メディアはパッケージ内に保存される。このパッケージのサイズは多様である。メディアの盗みを思い止まらせるために、或る場合には、隠すことを難しくするように、製造業者はパッケージを大きくし始めている。これに応じて、デジタル・メディアを含むパッケージ全体を持って行く代わりに、泥棒はそのパッケージを開いてデジタル・メディアをパッケージから取り出し、一般に、パッケージを店に残してメディアだけを持って行く。パッケージからのメディアの取り出しは、一般に、その泥棒が店を離れる前にその店内で行われる。
【0004】
既知の解決策は、或るタイプのセキュリティ装置をパッケージそのものに取り付け、デジタル・メディアには取り付けない。或るタイプのセキュリティ検知装置は、セキュリティ装置がそのセキュリティ検知装置を通過したかどうかを検知するために、一般に店の入口に設置される。パッケージがセキュリティ装置を含む場合、泥棒は、パッケージを開封すること及びそのパッケージからデジタル・メディアを取り出すことによって、検知されることなくそのメディアを持って行くことができる。それは、セキュリティ装置がメディアに取り付けられていないためである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、或るパッケージが開封されたかどうかを検知するための装置及び方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一般には製造時に、RFID(Radio Frequency Identification)タグがパッケージに設置される(取り付けられる)。RFIDダグには、1つのコンポーネントが含まれている。そのコンポーネントは、RFIDタグが設置された後にパッケージが開封されたことに応答して、RFIDタグに対する電源を変更する。RFIDタグは、電源が変更されたことに応答して、イベント(event)の発生を表示する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の実施例はパッケージが開封されたかどうかを検知するための装置及び方法である。この実施例は、製造時にパッケージ内に設置される1つまたは複数の修正(modified)RFIDタグを使用する。その修正RFIDタグは、製造プロセスが終了した以後にパッケージが開封されたかどうかを、警報の表示によって表示する。パッケージを開封するという物理的行為が、パッケージが開封されたという警報をRFIDタグに表示させる。更に、その修正RFIDタグは特定のパッケージと関連付けられ、どの特定のパッケージが開封されたかを表すこともできる。
【0008】
RFIDリーダ(reader)が、特定の地理的範囲内で受信し得る問合せ信号をブロードキャストする。そこで、問合せ信号を受信及び処理することができるRFIDタグが、RFIDタグの固有のRFID識別子をRFIDリーダに返送することによってその問合せ信号に応答する。固有のRFID識別子が、特定のRFIDタグを一意的に識別するためにそのRFIDタグに割り当てられる。
【0009】
RFIDタグはマイクロチップを含む。マイクロチップは、問合せ(interrogation)信号を処理及びそれに応答するそのRFIDタグにおけるロジックである。マイクロチップは、RFIDタグが受信した問合せ信号に応答してそのRFIDタグのRFID識別子を伝送する責任を負う。
【0010】
第1実施例は、パッケージが開封されるまでディセーブルされているRFIDタグであって「非アクティブ」モニタリング装置とも呼ばれるモニタリング装置である。パッケージが開封されるまでは、そのRFIDタグは、RFIDリーダによって伝送された問合せ信号に応答しないであろう。即ち、RFIDタグは、問合せ信号に応答してそれの固有のRFID識別子を伝送しないであろう。一旦パッケージが開封されると、RFIDタグは、それがRFIDリーダから受信した問合せ信号に応答して、その固有のRFID識別子を伝送し始めるであろう。
【0011】
第2実施例は、パッケージが開封状態になるまでイネーブルされているRFIFタグであって、本明細書では「アクティブ」モニタリング装置とも呼ばれるモニタリング装置である。パッケージが開封される前、RFIDタグは、RFIDリーダによって伝送された問合せ信号に応答してその固有のRFID識別子をRFIDリーダに返送するであろう。一旦パッケージが開封されると、RFIDタグは、もはや、そのRFIDタグがRFIDリーダから受信した問合せ信号に応答してその固有のRFID識別子を伝送しないであろう。
【0012】
第3実施例は、アクティブ・モニタリング装置および非アクティブ・モニタリング装置を含むモニタリング装置である。アクティブ・モニタリング装置および非アクティブ・モニタリング装置は、共に、一方のモニタリング装置が、他方のモニタリング装置が伝送していない間、それのRFID識別子を伝送するというように動作する。このように、第3実施例のモニタリング装置は、それがRFIDリーダから受信した問合せ信号に応答して一方のRFID識別子を伝送する。
【0013】
この第3実施例では、パッケージが開封される前に、アクティブ・モニタリング装置は、それの固有の識別子をRFリーダに返送することによって、RFリーダによって伝送された問合せ信号に応答するであろうが、非アクティブ・モニタリング装置は問合せ信号に応答しないであろう。一旦パッケージが開封されると、アクティブ・モニタリング装置は、もはや、RFIDタグがRFIDリーダから受信した問合せ信号に応答してそれの固有のRFID識別子を伝送しないであろう。一旦パッケージが開封されると、非アクティブ・モニタリング装置は、RFIDタグがRFIDリーダから受信した問合せ信号に応答して、それの固有のRFID識別子を伝送し始める。
【0014】
第3実施例のモニタリング装置は、パッケージが開封されてない場合、第1RFID識別子を伝送する。パッケージが開封された後、第3実施例のモニタリング装置は、第1RFID識別子の伝送を停止し、第2RFID識別子の伝送を開始する。このように、第3実施例のモニタリング装置は、パッケージが開封されてない場合には第1RFID識別子を伝送し、パッケージが開封された場合には第2RFID識別子を伝送する。
【0015】
すべての実施例において、モニタリング装置に警報を表示させるのは、パッケージを開封するという物理的行為である。第1実施例では、警報は、RFID識別子を伝送することである。第2実施例では、警報は、RFID識別子を伝送しないことである。第3実施例では、警報は第1RFID識別子から第2RFID識別子に伝送を変更することである。
【0016】
実施例は、受動的(パッシブ)RFIDタグを利用して具現化されることが望ましい。受動的RFIDタグにおけるマイクロチップは、RFIDタグがRFIDリーダから受信した問合せ信号からRFIDタグのアンテナを介して電力を受ける。受動的RFIDタグがそのアンテナから信号を受けることができない場合、受動的RFIDタグは、無線周波(RF)信号を伝送することができない。
【0017】
図1は、本発明の実施例によるモニタリング装置を含むRFIDタグ100を示す。
【0018】
RFIDタグ100は、アンテナ104に取り付けられたマイクロチップ102を含む。そのRFIDタグの固有の識別子がマイクロチップ102に保存されている。マイクロチップ102は、RFIDタグ100のロジックを含む集積回路である。マイクロチップ102は、図示のように、第1アンテナ接続部106および第2アンテナ接続部108においてアンテナ104にまたがって接続される。
【0019】
