説明

ピペリジノアルカノールと充血除去剤の組み合わせを含んで成る医薬組成物

第一の治療薬及び第二の治療薬を含んで成る医薬組成物を説明する。(i)第二の治療薬を含んで成る内部、及び(ii)当該第二の治療薬の放出を制御するための材料を含んで成る外部、を含んで成る粒子を混合物内に配置してもよく、当該混合物は第一の治療薬を含んで成ることもある。当該第一の治療薬はピペリジノアルカノール、例えばフェキソフェナジンであってもよく、そして当該第二の治療薬は充血除去剤、例えばプソイドエフェドリンであってもよい。前記内部は、内部コア及び当該内部コア全体に配置された中間層を含んで成ることもあり、ここで、第二の治療薬は当該中間層に含まれる。ピペリジノアルカノール及び充血除去剤を含んで成る医薬組成物で鼻づまりを治療する方法も記載する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、本明細書で援用する2006年6月30日に出願された米国特許仮出願番号第60/817,411号の利益を主張するものである。
【0002】
技術分野
本発明は、ピペリジノアルカノールと充血除去剤の組み合わせを含んで成る医薬組成物に関する。
【背景技術】
【0003】
ピペリジノアルカノール化合物(例えばフェキソフェナジン)及び充血除去剤(例えばプソイドエフェドリン)は、種々の障害、例えばアレルギー性鼻炎(鼻アレルギー)に起因し得る鼻づまりの治療に一般的に使用されている薬物である。ピペリジノアルカノールと充血除去剤との組み合わせは、いずれか単独の場合よりも鼻づまりの治療により有効なことがある。
【0004】
米国特許第6,613,357号(Faourら)は、コア内に制御放出プソイドエフェドリンを、外部コートに迅速放出H1アンタゴニストを含む浸透圧デバイスを記載している。米国特許第6,039,974号(MacLarenら)は、二層錠におけるピペリジノアルカノールと充血除去剤との組み合わせを記載している。米国特許第6,004,582号(Faourら)は、多層の浸透圧デバイスを記載している。本明細書で援用する米国特許第6,537,573号(Johnsonら)は、中程度(intermediate)の放出速度の成分としてのセチリジン及び制御放出成分としてのプソイドエフェドリンを含む剤形を開示している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
薬物の制御放出なしに、フェキソフェナジンと充血除去剤の組み合わせを投与するためのスケジュールは、典型的には、一日四回である。一日一回又は二回の剤形を提供するためには、例えば、ピペリジノアルカノールを比較的即時な放出速度で提供するとともに、充血除去剤を徐放で提供する製剤が望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの観点において、本発明は:(a)第一の治療薬を含んで成る混合物;及び(b)当該混合物内に配置された多数の粒子であって、(i)第二の治療薬を含んで成る内部、及び(ii)当該第二の治療薬の放出を制御するための材料を含んで成る外部を含んで成る粒子、を含んで成る医薬組成物を提供する。態様によっては、第一の治療薬はピペリジノアルカノールを含んで成り、第二の治療薬は充血除去剤を含んで成る。
【0007】
別の観点において、本発明は、医薬組成物の製造方法であって:(a)(i)内部コアを準備する工程、(ii)第二の治療薬を含む中間層を内部コア全体に配置する工程、及び(iii)当該第二の治療薬の放出を制御するための材料を含む徐放層を、当該中間層全体に配置する工程、を含んで成る、多数の粒子を形成する工程、並びに(b)当該粒子と、第一の治療薬を含んで成る混合物とを混合する工程、を含んで成る方法、を提供する。
【0008】
別の観点において、医薬組成物の製造方法であって:(a)(i)第二の治療薬を含んで成る内部;及び(ii)当該第二の治療薬の放出を制御するための材料を含んで成る外部、を含んで成る多数の粒子;並びに(b)第一の治療薬を含んで成る混合物、を混合する工程、を含んで成る方法、を提供する。
【0009】
別の観点において、本発明は、治療が必要な患者の鼻づまりを、(a)ピペリジノアルカノールを含んで成る混合物;及び(b)当該混合物内に配置された多数の粒子であって、(i)充血除去剤を含んで成る内部、及び(ii)充血除去剤の放出を制御するための材料を含んで成る外部、を含んで成る粒子、を含んで成る医薬組成物、を当該患者に対し投与することにより治療するための方法、を提供する。
【0010】
別の観点において、本発明は、鼻づまりの治療のための薬物の製造におけるピペリジノアルカノール及び充血除去剤の使用であって、当該薬物が:(a)ピペリジノアルカノールを含んで成る混合物;及び(b)当該混合物内に配置された多数の粒子であって、(i)充血除去剤を含んで成る内部、及び(ii)充血除去剤の放出を制御するための材料を含んで成る外部、を含んで成る粒子、を含んで成る、使用、を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】図1は、製剤例8及び7のプソイドエフェドリンHClの溶解プロファイルを示す。
【図2】図2は、製剤例10及び7のプソイドエフェドリンHClの溶解プロファイルを示す。
【図3】図3は、製剤例14及び17のフェキソフェナジンHClの溶解プロファイルを示す。
【図4】図4は、製剤例16及び17のフェキソフェナジンHClの溶解プロファイルを示す。
