説明

ピリド(3,2−d)ピリミジン、およびC型肝炎を治療するのに有用な医薬組成物

構造式(I)を有する特異的に置換されたピリド[3,2−d]ピリミジン誘導体は、C型肝炎を治療するのに有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
Flaviridaee科からのウィルスによる感染の予防または治療用の医薬の製造のための、構造式:
【化1】

[式中:
は水素、ハロゲン、シアノ、カルボン酸、アシル、チオアシル、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、カルボネート、カルバメート、C1−7アルキル、アリール、アミノ、アセタミド、N−保護アミノ、(モノ−またはジ)C1−7アルキルアミノ、(モノ−またはジ)アリールアミノ、(モノ−またはジ)C3−10シクロアルキルアミノ、(モノ−またはジ)ヒドロキシC1−7アルキルアミノ、(モノ−またはジ)C1−4アルキル−アリールアミノ、メルカプトC1−7アルキル、C1−7アルキルオキシ、および式R−NR−R12の基よりなる群から選択され、Rは結合またはC1−3アルキレンであり、RおよびR12は、独立して、水素、C1−7、アルキル、C2−7アルケニル、C2−7アルキニル、アリール、アリールアルキル、C3−10シクロアルキルおよびヘテロアリールよりなる群から選択され、あるいはRおよびR12は一緒になって複素環を形成し、
は(モノ−またはジ−)C1−12アルキルアミノ;モノアリールアミノ;ジアリールアミノ;(モノ−またはジ−)C3−10シクロアルキルアミノ;(モノ−またはジ−)ヒドロキシ;C1−7アルキルアミノ;(モノ−またはジ−)C1−4アルキルアリールアミノ;(モノ−またはジ−)アリールC1−4アルキルアミノ;モルホリニル;メルカプトC1−7アルキル;C1−7アルコキシ;N−含有複素環;C1−7アルコキシ−C1−7アルコキシ;複素環−置換C1−7アルコキシ;C3−10シクロアルコキシ;C3−10シクロアルキル−C1−7アルコキシ;ハロC1−7アルキルオキシ;アリールオキシ;アリールアルキルオキシ;オキシ複素環;複素環−置換アルコキシ;チオC1−7アルキル−チオC1−7アルキル;複素環−置換チオC1−7アルキル:チオC3−10シクロアルキル;チオC3−10シクロアルキル−C1−7アルキル;ハロチオ−C1−7アルキル;アリールチオ;アリールアルキルチオ;チオ複素環;複素環−置換チオC1−7アルキル;ホモピペラジニルおよびピペラジニルよりなる群から選択され、前記ホモピペラジニルまたはピペラジニルは、所望により、ホルミル、アシル、チオアシル、アミド、チオアミド、スルホニル、スルフィニル、カルボキシレート、チオカルボキシレート、アミノ−置換アシル、アルコキシアルキル、C1−7アルキル、C3−10シクロアルキル−アルキル、C3−10シクロアルキル、ジアルキルアルキルアミノ、複素環−置換アルキル、アシル−置換アルキル、チオアルキル−置換アルキル、アミド−置換アルキル、チオアミド−置換アルキル、カルボキシラト−置換アルキル、チオカルボキシラト−置換アルキル、(アミノ−置換アシル)アルキル、複素環、カルボン酸エステル、ω−シアノアルキル、ω−カルボン酸エステル−アルキル、ハロC1−7アルキル、C2−7アルケニル、C2−7アルキニル、アリールアルケニル、アリールオキシアルキル、アリールアルキルおよびアリールよりなる群から選択される置換基RでN−置換されていてよく、前記アリールアルケニル、アリールオキシアルキル、アリールアルキルおよびアリール基の各々のアリール部位は、所望により、独立して、ハロゲン、C1−7アルキル、C2−7アルケニル、C2−7アルキニル、ハロ、C1−7アルキル、ニトロ、ヒドロキシル、スルフヒドリル、アミノ、C1−7アルコキシ、C3−10シクロアルキル、アリールオキシ、アリールアルキルオキシ、オキシ複素環、複素環−置換アルキルオキシ、