RFIDタグ100は、パッケージが開封されるまで非アクティブであるので、本明細書では「非アクティブ」タイプのモニタリング装置として示される。図2のRFIDタグ200は、それを保存しているパッケージが開封されるまで、それのRFID識別子を伝送しない。
【0020】
RFIDタグ100は、アンテナ104からマイクロチップ102を取り除く(ディセーブルする)短絡回路を提供する取り除き可能なディセーブラ・ワイヤ110を含む。ディセーブラ・ワイヤ110は、マイクロチップ102を短絡するために接続部112および114において接続される。マイクロチップ102が短絡されているので、マイクロチップ102はアンテナ104からの信号を受信しないであろうし、従って、電力も受けないであろう。マイクロチップ102が短絡されているとき、それは、アンテナ104によって受信および検出された信号に応答しないであろう。マイクロチップ102はアンテナ104によって検出された信号に応答しないので、マイクロチップ102は、RFIDリーダによって伝送される如何なる信号にも応答しないであろうし、RFID識別子を伝送しないであろう。
【0021】
RFIDタグ100は、バック(back:背部)116も含む。バック116には、引き剥がし部118が設けられる。引き剥がし部118は、それがバック116から容易に且つ完全に引き剥がされるようにミシン目を付けられている。ディセーブラ・ワイヤ110は、引き剥がし部118がバックから取り除かれるとき、ディセーブラ・ワイヤ110が接続部112、114から取り除かれるように、引き剥がし部118に取り付けられる。ディセーブラ・ワイヤ110が接続部112、114から取り除かれると、マイクロチップ102は、もはや、短絡されず、電力を受けるであろう。マイクロチップ102が、もはや、短絡されなくなるとき、マイクロチップ102は、それのRFID識別子を伝送することによって、それがリーダから受信した信号に応答するであろう。
【0022】
引き剥がし部118がバック116から取り除かれる前には、RFIDタグは、アンテナ104が検知し得る何れの問合せ信号にも応答しないであろう。引き剥がし部118がバック116から取り除かれた後では、RFIDタグ100は、アンテナ104がRFIDリーダから受信する問合せ信号に応答するであろう。このように、RFIDタグ100は、引き剥がし部118がバック116から取り除かれてしまうまでディセーブルされている。バック116から引き剥がし部118を取り除くことはRFIDタグ100をイネーブルする。
【0023】
図2は、本発明の実施例に従ってモニタリング装置を含むRFIDタグ200を示す。
【0024】
RFIDタグ200は、パッケージが開封されるまでそれがアクティブであるので、ここでは「アクティブ」タイプのモニタリング装置として説明される。RFIDタグ200は、それが保存されるパッケージが開封されるまで、それのRFID識別子を伝送する。
【0025】
RFIDタグ200は、アンテナ204に取り付けられるマイクロチップ202を含む。そのRFIDタグの固有の識別子がマイクロチップ202に保存される。マイクロチップ202はRFIDタグ200の集積回路である。マイクロチップ202は、第1アンテナ接続部206および第2アンテナ接続部208において図示のようにアンテナ204にまたがって接続される。RFIDタグ200は、マイクチップ202を第2アンテナ接続部208に接続するワイヤ210を含む。
【0026】
RFIDタグ200はバック216を含む。バック216には、引き剥がし部218が設けられる。引き剥がし部218は、それがバック216から容易に且つ完全に引き剥がされるようにミシン目を付けられている。ワイヤ210は、引き剥がし部218がバック216から取り除かれるとき、接続点212から接続点214までのワイヤ210の一部分が取り除かれるように引き剥がし部218に取り付けられる。接続点212から接続点214までのワイヤ210の部分が「コンポーネント」である。ワイヤ210のその部分が取り除かれるとき、マイクロチップ202は、もはや、アンテナ204から電力を受けることができないであろう。マイクロチップ202が電力を受けることができないとき、マイクロチップ202は、もはや、RFIDリーダから送られる問合せ信号に応答することができないであろうし、それのRFID識別子を伝送しないであろう。
【0027】
引き剥がし部218がバック216から取り除かれる前には、RFIDタグ200は、アンテナ204がRFIDリーダから受信するいずれの問合せ信号にも応答するであろう。引き剥がし部218がバック216から取り除かれた後では、RFIDタグ200は、もはや、アンテナ204がRFIDリーダからの受信した如何なる問合せ信号にも応答しないであろう。このように、RFIDタグ200は、引き剥がし部218がバック216から取り除かれてしまうまでイネーブルされる。引き剥がし部218をバック216から取り除くことはRFIDタグ200をディセーブルする。
【0028】
図3は、本発明の実施例に従って、モニタリング装置を含むRFIDタグ300を示す。
【0029】
RFIDタグ300は、パッケージが開封されるまでそれが非アクティブであるので、ここでは「非アクティブ」タイプのモニタリング装置として説明される。RFIDタグ300は、それを保存しているパッケージが開封されるまで、それのRFID識別子を伝送しない。
【0030】
RFIDタグ300は、アンテナ304に取り付けられたマイクロチップ302を含む。RFIDタグの固有の識別子がマイクロチップ302に保存される。マイクロチップ302はRFIDタグ300の集積回路である。マイクロチップ302は第1アンテナ接続部304および第2アンテナ接続部308において、図示のようにアンテナ304にまたがって接続される。
【0031】
RFIDタグ300は、マイクロチップ302をアンテナ306から取り除く短絡回路を提供するディセーブラ・ワイヤ310を含む。ディセーブラ・ワイヤ310は「コンポーネント」である。ディセーブラ・ワイヤ310は、マイクロチップ302を短絡するために接続部312および314において接続される。マイクロチップ302は短絡されているので、そのマイクロチップは電力を受けられず、アンテナ304によって受信された如何なる信号にも応答しないであろう。マイクロチップ302はアンテナ304によって受信された如何なる信号にも応答しないので、そのマイクロチップ302は、RFIDリーダによって伝送される如何なる信号にも応答しないであろうし、それのRFID識別子を伝送しないであろう。
【0032】
RFIDタグ300は、更に、バック316を含む。バック316は、引き剥がし部318および残りのバック部320を含む。引き剥がし部318は、それが残りのバック部320から容易に且つ完全に引き剥がされるようにミシン目を付けられている。引き剥がし部318が残りのバック部320から引き剥がされるとき、ディセーブラ・ワイヤ310が接続部312、314から取り除かれるように、ディセーブラ・ワイヤ310が引き剥がし部318に取り付けられる。ディセーブラ・ワイヤ310が接続部312、314から取り除かれるとき、マイクロチップ302は、もはや、短絡されず、電力を受けるであろう。マイクロチップ302が、もはや、短絡されないとき、そのマイクロチップは、それのRFID識別子を伝送することによって、それがリーダから受信する信号に応答するであろう。
【0033】