【図5A】図5Aは、製剤例17及び18のフェキソフェナジンHClの溶解プロファイルを示す。
【図5B】図5Bは、製剤例19及び20のフェキソフェナジンHClの溶解プロファイルを示す。
【図5C】図5Cは、製剤例17及び19のフェキソフェナジンHClの溶解プロファイルを示す。
【図6A】図6Aは、製剤例17のプソイドエフェドリンHClの種々の溶液中での溶解プロファイルを示す。
【図6B】図6Bは、製剤例17のフェキソフェナジンHClの種々の溶液中での溶解プロファイルを示す。
【発明を実施するための形態】
【0012】
1つの観点において、本発明は、第一の治療薬と少なくとも1つの医薬として許容される賦形剤との混合物を含んで成る医薬組成物を提供する。当該混合物は、様々な医薬製造法、例えば直接打錠、乾式造粒、湿式造粒、又はペレット化、のうちのいずれかを用いて形成してもよい。好ましくは、前記混合物は、乾式造粒又は直接打錠によって形成される乾燥混合物である。
【0013】
好ましい態様において、前記の第一の治療薬は抗ヒスタミン剤であり、これは好ましくはH1アンタゴニスト、より好ましくはピペリジノアルカノール系化合物の1つであり、これには、例えば、フェキソフェナジン、ロラタジン、セチリジン、テルフェナジン、アクリバスチン、アステミゾール、及び医薬として許容されるそれらの塩、が含まれる。種々の型の医薬として許容される賦形剤が前記混合物での使用に適しており、これには、結合剤、充填剤、フィルムコーティングポリマー、可塑剤、流動促進剤、崩壊剤、滑剤等が含まれる。好ましくは、前記混合物は、前記第一の治療薬の即時放出を可能にするべく調製される。
【0014】
前記医薬組成物は、前記混合物中に配置される多数の粒子であって、第二の治療薬を含む粒子を更に含んで成る。当該粒子は、好ましくは当該第二の治療薬を含む内部及び当該第二の治療薬の放出を制御するための材料を含む外部を有する。好ましい態様において、前記第二の治療薬は充血除去剤であり、これは、当業界で知られている任意の充血除去剤、例えばプソイドエフェドリンであってもよく、これを使用することで上気道における充血を軽減することができる。
【0015】
好ましい態様において、前記粒子は内部及び外部を含んで成る。好ましくは、当該内部は、内部コアと、内部コアと前記外部との間に配置される中間層とを含んで成る。好ましくは、前記外部は、徐放層を含んで成る。用語「内部コア」は、本明細書で使用する場合、医薬製剤を担持するためのコアであり、好ましくは不活性で且つ無毒のものである。前記内部コアは、好ましくは、医薬として不活性な材料、例えば結晶セルロース球(例えば、Cellets(登録商標))又は糖球を含んで成る。場合によっては、内部コアは、充血除去剤及び任意の医薬として許容される賦形剤を含んで成る粒子状のコアである。場合によっては、好ましくは少なくとも85%のコアが100〜1000μmのサイズであり;場合によっては100〜850μmのサイズであり;場合によっては100〜710μmのサイズであり;場合によっては100〜500μmのサイズであり;場合によっては100〜425μmのサイズであり;場合によっては100〜355μmのサイズであり;場合によっては200〜355μmのサイズである。
【0016】
前記中間層は、好ましくは充血除去剤、例えばプソイドエフェドリンHClを含んで成る。好ましくは、中間層は、少なくとも1つの医薬として許容される結合剤、例えばポリビニルピロリドン(PVP)、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、又はヒドロキシプロピルメチルセルロースを更に含んで成る。場合によっては、結合剤としてのPVPの使用が好ましい。前記中間層は、内部コア上に直接適用してもよく、あるいは、これは、内部コア上の1又は複数の層又はコーティングに適用してもよい。前記中間層は、様々な方法で、例えば適当な溶媒及び充血除去剤を含む溶液をスプレーコーティングすることで適用されうる。溶媒は、当業界で通常使用される種々の溶媒のいずれか、例えばアルコール、水、イソプロパノール、アセトン、又はそれらの混合物でもよい。スプレーコーティング工程は、種々の方法で、例えばウルスターカラム及びボトムスプレーノズルを備えた流動床乾燥機を用いることで実施してもよい。
【0017】
前記徐放層は、好ましくは、充血除去剤の放出を制御するための材料を含んで成る。そのような材料は当業界で知られているものであり、好ましくは、徐放層の材料はポリマー材料である。適当なポリマー材料の例として、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、エチルセルロース、及びポリメタクリラートがある。徐放層は更に、1又は複数の可塑剤を含んでもよい。好ましくは、当該可塑剤は、親水性及び疎水性の品質を有する。当該可塑剤は、それらの可溶性、疎水性、及び/又は親水性の程度が互いに異なっていてもよい。本発明における使用に適した可塑剤の例として、クエン酸トリエチル、ポリエチレングリコール、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、セバシン酸ジブチル(dibutyl sebecate)、及びクエン酸アセチルトリブチルがある。徐放層は、様々な方法のうちのいずれかで、例えばスプレーコーティングによって、中間層上に適用されうる。
【0018】