チオC1−7アルキル、チオC3−10シクロアルキル、チオアリール、チオ−複素環、アリールアルキルチオ、複素環−置換アルキルチオ、ホルミル、カルバモイル、チオカルバモイル、ウレイド、チオウレイド、スルホンアミド、ヒドロキシルアミノ、アルコキシ−アミノ、メルカプトアミノ、チオアルキルアミノ、アシルアミノ、チオアシルアミノ、シアノ、カルボン酸、またはそのエステルもしくはチオエステルもしくはハライドもしくは無水物もしくはアミド、チオカルボン酸またはそのエステルもしくはチオエステルもしくはハライドもしくは無水物もしくはアミド、アルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、アルケニルアミノ、シクロ−アルケニルアミノ、アルキニルアミノ、アリールアミノ、アリールアルキルアミノ、ヒドロキシアルキルアミノ、メルカプトアルキルアミノ、複素環アミノ、ヒドラジノ、アルキルヒドラジノおよびフェニルヒドラジノよりなる群から選択される1以上の置換基で置換されていてよく;
およびRは、独立して、水素、ハロゲン、ヘテロアリールおよびアリール基よりなる群から選択され、前記ヘテロアリールまたはアリール基は、所望により、ハロゲン、C1−7アルキル、C2−7アルケニル、C2−7アルキニル、ハロ、C1−7アルキル、ニトロ、ヒドロキシル、スルフヒドリル、アミノ、C1−7アルコキシ、C3−10シクロアルコキシ、アリールオキシ、アリールアルキルオキシ、オキシ複素環、複素環−置換アルキルオキシ、チオC1−7アルキル、チオC3−10シクロアルキル、チオアリール、チオ−複素環、アリールアルキルチオ、複素環−置換アルキルチオ、ホルミル、カルバモイル、チオカルバモイル、ウレイド、チオウレイド、スルホンアミド、ヒドロキシルアミノ、アルコキシ−アミノ、メルカプトアミノ、チオアルキルアミノ、アシルアミノ、チオアシルアミノ、シアノ、カルボン酸またはそのエステルもしくはチオエステルもしくはハライドもしくは無水物もしくはアミド、チオカルボン酸またはそのエステルもしくはチオエステルもしくはハライドもしくは無水物もしくはアミド、アルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、アルケニルアミノ、シクロ−アルケニルアミノ、アルキニルアミノ、アリールアミノ、アリールアルキルアミノ、ヒドロキシアルキルアミノ、メルカプトアルキルアミノ、複素環アミノ、ヒドラジノ、アルキルヒドラジノおよびフェニルヒドラジノよりなる群から選択される1以上の置換基で置換されていてよく、但し、RおよびRは共には水素でなく、さらに、Rがモノアリールアミノである場合、Rは水素ではない]
を有するピリド(3,2−d)ピリミジン誘導体またはその医薬上許容される付加塩もしくは立体化学異性体もしくはそのN−オキサイドもしくはその溶媒和物の使用。
【請求項2】
前記ウィルスが属Flavivirus、属Hepacivirusおよび属Pestivirusよりなる群から選択される属に属する、請求項1記載の使用。
【請求項3】
前記感染がC型肝炎である請求項1または請求項2記載の使用。
【請求項4】
構造式:
【化2】

[式中:
は水素、ハロゲン、シアノ、カルボン酸、アシル、チオアシル、アルコキシカルボニル、アシルオキシ、カルボネート、カルバメート、C1−7アルキル、アリール、アミノ、アセタミド、N−保護アミノ、(モノ−またはジ)C1−7アルキルアミノ、(モノ−またはジ)アリールアミノ、(モノ−またはジ)C3−10シクロアルキルアミノ、(
モノ−またはジ)ヒドロキシC1−7アルキルアミノ、(モノ−またはジ)C1−4アルキル−アリールアミノ、メルカプトC1−7アルキル、C1−7アルキルオキシ、および式R−NR−R12の基よりなる群から選択され、Rは結合またはC1−3アルキレンであり、RおよびR12は、独立して、水素、C1−7アルキル、C2−7アルケニル、C2−7アルキニル、アリール、アリールアルキル、C3−10シクロアルキルおよびヘテロアリールよりなる群から選択され、あるいはCおよびC12は一緒になって複素環を形成し、