引き剥がし部318が残りのバック部320から取り除かれる前には、RFIDタグ300は、アンテナ304がRFIDリーダから受信する如何なる問合せ信号にも応答しないであろう。引き剥がし部318が残りのバック部320から取り除かれた後では、RFIDタグ300は、アンテナ304がRFIDリーダから受信する問合せ信号に応答するであろう。このように、RFIDタグ300は、引き剥がし部318が残りのバック部320から取り除かれてしまうまでディセーブルされる。引き剥がし部318を残りのバック部320から取り除くことは、RFIDタグ300が、それのRFID識別子を伝送することによって問合せ信号に応答するよう、RFIDタグ300をイネーブルする。
【0034】
図4は、本発明の実施例に従って、モニタリング装置を含むRFIDタグ400を示す。
【0035】
RFIDタグ400は、ここでは、パッケージが開封されるまでそれがアクティブであるので、「アクティブ」タイプのモニタリング装置として説明される。RFIDタグ400は、それを保存しているパッケージが開封されるまで、それのRFID識別子を伝送する。
【0036】
RFIDタグ400は、アンテナ404に取り付けられたマイクロチップ402を含む。RFIDタグの固有の識別子がマイクロチップ402に保存されている。マイクロチップ402はRFIDタグ400の集積回路である。マイクロチップ402は、第1アンテナ接続部406および第2アンテナ接続部408において、図示のようにアンテナ404にまたがって接続される。RFIDタグ400は、マイクロチップ402を第2アンテナ接続部408に接続するワイヤ410を含む。
【0037】
RDIDタグ400はバック416を含む。バック416は、引き剥がし部418および残りのバック部420を含む。引き剥がし部418は、それが残りのバック部420から容易に且つ完全に引き剥がされるようにミシン目を付けられている。引き剥がし部418が残りのバック部420から引き剥がされるとき、接続部412から接続部414までのワイヤ410の一部分が取り除かれる。接続部412から接続部414までのワイヤ410のその部分は「コンポーネント」である。ワイヤ410のその部分が取り除かれるとき、マイクロチップ402は、もはや、アンテナ404から電力を受けることができないであろう。マイクロチップ402は、もはや、電力を受けることができないとき、マイクロチップ402は、もはや、アンテナ404によって受信される問合せ信号に応答することができないであろう。従って、マイクロチップ402は、RFIDリーダから送られる如何なる信号にも応答することができないであろうし、それのRFID識別子を伝送することもできないであろう。
【0038】
引き剥がし部418が残りのバック部420から取り除かれる前には、RFIDタグ400は、それのRFID識別子を伝送することによって、アンテナ404がRFIDリーダから受信するいずれの問合せ信号にも応答するであろう。引き剥がし部418が残りのバック部420から取り除かれた後では、RFIDタグ400は、もはや、アンテナ404がRFIDリーダから受信する如何なる問合せ信号にも応答しないであろうし、RFID識別子を伝送しないであろう。このように、RFIDタグ400は、引き剥がし部418が残りのバック部420から取り除かれてしまうまでイネーブルされる。引き剥がし部418を残りのバック部420から取り除くことはRFIDタグ400をディセーブルする。
【0039】
図5は、本発明の実施例に従って、モニタリング装置502を有するRFIDタグを含むパッケージ500の側断面図である。図6は、本発明の実施例による図5の部分Aの部分的拡大図である。
【0040】
パッケージ500には、デジタル記憶媒体504が含まれる。製造過程で、モニタリング装置502がパッケージ500に設置される。モニタリング装置502はバック506を含む。バック506は、引き剥がし部508および残りのバック部510を含む。モニタリング装置502が製造過程で設置された後であって、パッケージ500が開封される前では、図6に示されるように、引き剥がし部508はバック506に接続されたままである。
【0041】
残りのバック部510は、固着層520を利用してパッケージ500の最上部512にのみ固着される。引き剥がし部508は、固着層522を利用して最下部514のみに固着される。図示の例では、引き剥がし部508は、最下部514の一部であるスピンドル515に固着される。従って、最上部512が動かされるとき、残りのバック部510が最上部512と共に動く。最下部514が動かされるとき、引き剥がし部508が最下部514と共に動く。
【0042】
図示の例では、パッケージ500はヒンジ付き端部524および開口端部526を含む。開口端部526は、ヒンジ530を利用して、最上部512が最下部514から揺動してヒンジ付き端部524の周りを回動することを可能にするために分離することが可能である。パッケージ500が開封されるとき、最上部512は、分離している開口端部526によって最下部514から離れるように動かされる。パッケージ500が開封されるとき、残りのバック部510は最上部512に固着されたままであり、引き剥がし部508は最下部514に固着されたままであるので、引き剥がし部508はバック506から完全に引き剥がされる。
【0043】
図1に示されたRFIDタグ100がモニタリング装置502を具現化するために使用される場合、パッケージ500が開封されるまで、モニタリング装置502はディセーブルされるであろう。即ち、パッケージ500が閉じられたままである限り、モニタリング装置502は、それがRFIDリーダから受信する信号に応答しないであろう。モニタリング装置502は、パッケージ500が開封されていない限り、それのRFID識別子を伝送しないであろう。パッケージ500が開封される場合、引き剥がし部118がバック116から取り除かれる。引き剥がし部118がバック116から取り除かれるとき、ディセーブラ・ワイヤ110が接続部112、114から取り除かれ、従ってマイクロチップ102から短絡回路を取り除く。そこで、マイクロチップ102は機能することができる。この時点で、RFIDタグ100は、それがRFIDリーダから受信する問合せ信号に応答するだろうし、それのRFID識別子を伝送するであろう。
【0044】
図2に示されたRFIDタグ200がモニタリング装置502を具現化するために使用される場合、パッケージ500が開封されるまで、モニタリング装置502はイネーブルさていれるであろう。即ち、パッケージ500が閉じられたままである限り、モニタリング装置502は、それのRFID識別子を伝送することによって、それがRFIDリーダから受信する信号に応答するであろう。モニタリング装置502は、パッケージ500が開封されない限り、それのRFID識別子を伝送するであろう。パッケージ500が開封される場合、引き剥がし部218がバック216から取り除かれる。引き剥がし部218がバック216から取り除かれるとき、接続部212から214までのワイヤ210部分が取り除かれ、従って電源をマイクロチップ202から取り除くことによってマイクロチップ202を回路から取り除く。そこで、マイクロチップ202は、もはや、機能することができない。この時点で、RFIDタグ200は、それがRFIDリーダから受信する問合せ信号に応答しないだろうし、もはや、それのRFID識別子を伝送しないであろう。
【0045】
図7は、本発明の実施例に従って、各々がモニタリング装置を有する複数のRFIDタグを含むパッケージ600の側断面図である。図8は、本発明の実施例による図7の部分Aの部分的拡大図である。
【0046】
デジタル記憶媒体602のような物品がパッケージ600に含まれる。製造過程で、複数のモニタリング装置、例えば、モニタリング装置604および605がパッケージ600に設置される。モニタリング装置604はバック606を含む。バック606は、引き剥がし部608および残りのバック部610を含む。モニタリング装置605はバック612を含む。バック612は、引き剥がし部614および残りのバック部616を含む。