態様によっては、中間層は徐放層内に完全に封入される。徐放層は、液体及び薬物に対して多孔性であってもよい。そのため、充血除去剤の制御放出のメカニズムは、徐放層からの拡散によることがある。
【0019】
医薬組成物の任意の部分が、任意の医薬として許容される賦形剤、例えば結合剤、フィルムコーティングポリマー、可塑剤、流動促進剤、崩壊剤、滑剤等を更に含んで成ることがある。好ましい態様において、医薬組成物は経口剤形である。例えば、組成物は錠剤内に圧縮されることもあり、あるいはカプセル内に充填されることもある。
【0020】
ある態様において、前記経口剤形は、一日一回又は二回投与することができる。好ましくは、充血除去剤は徐放される。本明細書で使用する場合、用語「徐放」とは、前記経口剤形の一日一回又は二回の投与を可能にする活性材料の量の放出を指す。態様によっては、約70%未満の充血除去剤が、前記経口剤形を水溶液に暴露した後8時間で放出され;そして、態様によっては50%未満が同条件下で放出される。抗ヒスタミン剤は、好ましくは即時放出される。本明細書で使用する場合、用語「即時放出」とは、経口摂取後、比較的短期間で活性材料の量の大部分が放出されることを意味する。態様によっては、少なくとも50%のピペリジノアルカノールが、前記経口剤形を水溶液に暴露した後15分以内に放出され;そして、態様によっては、少なくとも75%が同条件下で放出される。
【0021】
前記粒子の空間分布は、特定用途に従い変化する。好ましい態様において、前記粒子の空間分布は実質的に均一であり、粒子はほとんど又は全く凝集しない。粒子サイズの範囲及びサイズ分布は、その特定の用途によって変化する。好ましい態様において、少なくとも85%の粒子が、約425〜約600μmの範囲のサイズを有する。
【0022】
本発明の別の観点は、患者の上気道の充血、例えば鼻づまりを治療するための方法を提供する。鼻づまりは、アレルギー関連の障害、例えばアレルギー性鼻炎等の種々の症状から生じる。かかる方法は、本発明の医薬組成物を患者に投与する工程を含んで成る。態様によって、当該医薬組成物は、一日一回又は二回投与されることがある。当該医薬組成物は、例えば錠剤又はカプセルとして経口投与してもよい。
【0023】
本発明の別の観点は、ピペリジノアルカノールと充血除去剤の組み合わせを有する医薬組成物を製造するための方法を提供する。好ましい態様において、内部コアを準備し、当該内部コア全体に充血除去剤を含む中間層を形成させ、そして当該中間層全体に、充血除去剤の放出を制御するための材料を含んで成る徐放層を形成させることで、多数の粒子が形成される。当該多数の粒子は、ピペリジノアルカノールを含んで成る混合物と混合される。この組成物は、続いて、錠剤に圧縮されるか、あるいはカプセルを充填するために使用されうる。上記の様々な層は、例えば、当業界で知られているスプレーコーティングを用いて形成してもよい。
【0024】
前記医薬組成物の製造方法の例は以下のとおりである。
【0025】
工程1:Cellets(登録商標)(微結晶性セルロース)を、プソイドエフェドリンHCl及びポリビニルピロリドン(PVP K−30)を含む水性アルコール溶液(例えば、1:2の比率の95%エタノール:水)でコーティングする。この溶液をウルスターカラム(ボトムスプレー)を備えた流動床乾燥機を用いてCellets上に適用する。この工程により、Cellets全体に中間薬物層が形成される。
【0026】
工程2:フィルムコーティングポリマー(例えば、エチルセルロース)を適当な溶媒(例えば、アセトン:95%エタノールの1:1.25混合物)中に溶解する。続いて、親水性可塑剤(例えば、ポリエチレングリコール(PEG))及び疎水性可塑剤(例えば、セバシン酸ジブチル(DBS))を添加する。次に、水を添加し、そしてこの溶液を均一になるまで混合する。続いて、この溶液をウルスターカラム(ボトムスプレー)を備えた流動床乾燥機を用いてスプレーする。この工程により、前記中間層全体に徐放層が形成される。
【0027】
工程3:工程2で生成した充血除去剤含有粒子とピペリジノアルカノール、例えばフェキソフェナジンとを、賦形剤、例えば流動促進剤、充填剤、崩壊剤、又は滑剤と一緒に混合する。この組成物を続いて錠剤に圧縮するか、カプセル内に充填等する。
【0028】
製剤例
幾つかの好ましい態様を参照して本発明を説明してきたが、他の態様は、本明細書を考慮することで当業者にとって自明であろう。本発明は更に、以下の本発明の組成物の調製及び使用方法を詳細に説明した以下の実施例を参照して更に定義される。当業者にとっては、本発明の精神を逸脱することなく、材料と方法の両方に対し多数の改良が行われうることは自明であろう。
【0029】
以下の実施例は、本発明を例示するために挙げられたものであり、本発明の範囲及び精神を限定するものとして解されるべきではない。
【0030】
以下の表Aは、粒子製剤例1〜4の組成物を示す。各例は、中間層につき異なる組成を有している。全ての濃度を重量%で示す。
【0031】
好ましい態様において、より高い溶液濃度(重量%による固体濃度)を使用することで、中間薬物層の形態及び/又は均一性を向上させることができる。更に、より高い溶液濃度は、歩留まりの改善(場合によっては95%超)及び増量の改善(場合によっては90%超)をもたらすことができる。更に、より高い溶液濃度により、工程所要時間が早くなる。従って、例4は、充血除去剤層が60%の溶液濃度を用いて形成されているものが好ましい態様であることを実証している。
【0032】
表A.中間薬物層(プソイドエフェドリン)製剤
【表1】