はN−含有複素環;C1−7アルコキシ−C1−7アルコキシ;複素環−置換C1−7アルコキシ;C3−10シクロアルコキシ;C3−10シクロアルキル−C1−7アルコキシ;ハロC1−7アルキルオキシ;アリールオキシ;アリールアルキルオキシ;オキシ複素環;複素環−置換アルコキシ;チオC1−7アルキル−チオC1−7アルキル;複素環−チオC1−7アルキル;チオC3−10シクロアルキル;チオC3−10シクロアルキル−C1−7アルキル;ハロチオ−C1−7アルキル;アリールチオ;アリールアルキルチオ;チオ複素環;および複素環−置換チオC1−7アルキルよりなる群から選択され;
およびRは独立して、水素、ハロゲン、ヘテロアリールおよびアリール基よりなる群から選択され、前記ヘテロアリールまたはアリール基は、所望により、ハロゲン、C1−7アルキル、C2−7アルケニル、C2−7アルキニル、ハロC1−7アルキル、ニトロ、ヒドロキシル、スルフヒドリル、アミノ、C1−7アルコキシ、C3−10シクロアルコキシ、アリールオキシ、アリールアルキルオキシ、オキシ複素環、複素環−置換アルキルオキシ、チオC1−7アルキル、チオC3−10シクロアルキル、チオアリール、チオ−複素環、アリールアルキルチオ、複素環−置換アルキルチオ、ホルミル、カルバモイル、チオカルバモイル、ウレイド、チオウレイド、スルホンアミド、ヒドロキシルアミノ、アルコキシ−アミノ、メルカプトアミノ、チオアルキルアミノ、アシルアミノ、チオアシルアミノ、シアノ、カルボン酸またはそのエステルもしくはチオエステルもしくはハライドもしくは無水物もしくはアミド、チオカルボン酸またはそのエステルもしくはチオエステルもしくはハライドもしくは無水物もしくはアミド、アルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、アルケニルアミノ、シクロ−アルケニルアミノ、アルキニルアミノ、アリールアミノ、アリールアルキルアミノ、ヒドロキシアルキルアミノ、メルカプトアルキルアミノ、複素環アミノ、ヒドラジノ、アルキルヒドラジノおよびフェニルヒドラジノよりなる群から選択される1以上の置換基から置換されていてよく、但し、RおよびRは共には水素でなく、さらに、Rがモノアリールアミノである場合、Rは水素である]
を有するピリド(3,2−d)ピリミジン誘導体、またはその医薬上許容される付加塩もしくは立体化学異性体、もしくはそのN−オキサイドもしくはその溶媒和物。
【請求項5】
が水素ではない、請求項4記載のピリド(3,2−d)ピリミジン誘導体。
【請求項6】
がアミノまたはアセタミドである、請求項4記載のピリド(3,2−d)ピリミジン誘導体。
【請求項7】
がアミノまたはアセタミドであって、さらに、Rが置換されたアリール基である、請求項4記載のピリド(3,2−d)ピリミジン誘導体。
【請求項8】
がアミノまたはアセタミドであり、Rが置換されたアリール基であって、Rが水素である、請求項4記載のピリド(3,2−d)ピリミジン誘導体。
【請求項9】
のN−含有複素環が、N−チオモルホリニル、N−ピペリジニル、N−ホモピペリジニルおよびN−ピロリジニルよりなる群から選択される、請求項4記載のピリド(3,2−d)ピリミジン誘導体。
【請求項10】
1以上の医薬上許容される担体および請求項4ないし9いずれかに記載のピリド(3,2−d)ピリミジン誘導体を含む医薬組成物。
【請求項11】
さらに、1以上の抗ウィルス剤を含む、請求項10記載の医薬組成物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2008−543888(P2008−543888A)
【公表日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−517284(P2008−517284)
【出願日】平成18年6月26日(2006.6.26)
【国際出願番号】PCT/BE2006/000072
【国際公開番号】WO2006/135993
【国際公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【出願人】(500029420)ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド (141)
【Fターム(参考)】