【0047】
製造過程でモニタリング装置604および605が設置された後であって、パッケージ600が開封される前では、図8に示されるように、引き剥がし部608はバック606に接続されたままであり、引き剥がし部614はバック612に接続されたままである。
【0048】
モニタリング装置604および605は、パッケージ600の最上部620および最下部622の間に挟持される。残りのバック部616が、固着層624を利用してパッケージ600の最上部620にのみ固着される。残りのバック部610が、固着層626を利用して残りのバック部616にのみ固着される。このように、残りのバック部610および616は、単一のユニットとして一体的に動作する。従って、最上部620が動かされるとき、残りのバック部610および616は最上部620と一体的に動く。
【0049】
引き剥がし部608は、固着層630を利用して最下部622に固着される。図示の例では、引き剥がし部608が、最下部622の一部であるスピンドル632に固着される。引き剥がし部614は、固着層636を利用して引き剥がし部608のみに固着される。このように、引き剥がし部分608および614は、単一のユニットとして一体的に動作する。従って、最上部622が動かされるとき、引き剥がし部608および614は最下部622と一体的に動く。
【0050】
図示の例では、パッケージ600はヒンジ付き端部640および開口端部642を含む。開口端部642は、ヒンジ644を利用して、最上部620が最下部622から揺動してヒンジ付き端部640の周りを回動することを可能にするために分離することが可能である。パッケージ600が開封されるとき、最上部620は、分離している開口端部642によって最下部622から離れるように動かされる。パッケージ600が開封されるとき、残りのバック部616は最上部620に固着されたままであり、残りのバック部610は残りのバック部616に固着されたままである。
【0051】
パッケージ600が開封されるとき、引き剥がし部608は最下部622に固着されたままであり、引き剥がし部614は引き剥がし部608に固着されたままである。パッケージ600が開封されるとき、引き剥がし部608はバック606から完全に引き剥がされ、引き剥がし部614もバック612から完全に引き剥がされる。
【0052】
パッケージ600は1つの非アクティブ・タイプのモニタリング装置および1つのアクティブ・タイプのモニタリング装置を含む。例えば、モニタリング装置604が非アクティブ・モニタリング装置である場合、モニタリング装置605はアクティブ・モニタリング装置である。RFIDタグ100はモニタリング装置604または605のどちらかを具現化するために使用されるとき、RFIDタグ200が他のモニタリング装置を具現化するために使用される。
【0053】
これとは別に、RFIDタグ300はモニタリング装置604または605のどちらかを具現化するために使用されるとき、RFIDタグ400が他方のモニタリング装置を具現化するために使用される。
【0054】
図9は、本発明の実施例に従って、パッケージを開封するという事態が生じたかどうかを表すために、RFIDタグの識別子を特定のパッケージと関連付ける動作を表す高レベルのフローチャートを示す。このプロセスは、ブロック700によって示されるように開始し、しかる後、特定のパッケージを受け取ることを表すブロック702に進む。次に、ブロック704は、そのパッケージが1つまたは複数のモニタリング装置を含むかどうかを決定することを示す。1つのRFIDタグとして具現化された1つのモニタリング装置をそのパッケージが含むという決定が行われる場合、プロセスはブロック706に進む。ブロック706は、モニタリング装置に含まれるRFIDタグに対して、RFIDタグの識別子をこの特定のパッケージと関連付けることを示す。
【0055】
そこでプロセスはブロック708に進む。プロセス708は、モニタリング装置がアクティブ・モニタリング装置であるか又は非アクティブ・モニタリング装置であるかに関する決定を表す。モニタリング装置がアクティブ・モニタリング装置であるという決定が行われる場合、プロセスはブロック710に進む。ブロック710は、モニタリング装置に含まれたRFIDタグに対するRFID識別子を保存すること、および未開封を表すRFID識別子であるとしてそれにマークを付することを示す。そこで、プロセスは、ブロック714によって表されるように終了する。
【0056】
ブロック708を再び参照すると、モニタリング装置が非アクティブ・モニタリング装置であるという決定が行われる場合、プロセスはブロック712に進む。ブロック712は、モニタリング装置に含まれたRFIDタグに対するRFID識別子を保存すること、および開封済みを表すRFID識別子であるとしてそれにマークを付することを示す。そこで、プロセスは、ブロック714によって表されるように終了する。
【0057】
ブロック704を再び参照すると、パッケージが、RFIDタグとして具現化された複数のモニタリング装置を含むという決定が行われる場合、プロセスはブロック716に進む。ブロック716は、アクティブ・モニタリング装置に含まれたRFIDタグに対するRFID識別子、および非アクティブ・モニタリング装置に含まれたRFIDタグに対するRFID識別子をこの特定のパッケージと関連付けることを表す。次に、ブロック718は、アクティブ・モニタリング装置に含まれたRFIDタグのRFID識別子を保存すること、および未開封を表すRFID識別子であるとしてそれにマークを付することを示す。しかる後、ブロック720は、非アクティブ・モニタリング装置に含まれたそのRFIDタグに対するRFID識別子を保存すること、および開封済みを表すRFID識別子であるとしてそれにマークを付することを示す。そこで、プロセスは、ブロック714によって示されるように終了する。
【0058】
図10は、本発明の実施例に従って、警報を表示するモニタリング装置を説明する高レベルのフローチャートを示す。プロセスはブロック800によって示されるように開始し、ブロック802に進む。ブロック802は、パッケージが開封されているかどうかの決定を示す。パッケージが開封されていないという決定が行われる場合、プロセスはブロック802に戻る。パッケージが開封されたという決定が行われる場合、プロセスはブロック804に進む。ブロック804はモニタリング装置が変更されたことを示す。パッケージを開封するという物理的な行為は、残りのバック部から剥ぎ取り部を分離することによってモニタリング装置を変更する。
【0059】
次に、ブロック806が、モニタリング装置が警報を表示することを示す。モニタリング装置が非アクティブ・モニタリング装置である場合、そのモニタリング装置におけるRFIDタグは、それのRFID識別子を伝送し始めるであろう。この場合、警報はRFID識別子の伝送である。
【0060】
モニタリング装置がアクティブ・モニタリング装置である場合、そのモニタリング装置におけるRFIDタグは、それのRFID識別子の伝送を停止するであろう。この場合、警報はRFID識別子の伝送のがないことである。
【0061】
モニタリング装置がアクティブ・モニタリング装置および非アクティブ・モニタリング装置の組合せを含む場合、警報はアクティブ・モニタリング装置のRFID識別子の伝送から非アクティブ・モニタリング装置のRFID識別子の伝送への変化である。
【0062】
そこで、プロセスはブロック808によって示されるように終了する。
【0063】