【0033】
表Bは、粒子製剤例5〜12の組成を示している。溶媒Aは、4:5:10の比率の水:イソプロパノール:エタノールである。溶媒Bは、1:2の比率のイソプロパノール:アセトンである。溶媒Cは1:4:5の比率の水:エタノール:アセトンである。疎水性可塑剤:親水性可塑剤の比率を示す列において、「1:0」なる表記は、疎水性可塑剤のみが使用されていることを意味している。例5〜12はそれぞれ、徐放層につき異なる組成を有している。
【0034】
表B.徐放層製剤
【表2】

【0035】
以下の表1は、粒子製剤例8及び7のプソイドエフェドリンHClの溶解プロファイルを示す(RSDは、相対標準偏差を指す)。これを図1にプロットする。本明細書で提供する溶解プロファイルは全て、(特に断らない限り)50rpm、37℃で攪拌するパドルを備えたUSP Type IIの溶解装置を用いて0.001NのHCl溶液中で得られたものである。例7は、32mgのセバシン酸ジブチル(DBS)を含んでおり、そして例8は8mgのセバシン酸ジブチル(DBS)を含んでいる。これらの結果は、徐放層内のDBSの量が、プソイドエフェドリンHClの溶解プロファイルにほとんど影響を及ぼさないことを示唆している。プソイドエフェドリンHCl溶解速度の低下が望ましい場合、例えば親水性可塑剤(例えば、ポリエチレングリコール400)を徐放コーティング層に添加してもよい。
【0036】
表1.プソイドエフェドリンHClの溶解度(%)
【表3】

【0037】
以下の表2は、粒子製剤例10及び7のプソイドエフェドリンHClの溶解プロファイルを示す。これを図2にプロットする。例10は、徐放層に1:1の比率の疎水性可塑剤:親水性可塑剤を有し、一方、例7は、疎水性可塑剤のみを含んでいる。これらの結果は、徐放層に対し親水性可塑剤を添加することで、プソイドエフェドリンHClの溶解速度を減少させることができることを示している。親水性可塑剤を製剤、例えば例10に添加した場合、水性溶媒、例えば水:95%エタノール:アセトンを1:4:5の比率で使用した。
【0038】
表2.プソイドエフェドリンHClの溶解度(%)
【表4】