図11は、本発明の実施例に従って、パッケージが開封されているかどうかを決定することを示す高レベルのフローチャートである。プロセスはブロック900によって示されるように開始し、ブロック902に進む。ブロック902は、RFIDリーダが問合せ信号を伝送すること示す。次に、ブロック904が、RFIDリーダがそれの問合せ信号に対する応答を受信したかどうかを決定することを表す。RFIDリーダがそれの問合せ信号に対する応答を受信していないという決定が行われる場合、プロセスはブロック905に進む。ブロック905は、特定のRFID識別子を含む特定の応答が期待されたかどうかを決定することを示す。特定のRFID識別子が期待されなかったという決定が行われる場合、プロセスはブロック902に戻る。再びブロック905を参照すると、特定のRFID識別子を含む応答が期待されたという決定が行われる場合、プロセスはブロック912に進む。
【0064】
ブロック904を再び参照すると、RFIDリーダがそれの問合せ信号に対する応答を受信しているという決定が行われる場合、プロセスはブロック906に進む。ブロック906は、応答したRFIDタグのRFID識別子を決定することを表す。RFIDタグが問合せ信号に応答するとき、RFIDタグはそれのRFID識別子をその応答信号に含むであろう。しかる後、ブロック908が、RFIDリーダに含まれたモニタ・テーブルにおいてRFID識別子をルックアップすることを示す。モニタ・テーブルは、RFIDタグ識別子のリストおよび開封済みか又は未開封かのどちらをその識別子が表しているかの情報を含む。
【0065】
そこでプロセスはブロック910に進む。ブロック910は、パッケージが開封されていることをRFID識別子が示しているかどうかを決定することを表す。未開封であったことをRFID識別子が表す場合、プロセスはブロック902に戻る。パッケージが開封されていることをRFID識別子が表す場合、プロセスはブロック912に進む。ブロック912は、どの特定のパッケージが開封されているかを識別するためにRFID識別子を使用することを表す。そこで、プロセスは、ブロック914によって示されるように、終了する。
【0066】
図12は、本発明の実施例を含むコンピュータ・システムのブロック図である。コンピュータ・システム1000はRFIDリーダとして使用することが可能であり、或いはRFIDリーダ1050のようなRFIDリーダを含むことも可能である。
【0067】
コンピュータ・システム1000は、システム・バス1006に接続された複数のプロセッサ1002および1004を含む対称マルチプロセッサ(SMP)・システムであってもよい。それとは別に、シングル・プロセッサ・システムが使用されてもよい。図示の例では、プロセッサ1004はサービス・プロセッサである。システム・バス1006には、メモリ・コントローラ/キャッシュ1008も接続される。I/Oバス・ブリッジ1010がシステム・バス1006に接続され、I/Oバス1012に対するインターフェースを提供する。メモリ・コントローラ/キャッシュ1008およびI/Oバス・ブリッジ1010は、図示のように統合することも可能である。
【0068】
I/Oバス1012に接続されたペリフェラル・コンポーネント・インターコネクト(PCI)バス・ブリッジ1014がPCIローカル・バス1016に対するインターフェースを提供する。多くのモデムをPCIバス1016に接続することも可能である。代表的なPCIバスの具現化態様は、4つのPCI拡張スロットまたはアドイン・コネクタをサポートするであろう。他のコンピュータへの通信リンクは、アドイン・ボードを介してPCIローカル・バス1016に接続されたモデム1018および通信アダプタ1020を介して設けることも可能である。
【0069】
更なるPCIバス・ブリッジ1022および1024が更なるPCIバス1026および1028に対するインターフェースを提供し、それらのPCIバスから、更なるモデムまたはネットワーク・アダプタがサポートされることも可能である。このように、データ処理システム(コンピュータ・システム)1000は、複数のネットワーク・コンピュータへの接続を可能にする。
【0070】
メモリ・マップ・グラフィックス・アダプタ1030がI/Oアダプタ・カード1033を介してPCIバス1028に接続される。
【0071】
ハードディスク・ドライブ1036のような記憶装置がI/Oアダプタ・カード1038を介してバス1028のようなPCIバスに接続される。ハードディスク・ドライブ1036は、任意のタイプのテクノロジを使用して具現化することが可能である。
【0072】
取外し可能な媒体を受け入れる記憶装置ドライブのような別の記憶装置ドライブ1040がシステム1000に含まれる。記憶装置ドライブ1040が、I/Oアダプタ・カード1042を介してPCIバス1026に接続される。CD−ROM、フレキシブル・ディスク、又は他の取外し可能媒体のようなデジタル記憶取外し可能媒体に保存されたデータを、そのデジタル記憶媒体がデジタル媒体ドライブ1040に挿入されたとき、読取るために、即ち、再生するために、デジタル媒体ドライブ1040を利用することが可能である。デジタル記憶媒体に保存されたデータを再生するために、他のタイプのデジタル記憶媒体をデジタル媒体ドライブ1040において利用することも可能である。
【0073】
コンピュータ・システム1000は、RFIDトランスミッタ/レシーバ・リーダ(RFIDリーダ)1050を含む。RFIDリーダ1050は、それがI/Oバス1012とコミュニケーションを行い得るようにそのRFIDリーダ1050をI/Oバス1012に接続するためのシリアル・インターフェース1052を含む。更に、RFIDリーダ1050は、アンテナ1056が接続された無線周波(RF)インターフェース1054を含む。RFインターフェース1054は、アンテナ1056を利用して無線周波信号を受信および送信する。
【0074】
RFIDリーダ1050は、RFID問合せ信号を伝送すること及びRFIDタグから応答信号を受信及び処理することが可能である。
【0075】
コンピュータ・システム1000は、グローバル・ポジショニング・システム(GPS)装置1060も含む。GPS装置1060は、それがI/Oバス1012とコミュニケーションを行い得るようにそのGPS装置1060をI/Oバス1012に接続するためのシリアル・インターフェース1062を含む。更に、GPS装置1060は、アンテナ1066が結合される無線周波(RF)インターフェース1064を含む。RFインターフェース1064は、アンテナ1066を利用して無線周波信号を受信および送信する。
【0076】
本発明の実施例は、パッケージングに伴う不正開封を検知するためにも使用することが可能である。例えば、本発明の実施例は、パッケージがまだ小売店内にある間にそのパッケージが開封されかどうかを決定するために使用することも可能である。
【0077】
本発明の実施例は、医薬品を保管するようなホイル(foil)・パッケージをモニタするためにも使用することが可能である。ホイル・パッケージが破られるとき、モニタリング装置はホイル・パッケージを開封するという事態を表示するであろう。このように、病院のシステムは、その事態がいつ及びどこで生じたかを決定することができるであろう。
【0078】
図12に示されたハードウェアが変更し得るものであることは当業者には明らかであろう。図示のハードウェアの他に、又はそれの代わりに、例えば、光ディスク・ドライブ等のような他の周辺装置を使用することも可能である。図示の例は、好適な実施例に関してアーキテクチャ上の限定を含むことを意味するものではない。
【0079】