【0039】
以下の表Cは、錠剤例13〜20の組成物を示す。当該例のそれぞれが、抗ヒスタミンと少なくとも1つの医薬として許容される賦形剤の混合物につき異なる組成を有する。
【0040】
表C.錠剤
【表5】

【0041】
以下の表3は、錠剤例14及び17のフェキソフェナジンHClの溶解プロファイルを示している。これを図3にプロットする。例14は、崩壊剤としてクロスポビドンを使用しており、例17は、崩壊剤としてデンプングリコール酸ナトリウムを使用する。これらの結果は、フェキソフェナジンHClの放出プロファイルが、錠剤中の崩壊剤の型によって影響を受けることを示している。崩壊剤としてのデンプングリコール酸ナトリウムの使用(例17)は、崩壊剤としてのクロスポビドンの使用(例14)と比較して、フェキソフェナジンHClの溶解度がより高いというプロファイルをもたらす。従って、態様によっては、デンプングリコール酸ナトリウムは好ましい崩壊剤である。
【0042】
表3.フェキソフェナジンHClの溶解度(%)
【表6】

【0043】
以下の表4は、錠剤例16及び17のフェキソフェナジンHClの溶解プロファイルを示す。これを図4にプロットする。例16は、5%のデンプングリコール酸ナトリウムを使用し、そして例17はこれを2.5%使用する。これらの結果は、錠剤中での異なる量の崩壊剤の効果を示している。態様によっては、崩壊剤として2.5%デンプングリコール酸ナトリウムを錠剤中で使用するのが好ましい。
【0044】
表4.フェキソフェナジンHClの溶解度(%)
【表7】

【0045】
以下の表5Aは、錠剤例17及び18のフェキソフェナジンHClの溶解プロファイルを示している。これを図5Aにプロットする。以下の表5Bは、錠剤例19及び20のフェキソフェナジンHClの溶解プロファイルを示している。これを図5Bにプロットする。以下の表5Cは、錠剤例17及び19のフェキソフェナジンHClの溶解プロファイルを示している。これを図5Cにプロットする。例17及び19は、充填財としてAvicel PH101(登録商標)(微結晶セルロース)を使用しており;例18は充填剤としてMannitol Parteck(登録商標)を使用しており;そして例20は充填剤としてLacose Spray Dried(登録商標)を使用している。
【0046】
重要なのは、例19及び20において、ラウリル硫酸ナトリウムが添加されていることに注目することである。この陰イオン性界面活性剤は、フェキソフェナジンHClの溶解速度を減少させる。これは、共にAvicel PH101(登録商標)を製剤中に含む例17及び19のプロファイル(表5C)を比較することで決定することができる。態様によっては、微結晶セルロース(例えばAvicel PH101)が充填剤として好ましい。これにより、フェキソフェナジンHClの即時放出が可能となるためである。
【0047】
表5A.フェキソフェナジンHClの溶解度(%)
【表8】

【0048】
表5B.フェキソフェナジンHClの溶解度(%)
【表9】

【0049】
表5C.フェキソフェナジンHClの溶解度(%)
【表10】

【0050】
製剤例17におけるプソイドエフェドリンHCl及びフェキソフェナジンHClの溶解プロファイルを、pH及びイオン強度が違う、異なる溶出媒体中で試験した。以下の表6Aは、種々の媒体における例17のプソイドエフェドリンHClの溶解プロファイルを示す。これを図6Aにプロットする。以下の表6Bは、種々の媒体における例17のフェキソフェナジンHClの溶解プロファイルを示す。これを図6Bにプロットする。これらの結果は、例17に示すような両方の薬剤物質の溶解プロファイルが、異なる溶出媒体によってほとんど影響されないことを示唆している。
【0051】
表6A.プソイドエフェドリンHClの溶解度(%)
【表11】

【0052】
表6B.フェキソフェナジンHClの溶解度(%)
【表12】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)第一の治療薬を含んで成る混合物;及び
(b)当該混合物内に配置された多数の粒子であって、
(i)第二の治療薬を含んで成る内部、及び
(ii)当該第二の治療薬の放出を制御するための材料を含んで成る外部、を含んで成る粒子、
を含んで成る医薬組成物。
【請求項2】
前記内部が内部コア及び当該内部コア全体に配置された中間層を含んで成り、当該内部コアが医薬として不活性な材料を含んで成り、そして当該中間層が前記第二の治療薬を含んで成る、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
少なくとも85%の内部コアが100〜1000μmの範囲のサイズを有している、請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
少なくとも85%の内部コアが100〜850μmの範囲のサイズを有している、請求項3に記載の組成物。
【請求項5】
少なくとも85%の内部コアが100〜710μmの範囲のサイズを有している、請求項4に記載の組成物。
【請求項6】
少なくとも85%の内部コアが100〜500μmの範囲のサイズを有している、請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
少なくとも85%の内部コアが100〜425μmの範囲のサイズを有している、請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
少なくとも85%の内部コアが100〜355μmの範囲のサイズを有している、請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
少なくとも85%の内部コアが200〜355μmの範囲のサイズを有している、請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
前記内部コアが結晶セルロース球又は糖球を含んで成る、請求項2〜9のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項11】
前記内部が更に結合剤を含んで成る、請求項1〜10のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項12】
前記結合剤が、ポリビニルピロリドン(PVP)、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、及びヒドロキシプロピルメチルセルロースから成る群から選択される、請求項11に記載の組成物。
【請求項13】
前記結合剤がポリビニルピロリドン(PVP)である、請求項12に記載の組成物。
【請求項14】
前記第二の治療薬の放出を制御するための材料がポリマー材料を含んで成る、請求項1〜13のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項15】
前記外部が更に1又は複数の可塑剤を含んで成る、請求項1〜14のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項16】
前記1又は複数の可塑剤が親水性の可塑剤を含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項17】
前記第一の治療薬がピペリジノアルカノールを含んで成り、そして前記第二の治療薬が充血除去剤を含んで成る、請求項1〜16のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項18】
経口剤形の、請求項1〜17のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項19】
錠剤の形態の、請求項18に記載の組成物。
【請求項20】
カプセルの形態の、請求項18に記載の組成物。
【請求項21】
前記充血除去剤が徐放のための処方されている、請求項17〜20のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項22】
60%未満の充血除去剤が、前記経口剤形を水溶液に曝露してから8時間後に放出される、請求項21に記載の組成物。
【請求項23】
前記混合物が1又は複数の医薬として許容される賦形剤を更に含んで成る、請求項1〜22のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項24】
前記混合物が、微結晶セルロース、デンプンナトリウム(sodium starch)、又はその両方を含む、請求項23に記載の組成物。
【請求項25】
ピペリジノアルカノールが即時放出のために処方されている、請求項17〜24のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項26】
少なくとも50%のピペリジノアルカノールが、前記経口剤形を水溶液に曝露した後15分以内に放出される、請求項25に記載の組成物。
【請求項27】
少なくとも75%のピペリジノアルカノールが、前記経口剤形を水溶液に曝露した後15分以内に放出される、請求項26に記載の組成物。
【請求項28】
ピペリジノアルカノールがフェキソフェナジン又は医薬として許容されるその塩である、請求項17〜27のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項29】
前記充血除去剤がプソイドエフェドリン又は医薬として許容されるその塩である、請求項17〜28のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項30】
医薬組成物を製造する方法であって、
(a)(i)内部コアを準備する工程、
(ii)第二の治療薬を含む中間層を内部コア全体に配置する工程、及び
(iii)当該第二の治療薬の放出を制御するための材料を含む徐放層を、当該中間層全体に配置する工程、を含んで成る、多数の粒子を形成する工程、並びに
(b)当該粒子と、第一の治療薬を含んで成る混合物とを混合する工程、
を含んで成る方法。
【請求項31】
中間層を形成する工程が、前記第二の治療薬を含む第一溶液を前記内部コア上にスプレーすることを含んで成る、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記第一溶液の固体濃度が少なくとも60重量%である、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記第一溶液が結合剤を更に含んで成る、請求項30〜32のいずれか1項に記載の方法。