本発明は、全体的にハードウェアの実施例、全体的にソフトウェアの実施例、またはハードウェア及びソフトウェアの両方を含む実施例の形式を取ることが可能である。好適な実施例では、本発明は、ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード等を含むがそれに限定されないソフトウェアにおいて具現化される。
【0080】
更に、本発明は、コンピュータ又は任意の命令実行システムによって又はそれに関連して使用するためのプログラム・コードを提供するコンピュータ使用可能媒体又はコンピュータ可読媒体からアクセスし得るコンピュータ・プログラムの形式を取ることも可能である。この説明のために、コンピュータ使用可能媒体又はコンピュータ可読媒体は、命令実行システム、装置、又はデバイスによって又はそれに関連して使用するためのプログラムを含み得る、または記憶し得る、またはコミュニケーションを行い得る、または伝播し得る、または搬送し得る任意の装置であることが可能である。
【0081】
その媒体は、電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線、または半導体システム(または装置またはデバイス)、或いは伝播媒体であることが可能である。コンピュータ可読媒体の例は、半導体またはソリッド・ステート・メモリ、磁気テープ、取外し可能コンピュータ・ディスケット、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、リード・オンリ・メモリ(ROM)、固定磁気ディスク、及び光ディスクを含む。光ディスクの現在の例は、コンパクト・ディスク・リード・オンリ・メモリ(CD−ROM)、コンパクト・ディスク・リード/ライト(CD−R/W)、及びDVDを含む。
【0082】
プログラム・コードを記憶/実行するに適したデータ処理システムは、システム・バスを介してメモリ素子に直接的または間接的に接続された少なくとも1つのプロセッサを含むであろう。メモリ素子は、プログラム・コードの実際の実行中に使用されるローカル・メモリ、大容量記憶装置、および、実行中にコードが大容量記憶装置から検索されなければならない回数を減らすために少なくとも幾つかのプログラム・コードの一時的な記憶装置を提供するキャッシュ・メモリを含むことが可能である。
【0083】
入出力装置、即ちI/O装置(キーボード、ディスプレイ、ポインティング・デバイス等を含むがそれに限定されない)は、直接にまたはI/Oコントローラの介在を通してシステムに接続することが可能である。
【0084】
データ処理システムが私設または公衆ネットワークの介在によって他のデータ処理システムまたはリモート・プリンタもしくは記憶装置に接続されることを可能にするために、ネットワーク・アダプタをそのデータ処理システムに結合することも可能である。モデム、ケーブル・モデム、及びイーサネット(R)・カードも、数少ない現在使用可能なタイプのネットワーク・アダプタである。
【0085】
好適な実施例に関する記述は、説明を目的として行われたものであり、網羅的であることまたは開示された形式に発明を限定することを意図するものではない。当業者には、多くの修正点及び変更点が明らかであろう。実施例は、発明の原理、実用的な応用に関する最善の説明を行うために、及び意図された特定の用途に適した種々の修正を伴う種々の実施例に対して当業者が本発明を理解することを可能にするために、選択及び説明された。
【図面の簡単な説明】
【0086】
【図1】本発明の実施例に従って、モニタリング装置を含むRFIDタグ100を示す概略図である。
【図2】本発明の実施例に従って、モニタリング装置を含むRFIDタグ200を示す概略図である。
【図3】本発明の実施例に従って、モニタリング装置を含むRFIDタグ300を示す概略図である。
【図4】本発明の実施例に従って、モニタリング装置を含むRFIDタグ400を示す概略図である。
【図5】本発明の実施例に従って、モニタリング装置を含むRFIDタグ100を有するパッケージ500の側断面図である。
【図6】図5に示されたパッケージ500の部分的拡大図である。
【図7】複数のRFIDタグ(各RFIDタグが本発明の実施例によるモニタリング装置を含む)を含むパッケージ600の側断面図である。
【図8】図7に示されたパッケージ600の部分的拡大図である。
【図9】本発明の実施例に従って、パッケージが開封されたかどうかを表すためにRFIDタグ識別子をパッケージと関連付ける動作を示す高レベルのフローチャートである。
【図10】本発明の実施例に従って、モニタリング装置を含むパッケージが開封されたことを、モニタリング装置が表すことを示す高レベルのフローチャートである。
【図11】本発明の実施例に従って、特定のパッケージが開封されたかどうかを決定することを示す高レベルのフローチャートである。
【図12】本発明の実施例を含むコンピュータ・システムのブロック図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パッケージが開封されたかどうかを検知するための装置であって、
前記パッケージ内に設置される第1RFID(Radio Frequency Identification)タグと、
前記第1RFIDタグに含まれる第1コンポーネントと、
を含み、
前記第1RFIDタグが設置された後に前記パッケージが開封されることに応答して、前記第1コンポーネントが前記第1RFIDタグに対する第1電源を変更し、
前記第1電源が変更されたことに応答して、前記第1RFIDタグが第1警報を表示する、
装置。
【請求項2】
前記第1RFIDタグが、前記第1RFIDタグを一意的に識別する固有の第1RFID識別子を有し、
前記第1電源が変更される前に、前記第1RFIDタグが前記第1RFID識別子を伝送することができず、
前記第1電源が変更されたことに応答して、前記第1RFIDタグが前記第1RFID識別子を伝送する、
請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記第1RFIDタグが、前記第1RFIDタグを一意的に識別する固有の第1RFID識別子を有し、
前記第1電源が変更される前に、前記第1RFIDタグが前記第1RFID識別子を伝送し、
前記第1電源が変更されたことに応答して、前記第1RFIDタグが前記第1RFID識別子を伝送することができない、
請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記パッケージ内に設置される第2RFIDタグと、
前記第2RFIDに含まれる第2コンポーネントと、
を更に含み、
前記第1RFIDタグが、前記第1RFIDタグを一意的に識別する固有の第1RFID識別子を有し、
前記第2RFIDタグが、前記第2RFIDタグを一意的に識別する固有の第2RFID識別子を有し、
前記第2RFIDタグが設置された後に前記パッケージが開封されたことに応答して、前記第2コンポーネントが前記第2RFIDタグに対する第2電源を変更し、
前記第1電源が変更される前に、前記第1RFIDタグが前記第1RFID識別子を伝送し、
前記第2電源が変更される前に、前記第2RFIDタグが前記第2RFID識別子を伝送することができず、
前記第1電源が変更されたことに応答して、前記第1RFIDタグが前記第1RFID識別子を伝送することができなくなり、
前記第2電源が変更されたことに応答して、前記第2RFIDタグが前記第2RFID識別子を伝送する、
請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記第1RFIDタグが設置された後に前記パッケージが開封されたことに応答して、前記第1RFIDタグを前記第1電源から取り除くことにより前記第1コンポーネントが前記第1電源を変更する、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記第1RFIDタグが設置された後に前記パッケージが開封されたことに応答して、前記第1RFIDタグを前記第1電源に接続することにより前記第1コンポーネントが前記第1電源を変更する、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記第1RFIDタグが、前記第1RFIDタグのロジックを含むマイクロチップを含み、
前記第1RFIDタグが、前記第1RFIDタグを一意的に識別する固有の第1RFID識別子を有し、
前記第1コンポーネントが、前記パッケージが開封される前に前記マイクロチップに対する短絡回路を設けることにより前記第1電源から前記マイクロチップを取り除く引き剥がしディセーブラ・ワイヤであり、
前記ディセーブラ・ワイヤが存在する間は前記第1RFIDタグが前記第1RFID識別子を伝送することができず、
前記パッケージが開封されたことに応答して、前記ディセーブラ・ワイヤが前記第1RFIDタグから引き剥がされ、
前記パッケージが開封されたことに応答して、前記第1RFIDタグが前記第1RFID識別子を伝送する、
請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記第1RFIDタグが、前記第1RFIDタグのロジックを含む第1マイクロチップを含み、
前記第1RFIDタグが、前記第1RFIDタグを一意的に識別する固有の第1RFID識別子を有し、
前記第1コンポーネントが、前記パッケージが開封される前には前記第1マイクロチップを前記電源に接続するワイヤの引き剥がし部分であり、
前記引き剥がし部分が存在する間は前記第1RFIDタグが前記第1RFID識別子を伝送し、
前記パッケージが開封されたことに応答して、前記引き剥がし部分が前記第1RFIDタグから引き剥がされ、前記パッケージが開封されたことに応答して、前記第1RFIDタグが前記第1RFID識別子の伝送を中止する、
請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記パッケージ内に設置される第2RFIDタグと、
前記第2RFIDタグに含まれる第2コンポーネントと、
を更に含み、
前記第1RFIDタグが、前記第1RFIDタグのロジックを含む第1マイクロチップを含み、
前記第1RFIDタグが、前記第1RFIDタグを一意的に識別する固有の第1RFID識別子を有し、
前記第1RFIDタグが、前記パッケージが開封される前に、前記第1マイクロチップの周りに短絡回路を設けることにより前記第1電源から前記第1マイクロチップを取り除く引き剥がしディセーブラ・ワイヤである前記第1コンポーネントを含み、前記ディセーブラ・ワイヤが存在する間は前記第1RFIDタグが前記第1RFID識別子を伝送することができず、前記パッケージが開封される前に前記ディセーブラ・ワイヤが存在し、
前記パッケージが開封されたことに応答して前記ディセーブラ・ワイヤが前記第1RFIDタグから引き剥がされ、前記パッケージが開封されたことに応答して前記第1RFIDタグが前記第1RFID識別子を伝送し、
前記第2RFIDタグが、前記第2RFIDタグのロジックを含む第2マイクロチップを含み、
前記第2RFIDタグが、前記第2RFIDタグを一意的に識別する固有の第2RFID識別子を有し、
前記第2RFIDタグが設置された後に前記パッケージが開封されたことに応答して前記第2コンポーネントが前記第2RFIDタグに対する第2電源を変更し、
前記第2RFIDタグが、前記パッケージが開封される前に前記第2マイクロチップを前記第2電源に接続しているワイヤの引き剥がし部分である前記第2コンポーネントを含み、前記引き剥がし部分が存在する間は前記第2RFIDタグが前記第2RFID識別子を伝送し、前記パッケージが開封される前に前記引き剥がし部分が存在し、
前記パッケージが開封されたことに応答して前記引き剥がし部分が前記第2RFIDタグから引き剥がされ、前記パッケージが開封されたことに応答して前記第2RFIDタグが前記第2RFID識別子の伝送を中止する、
請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記第1警報が、前記第1RFIDタグを識別するRFID識別子の伝送である、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記第1警報が、前記第1RFIDタグを識別するRFID識別子の伝送の中止である、請求項1に記載の装置。
【請求項12】
前記第1RFIDタグが、取り除き可能な第1引き剥がし部分および残りの第1バック部分を含む第1バックを含み、
前記第1引き剥がし部分が前記パッケージの第1表面にのみ固着され、
前記第1残りのバック部分が前記パッケージの第2表面にのみ固着され、
前記第1コンポーネントが前記第1引き剥がし部分に固着され、
前記パッケージが開封されたことに応答して、前記第1コンポーネントを含む前記第1引き剥がし部分が前記第1バック部分から取り除かれ、
前記第1引き剥がし部分および前記第1コンポーネントが取り除かれたことに応答して前記第1電源が変更される、
請求項1に記載の装置。
【請求項13】
前記パッケージ内に設置される第2RFIDタグと、
前記第2RFIDに含まれる第2コンポーネントと、
を更に含み、
前記第2RFIDタグが設置された後に前記パッケージが開封されたことに応答して前記第2コンポーネントが前記第2RFIDタグに対する第2電源を変更し、
前記第2電源が変更されたことに応答して前記第2RFIDタグが第2警報を表示し、
前記第2RFIDタグが、取り除き可能な第2引き剥がし部分および第2残りのバック部分を含む第2バックを含み、
前記第2引き剥がし部分が前記第1引き剥がし部分に固着され、
前記第2残りのバック部分が前記第1残りのバック部分に固着され、
前記第2コンポーネントが前記第2引き剥がし部分に固着され、
前記パッケージが開封されたことに応答して、前記第1引き剥がし部分が前記第1バックから取り除かれ、前記第2引き剥がし部分が前記第2バックから取り除かれ、
前記第1引き剥がし部分、前記第1コンポーネント、前記第2引き剥がし部分、および前記第2コンポーネントが取り除かれたことに応答して前記第2電源が変更される、
請求項12に記載の装置。
【請求項14】
パッケージが開封されたかどうかを検知するための方法であって、
前記パッケージ内に第1RFID(Radio Frequency Identification)タグを設置するステップと、
前記第1RFIDタグに第1コンポーネントを含めるステップと、
前記第1RFIDタグが設置された後に前記パッケージが開封されたことに応答して、前記第1コンポーネントを利用して前記第1RFIDタグに対する第1電源を変更するステップと、
前記第1電源が変更されたことに応答して、前記第1RFIDタグを利用して第1警報を表示するステップと、
を含む、方法。
【請求項15】
固有の第1RFID識別子を利用して前記第1RFIDタグを一意的に識別するステップと、
前記第1電源が変更される前に前記第1RFIDタグが前記第1RFID識別子を伝送しないようにするステップと、
前記第1電源が変更されたことに応答して前記第1RFID識別子を前記第1RFIDタグによって伝送するステップと、
を更に含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