【請求項34】
徐放層を形成する工程が、前記第二の治療薬の放出を制御するための材料を含む第二溶液を、前記中間層上にスプレーすることを含んで成る、請求項30〜33のいずれか1項に記載の方法。
【請求項35】
前記第二溶液が1又は複数の可塑剤を更に含んで成る、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記医薬組成物を錠剤に圧縮する工程を更に含んで成る、請求項30〜35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項37】
カプセルに前記医薬組成物を充填する工程を更に含んで成る、請求項30〜36のいずれか1項に記載の方法。
【請求項38】
前記第一の治療薬がピペリジノアルカノールであり、そして前記第二の治療薬が充血除去剤である、請求項30〜37のいずれか1項に記載の方法。
【請求項39】
ピペリジノアルカノールがフェキソフェナジン又は医薬として許容されるその塩である、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記充血除去剤がプソイドエフェドリン又は医薬として許容されるその塩である、請求項38に記載の方法。
【請求項41】
前記混合物が1又は複数の医薬として許容される賦形剤を更に含んで成る、請求項30〜40のいずれか1項に記載の方法。
【請求項42】
前記混合物が、微結晶セルロース、デンプンナトリウム(sodium starch)、又はその両方を含む、請求項30〜40のいずれか1項に記載の方法。
【請求項43】
医薬組成物の製造方法であって
(a)(i)第二の治療薬を含む内部;及び
(ii)当該第二の治療薬の放出を制御するための材料を含んで成る外部、を含んで成る多数の粒子;並びに
(b)第一の治療薬を含んで成る混合物、
を混合する工程、を含んで成る方法。
【請求項44】
前記内部が内部コア及び当該内部コア全体に配置された中間層を含んで成り、当該内部コアが医薬として不活性な材料を含んで成り、そして当該中間層が前記第二の治療薬を含んで成る、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
少なくとも85%の内部コアが100〜1000μmの範囲のサイズを有している、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
少なくとも85%の内部コアが100〜850μmの範囲のサイズを有している、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
少なくとも85%の内部コアが100〜710μmの範囲のサイズを有している、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
少なくとも85%の内部コアが100〜500μmの範囲のサイズを有している、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
少なくとも85%の内部コアが100〜425μmの範囲のサイズを有している、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
少なくとも85%の内部コアが100〜355μmの範囲のサイズを有している、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
少なくとも85%の内部コアが200〜355μmの範囲のサイズを有している、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記内部コアが結晶セルロース球又は糖球を含んで成る、請求項43〜51のいずれか1項に記載の方法。
【請求項53】
前記内部が更に結合剤を含んで成る、請求項43〜52のいずれか1項に記載の方法。
【請求項54】
前記第二の治療薬の放出を制御するための材料がポリマー材料を含んで成る、請求項43〜53のいずれか1項に記載の方法。
【請求項55】
前記外部が更に1又は複数の可塑剤を含んで成る、請求項43〜54のいずれか1項に記載の方法。
【請求項56】
前記1又は複数の可塑剤が親水性の可塑剤を含む、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前記組成物が経口剤形である、請求項43〜56のいずれか1項に記載の方法。
【請求項58】
前記組成物が錠剤の形態である、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記組成物がカプセルの形態である、請求項57に記載の方法。
【請求項60】
前記混合物が1又は複数の医薬として許容される賦形剤を更に含んで成る、請求項43〜59のいずれか1項に記載の方法。
【請求項61】
前記混合物が、微結晶セルロース、デンプンナトリウム(sodium starch)、又はその両方を含む、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記第一の治療薬がピペリジノアルカノールを含んで成り、そして前記第二の治療薬が充血除去剤を含んで成る、請求項43〜61のいずれか1項に記載の方法。
【請求項63】
ピペリジノアルカノールがフェキソフェナジン又は医薬として許容されるその塩である、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
前記充血除去剤がプソイドエフェドリン又は医薬として許容されるその塩である、請求項62に記載の方法。
【請求項65】
治療が必要な患者の鼻づまりを、
(a)ピペリジノアルカノールを含んで成る混合物;及び
(b)当該混合物内に配置された多数の粒子であって、
(i)充血除去剤を含んで成る内部、及び
(ii)当該充血除去剤の放出を制御するための材料を含んで成る外部を含んで成る粒子、を含んで成る医薬組成物、
を当該患者に対し投与することにより治療するための方法。
【請求項66】
前記内部が内部コア及び当該内部コア全体に配置された中間層を含んで成り、当該内部コアが医薬として不活性な材料を含んで成り、そして当該中間層が前記充血除去剤を含んで成る、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
少なくとも85%の内部コアが100〜1000μmの範囲のサイズを有している、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