固有の第1RFID識別子を利用して前記第1RFIDタグを一意的に識別するステップと、
前記パッケージ内に第2RFIDタグを設置するステップと、
前記第2RFIDタグに第2コンポーネントを含めるステップと、
前記第2RFIDタグが設置された後に前記パッケージが開封されたことに応答して、前記第2コンポーネントによって、前記第2RFIDタグに対する第2電源を変更するステップと、
第2RFID識別子を利用して前記第2RFIDタグを一意的に識別するステップと、
前記第1電源が変更される前に前記第1RFIDタグによって前記第1RFID識別子を伝送するステップと、
前記第1電源が変更される前に前記第2RFIDタグが前記第2RFID識別子を伝送しないようにするステップと、
前記第1電源が変更されたことに応答して前記第1RFIDタグが前記第1RFID識別子を伝送しないようにするステップと、
前記第2電源が変更されたことに応答して、前記第2RFIDタグによって前記第2RFID識別子を伝送するステップと、
を更に含む、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記第1RFIDタグが、前記第1RFIDタグのロジックを含む第1マイクロチップを含み、
前記第2RFIDタグが、前記第2RFIDタグのロジックを含む第2マイクロチップを含み、
固有の第1RFID識別子を利用して前記第1RFIDタブを一意的に識別するステップと、
前記第1RFIDタグに含まれる第1コンポーネントを利用して、前記第1電源から前記第1マイクロチップを取り除くステップであって、前記第1コンポーネントは、前記パッケージが開封される前に前記マイクロチップに対する短絡回路を設けることによって前記第1電源から前記マイクロチップを取り除く剥ぎ取りディセーブラ・ワイヤであり、前記ディセーブラ・ワイヤが存在する間は前記第1RFIDタグが前記第1RFID識別子を伝送することができない、ステップと、
前記パッケージが開封されたことに応答して前記RFIDタグから前記ディセーブラ・ワイヤを引き剥がすステップであって、前記パッケージが開封されたことに応答して前記第1RFIDタグが前記第1RFID識別子を伝送する、ステップと、
前記第2RFIDタグを前記パッケージに設置するステップと、
固有の第2RFID識別子を利用して前記第2RFIDタグを一意的に識別するステップと、
前記第2RFIDタグに第2コンポーネントを含めるステップと、
前記第2RFIDタグが設置された後に前記パッケージが開封されたことに応答して、前記第2コンポーネントによって前記第2RFIDタグに対する第2電源を変更するステップと、
前記第2RFIDタグに含まれる前記第2コンポーネントを利用して前記第2マイクロチップを前記第2電源に接続するステップであって、前記第2コンポーネントは、前記パッケージが開封される前に前記第2マイクロチップを前記第2電源に接続しているワイヤの第2引き剥がし部分であり、前記第2引き剥がし部分が存在する間は前記第2RFIDタグが前記第2RFID識別子を伝送する、ステップと、
前記パッケージが開封されたことに応答して前記第2RFIDタグから前記第2引き剥がし部分を引き剥がすステップであって、前記パッケージが開封されたことに応答して前記第2RFIDタグが前記第2RFID識別子の伝送を中止する、ステップと、
を更に含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記第1RFIDタグが、取り除き可能な第1引き剥がし部分および第1残りのバック部分を含む第1バックを含み、
前記第1引き剥がし部分を前記パッケージの第1表面のみに固着するステップと、
前記第1残りのバック部分を前記パッケージの第2表面のみに固着するステップと、
前記第1コンポーネントを前記第1引き剥がし部分に固着するステップと、
前記パッケージが開封されたことに応答して前記第1引き剥がし部分および前記第1コンポーネントを前記第1バックから取り除くステップと、
前記第1引き剥がし部分および前記第1コンポーネントが取り除かれたことに応答して前記第1電源を変更するステップと、
を更に含む、請求項14に記載の方法。
【請求項19】
第2コンポーネントを含む第2RFIDタグを前記パッケージ内に設置するステップと、
前記第2RFIDタグが設置された後に前記パッケージが開封されたことに応答して、前記第2コンポーネントが前記第2RFIDタグに対する第2電源を変更する、ステップと、
前記第2RFIDタグが設置された後に前記パッケージが開封されたことに応答して、前記第2RFIDタグに対する第2電源を前記第2コンポーネントによって変更するステップと、
前記第2電源が変更されたことに応答して第2警報を、前記第2RFIDタグを利用して表示するステップと、
前記第2RFIDタグが、取り除き可能な第2引き剥がし部分および第2残りのバック部分を含む第2バックを含み、前記第2引き剥がし部分を前記第1引き剥がし部分に固着するステップと、
前記第1残りのバック部分を前記第2残り部分に固着するステップと、
前記第2コンポーネントを前記第2引き剥がし部分に固着するステップと、
前記パッケージが開封されたことに応答して、前記第1バックから前記第1引き剥がし部分を取り除き、前記第2バックから前記第2引き剥がし部分を取り除くステップと、
前記第1引き剥がし部分および前記第1コンポーネントが取り除かれたことに応答して前記第1電源を変更するステップと、
前記第2引き剥がし部分および前記第2コンポーネントが取り除かれたことに応答して前記第2電源を変更するステップと、
を更に含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
パッケージが開封されたかどうかを検知するための装置であって、
前記パッケージ内に設置される第1RFID(Radio Frequency Identification)タグであって、前記第1RFIDタグを一意的に識別する第1RFID識別子を有する、第1RFIDタグと、
前記第1RFIDタグに含まれる第1コンポーネントと、
前記パッケージ内に設置される第2RFIDタグであって、前記第2RFIDタグを一意的に識別する第2RFIDタグ識別子を有する、第2RFIDタグと、
前記第2RFIDタグに含まれる第2コンポーネントと、
を含み、
前記パッケージが開封される前であって前記第1RFIDタグおよび前記第2RFIDタグが前記パッケージ内に設置された後に、前記第1RFIDタグが前記第1RFID識別子を伝送し、前記第2RFIDタグが前記第2RFID識別子を伝送することを前記第2コンポーネントが防止し、
前記第1RFIDタグおよび前記第2RFIDタグが前記パッケージに設置された後に前記パッケージが開封されたことに応答して、前記第2RFIDタグが前記第2RFID識別子を伝送し、前記第1RFIDタグが前記第1RFID識別子を伝送することを前記第1コンポーネントが防止する、
装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2007−183938(P2007−183938A)
【公開日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−343936(P2006−343936)
【出願日】平成18年12月21日(2006.12.21)
【出願人】(390009531)インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション (4,084)
【氏名又は名称原語表記】INTERNATIONAL BUSINESS MASCHINES CORPORATION
【Fターム(参考)】