少なくとも85%の内部コアが100〜850μmの範囲のサイズを有している、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
少なくとも85%の内部コアが100〜710μmの範囲のサイズを有している、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
少なくとも85%の内部コアが100〜500μmの範囲のサイズを有している、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
少なくとも85%の内部コアが100〜425μmの範囲のサイズを有している、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
少なくとも85%の内部コアが100〜355μmの範囲のサイズを有している、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
少なくとも85%の内部コアが200〜355μmの範囲のサイズを有している、請求項72に記載の方法。
【請求項74】
前記内部コアが結晶セルロース球を含んで成る、請求項66に記載の方法。
【請求項75】
前記内部が更に結合剤を含んで成る、請求項65〜74のいずれか1項に記載の方法。
【請求項76】
ピペリジノアルカノールがフェキソフェナジン又は医薬として許容されるその塩である、請求項65〜75のいずれか1項に記載の方法。
【請求項77】
前記充血除去剤がプソイドエフェドリン又は医薬として許容されるその塩である、請求項65〜76のいずれか1項に記載の方法。
【請求項78】
前記充血除去剤の放出を制御するための材料が、ポリマー材料を含んで成る、請求項65〜77のいずれか1項に記載の方法。
【請求項79】
前記外部が更に1又は複数の可塑剤を含んで成る、請求項65〜78のいずれか1項に記載の方法。
【請求項80】
前記1又は複数の可塑剤が親水性の可塑剤を含む、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
前記組成物が経口剤形である、請求項65〜80のいずれか1項に記載の方法。
【請求項82】
前記組成物が錠剤の形態である、請求項81に記載の方法。
【請求項83】
前記組成物がカプセルの形態である、請求項81に記載の方法。
【請求項84】
前記充血除去剤が徐放される、請求項81に記載の方法。
【請求項85】
約60%未満の充血除去剤が、前記経口剤形を水溶液に曝露してから8時間後に放出される、請求項84に記載の方法。
【請求項86】
前記医薬組成物が一日一回又は二回投与される、請求項81に記載の方法。
【請求項87】
前記混合物が1又は複数の医薬として許容される賦形剤を更に含んで成る、請求項65〜86のいずれか1項に記載の方法。
【請求項88】
前記混合物が、微結晶セルロース、デンプンナトリウム(sodium starch)、又はその両方を含む、請求項87に記載の方法。
【請求項89】
ピペリジノアルカノールが即時放出される、請求項81に記載の方法。
【請求項90】
少なくとも50%のピペリジノアルカノールが、前記経口剤形を水溶液に曝露した後15分以内に放出される、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
少なくとも75%のピペリジノアルカノールが、前記経口剤形を水溶液に曝露した後15分以内に放出される、請求項90に記載の方法。
【請求項92】
鼻づまりの治療のための薬物の製造におけるピペリジノアルカノール及び充血除去剤の使用であって、当該薬物が:
(a)ピペリジノアルカノールを含んで成る混合物;及び
(b)(i)充血除去剤を含んで成る内部、及び
(ii)当該充血除去剤の放出を制御するための材料を含んで成る外部、
を含んで成る多数の粒子、を含んで成る、使用。
【請求項93】
(a)ピペリジノアルカノールを含んで成る乾燥混合物;及び
(b)(i)充血除去剤を含んで成る内部、及び
(ii)当該充血除去剤の放出を制御するための材料を含んで成る外部、
を含んで成る多数の粒子、を含んで成る医薬組成物。
【請求項94】
前記内部が内部コア及び当該内部コア全体に配置された中間層を含んで成り、当該内部コアが医薬として不活性な材料を含んで成り、そして当該中間層が前記充血除去剤を含んで成る、請求項93に記載の組成物。
【請求項95】
医薬組成物を製造する方法であって、
(a)(i)内部コアを準備する工程、
(ii)充血除去剤を含む中間層を当該内部コア全体に配置する工程、及び
(iii)当該充血除去剤の放出を制御するための材料を含む徐放層を、当該中間層全体に配置する工程、を含んで成る、多数の粒子を形成する工程、並びに
(b)当該粒子と、ピペリジノアルカノールを含んで成る乾燥混合物とを混合して、混合物を形成する工程、
を含んで成る方法。
【請求項96】
医薬組成物を製造する方法であって、
(a)(i)充血除去剤を含んで成る内部、及び
(ii)充血除去剤の放出を制御するための材料を含んで成る外部、
を含んで成る多数の粒子;並びに
(b)ピペリジノアルカノールを含んで成る乾燥混合物、
とを混合する工程、を含んで成る方法。
【請求項97】
前記内部が内部コア及び当該内部コア全体に配置された中間層を含んで成り、当該内部コアが医薬として不活性な材料を含んで成り、そして当該中間層が前記充血除去剤を含んで成る、請求項96に記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5A】
image rotate

【図5B】
image rotate

【図5C】
image rotate

【図6A】
image rotate

【図6B】
image rotate


【公表番号】特表2009−542669(P2009−542669A)
【公表日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−518268(P2009−518268)
【出願日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【国際出願番号】PCT/US2007/015038
【国際公開番号】WO2008/005287
【国際公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【出願人】(501079705)テバ ファーマシューティカル インダストリーズ リミティド (283)
【Fターム(参考)】